JP2001292195A - 通信機器及び通信方法 - Google Patents

通信機器及び通信方法

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JP2001292195A JP2000340587A JP2000340587A JP2001292195A JP 2001292195 A JP2001292195 A JP 2001292195A JP 2000340587 A JP2000340587 A JP 2000340587A JP 2000340587 A JP2000340587 A JP 2000340587A JP 2001292195 A JP2001292195 A JP 2001292195A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバ1本による光双方向通信では自機器
の発光の一部を受光(迷光)するため、相手機器との接
続の解除及び接続確立後の相手機器のデータ通信の開始
を正確に検出できない場合がある。 【解決手段】接続確立時の自機器のトーン信号送信と相
手機器のトーン信号受信のタイミングを比較し、自機器
と相手機器とで違ったデータ送信特性(波長等)を用い
て接続解除を正確に検出する。また、受信光と受信アン
プの特性に基づき、同一符号の連続が一定期間以上続く
ことを検出して接続解除を正確に検出する。更に接続確
立後のデータ通信要求に際して接続確立時と違ったパタ
ーンのトーン信号を用いてデータ通信の開始を正確に検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送媒体として光
ファイバを使用した通信に用いられる通信機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル情報家電機器間のデータ通信方
法として、IEEE1394−1995規格(以降IE
EE1394と表記する)が注目されている。このIE
EE1394の増補として、IEEE1394a−20
00(以降IEEE1394aと表記する)という規格
では通信効率を上げたり消費電力を抑える工夫が検討さ
れており、またp1394bという規格ドラフトでは高
速化長距離化の検討がなされている。
【0003】(トーン信号・データ信号)光ファイバ2
本を用いた光双方向通信(全二重通信)の一例であるp
1394bでは、トーン信号を交換することによって機
器間の接続を確立し、接続が確立後に、機器内部でデー
タ通信要求が発生するとデータ信号を送信し始める。ま
た、IEEE1394aでは、接続確立後、相手機器と
のデータ通信を行わないときは、データ通信要求を解除
することでサスペンド状態(接続確立状態)を維持して
低消費電力化を実現している。
【0004】(SDによる接続解除検出)p1394b
規格では、機器間の接続の解除を検出するために、SD
(Signal Detect)という二値の信号を用
いている。SDは、トーン信号の発振期間中および通常
のデータ信号の受信中にアクティブとなる信号である。
物理的な接続の切断や電源オフなどにより、接続が解除
された場合は、SDが非アクティブとなるため、接続の
解除が容易に検出できる。
【0005】(SDによる通信開始検出)また、送信信
号をトーン信号から連続的なデータ通信信号に切り替え
ることで、SDが連続的にアクティブになり、これを用
いて受信側は相手のデータ通信の開始を容易に検出でき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(光ファイバの1本
化)p1394bは前述したように、光ファイバ2本を
用いた光双方向通信であるが、低コスト・省スペース化
等のため、光ファイバ1本により光双方向通信(一芯全
二重通信)を実現する動きが見られる。
【0007】(SDによる接続解除検出が困難な理由)
しかしながら、光ファイバ1本による光双方向通信で
は、発光部と受光部を光学的に分離できないので、相手
機器の送信した光(相手光)のほか、相手機器に向かっ
て自機器の発光部より送信した送信光(自身光)の一部
(迷光)が自機器の受光部において受信される。このた
め、相手機器との接続が解除されても、迷光の受信によ
ってSDがアクティブになることがあり、SDの値だけ
では接続の解除を検出することができない場合がある。
【0008】(SDによる通信開始検出が困難な理由)
また、自機器が先にデータ通信を開始した場合、迷光の
受信によってSDがアクティブになることがあり、SD
の値だけではその後の相手機器のデータ通信開始を検出
することができない場合がある。
【0009】(接続確立状態の維持が困難な理由)ま
た、2つの通信機器がデータ転送を行っている状態から
データ転送要求が同時に解除されて接続確立状態に遷移
し、トーン信号の交換によって接続確立状態を維持しよ
うとするとき、自機器の送信したトーン信号と相手機器
の送信したトーン信号がほぼ同一のタイミングで送信さ
れた場合、受信したトーン信号が相手機器のものか自機
器のものかを区別することができない。よって、接続確
立状態が維持できず、切断状態まで遷移してしまう場合
がある。
【0010】(切断状態から接続確立状態への遷移が困
難な理由)また、トーン信号の交換によって相手機器を
認識して切断状態から接続確立状態へ遷移するとき、ト
ーン信号の周期が固定のものとされる場合、自機器から
のトーン信号と相手機器からのトーン信号が一度重なる
と、SDを用いたトーン信号の検知方法では、迷光のた
めにトーン信号が相手機器のものか自機器のものかを区
別することができない。よって、相手機器のトーン信号
を検知することができず、接続確立状態へ遷移すること
ができず、いつまでも切断状態が続く場合がある。
【0011】(課題)本発明はかかる状況に鑑み創案さ
れたもので、光ファイバ1本による光双方向通信におい
て、接続の解除およびデータ通信の開始を正確に検出で
きる通信機器を提供することを目的とする。また、本発
明の他の目的は、光ファイバ1本による光双方向通信に
おいて、接続の確立および接続確立状態の維持を正確に
検出できる通信機器を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために以下の手段をとる。
【0013】最初に、接続の解除を正確に検出する手段
について述べる。
【0014】(SDが迷光を検出しないシステム)1本
の光ファイバによる光双方向通信において接続の解除を
検出できないことがある原因は、相手光と迷光の明示的
な区別ができないことにある。したがって、自機器と相
手機器とで送信時に用いる光の特性(例えば波長)を変
えれば、迷光と相手光とを区別できるため、光ファイバ
2本の場合と同じように相手の発光が止まると非アクテ
ィブになるSDを作る事ができ、接続の解除を検出する
ことができるようになる。
【0015】(親子決めの必要性)しかしながら、機器
が送信に用いる光の特性が機器毎に決まっているとする
と、任意の2つの機器の接続において、自機器と相手機
器の送信に用いる光の特性が異なっていることを保証す
ることは困難である。したがって、すべての機器は送信
のために、少なくとも2つの特性の光を送信することが
できる機能を備える必要があり、相手機器とのネゴシエ
ーションを行うことによって、各々が送信に用いる光の
特性を、自機器と相手機器で異なるように選択する必要
がある。
【0016】p1394bにおいては、バス全体で各機
器間の親子関係が定まるので、親子関係によってどの特
性の光を送信に用いるかを決めれば良いように思える。
しかしながら、p1394bにおける親子関係が確定す
るのは、個々の接続が確立されるより後であり、その間
にどちらの特性の光を用いて送信すれば良いかを定める
ことができない。また、p1394bにおいては、各機
器は機器毎に半固定のIDを持たないため、物理的に接
続されたり電源が投入された直後は、お互いを区別する
ことができず、どちらの機器がどの特性を用いるかを定
めることができない。
【0017】したがって、互いに相手と異なる特性の光
を用いて送信することによって接続の解除を検出する方
法においては、物理的な接続がされてから接続が確立す
るまでの間は、各機器とも同じ特性の光を用いて接続を
確立し、接続が確立したら、速やかに親子(p1394
bの親子関係と一致する必要はない)を決定して、親か
子によって送信光の特性を分ける必要がある。
【0018】(親子決めの方法1)接続が確立されると
同時に親子を定めるために、本発明の第一の実施の形態
では、トーン信号の交換で接続を確立する際に、自機器
がトーンを送信する前に相手機器のトーンを受信した
か、自機器がトーンを送信してから相手機器のトーンを
受信したかによって、接続確立直後に局所的な親子関係
を決定する方法を用いる。
【0019】この方法は、実装が容易であるが、両方の
機器がほぼ同時にトーンを送信した場合に、親子関係が
決まらない事がある。
【0020】(親子決めの方法2)接続が確立されると
同時に親子を定めるもう1つの方法として、本発明の第
二の実施の形態では、上記の方法と同様に相手のトーン
を受信したら接続が確立する方法で、接続確立までの時
間の間に、親領域・子領域という2つの時間領域を設
け、それらのうちどちらの期間で相手トーンを受信した
かによって、自機器が親か子かを定める方法を用いる。
【0021】この方法では、親領域と子領域にまたがっ
て相手機器のトーンが検出されないように、トーンの受
信を行わない不感領域を設けるなどの措置を行うことに
よって、親子関係を確実に定めることができる。
【0022】(同一符号の連続によって接続解除を検出
する方法)また、本発明の第三の実施の形態は、上記の
ように親子関係を定めて送信光の特性を変えることな
く、受信信号と受信アンプの特性を用いて接続の解除を
検出する方法を用いる。
【0023】通常、トーン信号は断続的に送られるもの
であり、データ通信開始後のデータ信号は8B10Bな
どの符号化によって同一符号(0か1)がある一定期間
以上連続して続くことがないように設計されている。し
たがって、受信アンプに相手光が届いている間に、受信
光が一定期間以上同一符号に留まることはない。
【0024】また、迷光は、相手光よりもレベルが低い
ため、接続が解除されて相手光が止まり、直流成分の変
化に対応して二値化回路の出力に迷光の影響が現れるよ
うになるまでの過渡状態においては、受信アンプの特性
により、同一符号が連続して検出される。この連続期間
が上で述べた一定期間よりも長くなることを用いて、接
続の解除を検出することができる。
【0025】次に、データ通信の開始を正確に検出する
手段について述べる。
【0026】(SDが迷光を検出しないシステム)上述
のように、自機器と相手機器とで送信時に用いる光の特
性(例えば波長)を変えれば、迷光と相手光とを区別で
きるため、光ファイバ2本の場合と同じように相手の発
光が止まると非アクティブになるSDを作る事ができ、
データ通信の開始を検出することができるようになる。
【0027】(異なるトーン信号によってデータ通信開
始を検出する方法)また、本発明の第四の実施の形態
は、上記のように親子関係を定めて送信光の特性を変え
ることなく、接続確立に用いたトーン信号とは別のあら
かじめ定められたトーン信号を送受信することで、通信
の開始を伝達する方法を用いる。
【0028】自機器内部からデータ通信開始の要求を受
けると、通信機器(Aとする)は接続確立に用いたトー
ン信号と異なるトーン信号を出力する。例えば、接続確
立時には50MHz程度のオンオフ信号を1msの間送
信し、続く63msの間送信を停止する。これを繰り返
す。データ通信開始の要求を受けた場合には、接続確立
時には50MHz程度のオンオフ信号を3msの間送信
し、続く61msの間送信を停止する。これを繰り返
す。本発明は、トーン信号を上記に限定するものではな
いが、理解を容易にするため、上記トーン信号を用いて
説明する。
【0029】相手通信機器(Bとする)では、SDを用
いて1msより長いトーン信号を検出することで機器A
が通信開始要求を持っていることを認識することができ
る。長いトーン信号を受信した通信機器Bは、自機器か
ら通信開始の要求を受けた後、連続的なデータ通信信号
の送信を開始する。この前に3msのトーン信号を送信
してもよい。
【0030】機器Aは、断続的にトーン信号を送信する
ので、トーン信号を送信していない時には、機器Bが連
続的なデータ通信信号を送信しているかどうかSDを用
いて検知することができる。機器AはSDがアクティブ
の状態が十分続いたことを検知した時点で同様に連続的
なデータ通信信号の送信を開始する。
【0031】このような方法により、自機器の送信をS
Dが検知するような場合においても、そのSDを使って
互いの通信開始を検知することができる。
【0032】(親子決めの方法3)まず、トーン信号の
定義を行う。以下、接続確立に用いるトーン信号を第1
のトーン信号とし、この第1のトーン信号と異なる長さ
のトーン信号を第2のトーン信号とする。尚、以下で説
明する実施形態では、第1のトーン信号を短いトーン信
号とするとともに、第2のトーン信号を長いトーン信号
とするが、この第1及び第2のトーン信号については、
種類の異なる2つのトーン信号であれば良く、実施形態
におけるトーン信号に限定されるものではない。
【0033】このように2種類のトーン信号を用いて親
子を定める方法として、本発明の第五の実施の形態で
は、まず、接続確立前の初期状態において、2つの通信
機器は子機器として動作する。そして、第1のトーン信
号を交換することで接続確立したときも初期状態の子機
器として動作する。その後、自機器内部からのデータ通
信要求を受けて、第2のトーン信号を先に送信した通信
機器を親機器とする。
【0034】この方法では、第1のトーン信号が通信機
器間で交互に送信されて接続確立が行われる際、接続確
立用の第1のトーン信号と異なる第2のトーン信号によ
ってデータ通信要求があったことを2つの通信機器に認
識させることで親子関係が決定されるため、親子関係を
確実に決定することができる。
【0035】(親子決めの方法4)また、2種類のトー
ン信号を用いて親子を定める別の方法として、本発明の
第六の実施の形態では、上述の親子決めの方法3と同
様、2つの通信機器は、第1のトーン信号を交換するこ
とで接続確立したときも初期状態の子機器として動作す
る。このとき、まず、データ通信可能な状態になるため
