JP2002354067A - インターフェース装置及びこれを備えた通信機器並びに通信方法 - Google Patents

インターフェース装置及びこれを備えた通信機器並びに通信方法

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    • G06F13/128Program control for peripheral devices using hardware independent of the central processor, e.g. channel or peripheral processor where hardware is a sequential transfer control unit, e.g. microprocessor, peripheral processor or state-machine for dedicated transfers to a network
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    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自機器がデータ転送準備状態の場合の機器の
誤動作を防止すると共に、装置全体の消費電力を低減で
きるようなインターフェース装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 入力された制御コードに基づいて、自機
器から他機器へのデータ及び制御コードの送信を制御す
る外部ステートマシン101と、自機器がデータ転送準
備状態であるかデータ転送状態であるかを判断し、この
判断結果を上記外部ステートマシン101に通知する内
部ステートマシン102とを備える。外部ステートマシ
ン101は、内部ステートマシン102から自機器がデ
ータ転送準備状態であると通知されている間、入力され
た制御コードを無効にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータやその周辺機器、Audio/Visual機器
同士を接続するためのシリアルバスに用いられるインタ
ーフェース装置及びこれを備えた通信機器並びに通信方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやその周辺機
器、Audio/Visual機器同士を接続するため
のシリアルバスの通信規格としては、米国電気電子学会
(IEEE)1394ハイ・パフォーマンス・シリアル
・バス規格(以下、IEEE1394規格と称する)が
ある。
【0003】IEEE1394規格では,100Mbp
s(98.304Mbps),200Mbps(19
6.608Mbps),400Mbps(393.21
6Mbps)でのデータ転送が規定されており、上位転
送速度を持つ1394ポートは、その下位転送速度との
互換性を保持するように規定されている。括弧内の数値
は実際の転送速度を示す。
【0004】これにより,100Mbps,200Mb
ps,400Mbpsのデータ転送速度が同一ネットワ
ーク上で混在可能となっている。
【0005】また、IEEE1394規格では、図7に
示すように、転送データがDATA(データ)とその信
号を補うSTROBE(ストローブ)との2信号に変換
されており、この2信号の排他的論理和をとることによ
りCLOCK(クロック)を生成することができるよう
にしたDS−Link(Data/Strobe Li
nk)符合化方式の転送フォーマットが採用されてい
る。
【0006】物理層(フィジカルレイヤ)におけるアー
ビトレーション信号は、TPA/TPA*、TPB/T
PB*の2組のツイストペア線によって表現される。
【0007】一組のツイストペア線TPA/TPA*
は、ストローブ信号(Strb_TX)を送信すると共
に、データ信号(Data_RX)を受信する。一方、
もう一組のツイストペア線TPB/TPB*は、データ
信号(Data_TX)を送信すると共に、ストローブ
信号(Strb RX)を受信する。
【0008】Strb_Tx信号、Data_Tx信
号、Strb_Enable信号及びData_Ena
ble信号は、制御コードから、アービトレーション信
号(Arb_A_Rx,Arb_B_Rx)を生成する
ために用いられる。
【0009】ここで、送信アービトレーション信号の値
とその意味は、図8に示すようになり、また、受信アー
ビトレーション信号とその意味は、図9に示すようにな
る。
【0010】また、IEEE1394規格においては、
その接続方式として、デイジチェーンとノード分岐との
2種類の方式が使用できる。ディジチェーン方式では、
1394ポートを備える機器が最大16ノードまで接続
でき、そのノード間の最長距離が4.5mとなってい
る。また、ノード分岐を併用することにより、規格最大
の63ノード(物理的なノード・アドレス)まで接続す
ることが可能なネットワークを構成することができる。
【0011】また、IEEE1394規格においては、
ケーブルの抜き差しを、機器が動作している状態、すな
わち電源が入っている状態で行うことが可能であり、ノ
ードが追加又は削除された時点で、自動的にネットワー
クの再構成を行うようになっている。このとき、接続さ
れたノードの機器を自動的に認識することができ、接続
された機器のIDや配置は、インターフェース装置上で
管理される。
【0012】複数の転送速度を可能とするインターフェ
ース装置を備えた機器間においては、データ転送を開始
する前に、通常、データ転送準備期間として、例えば、
スピードネゴシエーションを行う。
【0013】スピードネゴシエーションの一例として、
DAVIC(Digital Audio Visua
l Control)方式がある。この方式で用いられ
ているスピードネゴシエーションの方法では、ビット同
期及びキャラクタ同期をとる期間、転送速度のネゴシエ
ーションを行う期間、スピードネゴシエーションの終了
を確認する期間、スピードネゴシエーションのリトライ
を行うために一定時間待つ期間を有している。
【0014】ビット同期及びキャラクタ同期をとる期間
においては、まず、相手機器がビット同期をとりやすい
ように、エッジ数の多いコードを送信すると共に、受信
回路中のPLLによりビット同期を取る。ビット同期回
路がビット同期をとることができる程度の、予め定めら
れた十分な時間が経過した後、キャラクタ同期回路によ
りキャラクタ同期を取る。キャラクタ同期を取った後、
通信速度のネゴシエーションを行う期間に遷移する。
【0015】通信速度のネゴシエーションを行う期間に
おいては、スピードネゴシエーションを行う両機器が、
各々自機器の転送可能速度を表すコードを送信すると共
に、相手機器の転送可能速度を表すコードを受信し、自
機器の転送速度を更に上げるか、現在の転送速度に決定
するかを判断する。転送速度のネゴシエーションが正常
に完了すると、スピードネゴシエーションの終了を確認
する期間に遷移する。
【0016】一方、予め定められた一定時間以内に転送
速度のネゴシエーションが完了しない場合、スピードネ
ゴシエーションのリトライを行うために予め定められた
一定時間待つ期間に遷移する。
【0017】スピードネゴシエーションの終了を確認す
る期間においては、スピードネゴシエーションの終了を
表すコードを送信するとともに、相手機器が送信するス
ピードネゴシエーション終了を表すコードを受信するの
を待つ。スピードネゴシエーションの終了を表す制御コ
ードを受信するとスピードネゴシエーションを終了し、
データ転送の期間へと遷移する。
【0018】スピードネゴシエーションのリトライを行
うために一定時間を待つ期間においては、シリアル信号
の送信を行わない。このとき、相手機器の受信回路は受
信信号がなくなるため、スピードネゴシエーションに異
常が発生したことを検出し、ビット同期を取る期間へと
遷移する。
【0019】スピードネゴシエーションのリトライを行
うために一定時間を待つ状態である機器は、予め定めら
れた一定時間が経過すると、ビット同期をとる期間に遷
移し、スピードネゴシエーションを再開する。
【0020】こうして、複数の転送速度が可能なインタ
ーフェース装置を備えた機器間において、エラーレート
が低い通信路では、スピードネゴシエーシミョンを行う
ことにより、両機器が転送可能な最大の転送速度を得る
ことができる。
【0021】また、片方の機器の受信機の異常やエラー
レートの高い通信路により、相手機器の送信した転送速
度を表す制御コードやスピードネゴシエーションの終了
を表す制御コードを正常に受信できない場合でも、スピ
ードネゴシエーションを中止し再開することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、IEEE1
394準拠のメタルケーブルは、ケーブルによる伝送損
失などの理由により最大4.5mという制限がある。現
在、信号の長距離伝送を行うために、メタルケーブルに
