JP2001291143A - 媒体取扱装置 - Google Patents

媒体取扱装置

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JP2001291143A
JP2001291143A JP2000104748A JP2000104748A JP2001291143A JP 2001291143 A JP2001291143 A JP 2001291143A JP 2000104748 A JP2000104748 A JP 2000104748A JP 2000104748 A JP2000104748 A JP 2000104748A JP 2001291143 A JP2001291143 A JP 2001291143A
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Yoshio Niijima
義生 新島
Akihiro Sasaki
明宏 佐々木
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な時期に部品を交換できるようにする。 【解決手段】 スタッカA,B,C等の各部から紙幣を
分離するピッカゴムローラ等の摩耗・消耗部品の動作履
歴としての累積分離枚数Nx等を管理し、その累積分離
枚数Nxが所定の部品交換限度値NLxになった時に、
その部品の交換時期を係員に判断させるための判断基準
を報知し、その部品の交換時期を係員に判断させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体取扱装置に関
し、特に、金融機関等に設置される現金自動預払装置に
内蔵される紙幣入出金機の摩耗部品や消耗部品の交換時
期を係員に認識させるのに有用である。
【0002】
【従来の技術】一般に、紙幣入出金機等の媒体取扱装置
には、動作によって摩耗したり、時間の経過によって消
耗する部品が数多く用いられている。例えば、摩耗する
部品にはピッカゴムローラやゴムベルト等があり、消耗
する部品にはバッテリ等がある。ピッカゴムローラは、
スタッカや補回カセットや接客口などの紙幣分離機構を
もつ部分に取り付けられ、集積又は収納された紙幣を搬
送路に送り出す動作を行うため、摩擦力によって次第に
摩耗していく。ゴムベルトは、搬送路を構成し、紙幣を
搬送する動作を行い、摩擦力や回転力等によって次第に
摩耗していく。また、バッテリは、例えば、電源オフ時
であっても様々な取引情報を記憶させるのに電力を消費
するため、次第に消耗していく。
【0003】そのため、従来の紙幣入出金機等の媒体取
扱装置では、それらの部品が摩耗や消耗して使用できな
くなる前に、係員が6ヶ月や12ヶ月おきというように
定期的にそれらの部品の交換を行ってメンテナンスを行
うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の紙
幣入出金機等の媒体取扱装置では、装置の運用状態に係
わらず、摩耗・消耗部品を定期的に係員が交換している
ため、適切な時期に部品の交換を行うことができない問
題点がある。例えば、装置稼働率が高い装置については
定期交換前に部品が消耗してしまうことがあるため、安
定した稼働が得られない問題点があり、また、装置稼働
率が低い装置についてはまだその部品が十分使用できる
状態であっても交換してしまうことがあるため、部品利
用についての無駄が生じてしまう問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、摩耗
・消耗してきた対象の部品の交換時期を係員に判断させ
るように報知することを構成上の特徴とする媒体取扱装
置を提供する。これにより、係員は、適切な時期に部品
の交換を行うことできるようになる。また、本発明は、
摩耗・消耗する対象の部品の動作履歴を管理し、その動
作履歴が所定の部品交換限度になった時に、その部品の
交換時期を係員に判断させるための判断基準を報知し、
その部品の交換時期を係員に判断させるようにしたこと
を構成上の特徴とする媒体取扱装置を提供する。これに
より、摩耗・消耗する対象の部品の摩耗・消耗度に応じ
た交換時期を係員が判断することが可能になり、従来の
ように、装置の運用状態に係わらず摩耗・消耗部品を定
期的に交換しなくてもよくなるため、適切な時期に部品
の交換を行うことできるようになる。例えば、装置稼働
率が高い装置については、部品が消耗して使用できなく
なるのを防止することができるため、安定した稼働が得
られ、また、装置稼働率が低い装置については、摩耗・
消耗しきるまで部品を使用することができるため、部品
利用についての無駄が生じなくなり経済的となる。特
に、摩耗・消耗する部品毎に摩耗・消耗情報を判断する
ようにすると、必要な部品のみを最適な時期に交換する
ことができる。また、装置のおおよその稼働状態を知る
こともできる。
【0006】ところで、その媒体取扱装置は、動作履歴
に基づいて部品の稼働率を算出して、その稼働率に応じ
て対象の部品の摩耗・消耗度を判断し、その摩耗・消耗
度から対象の部品の交換時期を予測算出し、その交換時
期を判断基準として報知し、その部品の交換時期を係員
に判断させるのが好ましい。これにより、稼働率に応じ
た摩耗・消耗度から部品の交換時期を予測して報知する
ため、係員毎の判断のばらつきを排除した摩耗状態の把
握が可能になり、係員は最適な部品の交換時期を判断す
ることができ、安定した稼働を確保することができるよ
うになる。なお、その稼働率の算出は、一定期間毎に行
うようにすればよい。
【0007】また、その媒体取扱装置は、対象の部品の
媒体の取扱枚数を動作履歴として計数し、その取扱枚数
が予め設定してある所定の部品交換限度枚数になった時
に、対象の部品の交換までに取扱可能な枚数を判断基準
として報知し、その部品の交換時期を係員に判断させた
り、対象の部品の動作時間を動作履歴として計測し、そ
の動作時間が予め設定してある所定の部品交換限度時間
