JP2002198990A - データ通信方式およびデータ通信用ic - Google Patents

データ通信方式およびデータ通信用ic

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JP2002198990A
JP2002198990A JP2000391133A JP2000391133A JP2002198990A JP 2002198990 A JP2002198990 A JP 2002198990A JP 2000391133 A JP2000391133 A JP 2000391133A JP 2000391133 A JP2000391133 A JP 2000391133A JP 2002198990 A JP2002198990 A JP 2002198990A
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JP2000391133A
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Hiroaki Tsunoda
裕明 角田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信データのモニタリングを簡単、且つ安価
に行う。 【解決手段】 複数の通信プロトコルを有するネットワ
ークのそれぞれに通信I/F111〜144(バスコン
トロール部101〜104)を接続すると共に、共通の
内部バス150に接続し、通信I/F111がネットワ
ークからデータを受信すると、所定のプロトコルを共通
のデータに変換し、内部バス150を介して、一旦、バ
スコントロール部102に送信し、バスコントロール部
102は所定のプロトコルに変換して外部へ出力し、こ
の出力をモニタリング装置(不図示)でモニタすると共
に、共通データを指定アドレスのバスコントロール部1
03へ内部バスを介して送信し、バスコントロール部1
03は送信されたデータを自通信I/Fに割り当てられ
たプロトコルに変換して外部へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異なる複数の通
信プロトコルをもつネットワーク間で通信を行うデータ
通信方式およびそのデータ通信の機能を有するデータ通
信用ICに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、特開平11−150550号公
報に記載された通信プラットフォームLSIの構成を示
す図であり、従来の異なる複数の通信プロトコルをもつ
システムにおけるデータ通信方式を示している。図8に
おいて、CPU901、メモリ902およびバスコント
ローラ904がバス903を介して接続され、さらにこ
のバスコントローラ904に、制御系ネットワークであ
るLONネットワーク(LonTalkでデータ送受信
が行われるネットワーク)に接続するためのLONコン
トローラ(LONネットワークに接続するための通信コ
ントローラ)905と、Ethernetなどの標準的
なプロトコルが採用される情報系ネットワークに接続す
るための各種通信コントローラ群906(Ethern
etコントローラ906aなど)とが接続された1チッ
プ化された電子回路である。
【0003】次いで、通信プラットフォームLSI90
0の動作について、LONネットワークとEtherネ
ットワークとの相互通信を例に説明する。LONネット
ワークからデータを受信したLONコントローラ905
は、バスコントローラ904にバス903の取得を要求
する。バスコントローラ904は、バス903を取得で
きたら、LONコントローラ905からの受信データを
メモリ902にDMA(Direct Memory Access)転送
する。そして、割り込みなどによって受信データの存在
を知ったCPU901は、その受信データをメモリ90
2から読み込んでプロトコル変換を行う。この受信デー
タの読み込みおよびプロトコル変換は、CPU901が
メモリ902に格納されたプログラムを実行制御するこ
とによって実施される。なお、この例では、LonTa
lkプロトコルにしたがって受信データを読み込み、E
thernetプロトコルに変換することになる。
【0004】CPU901は、変換した通信データをメ
モリ902に保存した後、Ethernetコントロー
ラ906aに送信データの存在を知らせる。一方、この
知らせを受けたEthernetコントローラ906a
は、バスコントローラ904を介してメモリ902から
送信データを受け取る。そして、Ethernetコン
トローラ906aは、その受け取ったデータをEthe
rネットワークへ送信する。このように、この通信プラ
ットフォームLSI900は、LONネットワークとE
therネットワークとを接続するゲートウェイとして