換えて、伝送損失の少ない光ファイバを用いてシリアル
伝送を行うことが考えられている。
【0023】光ファイバを用いて,IEEE1394規
格の信号を伝送しようとする場合、データ転送の前にデ
ータ転送準備期間として、例えばスピードネゴシエーシ
ョンを行い、両機器が通信することが可能な最大転送速
度の決定を行う。
【0024】上記データ転送準備期間においては、IE
EE1394準拠のステートマシンに対する光ポートか
らの受信アービトレーション信号は無意味な信号であ
り、また上記期間中のアービトレーション信号生成にか
かる消費電力は無駄なものである。
【0025】また、上記データ転送準備期間からデータ
転送期間に遷移する際にIEEE1394準拠のステー
トマシンに出力されているアービトレーション信号は、
タイミングによってはステートマシンが有効なアービト
レーション信号とみなす場合がある。
【0026】このような場合、前記アービトレーション
信号がIEEE1394a−2000準拠のサスペンド
やディセーブルなどのアービトレーション信号であると
き、例えばサスペンド状態にする予定のないノードがサ
スペンド状態となり、ユーザの意図と反するノード状態
(バス状態)となる可能性がある。
【0027】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、自機器がデータ転送準備
状態の場合の機器の誤動作を防止すると共に、装置全体
の消費電力を低減できるようなインターフェース装置及
びそれを備えた通信機器並びに通信方法を提供すること
にある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明のインターフェー
ス装置は、上記の課題を解決するために、機器間で、デ
ータ及び制御コードの送受信を行うインターフェース装
置において、入力された制御コードに基づいて、自機器
から他機器へのデータ及び制御コードの送信を制御する
外部ステートマシンと、自機器がデータ転送準備状態で
あるかデータ転送状態であるかを判断し、この判断結果
を上記外部ステートマシンに通知する内部ステートマシ
ンとを備え、上記外部ステートマシンは、上記内部ステ
ートマシンから自機器がデータ転送準備状態であると通
知されている間、入力された制御コードを無効にするこ
とを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、自機器がデータ転送
準備状態では、外部ステートマシンに入力された他機器
からの制御コードが無効になっているので、該外部ステ
ートマシンによる自機器から他機器へのデータ及び制御
コードの送信制御は行われない。
【0030】これにより、自機器において、データ転送
状態では、入力された制御コード(一般には、他機器か
ら受信した制御コード)に基づいて、データ及び制御コ
ードの送信を行い、データ転送準備状態では、他機器か
らのデータ及び制御コードの有無にかかわらず、データ
及び制御コードの送信を行わないようになるので、機器
間でのデータ及び制御コードの通信を正常に行うことが
できる。
【0031】したがって、データ転送準備状態となる期
間(データ転送準備期間)に、自機器から他機器へ制御
コードが送信された場合の他機器の誤動作を防ぐことが
できる。
【0032】しかも、データ転送準備期間中には、他機
器へ送信するための制御コードの生成を行わなくて済む
ので、制御コードの生成に伴う消費電力を削減でき、こ
の結果、インターフェース装置の低消費電力を実現する
ことができる。
【0033】また、上記の構成では、自機器がデータ転
送準備状態のときに、上記外部ステートマシンに入力さ
れる制御コードは、全て無効になるので、どのような制
御コードが入力されてもよい。
【0034】例えば、外部ステートマシンに入力される
制御コードの生成の手間を省くことや、新たに制御コー
ドを生成するための回路を追加する必要がない等の利点
を有していることから、この場合の制御コードとして、
データ転送状態で用いられる制御コードを用いてもよ
い。
【0035】また、自機器がデータ転送準備状態である
間、上記外部ステートマシンには、データ転送状態で用
いられる制御コードのうち、予め定められた制御コード
は入力されないようにしてもよい。
【0036】この場合、予め定められた制御コードとし
ては、データ転送状態で用いられる制御コードのうち、
例えばサスペンドやディセーブルのような特定の制御コ
ードが考えられ、自機器がデータ転送準備状態である
間、これらの制御コードを外部ステートマシンに入力し
ないようにすれば、該外部ステートマシンでの制御コー
ドの無効化が不十分である場合でも、機器の誤動作を防
止することができ、確実にデータ転送準備状態からデー
タ転送状態に遷移することができる。
【0037】また、自機器がデータ転送準備状態である
間、上記外部ステートマシンには、データ転送状態で用
いられる制御コードのうち、予め定められた同じ制御コ
ードが入力されつづけるようにしてもよい。
【0038】この場合、予め定められた特定の制御コー
ドとしては、データ転送状態で用いられる制御コードの
うち、例えばサスペンドやディセーブルのような特定の
制御コード以外の制御コードが考えられ、自機器がデー
タ転送準備状態である間、これらの制御コードを外部ス
テートマシンに対して入力されつづけるようにすれば、
該外部ステートマシンでの制御コードの無効化が不十分
である場合でも、機器の誤動作を防止することができ、
確実にデータ転送準備状態からデータ転送状態に遷移す
ることができる。
【0039】また、本発明のインターフェース装置は、
上記の課題を解決するために、機器間で、データ及び制
御コードの送受信を行うインターフェース装置におい
て、入力された制御コードに基づいて、自機器から他機
器へのデータ及び制御コードの送信を制御する外部ステ
ートマシンと、他機器から受信した制御コードと、他機
器から受信した制御コードを必要に応じて異なる種類に
変換した制御コードとを選択的に上記外部ステートマシ
ンに出力する変換器と、自機器がデータ転送準備状態で
あるかデータ転送状態であるかを判断し、この判断結果
を上記変換器に通知する内部ステートマシンとを備え、
上記変換器は、上記内部ステートマシンから自機器がデ
ータ転送準備状態であると通知されている間、他機器か
ら受信した制御コードを、上記外部ステートマシンのデ
ータ及び制御コードの送信制御に関係しない制御コード
に変換して、該外部ステートマシンに出力すると共に、
上記内部ステートマシンから自機器がデータ転送状態で
あると通知されている間、他機器から受信した制御コー
ドを、変換しないで上記外部ステートマシンに出力する
ことを特徴としている。
【0040】上記の構成によれば、自機器がデータ転送
状態のとき、外部ステートマシンには、他機器からのデ
ータ及び制御コードがそのまま入力されるので、該外部
ステートマシンは、入力された制御コードに基づいて、
自機器から他機器へのデータ及び制御コードの送信の制
御を行うようになる。
【0041】一方、自機器がデータ転送準備状態との
き、外部ステートマシンには、変換器によって、他機器
からの制御コードが、データ及び制御コードの送信制御
に関係無い制御コードに変換された状態で入力されるの
で、該外部ステートマシンは、自機器から他機器へのデ
ータ及び制御コードの送信制御を行わないようになる。
【0042】これにより、自機器において、データ転送
状態では、他機器からの制御コードに基づいて、データ
及び制御コードの送信を行い、データ転送準備状態で
は、他機器からのデータ及び制御コードの有無にかかわ
らず、データ及び制御コードの送信制御を行わないよう
になるので、機器間でのデータ及び制御コードの通信を
正常に行うことができる。
【0043】したがって、データ転送準備状態となる期
間(データ転送準備期間)に、自機器から他機器へ制御
コードが送信された場合の他機器の誤動作を防ぐことが
できる。
【0044】しかも、データ転送準備期間中には、他機
器へ送信するための制御コードの生成を行わなくて済む
ので、制御コードの生成に伴う消費電力を削減でき、こ
の結果、インターフェース装置の低消費電力を実現する
ことができる。
【0045】また、制御コードは、機器において、受信
された場合には、受信アービトレーション信号に変換さ
れ、送信する場合には、送信アービトレーション信号に
変換される。
【0046】例えば、機器間の通信規格がIEEE13
94のとき、外部ステートマシンとして、IEEE13
94準拠のステートマシン(PHY)が使用される。そ
して、このPHYであれば、上記送信アービトレーショ
ン信号として、例えば図8に示すような種類の信号が使
用され、上記受信アービトレーション信号として、例え
ば図9に示すような種類の信号が使用される。
【0047】ここで、データ及び制御コードの送信制御
に関係無い制御コードを変換した受信アービトレーショ
ン信号として、例えば、図9に示すライン状態名が『I
DLE』の信号が考えられる。このIDLEは、接続さ