になった時に、対象の部品の交換までに取扱可能な時間
を判断基準として報知し、その部品の交換時期を係員に
判断させるようにしてもよい。これにより、交換までに
取扱可能な枚数を報知することにより、動作によって摩
耗するピッカゴムローラ等の交換時期を判断することが
可能になり、交換までに取扱可能な時間を報知すること
により、時間によって消耗するバッテリや予め実験等を
行って使用可能時間が分かっている部品等の交換時期を
判断することが可能になる。
【0008】さらに、本発明は、装置全体の寿命がきた
ことを係員が判断できるように報知することを構成上の
特徴とする媒体取扱装置を提供する。例えば、装置全体
の稼働時間を累積加算した全稼働時間が所定時間を経過
した時に報知したり、装置全体の取引回数を累積加算し
た全取引回数が所定回数を経過した時に報知すればよ
い。これにより、個々の装置の程度に応じた保守管理が
できるようになる。特に、摩耗・消耗部品を内蔵してい
る場合に装置の寿命を判断することができるようにな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。なお、現金自動預払装置に内蔵
される紙幣入出金機を例に説明するが、これによりこの
発明が限定されるものではなく、紙幣以外の紙葉類等の
媒体を取り扱う媒体取扱装置でも同様であるため説明を
省略する。
【0010】第1の実施の形態 図1に、紙幣入出金機の概略構成図を示す。この紙幣入
出金機100には、スタッカA,B,Cと、接客口D
と、認識ユニットEと、補回カセットFと、RJボック
スGとを主に備えている。前記スタッカA,B,Cは、
入金のときには顧客が接客口Dに挿入した紙幣を収納
し、出金のときには顧客が指定した枚数だけ紙幣を払い
出すための金庫である。前記接客口Dは、紙幣を入出金
するために紙幣を集積する部分である。前記認識ユニッ
トEは、搬送された紙幣の傷み具合や真偽判定を行う機
能を有する。前記補回カセットFは、スタッカA,B,
C内の紙幣が少なくなったときに紙幣の補充装填を行
い、スタッカA,B,C内の紙幣が満杯になったときに
は紙幣回収を行うための取り外し可能な金庫である。前
記RJボックスGは、搬送状態の悪い紙幣や汚れ・破れ
紙幣などを収納しておく取り外し可能な金庫である。
【0011】さらに、この紙幣入出金機100には、ス
タッカA,B,C、接客口D又は補回カセットFから紙
幣を分離して繰り出すための紙幣分離機構を構成するピ
ッカゴムローラAa,Ba,Ca,Da,Faと、上述
した各部品間で紙幣を搬送するための搬送路を構成する
ゴムベルトbとをそれぞれ備えている。これらのピッカ
ゴムローラAa,Ba,Ca,Da,Fa及びゴムベル
トbは、動作によって摩耗する部品であり、後述する交
換時期に交換される。ピッカゴムローラAa等は、その
回転により紙幣との間に摩擦力を発生させ、紙幣を分離
して搬送路に繰り出すため、ピッカゴムローラAa等の
摩耗度合いは紙幣分離枚数に比例する。このため、入金
のときは接客口Dからの分離、出金、回収のときはスタ
ッカA,B,Cからの分離、補充のときは補回カセット
Fからの分離というように各取引で分離元が違うため、
ピッカゴムローラAa等の摩耗情報は各部品毎に管理す
るのが望ましく、この場合を説明する。
【0012】さらにまた、ゴムベルトbは、その回転に
より紙幣との間に摩擦力を発生させて紙幣を搬送するた
め、摩耗度合いは紙幣搬送枚数に比例する。また、その
他の摩耗・消耗部品には、例えば、電源オフ時であって
も様々な取引情報を記憶しておくための図示しないバッ
テリ等の数多くの部品があり、それぞれの部品毎に摩耗
・消耗度合いが相違する。したがって、これらのピッカ
ゴムローラAa等以外の部品もそれぞれ個別に管理する
のが望ましく、これらの部品もピッカゴムローラAa等
の場合と同様に処理できるため説明を省略する。
【0013】図2は、第1の実施の形態の紙幣入出金機
のブロック構成図である。この紙幣入出金機100は、
中央処理部10と、入出金制御部20と、補充・回収制
御部30と、紙幣分離搬送機構制御部40と、部品交換
限度値(NLx)設定部50と、累積分離枚数(Nx)
カウンタ60と、残り分離枚数(NRx)カウンタ70
と、部品交換情報管理部80とを有している。
【0014】前記中央処理部10は、全体の処理を司
る。前記入出金制御部20は、入出金動作を制御する。
前記補充・回収制御部30は、補充・回収動作を制御す
る。前記紙幣分離搬送機構制御部40は、入出金や補充
・回収時に各部品からの紙幣を分離し、搬送するための
機構の動作を制御する。前記部品交換限度値(NLx)
設定部50は、各部品毎の交換までに分離可能な枚数を
設定しておくところで、例えば、スタッカAの部品交換
限度値をNLA、スタッカBの部品交換限度値をNL
B、スタッカCの部品交換限度値をNLC、接客口Dの
部品交換限度値をNLD、補回カセットFの部品交換限
度値をNLFとして設定する。
【0015】前記累積分離枚数(Nx)カウンタ60
は、各部品毎の動作履歴である分離枚数をカウントして
いくところで、例えば、スタッカAの累積分離枚数をN
A、スタッカBの累積分離枚数をNB、スタッカCの累
積分離枚数をNC、接客口Dの累積分離枚数をND、補
回カセットFの累積分離枚数をNFとしてカウントす
る。
【0016】前記残り分離枚数(NRx)カウンタ70
は、前記累積分離枚数カウンタ60がインクリメントさ
れたときに、部品交換限度値(NLx)から累積分離枚
数(Nx)を引いた値を残り分離枚数(NRx)として
カウントし、各部品毎の部品交換限度値までに分離可能
な残りの枚数をカウントしていくところで、例えば、ス
タッカAの残り分離枚数をNRA(=NLA−NA)、
スタッカBの残り分離枚数をNRB(=NLB−N
B)、スタッカCの残り分離枚数をNRC(=NLC−
NC)、接客口Dの残り分離枚数をNRS(=NLS−
NS)、補回カセットFの残り分離枚数をNRH(=N