動作する。なお、EtherネットワークからLONネ
ットワークへの送信は、この逆の動作が行われることに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の通信プ
ラットフォームLSI900は、CPU901によりプ
ロトコルの変換をすることにより異なるネットワーク間
で通信することが可能となるが、複数組のネットワーク
間、例えばEtherネットワークからLONネットワ
ークの組とPCIネットワークとISAコントローラの
組で同時に通信をすることが困難であった。
【0006】また、高信頼性を要求されるシステムで
は、2重化システムの構築(ここで言う2重化とは複数
のプロトコル間で通信する通信モードと、通信状態(プ
ロトコル変換状態など)をモニタリングするモニタリン
グモードの両者が行えるシステムの構築であ)、システ
ムの状態管理、RAS(reliability availability ser
viceability )情報の収集はもちろん、システム全体の
デバッグ等のため、全ての通信データをモニタリングす
ることが多い。ところで、各通信コントローラ905、
906a、・・、906eの通信プロトコルはそれぞれ
異なっている。2重化システムの構築、デバッグ等のた
めに通信の情報をモニタリングする必要がある場合、各
通信コントローラ905、906a、・・、906から
の入力(或いは出力)をロジックアナライザーに等のモ
ニタリング装置によりモニタリングすることにより実現
できる。
【0007】例えば、図8において、LONネットワー
クからEtherネットワークへのアクセスをモニタリ
ングする場合、LONネットワークとEtherネット
ワークの少なくともいずれか一方のモニタリングをすれ
ばよいが、さらに、PCIコントローラからISAコン
トローラへのアクセスもモニタリングする場合、上述と
は別にPCIコントローラとISAコントローラの少な
くともいずれか一方をモニタリングする必要がある。
【0008】つまり、図8に示すように通信コントロー
ラ905、906a、・・、906eが6つあるとき
は、全通信データをモニタリングするには、上述のよう
に、少なくとも5つの通信コントローラの入力(或いは
出力)をモニタリングする必要がある。このように、複
数のモニタリング装置が必要となり、2重化システム、
デバッグ環境の構築において、通信プロトコルの数に比
例して装置が複雑、且つ高価になるという問題があっ
た。
【0009】また、通信プラットフォームLSI900
の内部バス903を、通信プラットフォームLSI90
0の外部に接続する端子(LSIピン)を設けモニタリ
ング装置を1 台とする構成とし、モニタリングする方法
も考えられるが、LSIのピン数が増大する(例えば内
部バス903を介して32ビットデータを通信するもの
では、アドレスデータ用として32ピン、制御データ用
として10〜20ピン、その他数ピンが増加する)ため
一般的に採られるものではない。
【0010】この発明は以上の問題を解消するためにな
されたもので、複数の通信I/Fに係る通信データを収
集し、特に全ての通信I/Fに係る通信データを収集
し、システム全体を安価かつ小型なデータ通信方式およ
びデータ通信ICを得ることを目的とする。また、2重
化システム、デバッグ環境の構築を行う場合でも全体を
安価かつ小型なデータ通信方式およびデータ通信ICを
得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)この発明の請求項
1に係るデータ通信方式は、少なくとも3つの異なる通
信プロトコルを有するネットワーク間でデータ通信を行
うデータ通信方式において、前記各ネットワークにそれ
ぞれ接続された通信インターフェースを設けると共に、
これら通信インターフェース間を共通の内部バスで接続
して構成し、前記通信インターフェースは接続されたネ
ットワークからデータを受信すると、送信先情報などを
含む共通データに変換して前記内部バスに送信し、送信
先に該当する通信インターフェースは前記内部バスから
前記共通データを受信して、自通信インターフェースの
プロトコルのデータに変換して外部へ送信するものであ
る。
【0012】(2)この発明の請求項2に係るデータ通
信方式は、複数の異なる通信プロトコルを有するネット
ワーク間でデータ通信を行うデータ通信方式において、
前記各ネットワークにそれぞれ接続された通信インター
フェースを設けると共に、別のモニタ用インターフェー
スを設け、且つ、これら全ての通信インターフェース間
を共通の内部バスで接続して構成し、前記通信インター
フェースは接続されたネットワークからデータを受信す
ると、送信先情報などを含む共通データに変換し、変換
した共通データを前記内部バスを介して一旦、前記モニ
タ用インターフェースに送信し、前記モニタ用インター
