JP2001290794A - ディジタル信号のサンプリング周波数変換装置 - Google Patents

ディジタル信号のサンプリング周波数変換装置

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JP2001290794A JP2000106185A JP2000106185A JP2001290794A JP 2001290794 A JP2001290794 A JP 2001290794A JP 2000106185 A JP2000106185 A JP 2000106185A JP 2000106185 A JP2000106185 A JP 2000106185A JP 2001290794 A JP2001290794 A JP 2001290794A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリング周波数変換の仕様変更などの際
にクロックのタイミングを変えるだけで迅速に仕様変更
可能なディジタル信号のサンプリング周波数変換装置を
提供する。 【解決手段】 入力ポート10は入力データXを受け、
受けた順に世代番号および所定の行先を示すノード番号
を付して入力パケットを生成するとともに、別に入力さ
れたクロック信号からデータパケットを生成し、入力デ
ータパケットをパケット内部の世代番号をアドレス信号
として画像メモリ9に書込みあるいはデータパケット内
部の世代番号をアドレス信号として画像メモリ9から読
出し、入力されたデータパケットあるいはメモリインタ
フェース7により画像メモリ9から読出したデータパケ
ットに従って演算処理を行ない、演算処理を施したデー
タパケットをデータ駆動エンジン,メモリインタフェー
スあるいはデータ駆動型プロセッサの外部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディジタル信号の
サンプリング周波数変換装置に関し、特に、データ駆動
型プロセッサによる高速並列演算処理機能を利用して画
像データのサンプリング周波数を変換するディジタル信
号のサンプリング周波数変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速かつ高精度で情報信号に対してさま
ざまな処理を施すために、情報信号は一般にディジタル
信号に変換されて処理される。大量の情報を伝達する画
像処理も例外ではない。画像信号は本質的にアナログ信
号である。よって、画像信号はディジタル信号に変換す
るために、あるサンプリング周波数でサンプリングされ
てディジタル信号に変換される。画像信号のサンプリン
グ周波数変換もまた大量の情報を処理し、伝達してい
る。
【0003】ディジタル信号のサンプリング周波数を変
換する従来例として、たとえば特開平6−30384号
公報に示されたデータ駆動型プロセッサを用いたディジ
タル信号のサンプリング周波数変換装置がある。データ
駆動型プロセッサ4では、「ある処理の実行に必要な入
力データがすべて揃い、かつその処理に必要な演算装置
などの資源が割当てられたときに処理が行なわれる。」
という規則に従って処理が進行する。
【0004】データ駆動型プロセッサの情報処理動作を
含むデータ処理装置には、非同期のハンドシェイク方式
を採用したデータ伝送装置が用いられる。このようなデ
ータ伝送装置では、複数のデータ伝送路が接続され、そ
れらのデータ伝送路がデータの伝送要求信号およびデー
タの転送を許可するか否かを示す転送許可信号を互いに
送受信しながら、自律的なデータ転送が行なわれる。
【0005】図3はデータ伝送路の構成を示すブロック
図である。図3において、データ伝送路は、自己同期型
の転送制御回路(以下、C素子と称する)2a〜2c
と、データ保持回路(パイプラインレジスタ)3a〜3
cと、データ保持回路の出力に対して演算などを行なう
ロジック回路3d,3eを含んでいる。C素子2a〜2
cは、前段から転送要求信号を受ける入力端子CIと、
後段に転送要求信号を出力する出力端子COと、後段の
転送許可または転送の禁止を示す転送許可信号を入力す
る入力端子RIと、前段に転送許可信号を出力する出力
端子ROと、パイプラインレジスタ3a〜3cを制御す
る制御信号出力端子CPを有している。
【0006】図4は図3に示したC素子の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。図4は端子CI
(もしくは端子CO)が、「0」のときは前段(後段)
にデータ転送要求を行なっている状態であり、逆に
「1」の場合は前段(後段)にデータ転送要求を行なっ
ていない状態を示している。一方、端子RI(もしくは
端子RO)が「0」のときは後段(前段)は転送禁止状
態であることを示し、逆に「1」の場合は後段(前段)
は転送許可状態であることを示している。あるC素子の
端子CIに「1」から「0」が入力される、すなわち前