LH−NH)としてカウントする。
【0017】前記部品交換情報管理部80は、入出金や
補充・回収がされたときに、そのときの各部品に、前回
までの累積分離枚数カウンタ60を呼び出してインクリ
メントして今回までの累積分離枚数をカウントさせると
ともに、部品交換限度値を呼び出して、この部品交換限
度値から累積分離枚数を引いた値を残り分離枚数カウン
タ70にカウントさせる。また、部品交換情報管理部8
0は、各部品毎の残り分離枚数を中央処理部10に送
り、図示しない表示部に表示させて各部品の交換時期を
判断させる。つまり、各ピッカゴムローラAa等がどの
くらいの枚数の紙幣を分離したら交換すべきかの情報
(摩耗部品交換限度値:NLx)をあらかじめ定めてお
き、現在までの累積分離枚数(Nx)と比較すること
で、該ピッカゴムローラAaを交換するまでにあとどれ
くらいの紙幣枚数を分離できるか(NRx)を算出す
る。そして、必要なときに現在までの累積分離枚数(N
x)、部品交換までの残り分離枚数(NRx)、前回の
部品交換実施日付などを交換部品情報として、例えば、
画面表示を行い係員に促す。そして、係員は、交換部品
情報に基づき摩耗した部品の交換を行い、部品交換実施
日の入力等をする。なお、部品交換を行うときには、交
換対象となった分離部の累積分離枚数(Nx)をクリア
するようにしておく。以下に、フローチャート等を用い
て更に詳細に説明する。
【0018】図3は、第1の実施の形態の部品交換情報
管理処理のフローチャートである。また、図4に、第1
の実施の形態の部品交換情報の表示画面の例示図を示
す。まず、部品交換情報管理部80は、部品交換が行わ
れた場合や紙幣入出金機100を最初に動作させる場合
に、部品交換限度値設定部50と、累積分離枚数カウン
タ60と、残り分離枚数カウンタ70をそれぞれ初期値
に設定する。ここでは、累積分離枚数Nxを0、部品交
換限度値NLxを限定値、残り分離枚数を限定値NLx
にする(Sa10)。そして、部品交換情報管理部80
は、中央処理部10から取引種別や紙幣の取扱枚数等を
取得し、取引種別が入金の場合はSa31,41の処
理、出金又は回収の場合はSa32,42の処理、補充
の場合はSa33,43の処理に移す(Sa21,Sa
22,Sa23)。
【0019】入金取引の場合は、紙幣を分離するのは接
客口DのピッカゴムローラDaのみである。したがっ
て、部品交換情報管理部80は、前回の累積分離枚数N
Sに入金された紙幣の枚数(分離枚数)を加えて、接客
口Dでの今回の累積分離枚数NSを算出し(Sa3
1)、部品交換限度値NLSから算出したNSを引いて
残り分離枚数NRSを算出して(Sa41)、図4に示
すように、現分離枚数や残分離枚数や前回交換日等の部
品交換情報を各部品毎に図示しない表示部に表示し、処
理をSa50に移す。
【0020】出金取引又は紙幣の回収の場合は、紙幣を
分離するのは各スタッカA,B,Cのピッカゴムローラ
Aa,Ba,Caである。したがって、部品交換情報管
理部80は、各スタッカA,B,C毎に、前回の累積分
離枚数NA,NB,NCに出金又は回収された紙幣の枚
数(分離枚数)を加えて、各スタッカA,B,Cでの今
回の累積分離枚数NA,NB,NCを算出し(Sa3
2)、部品交換限度値NLA,NLB,NLCから算出
したNA,NB,NCを引いて残り分離枚数NRA,N
RB,NRCを算出して(Sa42)、図4に示すよう
に、現分離枚数や残分離枚数や前回交換日等の部品交換
情報を各部品毎に図示しない表示部に表示し、処理をS
a50に移す。
【0021】紙幣の補充の場合は、紙幣を分離するのは
補回カセットFのピッカゴムローラFaのみである。し
たがって、部品交換情報管理部80は、前回の累積分離
枚数NHに補充された紙幣の枚数(分離枚数)を加え
て、補回カセットFでの今回の累積分離枚数NHを算出
し(Sa33)、部品交換限度値NLHから算出したN
Hを引いて残り分離枚数NRHを算出して(Sa4
3)、図4に示すように、現分離枚数や残分離枚数や前
回交換日等の部品交換情報を各部品毎に図示しない表示
部に表示し、処理をSa50に移す。
【0022】そして、部品交換情報管理部80は、次回
の取引が実行される前にいずれかの部品が交換されたか
否かを判断し(Sa50)、接客口Dが交換された場合
には処理をSa71に移し(Sa61)、スタッカAが
交換された場合には処理をSa72に移し(Sa6
2)、スタッカBが交換された場合には処理をSa73
に移し(Sa63)、スタッカCが交換された場合には
処理をSa74に移し(Sa64)、補回カセットFが
交換された場合には処理をSa75に移す(Sa6
5)。
【0023】次に、部品交換情報管理部80は、接客口
Dが交換された場合には、接客口Dの累積分離枚数カウ
ンタ60のNSの値を0、残り分離枚数カウンタ70の
NRSの値を部品交換限度値NLSに設定する(Sa7
1)。スタッカAが交換された場合には、スタッカAの
累積分離枚数カウンタ60のNAの値を0、残り分離枚
数カウンタ70のNRAの値を部品交換限度値NLAに
設定する(Sa72)。スタッカBが交換された場合に
は、スタッカBの累積分離枚数カウンタ60のNBの値
を0、残り分離枚数カウンタ70のNRBの値を部品交
換限度値NLBに設定する(Sa73)。スタッカCが
交換された場合には、スタッカCの累積分離枚数カウン
タ60のNCの値を0、残り分離枚数カウンタ70のN
RCの値を部品交換限度値NLCに設定する(Sa7
4)。補回カセットFが交換された場合には、補回カセ
ットFの累積分離枚数カウンタ60のNHの値を0、残
り分離枚数カウンタ70のNRHの値を部品交換限度値
NLHに設定する(Sa75)。
【0024】上記第1の実施の形態によると、例えば、
入金のときは接客口からの分離、出金・回収のときはス
タッカA,B,Cからの分離、補充のときは補回カセッ
トFからの分離というように各取引で分離元が違う場合
に、それぞれの部品で紙幣の分離を行うピッカゴムロー
