JP3544932B2 - 電子装置及びその電力制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バスを介して接続される他の装置との通信を行う装置に関し、特に、IEEE1394規格のシリアルバス等を介して接続される装置の消費電力低減に好適な装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
はじめに、IEEE1394(IEEE Std.1394-1995 IEEE Standard for a High Performance SErial Bus)規格のシリアルバスで接続されるインタフェースを備えた装置の構成について概説しておく。図10は、IEEE1394規格(P1394a準拠)のシリアルバスで接続される電子装置(「IEEE1394装置」という)の構成の一例を示す図である。このIEEE1394装置は、家電、自動車、計測機器、電子楽器、パソコン等のコンピュータ等、IEEE1394シリアルバスで接続される任意の装置からなる。
【0003】
図10を参照すると、IEEE1394装置1は、IEEE1394シリアルバス11を介して他のノードと通信を行うためのインタフェース装置(IEEE1394コントローラ)として、物理レイヤ(「PHY」という)10と、リンク(Link)レイヤ21と、上位CPU22等を備え、物理レイヤ(PHY)10は、通常、LSI(半導体集積回路装置)よりなり、バスのイニシャライズ、バスアービトレーション、データ再同期、送受信データの符号化/復号化、接続状態管理、ポート制御機能等を具備している。リンクレイヤ21は、パケット送信、パケット受信、サイクル制御機能等を具備し、CPU22は、アプリケーションレイヤ等の制御を行う。IEEE1394シリアルバス11の接続方法は、電気的には一対一とされ、その接続トポロジーは、スター型トポロジーを元に複数接続したものからなる。IEEE1394シリアルバス11は、標準のバスケーブルとして、シールドされた二組のツイストペアケーブルの信号線と1組の給電線よりなる6芯のものが用いられ(4芯からなる二組のツイストペアケーブルも用いられる)、二組のツイストペアケーブルのうち、一組はデータ伝送に使用され、他の一組はストローブ信号の伝送に使用される。
【0004】
なお、IEEE1394シリアルバスで接続される電子機器の消費電力低減化技術に関する刊行物として、例えば特開平10−70561号公報には、各ノードで電源がオンとなると、物理レイヤ(層)、リンクレイヤ(層)、上位CPUのすべてに電源が供給され、ノードが他のノードに接続されていないときに、これらのブロックにおいて無駄な電流が消費されてしまうという問題点を解消するために、IEEE1394シリアルバスを介して他のノードと接続されていないときは、リンク層コントローラが動作せず、その接続が行われた後に、リンク層コントローラを動作させることで、通信インタフェースの消費電力を低減するようにした方法が提案されている。
【0005】
また、図10において、低消費電力機構として、物理レイヤ10とリンクレイヤ21と上位CPU22の中断(Suspended)/復帰(Resume)機能を備えたものが、仕様として、一部標準化されている(IEEE Std.1394-1995の追加規格であるP1394a.Draft3.0)。すなわち、この追加規格には、物理レイヤの電力消費を下げるために、停止(Disabled)、ディスコネクト(Disconnected)、中断(Suspended)等の状態が定義されている。
【0006】
図11は、高速シリアルバスと長距離伝送を行うIEEE1394長距離装置(追加規格P1394bで規定されている、「ギガビット1394」ともいう)の構成を示す図である。図11を参照すると、一のノードの物理レイヤ(PHY)10は、光ポートに接続される光トランシーバ30を介して信号を光ファイバー12に出力し、他のノードの物理レイヤ(PHY)の光トランシーバ(不図示)に向けて信号を送信し、他のノードの物理レイヤ(PHY)の光トランシーバ(不図示)から光ファイバー12に出力された信号を、光トランシーバ30を介して受け取る。なお、長距離伝送を行うIEEE1394長距離装置において、IEEE1394規格書P1394bで仕様が規定される非シールドツイストペア(Category 5 UTP physical medium dependent layer;カテゴリ5の非シールドツイストペア(CAT−5 UTP:category 5 Unshielded Twisted Pair))を用いるものもある。
【0007】
図12は、図11に示したIEEE1394長距離装置の物理レイヤ10の構成を示す図である。図12を参照すると、IEEE1394長距離装置の物理レイヤ10は、メインロジック100と、複数の送受信ポート110(図12ではN個の送受信ポート)と、リンク(Link)インタフェース120とを備え、メインロジック100は、トーン信号(TONE)を生成するトーン生成部101と、送受信ポート毎にその接続状態(ステート)を管理する接続管理ステートマシン102と、送受信データの符号化及び復号を行う送受信回路103と、バスの調停を管理するアービトレーションステートマシン104とを備え、複数の送受信ポート1101〜110Nのうち送受信ポート1101は、光トランシーバ30に接続される。
【0008】
光トランシーバ30は、送信信号の電気信号から光信号への変換、光信号の電気信号への変換、光検出の報告などを行うものであり、図13に模式的に示したように、送信ポートからのデータを受け取る送信回路31と、送信回路31からの電気信号を光信号に変換する半導体レーザ等よりなるE/O(電気/光)変換回路36と、光ファイバー(図11の12)を介して受信した光信号を電気信号に変換するフォトダイオード等よりなるO/E(光/電気)変換回路37と、O/E変換回路37からの電気信号を受信し送受信ポートに出力する受信回路32とを備えて構成されている。受信回路32は、O/E変換回路37の検出電流を受けて電圧に変換する電流電圧変換回路と、電流電圧変換回路の出力を受けて出力するバッファ回路等で構成される。また受信回路32は、信号検出時に受信検出信号(SD)(Signal Detection)を物理レイヤ10に出力する信号検出回路(不図示)を備えている。なお、送受信ポートと光トランシーバ30でデータをパラレルビットで伝送する場合、光トランシーバ30側にパラレルシリアル変換回路、シリアルパラレル変換回路を備える構成とされる。
【0009】
図14は、IEEE1394長距離装置の物理レイヤ10の状態の遷移を説明するための図である。物理レイヤ10の送受信ポート(図12の1101に対応する)と、光トランシーバ30との間にはデータの送受するデータ信号線が設けられるほか、光トランシーバ30の信号検出回路で受信検出時に物理レイヤ10に通知する受信検出信号(SD)と、光トランシーバ30のコネクタ(不図示)とケーブルのコネクタの接続状態を通知するプラグ信号(PLUG)が接続されている。すなわち、光トランシーバ30のコネクタ(不図示)のプラグ(又はレセプタクル)とケーブルのコネクタとが接続されると、プラグ信号(PLUG)がアクティブ(“1”)とされる。
【0010】
物理レイヤ10において、ディスコネクト(Disconnected)状態にあるとき、光トランシーバ30のコネクタにケーブルが接続されると、プラグ信号(PLUG)がアクティブ(“1”)とされ、物理レイヤ10は、トーン信号の送信による初期動作(スピード調停動作)を行い、相手ノードが存在しない場合、ディスコネクト(Disconnected)状態のままとされ、接続監視用のトーン信号(TONE)を送信し(図6参照)、接続する相手ノードが存在する場合、復帰過程(Resuming)に移行し、連続信号の送信等を行い、相手ノードと正常にハンドシェイクが行われた場合、アクティブ状態(Active)に遷移する。