れている隣接機器(ノード)の外部ステートマシン(P
HY)は動作していないことを示している。
【0048】したがって、自機器がデータ転送準備状態
であるときに、外部ステートマシンに入力される制御コ
ードを、IDLEを示す制御コードに変換すれば、該外
部ステートマシンは、データ及び制御コードの送信制御
を確実に行わないようになる。
【0049】さらに、本発明のインターフェース装置
は、上記の課題を解決するために、機器間で、データ及
び制御コードの送受信を行うインターフェース装置にお
いて、入力された制御コードに基づいて、自機器から他
機器へのデータ及び制御コードの送信を制御する外部ス
テートマシンと、上記外部ステートマシンによるデータ
及び制御コードの送信制御に関係の無い制御コードを生
成する制御コード生成回路と、上記制御コード生成回路
により生成された制御コードと、他機器から受信した制
御コードとを切り替えて上記外部ステートマシンに出力
する切替回路と、自機器がデータ転送準備状態であるか
データ転送状態であるかを判断し、この判断結果を上記
切替回路に通知する内部ステートマシンとを備え、上記
切替回路は、上記内部ステートマシンから自機器がデー
タ転送準備状態であると通知されている間、上記制御コ
ード生成回路により生成された制御コードを上記外部ス
テートマシンに出力すると共に、上記内部ステートマシ
ンから自機器がデータ転送状態であると通知されている
間、他機器から受信した制御コードを上記外部ステート
マシンに出力することを特徴としている。
【0050】上記の構成によれば、自機器がデータ転送
状態のとき、外部ステートマシンには、他機器からのデ
ータ及び制御コードがそのまま入力されるので、該外部
ステートマシンは、入力された制御コードに基づいて、
自機器から他機器へのデータ及び制御コードの送信制御
を行うことになる。
【0051】一方、自機器がデータ転送準備状態との
き、外部ステートマシンには、制御コード生成回路によ
り生成された制御コード、すなわちデータ及び制御コー
ドの送信制御に関係無い制御コードに変換された状態で
入力されるので、該外部ステートマシンは、自機器から
他機器へのデータ及び制御コードの送信制御を行わない
ようになる。
【0052】これにより、自機器において、データ転送
状態では、他機器からの制御コードに基づいて、データ
及び制御コードの送信を行い、データ転送準備状態で
は、他機器からのデータ及び制御コードの有無にかかわ
らず、データ及び制御コードの送信を行わないようにな
るので、機器間でのデータ及び制御コードの通信を正常
に行うことができる。
【0053】したがって、データ転送準備状態となる期
間(データ転送準備期間)に、自機器から他機器へ制御
コードが送信された場合の他機器の誤動作を防ぐことが
できる。
【0054】しかも、データ転送準備期間中には、他機
器へ送信するための制御コードの生成を行わなくて済む
ので、制御コードの生成に伴う消費電力を削減でき、こ
の結果、インターフェース装置の低消費電力を実現する
ことができる。
【0055】また、制御コードは、機器において、受信
された場合には、受信アービトレーション信号に変換さ
れ、送信する場合には、送信アービトレーション信号に
変換される。
【0056】例えば、機器間の通信規格がIEEE13
94のとき、外部ステートマシンとして、IEEE13
94準拠のステートマシン(PHY)が使用される。そ
して、このPHYであれば、上記送信アービトレーショ
ン信号として、例えば図8に示すような種類の信号が使
用され、上記受信アービトレーション信号として、例え
ば図9に示すような種類の信号が使用される。
【0057】ここで、制御コード生成回路で生成される
制御コード、すなわちデータ及び制御コードの送信制御
に関係無い制御コードを変換した受信アービトレーショ
ン信号として、例えば、図9に示すライン状態名が『I
DLE』の信号が考えられる。このIDLEは、接続さ
れている隣接機器(ノード)の外部ステートマシン(P
HY)は動作していないことを示している。
【0058】したがって、自機器がデータ転送準備状態
であるときに、外部ステートマシンに対して、常に、I
DLEを示す制御コードを出力するようにすれば、該外
部ステートマシンは、データ及び制御コードの送信制御
を確実に行わないようになる。
【0059】また、機器間の通信規格は、IEEE13
94−1995もしくはIEEE1394a−2000
に準拠する規格であってもよい。
【0060】また、機器間の通信が光通信であってもよ
い。
【0061】この場合、通信路に光ファイバが用いられ
るので、通信路にメタルケーブルを用いた場合よりも、
機器間の接続距離、すなわち通信路を長くすることがで
きる。
【0062】具体的には、通信規格がIEEE1394
規格の場合、メタルケーブルでは、その通信路長は最大
4.5mまでであるのに対して、光ファイバでは、その
通信路長は10m程度となる。
【0063】上記構成の各インターフェース装置は、パ
ーソナルコンピュータやその周辺機器、Audio/V
isual機器同士の通信に用いられる通信機器に好適
に備えられる。
【0064】本発明の通信機器は、上記の課題を解決す
るために、機器間で、データ及び制御コードの送受信を
行う通信機器において、データ及び制御コードを受信す
る受信機と、データ及び制御コードを送信する送信機
と、上記受信機により受信したデータ及び制御コードを
機器本体に取り込むと共に、機器本体内で生成されたデ
ータ及び制御コードを上記送信機に出力するインターフ
ェース装置を備えた通信機器であって、この上記インタ
ーフェース装置として、上記の各構成のインターフェー
ス装置を用いることを特徴としている。
【0065】上記の構成によれば、自機器がデータ転送
準備状態であるとき、該自機器から他機器へのデータ及
び制御コードの送信を停止することになるので、自機器
及び他機器において誤動作が防止できると共に、無駄な
信号の送信が無くなるので、信号の生成及び送信に係る
電力を削減できる。
【0066】本発明の通信方法は、上記の課題を解決す
るために、機器間で、データ及び制御コードの送受信を
行う通信方法において、自機器がデータ転送準備状態の
間、他機器から自機器に入力されるデータ及び制御コー
ドを無効にすることを特徴としている。
【0067】上記の構成によれば、自機器がデータ転送
準備状態の間、他機器から自機器に入力されるデータ及
び制御コードを無効にすることで、自機器がデータ転送
準備状態であるとき、該自機器から他機器へのデータ及
び制御コードの送信を停止することができる。この結
果、自機器及び他機器において誤動作が防止できると共
に、無駄な信号の送信が無くなるので、信号の生成及び
送信に係る電力を削減できる。
【0068】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の一実施
の形態について説明すれば、以下の通りである。なお、
本実施の形態では、IEEE1394−1995もしく
はIEEE1394a−2000規格(以下、IEEE
1394準拠のハイ・パフォーマンス・シリアル・バス
規格と称する)で用いられるインターフェース装置につ
いて説明する。また、後述する他の実施の形態において
も同様とする。
【0069】本実施の形態に係るインターフェース装置
は、図1に示すように、外部ステートマシン101、内
部ステートマシン102、エンコーダ106、送信機1
08、受信機111、デコーダ113を有している。
【0070】外部ステートマシン101は、相手機器と
の通信状態を判断するための回路であって、例えばIE
EE1394のPHYステートマシンからなる。しかし
ながら、外部ステートマシン101は、PHYステート
マシンに限定されるものではない。
【0071】内部ステートマシン102は、自機器がデ
ータ転送準備状態かデータ転送状態であるかを判別し、
データ転送準備状態であった場合、データ転送を確実に
行うための準備動作、例えばスピードネゴシエーション
を行い、品質の高い通信路を保証する。
【0072】上記構成のインターフェース装置におい
て、内部ステートマシン102がデータ転送準備状態で
あるとする。このとき、エンコーダ106に対し、自機
器の転送可能速度に相当する制御コードやスピードネゴ
シエーションの終了を確認する制御コードを送信するよ
うに信号線105を通して通知するとともに、デコーダ
113から、受信した受信信号が相手機器のデータ転送
可能速度に相当する制御コードかスピードネゴシエーシ
ョンの終了を確認するコードかを、信号線104を通し
て受信する。
【0073】データ転送準備状態においては、内部ステ
ートマシン102からの送信通知を元に、エンコーダ1
06は送信コードを生成し、送信機108を通して送信
信号109となる。この送信機108は、例えば光通信
ではLED(発光ダイオード)、LD(レーザダイオー
ド)が用いられるが、この限りではない。
【0074】また、受信信号110は、受信機111に
よって受信され、信号線112を通してデコーダ113