に第2のトーン信号が発生される際、第2のトーン信号
を先に送信した通信機器を仮親機器とし、また、第2の
トーン信号を先に受信した通信機器を仮子機器と設定す
る。そして、仮子機器となる通信機器は、自機器内部か
らのデータ通信要求を受けて、データ信号となる連続信
号を送信し、子機器に決定される。一方、仮親機器とな
る通信機器は、データ信号となる連続信号を受信する
と、親機器に決定される。
【0036】この方法においては、通信路の異常により
2つの通信機器が仮親機器になった場合でも、先に第2
のトーン信号を受信した通信機器が仮子機器となるた
め、データ信号である連続信号の送受信が行われる時点
で確実に親子関係を定めることができる。
【0037】(データ通信終了時のトーン信号の交換方
法1)また、本発明の第七の実施の形態では、データ通
信終了時に2つの通信機器間においてトーン信号の送受
信を確実に行うために、データ転送可能状態に遷移した
時点で確立した親子関係を用いてトーン信号の送信のタ
イミングをずらす方法を用いる。
【0038】データ転送可能状態から、データ転送要求
の解除により接続確立状態に遷移する際に、例えば、自
機器が親機器であった場合はすぐにトーン信号の送信を
開始し、また、自機器が子機器であった場合はトーン信
号の周期の半周期遅れでトーン信号の送信を開始する。
このようにすることで、データ通信を行っていた2つの
通信機器が同時に接続確立状態に遷移した場合に、両通
信機器から送信される最初のトーン信号が重なることを
回避することができ、SDによってトーン信号の検知を
行うことができるため、接続確立状態を維持することが
できる。尚、データ通信終了後のトーン信号の送信タイ
ミングは、上述の例と逆のタイミングとしても構わな
い。
【0039】(データ通信終了時のトーン信号の交換方
法2)また、本発明の第八の実施の形態では、データ通
信終了時に2つの通信機器間においてトーン信号の送受
信を確実に行うための別の方法を示し、データ転送可能
状態に遷移した時点で確立した親子関係とデータ通信終
了時のSDとを用いてトーン信号の送信のタイミングを
ずらす方法を用いる。
【0040】この方法では、データ転送可能状態から接
続確立状態に遷移したとき、まず、SDが非アクティブ
に成るのを待ち、SDが非アクティブとなることで、相
手機器がデータ転送可能状態から接続確立状態に遷移し
たことを検知する。そして、このように両通信機器が接
続確立状態に遷移したことが確認された後、それぞれ親
機器及び子機器となる通信機器が異なるタイミングでト
ーン信号を送信する。このとき、例えば、上述のよう
に、自機器が親機器であった場合はすぐにトーン信号の
送信を開始し、また、自機器が子機器であった場合はト
ーン信号の周期の半周期遅れでトーン信号の送信を開始
するようにしても構わない。
【0041】この方法を用いることで、どのようなタイ
ミングで両通信機器がデータ転送可能状態から接続確立
状態に遷移しようと、データ通信終了後、両通信機器に
おいてトーン信号の送受信を確実に行うことができる。
【0042】(切断状態から接続確立状態への遷移時に
おけるトーン信号の交換方法)また、本発明の第九の実
施の形態では、電源投入後などの切断状態から接続確立
状態への遷移時に2つの通信機器間においてトーン信号
の送受信を確実に行うために、トーン信号の周期をずら
して送信する方法を用いる。
【0043】トーン信号の基本周期Tに対して、T−α
〜T+β(0≦α≦T、0≦β≦Tとする)において2
つ以上の周期を設定し、相手機器のトーン信号を受信す
るまで、トーン信号の送信毎に設定された2つ以上の周
期をランダムに選択し、選択された周期でトーン信号を
送信する。そして、相手機器のトーン信号を受信したこ
とをSDで検知した後は、相手機器から送信されるトー
ン信号と重ならないようにトーン信号を送信する。
【0044】この方法を用いることで、電源投入後など
の切断状態から接続確立状態への遷移時に、2つの通信
機器のトーン信号の周期をずらすことができるので、送
信タイミングにずれを生じさせて、トーン信号の交換を
確実に行うことができ、また、切断状態から接続確立状
態へ遷移するのに要する時間を短縮することができる。
【0045】(具体的な実現手段)具体的には上記で述
べた解決手段に基き、下記に記載の通信機器を用いて上
記課題を解決する。
【0046】本発明に係る通信機器は、トーン信号の交
換によって他の通信機器との接続を確立する通信機器で
あって、接続確立時に、自機器が最初のトーン信号を送
信した時刻と他の通信機器からのトーン信号を最初に受
信した時刻を比較し、その前後関係によって自機器が持
つ2つの送信特性のいずれを用いるかを決定する機能を
備えたことを特徴とする。
【0047】本発明に係る通信機器は、トーン信号の交
換によって他の通信機器との接続を確立する通信機器で
あって、接続確立時に、自機器の各トーン信号送信から
次のトーン信号送信までの時間内に少なくとも2つの期
間を設け、他の通信機器からのトーン信号をそのいずれ
の期間内に受信したかを検知し、検知した期間に対応し
て、自機器が持つ2つの送信特性のいずれを用いるかを
決定する機能を備えたことを特徴とする。
【0048】本発明に係る通信機器は、1本の光ファイ
バを用いて他の通信機器との双方向通信を行う通信機器
であって、受信光の強度に応じて受信光を二値化する二
値化手段と、前記二値化手段の出力に二値の一方の値が
一定期間以上連続した事を検出する検出手段と、前記検
出手段の検出結果に基き前記他の通信機器との接続の解
除を検出する接続解除認識手段とを備えたことを特徴と
する。
【0049】本発明に係る通信機器は、上記に記載の通
信機器であって、前記一定期間が、通信におけるデータ
符号化に用いられる符号化方式で起こり得る同一符号の
最長の連続期間より長いことを特徴とする。
【0050】本発明に係る通信機器は、トーン信号の交
換によって他の通信機器との接続を確立する通信機器で
あって、接続確立後に、自機器内部からデータ通信要求
が発生したことを検知し、接続確立に用いた第1のトー
ン信号とは別の、あらかじめ定められた第2のトーン信
号を送信する機能と、前記第2のトーン信号を受信した
ことを検出し、他の通信機器にデータ通信要求が発生し
たことを認識する機能を備えたことを特徴とする。
【0051】本発明に係る通信機器は、トーン信号の交
換によって他の通信機器との接続を確立する通信機器で
あって、複数の送信特性のうちの1つの送信特性を用い
て、他の通信機器とデータ信号の交換を行うデータ転送
可能状態にあるときに、自機器内部からの通信要求が解
除されて、トーン信号の交換を行う接続確立状態に遷移
する際、自機器が使用する送信特性に応じてトーン信号
の送信開始時刻を設定することを特徴とする。
【0052】本発明に係る通信機器は、トーン信号の交
換によって他の通信機器との接続を確立する通信機器で
あって、トーン信号の基本周期をTとしたとき、他の通
信機器との接続が確立するまでにトーン信号を送信させ
る周期として、T−α(0≦α≦T)乃至T+β(0≦
β≦T)の間で2つ以上の周期が予め設定され、他の通
信機器との接続が確立するまで、トーン信号を送信する
たびに、次にトーン信号を送信するまでの周期を、設定
された2つ以上の周期から無作為に選択して設定し、こ
の設定された周期が経過した後に次のトーン信号を送信
することを特徴とする。
【0053】上述の通信機器において、光信号を用いて
通信を行うようにしてもかまない。このような通信機器
において、光信号を用いた通信を全二重通信としても構
わない。又、光信号を用いた通信を一芯全二重通信とし
ても構わない。更に、IEEE1394に準拠した信号
を扱うものとしても構わない。
【0054】本発明に係る通信方法は、通信機器が、ト
ーン信号を交換することによって接続を確立する通信方
法であって、接続確立時にトーン信号を最初に送信した
通信機器が、接続確立後、複数の送信特性のうち所定の
送信特性で動作を行うとともに、前記所定の送信特性で
動作を行う通信機器以外の通信機器が、接続確立後、前
記所定の通信特性以外の送信特性で動作を行うことを特
徴とする。
【0055】本発明に係る通信方法は、通信機器が、ト
ーン信号を交換することによって接続を確立する通信方
法であって、接続確立しようとする全通信機器それぞれ
に、自機器の各トーン信号送信から次のトーン信号送信
までの時間内に少なくとも2つの期間を設け、接続確立
時に前記期間のうち所定の期間にトーン信号を受信した
通信機器が、複数の送信特性のうち所定の送信特性で動
作を行うとともに、前記所定の送信特性で動作を行う通
信機器以外の通信機器が、接続確立後、前記所定の通信
特性以外の送信特性で動作を行うことを特徴とする。
【0056】本発明に係る通信方法は、通信機器が、1
本の光ファイバを用いて双方向通信を行う通信方法であ
って、前記通信機器が、受信光の強度に応じて受信光を
二値化する二値化手段と、前記二値化手段の出力に二値
の一方の値が一定期間以上連続したことを検出する検出
手段と、を有し、前記検出手段での検出結果に基づい
て、前記通信機器がそれぞれ、接続の解除を検出するこ
とを特徴とする。
【0057】本発明に係る通信方法は、通信機器が、ト
ーン信号を交換することによって接続を確立する通信方
法であって、接続確立を要求するために、第1のトーン
信号が交換され、接続確立後に自機器内部からデータ通
信要求が発生した通信機器より、前記第1のトーン信号
とは異なる第2のトーン信号が送信され、前記第2のト
ーン信号を受信した他の通信機器が、前記第2のトーン
信号を送信した通信機器にデータ通信要求が発生したこ
とを認識することを特徴とする。
【0058】本発明に係る通信方法は、通信機器が、ト
ーン信号を交換することによって接続を確立する通信方
法であって、異なる送信特性を用いてデータ信号を交換
することでデータ通信を行っている通信機器のうちの1
つの通信機器において、該通信機器内部からの通信要求
が解除される際、前記通信要求が解除された通信機器が
使用していた送信特性に応じて、トーン信号の送信開始
時刻を設定することを特徴とする。
【0059】本発明に係る通信方法は、通信機器が、ト
ーン信号を交換することによって接続を確立する通信方
法であって、トーン信号の基本周期をTとしたとき、接
続確立しようとする全通信機器それぞれにおいて、他の
通信機器との接続が確立するまでにトーン信号を送信さ
せる周期として、T−α(0≦α≦T)乃至T+β(0
≦β≦T)の間で2つ以上の周期が予め設定されるとと
もに、他の通信機器との接続が確立するまで、トーン信
号が送信されるたびに、次にトーン信号が送信されるま
での周期が、設定された2つ以上の周期から1つ選択さ
れて設定され、この設定された周期が経過した後に次の
トーン信号が送信されることを特徴とする。
【0060】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の第一の
実施の形態を図1、2を用いて示す。
【0061】この実施の形態では、機器が起動すると、
まずトーンを送信せずに受信状態に入り、時間Tが経過
する前に相手機器からのトーンを受信した場合は、自機
器が親になって、即座にトーンを送信して接続を確立
し、時間Tが経過しても相手機器のトーンを受信しなか
った場合は、相手機器のトーンを受信するまで、Tより
も短い一定時間t間隔でトーンを送信しつづけ、相手機
器のトーンを受信した時点で、自機器は子になって、接
続を確立する。
【0062】(トーン交換のタイミング)図1は、この
方法を用いて接続を確立する場合の、双方のトーン送信
のタイミングを示した図である。先に起動した側をA、
遅れて起動した側をBとする。
【0063】101、102、103、105は機器A
が送信したトーン、104は機器Bが送信したトーンで
ある。111は、システムが起動して相手のトーンを待
つ最大時間T、112は、2つめ以降のトーンを送信し
てから、その次のトーンを送信するまでの間隔tであ
る。
【0064】Aは起動したら、時間Tだけ待っても相手
機器のトーンを受信しないので、トーン101を送信す
る。そのあと、時間tだけ待っても相手機器からのトー
ンを受信しないのでトーン102を送信する。さらに、
時間tだけ待っても相手機器からのトーンを受信しなけ
れば、繰返しトーン103を送信する。
【0065】Bは、起動した時点ですでに相手機器Aが
起動し、トーンを間隔tで送信しつづけているので、時
間Tの間にトーン103を受信する。トーン103を受
信すると、Bは親になって、相手機器にトーン104を
送信し、接続を確立する。
【0066】Aは、遅れて起動した相手機器Bのトーン
104を受信したら、自分が子になって接続を確立す
る。
【0067】(処理フロー図)図2は、この実施の形態
に記載の方法で接続を確立する機能を備えた通信機器の
処理フロー図である。
【0068】ステップS201は受信待ち時間を計るた
めのタイマをリセットするステップである。タイマをリ
セットしてステップS202に進む。ステップS202
は相手機器のトーンを受信したかどうかを調べるステッ
プで、もし、相手機器のトーンを受信すればステップS
203へ、相手機器のトーンを受信しなければステップ
S204へ進む。
【0069】ステップS203は、自分がトーンを送信
する前に相手機器のトーンを受信した場合の処理を行う
ステップで、この場合は、自機器を親であると決定し、
ステップS209に進む。
【0070】ステップS204は、タイマの値がTにな
ったかどうか調べるステップで、もし、タイマの値がT
をこえていればステップS205へ進み、こえていなけ
れば、ステップS202に戻る。
【0071】ステップS205は、トーンを送信して、
タイマをリセットするステップで、処理を終了するとス
テップS206へ進む。ステップS206は相手機器の
トーンを受信したかどうかを調べるステップで、もし、
相手機器のトーンを受信すればステップS208へ、相
手機器のトーンを受信しなければステップS207へ進
む。
【0072】ステップS207は、タイマの値がtにな
ったかどうか調べるステップで、もし、タイマの値がt
をこえていればステップS205へ進み、こえていなけ
れば、ステップS206に戻る。
【0073】ステップS208は、自分がトーンを送信
した後に相手のトーンを受信した場合の処理を行うステ
ップで、この場合は、自機器を子であると決定し、ステ
ップS209に進む。ステップS209は、接続確立の
ためのトーンを送信するステップで、このトーンの送信
