JP2001295515A - サムターン - Google Patents

サムターン

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JP2001295515A
JP2001295515A JP2000109533A JP2000109533A JP2001295515A JP 2001295515 A JP2001295515 A JP 2001295515A JP 2000109533 A JP2000109533 A JP 2000109533A JP 2000109533 A JP2000109533 A JP 2000109533A JP 2001295515 A JP2001295515 A JP 2001295515A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小窓が割られ、そこから手指や棒等が屋内側
へ差し入れられてサムターンが不正に回転操作された場
合であっても、解錠が防止されるようにする。 【解決手段】 扉1に内蔵された錠箱3に対し回転力を
入力し、この錠箱3内に設けられたロック部材を扉枠に
対して進退動作させるサムターン7であって、扉1の屋
内側の面に露出して回転自在に固定されかつ錠箱3に対
向する端面に開口する中空部23の形成された摘み部9
と、中空部23に、摘み部9の回転中心軸方向に移動自
在かつ相対回転不能に内設され、錠箱3の回転入力部3
aに対して係合又は係合解除されるコア部材11と、頭
部13aが摘み部9の表面に露出されるとともに先端が
コア部材11に螺合され、頭部13aが回転されること
でコア部材11を回転中心軸方向に移動させる伝達解除
ネジ13とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉に内蔵された錠
箱に対し回転力を入力し、錠箱内に設けられたロック部
材を扉枠に対して進退動作させて、屋内側から扉を施解
錠させるサムターンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシリンダー錠及びサムターン付き
の施錠装置は、扉に錠箱が内蔵され、錠箱には、扉の屋
外側に露出するシリンダー錠と、扉の屋内側に露出する
サムターンとが設けられている。錠箱には、ロック部材
である例えばデッドボルトが扉の端面(木口)から進退
自在に設けられている。この種の施錠装置では、屋外側
に露出されたシリンダー錠の鍵孔に、合鍵(キー)を挿
入して回転操作することにより、扉の木口よりデッドボ
ルトが進退されて、扉枠側に対して施解錠が行われるよ
うになっている。また、屋内側からは、サムターンの摘
みが回転操作されるのみで、デッドボルトが進退され、
扉の施解錠が簡便に行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、マンションや住
宅の玄関扉には、高級感や優美性を追求した結果の一形
態として、ガラス板を嵌め込んだ小窓の設けられたもの
が多用されるようになってきている。ところが、このよ
うな小窓の設けられた扉では、ガラス板が割られると、
外部から手指を挿入して、サムターンが不正に回転操作
されてしまう虞れがある。これに対し、小窓開口の大き
さを小さくし、開口位置をサムターンから所定距離遠ざ
けることにより、手指による不正回転操作を行えなくす
ることは可能になるが、この場合においても、棒や針金
等によるサムターンの不正回転操作を確実に阻止するこ
とは困難となる。
【0004】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、小窓が割られ、そこから手指や棒等が差し入れられ
てサムターンが不正回転操作された場合であっても、解
錠が防止されるサムターンを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明に係る請求項1記載のサムターン
7は、扉1に内蔵された錠箱3に対し回転力を入力し、
該錠箱3内に設けられたロック部材を扉枠に対して進退
動作させるサムターン7であって、前記扉1の屋内側の
面に露出して回転自在に固定されかつ前記錠箱3に対向
する端面に開口する中空部31の形成された摘み部9
と、前記中空部23に、前記摘み部9の回転中心軸方向
に移動自在かつ相対回転不能に内設され、前記錠箱3の
回転入力部に対して係合又は係合解除されるコア部材1
1と、頭部13aが前記摘み部9の表面に露出されると
ともに先端が該コア部材11に螺合され、前記頭部13
aが回転されることで前記コア部材11を前記回転中心