に入力される。
【0075】デコーダ113は、受信信号をデコード
し、相手機器の転送可能速度に相当する制御コードやス
ピードネゴシエーションの終了を確認するコードなどス
ピードネゴシエーション中の有効な制御コードを受信し
た場合、内部ステートマシン102に対して、それを通
知すると共に、IEEE1394のアービトレーション
信号へのデコードも行い信号線115を通して、外部ス
テートマシン101に出力する。
【0076】データ転送準備状態においては、デコーダ
113の出力するアービトレーションは無効なものであ
る。それゆえ、内部ステートマシン102は、外部ステ
ートマシン101に対し、自機器がデータ転送準備状態
であることを信号線116を通して通知する。これによ
り、外部ステートマシン101は、デコーダ113から
の無効なアービトレーション信号を受けた場合、この信
号を無効なものとして無視する。
【0077】スピードネゴシエーションが正常に終了
し、データ転送準備状態が終了すると、内部ステートマ
シン102は、自機器の状態をデータ転送状態とし、外
部ステートマシン101にその旨を通知する。
【0078】これを受けた外部ステートマシン101
は、デコーダ113からのアービトレーション信号やデ
ータ信号を有効な信号として処理する。また、外部ステ
ートマシン101は、送信したいアービトレーション信
号やデータ信号があった場合、信号線103を通してエ
ンコーダ106に制御信号を出力する。
【0079】エンコーダ106は、データ転送状態であ
るため、テーブルを元に予め定められたコードに変換し
て送信機108に出力し、該送信機108から送信信号
109として相手機器に送信する。
【0080】上記のような構成とすることで、データ転
送準備状態では外部ステートマシン101はデコーダ1
13からの出力信号を無効とし、データ転送状態では、
デコーダ113からの出力信号を有効とするようになる
ので、正常なデータ転送を行うことができる。
【0081】ここで、上記構成のインターフェース装置
における、データ転送準備状態及びデータ転送状態にお
ける受信機111からの受信信号及び外部ステートマシ
ン101ヘの出力のタイミングについて、図2に示すタ
イミングチャートを参照しながら以下に説明する。
【0082】データ転送準備状態では、相手機器とのス
ピードネゴシエーションを行っているものとする。20
1までは、データ転送準備状態である。そのうち,20
2までは、相手機器との転送速度のネゴシエーションを
行っており、受信機111からの受信信号は相手機器の
転送速度SP1(例えばIEEE1394におけるS1
00の転送速度を示すコード)を示している。このSP
1のビット列が、IEEE1394のアービトレーショ
ン信号では、RX_REQUEST信号に割り当てられ
ているとすると、外部ステートマシン101ヘの出力に
は、RX REQUESTが出力される。
【0083】タイミング202から203までは、受信
機111からの受信信号は、スピードネゴシエーション
の終了を確認する信号END SPEED NEGOT
IATIONを示している。このEND SPEED
NEGOTIATIONのビット列が、IEEE139
4のRX_SUSPENDに割り当てられているとする
と、外部ステートマシンヘの出力にはRX_SUSPE
NDが出力される。
【0084】また,タイミング201以降はデータ転送
状態であり,タイミング203以降の受信機111から
の受信信号BUS_RESETがそのまま外部ステート
マシン101に出力される。
【0085】このときの外部ステートマシン101への
出力『RX REQUEST』から『RX_SUSPE
ND』に遷移するときのタイミング204は、受信機1
11からの受信信号『SP1』が『END SPEED
NEGOTIATION』に遷移するときのタイミン
グ202よりも遅れている。
【0086】また、外部ステートマシン101への出力
『RX_SUSPEND』から『BUS_RESET』
に遷移するときのタイミング205は、受信機111か
らの受信信号『END SPEED NEGOTIAT
ION』から『BUS_RESET』に遷移するときの
タイミング203よりも遅れている。
【0087】したがって、外部ステートマシン101へ
の出力の遷移のタイミング205が、自機器における実
際のデータ転送準備状態からデータ転送状態に遷移する
タイミング201よりも遅れているので、自機器におけ
るデータ転送準備状態からデータ転送状態への遷移を確
実に行うことができる。
【0088】つまり、外部ステートマシン101は、状
態がデータ転送準備状態のときは、インターフェースの
出力を無効とし、データ転送状態に遷移した後の出力の
みを有効なアービトレーション信号とすることで、エン
コーダ106から正常なデータの転送を行わせることが
できる。
【0089】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について説明すれば、以下の通りである。なお、本実施
の形態においても、前記実施の形態1と同様に、IEE
E1394準拠のハイ・パフォーマンス・シリアル・バ
ス規格で用いられるインターフェース装置について説明
する。
【0090】本実施の形態に係るインターフェース装置
は、前記実施の形態1の図1に示すインターフェース装
置において、外部ステートマシン101とデコーダ11
3との間に信号変換回路が設けられた構成、すなわち、
図3に示すように、外部ステートマシン301とデコー
ダ313との間に信号変換回路としての変換器318が
設けられた構成となっている。
【0091】なお、図3に示すインターフェース装置で
は、前記変換器318以外の構成要素、すなわち外部ス
テートマシン301、内部ステートマシン302、エン
コーダ306、送信機308、受信機311、デコーダ
313は、前記実施の形態1のインターフェース装置の
外部ステートマシン101、内部ステートマシン10
2、エンコーダ106、送信機108、受信機111、
デコーダ113と同じ機能を有するので、詳細な説明は
省略する。
【0092】ここで、上記構成のインターフェース装置
の動作について説明する。
【0093】まず、受信信号310が受信機311にて
受信され、信号線312を通してデコーダ313に入力
される。このデコーダ313からは、デコードされた信
号が信号線304を通して内部ステートマシン302に
入力されると共に、信号線315を介して変換器318
に入力される。
【0094】次に、内部ステートマシン302は、自機
器がデータ転送準備状態であるかデータ転送状態である
かを信号線303を通して、変換器318に対して通知
すると共に、信号線317を通して、外部ステートマシ
ン301にも通知する。
【0095】データ転送準備状態である場合、変換器3
18は、特定のアービトレーション信号(ここでいう特
定のアービトレーション信号とは、例えはRX_SUS
PENDであるが、これに限るものではない)がデコー
ダ313から信号線315を通して入力されると、別の
アービトレーション信号(ここでいう別のアービトレー
ション信号とは、例えばIDLEであるが、これに限る
ものではない)に変換し、それ以外のアービトレーショ
ン信号がデコーダ313から入力された場合には、信号
線316を通してそのまま外部ステートマシン301へ
と出力する。
【0096】また、データ転送状態である場合には、デ
コーダ313からの入力アービトレーション信号を変換
することなく、信号線316を通してそのまま外部ステ
ートマシン301へと出力する。
【0097】このように、変換器318を挿入すること
で、データ転送準備状態において、特定のアービトレー
ション信号がデコーダ313から出力された場合、別の
アービトレーション信号に変換して外部ステートマシン
301に出力することができる。
【0098】次に、内部ステートマシン302が自機器
がデータ転送状態であることを、信号線317を通して
外部ステートマシン301に通知すると共に、データ及
び制御コードとなる信号を信号線305を通してエンコ
ーダ306に出力する。
【0099】外部ステートマシン301は、データ転送
状態であることが通知されれば、エンコーダ306に対
して信号線314を通して、内部ステートマシン302
から出力された信号をエンコードするようにエンコーダ
306に指示する。
【0100】エンコーダ306によってエンコードされ
た信号は、信号線307を通して送信機308に出力さ
れ、この送信機308から送信信号309として他機器
に送信される。
【0101】ここで、上記構成のインターフェース装置
における、データ転送準備状態からデータ転送状態への
遷移のタイミングについて、図4に示すタイミングチャ
ートを参照しながら以下に説明する。
【0102】このタイミングチャートでは、データ転送
準備状態及びデータ転送状態における受信機311から
の受信信号、受信信号をIEEE1394アービトレー
ション信号にデコードした場合の意味、及び外部ステー
