JP5582942B2 - 信号伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光信号に応じてデータ信号を伝送する信号伝送装置に係り、特に、光電変換素子を介して受信した光信号に応じて電子機器へとデータ信号を出力する装置に関する。
近年、自動車等の車両に搭載される各種の電子機器間のデータ伝送を光ケーブルを用いて行う手法が知られている。光ケーブルによって接続される電子機器は、当該光ケーブルを接続するためのコネクタを備え、このコネクタはFOT(Fiber Optic Transcever)と呼ばれる光電変換モジュールを備えている。この光電変換モジュールにより、光信号が電気信号に変換される。
光電変換モジュールは、例えば、光ケーブル側から送られた光信号を受光する光電変換素子(受光素子)と、素子駆動用ICとを主体に構成されている。素子駆動用ICは、受光素子を介して受信した光信号に応じて電子機器の制御回路へとデータ伝送を行う信号伝送装置としての機能を担っている。この光電変換モジュールでは、消費電力抑制の観点から、非通信時には、モジュールの主要部(素子駆動用IC)の電源をオフにする非動作状態(スリープ状態)に設定される。
ここで、例えば、特許文献1には、プログラムの異常ループや暴走を検知するためのウォッチドッグタイマに関する技術が開示されている。具体的には、このウォッチドックタイマは、CPUと、スリープフラグと、カウンタと、CPUによって制御されてカウンタをリセットするリセット手段とを備えている。CPUがスリープモードにあるときには、カウンタへのクロック信号の入力が禁止され、カウンタのカウント動作が禁止される。そして、スリープフラグに入力されるIR信号が“1”になると、スリープフラグがリセットされ、CPUが動作状態(ウェイクアップ状態)となり、CPUによって制御されてリセット手段によりカウンタがリセットされる。
特開平7−56774号公報
ところで、前述のような光電変換モジュールでは、直流光や振幅の小さい光(ノイズ光)が入力した場合であっても、入力信号ありと判断されていたため、素子駆動用IC(信号伝送装置)を構成する全ての要素が非動作状態から動作状態へと設定されてしまう。そのため、不必要に信号伝送装置が動作状態へと復帰してしまうため、消費電力の低減を図ることができないという問題がある。また、特許文献1に開示された手法は、CPUの動作状態または非動作状態の切り替えに、外部から専用のIR信号を入力しなければならないという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、信号伝送装置の消費電力を抑制することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、光ケーブル側から送られた光信号を光電変換素子を介して受信することにより、当該光信号に応じてデータ信号を伝送する信号伝送装置を提供する。この信号伝送装置は、光電変換素子からの電気信号に基づいてデータ伝送を行うメイン制御手段と、電源がオンされた状態に設定されているとともに、前記光電変換素子からの電気信号に基づいて前記メイン制御手段の電源のオンオフを管理する電源管理手段と、を有している。ここで、電源管理手段は、光電変換素子からの電気信号の信号レベルが基準信号レベルに到達している場合に、メイン制御手段の電源をオンする。また、メイン制御手段は、光電変換素子からの電気信号を増幅させる増幅部と、増幅部により増幅させた電気信号に応じてデータ信号を出力するLVDS部と、電源がオンされた後に、増幅部により増幅させた電気信号の振幅に基づいて当該電気信号の振幅判定を行い、電源をオンからオフに切り換えるか否かを電源管理手段に指示するLOS部と、LOS部による振幅判定の実行タイミングを所定期間だけ遅延させるタイマー部と、を備えている。
メイン制御手段は、増幅部により増幅させた電気信号の振幅が基準振幅に到達していない場合には、前記電源管理手段に対してメイン制御手段の電源オフを指示することが望ましい。
本発明によれば、メイン制御手段の電源がオフのままの状態(非動作状態)であっても、最小限の要素である電源管理手段のみが動作している。この電源管理手段により、外乱に起因した信号か否かを判断することができるので、この結果に応じて、メイン制御手段の電源をオンするか否かを有効に判断することができる。そのため、直流光やノイズ光が入力した場合であっても、信号伝送装置全体の電源をその都度オンするといった必要もなく、信号伝送装置の駆動電流の低減を図ることが可能となるので、消費電力の低減を図ることができる。また、通信に供する信号に応じてメイン制御手段の電源オンオフの許否を判断することができるので、動作状態へと復帰する際に別途の信号を用いるといった必要もない。