【0011】
物理レイヤ10は、アクティブ状態において、自ノードの上位装置から、当該送受信ポートの中断(サスペンド)の指令を受けた際に(Suspended initiator)、あるいは、相手ノードがサスペンド状態になることにより(Suspended target)、当該送受信ポートはサスペンド状態(Suspended)となる。
【0012】
サスペンド状態において、自ノードの上位装置から復帰の命令を受けるか、もしくは、自ノードの光トランシーバが他のノードからの信号検出(このとき光トランシーバの受信検出信号(SD)がアクティブとなる)を受けて、物理レイヤ10の当該送受信ポートは、復帰過程(Resuming)に戻る。また復帰過程のとき、上位装置からサスペンドの指令を受けた際に、サスペンド状態になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来のIEEE1394長距離装置において、ディスコネクト、及び、サスペンド状態のときには、物理レイヤ10は、低消費電力モードに切り換えられるが、光トランシーバ30は、通常動作を行うアクティブ状態のままとされている。
【0014】
この場合、物理レイヤ10の接続管理ステートマシンにおいて、あるポートがディスコネクト、あるいはスタンバイ状態であっても、該ポートに対応する光トランシーバ30は、アクティブ状態とされており、その結果、無駄な電流が消費されてしまうことになる。
【0015】
そして、光トランシーバを備えた電子装置においても、電力ポリシとして、低消費電力化が要求されている。
【0016】
したがって、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、バスを介して複数の電子装置が接続され通信を行う電子装置において、消費電力の低減を図る電子装置及びその電力制御方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本発明は、トランシーバと、該トランシーバとデータ及び制御信号を送受する物理レイヤとを含む電子装置において、前記物理レイヤが、低消費電力モードのとき、前記トランシーバを通常の動作状態から低消費電力モードに設定するようにしたものである。以下の説明からも直ちに明らかとされるように、上記目的は、本願特許請求の範囲の各請求項に係る発明によっても、同様に達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について以下に説明する。本発明は、前述したIEEE1394規格の長距離装置に適用して、好適とされるものであり、その一実施の形態において、物理レイヤ(PHY)(10)の送受信ポートと、光トランシーバ(30)間で送受される制御信号として、PHY(10)の低消費電力モード時に、光トランシーバ(30)に対して低電力モードの設定を指示するためのスタンバイ信号(standby)を設け、PHY及び光トランシーバの双方がともに低消費電力モードとなることで、装置全体の電力消費の低減を可能としている。
【0019】
本発明は、その好ましい一実施の形態において、PHY(10)が、低消費電力モードに遷移するときに、PHY(10)の該遷移に連動して、PHY(10)は、トランシーバ(30)に対して、低消費電力モードへ遷移させるためのスタンバイ信号(standby)をアクティブとして送出し、前記アクティブ状態のスタンバイ信号を受けたトランシーバ(30)は、低消費電力モードである待機状態に設定される。
【0020】
PHY(10)は、送受信ポートの状態がディスコネクト状態、又はサスペンド状態のとき、低消費電力モードとされる。待機状態(スタンバイ状態)のときの光トランシーバの低電力化の手法としては、動作不要な回路の電源オフ、低電源電圧動作の他、後述する各種手法が用いられる。
【0021】
本発明は、その好ましい一実施の形態において、一の電子装置におけるPHY(10)の低消費電力モードからの復帰過程において、前記一の電子装置が、前記一の電子装置とバスで接続される他の電子装置に、復帰信号をなす連続信号を送出し、前記他の電子装置のトランシーバでは、その信号検出手段で上記連続信号を検知して、前記他の電子装置のPHYに検知信号を通知し、前記検知信号を受けた前記他の電子装置のPHYの復帰過程において前記トランシーバに出力するスタンバイ信号をインアクティブとし、前記インアクティブのスタンバイ信号を受けた前記トランシーバがアクティブ状態へ遷移する構成とされている。
【0022】
本発明は、その好ましい別の実施の形態において、一の電子装置におけるPHY(10)の低消費電力モード時に、一の電子装置とバスを介して接続される他の前記電子装置との間で接続監視用に送受されるトーン信号として、該信号成分のパルス周波数を規定値よりも低くしたトーン信号を送受することで、低消費電力化を図るようにしてもよい。
【0023】
本発明は、その好ましい別の実施の形態において、一の電子装置のPHY(10)が低消費電力モードからの復帰過程において、前記一の電子装置が送出する復帰信号をなす連続信号のパルス列の周波数を一定期間、規定値よりも低くするようにして、低消費電力化を図る構成としてもよい。
【0024】
本発明は、その好ましい別の実施の形態において、一の電子装置のPHY(10)が低消費電力モード時に、一の電子装置とバスを介して接続される他の電子装置との接続監視用のトーン信号の送信を停止する構成(トーン生成回路は不要)として、低消費電力化を図るようにしてもよい。この場合、一の電子装置において、他の電子装置とから送信されるトーン信号はモニタする。
【0025】
本発明は、その好ましいさらに別の実施の形態において、電子装置のトランシーバのバス接続用のコネクタに、バスケーブルが挿抜(接続/非接続)自在とされ、トランシーバはコネクタにバスケーブルが接続されている時に、コネクタ接続信号をアクティブ状態として物理レイヤに出力し、一の電子装置のトランシーバのバス接続用のコネクタにバスケーブル接続時に、一の電子装置から接続監視(検出)用のトーン信号を該バスに送信し、接続相手の電子装置から応答信号を受け取らない場合には、接続監視用の信号の送信を停止する構成として、低消費電力化を図る構成としてもよい。
【0026】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本発明の一実施例をなす電子装置の構成を示す図であり、IEE1384長距離装置の接続とインタフェース部が示されている。図1において、上位レイヤ20は、物理レイヤ(PHY)10の上位層であり、リンクレイヤ、トランザクションレイヤ、アプリケーションレイヤ等を構成し、ハードウェア回路、ファームウエア、CPU(ソフトウェア)等よりなり、主に、この上位レイヤ20からパケット送受信等が行われる。
【0028】
物理レイヤ(PHY)10は、前述した通り、通常、LSIで構成されており、バスの接続管理、送信のための調停、送信信号の規格化された電気信号への変換等を行う。
【0029】
光トランシーバ30は、送信信号の電気から光への変換、受信信号の光から電気への変換、光検出の報告などを行い、図13を参照して説明した通り、データ送信回路31と、データ送信回路からの電気信号を光信号に変換して光ファイバーに出力する半導体レーザ(LD)等よりなるE/O(電気/光)変換回路36と、光ファイバーから受信した光信号を電気信号に変換するフォトダイオード(PD)等よりなるO/E(光/電気)変換回路37と、O/E変換回路37からの電気信号を受信する受信回路32とを備えて構成され、また受信回路32は、受信検出信号SD(Signal detect)を出力する信号検出回路(不図示)を備えている。