トマシン301ヘの出力タイミングを示している。
【0103】この図におけるデータ転送準備状態では、
相手機器とのスピードネゴシエーションを行っているも
のとする。また、前記実施の形態1の図2のタイミング
チャートと同様に、データ転送準備状態のときは、外部
ステートマシン301ヘの出力信号を無効とし、データ
転送状態に遷移すると外部ステートマシン301ヘの出
力信号を有効とするものとする。
【0104】図4に示すタイミングチャートでは、図2
に示すタイミングチャートと同様に、データ転送準備状
態における受信機311からの受信信号のEND SP
EED NEGOTIATIONが、IEEE1394
のRX_SUSPENDに対応しているものとする。
【0105】データ転送準備状態からデータ転送状態へ
と遷移するタイミング401によっては、RX SUS
PENDというアービトレーション信号が有効になる可
能性がある。このRX SUSPENDというアービト
レーション信号は、機器同士は接続されているがデータ
転送要求が無く待機している状態であることを意味する
信号であり、このRX SUSPENDというアービト
レーション信号が有効になった場合、実装によってはP
HYステートマシンからなる外部ステートマシン301
がSUSPEND状態になる可能性がある。
【0106】そこで、本実施の形態のインターフェース
装置では、変換器318によって、406のタイミング
で、RX_SUSPENDの代わりにIDLEを外部ス
テートマシン301ヘ出力している。このように、デー
タ転送準備状態の間、特定のアービトレーション信号に
関して、別のアービトレーション信号への変換を行うこ
と、この場合、RX_SUSPENDの代わりにIDL
Eへの変換を変換器318で行うことで、機器の誤動作
を防ぎ、より確実にデータ転送準備状態からデータ転送
状態への遷移が可能となる。
【0107】図4に示すタイミングチャートにおいて、
受信機311からの受信信号『SP1』が『END
PEED NEGOTIATION』に遷移するタイミ
ング402と、受信信号をデコードした場合の『RX
REQUEST』から『RX SUSPEND』に遷移す
るタイミング404とはずれている。つまり、タイミン
グ404は、タイミング402よりも遅れている。
【0108】これに伴って、受信機311からの受信信
号『END SPEED NEGOTIATION』が
『BUS RESET』に遷移するタイミング403
と、受信信号をデコードした場合の『RX SUSPE
ND』が『BUS RESET』に遷移するタイミング
405とはずれている。つまり、タイミング405は、
タイミング403よりも遅れている。
【0109】さらに、受信信号をデコードした場合の
『RX SUSPEND』が『BUS RESET』に遷
移するタイミング405と、外部ステートマシン301
への出力『IDLE』が『BUS RESET』に遷移
するタイミング407とはずれている。つまり、タイミ
ング407は、タイミング405よりも遅れている。
【0110】以上のことから、外部ステートマシン30
1への出力の遷移のタイミング407が、自機器におけ
る実際のデータ転送準備状態からデータ転送状態に遷移
するタイミング401よりも遅れているので、自機器に
おけるデータ転送準備状態からデータ転送状態への遷移
を確実に行うことができる。
【0111】なお、上記の外部ステートマシン301と
して、前記実施の形態1の外部ステートマシン101と
同様に、自機器がデータ転送準備状態である間、入力さ
れる制御コードを無効にするようにしてもよい。
【0112】この場合、自機器がデータ転送準備状態で
ある間、外部ステートマシン301に対して、誤ってI
DLE等の機器の誤動作を招く虞のある制御コードが入
力されても、該外部ステートマシン301において無効
にすることができるので、機器の誤動作を確実に防止す
ることができる。
【0113】〔実施の形態3〕本発明のさらに他の実施
の形態について説明すれば、以下の通りである。なお、
本実施の形態においても、前記の各実施の形態と同様
に、IEEE1394準拠のハイ・パフォーマンス・シ
リアル・バス規格で用いられるインターフェース装置に
ついて説明する。
【0114】本実施の形態に係るインターフェース装置
は、前記実施の形態1の図1に示すインターフェース装
置において、外部ステートマシン101とデコーダ11
3との間に信号選択回路が設けられた構成、すなわち、
図5に示すように、外部ステートマシン501とデコー
ダ513との間に信号選択回路としてのマルチプレクサ
519と特定のアービトレーション信号を生成するアー
ビトレーション信号生成モジュール518とが設けられ
た構成となっている。
【0115】なお、図5に示すインターフェース装置で
は、前記マルチプレクサ519とアービトレーション信
号生成モジュール518以外の構成要素、すなわち外部
ステートマシン501、内部ステートマシン502、エ
ンコーダ506、送信機508、受信機511、デコー
ダ513は、前記実施の形態1のインターフェース装置
の外部ステートマシン101、内部ステートマシン10
2、エンコーダ106、送信機108、受信機111、
デコーダ113と同じ機能を有するので、詳細な説明は
省略する。
【0116】ここで、上記構成のインターフェース装置
の動作について説明する。
【0117】まず、受信信号510が受信機511にて
受信され、信号線512を通してデコーダ513に入力
される。このデコーダ513からは、デコードされた信
号が信号線504を通して内部ステートマシン502に
入力されると共に、信号線515を介してマルチプレク
サ519に入力される。
【0118】次に、内部ステートマシン502は、自機
器がデータ転送準備状態であるかデータ転送状態である
かを信号線503を通して、マルチプレクサ519に対
して通知すると共に、信号線520を通して、外部ステ
ートマシン501に通知する。
【0119】一方、上記マルチプレクサ519には、予
め定められた特定のアービトレーション信号を生成する
アービトレーション信号生成モジュール518によって
生成されたアービトレーション信号が信号線517を通
して入力される。ここで、生成されるアービトレーショ
ン信号は、IDLE信号である。しかしながら、IDL
E信号に限定されない。
【0120】上記マルチプレクサ519は、自機器がデ
ータ転送準備状態の場合は、上記の特定のアービトレー
ション信号を信号線516を通して、外部ステートマシ
ン501へ出力し、データ転送状態の場合は、デコーダ
513からのアービトレーション信号を外部ステートマ
シン501に出力する。
【0121】このように、上記の構成のインターフェー
ス装置では、データ転送準備状態において特定のアービ
トレーション信号(IDLE信号)を外部ステートマシ
ン501に出力することが可能である。
【0122】また、上記の構成にすることにより、前記
実施の形態2の図3の構成、すなわち変換器318を設
けた構成よりも、回路を簡略化でき、データ転送準備状
態における消費電力の低減が期待できる。
【0123】次に、内部ステートマシン502が自機器
がデータ転送状態であることを、信号線520を通して
外部ステートマシン501に通知すると共に、データ及
び制御コードとなる信号を信号線505を通してエンコ
ーダ506に出力する。
【0124】外部ステートマシン501は、データ転送
状態であることが通知されれば、エンコーダ506に対
して信号線514を通して、内部ステートマシン502
から出力された信号をエンコードするようにエンコーダ
506に指示する。
【0125】エンコーダ506によってエンコードされ
た信号は、信号線507を通して送信機508に出力さ
れ、この送信機508から送信信号509として他機器
に送信される。
【0126】ここで、上記構成のインターフェース装置
における、データ転送準備状態からデータ転送状態への
遷移のタイミングについて、図6に示すタイミングチャ
ートを参照しながら以下に説明する。
【0127】このタイミングチャートでは、データ転送
準備状態及びデータ転送状態における受信機511から
の受信信号、受信信号をIEEE1394規格のアービ
トレーション信号にデコードした場合の意味、及び外部
ステートマシン501ヘの出力タイミングを示してい
る。
【0128】この図におけるデータ転送準備状態では、
相手機器とのスピードネゴシエーションを行っているも
のとする。また、前記実施の形態1の図2のタイミング
チャートと同様に、データ転送準備状態のときは、外部
ステートマシン501ヘの出力信号を無効とし、データ
転送状態に遷移すると外部ステートマシン501ヘの出
力信号を有効とするものとする。
【0129】図6では、データ転送準備状態において
は、受信機511からの受信信号をデコードした結果が
どのようなアービトレーション信号であろうと、外部ス
テートマシン501には特定のアービトレーション信号
を出力している。ここで、特定のアービトレーション信
号としてIDLEを出力する。