フェースは前記共通データを所定のプロトコルに変換し
て外部へ送信し、外部に接続されたモニタ装置でモニタ
リングを可能とすると共に、受信した共通データを再度
内部バスへ送信し、送信先に該当する通信インターフェ
ースは再度送信された共通データを受信して、自通信イ
ンターフェースのプロトコルのデータに変換して接続さ
れたネットワークへ送信するものである。
【0013】(3)この発明の請求項3に係るデータ通
信方式は、請求項2のデータ通信方式において、モニタ
用インターフェースは、送信された共通データの送付先
が自モニタ用インターフェースであると、前記共通デー
タを所定のプロトコルに変換し外部へ送信すると共に、
前記共通データの再度内部バスへの送信を停止し、前記
モニタ用インターフェースが外部からデータを受信した
際は、共通データに変換して内部バスに送信し、送信先
に該当する通信インターフェースは送信された共通デー
タを受信して、自通信インターフェースのプロトコルの
データに変換して外部へ送信することを特徴とするデー
タ通信方式。
【0014】(4)この発明の請求項に4に係るデータ
通信方式は、請求項2のデータ通信方式において、モニ
タ用インターフェースを経由して通信する第1の通信モ
ードと、前記モニタ用インターフェースを経由せず通信
する第2の通信モードを切り替え自在にしたものであ
る。
【0015】(5)この発明の請求項5に係るデータ通
信方式は、請求項4のデータ通信方式において、通信デ
ータに特定の識別符号を付与するかしないかに応じて第
1動作モードまたは第2動作モードを選択するようにし
たものである。
【0016】(6)この発明の請求項6に係るデータ通
信用ICは、請求項1〜5のいずれか1項のデータ通信
方式の機能を有するデータ通信用Iとしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施
の形態1に係るデータ通信方式のシステム全体構成を示
す図であり、PC(Personal Computer )、EWS(En
gineering Workstation)等に多く見られる複数の通信
プロトコルを持つシステムの構成を示している。図2、
図3は図1の通信プラットフォームLSIの構成を説明
するブロック図であり、図2は通常動作を説明するため
の図、図3はモニタリング動作を説明するための図であ
る。図4はその通信I/Fにモニタリング装置が接続さ
れないバスコントロール部の構成を示すブロック図、図
5はその通信I/Fにモニタリング装置が接続されるバ
スコントロール部の構成を示すブロック図である。図6
は図1のデータ通信方式に係る通信プラットフォームL
SIのアドレスマップを示す図、図7は図1のデータ通
信方式に係る通信プラットフォームLSIの動作を説明
するフローチャートである。
【0018】図1において、100は異なる通信I/F
間のブリッジ(ゲートウェイとも称す)となる通信プラ
ットフォームLSI(Large Scale Integrated Circui
t)であり、メインCPU(Central Processing Unit
)200、PCI(PeripheralComponent Interconnec
t )バス空間300、ISA(industry standard arch
itecture)バス空間400、I/O(input-output)空
間501、メモリ空間502、ネットワーク空間600
からのアクセス要求を制御する。メインCPU200
は、PCIバス空間300、ISAバス空間400か
ら、ネットワーク空間600までの全ての空間にアクセ
ス可能である。また、PCIバス空間300からネット
ワーク空間600、あるいはネットワーク空間600か
らメモリ空間502、I/O空間501からISAバス
空間400等、異種通信プロトコル間のアクセスが可能
である。つまり、通信プラットフォームLSI100
は、これら異種空間のブリッジとなっている。
【0019】通信プラットフォームLSI100は、図
2、図3に示すように構成されている。なお、図2、図
3では、説明を簡単にするために、4つの通信I/F
(通信interface 、例えばLON ネットワーク、PCIネ
ットワーク等)111、122、133、144の場合
を示している。例えば、通信I/F111、122の空
間は、それぞれ図1におけるPCIバス空間300、I
/O空間501に対応する。図2、図3において、10
1、102、103、104はそれぞれ異なる通信I/
F111、122、133、144を制御するバスコン
トロール部である。150はそれぞれのバスコントロー
ル部101、102、103、104の共通のI/Fと
なる内部バスであり、各バスコントロール部101、1
02、103、104はそれぞれ対応する通信I/F1
11、122、133、144からの信号(パケット)