段からデータ転送が要求され、転送されると端子ROが
「1」から「0」に変化し、これによりさらなる前段か
らのデータ転送を禁止する。
【0007】転送が完了すると、端子CIへの入力は
「0」から「1」へと変化し、前段からはデータ転送要
求を行なわない状態となり、前段から当該C素子へデー
タのセットが終了したことが知らされる。これに伴い、
端子ROは「0」から「1」へと変化し前段に対して、
次の転送許可状態であることを示す。そして、端子CI
への入力が「1」となり、前段からのデータ転送要求が
行なわれない状態となった後、端子CPからクロックパ
ルスが出力されてパイプラインレジスタ3a〜3cから
データが出力されてロジック回路3d,3eで演算など
が行なわれる。そして、端子COが「1」から「0」に
変化し、後段にデータ転送要求が行なわれ、後段にデー
タが転送されると、端子RIへの入力は「1」から
「0」に変化し、後段が転送禁止状態となったことが知
らされる。これを受けて、端子CPの出力が「0」とさ
れてパイプラインレジスタの制御が停止され、その後端
子COは「0」から「1」へと変化し、後段に対してデ
ータ転送要求を行なわない状態となる。そして、データ
が後段のパイプラインレジスタに格納され、さらに次の
ロジック回路に出力されると、端子RIに「0」信号か
ら「1」信号が入力され、後段は転送許可状態となる。
このサイクルを繰返すことによって、次のデータが転送
されて演算などの処理がなされ、自己同期システムによ
るデータ転送がなされる。
【0008】図5は図3に示したデータ伝送路を有する
データ駆動型プロセッサのブロック図である。図5にお
いて、データ駆動型プロセッサPeは合流部JNCと、
発火制御部FCと、演算部FPと、プログラム記憶部P
Sと、分岐部BRNと、複数個のパイプラインレジスタ
3a〜3cとC素子2a〜2cを含んでいる。C素子2
a〜2cの動作は先に説明したとおりである。
【0009】図6は図5に示すデータ駆動型プロセッサ
Peに入力される入力データパケットと出力される出力
データパケットを示す図である。図6において、(a)
に示す入力データパケットおよび(b)に示す出力パケ
ットは、行先ノード番号を格納するための行先ノード番
号領域と、世代番号を格納するための世代番号領域と、
命令コードを格納する命令コード領域と、データを格納
するためのデータ領域とを含む。入力画像信号はデータ
格納領域に格納される。世代番号とは、並列処理をした
いデータ群同士を区別するための識別番号である。行先
ノード番号とは、同一世代内の入力データ同士を区別す
るための番号であり、データ駆動型情報処理装置内部に
おいてデータパケットの転送先を示している。命令コー
ドとは命令デコーダに格納されている命令を実行するた
めのものである。
【0010】データ駆動型プロセッサPeに図6(a)
に示すデータパケットが入力されると、入力パケットは
まず合流部JNCを通り、発火制御部FCに伝達され、
行先ノード番号と世代番号が同一のデータパケットの間
で対データが形成される。すなわち、ノード番号と世代
番号が一致する異なる2つのデータパケットの検出が行
なわれ、両方の番号が一致する2つのうち、一方のデー
タパケットを他方のデータパケットのデータ領域に追加
格納し、この他方のデータパケットが出力される。
【0011】データ領域に対データを格納したデータパ
ケットは演算部FPに伝達される。演算部FPは、伝達
されたデータパケットを入力し、この入力データパケッ
トの中の命令コードに基づいて、該データパケットの内
容に対して所定の演算を行ない、その演算結果を該デー
タパケットのデータ領域に格納する。このデータパケッ
トはプログラム記憶部PSに伝達される。
【0012】プログラム記憶部PSは伝達されたデータ
パケットの行先ノード番号に基づいて、プログラム記憶
部PS内のプログラムメモリから次の位の行先ノード番
号と次の位の命令コードを読出す。読出された行先ノー
ド番号と命令コードは、該データパケットの行先ノード
番号領域と命令コード領域にそれぞれ格納される。
【0013】プログラム記憶部PSから出力されたデー
タパケットは分岐部BRNへ伝達され、その行先ノード
番号に基づいて外部に出力するか、または合流部JNC
に戻され、再度データ駆動型プロセッサPe内部に入力
される。これらの伝達は前述のC素子2a〜2cにより
制御されて実行される。そして、このようなデータ駆動
型プロセッサPeが1個もしくは複数個接続されて、デ
ータ駆動型情報処理装置が構成されている。
【0014】データ駆動型情報処理装置内部または外部
のメモリにアクセスする命令を格納したデータパケット
は、パケット内部の世代番号領域の値をメモリのアドレ
スとして扱い、メモリアクセスを行なう。バンク(1フ
ィールド)、行および列に対応するものはそれぞれデー
タパケットにおける世代番号領域内のフィールドFD
と、ラインLNとピクセルPXで表わされる。
