JP5100724B2 - 通信装置、光通信システム、異常発光停止方法、及び異常発光検出方法 - Google Patents
通信装置、光通信システム、異常発光停止方法、及び異常発光検出方法 Download PDFInfo
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Description
このように、加入者側通信装置が異常時に光信号を強制停止させることにより、PONシステム全体の通信不能を回避していた。
図1は、この発明の実施の形態1に係るネットワークシステム(光通信システム)の構成を示すブロック図である。図1に示すPONシステムでは、局側通信装置(以下、OLT:Optical Line Network)1から伸びる光ファイバケーブル3がスターカプラ4で分岐され、複数の加入者側通信装置(以下、ONU:Optical Network Unit)2と接続されている。各ONU2は、各UNI(User Network Interface)に接続される。なお、図1の例では、1つのOLT1に3つのONU2A,2B,2Cが接続されているが、これらONU2の内部構成は同一であり、区別する必要がないときは単にONU2と称する。
先ず、ONU2の光送受信回路21は、OLT1からの上り送信帯域割当用の光信号を受信して、光信号から電気信号(データ信号)へ変換する。変換された上り送信帯域割当情報のデータ信号は、PON制御回路22にて受信される。
なお、パルス生成回路23及びラッチ回路24が、送信許可信号監視回路を構成する。
なお、パルス生成回路23により発生させるパルス信号の幅が、ラッチ回路24により異常と判断するまでの時間になるので、このパルス幅を調整することにより、異常と判断するまでの判定時間を調整することができる。
他方、図3(c)において、パルス信号a3’の受信終了前に異常出力状態の送信許可信号a3の受信が終了しないので、異常と判定して(異常判定ステップ)、ラッチ回路24がパルス信号a3’受信終了時点から送信停止信号をラッチ出力する(異常発光停止ステップ)。そのため、図3(d)において、ONU2Aの光送受信回路21は、送信許可信号a3に従って光信号A3を出力し始めるが、途中で送信停止信号に従って発光停止状態となり、光出力を停止する。
本実施の形態2に係るONU2は、電源投入時にパワーオンリセット信号を出力して、内部回路の初期化及び初期化解除を制御するパワーオンリセット回路25を備える。なお、本実施の形態2のONU2は、図2に示すONU2と図面上では同様の構成であるため、以下では図2を援用して説明する。
また、ラッチ回路24が送信停止信号を光送受信回路21へラッチ出力する構成としたが、光送受信回路21に出力する構成に限定されるものではなく、例えば、PON制御回路22へ異常発光を検出したことを通知して、PON制御回路22が光送受信回路21を制御して発光を停止させる構成であってもよい。
Claims (16)
- 光信号の送信許可期間に合わせて有意側へ遷移する送信許可信号を入力に用いて、前記送信許可信号が有意側へ遷移中に、データ信号を光信号に変換して出力する光送受信回路と、
前記送信許可信号を監視し、当該送信許可信号が異常である場合に前記光送受信回路の出力を停止させる送信停止信号を出力する送信許可信号監視回路とを備え、
前記送信許可信号監視回路は、前記送信許可信号の有意側への遷移をトリガにして、当該送信許可信号の有意継続時間と所定判定時間を比較する通信装置。 - 送信許可信号監視回路は、
送信許可信号の有意側への遷移をトリガにして所定判定時間のパルス幅のパルス信号を出力するパルス生成回路と、
前記送信許可信号と前記パルス信号とを入力に用いて、当該送信許可信号の有意継続時間と前記所定判定時間を比較し、当該送信許可信号が異常であることを検出すると、光送受信回路の出力を停止させる送信停止信号を出力するラッチ回路とを有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。 - 通信装置の電源投入時にパワーオンリセット信号を出力するパワーオンリセット回路を備え、
パルス生成回路は、送信許可信号が電源投入時から有意固定された場合に、前記パワーオンリセット信号の解除をトリガにして所定判定時間のパルス幅のパルス信号を出力することを特徴とする請求項2記載の通信装置。 - ラッチ回路は、パルス信号の受信終了前に送信許可信号の有意側への遷移が終了した場合に、正常と判定して、送信停止信号を解除し続けることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の通信装置。