を共通のデータ形式に変換して内部バス150に出力す
ることにより、異なる通信I/F111、122、13
3、144間での通信を可能としている(詳細な動作は
後述する)。
【0020】バスコントロール部101(図2、図3)
は、図4に示すように、通信I/F111との通信を制
御する外部バスI/F部110、各バスコントロール部
101、102、103、104間を接続するI/Fと
なる内部バスI/F部120から構成されている。外部
バスI/F部110は、通信のマスタ動作時の制御を行
う外部マスタ動作制御部11と、通信のスレーブ動作時
の制御を行う外部スレーブ動作制御部12から構成され
る外部バス制御部10を内蔵し、マスタ動作時にアドレ
スとデータを生成する外部アドレスデータ生成部13、
スレーブ動作時にアドレスを解析する外部アドレスデコ
ード部14から構成される。
【0021】内部バスI/F部120は、外部スレーブ
動作制御部12からの要求を受けて、他のバスコントロ
ール部102、103、104への要求を行う内部マス
タ動作制御部22と、他のバスコントロール部102、
103、104からの要求を受信制御し、外部マスタ動
作制御部11への動作要求をおこなう内部スレーブ動作
制御部21から構成される内部バス制御部20と、他の
バスコントロール部102、103、104への要求時
にアドレスとデータを生成する内部アドレスデータ生成
部24と、他のバスコントロール部102、103、1
04からのアドレスを解析する内部アドレスデコード部
23から構成される。なお、バスコントロール部10
3、104については、通信I/F111がそれぞれ通
信I/F133、144に置き換わるのみで、その他の
構成はバスコントロール部101と同様である。
【0022】バスコントロール部102(図2、図3)
は、図5に示すように、バスコントロール部101(図
4)とは、ループバック検出部30が設けられている点
と、外部バスI/F部110に通信I/F122が接続
される点で相違する。ループバック検出部30は、内部
アドレスデコード部23から出力されるループバック情
報23bを検出し、その検出結果に応じてループバック
アドレス生成情報30aを外部アドレスデータ生成部1
3に出力する。なお、図5において、図4と同一符号は
同一または同様であるのでその説明を省略する。また、
バスコントロール部102に通信I/F 122を接続す
る接続線122aに並列に、例えばロジックアナライザ
ーやディジタルオシロスコープ等の通信データをモニタ
するモニタリング装置700が接続されている。なお、
図1〜図3においてはモニタリング装置700の図示を
省略している。
【0023】次に動作について説明する。実施の形態1
においては、システム全体のアドレスは図6に示すよう
に、通常動作空間とループバック空間の2つの空間を有
するように(2つの動作モードを有するように)マッピ
ングされる。図6に示す例では、説明を簡単にするため
にアドレスの最上位ビットが“0”で通常動作空間、
“1”でループバック空間となっている。なお、図6中
アドレスの先頭2文字の「0x」は16進数の表記であ
ることを示す記載であり、また、アドレスの最上位ビッ
トが“0”とは2進法の0000〜0111で16進法
の0〜7に相当し、“1”とは2進法の1000〜11
11で16進法の8〜15(F)に相当する。
【0024】例えば、通信I/F111から通信I/F
133にアクセスする場合、モニタリングの必要の無い
とき、アドレス0x3000〜0x4FFFをアクセス
し、一方、モニタリングの必要があるとき、0xB00
0〜0xCFFFをアクセスする。以下、通信I/F1
11から通信I/F133および通信I/F144から
通信I/F111へのアクセス(通信)を、モニタリン
グが必要ない通常動作空間をアクセスする場合と、モニ
タリングが必要でループバック空間をアクセスする場合
について説明する。
【0025】(通常動作)モニタリングが必要ない場合
には通常動作空間をアクセスする。通信I/F111か
ら通信I/F133へアクセスする場合、通信I/F1
11からの信号はアドレス0x3000(図6)を指定
することにより、経路130(図2参照)により通信す
る。すなわち、通信I/F111からの要求は、バスコ
ントロール部101でバスコントロール部103へのア
クセスと認識され、データ形式を変換しバスコントロー
ル部103宛の信号を内部バス150に出力する。内部
バス150を介してこの信号を入力したバスコントロー
ル部103は自己宛の信号であると認識しデータ形式を
変換して通信I/F133に出力する。
【0026】この動作を、図4を主とし、図2、図3も
用いてさらに詳細に説明する。通信I/F111からの
通信要求は外部アドレスデコード部14で解析され、解
析の結果、自己に対する要求であると判断すると外部バ