【0015】図7は従来のデータ駆動型プロセッサによ
るサンプリング周波数変換回路のブロック図であり、特
開平6−30384号公報に記載されているものであ
る。
【0016】図7において、サンプリング周波数変換回
路4は入力ポート5とデータ駆動エンジン6とメモリイ
ンタフェース7と出力ポート8とを含み、このサンプリ
ング周波数変換回路4にはメモリ9が接続される。入力
信号である画像信号xは入力ポート5に与えられてデー
タパケットに生成され、データ駆動エンジン6に与えら
れる。データ駆動エンジン6に与えられたデータパケッ
トはメモリインタフェース7を介して画像メモリ9に記
憶され、サンプリング周波数変換の処理が行なわれ、処
理を終了したデータパケットは再度メモリインタフェー
ス7からデータ駆動エンジン6を介して出力ポート8に
与えられる。出力ポート8に与えられたパケットはデー
タパケットYとして外部に出力される。外部に出力され
たデータパケット内のデータ領域のデータは補間され、
周波数変換された画像信号となる。
【0017】図8は図7に示した画像メモリにおける画
像とデータパケット内部の世代番号フィールドに含まれ
るデータとメモリセルとの対応関係を示す図である。図
8において、フィールドアドレスFDは画像メモリ9に
おけるフィールド領域を特定する。この画像メモリ9に
おけるフィールドアドレスFDの指定する領域はバンク
であってもよく(1フィールドが1フレームに対応させ
られる場合)、また1つのフィールドメモリに対応して
もよい。画像メモリ9の構成に応じて適当に対応付けら
れる。ラインアドレスLNはこのフィールドにおける行
を特定する。ピクセルアドレスPXのフィールドアドレ
スFDが特定するフィールドにおける列を特定する。図
5に示したデータ駆動型プロセッサはデータフロープロ
グラムに従って処理を実行する。データフロープログラ
ムは演算および制御を示すノード(アクターと呼ばれ
る)と、ノードとノードとの間を結ぶアークとで構成さ
れる有向グラフで記述される。
【0018】図9はデータフロープログラム(データフ
ローグラフと称される)の一例を示す図である。図9に
おいて、ノードNDAは入力アークaおよびb上に与え
られたデータに対し、入力データが揃った時点で演算O
P1を施して演算結果を出力アークe上に伝達する。ノ
ードNDBは入力アークcおよびdを有し、これらのア
ークに入力データが揃った時点で演算OP2を施し、出
力アークf上にその演算結果を出力する。ノードNDC
は制御アークf上の信号が「真」状態のとき、入力アー
クe上のデータを出力アークg上に伝達する。各ノード
においては、入力アークにデータ(トークンと呼ばれ
る)が揃ったときにそのノードに割当てられた演算が実
行される。演算の実行をそのノードが「発火する」と称
する。
【0019】発火の結果、入力データ(以下、入力トー
クンと称する)は消費され、出力トークンが生成され
る。たとえば、ノードNDAは2つの入力アークaおよ
びbに入力データがそれぞれ到着し、かつ出力アークe
が空いているときに発火する。このとき、ノードNDB
の入力アークcおよびdに入力データが到着していれ
ば、ノードNDAとノードNDBとは同時に発火するこ
とができる。ノードNDCはノードNDAおよびノード
NDBの演算の完了を待つ必要がある。ノードNDCは
ノードNDAおよびノードNDBの演算が実行完了し
て、双方の入力データが揃ったときに発火することがで
きる。
【0020】一般に、n入力m出力のノードは、最大2
入力および2出力を有する基本ノードの組合せで実現す
ることができる。基本ノードとしては、入力アークに与
えられたデータに演算を施す演算ノードと、入力トーク
ンをコピーして複数の出力アークに出力する分配ノード
と、複数の入力アークに与えられたデータを出力アーク
に伝達する合流ノードと、データの経路を制御する制御
ノードがある。
【0021】図10は従来例のサンプリング周波数変換
回路におけるデータフローグラフ形式のプログラム例を
示す図である図7における入力ポート5はサンプリング
周波数でサンプリングされたディジタル信号を受け、受
けた順に世代番号および所定の行先を示すノード番号を
付加して入力パケットを生成する。データ駆動エンジン
6は入力されたデータパケットとメモリインタフェース
7から読出されたデータパケットに従って演算処理を行
なう。メモリインタフェース7は入力データパケット内
の世代番号をアドレス信号として画像メモリ9から読出
および書込を行なう。
【0022】図10に示したプログラム例は前述の特開
平6−30384号公報に記載されたものであり、MU
SE(多重サブナイキストサブサンプリングエンコーデ
ィング)方式による画像処理の中で、32.4MHzの
サンプリング周波数に変換されている画像データを4
8.6MHzのサンプリング周波数の画像データに補間
して変換するものである。
【0023】まず、図7に示した入力ポート5に時系列