【0130】図6に示すタイミングチャートにおいて、
タイミング601までのデータ転送準備状態では、受信
機511からの受信信号(タイミング602および60
3までの信号)にかかわらず、マルチプレクサ519
は、常に、アービトレーション信号生成モジュール51
8からの特定アービトレーション信号(IDLE信号)
が外部ステートマシン501に出力され続けられる。
【0131】この場合、受信機511からの受信信号
『SP1』が『END SPEED NEGOTIATI
ON』に遷移するタイミング602と、受信信号をデコ
ードした場合の『RX REQUEST』から『RX
SUSPEND』に遷移するタイミング604とはずれ
ている。つまり、タイミング604は、タイミング60
2よりも遅れている。
【0132】これに伴って、受信機511からの受信信
号『END SPEED NEGOTIATION』が
『BUS RESET』に遷移するタイミング603
と、受信信号をデコードした場合の『RX SUSPE
ND』が『BUS RESET』に遷移するタイミング
605とはずれている。つまり、タイミング605は、
タイミング603よりも遅れている。
【0133】さらに、受信信号をデコードした場合の
『RX SUSPEND』が『BUS RESET』に遷
移するタイミング605と、外部ステートマシン501
への出力『IDLE』が『BUS RESET』に遷移
するタイミング606とはずれている。つまり、タイミ
ング606は、タイミング605よりも遅れている。
【0134】以上のことから、外部ステートマシン50
1への出力の遷移のタイミング606が、自機器におけ
る実際のデータ転送準備状態からデータ転送状態に遷移
するタイミング601よりも遅れているので、自機器に
おけるデータ転送準備状態からデータ転送状態への遷移
を確実に行うことができる。
【0135】しかも、データ転送準備状態において、特
定のアービトレーション信号として、バスに対して悪影
響を及ぼさないような適切なアービトレーション信号
(例えばIDLE信号)を選択することで、より確実に
データ転送準備状態からデータ転送状態への遷移が可能
となる。
【0136】なお、上記の外部ステートマシン501と
して、前記実施の形態1の外部ステートマシン101と
同様に、自機器がデータ転送準備状態である間、入力さ
れる制御コードを無効にするようにしてもよい。
【0137】この場合、自機器がデータ転送準備状態で
ある間、外部ステートマシン501に対して、誤ってI
DLE等の機器の誤動作を招く虞のある制御コードが入
力されても、該外部ステートマシン501において無効
にすることができるので、機器の誤動作を確実に防止す
ることができる。
【0138】以上のように、各実施の形態では、通信規
格として、IEEE1394規格の場合について述べた
が、その通信方法については、特に限定していない。こ
の通信方法としては、通信路にメタルケーブルを用いた
電気通信と、通信路に光ファイバを用いた光通信とが挙
げられる。
【0139】通信路として、メタルケーブルを用いた場
合、メタル部分での伝送損失を考慮して、機器間の接続
長は最大4.5mまでに制限されている。
【0140】一方、通信路として、光ファイバを用いた
場合、通信路内での伝送損失がメタルケーブルの場合よ
りも少ないので、機器間の接続長は最大10mまでに延
長されている。
【0141】また、本発明は、以下のように、表現する
ことも可能である。
【0142】本発明のインターフェース装置は、データ
転送準備状態とデータ転送状態とを有するデジタルデー
タのインターフェース装置であって、データ転送準備状
態の間は、データ転送状態で用いられる制御コードをス
テートマシンに対し出力し、ステートマシンが上記制御
コードを無効とすることを特徴とする。
【0143】本発明のインターフェース装置は、データ
転送準備状態とデータ転送状態とを有するデジタルデー
タのインターフェース装置であって、データ転送準備状
態の間は、ステートマシンに対し、データ転送状態で用
いられる制御コードのうち、予め定められた制御コード
を出力しないことを特徴とする。
【0144】本発明のインターフェース装置は、データ
転送準備状態とデータ転送状態とを有するデジタルデー
タのインターフェース装置であって、データ転送準備状
態の間は、ステートマシンに対し、予め定められた一定
の制御コードを出力しつづけることを特徴とする。
【0145】本発明のインターフェース装置は、データ
転送準備状態の間は、ステートマシンに対し、データ転
送状態で用いられる制御コードのうち、予め定められた
制御コードを出力しないことを特徴とする。
【0146】本発明のインターフェース装置は、データ
転送準備状態の間は、ステートマシンに対し、予め定め
られた一定の制御コードを出力しつづけることを特徴と
する。
【0147】さらに、本発明を実現するために、以下の
ようなインターフェース装置が挙げられる。
【0148】本発明にかかるデジタルデータのインター
フェース装置は、品質の高い通信路を保証するための内
部ステートマシンと外部ステートマシンヘの出力信号を
制御する出力制御手段とを有し、データ転送準備状態に
おいては、外部ステートマシンに対し,受信しているも
しくは受信していないに関わらず、データ転送状態時に
現れる制御コードを出力する。
【0149】上記構成の発明により、データ転送準備状
態においては、外部ステートマシンに自機器の状態がデ
ータ転送準備状態であることを通知することにより、外
部ステートマシンは、データ転送状態において有効な制
御コードが出力されたとしても、これを無効とすること
ができる。
【0150】本発明にかかるデジタルデータのインター
フェース装置は、品質の高い通信路を保証するための内
部ステートマシンと外部ステートマシンヘの出力信号を
制御する出力制御手段とを有し、前記出力制御手段にお
いて、データ転送準備状態では、データ転送状態時に現
れる制御コードのうち、例えばサスペンドやディセーブ
ルのような特定の制御コードは出力せず、それ以外の制
御コードを出力する。
【0151】上記構成の発明により、データ転送状態で
バスに対して特別な効果をもたらす制御信号は、データ
転送準備状態においても外部ステートマシンに出力しな
いことで、より確実にデータ転送準備状態からデータ転
送状態へと遷移することができる。
【0152】本発明にかかるデジタルデータのインター
フェース装置は、品質の高い通信路を保証するための内
部ステートマシンと外部ステートマシンヘの出力信号を
制御する出力制御手段とを有し、前記出力制御手段にお
いて、データ転送準備状態では、予め定められた一定の
制御コードを外部ステートマシンに出力しつづける。
【0153】上記構成の発明により、データ転送準備状
態においては、予め定められた特定の制御コードを外部
ステートマシンに出力することで、より確実にデータ転
送準備状態からデータ転送状態へと遷移できる。また、
データ転送準備状態での消費電力の低減も期待できる。
【0154】以上のようにして、本発明によれば、デー
タ転送準備期間中にシステムが誤動作しないようにする
ことができる。
【0155】
【発明の効果】本発明のインターフェース装置は、以上
のように、機器間で、データ及び制御コードの送受信を
行うインターフェース装置において、入力された制御コ
ードに基づいて、自機器から他機器へのデータ及び制御
コードの送信を制御する外部ステートマシンと、自機器
がデータ転送準備状態であるかデータ転送状態であるか
を判断し、この判断結果を上記外部ステートマシンに通
知する内部ステートマシンとを備え、上記外部ステート
マシンは、上記内部ステートマシンから自機器がデータ
転送準備状態であると通知されている間、入力された制
御コードを無効にする構成である。
【0156】それゆれ、自機器がデータ転送準備状態で
は、外部ステートマシンに入力された他機器からの制御
コードが無効になっているので、該外部ステートマシン
による自機器から他機器へのデータ及び制御コードの送
信制御は行われない。
【0157】これにより、自機器において、データ転送
状態では、入力された制御コード(一般には、他機器か
ら受信した制御コード)に基づいて、データ及び制御コ
ードの送信を行い、データ転送準備状態では、他機器か
らのデータ及び制御コードの有無にかかわらず、データ
及び制御コードの送信を行わないようになるので、機器
間でのデータ及び制御コードの通信を正常に行うことが
できる。
【0158】したがって、データ転送準備状態となる期
間(データ転送準備期間)に、自機器から他機器へ制御
コードが送信された場合の他機器の誤動作を防ぐことが
できる。
【0159】しかも、データ転送準備期間中には、他機
器へ送信するための制御コードの生成を行わなくて済む
ので、制御コードの生成に伴う消費電力を削減でき、こ
の結果、インターフェース装置の低消費電力を実現する
ことができるという効果を奏する。
【0160】また、上記の構成では、自機器がデータ転
送準備状態のときに、上記外部ステートマシンに入力さ