ラ毎に分離枚数に従った部品交換情報が管理されるた
め、それぞれの部品の最適な交換時期を把握することが
可能になる。したがって、各分離部毎に摩耗・消耗部品
の動作履歴を把握して部品交換情報を管理することによ
って、必要な部品のみを最適な時期に交換することがで
きるようになる。また、各分離部の情報の比較を行うこ
とによって装置のおおよその稼働状態を知ることも可能
になる。
【0025】第2の実施の形態 上記第1の実施の形態では、各部品毎の紙幣の分離枚数
によって、摩耗・消耗部品の部品交換情報を管理する場
合を説明したが、本第2の実施の形態では、各部品毎の
動作時間によって、摩耗・消耗部品の部品交換情報を管
理する場合を説明する。これは、摩耗・消耗部品の摩耗
・消耗度合いの多くは動作時間(通電時間)に比例する
ことを利用するものである。なお、図1を参照して説明
した紙幣入出金機の概略構成は、上記第1の実施の形態
と同様であるため説明を省略する。また、上記第1の実
施の形態と同様に、接客口D、スタッカA,B,C、補
回カセットFの場合を説明し、その他の部品の場合の説
明は省略する。
【0026】図5は、第2の実施の形態の紙幣入出金機
のブロック構成図である。この紙幣入出金機100は、
中央処理部10と、入出金制御部20と、補充・回収制
御部30と、紙幣分離搬送機構制御部40と、部品交換
限度値(TLx)設定部51と、累積動作時間(Tx)
カウンタ61と、残り動作時間(TRx)カウンタ71
と、部品交換情報管理部81とを有している。なお、前
記中央処理部10と、前記入出金制御部20と、前記補
充・回収制御部30と、前記紙幣分離搬送機構制御部4
0は、上記第1の実施の形態と同様であるため説明を省
略する。
【0027】前記部品交換限度値(TLx)設定部51
は、各部品毎の交換までに動作可能な動作時間を設定し
ておくところで、例えば、スタッカAの部品交換限度値
をTLA、スタッカBの部品交換限度値をTLB、スタ
ッカCの部品交換限度値をTLC、接客口Dの部品交換
限度値をTLD、補回カセットFの部品交換限度値をT
LHとして設定する。
【0028】前記累積動作時間(Tx)カウンタ61
は、各部品毎の動作履歴である動作時間をカウントして
いくところで、例えば、スタッカAの累積動作時間をT
A、スタッカBの累積動作時間をTB、スタッカCの累
積動作時間をTC、接客口Dの累積動作時間をTD、補
回カセットFの累積動作時間をTHとしてカウントす
る。
【0029】前記残り動作時間(TRx)カウンタ71
は、前記累積動作時間カウンタ61がインクリメントさ
れたときに、部品交換限度値(TLx)から累積動作時
間(Tx)を引いた値を残り動作時間(TRx)として
カウントし、各部品毎の部品交換限度値までに分離可能
な残りの動作時間をカウントしていくところで、例え
ば、スタッカAの残り動作時間をTRA(=TLA−T
A)、スタッカBの残り動作時間をTRB(=TLB−
TB)、スタッカCの残り動作時間をTRC(=TLC
−TC)、接客口Dの残り動作時間をTRS(=TLS
−TS)、補回カセットFの残り動作時間をTRH(=
TLH−TH)としてカウントする。
【0030】前記部品交換情報管理部81は、入出金や
補充・回収がされたときに、前回までの累積動作時間カ
ウンタ61を呼び出してインクリメントして今回までの
累積動作時間をカウントさせるとともに、部品交換限度
値を呼び出して、この部品交換限度値から累積動作時間
を引いた値を残り動作時間カウンタ71にカウントさせ
る。また、部品交換情報管理部81は、各部品毎の残り
動作時間を中央処理部10に送り、図示しない表示部に
表示させて各部品の交換時期を判断させる。つまり、各
ピッカゴムローラAa等がどのくらいの動作時間が経過
したら交換すべきかの情報(摩耗部品交換限度値:TL
x)をあらかじめ定めておき、現在までの累積動作時間
(Tx)と比較することで、該ピッカゴムローラAaを
交換するまでにあとどれくらいの動作時間だけ分離でき
るか(TRx)を算出する。そして、必要なときに現在
までの累積動作時間(Tx)、部品交換までの残り動作
時間(TRx)、前回の部品交換実施日付などを交換部
品情報として、例えば、画面表示を行い係員に促す。そ
して、係員は、交換部品情報に基づき摩耗した部品の交
換を行い、部品交換実施日の入力等をする。なお、部品
交換を行うときには、交換対象となった分離部の累積動
作時間(Tx)をクリアするようにしておく。以下に、
フローチャート等を用いて更に詳細に説明する。
【0031】図6は、第2の実施の形態の部品交換情報
管理処理のフローチャートである。また、図7に、第2
の実施の形態の部品交換情報の表示画面の例示図を示
す。まず、部品交換情報管理部81は、部品交換が行わ
れた場合や紙幣入出金機100を最初に動作させる場合
に、部品交換限度値設定部51と、累積動作時間カウン
タ61と、残り動作時間カウンタ71をそれぞれ初期値
に設定する。ここでは、累積動作時間Txを0、部品交
換限度値TLxを限定値、残り動作時間を限定値TLx
にする(Sb10)。そして、部品交換情報管理部81
は、中央処理部10から取引種別や各部品の動作時間等
を取得し、取引種別が入金の場合はSb31,41の処
理、出金又は回収の場合はSb32,42の処理、補充
の場合はSb33,43の処理に移す(Sb21,Sb
22,Sb23)。
【0032】入金取引の場合は、紙幣を分離するのは接
客口DのピッカゴムローラDaのみである。したがっ
て、部品交換情報管理部81は、前回の累積動作時間T
Sに動作時間を加えて、接客口Dでの今回の累積動作時
間TSを算出し(Sb31)、部品交換限度値TLSか
ら算出したTSを引いて残り動作時間TRSを算出して
(Sb41)、図7に示すように、現動作時間や残動作
時間や前回交換日等の部品交換情報を各部品毎に図示し
ない表示部に表示し、処理をSb50に移す。
【0033】出金取引又は紙幣の回収の場合は、紙幣を
分離するのは各スタッカA,B,Cのピッカゴムローラ