的に与えられる入力データX1,X2…は入力順に世代
番号が付され、かつノード番号が付されてデータパケッ
トのフォーマットに変換される。このデータパケット
は、ノード401の命令[WR]によってデータパケッ
トの世代番号順に画像メモリ9に書込まれる。なお、こ
の画像メモリ9へのデータパケットの書込は、この場合
1つおきのピクセルアドレス位置に書込んでいる。これ
は32.4MHzサンプリングデータから48.6MH
zサンプリングデータに変換されると、補間データが加
わりデータ数が増加するので、サンプリング周波数変換
されたデータが再び画像メモリ9に書込まれる際、最初
に書込まれた入力データが読出される前に補間データに
より書換えられないようにするためである。
【0024】ノード401と並行してノード402にお
いて演算「AGN」が実行される。ノード402におけ
る演算「AGN」は右データが固定データ「0」であ
り、入力データパケットが与えられた時点でこの固定さ
れた定数「0」との演算が行なわれる。この演算「AG
N」は入力データパケットの世代番号をデータとして、
データ領域にコピーしてデータパケットを出力する命令
である。したがって、データ領域には世代番号が格納さ
れている。
【0025】ノード402の出力はノード403に与え
られる。ノード403はノード402の出力データパケ
ットに含まれるデータ領域内のデータと固定データ
「1」との「AND」演算を実行する。これにより、奇
数世代のデータパケットのデータ領域には「1」が書込
まれ、遇数世代のデータパケットデータ領域には「0」
が書込まれる。これにより奇数世代の画像データと遇数
世代の画像データとの分離が行なわれる。
【0026】ノード403により奇数世代の画像データ
と偶数世代の画像データの分離が行なわれたデータ系列
はノード404に与えられる。ノード404の演算[E
Q」はデータパケットのデータ領域のデータが「1」で
あればそこに「1」が書込まれ、そうでない場合には
「0」が書込まれる。
【0027】ノード404の出力はノード405に与え
られる。ノード405は制御ゲートであり、右データす
なわちノード404の出力データが「1」の場合にこの
ノード404から与えられた左データを通過させる。そ
うでない場合は、この左入力アークへ与えられたデータ
を消滅させる。これにより、ノード405からは奇数世
代の画像データに対応するデータパケットのみが与えら
れる。以後、このノード405からの奇数世代の画像デ
ータのみを用いてサンプリング周波数の変換が行なわれ
る。この奇数世代画像データに対応するデータパケット
のみを利用するのは1つのデータパケットたとえばX5
が与えられたときに同時に3つのデータY1,Y2,Y
3を出力するためである。これにより、等価的に2つの
入力画像データに対して3つの変換後の画像データを出
力することになり、これにより任意の画像データのサン
プリング周波数を1.5倍した画像データを得ることが
できる。たとえば、サンプリング周波数32.4MHz
の画像データを図10に示すデータフロー型プログラム
の処理を施すと、32.4MHzの1.5倍である4
8.6MHzのサンプリング周波数に変換された画像デ
ータを得ることができる。
【0028】この奇数世代データパケットはノード40
6およびノード407へ与えられる。ここでは、画像デ
ータX5の世代番号が格納されたデータパケットがノー
ド406に与えられた場合について説明する。ノード4
06では、世代番号(FD,LN,PX)が(0,0,
−2)、つまりX5のピクセルアドレスから−2のアド
レスで画像メモリ9に格納されたデータの読出が行なわ
れる。
【0029】既に説明したように、データパケットは1
つおきのピクセルアドレス(2倍のアドレス)に書込ま
れているため、この場合は1世代前の画像データX4の
データパケットが読出される。続いて、ノード408に
送られると(0,0,−6)、つまりX5のピクセルア
ドレスから−6のアドレスで画像メモリ9に格納された
データの読出が行なわれる。これにより、画像メモリ9
から3世代前の画像データX2のデータパケットが読出
される。
【0030】一方、ノード407においては(0,0,
0)、つまり画像メモリ9から画像データX5のデータ
パケットが読出される。ノード407より読出された画
像データX5はノード409へ与えられる。ノード40
9により世代番号にオフセット−4が与えられ、2世代
前の画像データX3が読出される。次いで、ノード41
0に進み、画像データX5の世代番号にオフセット−8
を与えて画像メモリ9へアクセスする。これにより、画
像データX5よりも4世代前の画像データX1が読出さ
れる。これによりサンプリング周波数変換に必要とされ
る5つの画像データX1,X2,X3,X4,X5が読
出される。
【0031】次いで、補間処理を伴ったサンプリング周
波数変換を行なうために演算処理が実行される。ノード