【0030】
物理レイヤ10と光トランシーバ30との間ではデータ信号が送受されるほか、物理レイヤ10から光トランシーバ30へ送信される制御信号として、光トランシーバ30のスタンバイ状態(待機状態)への設定を制御するスタンバイ信号(standby)が設けられており、一方、光トランシーバ30から物理レイヤ10に送信される制御信号として、前述した受信検出信号(SD)と、物理コネクタ接続信号(PLUG)がある。物理コネクタ接続信号(PLUG)は、光トランシーバ30のコネクタ(不図示)に、光ファイバーケーブルが接続された場合に“1”(アクティブ)に設定される。
【0031】
物理レイヤ10は、ステートマシン102(図12の102に対応)を備え、ポートの接続状態について、ディスコネクト(Disconnected;非接続)、レジューム(Resuming;復帰)、アクティブ(Active;活性)、サスペンド(Suspended;中断)の各状態の遷移を管理する。
【0032】
本発明の一実施例における物理レイヤ10は、図12に示した従来の物理レイヤ10(IEEE1394長距離PHY)とそのブロック構成は同一とされているが、制御信号の構成が相違しており、該制御信号を制御するための機能が新たに実装されている。本発明の一実施例における物理レイヤ10は、Linkインタフェース120と、トーン生成部101、接続管理ステートマシン102、送受信回路103、アービトレーションマシン104を備えたメインロジック100と、少なくとも一つの送受信ポート110を備え、物理レイヤ10の状態の遷移に連動して、値が設定されるスタンバイ信号(standby)により、光トランシーバ30の状態の制御を行う。すなわち、物理レイヤ10の接続管理用のステートマシン102において、サスペンド状態の時に、スタンバイ信号(standby)をアクティブとして、光トランシーバ30に出力する。
【0033】
また光トランシーバ30からの受信検出信号(SD)がアクティブのとき(例えばSDが連続“1”のとき)、物理レイヤ10は、サスペンド状態からレジューム状態に移行し、スタンバイ信号(standby)をインアクティブとして、光トランシーバ30に出力する構成とされる。
【0034】
図2は、本発明の一実施例における、物理レイヤ10におけるステートマシン回路102における状態遷移と、その動作を説明するための説明図である。図2を参照すると、本発明の一実施例において、ステートマシン102の状態遷移は、図15を参照して説明したものと同様とされる。ただし、本発明の一実施例においては、物理レイヤ10は、サスペンド状態への遷移において、スタンバイ信号(standby)をアクティブとして出力する構成とされている。
【0035】
物理レイヤ10の状態がサスペンド状態、すなわち低消費電力モードになったときに、スタンバイ信号(standby)をアクティブとして、光トランシーバ30に伝え、これを受けて、光トランシーバ30は、アクティブ状態からスタンバイ状態(低消費電力モード)に遷移する。スタンバイ信号(standby)の生成回路は、ステートマシン102の状態を入力し、該状態がサスペンド状態と一致したときに、出力をアクティブとする比較回路と該比較回路の出力をラッチする回路等で構成され(いずれも不図示)、ラッチ回路の出力からスタンバイ信号(standby)を得ることができる。
【0036】
光トランシーバ30は、光ファイバーから光信号受信時に、受信検出信号(SD)をアクティブとして物理レイヤ10に通知し、これを受けた物理レイヤ10は、この受信検出信号(SD)を受けて、サスペンド状態から、レジューム状態へ移行させる手順を開始する。これにより、システムとしての復帰が保証できる。
【0037】
図3乃至図5は、本発明の一実施例の動作を説明するためのフローチャートである。図3を参照すると、一のノード(IEEE1394ケーブルで接続される電子装置)の物理レイヤ(PHY)10は、その上位装置から又は他のノードからの指示を受けて、サスペンド状態へ遷移すると(ステップS1)、物理レイヤ10は、スタンバイ信号(standby)を“1”(但し、1のときアクティブ)に設定し(ステップS2)、光トランシーバ30をスタンバイ状態とする(ステップS3)。光トランシーバ30のスタンバイ状態においても、一定間隔で、接続管理用のトーン信号(TONE)の(図6参照)のやりとりが他のノードとの間で行われる。
【0038】
図4を参照すると、一のノードの物理レイヤ(PHY)10が、上位装置からの指定あるいはリセット等により、サスペンド状態からレジューム状態へ遷移すると(ステップS11)、物理レイヤ10は、スタンバイ信号(standby)を“0”に設定し(ステップS12)、光トランシーバ30は、通常のデータが転送可能なアクティブ状態となる(ステップS13)。
【0039】
さらに図5を参照すると、自ノードの光トランシーバ30が、対向するノードの物理レイヤの復帰状態(Resuming)を表す連続信号を受信すると(ステップS21)、光トランシーバ30は受信検出信号(SD)を“1”に設定し(ステップS22)、この受信検出信号(SD)を受けた自ノードの物理レイヤ10は、サスペンド状態から復帰状態へ遷移し(ステップS23)、自ノードの物理レイヤ10は、スタンバイ信号(standby)を“0”に設定し(ステップS24)、これを受けて、光トランシーバ30は、スタンバイ状態を解除し、アクティブ状態に切り替わる。
【0040】
なお、スタンバイ信号(standby)は、物理レイヤ10の送受信ポートの状態が、サスペンド時に“1”、復帰時に“1”から“0”へ、アクティブ時に“0”のように、物理レイヤ10の状態に連動して、物理レイヤ10から光トランシーバ30へと伝えられる。このスタンバイ信号(standby)は、High又はLowの固定のDC(直流)信号に限定されるものはなく、パルス信号で、物理レイヤ10から光トランシーバ30に伝送してもよい。
【0041】
本発明の一実施例においては、相手ノードのスタンバイ状態から復帰状態への遷移を伝達するために、受信検出信号(SD)を利用しており、このため、従来の信号検出回路をそのまま利用することができる。
【0042】
上記した本発明の一実施例において、光トランシーバ30は、スタンバイ状態(待機状態)に設定されたとき、光トランシーバ30の送信回路、受信回路は低電力状態に設定される。この低電力状態において、回路の駆動電源電圧を低下させた待機動作、あるいは動作時以外(例えばトーン送信時以外)回路をオフとする、クロック回路がある場合クロックの供給を停止する等の低消費電力化対策を講じることができる。
【0043】
次に、本発明の別の実施例について説明する。 IEEE1394規格においては、一のノードの物理レイヤがサスペンド状態の時にも、図6に示すように、一定間隔のトーン信号(トーン信号は例えば周波数が50MHzのパルス列よりなる)を用いて、シリアルバスを介して接続される他のノードと通信が行われ、トーン信号を受けた相手ノードにおいて、その光トランシーバが受信検出信号(SD)を相手ノードの物理レイヤに通知することで、接続の管理が行われる。一方、物理レイヤ10において、アクティブ状態の時には、高速連続信号(データ転送レートは、例えば125Mbps、250Mbps、500Mbps(メガビット/秒))が送信される。
【0044】
トーン信号(TONE)は、一定間隔を空けて送られるために、物理レイヤ10がアクティブ状態のときに、百メガビット以上の伝送レートでのデータ送受信を行う場合よりも、サスペンド状態の方が、低消費電力となる。しかしながら、トーン信号の成分は高速パルス列(例えば50MHz)よりなるために、トーン信号を一定間隔で送信する場合、光トランシーバ30は、高速パルス列を駆動するため、その分、電力を消費する。