Aa,Ba,Caである。したがって、部品交換情報管
理部81は、各スタッカA,B,C毎に、前回の累積動
作時間TA,TB,TCに出金又は回収された動作時間
を加えて、各スタッカA,B,Cでの今回の累積動作時
間TA,TB,TCを算出し(Sb32)、部品交換限
度値TLA,TLB,TLCから算出したTA,TB,
TCを引いて残り動作時間TRA,TRB,TRCを算
出して(Sb42)、図7に示すように、現動作時間や
残動作時間や前回交換日等の部品交換情報を各部品毎に
図示しない表示部に表示し、処理をSb50に移す。
【0034】紙幣の補充の場合は、紙幣を分離するのは
補回カセットFのピッカゴムローラFaのみである。し
たがって、部品交換情報管理部81は、前回の累積動作
時間THに補充された動作時間を加えて、補回カセット
Fでの今回の累積動作時間THを算出し(Sb33)、
部品交換限度値TLHから算出したTHを引いて残り動
作時間TRHを算出して(Sb43)、図7に示すよう
に、現動作時間や残動作時間や前回交換日等の部品交換
情報を各部品毎に図示しない表示部に表示し、処理をS
b50に移す。
【0035】そして、部品交換情報管理部81は、次回
の取引が実行される前にいずれかの部品が交換されたか
否かを判断し(Sb50)、接客口Dが交換された場合
には処理をSb71に移し(Sb61)、スタッカAが
交換された場合には処理をSb72に移し(Sb6
2)、スタッカBが交換された場合には処理をSb73
に移し(Sb63)、スタッカCが交換された場合には
処理をSb74に移し(Sb64)、補回カセットFが
交換された場合には処理をSb75に移す(Sb6
5)。
【0036】次に、部品交換情報管理部81は、接客口
Dが交換された場合には、接客口Dの累積動作時間カウ
ンタ61のTSの値を0、残り動作時間カウンタ71の
TRSの値を部品交換限度値TLSに設定する(Sb7
1)。スタッカAが交換された場合には、スタッカAの
累積動作時間カウンタ61のTAの値を0、残り動作時
間カウンタ71のTRAの値を部品交換限度値TLAに
設定する(Sb72)。スタッカBが交換された場合に
は、スタッカBの累積動作時間カウンタ61のTBの値
を0、残り動作時間カウンタ71のTRBの値を部品交
換限度値TLBに設定する(Sb73)。スタッカCが
交換された場合には、スタッカCの累積動作時間カウン
タ61のTCの値を0、残り動作時間カウンタ71のT
RCの値を部品交換限度値TLCに設定する(Sb7
4)。補回カセットFが交換された場合には、補回カセ
ットFの累積動作時間カウンタ61のTHの値を0、残
り動作時間カウンタ71のTRHの値を部品交換限度値
TLHに設定する(Sb75)。
【0037】上記第2の実施の形態によると、例えば、
入金のときは接客口からの分離、出金・回収のときはス
タッカA,B,Cからの分離、補充のときは補回カセッ
トFからの分離というように各取引で分離元が違う場合
に、それぞれの部品で紙幣の分離を行うピッカゴムロー
ラ毎に動作時間に従った部品交換情報が管理されるた
め、それぞれの部品の最適な交換時期を把握することが
可能になる。したがって、各分離部毎に摩耗・消耗部品
の動作履歴を把握して部品交換情報を管理することによ
って、必要な部品のみを最適な時期に交換することがで
きるようになる。また、各分離部の情報の比較を行うこ
とによって装置のおおよその稼働状態を知ることも可能
になる。
【0038】第3の実施の形態 本第3の実施の形態では、上記第1の実施の形態で説明
した分離枚数に従った部品交換情報の動作履歴に基づい
て部品の稼働率を算出して、その稼働率に応じて対象の
部品の摩耗・消耗度を判断し、その摩耗・消耗度から対
象の部品の交換時期を予測算出し、その交換時期を判断
基準として報知し、その部品の交換時期を係員に判断さ
せるようにした。
【0039】なお、図1を参照して説明した紙幣入出金
機の概略構成は、上記第1の実施の形態と同様であるた
め説明を省略する。また、上記第1の実施の形態と同様
に、接客口D、スタッカA,B,C、補回カセットFの
場合を説明し、その他の部品の場合の説明は省略する。
図8に、第3の実施の形態の紙幣入出金機のブロック構
成図を示す。この紙幣入出金機100は、中央処理部1
0と、入出金制御部20と、補充・回収制御部30と、
紙幣分離搬送機構制御部40と、部品交換限度値(NL
x)設定部50と、累積分離枚数(Nx)カウンタ60
と、残り分離枚数(NRx)カウンタ70と、部品交換
情報管理部80と、次回部品交換日算出部90とを有し
ている。なお、本第3の実施の形態の特有の構成は、次
回部品交換日算出部90であり、ここでは、これの機能
について説明し、その他の構成は上記第1の実施の形態
と同様であるため説明を省略する。
【0040】前記次回部品交換日算出部90は、接客口
D、スタッカA,B,C、補回カセットFの各ピッカゴ
ムローラAa等が分離する分離枚数に基づく部品交換情
報によって各摩耗・消耗部品の交換すべき時期を予測す
る機能を有する。その予測は、摩耗・消耗部品の次回交
換日を分離枚数に基づいて算出することにより行う。そ
の次回部品交換日は、(前回部品交換日+部品交換限度
値(部品寿命)までの所要日数)で予測算出できる。こ
れを数1に示す。
【0041】
【数1】
【0042】つまり、部品交換限度値(部品寿命)まで
の所要日数は、前回部品交換日から現在までの部品動作
枚数の関数となり、前記部品交換情報管理部80が管理
する分離枚数、即ち、部品動作枚数によって次回部品交
換日を算出することが可能になる。なお、摩耗・消耗部
品の次回部品交換日は、各部品毎に算出し管理するのが
好ましい。また、その次回部品交換日の予測情報を図示
しない表示部に表示等して係員に報知することによっ
て、係員はあらかじめ交換が必要とされる部品のみを手
配し、部品交換を行うことが可能になる。
【0043】また、装置稼働状態は、年間を通してみる
と、取引の多い時期もあれば少ない時期もある。そこ