によって、接続が確立する。
【0074】以上のように接続の確立と同時に、親子関
係を定める事ができる。ここで定まった親子関係に基づ
き、各機器は自機器の持つ2つの送信特性のどちらを用
いるかを決定する。例えば親機器は波長A、子機器は波
長Bとすれば、迷光が有っても波長の違いで分離でき、
接続の解除を正確に検出できる。
【0075】[実施の形態2]ただ、第一の実施の形態
においては、接続された両方の機器の一方が最初のトー
ンを送信するのとほぼ同時に他方がトーンを送信した場
合には、うまく親子が決まらないことがある。したがっ
て、第二の実施の形態において、確実に親子関係を決定
する方法を示す。
【0076】本発明の第二の実施の形態を図3、4、
5、6を用いて示す。
【0077】この実施の形態では、各機器は、起動する
とある間隔をおいて、トーンを繰返し送信し、自機器が
送信していない間に相手機器が送信したトーンを受信す
れば、接続を確立する。
【0078】自機器がトーンを送信していない期間は、
親領域、子領域、不感領域の3つの時間領域に分けられ
ており、どの区間で相手トーンを受信したかによって、
自機器が親か子かが決まる。つまり、親領域で相手トー
ンを受信すると、自機器が親になり、子領域で相手トー
ンを受信すると、自機器が子になる。不感領域ではトー
ンの受信は行わない。
【0079】(親領域・子領域)図3は、親領域・子領
域・不感領域を示した図である。親領域・子領域・不感
領域は、自機器がトーンを送信した時刻を基準にした相
対時刻によって定義される。
【0080】301は、自機器の送信トーンである。送
信トーンと送信トーンの間は、親領域302、子領域3
03に分けられており、302と303の間には不感領
域304、308がある。
【0081】302は親領域で、この間に相手トーンを
受信した場合自機器が親となる。303は子領域で、こ
の間に相手トーンを受信した場合自機器が子となる。子
領域303の長さは親領域302の長さと同じか、長く
なっているのが望ましい。
【0082】304は、トーン送信中およびトーン送信
前後の不感領域である。305は、トーン送信前の不感
領域で、トーンの幅+伝送遅延+余裕時間(マージン)
の長さがある。306は、トーン送信後の不感領域で、
トーン送信前と同じ長さがある。307は、トーンの幅
である。
【0083】308は、親領域と子領域の間の不感領域
である。その長さは、少なくとも、トーンが親領域と子
領域の両方にまたがって受信されないことを保証できる
長さは必要である。
【0084】(自機器が親になる場合)図4を用いて、
自分が親になる場合の動作を説明する。
【0085】401は相手が送信したトーンである。4
02は受信トーンであり、相手トーン401を自機器が
受信したものである。受信トーン402は、親領域30
2内で受信されているので、自機器が親となる。この場
合、相手機器を子にしなければならないので、次に、相
手の子領域で、相手機器が自機器のトーンを受信するよ
うなタイミングでトーン404を送信する必要がある。
【0086】このため、受信トーン402を受信してか
ら、ある時間403だけまって、トーン404を送信す
れば良い。相手の子領域で、相手が自分のトーンを受信
するためには、待ち時間403は、たとえば送信後の不
感領域の長さ306、親領域の長さ302、親領域と子
領域の間の不感領域の長さ308の合計にすればよい。
そうすると、自分が送信したトーン404の相手機器に
よる受信405は、相手の子領域303の中に入ってお
り、相手機器は子になる。
【0087】(自機器が子になる場合)次に図5を用い
て、自機器が子になる場合の動作を説明する。
【0088】501は相手機器が送信したトーンであ
る。502は受信トーンであり、相手トーン501を自
機器が受信したものである。受信トーン502は、子領
域302内で検出されているので、自機器が子となる。
この場合、相手機器を親にしなければならないので、次
に、相手の親領域で、相手機器が自機器のトーンを受信
するようなタイミングでトーン504を送信する必要が
ある。相手の子領域302は、相手機器がトーンを送信
したあと、不感領域306をはさんですぐに存在するの
で、トーン504は、自機器がトーン504を受信して
から不感領域306と同じ長さの待ち時間503だけ待
ったあと送信すれば良い。
【0089】そうすると、自機器が送信したトーン50
4の相手機器による受信505は、相手の親領域302
の中に入っており、相手機器は親になる。
【0090】(処理フロー図)図6は、この実施の形態
に記載の方法で接続を確立する機能を備えた通信機器の
処理フロー図である。
【0091】ステップS601はトーンを送信するステ
ップである。トーンを送信したら、時間領域の終了を判
定するタイマをリセットし、ステップS602へ進む。
【0092】ステップS602は相手トーンの受信を行
うステップである。トーンを受信したら、ステップS6
03へ進み、しなければS605へ進む。
【0093】ステップS603は自機器を親に設定する
ステップである。自機器を親に設定したら、S604へ
進む。
【0094】ステップS604は、これから送信するト
ーンが相手の子領域で受信されるようにするための待ち
時間だけ待つステップである。ここでの待ち時間はたと
えば、図3のトーン送信後の不感領域の長さ306と親
領域の長さ302と不感領域の長さ308の長さの和で
ある。これにより、次にステップS609で送信するト
ーンが、相手側の子領域内で受信されることを保証す
る。待ち時間が終了したらステップS609へ進む。
【0095】ステップS605は、親領域が終了したか
どうか判定するステップである。タイマの値を見て、親
領域が終了していたら、タイマをリセットしてステップ
S606に進み、まだ親領域の内部なら、ステップS6
02へ戻る。
【0096】ステップS606は相手トーンの受信を行
うステップである。トーンを受信したら、ステップS6
07へ進み、しなければ、ステップS610へ進む。
【0097】ステップS607は自機器を子に設定する
ステップである。自機器を子に設定したら、S608へ
進む。
【0098】ステップS608は、これから送信するト
ーンが相手の親領域で受信されるようにするための待ち
時間だけ待つステップである。ここでの待ち時間は、た
とえば、図3のトーン送信後の不感領域の長さ306と
同じ長さである。これにより、次にステップS609で
送信するトーンが、相手側の親領域内で受信されること
を保証する。待ち時間が終了したらステップS609へ
進む。
【0099】ステップS609はトーンを送信するステ
ップである。このトーンを送信し終わったら、接続が確
立される。
【0100】ステップS610は、子領域が終了したか
どうか判定するステップである。タイマの値を見て、子
領域が終了していたら、タイマをリセットしてステップ
S601に戻り、まだ子領域の内部なら、ステップS6
06へ戻る。
【0101】以上のように、接続の確立と同時に局所的
な親子関係を定める事が出来る。ここで定まった親子関
係に基づき、各機器は自機器の持つ2つの送信特性のど
ちらを用いるかを決定する。例えば親機器は波長A、子
機器は波長Bとすれば、迷光が有っても波長の違いで分
離でき、接続の解除を正確に検出できる。
【0102】[実施の形態3]本発明の第三の実施の形
態を図7、8を用いて示す。
【0103】この実施の形態では、受信側の増幅器であ
る受信アンプの特性を利用することにより、親子関係を
必要とせずに、接続の解除を検出する。
【0104】図7は、受信アンプの構造を示した図であ
る。701は光ファイバ上の光を受信するフォトダイオ
ードである。702、703は信号を増幅するOPアン
プである。704はコンパレータである。
【0105】706、707は時間を計測するためのカ
ウンタであり、リセット信号としてカウンタ706には
コンパレータ704の出力の反転値が、カウンタ707
にはコンパレータ704の出力が接続されている。これ
により、コンパレータ704の出力が一定時間以上ハイ
が続くとカウンタ706はハイを出力する。コンパレー
タ704の出力が一定時間以上ローが続くとカウンタ7
07はハイを出力する。オアゲート708はカウンタ7
06、707の出力のオアを出力する。すなわち、コン
パレータ704の出力に一定時間以上同符号が続いた時
ハイを出力する。
【0106】図8(a)は、フォトダイオード701の
出力電流V1および、OPアンプ702の出力の波形で
ある。前半部分は相手が発光している部分で、相手光と
迷光が合成された信号があがってくる。後半部分は相手
の発光が止まった部分で、迷光だけが見えている。
【0107】図8(b)は、OPアンプ703の出力で
ある。相手発光が止まった後は、直流成分が変化し、そ
れに対応して迷光成分をあらわす電圧値が緩やかに閾値
に近づいていくが、この迷光成分が閾値を超えるまでに
は、ある時間801がかかる。
【0108】図8(c)は、コンパレータ704の出力
である。接続が解除(相手の発光が停止)してから波形
(b)の迷光成分が閾値を超えるまでの時間801の間
は、同一符号(この場合は0)が続いている。この時間
は、数十ビットの時間であり、8B10B符号化の最大
ランレングスを充分に超える。したがって、705、7
06、707、708の回路を用いて同一符号の一定ビ
ット数以上の連続を見つけることによって、接続の解除
を検出することができる。
【0109】[実施の形態4]本発明の第四の実施の形
態を図9、10を用いて示す。
【0110】この実施の形態では、自機器の送信により
アクティブになる可能性のあるSDを用いて互いのデー
タ通信の開始を認識する具体的な手段について述べる。
【0111】図9は、動作原理を示すタイミングチャー
トである。図9では、トーンによる接続の確立検出が既
に終了している。検出後もデータ通信開始までは同じト
ーンを交換し続ける。901、902、917、91
8、919、920はトーン信号である。
【0112】その後、機器Aは内部でデータ通信要求信
号915を生成する。この信号がアクティブになると、
機器Aは接続確立のためのトーン信号とは別のトーン信
号903、904を送信する。この実施の形態では、接
続確立のためのトーン信号の3倍のトーン信号を使用し
た。
【0113】両機器は自機器がトーン信号を送信してい
る時間帯906、908,910,912、923、9
25、927、929の各々に対して一定のマージンを
加えた時間の間SDを無視し、その他の時間帯にSDが
アクティブかどうか判定することにより、相手信号の有
無を検出することができる。従って、機器Bは相手機器
のデータ通信要求時に送信されるトーン信号926を検
知し、通信検出信号をアクティブにする(933)。
【0114】次に、機器Bの内部でデータ通信要求信号
932が生成されると、既に通信検出信号がアクティブ
である機器Bはデータ通信信号921の送信を開始す
る。機器Aは、データ通信要求信号時のトーン信号90
3、904を送信中には、その送信が断続的であること
から、自機器の送信停止時にはSDを用いて相手の送信
信号の有無を検出することができる。そのため、機器B
の送信信号921に対応して機器AのSDが901、9
02より一定時間以上アクティブ(914)になった
時、相手機器Bがデータ通信を開始したと認識して自機
器もデータ通信を開始する。
【0115】このように、迷光の影響により自機器の送
信中にアクティブになる可能性のあるSDを用いて双方
機器とも相手機器のデータ通信開始を知ることができ
る。
【0116】図10は上述のタイミングチャートの内容
を実現するための回路の構成図である。
【0117】データ送信器1001はデータ送信信号1
002を生成する。アンドゲート1005には機器が内
部で生成する通信要求信号と通信検出信号をインバータ
ゲート1004で反転させた信号が入力される。
【0118】トーンイネーブル生成器1007にはアン
ドゲート1005の出力信号1006が入力される。ト
ーンイネーブル生成器1007は、信号1006がロー
の時、接続確立のためのトーン信号を生成するためのト
ーンイネーブル信号を生成し信号1008に出力する。
また、信号1006がハイの時、データ通信要求を示す
トーン信号を生成するためのトーンイネーブル信号を生
成し信号1008に出力する。この実施の形態では、デ
ータ通信要求を示すトーン信号は接続確立のためのトー
ン信号の3倍の長さを持つパルス信号を例として使う。
【0119】アンドゲート1009には、例えば50M
Hzの周期信号と信号1008が入力される。アンドゲ
ート1009の出力信号1010はトーン信号である。
アンドゲート1011には、通信要求信号と通信検出信
号が入力される。
【0120】マルチプレクサ1003には、データ送信
信号1002、トーン信号1010およびアンドゲート
1011の出力信号1012が入力される。信号101
2がローの時すなわち通信要求信号と通信検出信号のい
ずれかがローの時マルチプレクサ1003はトーン信号
1010と同じ波形を出力する。また、信号1012が
ハイの時すなわち通信要求信号と通信検出信号の両方が
ハイの時マルチプレクサ1003はデータ送信信号10
02と同じ波形を出力する。
【0121】上記構成により、機器は、通信要求信号が
ローの場合、接続確立のためのトーン信号を送信する。
また、通信要求信号がハイかつ通信検出信号がローの場
合、通信要求を示すトーン信号を送信する。また、通信
要求信号がハイかつ通信検出信号がハイの場合、データ
信号を送信する。
【0122】カウンタ1013には、SDとトーンイネ
ーブル信号1008が入力される。カウンタ1013
は、トーンイネーブル信号1008がローの時に、接続
確立のためのトーン信号よりも長い間SDがアクティブ
になった時に信号1014をハイにする。また、トーン
イネーブル信号1008がローの時に、トーンの周期よ
りも長い間信号1014がアクティブにならなかった
時、信号1015をハイにする。
【0123】セットリセットフリップフロップ1016
には、信号1014と信号1015が入力される。相手
機器の通信要求を示すトーンを検出した場合、信号10
14がハイになるのでセットリセットフリップフロップ
1016はハイを出力する。トーンの周期よりも長い間
相手機器の通信要求を示すトーンを検出しなかった場
合、セットリセットフリップフロップ1016はローを
出力する。
【0124】これにより、セットリセットフリップフロ
ップ1016は図9の通信検出信号に相当する信号を生