れる制御コードは、全て無効になるので、どのような制
御コードが入力されてもよい。
【0161】例えば、外部ステートマシンに入力される
制御コードの生成の手間を省くことや、新たに制御コー
ドを生成するための回路を追加する必要がない等の利点
を有していることから、この場合の制御コードとして、
データ転送状態で用いられる制御コードを用いてもよ
い。
【0162】また、自機器がデータ転送準備状態である
間、上記外部ステートマシンには、データ転送状態で用
いられる制御コードのうち、予め定められた制御コード
は入力されないようにしてもよい。
【0163】この場合、予め定められた制御コードとし
ては、データ転送状態で用いられる制御コードのうち、
例えばサスペンドやディセーブルのような特定の制御コ
ードが考えられ、自機器がデータ転送準備状態である
間、これらの制御コードを外部ステートマシンに入力し
ないようにすれば、該外部ステートマシンでの制御コー
ドの無効化が不十分である場合でも、機器の誤動作を防
止することができ、確実にデータ転送準備状態からデー
タ転送状態に遷移することができるという効果を奏す
る。
【0164】また、自機器がデータ転送準備状態である
間、上記外部ステートマシンには、予め定められた制御
コードが入力されつづけるようにしてもよい。
【0165】この場合、予め定められた特定の制御コー
ドとしては、データ転送状態で用いられる制御コードの
うち、例えばサスペンドやディセーブルのような特定の
制御コード以外の制御コードが考えられ、自機器がデー
タ転送準備状態である間、これらの制御コードを外部ス
テートマシンに対して入力されつづけるようにすれば、
該外部ステートマシンでの制御コードの無効化が不十分
である場合でも、機器の誤動作を防止することができ、
確実にデータ転送準備状態からデータ転送状態に遷移す
ることができるという効果を奏する。
【0166】また、本発明のインターフェース装置は、
以上のように、機器間で、データ及び制御コードの送受
信を行うインターフェース装置において、入力された制
御コードに基づいて、自機器から他機器へのデータ及び
制御コードの送信を制御する外部ステートマシンと、他
機器から受信した制御コードと、他機器から受信した制
御コードを必要に応じて異なる種類に変換した制御コー
ドとを選択的に上記外部ステートマシンに出力する変換
器と、自機器がデータ転送準備状態であるかデータ転送
状態であるかを判断し、この判断結果を上記変換器に通
知する内部ステートマシンとを備え、上記変換器は、上
記内部ステートマシンから自機器がデータ転送準備状態
であると通知されている間、他機器から受信した制御コ
ードを、上記外部ステートマシンのデータ及び制御コー
ドの送信制御に関係しない制御コードに変換して、該外
部ステートマシンに出力すると共に、上記内部ステート
マシンから自機器がデータ転送状態であると通知されて
いる間、他機器から受信した制御コードを、変換しない
で上記外部ステートマシンに出力する構成である。
【0167】それゆえ、自機器がデータ転送状態のと
き、外部ステートマシンには、他機器からのデータ及び
制御コードがそのまま入力されるので、該外部ステート
マシンは、入力された制御コードに基づいて、自機器か
ら他機器へのデータ及び制御コードの送信の制御を行う
ようになる。
【0168】一方、自機器がデータ転送準備状態との
き、外部ステートマシンには、変換器によって、他機器
からの制御コードが、データ及び制御コードの送信制御
に関係無い制御コードに変換された状態で入力されるの
で、該外部ステートマシンは、自機器から他機器へのデ
ータ及び制御コードの送信制御を行わないようになる。
【0169】これにより、自機器において、データ転送
状態では、他機器からの制御コードに基づいて、データ
及び制御コードの送信を行い、データ転送準備状態で
は、他機器からのデータ及び制御コードの有無にかかわ
らず、データ及び制御コードの送信制御を行わないよう
になるので、機器間でのデータ及び制御コードの通信を
正常に行うことができる。
【0170】したがって、データ転送準備状態となる期
間(データ転送準備期間)に、自機器から他機器へ制御
コードが送信された場合の他機器の誤動作を防ぐことが
できる。
【0171】しかも、データ転送準備期間中には、他機
器へ送信するための制御コードの生成を行わなくて済む
ので、制御コードの生成に伴う消費電力を削減でき、こ
の結果、インターフェース装置の低消費電力を実現する
ことができるという効果を奏する。
【0172】さらに、本発明のインターフェース装置
は、以上のように、機器間で、データ及び制御コードの
送受信を行うインターフェース装置において、入力され
た制御コードに基づいて、自機器から他機器へのデータ
及び制御コードの送信を制御する外部ステートマシン
と、上記外部ステートマシンによるデータ及び制御コー
ドの送信制御に関係の無い制御コードを生成する制御コ
ード生成回路と、上記制御コード生成回路により生成さ
れた制御コードと、他機器から受信した制御コードとを
切り替えて上記外部ステートマシンに出力する切替回路
と、自機器がデータ転送準備状態であるかデータ転送状
態であるかを判断し、この判断結果を上記切替回路に通
知する内部ステートマシンとを備え、上記切替回路は、
上記内部ステートマシンから自機器がデータ転送準備状
態であると通知されている間、上記制御コード生成回路
により生成された制御コードを上記外部ステートマシン
に出力すると共に、上記内部ステートマシンから自機器
がデータ転送状態であると通知されている間、他機器か
ら受信した制御コードを上記外部ステートマシンに出力
する構成である。
【0173】それゆえ、自機器がデータ転送状態のと
き、外部ステートマシンには、他機器からのデータ及び
制御コードがそのまま入力されるので、該外部ステート
マシンは、入力された制御コードに基づいて、自機器か
ら他機器へのデータ及び制御コードの送信制御を行うこ
とになる。
【0174】一方、自機器がデータ転送準備状態との
き、外部ステートマシンには、制御コード生成回路によ
り生成された制御コード、すなわちデータ及び制御コー
ドの送信制御に関係無い制御コードに変換された状態で
入力されるので、該外部ステートマシンは、自機器から
他機器へのデータ及び制御コードの送信制御を行わない
ようになる。
【0175】これにより、自機器において、データ転送
状態では、他機器からの制御コードに基づいて、データ
及び制御コードの送信を行い、データ転送準備状態で
は、他機器からのデータ及び制御コードの有無にかかわ
らず、データ及び制御コードの送信を行わないようにな
るので、機器間でのデータ及び制御コードの通信を正常
に行うことができる。
【0176】したがって、データ転送準備状態となる期
間(データ転送準備期間)に、自機器から他機器へ制御
コードが送信された場合の他機器の誤動作を防ぐことが
できる。
【0177】しかも、データ転送準備期間中には、他機
器へ送信するための制御コードの生成を行わなくて済む
ので、制御コードの生成に伴う消費電力を削減でき、こ
の結果、インターフェース装置の低消費電力を実現する
ことができるという効果を奏する。
【0178】また、機器間の通信規格は、IEEE13
94−1995もしくはIEEE1394a−2000
に準拠する規格であってもよい。
【0179】また、機器間の通信が光通信であってもよ
い。
【0180】この場合、通信路に光ファイバが用いられ
るので、通信路にメタルケーブルを用いた場合よりも、
機器間の接続距離、すなわち通信路を長くすることがで
きるという効果を奏する。
【0181】上記構成の各インターフェース装置は、パ
ーソナルコンピュータやその周辺機器、Audio/V
isual機器同士の通信に用いられる通信機器に好適
に備えられる。
【0182】本発明の通信機器は、以上のように、機器
間で、データ及び制御コードの送受信を行う通信機器に
おいて、データ及び制御コードを受信する受信機と、デ
ータ及び制御コードを送信する送信機と、上記受信機に
より受信したデータ及び制御コードを機器本体に取り込
むと共に、機器本体内で生成されたデータ及び制御コー
ドを上記送信機に出力するインターフェース装置を備え
た通信機器であって、この上記インターフェース装置と
して、上記の各構成のインターフェース装置を用いる構
成である。
【0183】それゆえ、自機器がデータ転送準備状態で
あるとき、該自機器から他機器へのデータ及び制御コー
ドの送信を停止することになるので、自機器及び他機器
において誤動作が防止できると共に、無駄な信号の送信
が無くなるので、信号の生成及び送信に係る電力を削減
できるという効果を奏する。
【0184】本発明の通信方法は、以上のように、機器
間で、データ及び制御コードの送受信を行う通信方法に
おいて、自機器がデータ転送準備状態の間、他機器から
自機器に入力されるデータ及び制御コードを無効にする
構成である。
【0185】それゆえ、自機器がデータ転送準備状態の
間、他機器から自機器に入力されるデータ及び制御コー