【0045】
そこで、本発明の第2の実施例においては、物理レイヤ10がサスペンド状態のときに、光トランシーバ30はスタンバイ状態とされるが、その際、一定間隔で送信されるトーン信号(パルス周波数は50MHz)を構成するパルス信号周波数を、例えば100分の1の500KHzにまで落とす。光トランシーバ30のスタンバイ時の、低消費電力化として、図7に示すように、サスペンド状態で使用されるトーン信号の成分周波数を、規定値の100分の一程度(図7では500KHz)にまで下げることで、光トランシーバ30における消費電力を下げることができる。
【0046】
このように、本発明の第2の実施例においては、物理レイヤ10が、サスペンド状態のときに使用されるトーン信号のパルス列の周波数を規定値よりも下げることにより、低消費電力化を実現している。
【0047】
IEEE1394では、一のノードの物理レイヤがサスペンド状態(トーン信号を一定間隔で送信する)から復帰(レジューム)する場合、一のノードは、一定間隔のトーン信号に替えて高速連続信号を送信し、該一のノードとシリアルケーブルで接続される他のノードは、これを検出することで、自ノードをサスペンド状態からレジューム状態に移行させる。すなわち、ノードは、その復帰情報を、トーン信号から高速連続信号への切り替わりで伝え、この連続信号を受け取ったノードの光トランシーバの信号検出回路では、受信検出信号(SD)を“1”の固定値として物理レイヤに出力する。
【0048】
復帰過程において、図7に示すように、トーン信号から、高速連続信号に切り替わるが、高速連続信号を光検出回路で検出する場合、光トランシーバ30内の光検出回路に高速動作が要求されることから、消費電力が大きくなる。
【0049】
そこで、本発明の第2の実施例の変形として、相手通信ノードは、連続信号に切り替わる始めの一定区間(IEEE1394の規定に基づき設定される)は、高速連続信号に代わって、低速の連続信号(例えばパルス列の周波数は500KHz:図7参照)を出力する構成としてもよい。
【0050】
図8は、本発明の第2の実施例における光トランシーバ30の構成の一例を示す図である。図8を参照すると、光トランシーバ30の送信回路31において、伝送レートが100、200、500Mbpsのデータ送信用の送信回路33とは別に、低速のトーン信号(パルス周波数は500KHz)を送信するトーン出力回路35が設けられている。
【0051】
物理レイヤ10からのスタンバイ信号(standby)がアクティブとされると、光トランシーバ30のデータ送信回路33は非活性状態(例えば電源供給が断される)とされ、低速トーン出力回路35が選択され電源が供給され、その出力がE/O変換回路36に接続される。一方、物理レイヤ10からのスタンバイ信号(standby)がインアクティブのときは、低速トーン信号出力用のトーン出力回路35は非活性状態とされ、データ送信回路33が活性状態とされる。
【0052】
一方、光トランシーバ30の受信回路32は、データ受信回路34と、さらに信号検出回路として、高速の信号検出回路38−1と、低速の信号検出回路38−2とを備え、物理レイヤ10からのスタンバイ信号(standby)がアクティブとされると、高速信号検出回路38−1は非活性状態とされ、低速信号を検出する信号検出回路38−2が非活性状態とされ、低速信号を検出する信号検出回路38−2で検出された信号が、OR回路39を介して、受信検出信号(SD)として物理レイヤ10に送信される。
【0053】
本発明の第2の実施例においては、光トランシーバ30は、物理レイヤ10からのスタンバイ信号(standby)がアクティブのとき、電力を消費する、高速用の回路ブロックを非活性状態とし、トーン信号の送信回路、あるいは、信号検出回路を活性状態とすることで、低消費電力モードを実現している。
【0054】
さらに、連続信号の最初の部分を一定区間、低速連続信号に置きかえることにより、信号検出回路を高速信号に追従させなくてよいため(すなわち、図8で、低速信号検出回路38−2のみを活性状態とし、高速信号検出回路38−1を非活性状態とすることができるため)、消費電流の更なる削減を図ることができる。
【0055】
次に、本発明の第3の実施例について説明する。トーン信号は接続検出を行うためのものである。物理レイヤは、トーン信号未受信で切断されたものと判断する。しかしながら、用途によっては、バスの挿抜を行わず、常時、接続状態で使用するものもある。
【0056】
そこで、本発明の第3の実施例においては、このような用途に限っては、接続監視用のトーン信号のやりとりを省略し、さらにスタンバイ時の消費電力を削減するものである。例えば、家庭内で家電機器をIEEE1394バスで相互接続したホームネットワーク、あるいは車載ネットワーク等のように、光ケーブルコネクタを、光トランシーバに常時接続状態に固定し、光ケーブルを挿抜しないという条件において、物理レイヤ10がサスペンド状態のとき、トーン信号のやりとりを行わない。
【0057】
本発明の第3の実施例において、物理レイヤ10は、その状態として、図2の状態遷移におけるディスコネクト状態(Disconnected)をとらず、サスペンド状態において、トーン信号は送信しない。
【0058】
すなわち、光ケーブルで接続される二つのノードにおいて光トランシーバ30のコネクタが、光ケーブルコネクタと接続されているときに、プラグ信号(PLUG)は、常に、アクティブ(“1”)とされているため、この状態で、物理レイヤ10は、ディスコネクト状態(Disconnected)には遷移しない。なお、光ケーブルがコネクタから抜かれ、プラグ信号(PLUG)がインアクティブ(“0”)となると、物理レイヤ10のステートマシン102は、状態を、ディスコネクト状態に遷移させる。
【0059】
本発明の第3の実施例において、物理レイヤ10のトーン生成回路101(図13参照)、光トランシーバ30におけるトーン出力回路(図8の35)は、トーン信号を送信しないため、非活性状態とされ、低消費電力化を図ることができる。なお、本発明の第3の実施例において、物理レイヤ10では、接続相手ノードから送信されるトーン信号を受信する回路は活性状態としておく。
【0060】
さらに、本発明の第3の実施例の変形例において、物理レイヤ10がサスペンド状態からレジュームするときに、初期化のためのトーン信号を送信せずに、復帰信号として、はじめから連続信号を送信するようにしてもよい。
【0061】
トーン信号を送受をやめ、物理レイヤ10がスタンバイ状態から復帰するときに、復帰信号として、いきなり連続信号を送信する構成とした場合、物理レイヤのトーン生成回路101(図13参照)、光トランシーバ30におけるトーン出力回路(図8の35)は不要とされる。すなわち、トーン信号を全く送信しない構成とした場合、光トランシーバ30の構成として、図8において、送信回路31は、データ送信回路33のみからなる。スタンバイ時には、光トランシーバ30の送信回路33、データ受信回路34を非活性状態とし、信号検出回路38と、O/E変換回路37を活性状態(オン状態)としておくだけでよい。
【0062】
また物理レイヤ10がサスペンド状態からレジュームするときの復帰信号である連続信号のパルス列を、一定期間、低い周波数とした場合、光トランシーバ30のスタンバイ時、光トランシーバ30では、信号検出回路38のうち低速信号検出回路38−2だけをオンとしおけばよい。
【0063】
相手ノードからの連続信号を受けた光トランシーバ30では、受信検出信号(SD)を“1”として物理レイヤ10に出力し、物理レイヤ10は復帰過程(Resuming)に移行する。
【0064】