成することができる。
【0125】本実施の形態で述べた発明をIEEE13
94に適応する場合、通信要求信号はTpBias生成
信号に対応し、通信検出信号はbias_detect
信号に対応する。この対応により、データ通信開始の検
出機能だけでなく、IEEE1394の改訂仕様IEE
E1394aのサスペンド/レジューム機能も実装する
ことができる。
【0126】[実施の形態5]本発明の第五の実施の形
態を図11、12、13を用いて示す。
【0127】この実施の形態では、接続確立後も、両通
信機器が子機器として動作し、データ転送可能状態に遷
移する際に、親子関係を設定する方法を示す。
【0128】図11は、動作原理を示すタイミングチャ
ートである。図11では、第四の実施の形態(図9)と
同様、トーン信号による接続の確立検出が既に終了して
いる。また、先に自機器からのデータ通信要求が発生し
た側をA、後に自機器からのデータ通信要求が発生した
側をBとする。
【0129】機器A、Bがそれぞれ接続確立状態になっ
たとき、トーン信号を交換することによって接続の確立
検出が行われる。このとき、機器A、Bは、第一及び第
二の実施の形態と異なり、親子関係の設定が行われず、
両機器とも子機器として動作を行い、図11のように、
機器Aが短いトーン信号1101、1102を、機器B
が短いトーン信号1110、1111を送信する。この
ように、お互いの接続の確立検出後、データ通信開始時
までは、子機器として動作する機器A、Bが短いトーン
信号を交換し続けるため、機器A、Bの親子関係を示す
親設定信号がローである。
【0130】その後、まず、機器Aが内部でデータ通信
要求信号1119を生成する。また、機器A、Bは自機
器が信号を送信している時間帯1104、1106、1
108、1114、1116、1118の各々に対して
一定のマージンを加えた時間の間SDを無視し、その他
の時間帯にSDがアクティブであるか否か判定すること
により、相手機器からのトーン信号の有無を検出するこ
とができる。よって、機器Aは、SD1105によって
機器Bからの短いトーン信号1110を検出し、また、
機器Bは、SD1113、1115によって機器Aから
の短いトーン信号1101、1102を検出する。
【0131】従って、データ通信要求信号がアクティブ
になると、機器Aはデータ通信要求後にSD1107を
検知することで、機器Bより送信される短いトーン信号
1111を確認することができる。そして、この短いト
ーン信号1111を確認した後、機器Aは接続確立のた
めの短いトーンとは別の長いトーン信号1103を送信
する。この実施の形態では、長いトーン信号に短いトー
ン信号の3倍のトーン信号を使用した。
【0132】このように長いトーン信号1103を送信
した後、機器Aは親設定信号1121がハイとなり、親
機器となる。一方、機器Bにおいては、データ通信要求
信号1120が発生したとしても、短いトーン信号11
12が送信される前に長いトーン信号1103がSD1
117により検知され、機器Aがデータ転送可能状態に
遷移し親機器に設定されたことが確認される。そして、
親設定信号はローのままとされて、子機器に設定され
る。
【0133】このように、データ転送可能状態に遷移し
たときに、送信するトーン信号の種類を変更することに
よって、2つの通信機器の親子関係を設定することがで
きる。
【0134】図12は上述のタイミングチャートの内容
を実現するためのブロック構成図である。
【0135】図12の通信機器において、電源が投入さ
れると、コントローラ1216において自機器の通信状
態が切断状態に設定される。そして、コントローラ12
16より信号1215がトーン生成器1203に与えら
れることにより、短いトーン信号1204がトーン生成
器1203で生成されて送信機1205に与えられた
後、送信信号1206に変換されて送信機1205より
送信される。尚、ここでいう送信機は、例えば光通信に
おいては、LED(発光ダイオード)、LD(レーザー
ダイオード)などである。
【0136】一方、受信信号1207が受信機1208
で受信されると、SD1209に変換されてSD判別器
1210に送出される。SD判定器1210では、自機
器からトーン信号が送信される期間以外のSD1209
により短いトーン信号及び長いトーン信号のいずれが受
信されたか判定される。尚、ここでいう受信機は、例え
ば光通信においては、PD(フォトダイオード)などで
ある。
【0137】SD判定器1210で短いトーン信号が確
認されると、判定結果を示す判定信号1211がカウン
タ1212に与えられ、1カウント計数される。そし
て、カウンタ1212のカウント数が予め設定された規
定回数に達すると、信号1214をコントローラ121
6に与えて、短いトーン信号の受信回数が規定回数に達
したことを認識させる。コントローラ1216では、短
いトーン信号の受信回数が規定回数に達したことを認識
すると、データ通信要求生成器1201に対して、デー
タ通信要求許可信号1217を与える。
【0138】データ通信要求許可信号1217が与えら
れたデータ通信要求生成器1201が、コントローラ1
216に対して、データ通信要求信号1202を送出す
る。このとき、SD判別器1210より与えられる判定
信号1213より長いトーン信号が受信されていないこ
とがコントローラ1216において確認された場合、ト
ーン生成器1203が長いトーン信号を生成するよう
に、コントローラ1216より信号1215が送出され
る。
【0139】そして、トーン生成器1203で長いトー
ン信号1204が生成されて送信機1205に送信さ
れ、送信機1205で送信信号1206に変換されて送
信される。このように長いトーン信号1204が変換さ
れた送信信号1206が送信されるとき、長いトーン信
号1204がトーン生成器1203より送信機1205
に送出されると、トーン生成器1203より生成結果信
号1218がコントローラ1216に与えられ、コント
ローラ1216が長いトーン信号が送信されたことを認
識し、自機器を親機器と設定する。
【0140】一方、コントローラ1216が信号121
5をトーン生成器1203に与えて長いトーン信号12
04を生成するように指示する前に、SD判別器121
0より与えられる判定信号1213より長いトーン信号
が受信されたことがコントローラ1216において確認
された場合、コントローラ1216は自機器を子機器に
設定したままにする。そして、トーン生成器1203に
信号1215を与えて短いトーン信号1204を生成す
るように指示する。このように通信機器を構成すること
によって、上述した図11のタイミングチャートの動作
を行うことができ、親子関係を確実に決定することがで
きる。
【0141】図13は、図12のように構成される通信
機器の接続確立後の動作を示す処理フロー図である。
【0142】ステップS301は、自機器が接続確立状
態となったとき、自機器からのトーン信号の送信タイミ
ングを待つステップである。そして、自機器の送信タイ
ミングになると、ステップS302に進む。
【0143】ステップS302は、長いトーン信号を受
信したか否かを調べるステップで、SD判別器1210
によって判定されると、その判定信号1211、121
3がそれぞれカウンタ1212及びコントローラ121
6に送出される。そして、長いトーン信号が受信された
と判定されたとき、ステップS303に進み、短いトー
ン信号が受信されたと判定されたとき、ステップS30
4に進む。
【0144】ステップS303は、短いトーン信号を送
信するステップで、トーン生成器1203において短い
トーン信号1204が生成された後、送信機1205で
送信信号1206に変換されて送信される。その後、ス
テップS307で、コントローラ1216において自機
器が子機器に設定される。
【0145】ステップS304は、データ通信要求生成
器1201よりデータ通信要求信号1202が与えられ
たか否かをコントローラ1216が判定するステップで
ある。このとき、データ通信要求信号1202が与えら
れていないとき、ステップS305に進み、データ通信
要求信号1202が与えられているとき、ステップS3
06に進む。
【0146】ステップS305は、短いトーン信号を送
信するステップで、トーン生成器1203において短い
トーン信号1204が生成された後、送信機1205で
送信信号1206に変換されて送信される。その後、ス
テップS301に進む。
【0147】ステップS306は、長いトーン信号を送
信するステップで、トーン生成器1203において長い
トーン信号1204が生成された後、送信機1205で
送信信号1206に変換されて送信される。その後、ス
テップS308で、コントローラ1216において自機
器が親機器に設定される。
【0148】以上のようにして、接続の確立後、データ
通信開始直前に、親子関係を定めることができる。ここ
で定まった親子関係に基づき、各機器は自機器の持つ2
つの送信特性のどちらを用いるかを決定する。例えば親
機器は波長A、子機器は波長Bとすれば、迷光が有って
も波長の違いで分離でき、接続の解除を正確に検出でき
る。
【0149】[実施の形態6]本発明の第六の実施の形
態を図12、14、15を用いて示す。
【0150】この実施の形態では、接続確立後も、両通
信機器が子機器として動作し、データ転送可能状態に遷
移する際に、一旦仮に親子関係を設定した後に、長いト
ーンの送受信した関係より親子関係を決定する方法を示
す。
【0151】図14は、動作原理を示すタイミングチャ
ートである。図14では、第五の実施の形態(図11)
と同様、トーン信号による接続の確立検出が既に終了し
ている。また、先に自機器からのデータ通信要求が発生
した側をA、後に自機器からのデータ通信要求が発生し
た側をBとする。
【0152】機器A、Bがそれぞれ接続確立状態になっ
たとき、第五の実施形態と同様、トーン信号を交換する
ことによって接続の確立検出が行われる。このとき、機
器A、Bは、両機器とも子機器として動作を行い、図1
4のように、機器Aが短いトーン信号1401、140
2を、機器Bが短いトーン信号1415、1416を送
信する。このように、短いトーン信号を交換している接
続確立状態では、機器A、Bの親設定信号がローであ
る。
【0153】その後、まず、機器Aが内部でデータ通信
要求信号1412を生成する。また、機器A、Bは自機
器が信号を送信している時間帯1405、1407、1
409、1411、1419、1421、1423の各
々に対して一定のマージンを加えた時間の間SDを無視
し、その他の時間帯にSDがアクティブであるか否か判
定することにより、相手機器からのトーン信号の有無を
検出することができる。よって、機器Aは、SD140
6によって機器Bからの短いトーン信号1415を検出
し、また、機器Bは、SD1418、1420によって
機器Aからの短いトーン信号1401、1402を検出
する。
【0154】従って、データ通信要求信号がアクティブ
になると、機器AはSD1408を検知することで、機
器Bより送信される短いトーン信号1416を確認する
と、長いトーン信号1403を送信する。この実施の形
態では、長いトーン信号に短いトーン信号の3倍のトー
ン信号を使用した。
【0155】このように長いトーン信号1403を送信
した後、機器Aは仮親設定信号1413がハイとなり、
仮親機器となる。一方、機器Bにおいて、データ通信要
求信号1425が発生した後、通信路の異常によって、
SD1422が検出されて、長いトーン信号1403が
短いトーン信号と誤って認識されたとき、長いトーン信
号1417を送信した後、仮親設定信号1426がハイ
となり、機器Bも仮親機器となる。
【0156】そして、機器Aにおいて、長いトーン信号
1417がSD1410により検知されると、機器Bが
データ転送可能状態に遷移し仮親機器に設定されたこと
が確認される。そして、仮親設定信号1414はローと
されるとともに、親設定信号はローのままとされて、子
機器に設定される。このように子機器に設定された機器
Aは、データ通信要求信号が既にハイであるので、デー
タ信号である連続信号1404を送信する。
【0157】一方、連続信号1404を受信した機器B
においては、長いトーン信号よりも長い期間1427の
間、SD1424がアクティブであることが確認される
と、機器Aがデータ転送可能状態に遷移し子機器に設定
されたことが確認される。そして、データ通信要求信号
が既にハイであるので、親設定信号1428がハイとさ
れて親機器に設定されると同時に、データ信号である連
続信号1429を送信する。
【0158】このように、データ転送可能状態に遷移し
たときに、送信するトーン信号の種類を変更するととも
に、変更されたトーン信号を受信した通信機器が親機器
として設定されるようにすることで、通信路に異常が発
生した場合でも、2つの通信機器の親子関係を確実に設
定することができる。
【0159】本実施形態においても、第五の実施の形態
と同様、上述のタイミングチャートの内容を実現するた
めのブロック構成図として、図12を使用する。よっ
て、以下では、第五の実施の形態の通信機器と異なる点
について述べ、同一の動作に関する説明については第五
の実施の形態を参照するものとして、省略する。
【0160】短いトーン信号の受信回数が規定回数に達
し、コントローラ1216によってデータ通信要求許可
信号1217が与えられたデータ通信要求生成器120
1よりデータ通信要求信号1202が送出されると、S
D判別器1210より与えられる判定信号1213より
長いトーン信号が受信されていないことがコントローラ
1216において確認された場合、トーン生成器120
3が長いトーン信号を生成するように、コントローラ1
216より信号1215が送出される。
【0161】そして、トーン生成器1203で長いトー
ン信号1204が生成されて送信機1205に送信さ
れ、送信機1205で送信信号1206に変換されて送
信される。このとき、長いトーン信号1204がトーン
生成器1203より送信機1205に送出されると、ト
ーン生成器1203より生成結果信号1218がコント
ローラ1216に与えられ、コントローラ1216が長
いトーン信号が送信されたことを認識し、自機器を仮親
機器と設定する。
【0162】一方、コントローラ1216が信号121
5をトーン生成器1203に与えて長いトーン信号12
04を生成するように指示する前に、SD判別器121
0より与えられる判定信号1213より長いトーン信号