ドを無効にすることで、自機器がデータ転送準備状態で
あるとき、該自機器から他機器へのデータ及び制御コー
ドの送信を停止することができる。この結果、自機器及
び他機器において誤動作が防止できると共に、無駄な信
号の送信が無くなるので、信号の生成及び送信に係る電
力を削減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るインターフェース
装置の概略ブロック図である。
【図2】図1に示すインターフェース装置における、デ
ータ転送準備状態及びデータ転送状態での外部ステート
マシンに対する出力信号のタイミングチャートである。
【図3】本発明の他の実施の形態に係るインターフェー
ス装置の概略ブロック図である。
【図4】図3に示すインターフェース装置における、デ
ータ転送準備状態及びデータ転送状態での外部ステート
マシンに対する出力信号のタイミングチャートである。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態に係るインター
フェース装置の概略ブロック図である。
【図6】図5に示すインターフェース装置における、デ
ータ転送準備状態及びデータ転送状態での外部ステート
マシンに対する出力信号のタイミングチャートである。
【図7】DS−LINK符号化方式の説明図である。
【図8】IEEE1394規格における物理層で送信さ
れたアービトレーション信号のライン状態とその意味を
示す図である。
【図9】IEEE1394規格における物理層で受信さ
れたアービトレーション信号のライン状態とその意味を
示す図である。
【符号の説明】
101 外部ステートマシン 102 内部ステートマシン 104 信号線 105 信号線 106 エンコーダ 108 送信機 109 送信信号 110 受信信号 111 受信機 112 信号線 113 デコーダ 115 信号線 116 信号線 201 タイミング 202 タイミング 203 タイミング 204 タイミング 205 タイミング 301 外部ステートマシン 302 内部ステートマシン 303 信号線 304 信号線 305 信号線 306 エンコーダ 307 信号線 308 送信機 309 送信信号 310 受信信号 311 受信機 312 信号線 313 デコーダ 314 信号線 315 信号線 316 信号線 317 信号線 318 変換器(変換回路) 401 タイミング 402 タイミング 403 タイミング 404 タイミング 405 タイミング 406 タイミング 407 タイミング 501 外部ステートマシン 502 内部ステートマシン 503 信号線 504 信号線 505 信号線 506 エンコーダ 507 信号線 508 送信機 509 送信信号 510 受信信号 511 受信機 512 信号線 513 デコーダ 514 信号線 515 信号線 516 信号線 517 信号線 518 アービトレーション信号生成モジュール(制御
コード生成回路) 519 マルチプレクサ(切替回路) 520 信号線 601 タイミング 602 タイミング 603 タイミング 604 タイミング 605 タイミング 606 タイミング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B077 MM02 NN02 5K033 AA05 CB01 DB20 EA07 EC01 EC02 5K034 AA15 CC02 CC05 FF12 KK02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器間で、データ及び制御コードの送受信
    を行うインターフェース装置において、 入力された制御コードに基づいて、自機器から他機器へ
    のデータ及び制御コードの送信を制御する外部ステート
    マシンと、 自機器がデータ転送準備状態であるかデータ転送状態で
    あるかを判断し、この判断結果を上記外部ステートマシ
    ンに通知する内部ステートマシンとを備え、 上記外部ステートマシンは、上記内部ステートマシンか
    ら自機器がデータ転送準備状態であると通知されている
    間、入力された制御コードを無効にすることを特徴とす
    るインターフェース装置。
  2. 【請求項2】自機器がデータ転送準備状態のときに、上
    記外部ステートマシンに入力される制御コードは、デー
    タ転送状態で用いられる制御コードであることを特徴と
    する請求項1記載のインターフェース装置。
  3. 【請求項3】自機器がデータ転送準備状態である間、上
    記外部ステートマシンには、データ転送状態で用いられ
    る制御コードのうち、予め定められた制御コードは入力
    されないことを特徴とする請求項2記載のインターフェ
    ース装置。
  4. 【請求項4】自機器がデータ転送準備状態である間、上
    記外部ステートマシンには、データ転送状態で用いられ
    る制御コードのうち、予め定められた同じ制御コードが
    入力されつづけることを特徴とする請求項2記載のイン
    ターフェース装置。
  5. 【請求項5】機器間で、データ及び制御コードの送受信
    を行うインターフェース装置において、 入力された制御コードに基づいて、自機器から他機器へ
    のデータ及び制御コードの送信を制御する外部ステート
    マシンと、 他機器から受信した制御コードと、他機器から受信した
    制御コードを必要に応じて異なる種類に変換した制御コ
    ードとを選択的に上記外部ステートマシンに出力する変
    換器と、 自機器がデータ転送準備状態であるかデータ転送状態で
    あるかを判断し、この判断結果を上記変換器に通知する
    内部ステートマシンとを備え、 上記変換器は、上記内部ステートマシンから自機器がデ
    ータ転送準備状態であると通知されている間、他機器か
    ら受信した制御コードを、上記外部ステートマシンのデ
    ータ及び制御コードの送信制御に関係しない制御コード
    に変換して、該外部ステートマシンに出力すると共に、
    上記内部ステートマシンから自機器がデータ転送状態で
    あると通知されている間、他機器から受信した制御コー
    ドを、変換しないで上記外部ステートマシンに出力する
    ことを特徴とするインターフェース装置。
  6. 【請求項6】機器間で、データ及び制御コードの送受信
    を行うインターフェース装置において、 入力された制御コードに基づいて、自機器から他機器へ
    のデータ及び制御コードの送信を制御する外部ステート
    マシンと、 上記外部ステートマシンによるデータ及び制御コードの
    送信制御に関係の無い制御コードを生成する制御コード
    生成回路と、 上記制御コード生成回路により生成された制御コード
    と、他機器から受信した制御コードとを切り替えて上記
    外部ステートマシンに出力する切替回路と、 自機器がデータ転送準備状態であるかデータ転送状態で
    あるかを判断し、この判断結果を上記切替回路に通知す
    る内部ステートマシンとを備え、 上記切替回路は、上記内部ステートマシンから自機器が
    データ転送準備状態であると通知されている間、上記制
    御コード生成回路により生成された制御コードを上記外
    部ステートマシンに出力すると共に、上記内部ステート
    マシンから自機器がデータ転送状態であると通知されて
    いる間、他機器から受信した制御コードを上記外部ステ
    ートマシンに出力することを特徴とするインターフェー
    ス装置。
  7. 【請求項7】機器間の通信規格が、IEEE1394−
    1995もしくはIEEE1394a−2000に準拠
    する規格であることを特徴とする請求項1ないし6の何
    れかに記載のインターフェース装置。
  8. 【請求項8】機器間の通信が光通信であることを特徴と
    する請求項1ないし7の何れかに記載のインターフェー
    ス装置。
  9. 【請求項9】機器間で、データ及び制御コードの送受信
    を行う通信機器において、 データ及び制御コードを受信する受信機と、 データ及び制御コードを送信する送信機と、 上記受信機により受信したデータ及び制御コードを機器
    本体に取り込むと共に、機器本体内で生成されたデータ
    及び制御コードを上記送信機に出力するインターフェー
    ス装置を備え、 上記インターフェース装置が、請求項1ないし6の何れ
    かに記載のインターフェース装置であることを特徴とす
    る通信機器。
  10. 【請求項10】機器間で、データ及び制御コードの送受
    信を行う通信方法において、 自機器がデータ転送準備状態の間、他機器から自機器に
    入力されるデータ及び制御コードを無効にすることを特
    徴とする通信方法。
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