光コネクタ1の構成を模式的に示すブロック図 素子駆動用IC12を模式的に示すブロック構成図 素子駆動用IC12の電源管理に関する動作手順を示すフローチャート
図1は、本発明の実施形態にかかる光コネクタ1の構成を模式的に示すブロック図である。本実施形態にかかる光コネクタ1は、例えば、光通信分野で用いられるレセプタクルタイプの雌型光コネクタである。この光コネクタ1は、ディスプレイやナビゲーションシステムといった各種の電子機器に設けられており、当該電子機器が備えるプリント配線基板2と電気的に接続されている。この光コネクタ1は、例えば、光ケーブルを取り付けた雄型光コネクタが接続されることで、電子機器間で大容量の光通信を行うことを可能としている。
光コネクタ1は、FOT(Fiber Optic Transcever)と呼ばれる光電変換モジュール10を備えている。この光電変換モジュール10は、金属性リードフレームから延出された複数のリード端子がプリント配線基板2上に半田付けされるようになっている。
また、光コネクタ1は、光電変換モジュール10(具体的には、後述する受光素子11)と、雄型光コネクタにおけるフェルール端面(光ケーブル端面)との間に介在する光学部品としてのスリーブ13を備えている。スリーブ13は、光透過性を有する透明な材料により成形される導光部材と、この導光部材の周囲に設けられる円筒部とで構成されている。
光電変換モジュール10は、光電変換素子である受光素子11および素子駆動用IC12を主体に構成されており、受光素子11および素子駆動用IC12は、導電性を有する金属性リードフレーム上にワイヤボンディングされた状態で搭載されている。
受光素子11としては、フォトダイオード(PD:Photo Diode)を用いることができる。すなわち、本実施形態にかかる光コネクタ1は、光ケーブルを介して光信号を受信するためのコネクタとして構成されたものである。
なお、光電変換モジュール10は、受光素子11およびこの素子駆動用IC12に加え、発光素子およびこの素子駆動用ICをさらに備えることで、光信号を送受信可能に構成してもよい。
図2は、素子駆動用IC12を模式的に示すブロック構成図である。素子駆動用IC12は、受光素子11を介して光ケーブル側から送られた光信号を受信することにより、この光信号に応じて電子機器(プリント配線基板2)に対してデータ信号RDを伝送する装置であり、信号伝送装置としての機能を担っている。この素子駆動用IC12は、これを機能的に捉えた場合、メイン制御ユニット20と、電源管理ユニット30とを有している。
本実施形態の特徴の一つとして、メイン制御ユニット20と電源管理ユニット30とは機能的に分離しているのみならず、電源系統も互いに独立している。具体的には、電源部40からメイン制御ユニット20に対して動作電力を供給する電源ラインには、スイッチ21が設けられている。このスイッチ21のオンオフ状態を切り替えることにより、メイン制御ユニット20の電源をオンしたりオフしたりすることができる。スイッチ21がオンであれば、メイン制御ユニット20の電源がオンされた状態となり、スイッチ21がオフである場合には、メイン制御ユニット20の電源がオフされた状態となる。一方、電源部40から電源管理ユニット30に対して動作電力を供給する電源ラインは常時オンに設定されている。すなわち、電源管理ユニット30は、定常的に動作状態(電源がオンされた状態)に設定されている点においてメイン制御ユニット20とは異なる。
メイン制御ユニット20は、受光素子11から出力される電気信号(以下「入力信号」という)Sigに基づいて、後段の要素(具体的には、電子機器であるプリント配線基板2の制御回路)へとデータ伝送を行うユニットである。メイン制御ユニット20は、増幅部22と、LVDS部23と、LOS部24と、タイマー部25と、タイミング制御部26とを有している。
増幅部22は、受光素子11からの入力信号Sigを増幅させた上で出力させる信号増幅器である。