407の演算により読出されたデータX5はノード41
8およびノード427へ与えられる。ノード418は画
像データX5と定数α6とを乗算する。ノード427は
この画像データX5とα4とを乗算する演算を行なう。
【0032】ノード406で読出されたデータX4はノ
ード411,419および428へ与えられ、それぞれ
のノードにおいて定数α5,α3およびα1と乗算され
る。ノード408の演算により読出されたデータX2
は、ノード412,420および429へ与えられ、そ
れぞれのノードにおいて定数α2,α0およびα2と乗
算される。さらに、ノード408の演算により読出され
たデータX2はノード413,421および430へも
与えられ、それぞれ定数α1,α3およびα5と乗算さ
れる。ノード410の演算により読出されたデータX1
はノード414,422へ与えられ、それぞれのノード
において定数α4,α6が乗算される。
【0033】ノード411からの演算結果およびノード
412からの演算結果はノード415で加算される。ノ
ード413の演算結果とノード415の演算結果はノー
ド416で加算される。ノード414の演算結果とノー
ド416の演算結果はノード417で加算される。これ
により、画像データY1に対応するデータパケットが生
成される。また、ノード418の演算結果とノード41
9の演算結果はノード423で加算される。ノード42
0の演算結果とノード423の演算結果はノード424
で加算される。ノード421の演算結果とノード424
の演算結果はノード425で加算される。ノード422
の演算結果とノード425の演算結果はノード426で
加算され、これにより画像データY2に対応するデータ
パケットが生成される。
【0034】ノード427の演算結果とノード428の
演算結果はノード431で加算され、ノード431の演
算結果とノード429の演算結果はノード432で加算
され、ノード430の演算結果とノード432の演算結
果はノード433で加算される。これにより画像データ
Y3に対応するデータパケットが生成される。ノード4
11からノード433にかけてのデータフローにおける
画像信号の補間処理を伴うサンプリング周波数変換は図
10に示す式434で実現することができる。
【0035】従来のデータ駆動型プロセッサにおいて
は、画像信号の補間処理の仕様変更の際は行列434−
aのa1,a2,a3,a4,a5およびa6の各種パ
ラメータを変更し、一方サンプリング周波数変換の仕様
変更の際は、入力データ434−b,出力データ434
−cおよび変換パラメータ行列434−aのすべてを変
更しなければならない。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のデ
ィジタル信号のサンプリング周波数変換装置は、サンプ
リング周波数変換の仕様に対しては補間処理を伴うサン
プリング周波数変換を行なうデータフロー形式のプログ
ラムを変更することにより対応することができる。デー
タ駆動型プロセッサはデータフロー形式のプログラムに
従って、入力データの処理とデータ駆動型処理外部のメ
モリから読出したデータの処理などを行なっているから
である。
【0037】しかし、従来のデータ駆動型プロセッサを
使用したサンプリング周波数変換装置において、図10
の式434の補間処理を伴うサンプリング周波数変換を
行なうためのプログラム仕様変更はサンプリング周波数
に係るパラメータ行列434−aの決定などのタイミン
グ調整を行なわなければならず、また最終的には実際に
動作させて決定しなければならず、容易ではない。
【0038】また、プログラムメモリに格納するプログ
ラムには物理的に限界があり、特開平6−30384号
公報に記載されたディジタル信号のサンプリング周波数
変換装置を従来のデータ駆動型プロセッサで実現するた
めには、多量のプログラム格納メモリを費やすことにな
る。画像データに対してサンプリング周波数変換以外の
さまざまな処理、たとえばガンマ補正やRGB変換など
も行なう際にはメモリ不足やプログラム量に応じた処理
速度の低下などの欠点がある。
【0039】それゆえに、この発明の主たる目的は、サ
ンプリング周波数変換の仕様変更などの際に、クロック
のタイミングを変更するだけで迅速に仕様変更可能なデ
ィジタル信号のサンプリング周波数変換装置を提供する
ことである。
【0040】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1のサン
プリング周波数でサンプリングされたディジタル信号の
サンプリング周波数を、異なる第2のサンプリング周波
数へ変換するためのディジタル信号のサンプリング周波
数変換装置であって、第1のサンプリング周波数でサン
プリングされたディジタル信号を受け、受けた順に世代
番号と所定の行先を示す行先ノード番号とを付加してデ
ータパケットを生成する第1のデータパケット生成手段
と、データパケットを記憶するための記憶手段と、生成