が受信されたことがコントローラ1216において確認
された場合、コントローラ1216は自機器を仮子機器
に設定する。
【0163】そして、データ通信要求生成器1201か
らデータ通信要求信号1202が与えられているとき、
コントローラ1216がトーン生成器1203に信号1
215を与えて連続信号を生成するように指示するとと
もに、自機器を子機器に決定する。このとき、信号12
15を受けたトーン生成器1203が送信機1205に
対して連続信号1204を与えると、送信機1205が
連続信号1204を送信信号1206に変換して送信す
る。
【0164】また、コントローラ1216で仮親機器に
設定された状態で、SD判別器1210より与えられる
判定信号1213より長いトーン信号が受信されたこと
が確認された場合、自機器を仮子機器に変更する。そし
て、データ通信要求信号1202がデータ通信要求生成
器1201より与えられているとき、直ちにコントロー
ラ1216がトーン生成器1203に信号1215を与
えて連続信号を生成するように指示するとともに、自機
器を子機器に決定する。次の送信タイミングまでにデー
タ通信要求信号1202が発生していないとき、トーン
生成器1203が短いトーン信号を生成するように指示
される。
【0165】このように通信機器を構成することによっ
て、上述した図14のタイミングチャートの動作を行う
ことができ、親子関係を確実に決定することができる。
【0166】図15は、図12のように構成される通信
機器の接続確立後の動作を示す処理フロー図である。
【0167】ステップS501は、自機器が接続確立状
態となった後、仮の親子関係を決定する仮親設定信号を
ローにするステップである。そして、仮親設定信号をロ
ーにすると、ステップS502に進む。
【0168】ステップS502は、自機器からのトーン
信号の送信タイミングを待つステップである。そして、
自機器の送信タイミングになると、ステップS503に
進む。
【0169】ステップS503は、ステップS501か
らステップ502に遷移する間に、長いトーン信号を受
信したか否かを調べるステップで、SD判別器1210
によって判定されると、その判定信号1211、121
3がそれぞれカウンタ1212及びコントローラ121
6に送出される。そして、長いトーン信号が受信された
と判定されたとき、ステップS504に進み、短いトー
ン信号が受信されたと判定されたとき、ステップS50
5に進む。
【0170】ステップS504は、仮親設定信号をロー
とするステップで、コントローラ1216が仮親設定信
号をローとして自機器を仮子機器に設定するとステップ
S508に進む。
【0171】ステップS505は、データ通信要求生成
器1201よりデータ通信要求信号1202が与えられ
たか否かをコントローラ1216が判定するステップで
ある。このとき、データ通信要求信号1202が与えら
れていないとき、ステップS506に進み、データ通信
要求信号1202が与えられているとき、ステップS5
09に進む。
【0172】ステップS506は、ステップS504と
同様、仮親設定信号をローとするステップで、コントロ
ーラ1216が仮親設定信号をローとして自機器を仮子
機器に設定するとステップS507に進む。
【0173】ステップS507は、短いトーン信号を送
信するステップで、トーン生成器1203において短い
トーン信号1204が生成された後、送信機1205で
送信信号1206に変換されて送信される。その後、ス
テップS502に進む。
【0174】ステップS508は、ステップS505と
同様、データ通信要求生成器1201よりデータ通信要
求信号1202が与えられたか否かをコントローラ12
16が判定するステップである。このとき、データ通信
要求信号1202が与えられていないとき、ステップS
502に進み、データ通信要求信号1202が与えられ
ているとき、ステップS510に進む。
【0175】ステップS509は、長いトーン信号を送
信するステップで、トーン生成器1203において長い
トーン信号1204が生成された後、送信機1205で
送信信号1206に変換されて送信される。その後、ス
テップS511に進む。
【0176】ステップS510は、連続信号を送信する
ステップで、トーン生成器1203において連続信号1
204が生成された後、送信機1205で送信信号12
06に変換されて送信される。その後、ステップS51
5で、コントローラ1216において自機器が子機器に
設定される。
【0177】ステップS511は、仮親設定信号をハイ
とするステップで、コントローラ1216が仮親設定信
号をハイとして自機器を仮親機器に設定するとステップ
S512に進む。
【0178】ステップS512は、連続信号を受信した
か否かを調べるステップで、SD判別器1210によっ
て判定されると、その判定信号1213がコントローラ
1216に送出される。そして、連続信号が受信された
と判定されたとき、ステップS513に進み、連続信号
が受信されていないと判定されたとき、ステップS50
2に進む。
【0179】ステップS513は、ステップS510と
同様、連続信号を送信するステップで、トーン生成器1
203において連続信号1204が生成された後、送信
機1205で送信信号1206に変換されて送信され
る。その後、ステップS514で、コントローラ121
6において自機器が親機器に設定される。
【0180】以上のようにして、接続の確立後、データ
通信開始直前に、通信路に異常が発生した場合において
も確実に親子関係を定めることができる。ここで定まっ
た親子関係に基づき、各機器は自機器の持つ2つの送信
特性のどちらを用いるかを決定する。例えば親機器は波
長A、子機器は波長Bとすれば、迷光が有っても波長の
違いで分離でき、接続の解除を正確に検出できる。
【0181】[実施の形態7]本発明の第七の実施の形
態を図16、17、18を用いて示す。
【0182】この実施の形態では、データ通信中に設定
された親子関係によって、データ通信終了後のトーン信
号の送信タイミングを決定する方法を示す。
【0183】図16は、動作原理を示すタイミングチャ
ートである。図16では、親機器に設定された側をA、
子機器に設定された側をBとする。また、機器A、Bが
データ通信をほぼ同時に終了したものとする。
【0184】ほぼ同時に、機器Aの内部でローとなるデ
ータ通信要求信号1609が発生してデータ通信要求が
解除されるとともに、機器Bの内部でローとなるデータ
通信要求信号1620が発生してデータ通信要求が解除
されると、機器Aが1610のタイミングでデータ転送
可能状態から接続確立状態に遷移するとともに機器Bが
1621のタイミングでデータ転送可能状態から接続確
立状態に遷移する。その後、機器Aがデータ信号となる
連続信号1601の生成を停止するとともに機器Bがデ
ータ信号となる連続信号1612の生成を停止する。
【0185】このようにして、機器A、Bがほぼ同時に
データ転送可能状態から接続確立状態に遷移すると、親
設定信号がハイで親機器として設定されている機器Aが
状態遷移後に期間1611が経過したときにトーン信号
1602を送信し、また、親設定信号がローで子機器と
して設定される機器Bが状態遷移後に期間1622が経
過したときにトーン信号1613を送信する。このと
き、機器Aは、親設定信号1624をローにして、自機
器が親機器である状態を終了する。
【0186】ところで、期間1611はトーン信号の周
期1623に比べて十分短い時間であるとともに、期間
1622はトーン信号の周期1623の約半分の時間で
ある。よって、機器Bより送信されるトーン信号161
3、1614は、機器Aより送信されるトーン信号16
02、1603と比べて半周期遅れて送信される。
【0187】また、機器A、Bは自機器が信号を送信し
ている時間帯1604、1605、1607、161
5、1617、1619の各々に対して一定のマージン
を加えた時間の間SDを無視し、その他の時間帯にSD
がアクティブであるか否か判定する。よって、機器Aが
SD1606、1608で機器Bから送信されるトーン
信号1613、1614を検出し、機器BがSD161
6、1618で機器Bから送信されるトーン信号160
2、1603を検出する。
【0188】このようにデータ通信終了後に、親子関係
を利用して送信するトーン信号の送信タイミングを半周
期ずらすことによって、両通信機器それぞれが相手機器
を確認することができ、切断状態に遷移することなく接
続確立状態を維持することができる。
【0189】図17は上述のタイミングチャートの内容
を実現するためのブロック構成図である。
【0190】図17の通信機器において、データ通信要
求生成器1701よりハイのデータ通信要求信号171
2がコントローラ1714に与えられて、データ転送可
能状態であるとき、コントローラ1714がデータ送信
器1703に信号1702を与えてデータ1704をマ
ルチプレクサ1705に送出するように指示する。
【0191】このとき、コントローラ1714がマルチ
プレクサ1705に選択信号1713を与えてデータ送
信器1703から送出されるデータ信号1704を選択
して送信機1706に送出するように指示する。そし
て、送信機1706で、マルチプレクサ1705より送
出されるデータ信号1704が送信信号1707に変換
されて送信される。尚、ここでいう送信機は、例えば光
通信においては、LED(発光ダイオード)、LD(レ
ーザーダイオード)などである。
【0192】一方、受信信号1717は受信機1716
によってSD1715及び受信データ1721に変換さ
れる。データ転送可能状態にあるときに、受信機171
6よりコントローラ1714に送出されるSD1715
がハイとなる場合、コントローラ1714よりデータ受
信器1723に信号1722が与えられて、受信機17
16よりデータ受信器1723に送出されるデータ信号
1721を有効とするように指示する。
【0193】ここで、データ通信要求生成器1701よ
りローとなるデータ通信要求信号1712がコントロー
ラ1714に与えられて、データ通信要求が解除される
と、コントローラ1714が自機器の状態をデータ転送
可能状態から接続確立状態へと変更する。このとき、デ
ータ通信時に親機器として設定されていた場合、まず、
コントローラ1714によって子機器に設定される。
【0194】そして、コントローラ1714が、トーン
生成器1709に信号1708を与えることでトーン信
号1711を生成するように指示するとともに、マルチ
プレクサ1705に選択信号1713を与えることでト
ーン信号1711を選択して送信機1706に送出する
ように指示する。送信機1706では、マルチプレクサ
1705より送出されるトーン信号1711が送信信号
1707に変換されて送信される。
【0195】また、データ通信時に子機器として設定さ
れていた場合、まず、コントローラ1714がマルチプ
レクサ1705に選択信号1713を与えることで、ト
ーン生成器1709より送出されるトーン信号1711
を選択して送信機1706に送出するように指示する。
そして、タイマ1719に信号1720を与えて初期化
した後、タイマ1719を動作させる。このタイマ17
19は、トーン信号の半周期分の時間が経過すると、信
号1718をコントローラ1714に与えることでトー
ン信号の半周期分の時間が経過したことを認識させる。
【0196】コントローラ1714で接続確立状態に遷
移してからトーン信号の半周期分の時間が経過したこと
が認識されると、コントローラ1714がトーン生成器
1709に信号1708を与えることでトーン信号17
11を生成するように指示する。そして、送信機170
6では、マルチプレクサ1705より送出されるトーン
信号1711が送信信号1707に変換されて送信され
る。
【0197】このようにして接続確立状態へ遷移すると
き、データ通信要求信号1712がデータ通信要求生成
器1701においてローとされてからトーン生成器17
11で最初のトーン信号が生成されて送出されるまで
は、受信機1716で受信されたSD1715はコント
ローラ1714において有効な信号とされない。また、
最初のトーン信号1711を送信信号1707に変換し
て送信した後、受信機1716で相手機器からのトーン
信号である受信信号1717を受信すると、再びデータ
通信要求信号1712がハイとなるまで、相手機器との
トーン信号の交換を行い続ける。
【0198】図18は、図17のように構成される通信
機器の接続確立後の動作を示す処理フロー図である。
【0199】ステップS801は、自機器がデータ転送
可能状態となったとき、データ通信要求生成器1701
よりコントローラ1714に与えられるデータ通信要求
信号1712がハイであるか否か判別されるステップで
ある。データ通信要求信号1712がハイのとき、再び
ステップS801に進み、データ通信要求信号1712
がローのとき、ステップS802に進む。
【0200】ステップS802は、データ転送可能状態
にあるとき親機器として動作していたか否かを判断する
ステップで、コントローラ1714によって設定された
親設定信号がハイであるか否かによって判断される。そ
して、親設定信号がローであり子機器として設定されて
いた場合、ステップS803に進み、親設定信号がハイ
であり親機器として設定されていた場合、ステップS8
04に進む。
【0201】ステップS803は、タイマ1719を動
作させることによって、トーン信号の半周期分の時間を
待つステップである。そして、トーン信号の半周期分の
時間が経過したことがコントローラ1714で確認され
ると、ステップS804に進む。
【0202】ステップS804は、トーン信号を送信す
るステップで、トーン生成器1709で生成されたトー
ン信号1711がマルチプレクサ1705で選択された
後、送信機1706で送信信号1707に変換されて送
信される。そして、送信信号1707が送信されると、
ステップS805に進む。
【0203】ステップS805は、トーン信号を送信し
た後、次のトーン信号を送信するまでに相手機器からの
トーン信号を受信したか否かを判断するステップであ
る。受信機1716で生成されたSD1715によって
相手機器からのトーン信号が確認されたとき、ステップ
S806に進んで、コントローラ1714によって自機
器の状態を接続確立状態に変更する。また、相手機器か
らのトーン信号が確認されなかったとき、ステップS8
07に進んで、コントローラ1714によって自機器の