LVDS部23は、データ伝送に関する実質的な機能を担っており、増幅部22により増幅された入力信号Sigに応じてデータ信号RDを出力する。LVDS部23によるデータ伝送の仕様としては、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)と呼ばれる高速デジタル信号の伝送に適した低電圧差動信号を用いることができる。このLVDSは、一対の伝送路に異なる電圧を印加することにより、伝送路間の電圧差を利用して信号伝送を行う。すなわち、LVDS部23は、入力信号Sigに基づいてデータ信号RDを出力すべく、一対の伝送路に対してデータ信号RD+,RD−をそれぞれ出力する。
LOS部24は、増幅部22により増幅された入力信号Sigに基づいて、通信に起因した適正な入力信号Sigであるか否かを判定する。この判定は、入力信号Sigの振幅と、予め設定された基準振幅(基準電圧)とを比較することにより行われる(信号振幅判定)。LOS部24による判定結果は、LOS信号Sosとしてタイミング制御部26に対して出力される。具体的には、LOS部24は、入力信号Sigの振幅が基準振幅に到達しない場合には、適正な入力信号Sigではない旨の信号(Low信号)をLOS信号Sosとして出力し、入力信号Sigの振幅が基準振幅以上である場合には、適正な入力信号Sigである旨の信号(High信号)をLOS信号Sosとして出力する。
また、本実施形態において、LOS部24から出力されるLOS信号Sosは、タイマー部25を経由して電源管理ユニット30にも入力されている。LOS部24は、増幅された入力信号Sigの振幅を判断材料とするLOS信号Sosの出力を通じて、メイン制御ユニット20の電源オンの状態を継続するか否か、すなわち、電源をオンからオフに切り替えるか否かを電源管理ユニット30に指示している。
タイマー部25は、電源オン直後(すなわち、メイン制御ユニット20の起動直後)において、LOS部24による信号振幅判定の実行タイミングを所定期間(例えば、数μ秒)だけ遅延させる機能を担っている。タイマー部25は、LOS部24による信号振幅判定が電源オン直後の動作の不安定な状態を避けて、動作の安定した状態で実行されるようにとの観点から設けられている。
具体的には、タイマー部25は、メイン制御ユニット20の電源オンから所定時間(例えば、数μ秒)経過した後に、LOS部24にトリガー信号Stgを出力する。このトリガー信号Stgの入力後にLOS部24が信号振幅判定を行うことにより、精度よくモニタリングされた入力信号Sigの振幅に基づいて信号振幅判定を行うことができる。すなわち、タイマー部25により、LOS部24からのLOS信号Sosが所定時間だけマスクされることとなる。
また、タイマー部25は、電源管理ユニット30へと出力されるLOS信号SosがLow信号である場合に、このLOS信号Sosの出力を所定時間だけマスクする。すなわち、タイマー部25は、LOS信号SosとしてのLow信号が所定時間経過した後に、電源管理ユニット30へとLOS信号Sos(Low信号)を出力する。
タイミング制御部26は、自己に入力されるLOS信号Sosを通じて、LVDS部23の動作タイミングを制御する。このタイミング制御部26による動作タイミングの制御により、LVDS部23は、入力信号Sigに応じてデータ信号RD(RD+,RD−)を出力したり、入力信号Sigがあったにも拘わらずデータ信号RDを出力しないとしたりすることができる。
また、タイミング制御部26は、後段の要素(具体的には、電子機器であるプリント配線基板2の制御回路)へとWSD信号またはSD信号を出力することができる。ここで、WSD信号は、入力信号Sigとして受信した信号が、前回の電源オフから経過して初めて受信したトーン信号(以下「初期信号」という)に該当する場合に、プリント配線基板2の制御回路を起動するために出力される信号である。ここで、トーン信号は通信元が通信先の存在を認識するために、通信に先立って通信先に応答を求めるために送信される信号であり、通信元は通信先からの応答が認識されるまで所定期間に複数回トーン信号を出力している。一方、SD信号は、プリント配線基板2の制御回路へとデータ信号RDを出力する際に、このデータ信号RDの出力タイミングと同期してプリント配線基板2の制御回路へと出力される信号である。
電源管理ユニット30は、入力信号Sigに基づいてメイン制御ユニット20の電源のオンオフを管理する(電源管理手段)。電源管理ユニット30は、判断処理部31と、演算部32とを主体に構成されている。