されたデータパケットの世代番号をアドレス信号として
記憶手段に書込む書込手段と、第2のサンプリング周波
数に応じて、受けた順に世代番号と所定の行先を示す行
先ノード番号を付してデータパケットを生成する第2の
データパケット生成手段と、第2のデータパケット生成
手段で生成されたデータパケットの世代番号に応じて、
記憶手段から第1のサンプリング周波数でサンプリング
された任意の隣り合うディジタル信号を格納したデータ
パケットを読出す読出手段と、隣り合う第1のサンプリ
ング周波数でサンプリングされたディジタル信号のサン
プリング位置間を、第2のサンプリング周波数により分
割し、その分割された位置のデータを隣り合う第1のサ
ンプリング周波数でサンプリングされたディジタル信号
により補間を行なう補間手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0041】好ましくは、書込手段は世代番号に対応し
て第1のサンプリング周波数によってサンプリングされ
たデータもしくは補間されたデータを第2のデータパケ
ット生成手段で生成されたデータパケットに格納して記
憶手段に書込み、読出手段は記憶手段から世代番号に応
じて読出したデータパケットを出力することを特徴とす
る。
【0042】より好ましくは、サンプリング周波数変換
は、第2のデータパケット生成手段において第2のサン
プリング周波数を所望の値に変更することのみで、任意
の第2のサンプリング周波数の変換が可能であることを
特徴とする。
【0043】さらにより好ましくは、任意の第2のサン
プリング周波数をディジタル化し、世代番号に転換する
際の分解能を決める手段を別途設けたことを特徴とす
る。
【0044】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態のデ
ータ駆動型プロセッサを使用した画像データのサンプリ
ング周波数変換回路の一例を示すブロック図である。図
1において、サンプリング周波数変換回路40は、デー
タ駆動エンジン6とメモリインタフェース7と出力ポー
ト8は前述の図7と同様であり、入力ポート10にデー
タパケット生成部12と入力制御部13とを内蔵させ、
さらにデータパケット生成機構11を新たに設けた点が
異なっている。
【0045】データパケット生成機構11はクロック入
力端子に入力されたクロックから所望の周波数変換を行
なうために補間されたデータを格納するためのデータパ
ケットを生成する。入力ポート10内のデータパケット
生成部12は入力データXを受け、受けた順に世代番号
および所定の行先を示すノード番号を付して入力パケッ
トを生成する。入力ポート10内の入力制御部13はデ
ータパケット生成部12で生成された画像データXを格
納したデータパケットと、データパケット生成機構11
で生成された所望の周波数を行なうために補間されたデ
ータを格納するためのデータパケットの行先ノード番号
を参照してデータ駆動エンジン6に伝送するものであ
る。データ駆動エンジン6は前述の図7で説明したよう
に、1つもしくは複数のデータ駆動型プロセッサPeを
含んで構成されている。
【0046】データ駆動エンジン6は読出されたデータ
パケットに含まれる行先ノード番号に従って処理を実行
する。この処理実行時においては、行先ノード番号に割
当てられた命令に従って読出されたデータパケットに対
して演算処理を行なう。データ駆動エンジン6は入力デ
ータパケットの割合と、入力データパケットとは別のク
ロックにより生成されるデータパケットの割合との比が
前者のサンプリング周波数と後者のサンプリング周波数
との比で与えられる数のデータパケットを1つの入力デ
ータパケットに対応して生成する。
【0047】サンプリング周波数変換などの周波数変換
処理を施したデータを利用するのは、一般にサンプリン
グ周波数変換器の出力ポート以降(たとえば、データ駆
動型プロセッサの外部)がデータを要求するときであ
る。そのため、データを要求する側(データ駆動型プロ
セッサの出力段以降の装置)からクロックをデータ駆動
型プロセッサに送った方がデータ駆動型プロセッサにお
いて処理速度の面から効率がよい。したがって、クロッ
ク入力端子は出力側に配置するのが実用的である。
【0048】図2はこの発明の一実施形態のデータ駆動
型プロセッサで実現した解像度変換器のデータフローグ
ラフ形式のプログラム例を示す。図2において、入力ポ
ート70へ時系列的に与えられた入力画像データX1は
入力順に世代番号が付され、かつ行先ノード番号が付さ
れてデータパケットのフォーマットに変換される。この
データパケットはデータ駆動エンジン6内のプログラム
記憶付発火制御ユニット(複数あるデータ駆動型プロセ
ッサPeを基本としたユニットの1つ)へ与えられる。
プログラム記憶付発火制御ユニットは、その世代番号順
に生成されたデータパケットをノード71のWR命令に
より図6に示した世代番号に基づくアドレスにしたがっ