で、次回部品交換日は、一定時間ごと、例えば、1ヶ月
ごとに算出するなどして更新していくようにすればよ
い。上記第3の実施の形態によると、紙幣を取り扱って
分離を行うことによって摩耗・消耗する部品の分離枚数
に基づいて、次回部品交換日を予測算出するようにした
ので、係員はあらかじめ交換が必要とされる部品のみを
手配し、部品交換を行うことが可能になる。また、一定
の期間ごとに部品交換日を予測更新することで煩雑期や
閑散期のデータもフィードバックでき、より正確な部品
交換日の予測情報を得ることができ保守情報の信頼性ア
ップにもつながる。さらに、それぞれの部品ごとに部品
交換日の情報を管理するので、必要な部品だけを前もっ
て手配することが可能となり、いままでのような過剰部
品手配をなくすことができコストの削減が期待できる。
【0044】第4の実施の形態 本第4の実施の形態では、上記第2の実施の形態で説明
した動作時間に従った部品交換情報の動作履歴に基づい
て部品の稼働率を算出して、その稼働率に応じて対象の
部品の摩耗・消耗度を判断し、その摩耗・消耗度から対
象の部品の交換時期を予測算出し、その交換時期を判断
基準として報知し、その部品の交換時期を係員に判断さ
せるようにした。
【0045】なお、図1を参照して説明した紙幣入出金
機の概略構成は、上記第1の実施の形態と同様であるた
め説明を省略する。また、上記第1の実施の形態と同様
に、接客口D、スタッカA,B,C、補回カセットFの
場合を説明し、その他の部品の場合の説明は省略する。
図9に、第4の実施の形態の紙幣入出金機のブロック構
成図を示す。この紙幣入出金機100は、中央処理部1
0と、入出金制御部20と、補充・回収制御部30と、
紙幣分離搬送機構制御部40と、部品交換限度値(TL
x)設定部51と、累積動作時間(Tx)カウンタ61
と、残り動作時間(TRx)カウンタ71と、部品交換
情報管理部81と、次回部品交換日算出部91とを有し
ている。なお、本第4の実施の形態の特有の構成は、次
回部品交換日算出部91であり、ここでは、これの機能
について説明し、その他の構成は上記第2の実施の形態
と同様であるため説明を省略する。
【0046】前記次回部品交換日算出部91は、接客口
D、スタッカA,B,C、補回カセットFの各ピッカゴ
ムローラAa等が分離する動作時間に基づく部品交換情
報によって各摩耗・消耗部品の交換すべき時期を予測す
る機能を有する。その予測は、摩耗・消耗部品の次回交
換日を動作時間に基づいて算出することにより行う。そ
の次回部品交換日は、(前回部品交換日+部品交換限度
値(部品寿命)までの所要日数)で予測算出できる。こ
れを数2に示す。
【0047】
【数2】
【0048】つまり、部品交換限度値(部品寿命)まで
の所要日数は、前回部品交換日から現在までの部品動作
時間の関数となり、前記部品交換情報管理部80が管理
する動作時間、即ち、部品動作時間によって次回部品交
換日を算出することが可能になる。なお、摩耗・消耗部
品の次回部品交換日は、各部品毎に算出し管理するのが
好ましい。また、その次回部品交換日の予測情報を図示
しない表示部に表示等して係員に報知することによっ
て、係員はあらかじめ交換が必要とされる部品のみを手
配し、部品交換を行うことが可能になる。
【0049】また、装置稼働状態は、年間を通してみる
と、取引の多い時期もあれば少ない時期もある。そこ
で、次回部品交換日は、一定時間ごと、例えば、1ヶ月
ごとに算出するなどして更新していくようにすればよ
い。上記第4の実施の形態によると、紙幣を取り扱って
分離を行うことによって摩耗・消耗する部品の動作時間
に基づいて、次回部品交換日を予測算出するようにした
ので、係員はあらかじめ交換が必要とされる部品のみを
手配し、部品交換を行うことが可能になる。また、一定
の期間ごとに部品交換日を予測更新することで煩雑期や
閑散期のデータもフィードバックでき、より正確な部品
交換日の予測情報を得ることができ保守情報の信頼性ア
ップにもつながる。さらに、それぞれの部品ごとに部品
交換日の情報を管理するので、必要な部品だけを前もっ
て手配することが可能となり、いままでのような過剰部
品手配をなくすことができコストの削減が期待できる。
【0050】ところで、上記第1の実施の形態〜上記第
4の実施の形態では、摩耗・消耗部品の交換日につい
て、つまり、摩耗・消耗部品の寿命についてのものであ
ったが、部品と同様に、その部品が構成する装置自体の
寿命についても管理することが可能であり、以下、第5
の実施の形態と第6の実施の形態では装置寿命について
の取り扱いについて説明する。なお、図1を参照して説
明した紙幣入出金機の概略構成は、上記第1の実施の形
態と同様であるため説明を省略する。
【0051】第5の実施の形態 本第5の実施の形態では、紙幣入出金機の装置寿命が装
置をどれだけ稼働させたかによって決定されることを利
用し、特に、電源を入れなければ装置は動作しないこと
を考えた場合には装置全体寿命が稼働時間(通電時間)
に比例することを利用するものである。
【0052】図10は、第5の実施の形態の紙幣入出金
機のブロック構成図である。この紙幣入出金機100
は、中央処理部10と、入出金制御部20と、補充・回
収制御部30と、紙幣分離搬送機構制御部40と、装置
寿命限度値(TL)設定部52と、累積稼働時間(T)
カウンタ62と、残り稼働時間(TR)カウンタ72
と、装置寿命管理部82とを有している。なお、前記中
央処理部10と、前記入出金制御部20と、前記補充・
回収制御部30と、前記紙幣分離搬送機構制御部40
は、上記第1の実施の形態と同様であるため説明を省略
する。
【0053】前記装置寿命限度値(TL)設定部52
は、装置の寿命になるまでに動作可能な稼働時間を設定
しておくところである。前記累積稼働時間(T)カウン
タ62は、装置の稼働時間をカウントしていくところで
ある。前記残り稼働時間(TR)カウンタ72は、前記
累積稼働時間カウンタ62がインクリメントされたとき