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図9は、本発明の第4の実施例の構成を示す図である。一のノードのIEEE1394長距離装置において、光ケーブル40のコネクタ50を、光トランシーバ30のコネクタ60と接続した場合、光トランシーバ30は、プラグ信号(PLUG)を“1”として物理レイヤ10に出力する。
【0065】
物理レイヤ10では、“1”とされたプラグ信号(PLUG)を受け、トーン生成部101(図13参照)を起動し、一定期間(バスの認識、初期化に十分な時間)、トーン信号を出力する。
【0066】
その応答として、相手ノード1′からトーン信号を受け取らない場合(監視用タイマー等により定められて期間内にトーン信号を受け取らない場合)、物理レイヤ10は、ディスコネクト状態にとどまり、トーン信号の送信を停止する。
【0067】
また、物理レイヤ10のディスコネクト状態に対応して、スタンバイ信号(standby)をアクティブとして、光トランシーバ30はスタンバイ動作を開始する。この物理レイヤ10におけるトーン信号の出力停止、それに伴う光トランシーバ30のスタンバイ動作開始を行う状態を、第2のディスコネクト状態(Disconnected2)ともいう。
【0068】
図9に示すように、ノード1において、光トランシーバ30のコネクタ60(プラグ)に、光ケーブル40のコネクタ50を接続し、つづいて、ノード1′において、光トランシーバ30′のコネクタ(プラグ)60′に光ケーブル40のコネクタ50′を接続した場合のシーケンスについて説明する。
【0069】
光トランシーバ30のコネクタ60(プラグ又はレセプタクル)に光ケーブル40のコネクタ50が接続されていない場合、プラグ信号(PLUG)は“0”とされ、このプラグ信号(PLUG)を受け、物理レイヤ10では、当該ポートの状態はディスコネクト状態とされており、トーン信号の出力を停止し、光トランシーバ30はスタンバイ状態とされている。
【0070】
光トランシーバ30のコネクタ60(プラグ又はレセプタクル)に光ケーブル40のコネクタ50を接続時、ノード1の物理レイヤ10では、“0”から“1”とされたプラグ信号(PLUG)を受けて、一定期間トーン信号を出力する。
【0071】
この場合、相手ノード1′では光ケーブル40がトランシーバに未接続であることから、ノード1では、相手ノード1′から、応答信号のトーン信号を受け取らない。このため、ノード1の物理レイヤ10は、トーン信号の送信を停止し、光トランシーバ30もスタンバイ状態となり、ディスコネクト状態(Disconnected2)に戻る。
【0072】
その後、対向するノード1′において、光ケーブル40のコネクタ50′が光トランシーバ30′のコネクタ60′(プラグ又はレセプタクル)に接続された場合に、物理レイヤ10′では、“0”から“1”とされたプラグ信号(PLUG)を受け、トーン信号を出力する。
【0073】
ノード1が、相手ノード1′からの応答であるトーン信号を受け取った場合、ノード1の物理レイヤ10は、上記第2のディスコネクト状態(Disconnected2)から、接続相手にトーン信号を送信するディスコネクト状態(Disconnected)に遷移する。ここで送受されるトーン信号としては、前記第2の実施例で説明したように、トーン信号のパルス周波数を低くしてもよいことは勿論である。
【0074】
そして、トーン信号による初期化動作完了後(スピード調停完了後)、ノード1の物理レイヤ10は、初期化処理として連続信号を送信し、これつづく所定のハンドシェイクが行われる復帰過程(Resuminng)に移行し、その後、アクティブ状態(Active)へ移行する。
【0075】
前記第3の実施例では、二つのノード間でケーブルの挿抜がないという条件のもとで、物理レイヤのサスペンド時、したがって光トランシーバのスタンバイ時に、トーン信号を停止する構成としており、本発明の第4の実施例においては、コネクタ接続信号であるプラグ信号(PLUG)がアクティブとなったとき、一定期間、トーン信号を出力し、相手ノードからその応答としてのトーン信号を受け取らない場合、トーン信号の送信を停止する構成としており、この第4の実施例を、前記第3の実施例に組み合わせることで、光トランシーバがスタンバイ時に、トーン信号の送信を停止する構成でありながら、光ケーブルの挿抜が可能となる。
【0076】
すなわち、本発明の第4の実施例の変形例として、図9を参照すると、光ケーブル40で接続される一のノード1において、光トランシーバ30から出力されるプラグ信号(PLUG)が“0”(アクティブ)から、“1”(インアクティブ)に遷移した際に、これを受けて、物理レイヤ10は、ディスクコネクト状態からレジューム状態へと遷移し、ノード1から相手ノード1′への連続信号の送信と、これつづく、所定のハンドシェイクが行われる。その際、相手ノード1′がバス(ケーブル)に接続されていない場合には、連続信号送信後の一定時間後(送信監視タイマのタイムアウト時)、ノード1の物理レイヤ10はレジューム状態からサスペンド状態に遷移し、相手ノードからの連続信号の送信(受信検出信号SD=“1”)を待ち、相手ノードからの連続信号を受信した場合、ノード1の物理レイヤ10は、レジューム状態に遷移する。
【0077】
なお、光トランシーバにおける、フォトダイオード、半導体レーザ等よりなるO/E、E/O変換回路を除く回路を、物理レイヤ側に組み込み、光トランシーバを、O/E、E/O変換回路で構成してもよい。
【0078】
本発明において、物理レイヤ、トランシーバのほか、物理レイヤの上位層であるLinkレイヤLSIについて、バスに接続するノードのLinkレイヤLSIの接続の有無(LinkレイヤLSIの有無はIEEE1394で規定される信号によって判別できる)に基づき、物理レイヤのサスペンド状態の開始を制御するようにしてもよい。一例として、IEEE1394シリアルバスを介して接続される二つのノードの双方の電子装置に、LinkレイヤLSIがない場合には、サスペンド開始、どちらかにLinkレイヤLSIがあればサスペンドしないようにしてもよい。
【0079】
あるいは、IEEE1394シリアルバスを介して接続される二つのノードのうち一のノードにおいて、物理レイヤの送受信ポートに光トランシーバが接続されており物理レイヤにはLinkレイヤLSIが接続され、送受信ポートとして電気ポートを備え、この電気ポートにはデバイスが接続され該デバイスがオン状態とされており、該一のノードと光ケーブルで接続される他のノードの物理レイヤには光トランシーバが接続されているが、LinkレイヤLSIが存在せず、また電気ポートが未接続であるか、あるいは電気ポートに接続されるデバイスがオフ状態である場合(一のノードと他のノードが光トランシーバを介して相互に通信する構成ではないため)、一のノードの物理レイヤの光トランシーバに接続されている送受信ポートはサスペンド状態とし、他のノードの物理レイヤにおいて、光トランシーバに接続するポートをサスペンド状態としてもよい。この場合も、サスペンド状態のポートに接続する光トランシーバはスタンバイ状態とされる。
【0080】
なお、上記実施例では、IEEE1394規格の長距離装置の物理レイヤの光ポートに接続される光トランシーバの低電力化を例に説明したが、IEEE1394規格の長距離装置における電気ポート(ケーブルとして前述したカテゴリ5の非シールドツイストペア(CAT−5 UTP:category 5 Unshielded Twisted Pair)を使用)のトランシーバ(ドライバ回路とレシーバ回路)に対しても、本発明を適用することができることは勿論である。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、下記記載の効果を奏する。
【0082】