状態を切断状態に変更する。
【0204】以上のようにして、データ転送可能状態か
ら接続確立状態へ遷移したとき、両通信機器がそれぞれ
周期のずれたトーン信号を生成することによって、接続
確立状態に確実に遷移させることができる。
【0205】[実施の形態8]本発明の第八の実施の形
態を図17、19、20を用いて示す。
【0206】この実施の形態では、2つの通信機器のデ
ータ通信終了のタイミングがいかなる場合においても、
送信するトーン信号のタイミングが同一のタイミングと
ならないように設定する方法を示す。
【0207】図19は、動作原理を示すタイミングチャ
ートである。図19では、親機器に設定された側をA、
子機器に設定された側をBとする。また、機器Bが先に
データ通信を終了するものとする。
【0208】機器Bの内部でローとなるデータ通信要求
信号1920が発生してデータ通信要求が解除される
と、機器Bが1921のタイミングでデータ転送可能状
態から接続確立状態に遷移する。そして、機器Bがデー
タ信号となる連続信号1912の生成を停止する。その
後、機器A内部でローとなるデータ通信要求信号190
9が発生してデータ通信要求が解除されると、機器Aが
1910のタイミングでデータ転送可能状態から接続確
立状態に遷移する。そして、機器Aがデータ信号となる
連続信号1901の生成を停止する。
【0209】このように、機器A、BがB、Aの順にデ
ータ転送可能状態から接続確立状態に遷移するとき、機
器Bが接続確立状態であるとともに機器Aがデータ転送
可能状態である期間が存在する。このとき、機器Aより
データ信号となる連続信号が送信されるため、機器Bに
おいてSD1915が検出される。そこで、子機器とし
て動作する機器Bは、SD1915がローとなるタイミ
ングを待つ。
【0210】そして、機器Bは、機器Aからの送信信号
1901が終了してSD1915がローとなると、自機
器が子機器であるために、期間1922が経過したとき
にトーン信号1913を送信する。また、機器Aは、接
続確立状態に遷移後、SDがローであることを確認し
て、期間1911が経過したときにトーン信号1902
を送信する。このとき、機器Aは、親設定信号1924
をローにして、自機器が親機器である状態を終了する。
【0211】ところで、期間1911はトーン信号の周
期1923に比べて十分短い時間であるとともに、期間
1922はトーン信号の周期1923の約半分の時間で
ある。よって、機器Bより送信されるトーン信号191
3、1914は、機器Aより送信されるトーン信号19
02、1903と比べて半周期遅れて送信される。
【0212】また、機器A、Bは自機器が信号を送信し
ている時間帯1904、1905、1907、191
7、1919の各々に対して一定のマージンを加えた時
間の間SDを無視し、その他の時間帯にSDがアクティ
ブであるか否か判定する。よって、機器AがSD190
6、1908で機器Bから送信されるトーン信号191
3、1914を検出し、機器BがSD1916、191
8で機器Bから送信されるトーン信号1902、190
3を検出する。
【0213】このように2つの通信機器がともにデータ
通信を終了した後に、SDがローになることを確認した
後に、親子関係を利用して送信するトーン信号の送信タ
イミングを半周期ずらすことによって、両通信機器それ
ぞれが相手機器を確認することができ、切断状態に遷移
することなく接続確立状態を維持することができる。
【0214】本実施形態においても、第七の実施の形態
と同様、上述のタイミングチャートの内容を実現するた
めのブロック構成図として、図17を使用する。よっ
て、以下では、第七の実施の形態の通信機器と異なる点
について述べ、同一の動作に関する説明については第七
の実施の形態を参照するものとして、省略する。
【0215】データ通信要求生成器1701よりローと
なるデータ通信要求信号1712がコントローラ171
4に与えられて、データ通信要求が解除されると、コン
トローラ1714が自機器の状態をデータ転送可能状態
から接続確立状態へと変更する。そして、受信機171
6より与えられるSD1715がローとなったか否かが
コントローラ1714で判断されることで、相手機器の
データ通信が終了したか否かが確認される。
【0216】SD1715がローになったことが確認さ
れたとき、データ通信時に親機器として設定されていた
場合、まず、トーンを送信した後に子機器に設定され
る。そして、コントローラ1714が、トーン生成器1
709に信号1708を与えることでトーン信号171
1を生成するように指示するとともに、マルチプレクサ
1705に選択信号1713を与えることでトーン信号
1711を選択して送信機1706に送出するように指
示する。送信機1706では、マルチプレクサ1705
より送出されるトーン信号1711が送信信号1707
に変換されて送信される。
【0217】また、データ通信時に子機器として設定さ
れていた場合、まず、コントローラ1714がマルチプ
レクサ1705に選択信号1713を与えることで、ト
ーン生成器1709より送出されるトーン信号1711
を選択して送信機1706に送出するように指示する。
【0218】SD1715がローになったことを確認し
た後、コントローラ1714がタイマ1719に信号1
720を与えて初期化した後、タイマ1719を動作さ
せる。このタイマ1719は、トーン信号の半周期分の
時間が経過すると、信号1718をコントローラ171
4に与えることでトーン信号の半周期分の時間が経過し
たことを認識させる。
【0219】コントローラ1714で相手機器のデータ
通信が終了したことを確認してからトーン信号の半周期
分の時間が経過したことが認識されると、コントローラ
1714がトーン生成器1709に信号1708を与え
ることでトーン信号1711を生成するように指示す
る。そして、送信機1706では、マルチプレクサ17
05より送出されるトーン信号1711が送信信号17
07に変換されて送信される。
【0220】このようにして接続確立状態へ遷移すると
き、SD1715がローとなってコントローラ1714
で相手機器のデータ通信が終了したことが確認されてか
らトーン生成器1711で最初のトーン信号が生成され
て送出されるまでは、受信機1716で受信されたSD
1715はコントローラ1714において有効な信号と
されない。また、最初のトーン信号1711を送信信号
1707に変換して送信した後、受信機1716で相手
機器からのトーン信号である受信信号1717を受信す
ると、再びデータ通信要求信号1712がハイとなるま
で、相手機器とのトーン信号の交換を行い続ける。
【0221】図20は、図17のように構成される通信
機器の接続確立後の動作を示す処理フロー図である。
【0222】ステップS001は、自機器がデータ転送
可能状態となったとき、データ通信要求生成器1701
よりコントローラ1714に与えられるデータ通信要求
信号1712がハイであるか否か判別されるステップで
ある。データ通信要求信号1712がハイのとき、再び
ステップS001に進み、データ通信要求信号1712
がローのとき、ステップS002に進む。
【0223】ステップS002は、SD1715がロー
となったか否かがコントローラ1714で判断されるこ
とで相手機器がデータ通信を終了したか否か確認される
ステップである。SD1715がハイのとき、再びステ
ップS002に進み、SD1715がローのとき、ステ
ップS003に進む。
【0224】ステップS003は、データ転送可能状態
にあるとき親機器として動作していたか否かを判断する
ステップで、コントローラ1714によって設定された
親設定信号がハイであるか否かによって判断される。そ
して、親設定信号がローであり子機器として設定されて
いた場合、ステップS004に進み、親設定信号がハイ
であり親機器として設定されていた場合、ステップS0
05に進む。
【0225】ステップS004は、タイマ1719を動
作させることによって、トーン信号の半周期分の時間を
待つステップである。そして、トーン信号の半周期分の
時間が経過したことがコントローラ1714で確認され
ると、ステップS005に進む。
【0226】ステップS005は、トーン信号を送信す
るステップで、トーン生成器1709で生成されたトー
ン信号1711がマルチプレクサで1705で選択され
た後、送信機1706で送信信号1707に変換されて
送信される。そして、送信信号1707が送信される
と、ステップS006に進む。
【0227】ステップS006は、トーン信号を送信し
た後、次のトーン信号を送信するまでに相手機器からの
トーン信号を受信したか否かを判断するステップであ
る。受信機1716で生成されたSD1715によって
相手機器からのトーン信号が確認されたとき、ステップ
S007に進んで、コントローラ1714によって自機
器の状態を接続確立状態に変更する。また、相手機器か
らのトーン信号が確認されなかったとき、ステップS0
08に進んで、コントローラ1714によって自機器の
状態を切断状態に変更する。
【0228】以上のようにして、データ転送可能状態か
ら接続確立状態へ遷移したとき、先にデータ通信を終了
した一方の通信機器が他方の通信機器がデータ通信を終
了したことを確認した後、両通信機器がそれぞれ周期の
ずれたトーン信号を生成することによって、接続確立状
態に確実に遷移させることができる。
【0229】[実施の形態9]本発明の第九の実施の形
態を図21、22、23を用いて示す。
【0230】この実施の形態では、切断状態から接続確
立状態に遷移する際に、送信するトーン信号の周期をラ
ンダムに選択することによって、送信するトーン信号の
タイミングが同一のタイミングとならないように設定す
る方法を示す。
【0231】図21は、動作原理を示すタイミングチャ
ートである。図21では、機器A、Bが、ほぼ同時に電
源投入されたものとする。この機器A、Bより送信され
るトーン信号の周期をT、トーン信号の幅をT1とし、
また、T1/2以上の幅のSDが検知されたとき、トー
ン信号が受信されたものとされる。
【0232】タイミング2111で機器Aが電源投入さ
れるとともに、タイミング2123で機器Bが電源投入
され、ほぼ同時のタイミングで機器A、Bが電源投入さ
れると、機器Aがトーン信号2101を、機器Bがトー
ン信号2113を、それぞれほぼ同時に送信する。ま
た、機器A、Bは自機器が信号を送信している時間帯2
105、2106、2108、2110、2117、2
118、2119、2121の各々に対して一定のマー
ジンを加えた時間の間SDを無視し、その他の時間帯に
SDがアクティブであるか否か判定する。
【0233】よって、機器Aはトーン信号2101を送
信する時間帯2105の間SDが無効とされるので、ほ
ぼ同一時間帯に送信された機器Bからのトーン信号21
13を検知することができない。また、機器Bもトーン
信号2113を送信する時間帯2117の間SDが無効
とされるので、ほぼ同一時間帯に送信された機器Aから
のトーン信号2101を検知することができない。
【0234】機器Aでは、トーン信号2101を送信し
た後1ビットの乱数信号がローであるために、トーン信
号の周期Tに相当する期間2125が経過してから、ト
ーン信号2102を送信する。また、機器Bにおいて
も、トーン信号2113を送信した後1ビットの乱数信
号がローであるために、トーン信号の周期Tに相当する
期間2129が経過してから、トーン信号2114を送
信する。このときも、機器A、Bがほぼ同一のタイミン
グで、それぞれ、トーン信号2102、2114を送信
するため、機器A、Bは相手機器からのトーン信号を検
出することができない。
【0235】そして、機器Aでは、トーン信号2102
を送信した後1ビットの乱数信号がハイであるために、
トーン信号の周期Tよりも長いT+αに相当する期間2
126が経過してから、トーン信号2131を送信しよ
うとする。また、機器Bにおいては、再びトーン信号2
114を送信した後1ビットの乱数信号がローであるた
めに、トーン信号の周期Tに相当する期間2130が経
過してから、トーン信号2115を送信する。
【0236】このとき、機器Aでは、トーン信号210
2を送信した後、トーン信号の周期Tに相当する期間2
127が経過すると、SD2107より機器Bから送信
されるトーン信号2115を検出することができる。こ
のように、機器Aが機器Bからのトーン信号2115を
検出すると、トーン信号2131の送信を禁止するとと
もに、この送信タイミングからトーン信号の半周期T/
2に相当する期間2128が経過してからトーン信号2
103を送信する。よって、機器Bは、トーン信号21
15を送信した後、ほぼトーン信号の半周期経過したと
きに、SD2120より機器Aから送信されるトーン信
号2103を検出する。このように、トーン信号を検出
すると、機器A、Bはともに乱数信号をローとする。
【0237】その後、機器A、Bがそれぞれ、トーン信
号の半周期ほどずれたトーン信号2104、2116を
送信する。そして、機器AがSD2109によって機器
Bからのトーン信号2116を検出すると、トーン信号
の受信回数が接続確立に必要な規定回数(本例では2
回)に達したため、接続が確立したことを示す接続確立
フラグ2112をハイにして、切断状態から接続確立状
態に遷移する。また、機器BがSD2122によって機
器Aからのトーン信号2104を検出すると、トーン信
号の受信回数が接続確立に必要な規定回数に達したた
め、接続確立フラグ2124をハイにして、切断状態か
ら接続確立状態に遷移する。
【0238】このようにトーン信号の送信タイミングを
乱数信号の値に応じてきりかえるため、同時に電源投入
されたときなど、トーン信号が同時に送信されるような
状況下においても、両通信機器から送信されるトーン信
号の送信タイミングをずらすことができる。よって、S
Dによってトーン信号を検出することができるため、接
続確立までの時間が短縮される。
【0239】図22は上述のタイミングチャートの内容
を実現するためのブロック構成図である。
【0240】図22の通信機器において、電源投入され
ると、コントローラ2211において切断状態と判断さ
れる。そして、コントローラ2211が、乱数発生器2
214より送出される乱数信号2212より、予め定め
た周期Ta(Ta=T)と周期Tb(Tb=T+α)の
何れを送信タイミングを決定する周期とするか決定す
る。
【0241】よって、乱数発生器2214よりローの乱