軸方向に移動させる伝達解除ネジ13と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0006】このサムターン7によると、伝達解除ネジ
13の頭部13aが回転されると、この伝達解除ネジ1
3と螺合されかつ回転不能となったコア部材11が、摘
み部9の中空部23を錠箱3に対して離反方向に移動さ
れる。これにより、錠箱3とコア部材11との係合が解
除される。すなわち、錠箱3の回転入力部に係合されて
いたコア部材11が抜脱されることで、錠箱3とコア部
材11との係合が解除される。錠箱3とコア部材11と
の係合が解除されると、サムターン7は空回りを起こ
し、その回転操作力は、錠箱3へ伝達されなくなる。従
って、この係合解除状態において、サムターン7による
解錠操作を可能にするには、ドライバを用いた屋内側正
面からの伝達解除ネジ回転操作が必要条件となり、この
伝達解除ネジ回転操作がなされた場合のみに、解錠操作
が有効となる。つまり、扉1に設けられた小窓を割り、
そこから手指や棒等を差し入れることによる不正なサム
ターン7の回転操作が錠箱3に伝達されなくなり、不正
解錠が阻止されることになる。
【0007】請求項2記載のサムターン7は、前記摘み
部9の表面に凹部35が形成され、該凹部35に前記伝
達解除ネジ13の頭部13aが配置されることを特徴と
する。
【0008】このサムターン7によると、伝達解除ネジ
13の頭部13aが、摘み部9の表面に形成された凹部
35に配置されることで、屋内側正面以外から伝達解除
ネジ13の頭部13aが目視されなくなり、小窓からの
伝達解除ネジ13の操作がより困難になる。
【0009】請求項3記載のサムターン41は、扉1に
内蔵された錠箱3に対し回転力を入力し、該錠箱3内に
設けられたロック部材を扉枠に対して進退動作させるサ
ムターン41であって、前記扉1の屋内側の面に露出し
て回転自在に固定されかつ前記錠箱3に対向する端面に
開口する中空部45の形成された摘み部43と、前記中
空部45に、前記摘み部43の回転中心軸方向に移動自
在かつ相対回転可能に内設され、前記錠箱3の回転入力
部3aに対して係合又は係合解除されるコア部材47
と、前記摘み部43の表面に、前記コア部材47の移動
方向に形成され、前記中空部45を外部へ開口させるガ
イド溝49と、前記コア部材47に突設され該ガイド溝
49から外部へ突出する伝達解除ピン51と、前記摘み
部43に設けられ、該伝達解除ピン51の移動を前記ガ
イド溝49の所定の位置で規制する保持手段(保持溝5
3)と、を具備することを特徴とする。
【0010】このサムターン41によると、ガイド溝4
9から外部へ突出した伝達解除ピン51が操作され、保
持手段53によって伝達解除ピン51がガイド溝49の
所定の位置で保持される。これにより、錠箱3とコア部
材47との係合が解除可能となる。すなわち、錠箱3の
回転入力部3aに係合されていたコア部材47が抜脱さ
れることで、錠箱3とコア部材47との係合が解除され
る。錠箱3とコア部材47との係合が解除されると、サ
ムターン41は空回りを起こし、その回転操作力は、錠
箱3へ伝達されなくなる。従って、この係合解除状態に
おいて、サムターン41による解錠操作を可能にするに
は、保持手段53による伝達解除ピン51の保持を解除
することが必要条件となり、この保持解除のなされた場
合のみに、解錠操作が有効となる。つまり、扉1に設け
られた小窓を割り、そこから手指や棒等を指し入れるこ
とによる不正なサムターン41の回転操作が錠箱3に伝
達されなくなり、不正解錠が阻止されることになる。
【0011】請求項4記載のサムターン41は、前記保
持手段53が、前記ガイド溝49の長手方向に直交し交
差する方向に連設され、前記伝達解除ピン51を進入さ
せて該伝達解除ピン51の移動を規制する保持溝53か
らなることを特徴とする。
【0012】このサムターン41によると、保持手段5
3が、ガイド溝49に連設される保持溝53からなるこ
とで、伝達解除ピン51をガイド溝49の所定の位置に
保持させる保持機構が、他部材を設けずに容易に形成可
能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るサムターンの
好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明に係るサムターンの第一の実施の形態を示す
側断面図である。
【0014】扉1には錠箱3が内蔵され、錠箱3には扉
1の屋外側に露出する図示しないシリンダ錠と、扉1の
屋内側に露出する本発明に係るサムターン7とが設けら
れている。錠箱3には図示しないロック部材が内蔵さ
れ、ロック部材はシリンダ錠の鍵孔に挿入されたキーの