て画像メモリ7へ書込む。
【0049】一方、クロック入力端子から投入されたク
ロックによりデータパケット生成機構11でパケット投
入順に世代番号と行先ノード番号が割当てられる。この
とき、データ領域には何も入っていない。データパケッ
ト生成機構11により生成されたパケットは、ノード7
3において演算APXが実行される。演算APXは1入
力2出力の命令であり、入力されたデータパケットの世
代番号からピクセルPXを抜き出し、抜き出した値でデ
ータパケットのデータ領域の値を更新する。この時点で
データパケットの生成機構で生成されたデータパケット
のデータ領域のデータが書込まれる。このとき、データ
パケットのデータ領域はピクセルPXがデータとなって
いる。
【0050】ノード77はデータパケットのデータ領域
を左データとし、固定データ「256」を右データとし
て左データを右データで割算を行なったときの剰余でパ
ケット内のデータ領域を更新する。つまり、データ領域
の値の下位9ビットを抜き出して、その値でデータ領域
を更新することになる。
【0051】ノード74へ送られたデータパケットはパ
ケット内のデータ領域の値、つまりピクセルPXを左デ
ータとし、固定データ「256」を右データとして左デ
ータと右データの を行ないデータ領域を更新する。
これは、データ領域を左に8ビットシフトするのと同じ
ことである。
【0052】図2に示すように、ノード77およびノー
ド74の右データの固定値Zは、ここでの説明では25
6を使用しているが、この値は任意に設定可能である。
このZ値は任意のクロック入力に応じて生成される各デ
ータパケットの世代番号(ここではPX値)をこのZ値
の逆数0,1/256,2/256,…255/25
6、1の近い値に近似してディジタル化していくため、
Z値が大きいほど図8に示した本来のピクセルPXとの
近似の精度が高くなることになる。
【0053】このZ値は、たとえば128,256,5
12など2nの値を使用すると、乗算や割算はデータ領
域のデータを右もしくは左へビットをシフトし、所望の
データを取出すだけでよく、計算を簡易化することがで
きる。
【0054】また、後述のCST値は、入力される画像
データXiのサンプリング周波数に対して、所望のディ
ジタル化されたサンプリング周波数に変換された画像デ
ータYiの周波数の変換比に対応するものであり、CS
T/Z倍に変換することになる。このCST/Z値を任
意に変えることで、容易に所望の周波数変換比を得るこ
とができる。
【0055】ノード74とノード77の演算の結果、ノ
ード77の演算結果のデータパケットのデータ領域はノ
ード73のデータ領域の値の小数部分で更新され、ノー
ド74の演算結果のデータパケットのデータ領域はノー
ド73のデータ領域の値の整数部分で更新される。ノー
ド75,ノード76の命令VSは1入力1出力の命令で
あり、データ領域の値をPXとして、この値をアドレス
信号とし、アドレス信号にオフセットをかけた先の画像
メモリ9のアドレスに書込まれたデータを参照し、デー
タ領域を更新する。ノード75のオフセット値はすべて
0のため、アドレス信号で読出した先の画像メモリ9に
書込まれたデータXiでパケット内のデータ領域を更新
する。このため、データパケット内のデータ領域はXi
のデータとなる。ノード76はピクセル番号にオフセッ
トとして+1を施すため、ノード75で読出した1つの
異なるアドレスに書かれたデータXi+1を画像メモリ
9から読出し、パケット内のデータ領域を更新する。こ
のとき、データパケットのデータ領域はXi+1のデー
タになる。
【0056】ノード79はノード75の出力、つまりV
Sにより読出したデータとノード77の出力を入力とし
て受取り、その積を出力として送る。ノード80は固定
データ512(CST=512)を左データとし、ノー
ド77から送られたデータを右データとして、左データ
から右データの減算を行ない、その結果を出力として送
る。ノード81はノード76のVSにより読出したデー
タとノード80の出力を入力として受取り、その結果を
出力として送る。
【0057】ノード82はノード81の演算結果とノー
ド79の演算結果との加算を行ない、その結果をノード
83に送る。しかし、このデータパケットのデータ領域
の値は、CST倍所望の値よりも大きいため、ノード8
3でデータ領域の値を1/CSTする処理を行なう。こ
のデータフロープログラムではLOG2のCSTビット
分右シフトして、その値でデータ領域を更新している。
すなわち、512は2 9、つまり1/512にするた
め、右へ9ビットシフト処理してデータを抜き出してい
る。
【0058】この演算結果でデータパケット内のデータ
領域を更新し、データパケットYiを出力する。データ
パケットYiは、図2に示す式84の Yi=CD/CST×Xi+(1−CD/CST)×X
i+1 により求めることができる。たとえば、CD/CSTを
0.5にすれば、隣り合う2点の中心の点を補間するこ