に、部品交換限度値(TL)から累積動作時間(T)を
引いた値を残り稼働時間(TR)としてカウントし、装
置寿命限度値までに分離可能な残りの動作時間をカウン
トしていくところである。
【0054】前記装置寿命管理部82は、入出金や補充
・回収等によって装置が動作されたときに、前回までの
累積稼働時間カウンタ62を呼び出してインクリメント
して今回までの累積動作時間をカウンタさせるととも
に、装置寿命限度値を呼び出して、この装置寿命限度値
から累積稼働時間を引いた値を残り稼働時間カウンタ7
2にカウントさせる。また、装置寿命管理部82は、残
り稼働時間を中央処理部10に送り、図示しない表示部
に表示させて装置寿命を判断させる。
【0055】紙幣入出金機100は、通常、朝電源を投
入され夕刻に電源を落とされる運用がされている。そこ
で、紙幣入出金機100の電源オンからオフまでの所要
時間を累積稼働時間(T)として記憶していく。つま
り、電源オン/オフの度にそれに応じた稼働時間を随時
加算して累積稼働時間(T)として累積稼働時間カウン
タ62をカウントさせていく。さらに、どのくらいの稼
働時間になったならば、装置寿命とすべきかの情報(T
L)をあらかじめ定めておき、現在までの累積稼働時間
と比較することで、装置寿命までにあとどれくらいの稼
働時間が残っているかを表す残り稼働時間(TR)を算
出して、残り稼働時間カウンタ72を更新する。また、
必要なときに係員は、装置寿命限度値(TL)や累積稼
働時間(T)や残り稼働時間(TR)等を印刷させたり
画面表示させて、装置寿命がきたことを判断することに
なる。
【0056】以下に、第5の実施の形態の装置寿命管理
処理を更に詳細に説明する。図11に、そのフローチャ
ートを示す。まず、装置寿命管理部82は、最初に稼働
する時には、装置寿命限定値設定部52と、累積稼働時
間カウンタ62と、残り稼働時間カウンタ72をそれぞ
れ初期値に設定しておく。ここでは、累積稼働時間Tを
0、装置寿命限度値TLを限定値、残り稼働時間TRを
限定値TLにする(Sc1)。そして、装置寿命管理部
82は、電源がオンされると(Sc2)、図示しないタ
イマをスタートさせ(Sc3)、一日の稼働が終わった
時に装置の電源がオフされると(Sc4)、タイマをス
トップする(Sc5)。次に、前回までの累積稼働時間
Tに今回のタイマの値を加えて今回の累積稼働時間Tを
算出し(Sc6)、装置寿命限度値TLから累積稼働時
間Tを引いて今回の残り稼働時間(TR)を算出し(S
c7)、電源をオフして(Sc8)、翌日以降の稼働で
は処理Sc2以下の処理を繰り返すことになる。そし
て、中央処理部10は、累積稼働時間が装置寿命限度値
を経過した時に、表示部に表示等を行って報知する。こ
れによって、装置全体の寿命がきたことを係員が判断で
きるようになる。
【0057】なお、上記説明では稼働時間として説明し
たが、稼働時間は装置に通電した通電時間ともいえるた
め、上記稼働時間を通電時間と言い換えても同様であ
る。上記第5の実施の形態によると、累積稼働時間が装
置寿命限度値を経過した時に、表示部に表示等を行って
報知するようにしたため、装置全体の寿命がきたことを
係員が判断できるようになる。これにより、さらに、必
要なときに装置の寿命情報を得られるため、個々の装置
の程度に応じた保守管理を行うことが容易になる。
【0058】第6の実施の形態 本第5の実施の形態では、紙幣入出金機の装置寿命が装
置をどれだけ稼働させたかによって決定されることを利
用し、特に、紙幣入出金機の装置寿命は、取引回数によ
って決定されることを利用する。つまり、取引の多い紙
幣入出金機ほど各部品の摩耗、消耗具合が大きくなるこ
とを利用する。
【0059】図12は、第6の実施の形態の紙幣入出金
機のブロック構成図である。この紙幣入出金機100
は、中央処理部10と、入出金制御部20と、補充・回
収制御部30と、紙幣分離搬送機構制御部40と、装置
寿命限度値(NL)設定部53と、装置全取引回数
(N)カウンタ63と、残り取引回数(NR)カウンタ
73と、装置寿命管理部83とを有している。なお、前
記中央処理部10と、前記入出金制御部20と、前記補
充・回収制御部30と、前記紙幣分離搬送機構制御部4
0は、上記第1の実施の形態と同様であるため説明を省
略する。
【0060】前記装置寿命限度値(NL)設定部53
は、装置の寿命になるまでに動作可能な取引回数を設定
しておくところである。前記装置全取引回数(N)カウ
ンタ63は、装置の全取引回数をカウントしていくとこ
ろである。前記残り取引回数(NR)カウンタ73は、
前記装置全取引回数カウンタ63がインクリメントされ
たときに、装置寿命限度値(NL)から装置全取引回数
(N)を引いた値を残り取引回数(NR)としてカウン
トし、装置寿命限度値までに分離可能な残りの取引回数
をカウントしていくところである。
【0061】前記装置寿命管理部83は、入出金や補充
・回収等によって装置が動作されたときに、前回までの
装置全取引回数カウンタ63を呼び出してインクリメン
トして今回までの装置全取引回数をカウンタさせるとと
もに、装置寿命限度値を呼び出して、この装置寿命限度
値から装置全取引回数を引いた値を残り取引回数カウン
タ73にカウントさせる。また、装置寿命管理部83
は、残り取引回数を中央処理部10に送り、図示しない
表示部に表示させて装置寿命を判断させる。
【0062】紙幣入出金機100が稼働している間に、
入金、出金、補充・回収の各取引を行った時に、その装
置全取引回数をカウントしていく。さらに、どのくらい
の取引回数になったならば、装置寿命とすべきかの情報
(NL)をあらかじめ定めておき、現在までの装置全取
引回数と比較することで、装置寿命までにあとどれくら
いの回数の取引を行えるかを表す残り取引回数(NR)
を算出して、残り取引回数カウンタ73を更新する。ま
た、必要なときに係員は、装置寿命限度値(NL)や装
置全取引回数(N)や残り取引回数(NR)等を印刷さ
せたり画面表示させて、装置寿命がきたことを判断する