回転操作、又はサムターン7の回転操作により扉1の木
口から進退して、扉枠側に施解錠を行うようになってい
る。
【0015】このロック部材としては、デッドボルトの
他、扉枠側に取り付けられたガードアームに係止してド
アチェーンと同様の働きをするガードボルト、円弧状の
可動軌跡を描いて突出されるカマデッド、扉1の上端面
或いは下端面から進退されて、扉枠に係合するロック手
段等が含まれる。
【0016】本実施の形態によるサムターン7は、摘み
部9と、コア部材11と、伝達解除ネジ13とにより大
別して構成される。扉1の屋内側の面には、サムターン
座15が設けられ、サムターン座15には軸孔17が穿
設されている。摘み部9には軸部19が突設され、軸部
19はサムターン座15の軸孔17に回動自在に挿入さ
れている。摘み部9は、軸孔17に挿入された軸部19
の先端に、例えばEリング等の抜脱防止部材21が嵌着
され、サムターン座15からの抜けが防止されている。
これにより、摘み部9は、扉1の屋内側の面に回転自在
となって取り付けられる。
【0017】摘み部9の内部には中空部23が形成さ
れ、中空部23は錠箱3に対向する軸部19の端面で開
口されている。中空部23は、例えば断面略円形の空洞
状に形成され、開口側が、奥側より内径の小さい小径部
25となっている。つまり、この中空部23は、奥拡が
りに形成され、中空部23の開口近傍には、段部27が
形成されている。
【0018】この中空部23には上記した略円柱状のコ
ア部材11が挿入されている。コア部材11は、中空部
23内において、摘み部9の回転中心軸方向にスライド
移動自在となっている。本実施の形態では、コア部材1
1の基端側(図1の右側)には、直径方向外側に突出す
る一対の突起29が設けられている。中空部23の内壁
には上下一対の溝31が設けられ、この溝31には突起
29が摺動自在に遊嵌されている。つまり、コア部材1
1は、中空部23内において、摘み部9と相対回転不能
となっている。
【0019】コア部材11は、図1の左端側に移動され
た位置で、先端11aが錠箱3の回転入力部3aに嵌入
し係合するようになっている。また、図1の右端側に移
動された位置で、先端11aが回転入力部3aから抜脱
されて係合解除されるようになっている。このコア部材
11の先端11aは、例えば断面十字形状に形成され
る。また、回転入力部3aは、この先端11aが嵌入さ
れる十字形状の孔に形成されている。これにより、摘み
部9の回転は、コア部材11を介して錠箱3の回転入力
部3aに伝達されるようになっている。
【0020】コア部材11は、突起29が段部27に当
接することにより、中空部23からの脱落が規制されて
いる。コア部材11と中空部23の奥壁23aとの間に
は、圧縮コイルバネよりなる圧縮バネ33が配設されて
いる。圧縮バネ33は、コア部材11を常に錠箱3方向
へ付勢している。
【0021】摘み部9の屋内側の端面には凹部35が形
成されている。この凹部35には、中空部23に同軸と
なって連通するネジ孔37が穿設されている。ネジ孔3
7には上記した伝達解除ネジ13が挿入され、伝達解除
ネジ13は先端がコア部材11の雌ネジ部39に螺合さ
れている。雌ネジ部39は、伝達解除ネジ13が進入す
る十分な深さを有している。なお、伝達解除ネジ13の
軸部中途部分には、中空部奥壁23aに当接する抜止部
材22が装着され、ネジ孔37に対し抜脱不能とされて
回動自在に設けられる。
【0022】伝達解除ネジ13は、頭部13aが凹部3
5内に配置されることで、サムターン7の側面側からは
目視されなくなっている。この頭部13aとしては、種
々の形状が考えられるが、例えば十字ドライバによって
回転される十字溝付き頭部や、外形が六角形状の頭部、
或いは六角孔付き頭部等とすることができる。つまり、
屋内側の正面方向からドライバ等の工具を用いて回転操
作できるものであればよい。
【0023】次に、このように構成されたサムターン7
の作用を説明する。通常状態におけるサムターン7の使
用時には、伝達解除ネジ13が緩められ、コア部材11
が圧縮バネ33によって図1中左側へ付勢されている。
この結果、コア部材11の先端11aは、錠箱3の回転
入力部3aに嵌入し係合され、摘み部9の回転操作力が
コア部材11を介して錠箱3に伝達されるようになって
いる。従って、サムターン7の回転操作によって、錠箱
3からのデッドボルトの進退が可能となり、従来同様に
簡便な施解錠がサムターン7によって可能となる。
【0024】一方、就寝時、或いは外出時には、ドライ
バ等の工具を用いて伝達解除ネジ13の頭部13aを回
転することにより、圧縮バネ33の付勢力に抗してコア
部材11を図1中右側へ移動させる。これにより、コア