判断処理部31は、受光素子11からの出力である入力信号Sigの信号に応じた直流レベルと、予め設定された基準信号レベルとを比較する。判断処理部31による判断結果は、WD信号Swdとして、後段の演算部32に対して出力される。具体的には、判断処理部31は、入力信号Sigの信号直流レベルが基準信号レベルに到達している場合には、メイン制御ユニット20の電源をオンする旨の信号(High信号)をWD信号Swdとして出力し、入力信号Sigの信号直流レベルが基準信号レベルに到達していない場合には、メイン制御ユニット20の電源をオンしない旨の信号(Low信号)をWD信号Swdとして出力する。
演算部32は、判断処理部31からのWD信号Swdと、メイン制御ユニット20(LOS部24)からのLOS信号Sosとに基づいて、スイッチ21のオンオフ状態を制御する。具体的には、演算部32は、WD信号SwdとしてHigh信号が入力されると、スイッチ21をオンに制御する。そして、オン制御後、演算部32は、LOS信号SosとしてLow信号が入力された場合には、スイッチ21をオンからオフに制御する。
図3は、素子駆動用IC12の電源管理に関する動作手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、素子駆動用IC12により所定の周期で実行される。ここで、受光素子11に光信号が継続的に入力されていない状態では、素子駆動用IC12はスリープ状態に設定されている。このスリープ状態では、スイッチ21がオフに設定されており、メイン制御ユニット20の電源はオフされ、電源管理ユニット30の電源のみがオンされた状態となっている。
まず、ステップ1(S1)において、判断処理部31は、受光素子11からの入力信号Sigの信号直流レベルLsiが基準信号レベルLthに到達しているか否かを判断する。基準信号レベルLthは、直流光やノイズ光といった受光素子11に入力される外乱と、光信号とを切り分けことを前提に、実験やシミュレーションを通じてその最適値が予め設定されている。このステップ1で肯定判定された場合、すなわち、入力信号Sigの信号直流レベルLsiが基準信号レベルLthに到達している場合には(Lsi≧Lth)、後述するステップ4(S4)に進む。一方、ステップ1で否定判定された場合、すなわち、入力信号Sigの信号直流レベルLsiが基準信号レベルLthに到達していない場合には(Lsi<Lth)、ステップ2(S2)に進む。
ステップ2において、判断処理部31は、WD信号SwdとしてLow信号、すなわち、メイン制御ユニット20の電源をオンしない旨の信号を出力する。そして、図3に示すように、ステップ14以降の処理へと進むが、メイン制御ユニット20の電源がオンされていない場合には、ステップ14以降の処理を行うことなく、本ルーチンを抜ける。この場合、メイン制御ユニット20の電源オフが継続される。一方、メイン制御ユニット20の電源がひとたびオンされている場合には、後述するステップ14,15に進む。
一方、ステップ4において、判断処理部31は、WD信号SwdとしてHigh信号、すなわち、メイン制御ユニット20の電源をオンする旨の信号を出力する。ステップ4に続くステップ5(S5)において、演算部32は、WD信号SwdとしてのHigh信号を受けて、スイッチ21をオンに制御する。したがって、本ステップにより、メイン制御ユニット20の電源がオフからオンに切り替えられる。なお、前回の処理サイクルにおいて既にメイン制御ユニット20の電源がオンとなっている場合、演算部32はスイッチ21のオン状態を継続する。
ステップ6(S6)において、タイマー部25は、メイン制御ユニット20の電源投入後にカウントアップされるタイマーの経過時間(第1の経過時間)Tct1を参照し、所定の設定時間Tth1が経過した後に(Tct1≧Tth1)、後述するステップ7(S7)の処理に進む。この設定時間Tth1は、実験やシミュレーションを通じて、電源オンから動作が安定するまでの時間が予め設定されている(例えば、数μ秒)。