本発明の第1の効果は、物理レイヤが低消費電力モードのとき、トランシーバを低消費電力モードとすることで、装置全体の消費電力を低減することができる、ということである。
【0083】
本発明の第2の効果は、接続監視用の信号のパルス周波数を規定値よりも低い周波数とすることにより、トランシーバの低消費電力化を図ることができる、ということである。
【0084】
本発明の第3の効果は、低消費電力モード時に、接続監視用のトーン信号を用いない構成としたことにより、トランシーバでは送信回路と受信回路を動作停止とすることができ、相手ノードからのトーンの信号を検出する回路のみを動作させればよく、積極的な低消費電力モードを実現することができる、ということである。
【0085】
本発明の第4の効果は、復帰信号をなす連続信号の最初の部分を、一定区間、低速連続信号に置き換えることで、連続信号を検出する信号検出回路を高速動作させなくても済むことから、消費電力を低減することができる、ということである。
【0086】
本発明の第5の効果は、コネクタ接続時、相手ノードからの応答であるトーン信号を受け取らない場合には、自ノードからのトーン信号の送信を停止するように構成したことで、消費電力を低減することができる、ということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の物理レイヤとトランシーバの状態遷移と信号を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ図である。
【図4】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ図である。
【図5】本発明の一実施例の動作を説明するための流れ図である。
【図6】トーン信号とその検出を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施例におけるトーン信号と連続信号の波形を模式的に示す図である。
【図8】本発明の一実施例の光トランシーバの構成を示す図である。
【図9】本発明のさらに別の実施例を説明するための図である。
【図10】IEEE1394装置の構成を模式的に示す図である。
【図11】IEEE1394長距離装置の構成を模式的に示す図である。
【図12】IEEE1394長距離装置の物理レイヤ(PHY)の構成を模式的に示す図である。
【図13】IEEE1394長距離装置の光トランシーバの構成の一例を模式的に示す図である。
【図14】IEEE1394長距離装置の物理レイヤ(PHY)の状態遷移を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 IEEE1394長距離装置
10 物理レイヤ(PHY)
20 上位レイヤ
21 Linkレイヤ
22 上位CPU
30 光トランシーバ
31 送信回路
32 受信回路
33 データ送信回路
34 データ受信回路
35 トーン出力回路
36 電気光(E/O)変換回路
37 光電気(O/E)変換回路
38 信号検出回路
40 ケーブル
50 コネクタ
100 メインロジック
101 トーン生成回路
102 接続管理ステートマシン
103 送受信回路
104 アービトレーションマシン
1101〜110N 送受信ポート
120 Linkインタフェース

Claims (30)

  1. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードのとき、前記トランシーバを、通常の動作状態から低消費電力モードに設定する手段を備え
    前記物理レイヤが低消費電力モードである時に、前記電子装置とバスを介して接続される他の電子装置との間で接続監視用に送信されるトーン信号として、該信号を構成するパルス成分の周波数を規定値よりも低くしてなる低速トーン信号を送信する手段を備えた、ことを特徴とする電子装置。
  2. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードのとき、前記トランシーバへ入力するスタンバイ信号を制御して、前記トランシーバを通常の動作状態から低消費電力モードに設定する手段を備え、
    前記物理レイヤは、前記トランシーバに接続する前記物理レイヤの送受信ポートの状態(ステート)が中断状態であるサスペンド状態(Suspended)の時、又は、前記サスペンド状態と、前記送受信ポートが非接続状態であるディスコネクト状態(Disconnected)の時に、前記スタンバイ信号をアクティブとして、前記トランシーバの送信回路と受信回路を前記低消費電力モードに遷移する構成とされ
    前記物理レイヤは、前記トランシーバの受信回路からの受信検出信号がアクティブのとき前記サスペンド状態からレジューム状態へ移行し、前記前記トランシーバへ入力されるスタンバイ信号をインアクティブとして前記トランシーバの低消費電力モードを解除する、ことを特徴とする電子装置。
  3. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードのとき、前記トランシーバを、通常の動作状態から低消費電力モードに設定する手段を備え、
    前記物理レイヤが、1又は複数の送受信ポートを備え、さらに、前記送受信ポート毎に、非接続状態であるディスコネクト状態(Disconnected)と、中断状態であるサスペンド状態(Suspended)と、前記ディスコネクト状態又は前記サスペンド状態からアクティブ状態への復帰過程であるレジューム状態(Resuming)と、アクティブ状態(Active)の各状態の遷移を制御するステートマシン回路を備え、
    前記物理レイヤの前記ステートマシン回路で遷移を管理する前記送受信ポートの状態が、ディスコネクト状態の時と、
    自装置の上位装置もしくは自装置と前記バスを介して接続されている他の電子装置からの指示に基づき、前記送受信ポートが、サスペンド状態に遷移する時に、前記送受信ポートに接続されているトランシーバに対して、低消費電力モードへの設定を指示する制御信号であるスタンバイ信号をアクティブとして出力する手段を備えた、ことを特徴とする電子装置。
  4. 前記電子装置の前記トランシーバが、パルス成分の周波数を規定値よりも低くしてなる前記低速トーン信号を検出するための低速信号検出回路を備えたことを特徴とする請求項に記載の電子装置。
  5. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードのとき、前記トランシーバを、通常の動作状態から低消費電力モードに設定する手段を備え、
    前記電子装置の物理レイヤは、低消費電力モードからの復帰過程であるレジューム状態に遷移した際に、前記バスに、復帰信号を送信する構成とされており、
    前記バスを介して接続される他の電子装置から前記バスに送信される前記復帰信号を受けた一の前記電子装置において、一の前記電子装置の前記トランシーバは、その信号検出回路で、前記復帰信号を検知した際に、一の前記電子装置の物理レイヤに、受信検知を通知し、
    前記受信検知の通知を受けた一の前記電子装置の前記物理レイヤは、前記低消費電力モードからの復帰過程であるレジューム状態に遷移し、一の前記電子装置の前記トランシーバに対して、低消費電力モードへの設定を指示する制御信号であるスタンバイ信号をインアクティブとして出力し、
    前記インアクティブのスタンバイ信号を受けた、一の前記電子装置の前記トランシーバは、低消費電力モードであるスタンバイ状態から動作状態であるアクティブ状態へ遷移する構成とされている、ことを特徴とする電子装置。