数信号2212が与えられると、コントローラ2211
は周期Taを選択し、周期Taに相当する時間が経過す
ると、トーン生成器2202に信号2201を送出し
て、トーン信号2203を生成するように指示する。ま
た、乱数発生器2214よりハイの乱数信号2212が
与えられると、コントローラ2211は周期Tbを選択
し、周期Tbに相当する時間が経過すると、トーン生成
器2202に信号2201を送出して、トーン信号22
03を生成するように指示する。
【0242】トーン生成器2202では、コントローラ
2211より信号2201が与えられると、トーン信号
2203を生成して送信機2204に送出する。そし
て、送信機2204では、トーン生成器2202より送
出されたトーン信号2203を送信信号2205に変換
して送信する。尚、ここでいう送信機は、例えば光通信
においては、LED(発光ダイオード)、LD(レーザ
ーダイオード)などである。
【0243】一方、受信信号2206が受信機2207
で受信されると、SD2208に変換されてSD判別器
2209に送出される。SD判定器2209では、自機
器からトーン信号が送信される期間以外のSD2208
によりトーン信号が受信されたか判定される。尚、ここ
でいう受信機は、例えば光通信においては、PD(フォ
トダイオード)などである。
【0244】SD判定器2209でトーン信号が確認さ
れると、判定結果を示す判定信号2217がカウンタ2
215に与えられ、1カウント計数される。そして、カ
ウンタ2214のカウント数が予め設定された規定回数
に達すると、信号2213をコントローラ2211に与
えて、トーン信号の受信回数が規定回数に達したことを
認識させる。
【0245】また、SD判定器2209でトーン信号が
確認されると、判定結果を示す判定信号2210がコン
トローラ2211に与えられる。そして、トーン信号を
受信した時間からトーン信号の半周期分(T/2)の時
間が経過した後、コントローラ2211がトーン生成器
2202に信号2201を送信して、トーン信号220
3を生成するように指示する。このとき、コントローラ
2211は、乱数発生器2214に信号2216を与え
て、乱数信号2212を常にローにするように指示す
る。
【0246】更に、コントローラ2211は、カウンタ
2215より信号2213が与えられて、トーン信号の
受信回数が規定回数に達したことを認識すると、接続確
立状態に遷移する。このように通信機器を構成すること
によって、上述した図21のタイミングチャートの動作
を行うことができ、確実に接続確立状態に遷移すること
ができる。
【0247】図23は、図22のように構成される通信
機器の切断状態から接続確立状態へ遷移する際の動作を
示す処理フロー図である。
【0248】ステップS351は、自機器が切断状態で
あるとき、乱数発生器2214より送出される乱数信号
2212がローであるか否かを判定するステップであ
る。このとき、乱数信号2212がハイであるとき、ス
テップS352に進み、乱数信号2212がローである
とき、ステップS353に進む。
【0249】ステップS352は、周期Tbの間にトー
ン信号を受信したか否かを調べるステップで、SD判別
器2209によって判定されると、その判定信号221
0、2217がそれぞれコントローラ2211及びカウ
ンタ2215に送出される。そして、トーン信号が受信
されたと判定されたとき、ステップS354に進み、ト
ーン信号が受信されていないと判定されたとき、ステッ
プS357に進む。
【0250】ステップS353は、周期Taの間にトー
ン信号を受信したか否かを調べるステップで、SD判別
器2209によって判定されると、その判定信号221
0、2217がそれぞれコントローラ2211及びカウ
ンタ2215に送出される。そして、トーン信号が受信
されたと判定されたとき、ステップS354に進み、ト
ーン信号が受信されていないと判定されたとき、ステッ
プS357に進む。
【0251】ステップS354は、トーン信号の受信回
数が規定回数に達したか否かが判定されるステップで、
カウンタ2215で判定されると、信号2213がコン
トローラ2211に送出される。そして、規定回数に達
していないと判定されたとき、ステップS355に進
み、規定回数に達したと判定されたとき、ステップS3
58に進んで接続確立状態に遷移する。
【0252】ステップS355は、乱数発生器2214
より送出される乱数信号2212をローとするステップ
で、コントローラ2211より信号2216を与えるこ
とによって、乱数発生器2214に指示すると、ステッ
プS356に進む。
【0253】ステップS356は、トーン信号を受信し
てからトーン信号の半周期分の時間(T/2)経過後に
トーン信号の送信タイミングを設定し、この送信タイミ
ングまで待機するステップで、この設定した送信タイミ
ングに達すると、ステップS357に進む。
【0254】ステップS357は、トーン信号を送信す
るステップで、トーン生成器2202においてトーン信
号2203が生成された後、送信機2204で送信信号
2205に変換されて送信されると、ステップS351
に進む。
【0255】以上のようにして、切断状態から接続確立
状態へ遷移したとき、トーン信号の周期を切り換えて、
2つの通信機器からのトーン信号の送信タイミングをず
らすことによって、両通信機器がそれぞれ相手機器から
のトーン信号を検出することができるので、確実に接続
確立状態に遷移させることができる。
【0256】
【発明の効果】第一の実施の形態に記載した本発明によ
り、接続確立直後に自機器と相手機器との間で局所的な
親子関係を定める事ができる。その結果に基づき、自機
器と相手機器とで送信の手段を変えることができ、光フ
ァイバ1本を用いた光双方向通信においても、接続の解
除を検出できる。
【0257】第二の実施の形態に記載した本発明によ
り、自機器と相手機器がトーンをほぼ同時に送信し始め
たような場合でも、接続確立直後に自機器と相手機器と
の間で局所的な親子関係を定める事ができる。その結
果、自機器と相手機器とで送信の方法を変えることがで
き、光ファイバ1本を用いた光双方向通信通信において
も、接続の解除を検出できる。
【0258】第三の実施の形態に記載した本発明によ
り、親子関係を定めたり、自機器と相手機器で送信方法
を変えたりすることなしに、光ファイバ1本を用いた光
双方向通信において、接続解除の検出ができる。
【0259】第四の実施の形態に記載した本発明によ
り、光ファイバ1本を用いた光双方向通信において、迷
光の影響により自機器の発光を検知してしまう可能性の
あるSDを用いて、相手機器がデータ通信を開始したこ
とを検出することができる。
【0260】第五の実施の形態に記載した本発明によ
り、自機器内で発生するデータ通信要求と相手機機内で
発生するデータ通信要求の前後に応じて送信する2種類
のトーン信号を切り換えることができるので、データ通
信時に自機器と相手機器との間で局所的な親子関係を定
めることができる。その結果、自機器と相手機器とで送
信の手段を変えることができる。
【0261】第六の実施の形態に記載した本発明によ
り、接続確立後に両機器にデータ通信要求が発生して、
両機器がデータ転送可能状態へと遷移してから、自機器
と相手機器との間で局所的な親子関係を定めることがで
きる。その結果、自機器と相手機器とで送信の手段を変
えることができる。
【0262】第七の実施の形態に記載した本発明によ
り、両機器の親子関係によりトーン信号の送信タイミン
グをずらすことができるため、両機器で同時にデータ通
信要求が解除されたとき、データ転送可能状態から切断
状態へ遷移することなく、接続確立状態を維持すること
ができる。
【0263】第八の実施の形態に記載した本発明によ
り、両機器がともにデータ通信要求が解除されたことが
確認された後、両機器の親子関係によりトーン信号の送
信タイミングをずらすことができるため、データ通信要
求の解除のタイミングがいかなる時でも、データ転送可
能状態から切断状態へ遷移することなく、接続確立状態
を維持することができる。
【0264】第九の実施の形態に記載した本発明によ
り、接続の確立を行う際、相手機器のトーン信号を検出
するまで、自機器のトーン信号の周期をランダムに設定
するため、相手機器から送信されるトーン信号の受信タ
イミングと自機器から送信するトーン信号の送信タイミ
ングをずらすことができる。よって、相手機器からのト
ーン信号を確実に受信することができ、光ファイバ1本
を用いた光双方向通信において、切断状態から接続確立
状態への遷移時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における、接続確立
時のトーン信号交換のタイミングを示した図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態における、接続確立
を行う機器の処理フロー図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態における、時間領域
を説明するための図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態において、自機器が
親になる場合の、接続確立時のトーン信号交換のタイミ
ングを示した図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態において、自機器が
子になる場合の、接続確立時のトーン信号交換のタイミ
ングを示した図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態における、接続確立
を行う機器の処理フロー図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態における、受信信号
を増幅するための受信アンプの構成図である。
【図8】本発明の第三の実施の形態における、受信アン
プ各部での信号の波形図である。
【図9】本発明の第四の実施の形態における、動作原理
を示す信号の波形図である。
【図10】本発明の第四の実施の形態における、回路図
である。
【図11】本発明の第五の実施の形態における、動作原
理を示す信号の波形図である。
【図12】本発明の第五の実施の形態における、ブロッ
ク図である。
【図13】本発明の第五の実施の形態における、データ
通信を行う機器の処理フロー図である。
【図14】本発明の第六の実施の形態における、動作原
理を示す信号の波形図である。
【図15】本発明の第六の実施の形態における、データ
通信を行う機器の処理フロー図である。
【図16】本発明の第七の実施の形態における、動作原
理を示す信号の波形図である。
【図17】本発明の第七の実施の形態における、ブロッ
ク図である。
【図18】本発明の第七の実施の形態における、接続確
立を行う機器の処理フロー図である。
【図19】本発明の第八の実施の形態における、動作原
理を示す信号の波形図である。
【図20】本発明の第八の実施の形態における、接続確
立を行う機器の処理フロー図である。
【図21】本発明の第九の実施の形態における、動作原
理を示す信号の波形図である。
【図22】本発明の第九の実施の形態における、ブロッ
ク図である。
【図23】本発明の第九の実施の形態における、接続確
立を行う機器の処理フロー図である。
【符号の説明】
101、102、103、105 Aが送信したトーン 104 Bが送信したトーン 111 最初のトーンを送信するまでの待ち時間T 112 二つ目以降のトーンを送信する時の送信間隔t 301 送信トーン 302 親領域 303 子領域 304 送信中の不感領域 305 トーン送信直前の不感領域 306 トーン送信直後の不感領域 307 トーン送信中の時間 308 親領域と子領域の間の不感領域 401 相手機器の送信トーン 402 相手機器の送信トーンの自機器による受信 403 トーン送信の待ち時間 404 自機器の送信トーン 405 自機器の送信トーンの相手機器による受信 501 相手機器の送信トーン 502 相手機器の送信トーンの自機器による受信 503 トーン送信の待ち時間 504 自機器の送信トーン 505 自機器の送信トーンの相手機器による受信 701 フォトダイオード 702、703 OPアンプ 704 コンパレータ 705 インバータゲート 706、707 カウンタ 708 オアゲート 801 受信アンプの出力に相手光がなくなってから迷
光があがってくるまでの時間 901、902、917、918、919、920 接
続確立時のトーン信号 903、904 通信要求伝達のためのトーン信号 905、921 データ通信信号 906、908、910、912、923、925、9
27、929、930 自発光によりSDがアクティブ
になる可能性のある時間帯 907、909、911、913、914、922、9
24、926、928、931 相手機器の送信信号に
よってSDがアクティブになっている時間帯 915 機器Aのデータ通信要求信号 916 機器Aが機器Bのデータ通信要求信号を認識し
たことを示す信号 932 機器Bのデータ通信要求信号 933 機器Bが機器Aのデータ通信要求信号を認識し
たことを示す信号 1001 データ送信器 1002 データ通信信号 1003 マルチプレクサ 1004 インバータゲート 1005、1009、1011 アンドゲート 1006 トーン長切替信号 1007 トーンイネーブル生成器 1008 トーン出力イネーブル信号 1010 トーン信号 1012 送信選択信号 1013 カウンタ 1014 データ通信要求を示すトーンの検出信号 1015 一定期間相手信号がないことを検出する信号 1016 セットリセットフリップフロップ 1201 データ通信要求生成器 1203 トーン生成器 1205 送信機 1208 受信機 1210 SD判別器 1212 カウンタ 1216 コントローラ 1701 データ通信要求生成器 1703 データ送信器 1705 マルチプレクサ 1706 送信機 1709 トーン生成器 1714 コントローラ 1716 受信機 1719 タイマ 1723 データ受信器 2202 トーン生成器 2204 送信機 2207 受信機 2209 SD判別器 2211 コントローラ 2214 乱数発生器 2215 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 崇 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 市川 雄二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 深江 文博 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5K002 DA02 DA05 DA09 DA42 5K034 AA12 DD05 EE02 HH63 LL01 QQ05 QQ08