ステップ7(S7)において、LOS部24は、増幅部22により増幅された入力信号Sigを読み込むとともに、入力信号Sigの振幅Acが基準振幅Acth以上であるか否かを判断する。この基準振幅Acthは、DC光やノイズといった受光素子11に入力される外乱要素と、適正な光信号とを切り分けことを前提に、実験やシミュレーションを通じてその最適値が予め設定されている。このステップ7において肯定判定された場合、すなわち、入力信号Sigの振幅Acが基準振幅Acth以上である場合には、ステップ9(S9)に進む。一方、ステップ7において否定判定された場合、すなわち、入力信号Sigの振幅Acが基準振幅Acthよりも小さい場合には、後述するステップ13(S13)に進む。
ステップ9において、LOS部24は、LOS信号SosとしてHigh信号、すなわち、適正な入力信号Sigである旨の信号を出力する。この場合、演算部32は、LOS信号SosとしてのHigh信号を受けて、スイッチ21をオンのままに制御する。したがって、先のステップ5においてメイン制御ユニット20の電源がオンされた後、LOS部24によって適正な入力信号Sigであると判断された場合には、メイン制御ユニット20の電源オン状態が継続されることとなる。
ステップ10(S10)において、LOS部24は、読み込んだ入力信号Sigが初期信号であるか否かを判断する。このステップ10において肯定判定された場合、すなわち、読み込んだ入力信号Sigが初期信号である場合には、ステップ11(S11)に進む。一方、ステップ10において否定判定された場合、すなわち、読み込んだ入力信号Sigが初期信号でない場合には、ステップ12(S12)に進む。
ステップ11において、タイミング制御部26は、LOS部24の判定結果を受けて、WSD信号をSD出力として所定の期間する。また、タイミング制御部26によるLVDS部23の動作タイミングの制御により、WSD信号を出力している期間においてLVDS部23はデータ信号RD(RD+,RD−)の出力を中止させている。
一方、ステップ12において、LVDS部23による通信を行う。具体的には、タイミング制御部26は、LOS信号Sosを通じてLVDS部23を動作タイミングを制御する。これにより、LVDS部23はLOS信号SosとしてのHigh信号に対応して起動し、入力信号Sigに応じてデータ信号RD(RD+,RD−)を出力する。
これに対して、ステップ13において、LOS部24は、LOS信号SosとしてLow信号、すなわち、適正な入力信号Sigではない旨の信号を出力する。
ステップ14において、タイマー部25は、LOS信号SosとしてのLow信号の経過とともにカウントアップされるタイマーの経過時間(第2の経過時間)Tct2が、所定の判定時間Tth2に到達したか否かを判断する。この判定時間Tth2は、実験やシミュレーションを通じて、LOS信号SosとしてのLow信号をマスクする期間が予め設定されている。
このステップ14において否定判定された場合、すなわち、第2の経過時間Tct2が判定時間Tth2に到達していない場合には(Tct2<Tth2)、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ14において肯定判定された場合、すなわち、第2の経過時間Tct2が判定時間Tth2に到達した場合には(Tct2≧Tth2)、ステップ15に進む。
ステップ15では、第2の経過時間Tct2を経てタイマー部25によりマスクされていたLOS信号Sos(Low信号)が演算部32に出力される。この場合、演算部32は、LOS信号SosとしてのLow信号を受けてスイッチ21をオフに制御する。これにより、メイン制御ユニット20の電源がオフされる。
このように、判断処理部31およびLOS部24は、通信中においても入力信号Sigに対してその信号直流レベルおよび振幅の判断を継続的に行う。
このように本実施形態において、素子駆動用IC12は、光ケーブル側から送られた光信号を受光素子11を介して受信することにより、光信号に応じたデータ信号を伝送する信号伝送装置として機能している。この場合、メイン制御ユニット20は、受光素子11からの電気信号である入力信号Sigに基づいてデータ伝送を行う。一方、電源管理ユニット30は、電源が常時オンされた状態に設定されているとともに、入力信号Sigに基づいてメイン制御ユニット20の電源のオンオフを管理する。