  6. 前記低消費電力モードからの復帰過程であるレジューム状態において、前記電子装置は、前記電子装置とバスを介して接続される他の電子装置に対して、初期化のためにトーン信号を送信することなく、前記復帰信号として、はじめから、連続信号を、前記バス上に送出する、ことを特徴とする請求項に記載の電子装置。
  7. 前記電子装置とバスを介して接続される他の電子装置に対して、前記復帰信号をなす連続信号を前記バス上に送出するにあたり、前記連続信号の開始から予め定められた所定期間、規定値よりも低速の連続信号を送信する手段を備えている、ことを特徴とする請求項又はに記載の電子装置。
  8. 前記電子装置が、前記バス上に送信された前記低速の連続信号を検知する信号検出回路を備え、
    前記信号検出回路は、前記低速の連続信号の受信を検出時、前記物理レイヤに対して受信検知を通知する、ことを特徴とする請求項に記載の電子装置。
  9. 前記電子装置の前記物理レイヤが低消費電力モードである時に、前記電子装置とバスを介して接続される他の電子装置に対する接続監視用のトーン信号の送信を停止する構成とされている、ことを特徴とする請求項乃至のいずれか一に記載の電子装置。
  10. 前記電子装置と前記他の電子装置は、使用時には、前記バスを介して常時接続されているものである、ことを特徴とする請求項に記載の電子装置。
  11. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードのとき、前記トランシーバを、通常の動作状態から低消費電力モードに設定する手段を備え、
    前記電子装置のトランシーバのバス接続用のコネクタにバスケーブルが挿抜自在とされ、前記トランシーバは前記コネクタに前記バスケーブルが接続されている時に、コネクタ接続信号をアクティブとして、前記物理レイヤに出力し、
    前記電子装置の前記トランシーバの前記バス接続用のコネクタに前記バスケーブルが接続された時に、前記物理レイヤは、インアクティブからアクティブに変化した前記コネクタ接続信号を受けて、前記トランシーバを介して、接続監視用のトーン信号を前記バスに送信し、
    前記バスに送信された前記接続監視用のトーン信号に対する応答信号を受信しない場合、前記電子装置において、接続監視用のトーン信号の送信を停止するように制御する手段を備え、前記電子装置の前記トランシーバは、低消費電力モードであるスタンバイ状態に設定される、ことを特徴とする電子装置。
  12. 前記電子装置のトランシーバのバス接続用のコネクタにバスケーブルが挿抜自在とされ、前記トランシーバは前記コネクタに前記バスケーブルが接続されている時に、コネクタ接続信号をアクティブとして、前記物理レイヤに出力し、
    前記電子装置の前記トランシーバの前記バス接続用のコネクタに前記バスケーブルが接続された時に、前記物理レイヤは、インアクティブからアクティブに変化した前記コネクタ接続信号を受けて、前記トランシーバを介して、接続監視用のトーン信号を前記バスに送信し、
    前記バスに送信された前記接続監視用のトーン信号に対する応答信号を受信しない場合、前記電子装置において、接続監視用のトーン信号の送信を停止するように制御する手段を備え、前記電子装置の前記トランシーバは、低消費電力モードであるスタンバイ状態に設定される、ことを特徴とする請求項乃至のいずれか一に記載の電子装置。
  13. 前記電子装置の前記トランシーバの前記コネクタに前記バスケーブルが接続された時に、前記トランシーバを介して接続監視用のトーン信号を前記バスに送信した前記電子装置の物理レイヤは、前記バスに送信した接続監視用のトーン信号の応答信号を受信した場合に、一定期間毎に、接続監視用のトーン信号を、前記トランシーバより、前記バスを介して接続される他の電子装置に送信する、構成とされている、ことを特徴とする請求項11又は12に記載の電子装置。
  14. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードのとき、前記トランシーバを、通常の動作状態から低消費電力モードに設定する手段を備え、
    前記電子装置のトランシーバのバス接続用のコネクタにバスケーブルが挿抜自在とされ、前記トランシーバは前記コネクタに前記バスケーブルが接続されている時に、コネクタ接続信号をアクティブとして、前記物理レイヤに出力し、
    前記電子装置において、前記トランシーバの前記バス接続用のコネクタに前記バスケーブルが接続された時に、前記トランシーバから出力される前記コネクタ接続信号のインアクティブからアクティブへの遷移を受けた、前記電子装置の物理レイヤは、非接続状態からの復帰過程であるレジューム状態に遷移し、前記トランシーバを介して、復帰信号をなす連続信号を前記バスに送信し、
    前記電子装置に前記バスを介して接続される接続相手である他の電子装置が存在しない場合、前記電子装置の物理レイヤは、低消費電力モードであるサスペンド状態に遷移し、前記接続相手である他の電子装置からの前記バス上に送信される連続信号の受信を待つ、ことを特徴とする電子装置。
  15. 前記電子装置のトランシーバのバス接続用のコネクタにバスケーブルが挿抜自在とされ、前記トランシーバは前記コネクタに前記バスケーブルが接続されている時に、コネクタ接続信号をアクティブとして、前記物理レイヤに出力し、
    前記電子装置において、前記トランシーバの前記バス接続用のコネクタに前記バスケーブルが接続された時に、前記トランシーバから出力される前記コネクタ接続信号のインアクティブからアクティブへの遷移を受けた、前記電子装置の物理レイヤは、非接続状態からの復帰過程であるレジューム状態に遷移し、前記トランシーバを介して、復帰信号をなす連続信号を前記バスに送信し、
    前記電子装置に前記バスを介して接続される接続相手である他の電子装置が存在しない場合、前記電子装置の物理レイヤは、低消費電力モードであるサスペンド状態に遷移し、前記接続相手である他の電子装置からの前記バス上に送信される連続信号の受信を待つ、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の電子装置。
  16. 前記トランシーバが、接続監視用に送受されるトーン信号を送受する回路として、パルス周波数が規定値よりも低い低速信号を送出する出力回路と、低速信号の検出回路とを備え、
    前記トランシーバは、低消費電力モードのとき、低速信号送出用の出力経路と、低速信号の検出経路を活性化し、前記トランシーバの残りの回路を非活性化させる、ことを特徴とする請求項1又は4に記載の電子装置。
  17. 前記トランシーバが、低速信号の信号検出回路を備え、
    前記トランシーバが、低消費電力モードのとき、前記低速信号の検出経路を活性化し、前記トランシーバを構成する他の送信回路、及び受信回路が非活性化させる、ことを特徴とする請求項又はに記載の電子装置。
  18. 前記電子装置が、IEEE1394規格の長距離伝送を行う装置である、ことを特徴とする請求項1乃至1のいずれか一に記載の電子装置。
  19. 前記トランシーバが光トランシーバよりなり、前記バスケーブルが、光ファイバーケーブルで構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至1のいずれか一に記載の電子装置。
  20. 前記電子装置の前記物理レイヤが、自装置及び前記バスを介して接続される他の電子装置における物理レイヤの上位層であるリンクレイヤ装置の接続の有無に応じて、前記電子装置の前記物理レイヤにおいて、前記バスに接続される送受信ポートのサスペンド状態への遷移を制御する手段を備えた、ことを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  21. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置の電力制御方法において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードに遷移するときに、前記物理レイヤの該遷移に連動して、前記トランシーバを低消費電力モードに設定