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーン信号の交換によって他の通信機器
    との接続を確立する通信機器であって、 接続確立時に、自機器が最初のトーン信号を送信した時
    刻と他の通信機器からのトーン信号を最初に受信した時
    刻を比較し、 その前後関係によって自機器が持つ2つの送信特性のい
    ずれを用いるかを決定する機能を備えたことを特徴とす
    る通信機器。
  2. 【請求項2】 トーン信号の交換によって他の通信機器
    との接続を確立する通信機器であって、 接続確立時に、自機器の各トーン信号送信から次のトー
    ン信号送信までの時間内に少なくとも2つの期間を設
    け、 他の通信機器からのトーン信号をそのいずれの期間内に
    受信したかを検知し、 検知した期間に対応して、自機器が持つ2つの送信特性
    のいずれを用いるかを決定する機能を備えたことを特徴
    とする通信機器。
  3. 【請求項3】 1本の光ファイバを用いて他の通信機器
    との双方向通信を行う通信機器であって、 受信光の強度に応じて受信光を二値化する二値化手段
    と、 前記二値化手段の出力に二値の一方の値が一定期間以上
    連続した事を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基き前記他の通信機器との接
    続の解除を検出する接続解除認識手段とを備えたことを
    特徴とする通信機器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の通信機器であって、 前記一定期間が、通信におけるデータ符号化に用いられ
    る符号化方式で起こり得る同一符号の最長の連続期間よ
    り長いことを特徴とする通信機器。
  5. 【請求項5】 トーン信号の交換によって他の通信機器
    との接続を確立する通信機器であって、 接続確立後に、自機器内部からデータ通信要求が発生し
    たことを検知し、接続確立に用いた第1のトーン信号と
    は別の、あらかじめ定められた第2のトーン信号を送信
    する機能と、 前記第2のトーン信号を受信したことを検出し、他の通
    信機器にデータ通信要求が発生したことを認識する機能
    を備えたことを特徴とする通信機器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の通信機器において、 自機器が前記第2のトーン信号を送信した時刻と他の通
    信機器からの前記第2のトーン信号を受信した時刻とを
    比較し、 その前後関係によって自機器が持つ複数の送信特性の何
    れを用いるかを決定する機能を備えたことを特徴とする
    通信機器。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の通信機器において、 他の通信機器からの前記第2のトーン信号を受信する前
    に自機器が前記第2のトーン信号を送信したとき、自機
    器が持つ複数の送信特性のうち、仮に所定の送信特性を
    用いるように設定する機能と、 仮に前記所定の送信特性を用いるように設定されてか
    ら、他の通信機器からのデータ信号となる連続信号を受
    信したとき、前記所定の送信特性を用いることを決定す
    る機能と、 自機器が前記第2のトーン信号を送信する前に他の通信
    機器からの前記第2のトーン信号を受信したとき、自機
    器が持つ複数の送信特性のうち、前記所定の送信特性以
    外の送信特性を用いることを決定する機能とを備えたこ
    とを特徴とする通信機器。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の通信機器において、 自機器が前記第2のトーン信号を送信した時刻と他の通
    信機器からの前記第2のトーン信号を受信した時刻とを
    比較し、 その前後関係によって自機器が持つ2つの送信特性の何
    れを用いるかを決定する機能を備えたことを特徴とする
    通信機器。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の通信機器において、 他の通信機器からの前記第2のトーン信号を受信する前
    に自機器が前記第2のトーン信号を送信したとき、自機
    器が持つ2つの送信特性のうち、仮に一方の送信特性を
    用いるように設定する機能と、 仮に前記一方の送信特性を用いるように設定されてか
    ら、他の通信機器からのデータ信号となる連続信号を受
    信したとき、前記一方の送信特性を用いることを決定す
    る機能と、 自機器が前記第2のトーン信号を送信する前に他の通信
    機器からの前記第2のトーン信号を受信したとき、自機
    器が持つ2つの送信特性のうち、他方の送信特性を用い
    ることを決定する機能とを備えたことを特徴とする通信
    機器。
  10. 【請求項10】 トーン信号の交換によって他の通信機
    器との接続を確立する通信機器であって、 複数の送信特性のうちの1つの送信特性を用いて、他の
    通信機器とデータ信号の交換を行うデータ転送可能状態
    にあるときに、自機器内部からの通信要求が解除され
    て、トーン信号の交換を行う接続確立状態に遷移する
    際、 自機器が使用する送信特性に応じてトーン信号の送信開
    始時刻を設定することを特徴とする通信機器。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の通信機器におい
    て、 他の通信機器がデータ信号の送信を終了したことを確認
    した後に、トーン信号の送信開始時刻を設定することを
    特徴とする通信機器。
  12. 【請求項12】 トーン信号の交換によって他の通信機
    器との接続を確立する通信機器であって、 トーン信号の基本周期をTとしたとき、 他の通信機器との接続が確立するまでにトーン信号を送
    信させる周期として、T−α(0≦α≦T)乃至T+β
    (0≦β≦T)の間で2つ以上の周期が予め設定され、 他の通信機器との接続が確立するまで、トーン信号を送
    信するたびに、次にトーン信号を送信するまでの周期
    を、設定された2つ以上の周期から1つ選択して設定
    し、この設定された周期が経過した後に次のトーン信号
    を送信することを特徴とする通信機器。
  13. 【請求項13】 通信機器が、トーン信号を交換するこ
    とによって接続を確立する通信方法であって、 接続確立時にトーン信号を最初に送信した通信機器が、
    接続確立後、複数の送信特性のうち所定の送信特性で動
    作を行うとともに、 前記所定の送信特性で動作を行う通信機器以外の通信機
    器が、接続確立後、前記所定の通信特性以外の送信特性
    で動作を行うことを特徴とする通信方法。
  14. 【請求項14】 通信機器が、トーン信号を交換するこ
    とによって接続を確立する通信方法であって、 接続確立しようとする全通信機器それぞれに、自機器の
    各トーン信号送信から次のトーン信号送信までの時間内
    に少なくとも2つの期間を設け、 接続確立時に前記期間のうち所定の期間にトーン信号を
    受信した通信機器が、複数の送信特性のうち所定の送信
    特性で動作を行うとともに、 前記所定の送信特性で動作を行う通信機器以外の通信機
    器が、接続確立後、前記所定の通信特性以外の送信特性
    で動作を行うことを特徴とする通信方法。
  15. 【請求項15】 通信機器が、トーン信号を交換するこ
    とによって接続を確立する通信方法であって、 接続確立時にトーン信号を最初に送信した通信機器が、
    接続確立後、2つの送信特性のうち一方の送信特性で動
    作を行うとともに、 前記一方の送信特性で動作を行う通信機器以外の通信機
    器が、接続確立後、他方の送信特性で動作を行うことを
    特徴とする通信方法。
  16. 【請求項16】 通信機器が、トーン信号を交換するこ
    とによって接続を確立する通信方法であって、 接続確立しようとする全通信機器それぞれに、自機器の
    各トーン信号送信から次のトーン信号送信までの時間内
    に少なくとも2つの期間を設け、 接続確立時に前記期間のうち所定の期間にトーン信号を
    受信した通信機器が、2つの送信特性のうち一方の送信
    特性で動作を行うとともに、 前記一方の送信特性で動作を行う通信機器以外の通信機
    器が、接続確立後、他方の送信特性で動作を行うことを
    特徴とする通信方法。
  17. 【請求項17】 通信機器が、1本の光ファイバを用い
    て双方向通信を行う通信方法であって、 前記通信機器が、受信光の強度に応じて受信光を二値化
    する二値化手段と、前記二値化手段の出力に二値の一方
    の値が一定期間以上連続したことを検出する検出手段
    と、を有し、 前記検出手段での検出結果に基づいて、前記通信機器が
    それぞれ、接続の解除を検出することを特徴とする通信
    方法。
  18. 【請求項18】 通信機器が、トーン信号を交換するこ
    とによって接続を確立する通信方法であって、 接続確立を要求するために、第1のトーン信号が交換さ
    れ、 接続確立後に自機器内部からデータ通信要求が発生した
    通信機器より、前記第1のトーン信号とは異なる第2の
    トーン信号が送信され、 前記第2のトーン信号を受信した他の通信機器が、前記
    第2のトーン信号を送信した通信機器にデータ通信要求
    が発生したことを認識することを特徴とする通信方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の通信方法におい
    て、 前記第2のトーン信号を最初に送信した通信機器が、接
    続確立後、複数の送信特性のうち所定の送信特性で動作
    を行うとともに、 前記第2のトーン信号を受信した他の通信機器が、接続
    確立後、前記所定の送信特性以外の送信特性で動作を行
    うことを特徴とする通信方法。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の通信方法におい
    て、 前記第2のトーン信号を受信する前に前記第2のトーン
    信号を送信した通信機器が、仮に複数の送信特性のうち
    の所定の送信特性を用いるように設定され、 仮に前記所定の送信特性を用いるように設定された通信
    機器が、他の通信機器からのデータ信号となる連続信号
    を受信したとき、前記所定の送信特性を用いることを決
    定し、 また、前記第2のトーン信号を先に受信した通信機器
    が、前記複数の送信特性のうち、前記所定の送信特性以
    外の送信特性を用いることを決定することを特徴とする
    通信方法。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の通信方法におい
    て、 前記第2のトーン信号を最初に送信した通信機器が、接
    続確立後、2つの送信特性のうち一方の送信特性で動作
    を行うとともに、 前記第2のトーン信号を受信した他の通信機器が、接続
    確立後、他方の送信特性で動作を行うことを特徴とする
    通信方法。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載の通信方法におい
    て、 前記第2のトーン信号を受信する前に前記第2のトーン
    信号を送信した通信機器が、仮に2つの送信特性のうち
    の一方の送信特性を用いるように設定され、 仮に前記一方の送信特性を用いるように設定された通信
    機器が、他の通信機器からのデータ信号となる連続信号
    を受信したとき、前記一方の送信特性を用いることを決
    定し、 また、前記第2のトーン信号を先に受信した通信機器
    が、前記2つの送信特性のうち、他方の送信特性を用い
    ることを決定することを特徴とする通信方法。
  23. 【請求項23】 通信機器が、トーン信号を交換するこ
    とによって接続を確立する通信方法であって、 異なる送信特性を用いてデータ信号を交換することでデ
    ータ通信を行っている通信機器のうちの1つの通信機器
    において、該通信機器内部からの通信要求が解除される
    際、 前記通信要求が解除された通信機器が使用していた送信
    特性に応じて、トーン信号の送信開始時刻を設定するこ
    とを特徴とする通信方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の通信方法におい
    て、 前記通信要求が解除された通信機器が、データ通信を行
    っていた他の通信機器がデータ信号の送信を終了したこ
    とを確認した後に、トーン信号の送信開始時刻を設定す
    ることを特徴とする通信方法。
  25. 【請求項25】 通信機器が、トーン信号を交換するこ
    とによって接続を確立する通信方法であって、 トーン信号の基本周期をTとしたとき、 接続確立使用とする全通信機器それぞれにおいて、 他の通信機器との接続が確立するまでにトーン信号を送
    信させる周期として、T−α(0≦α≦T)乃至T+β
    (0≦β≦T)の間で2つ以上の周期が予め設定される
    とともに、 他の通信機器との接続が確立するまで、トーン信号が送
    信されるたびに、次にトーン信号が送信されるまでの周
    期が、設定された2つ以上の周期から1つ選択されて設
    定され、この設定された周期が経過した後に次のトーン
    信号が送信されることを特徴とする通信方法。
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