部材11の先端11aは、回転入力部3aから抜脱さ
れ、コア部材11と錠箱3との係合が解除されることに
なる。すなわち、この状態では、サムターン7が回転操
作されても、サムターン7は空回りを起こし、回転操作
力は、錠箱3へ伝達されない。つまり、錠箱3からデッ
ドボルトの突出した施錠状態の解除は不能になる。
【0025】このように、上記したサムターン7による
と、伝達解除ネジ13の頭部13aが回転されると、こ
の伝達解除ネジ13と螺合されかつ回転不能となったコ
ア部材11が摘み部9の中空部23を移動する。これに
より、錠箱3とコア部材11との係合が解除可能とな
る。すなわち、錠箱3の回転入力部3aに係合されてい
たコア部材11が抜脱されることで、錠箱3とコア部材
11との係合が解除される。
【0026】そして、錠箱3とコア部材11との係合が
解除されると、サムターン7は空回りを起こし、その回
転操作は、錠箱3へ伝達されなくなる。従って、この係
合解除状態において、サムターン7による解錠操作を可
能にするには、ドライバ等の工具を用いた屋内側正面か
らの伝達解除ネジ13の回転操作が必要条件となり、こ
の伝達解除ネジ13の回転操作がなされた場合のみに、
解錠操作が有効となる。つまり、扉1に設けられた小窓
を割り、そこから手指や棒等を差し入れることによる不
正なサムターン7の回転操作力が錠箱3に伝達されなく
なり、不正解錠が阻止されることになる。
【0027】次に、本発明に係るサムターンの他の実施
の形態を説明する。図2は本発明に係るサムターンの第
二の実施の形態を示す平断面図、図3は図2のA−A矢
視図である。なお、図1に示した部材と同一の部材には
同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとす
る。
【0028】この実施の形態によるサムターン41は、
上記した摘み部9と同一の外形状で形成された摘み部4
3が、サムターン座15に回転自在に固定されている。
このサムターン41の中空部45には上記の摘み部9と
同様な段部27が形成されている。一方、上記の摘み部
9に形成されていた溝31、及びコア部材11の突起2
9は形成されていない。すなわち、本実施の形態のコア
部材47は、中空部45内に、回転可能となって内設さ
れている。
【0029】コア部材47と、摘み部43の奥壁45a
との間には、上記第一の実施の形態と同様の圧縮バネ3
3が配設されている。従って、コア部材47の先端47
aは、上記した第一の実施の形態のサムターン7と同様
に、図2の左側へ付勢された状態となる。
【0030】一方、摘み部43の側方表面には、コア部
材47の移動方向と同方向に長いガイド溝49が形成さ
れている。このガイド溝49は、中空部45を外部へ開
口させている。コア部材47の基端側には伝達解除ピン
51が突設される。伝達解除ピン51は、ガイド溝49
を介して先端が外部へ突出される。この伝達解除ピン5
1により、コア部材47は、摘み部43と相対回転不能
となる。
【0031】ガイド溝49の図2中右端側には、保持手
段である保持溝53が形成されている。保持溝53は、
ガイド溝49の長手方向に直交し交差する方向で連設さ
れ、伝達解除ピン51の進入を可能にしている。すなわ
ち、伝達解除ピン51は、コア部材47の移動に伴って
ガイド溝49の右端側へ移動され、回転されることによ
って保持溝53に保持されるようになっている。
【0032】コア部材47が右端側へ移動されると、圧
縮バネ33は圧縮状態になる。この圧縮状態からの復元
は、伝達解除ピン51が保持溝53に係止されて阻止さ
れる。従って、コア部材47は、伝達解除ピン51が保
持溝53に係止されることで、中空部45の右端側に保
持されることになる。この状態で、コア部材47の先端
47aは、錠箱3の回転入力部3aから係合解除される
位置に配置される。
【0033】この第二の実施の形態のサムターン41に
よると、ガイド溝49から外部へ突出した伝達解除ピン
51が操作され、保持溝53によって伝達解除ピン51
がガイド溝49の所定の位置で保持されると、錠箱3と
コア部材47との係合が解除される。すなわち、錠箱3
の回転入力部3aに係合されていたコア部材47が抜脱
されることで、錠箱3とコア部材47との係合が解除さ
れる。
【0034】錠箱3とコア部材47との係合が解除され
ると、サムターン41は空回りを起こし、その回転操作
は、錠箱3へ伝達されなくなる。従って、この係合解除
状態において、サムターン41による解錠操作を可能に
するには、保持溝53による伝達解除ピン51の保持を
解除することが必要条件となり、この保持解除のなされ
た場合のみに、解錠操作が有効となる。つまり、扉1に
設けられた小窓を割り、そこから手指や棒等を差し入れ