スデコード結果14aにより外部スレーブ動作制御部1
2に通知される。外部スレーブ動作制御部12では外部
バススレーブ制御信号12aにより外部スレーブ動作を
行うと同時に内部マスタ動作起動信号12bにより内部
マスタ動作制御部22に対し起動をかける。内部マスタ
動作制御部22は、内部アドレスデータ生成部24に対
し、内部アドレスデータ生成信号22bを出力し、通信
I/F111から送られたアドレスとデータから、(ア
クセス対象がバスコントロール部103との情報を含
む)アドレスとデータを生成すると同時に内部バスマス
タ制御信号22aを内部バス150へ出力し、内部バス
150を経由してバスコントロール部103に対するア
クセスを開始する。
【0027】一方、内部バス150からアクセス要求を
受けた他のバスコントロール部102、103、104
は、内部スレーブ動作制御部21により内部バス150
からのアクセス要求を検出する。これは内部アドレスデ
コード部23で解析され、この場合、バスコントロール
部103が自己へのアクセスであると認識し、内部バス
デコード結果23aにより通知され、バスコントロール
部103はアクセスを開始する。内部スレーブ動作制御
部21では内部バススレーブ制御信号21aにより内部
スレーブ動作を行うと同時に外部マスタ動作起動信号2
1bにより外部マスタ動作制御部11に対し起動をかけ
る。外部マスタ動作制御部11は、外部アドレスデータ
生成部13に対し、外部アドレスデータ生成信号11b
を出力し、アドレスとデータを生成すると同時に外部バ
スマスタ制御信号11aを出力し、通信I/F133に
対するアクセスを開始する。
【0028】このように、バスコントロール部101の
内部アドレスデータ生成部24および内部マスタ動作制
御部22並びにバスコントロール部103の外部アドレ
スデータ生成部13および外部マスタ動作制御部11に
よりプロトコル変換され、異なる通信I/F111、1
13間により通信ができる。また、上述と同様に、通信
I/F144から通信I/F111へアクセスする場
合、経路140により通信する。このように構成するこ
とで、同時に複数組の通信I/F111、122、13
3、144間で通信することもできる。
【0029】なお、内部バス150に入出力される共通
のデータは、図6に示すようにアドレスを付加したデー
タで説明したが、実際はデータ長情報、データアクセス
方向(リード/ライト方向)、パリティ情報なども付加
している。
【0030】(モニタリング)モニタリングの必要があ
る場合、ループバック空間をアクセスする。このループ
バック空間とは、複数の通信I/Fの空間うち、いずれ
か一つの通信I/Fの空間を割り当てる構成を意味し、
実施の形態1では通信I/F122の空間を割り当てて
いる。モニタリングの必要がある場合の全体動作の詳細
を図7に従って説明する。通信I/F111から通信I
/F133へのアクセスをアドレス0xB000により
発生させた場合(S11)、アクセス開始をバスコント
ロール部101の外部アドレスデコード部14が検出し
(S12)、外部スレーブ動作制御部12から内部マス
タ動作制御部22を起動することで、内部バス150へ
のアクセスを開始し(S13)、アクセスの完了待ちに
入る(S14)。ここで、内部アドレスデータ生成部2
4で生成される内部バスI/F120のアドレスは0x
B000であり、このアドレスを含むパケットが共通バ
ス150へ送信される。なお、上述した通常動作の場合
には、S11において、通信I/F111から通信I/
F133へのアクセスをアドレス0x3000により発
生させることとなる。
【0031】バスコントロール部102の内部スレーブ
動作制御部21は、共通バス150を介して内部バスI
/F120に入力されたパケットの内部アドレスデコー
ドの結果、自己に対するアクセスが発生したと認識し
(S21)、最上位ビットが“0”か“1”をチェック
し、ループバック空間か否かの判定を行う(S22)。
ループバック検出部30は、0xB000でアクセスさ
れ最上位ビットは“1”であるので、ループバック空間
であると判断し、ループバックアドレス生成情報30a
を外部アドレスデータ生成部13に対して出力する。外
部アドレスデータ生成部13は最上位ビットを“0”ク
リアし(S23)、外部アドレスを生成(S24)、同
時に外部へのアクセスを行う(S25)。なお、最上位
ビットを“0”クリアすることは、内部アドレスが0x
B000で、Bを2進法で表すと“1011”になり、
最上位ビット“1”をクリアして“0”にすると“00
11”(16進法で3)になり、外部アドレスは“0x
3000”になる。
【0032】バスコントロール部102から出力された
アドレスは0x3000であるので、バスコントロール
部102のアドレスマップでは通信I/F133である