- ラッチ回路は、パルス信号の受信終了後にも送信許可信号の有意側への遷移が終了しない場合に、異常と判定して、送信停止信号をラッチ出力することを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載の通信装置。
- パルス生成回路は、パルス信号発生中に送信許可信号の有意側への遷移を検出すると、検出した時点から再度、所定判定時間のパルス幅のパルス信号を出力し、前記送信許可信号の有意側への遷移検出毎にラッチ回路に異常を検出させることを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれか1項記載の通信装置。
- 請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の通信装置を加入者側通信装置に適用した光通信システム。
- 光信号の送信許可期間に合わせて有意側へ遷移する送信許可信号を入力に用いて、前記送信許可信号が有意側へ遷移中に、データ信号を光信号に変換して出力する光送受信回路を備える通信装置の、異常発光を停止させる異常発光停止方法において、
送信許可信号監視回路が、前記送信許可信号を監視し、当該送信許可信号の有意側への遷移をトリガにして、当該送信許可信号の有意継続時間と所定判定時間を比較し、当該送信許可信号が異常である場合に前記光送受信回路の出力を停止させる送信停止信号を出力する異常発光停止ステップを備えることを特徴とする異常発光停止方法。 - 異常発光停止ステップは、
パルス生成回路が、送信許可信号の有意側への遷移をトリガにして所定判定時間のパルス幅のパルス信号を発生させて、異常発光検出の判定開始トリガとして出力する異常発光検出開始ステップを有することを特徴とする請求項8記載の異常発光停止方法。 - 異常発光停止ステップは、
ラッチ回路が、送信許可信号及び異常発光検出開始ステップで発生させたパルス信号を受信し、前記パルス信号の受信終了前に前記送信許可信号の有意側への遷移が終了した場合に、正常と判定して、光送受信回路の出力を停止させる送信停止信号を解除し続ける正常発光ステップを有することを特徴とする請求項9記載の異常発光停止方法。 - 異常発光停止ステップは、
ラッチ回路が、送信許可信号及び異常発光検出開始ステップで発生させたパルス信号を受信し、前記パルス信号の受信終了後にも前記送信許可信号の有意側への遷移が終了しない場合に、異常と判定する異常判定ステップを有することを特徴とする請求項9又は請求項10記載の異常発光停止方法。 - 異常発光停止ステップは、異常判定ステップで異常と判定した場合に、ラッチ回路が、光送受信回路の出力を停止させる送信停止信号をラッチ出力することを特徴とする請求項11記載の異常発光停止方法。
- 異常発光検出開始ステップは、パルス生成回路が、パルス信号発生中に送信許可信号の有意側への遷移を検出すると、検出した時点から再度、所定判定時間のパルス幅のパルス信号を発生させて、異常発光検出の判定開始トリガとして出力し、前記送信許可信号の有意側への遷移検出毎にラッチ回路に異常を検出させることを特徴とする請求項9から請求項12のうちのいずれか1項記載の異常発光停止方法。
- パルス生成回路が発生させるパルス信号のパルス幅を調整するパルス幅調整ステップを備えることを特徴とする請求項9から請求項13のうちのいずれか1項記載の異常発光停止方法。
- パワーオンリセット回路が、電源投入時にパワーオンリセット信号を出力するパワーオンリセットステップを備え、
異常発光検出開始ステップは、パルス生成回路が、送信許可信号が電源投入時から有意固定された場合に、前記パワーオンリセット信号の解除をトリガにして所定判定時間のパルス幅のパルス信号を出力することを特徴とする請求項9から請求項14のうちのいずれか1項記載の異常発光停止方法。 - 光信号の送信許可期間に合わせて有意側へ遷移する送信許可信号を入力に用いて、前記送信許可信号が有意側へ遷移中に、データ信号を光信号に変換して出力する光送受信回路を備える通信装置の、異常発光を検出する異常発光検出方法において、
パルス生成回路が、前記送信許可信号の有意側への遷移をトリガにして所定判定時間のパルス幅のパルス信号を発生させて、異常発光検出の判定開始トリガとして出力する異常発光検出開始ステップと、
ラッチ回路が、前記送信許可信号及び前記異常発光検出開始ステップで発生させたパルス信号を受信し、前記パルス信号の受信終了前に前記送信許可信号の有意側への遷移が終了した場合に、正常と判定する正常発光ステップと、
前記ラッチ回路が、前記送信許可信号及び前記異常発光検出開始ステップで発生させたパルス信号を受信し、前記パルス信号の受信終了後にも前記送信許可信号の有意側への遷移が終了しない場合に、異常と判定する異常判定ステップとを備えることを特徴とする異常発光検出方法。
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