かかる構成によれば、素子駆動用IC12が、その主たる機能を担うメイン制御ユニット20と電源管理ユニット30とに分離されている。また、電源管理ユニット30は、常時電源がオンされており、受光素子11からの電気信号(入力信号)Sigに基づいてメイン制御ユニット20の電源のオンオフを管理することができる。そのため、メイン制御ユニット20の電源がオフのままの状態(非動作状態)であっても、電源管理ユニット30が有効な通信信号か否かを判断し、この結果に応じて、メイン制御ユニット20の電源のオンオフを判断することができる。そのため、直流光やノイズ光が入力した場合であっても、素子駆動用IC12全体の電源をその都度オンするといった必要がなくなるので、素子駆動用IC12の駆動電流の低減を図ることが可能となり、これにより、消費電力の低減を図ることができる。また、通信に供する信号に応じてメイン制御ユニット20の電源をオンオフすることができるので、別途の信号を用いるといった必要もない。
また、本実施形態によれば、電源管理ユニット30は、受光素子11からの入力信号Sigの信号直流レベルLsiが基準信号レベルLthに到達している場合に、メイン制御ユニット20の電源をオンしている。かかる構成によれば、例えば、振幅の小さい光といったノイズ光を受信したような場合には、これを通信とは異なる信号であると有効に切り分けることができる。そのため、素子駆動用IC12全体の電源を不必要にオンする必要がなくなるため、消費電力の低減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、メイン制御ユニット20は、受光素子11からの入力信号Sigを増幅させる信号増幅機能を備え、増幅させた入力信号Sigに基づいてデータ伝送を行っており、電源オンの後に、増幅させた入力信号Sigの振幅に基づいて、電源をオフするか否かを判断する。かかる判断により、例えば、直流光を受信したような場合であっても、これを通信とは異なる信号であると有効に切り分けることができる。
また、本実施形態によれば、メイン制御ユニット20は、入力信号Sigの振幅Acが基準振幅Acthに到達していない場合には、電源管理ユニット30に対してメイン制御ユニット20の電源オフを指示する。これにより、例えば、直流光を受信したような場合であっても、素子駆動用IC12全体の電源を再度オフすることで、消費電力の低減を図ることができる。
以上、本実施形態にかかる信号伝送装置について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、電源管理ユニット30は、受光素子11からの入力信号Sigの信号直流レベルLsiのみならず、入力信号Sigの振幅を利用して判断してもよい。この場合、入力信号Sigの振幅が基準振幅に到達している場合に、メイン制御ユニット20の電源をオンするといった如くである。
1 光コネクタ
2 プリント配線基板
10 光電変換モジュール
11 受光素子
12 素子駆動用IC
20 メイン制御ユニット
21 スイッチ
22 増幅部
23 LVDS部
24 LOS部
25 タイマー部
26 タイミング制御部
30 電源管理ユニット
31 判断処理部
32 演算部

Claims (2)

  1. 光ケーブル側から送られた光信号を光電変換素子を介して受信することにより、当該光信号に応じてデータ信号を伝送する信号伝送装置において、
    前記光電変換素子からの電気信号に基づいてデータ伝送を行うメイン制御手段と、
    電源がオンされた状態に設定されているとともに、前記光電変換素子からの電気信号に基づいて前記メイン制御手段の電源のオンオフを管理する電源管理手段と、を有し、
    前記電源管理手段は、前記光電変換素子からの電気信号の信号レベルが基準信号レベルに到達している場合に、前記メイン制御手段の電源をオンし、
    前記メイン制御手段は、
    前記光電変換素子からの電気信号を増幅させる増幅部と、
    前記増幅部により増幅させた電気信号に応じてデータ信号を出力するLVDS部と、
    電源がオンされた後に、前記増幅部により増幅させた電気信号の振幅に基づいて当該電気信号の振幅判定を行い、電源をオンからオフに切り換えるか否かを前記電源管理手段に指示するLOS部と、
    前記LOS部による振幅判定の実行タイミングを所定期間だけ遅延させるタイマー部と、を備えることを特徴とする信号伝送装置。
  2. 前記メイン制御手段は、前記増幅部により増幅させた電気信号の振幅が基準振幅に到達していない場合には、前記電源管理手段に対してメイン制御手段の電源オフを指示することを特徴とする請求項1に記載された信号伝送装置。
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