ことを示している。そのため、バスコントロール部10
2の外部アドレスデコード部14におけるアドレス解析
の結果(S26)、外部スレーブ動作制御部12は内部
マスタ動作制御部22に起動をかける(S27)。つま
り、バスコントロール部102では自己のマスタ動作
で、同じく自己のスレーブ機能が動作することになる。
このとき、通信I/F122とバスコントロール部10
2間の通信線122aに接続したモニタリング装置70
0により通信データはモニタリングされる(図7のフロ
ーチャートには図示せず)。
【0033】バスコントロール部102の内部アドレス
データ生成部24から出力される共通バスI/F150
のアドレスは0x3000であるため、バスコントロー
ル部103の内部バスI/F部120(内部スレーブ動
作制御部21)が応答する(S31)。そして外部マス
タ動作制御部11からの指令により外部アドレスデータ
生成部13がアドレスを生成して(S32)、通信I/
F133への外部アクセス制御を行い(S33)、通信
I/F133の動作完了により(S34a)、通信I/
F133から通信I/F122を経由して通信I/F1
11へと通知され(S28a)、すべての動作が完了す
る(S14a)。以上のアクセスフローの概略を示した
ものが、図3における経路132である。
【0034】同様に、モニタリングが必要な場合の通信
I/F144から通信I/F111へのアクセスは、図
6のアドレスマップにおけるアドレス0x8000〜0
x8FFFの範囲でおこなわれ、アクセスフローは図3
における経路142となる。この場合にも、バスコント
ロール部102がS25(図7)において、出力する信
号(自己のマスタ動作で自己のスレーブ動作となる信
号)を通信線122aに接続したモニタリング装置70
0により検出し、通信データはモニタリングされる。
【0035】以上のように、識別符号としてのアドレス
の先頭ビットが“1”のときのみ、バスコントロール部
102を経由するので、通常動作時は迅速に通信をする
ことができ、さらに、特定のときのみモニタリングがで
きる2重化システムの構築(通常の通信モードと、モニ
タリングモードの両者が行えるシステム)、デバッグ環
境の構築を行う場合でもシステム全体を安価に抑えるこ
とが可能となる。なお、識別符号としてアドレス以外の
符号を付加してもよく、また、外部信号やスイッチなど
によりモニタリングするかしないかを切り換えるように
してもよい。また、複数のバスコントロール部に対しモ
ニタリング装置は1台用いればよい。
【0036】なお、通信I/F111、133が特殊な
プロトコルのもので通信I/F122が汎用的なプロト
コルのものである場合には、バスコントロール部102
を経由するようにすれば、通信I/F111、133の
特殊なプロトコル間での変換プログラムを作成する必要
がなくなる。この場合には、通信I/F111、133
の通信時には全てバスコントロール部102を経由する
ようなアドレスを指定することにより実現できる。或い
は、全通信は全てバスコントロール部102を経由する
ような構成としても実現できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、少なくとも3つ以上の異なる通信プロトコルを有
するネットワーク間で容易に通信することができる。
【0038】また、この発明の請求項2によれば、モニ
タ用インターフェースを設けたので、複数の異なるプロ
トコルの通信インターフェースに対し、一つのモニタ用
インターフェースでモニタリングすることが容易にで
き、モニタリング装置も1台でよい。従って、システム
全体を安価に抑えることが可能となる。
【0039】また、この発明の請求項3によれば、モニ
タ用インターフェースも通信インターフェースの機能を
持たせたので、柔軟な通信システムの構成ができる。
【0040】また、この発明の請求項4および請求項5
によれば、通常の通信をする通信モードと、モニタリン
グしながら通信する通信モードとを自由に選択できる。
【0041】また、この発明の請求項5によれば、IC
化したので小型化ができ使用上便利であり、且つ、コス
トダウンが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるデータ通信方
式のシステムの全体構成図である。
【図2】 図1の通信プラットフォームLSIの構成
(通常動作時)を説明するブロック図である。
【図3】 図1の通信プラットフォームLSIの構成
(モニタリング時)を説明するブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による通信I/Fに
モニタリング装置が接続されないバスコントロール部の
構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による通信I/Fに