ことになる。
【0063】以下に、第6の実施の形態の装置寿命管理
処理を更に詳細に説明する。図13に、そのフローチャ
ートを示す。まず、装置寿命管理部83は、最初に稼働
する時には、装置寿命限定値設定部53と、装置全取引
回数カウンタ63と、残り取引回数カウンタ73をそれ
ぞれ初期値に設定しておく。ここでは、装置全取引回数
Nを0、装置寿命限度値NLを限定値、残り取引回数N
Rを限定値NLにする(Sd1)。そして、装置寿命管
理部83は、何らかの取引があると(Sd2)、前回ま
での装置全取引回数Nに今回の1取引回数を加えて今回
の装置全取引回数Nを算出し(Sd3)、装置寿命限度
値NLから装置全取引回数Nを引いて今回の残り取引回
数(NR)を算出し(Sd4)、翌日以降の稼働では処
理Sd2以下の処理を繰り返すことになる。そして、中
央処理部10は、装置全取引回数が装置寿命限度値を経
過した時に、表示部に表示等を行って報知する。これに
よって、装置全体の寿命がきたことを係員が判断できる
ようになる。
【0064】上記第6の実施の形態によると、装置全取
引回数が装置寿命限度値を経過した時に、表示部に表示
等を行って報知するようにしたため、装置全体の寿命が
きたことを係員が判断できるようになる。これにより、
さらに、必要なときに装置の寿命情報を得られるため、
個々の装置の程度に応じた保守管理を行うことが容易に
なる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の紙幣入出金
機によると、摩耗・消耗してきた対象の部品の交換時期
を係員に判断させるように報知するようにしたため、係
員は、適切な時期に部品の交換を行うことできる効果が
得られる。したがって、摩耗・消耗する対象の部品の摩
耗・消耗度に応じた交換時期を係員が判断することが可
能になり、従来のように、装置の運用状態に係わらず摩
耗・消耗部品を定期的に交換しなくてもよくなるため、
適切な時期に部品の交換を行うことできる効果が得られ
る。さらに、装置全体についての寿命を判断することも
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣入出金機の構成図
【図2】第1の実施の形態の紙幣入出金機のブロック構
成図
【図3】第1の実施の形態の部品交換情報管理処理のフ
ローチャート
【図4】第1の実施の形態の部品交換情報の表示画面の
例示図
【図5】第2の実施の形態の紙幣入出金機のブロック構
成図
【図6】第2の実施の形態の部品交換情報管理処理のフ
ローチャート
【図7】第2の実施の形態の部品交換情報の表示画面の
例示図
【図8】第3の実施の形態の紙幣入出金機のブロック構
成図
【図9】第4の実施の形態の紙幣入出金機のブロック構
成図
【図10】第5の実施の形態の紙幣入出金機のブロック
構成図
【図11】第5の実施の形態の装置寿命管理処理のフロ
ーチャート
【図12】第6の実施の形態の紙幣入出金機のブロック
構成図
【図13】第6の実施の形態の装置寿命管理処理のフロ
ーチャート
【符号の説明】
100 紙幣入出金機 50 部品交換限度値設定部 60 累積分離枚数カウンタ 70 残り分離枚数カウンタ 80 部品交換情報管理部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩耗・消耗してきた対象の部品の交換時
    期を係員に判断させるように報知することを特徴とする
    媒体取扱装置。
  2. 【請求項2】 摩耗・消耗する対象の部品の動作履歴を
    管理し、その動作履歴が所定の部品交換限度になった時
    に、その部品の交換時期を係員に判断させるための判断
    基準を報知し、その部品の交換時期を係員に判断させる
    ようにしたことを特徴とする媒体取扱装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 動作履歴に基づいて部品の稼働率を算出して、その稼働
    率に応じて対象の部品の摩耗・消耗度を判断し、その摩
    耗・消耗度から対象の部品の交換時期を予測算出し、そ
    の交換時期を判断基準として報知し、その部品の交換時
    期を係員に判断させるようにしたことを特徴とする媒体
    取扱装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 対象の部品の媒体の取扱枚数を動作履歴として計数し、
    その取扱枚数が予め設定してある所定の部品交換限度枚
    数になった時に、対象の部品の交換までに取扱可能な枚
    数を判断基準として報知し、その部品の交換時期を係員
    に判断させるようにしたことを特徴とする媒体取扱装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 対象の部品の動作時間を動作履歴として計測し、その動
    作時間が予め設定してある所定の部品交換限度時間にな
    った時に、対象の部品の交換までに取扱可能な時間を判
    断基準として報知し、その部品の交換時期を係員に判断
    させるようにしたことを特徴とする媒体取扱装置。
  6. 【請求項6】 装置全体の寿命がきたことを係員が判断
    できるように報知することを特徴とする媒体取扱装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 装置全体の稼働時間を累積加算した全稼働時間が、所定
    時間を経過した時に、報知するようにしたことを特徴と
    する媒体取扱装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 装置全体の取引回数を累積加算した全取引回数が、所定
    回数を経過した時に、報知するようにしたことを特徴と
    する媒体取扱装置。
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