    一の前記電子装置における前記物理レイヤの低消費電力モード時に、前記一の電子装置とバスを介して接続される他の前記電子装置との間で接続監視用に送受されるトーン信号として、該信号を構成するパルス成分の周波数を規定値よりも低くしてなるトーン信号を送受する、ことを特徴とする電力制御方法。
  22. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置の電力制御方法において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードに遷移するときに、前記物理レイヤの該遷移に連動して、前記トランシーバを低消費電力モードに設定し、
    前記物理レイヤが、1又は複数の送受信ポートを備え、前記トランシーバは一の前記送受信ポートに接続されており、
    前記物理レイヤにおいて接続状態を管理するステートマシン回路が、前記送受信ポート毎に、非接続状態のディスコネクト状態(Disconnected)と、中断状態のサスペンド状態(Suspended)と、前記ディスコネクト状態又は前記サスペンド状態からアクティブ状態への復帰過程であるレジューム状態(Resuming)と、稼動状態であるアクティブ状態(Active)の各状態の遷移を制御し、
    前記物理レイヤの前記ステートマシン回路で遷移を管理する前記送受信ポートの状態が、ディスコネクト状態の時と、自装置の上位装置もしくは自装置のトランシーバとバスを介してトランシーバが接続されている他の電子装置からの指示に基づき、前記送受信ポートがサスペンド状態に遷移する時に、前記トランシーバに対して、低消費電力モードへの設定を指示する制御信号であるスタンバイ信号をアクティブとして出力する、ことを特徴とする電力制御方法。
  23. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置の電力制御方法において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードに遷移するときに、前記物理レイヤの該遷移に連動して、前記トランシーバを低消費電力モードに設定し、
    一の前記電子装置の物理レイヤが低消費電力モードをなすサスペンド状態からの復帰過程であるレジューム状態において、一の前記電子装置とバスを介して接続される他の前記電子装置に、復帰信号をなす連続信号を送出するにあたり、前記連続信号の開始から所定期間、規定値よりも低速の連続信号を前記バスに送信し、
    他の前記電子装置の前記トランシーバにおいて、前記低速の連続信号を検知する信号検出回路で、前記低速の連続信号の受信を検出した時、他の前記電子装置の前記トランシーバは、他の前記電子装置の前記物理レイヤに受信検知を通知する、ことを特徴とする電力制御方法。
  24. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置の電力制御方法において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードに遷移するときに、前記物理レイヤの該遷移に連動して、前記トランシーバを低消費電力モードに設定し、
    一の前記電子装置の物理レイヤにおける前記低消費電力モードからの復帰過程であるレジューム状態において、一の前記電子装置が、一の前記電子装置とバスを介して接続される他の前記電子装置に復帰信号を送信するにあたり、初期化のためにトーン信号を送信することなく、復帰信号として、はじめから連続信号を送出する、ことを特徴とする電力制御方法。
  25. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置の電力制御方法において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードに遷移するときに、前記物理レイヤの該遷移に連動して、前記トランシーバを低消費電力モードに設定し、
    前記電子装置のトランシーバのバス接続用のコネクタにバスケーブルが挿抜自在とされ、前記トランシーバは前記コネクタに前記バスケーブルが接続されている時に、コネクタ接続信号をアクティブとして前記物理レイヤに出力し、
    一の前記電子装置においてトランシーバのバス接続用のコネクタに前記バスケーブル接続時に、前記トランシーバから一の前記電子装置の物理レイヤに出力される前記コネクタ接続信号のインアクティブからアクティブへの遷移を受けて、前記物理レイヤが、前記トランシーバを介して接続監視用のトーン信号を前記バスに送信し、
    一の前記電子装置において前記バスに送信した前記接続監視用のトーン信号の応答信号を受信しない場合には、接続監視用のトーン信号の送信を停止し、一の前記電子装置の前記トランシーバは、低消費電力モードであるスタンバイ状態に設定される、ことを特徴とする電力制御方法。
  26. 一の前記電子装置においてトランシーバのバス接続用のコネクタに前記バスケーブル接続時に、前記トランシーバを介して接続監視用のトーン信号を送信し、前記バスに送信した前記接続監視用のトーン信号の応答信号を受信した場合に、一の前記電子装置の物理レイヤは、前記バスを介して接続される他の前記電子装置に対して、一定期間毎に、接続監視用のトーン信号を送信する、ことを特徴とする請求項25に記載の電力制御方法。
  27. トランシーバと、該トランシーバとデータの送受を行う物理レイヤと、を少なくとも含み、前記トランシーバが接続されるバスを介して他の電子装置と通信を行う電子装置の電力制御方法において、
    前記物理レイヤが低消費電力モードに遷移するときに、前記物理レイヤの該遷移に連動して、前記トランシーバを低消費電力モードに設定し、
    前記電子装置のトランシーバのバス接続用のコネクタにバスケーブルが挿抜自在とされ、前記トランシーバは前記コネクタに前記バスケーブルが接続されている時に、コネクタ接続信号をアクティブとして前記物理レイヤに出力し、
    一の前記電子装置においてトランシーバのバス接続用のコネクタにバスケーブル接続時に、前記トランシーバから一の前記電子装置の物理レイヤに出力される前記コネクタ接続信号のインアクティブからアクティブへの遷移を受けて、前記物理レイヤが、非接続状態から、前記低消費電力モードからの復帰過程であるレジューム状態に遷移し、前記トランシーバを介して、連続信号を前記バスに送信し、
    前記バスを介して接続される接続相手である他の前記電子装置が存在しない場合、一の前記電子装置の物理レイヤは、低消費電力モードであるサスペンド状態に遷移し、他の前記電子装置からの連続信号の受信を待つ、ことを特徴とする電力制御方法。
  28. 前記電子装置が、IEEE1394規格の長距離装置よりなる、ことを特徴とする請求項2乃至27のいずれか一に記載の電力制御方法。
  29. 前記トランシーバが光トランシーバであり、前記バスケーブルが光ファイバーケーブルよりなる、ことを特徴とする請求項2乃至28のいずれか一に記載の電力制御方法。
  30. 前記電子装置の前記物理レイヤが、自装置及びバスを介して接続される他の電子装置における物理レイヤの上位層であるリンクレイヤ装置の接続の有無に応じて、前記電子装置の前記物理レイヤにおいて、前記バスに接続される送受信ポートのサスペンド状態の遷移を制御する、ことを特徴とする請求項28に記載の電力制御方法。
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