ることによる不正なサムターン41の回転操作力が錠箱
3に伝達されなくなり、不正解錠が阻止されることにな
る。
【0035】また、この実施の形態では、保持手段が、
ガイド溝49に連設される保持溝53からなるので、伝
達解除ピン51をガイド溝49の所定の位置に保持させ
る保持機構が、他部材を設けずに簡素な構造で形成可能
になる。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るサムターンは、中空部の形成された摘み部を扉に回転
自在に固定し、錠箱に対して係合又は係合解除されるコ
ア部材をこの摘み部の中空部に内設し、頭部が摘み部の
表面に露出される伝達解除ネジの先端をコア部材に螺合
させたので、伝達解除ネジの頭部を回転させ、コア部材
を移動させることで、錠箱とコア部材との係合を解除す
ることができる。この結果、扉に設けられた小窓を割
り、そこから手指や、棒等を差し入れることによる不正
なサムターンの回転操作を行っても、サムターンは空回
りを起こし、その回転操作が錠箱へ伝達されず、不正解
錠を確実に防止することができるようになる。
【0037】また、ガイド溝から外部へ突出する伝達解
除ピンを備えたサムターンでは、保持手段によって、こ
の伝達解除ピンがガイド溝の所定の位置で保持され、こ
れにより、錠箱とコア部材との係合が解除可能となる。
そして、錠箱の回転入力部に係合されていたコア部材が
抜脱されることで、サムターンは空回りを起こし、その
回転操作力は、錠箱へ伝達されなくなり、扉に設けられ
た小窓を割り、そこから手指や棒等を指し入れることに
よる不正なサムターンの回転操作が錠箱に伝達されなく
なり、不正解錠が阻止されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサムターンの第一の実施の形態を
示す断面図である。
【図2】本発明に係るサムターンの第二の実施の形態を
示す断面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【符号の説明】
1…扉 3…錠箱 3a…回転入力部 7,41…サムターン 9,43…摘み部 11,47…コア部材 13…伝達解除ネジ 13a…頭部 23,45…中空部 35…凹部 49…ガイド溝 51…伝達解除ピン 53…保持溝(保持手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉に内蔵された錠箱に対し回転力を入力
    し、該錠箱内に設けられたロック部材を扉枠に対して進
    退動作させるサムターンであって、 前記扉の屋内側の面に露出して回転自在に固定されかつ
    前記錠箱に対向する端面に開口する中空部の形成された
    摘み部と、 前記中空部に、前記摘み部の回転中心軸方向に移動自在
    かつ相対回転不能に内設され、前記錠箱の回転入力部に
    対して係合又は係合解除されるコア部材と、 頭部が前記摘み部の表面に露出されるとともに先端が該
    コア部材に螺合され、前記頭部が回転されることで前記
    コア部材を前記回転中心軸方向に移動させる伝達解除ネ
    ジと、 を具備することを特徴とするサムターン。
  2. 【請求項2】 前記摘み部の表面に凹部が形成され、該
    凹部に前記伝達解除ネジの頭部が配置されることを特徴
    とする請求項1記載のサムターン。
  3. 【請求項3】 扉に内蔵された錠箱に対し回転力を入力
    し、該錠箱内に設けられたロック部材を扉枠に対して進
    退動作させるサムターンであって、 前記扉の屋内側の面に露出して回転自在に固定されかつ
    前記錠箱に対向する端面に開口する中空部の形成された
    摘み部と、 前記中空部に、前記摘み部の回転中心軸方向に移動自在
    かつ相対回転可能に内設され、前記錠箱の回転入力部に
    対して係合又は係合解除されるコア部材と、 前記摘み部の表面に、前記コア部材の移動方向に形成さ
    れ、前記中空部を外部へ開口させるガイド溝と、 前記コア部材に突設され該ガイド溝から外部へ突出する
    伝達解除ピンと、 前記摘み部に設けられ、該伝達解除ピンの移動を前記ガ
    イド溝の所定の位置で規制する保持手段と、 を具備することを特徴とするサムターン。
  4. 【請求項4】 前記保持手段が、前記ガイド溝の長手方
    向と直交する方向に連設され、前記伝達解除ピンを進入
    させて該伝達解除ピンの移動を規制する保持溝からなる
    ことを特徴とする請求項3記載のサムターン。
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