モニタリング装置が接続されるバスコントロール部の構
成を示すブロック図である。
【図6】 図1のデータ通信方式による通信プラットフ
ォームLSIのアドレスマップを示す図である。
【図7】 図7は図1のデータ通信方式に係る通信プラ
ットフォームLSIの動作を説明するフローチャートで
ある。
【図8】 従来の通信プラットフォームLSIの構成を
示す図である。
【符号の説明】
11a 外部バスマスタ制御信号 11b 外部ア
ドレスデータ生成信号 12a 外部バススレーブ制御信号 12b 内部マ
スタ動作起動信号 14a 外部バスデコード結果 21a 内部バ
ススレーブ制御信号 21b 外部マスタ動作起動信号 22a 内部バ
スマスタ制御信号 22b 内部アドレスデータ生成信号 23a 内部バ
スデコード結果 100 通信プラットフォームLSI 101〜104
バスコントロール部 130 通信I/F111から通信I/F133への通
常アクセス経路 140 通信I/F144から通信I/F111への通
常アクセス経路 132 通信I/F111から通信I/F133へのモ
ニタリング時のアクセス経路 142 通信I/F144から通信I/F111へのモ
ニタリング時のアクセス経路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3つの異なる通信プロトコル
    を有するネットワーク間でデータ通信を行うデータ通信
    方式において、前記各ネットワークにそれぞれ接続され
    た通信インターフェースを設けると共に、これら通信イ
    ンターフェース間を共通の内部バスで接続して構成し、
    前記通信インターフェースは接続されたネットワークか
    らデータを受信すると、送信先情報を含む共通データに
    変換して前記内部バスに送信し、送信先に該当する通信
    インターフェースは前記内部バスから前記共通データを
    受信して、自通信インターフェースのプロトコルのデー
    タに変換して外部へ送信することを特徴とするデータ通
    信方式。
  2. 【請求項2】 複数の異なる通信プロトコルを有するネ
    ットワーク間でデータ通信を行うデータ通信方式におい
    て、前記各ネットワークにそれぞれ接続された通信イン
    ターフェースを設けると共に、別のモニタ用インターフ
    ェースを設け、且つ、これら全ての通信インターフェー
    ス間を共通の内部バスで接続して構成し、前記通信イン
    ターフェースは接続されたネットワークからデータを受
    信すると、送信先情報などを含む共通データに変換し、
    変換した共通データを前記内部バスを介して一旦、前記
    モニタ用インターフェースに送信し、前記モニタ用イン
    ターフェースは前記共通データを所定のプロトコルに変
    換して外部へ送信し、外部に接続されたモニタ装置でモ
    ニタリングを可能とすると共に、受信した共通データを
    再度内部バスへ送信し、送信先に該当する通信インター
    フェースは再度送信された共通データを受信して、自通
    信インターフェースのプロトコルのデータに変換して接
    続されたネットワークへ送信することを特徴とするデー
    タ通信方式。
  3. 【請求項3】 請求項2のデータ通信方式において、モ
    ニタ用インターフェースは、送信された共通データの送
    付先が自モニタ用インターフェースであると、前記共通
    データを所定のプロトコルに変換し外部へ送信すると共
    に、前記共通データの再度内部バスへの送信を停止し、
    前記モニタ用インターフェースが外部からデータを受信
    した際は、共通データに変換して内部バスに送信し、送
    信先に該当する通信インターフェースは送信された共通
    データを受信して、自通信インターフェースのプロトコ
    ルのデータに変換して外部へ送信することを特徴とする
    データ通信方式。
  4. 【請求項4】 請求項2のデータ通信方式において、モ
    ニタ用インターフェースを経由して通信する第1の通信
    モードと、前記モニタ用インターフェースを経由せず通
    信する第2の通信モードを切り替え自在にしたことを特
    徴とするデータ通信方式。
  5. 【請求項5】 請求項4のデータ通信方式において、通
    信データに特定の識別符号を付与するかしないかに応じ
    て第1動作モードまたは第2動作モードを選択するよう
    にしたことを特徴とするデータ通信方式。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項のデータ通
    信方式の機能を有するデータ通信用IC。
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