とが可能となる。補間は隣り合う2点(Xi,Xi+
1)を直線に結んだ線上の値で近似している。最も簡単
な近似により補間可能であるため、データフロープログ
ラムも容易に実現することができる。この補間により、
2点間の画像データから3点分の画像データを生成する
ことが可能となる。そして、CD/CSTを走査するこ
とにより、補間する画像メモリ9の空間上の場所を容易
に変更することが可能となる。
【0059】解像度変換の仕様変更は、データフロープ
ログラムを変更するのではなく、入力ポートとは別に設
けたクロック入力端子のタイミングを変更することによ
り、所望の解像度変換後の画像データをデータ駆動型プ
ロセッサの出力ポートより得ることができる。
【0060】データ駆動型プロセッサにおいては、各ノ
ードにおいて演算に必要なデータが揃った時点で発火し
て演算が実行される。したがって、データ駆動型プロセ
ッサを使用していない一般のディジタル回路などのよう
に入力信号のタイミング調整を行なうことなく容易に、
高速で確実に解像度変換処理などを行なうことができ
る。
【0061】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
画像の解像度変換を入力ポートとは別に、所望のサンプ
リング周波数のクロック信号を入力する入力端子を設
け、このクロック信号に応じてデータパケットを生成す
るデータパケット生成機構を設けてデータ駆動型プロセ
ッサで処理を行なうようにしたので、サンプリング周波
数変換の仕様変更などの際に、新たに解像度変換器の作
り直しなどをする必要がなく、従来の入力ポートとは別
のパケット自動生成機構を駆動するクロック入力端子か
ら入力するクロック信号のタイミングを変更するだけ
で、容易に所望の特性を備えたサンプリング周波数変換
装置を実現することができる。
【0063】また、従来の変換器の仕様変更はデータフ
ロープログラムを変更していたものが、この発明ではク
ロック信号のタイミングを変更するだけでよく、従来に
比べて格段に容易かつ迅速に仕様変更が可能となる。
【0064】さらに、従来例よりも解像度変換に要する
補間処理を伴うサンプリング周波数変換のデータフロー
形式のプログラムは、図10に示した従来のサンプリン
グ変換を行なうデータフロー型プログラムよりも図2に
示したこの発明によるデータフロー型プログラムの方が
小さくてすみ、演算量も40%減少する。したがって、
2.5倍の解像度変換にかかる処理能力の向上と、解像
度変換処理に要するプログラム保存用メモリ使用量も4
0%節約可能となる。
【0065】さらに、この発明はさまざまな補間を伴う
サンプリング周波数の変換器に使用可能であるが、たと
えばファクシミリで受信した画像データを任意の紙サイ
ズに伸張(A4版→B4版)して出力し、印字する際の
補間を伴うサンプリング周波数の変更にも有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のサンプリング周波数
変換回路の概略ブロック図である。
【図2】 この発明の一実施形態による画像の解像度変
換を行なうデータフロープログラムの一例を示す図であ
る。
【図3】 データ伝送路の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 図3に示したC素子の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図5】 図3に示したデータ伝送路を有するデータ駆
動型プロセッサのブロック図である。
【図6】 データパケットのフォーマットを示す図であ
る。
【図7】 従来のデータ駆動型プロセッサによるサンプ
リング周波数変換回路のブロック図である。
【図8】 図7に示した画像メモリにおける画像とデー
タパケット内部の世代番号フィールドに含まれるデータ
とメモリセルとの対応関係を示す図である。
【図9】 従来のデータ駆動型プロセッサによるデータ
フロープログラムの一例を示す図である。
【図10】 従来例のサンプリング周波数変換回路のデ
ータフローグラフ形式のプログラム例を示す図である。
【符号の説明】
6 データ駆動エンジン、7 メモリインタフェース、
8 出力ポート、9画像メモリ、10 入力ポート、1
1 データパケット生成機構、12 データパケット生
成部、13 入力制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサンプリング周波数でサンプリン
    グされたディジタル信号のサンプリング周波数を、異な
    る第2のサンプリング周波数へ変換するためのディジタ
    ル信号のサンプリング周波数変換装置であって、 前記第1のサンプリング周波数でサンプリングされたデ
    ィジタル信号を受け、受けた順に世代番号と所定の行先
    を示す行先ノード番号を付加してデータパケットを生成
    する第1のデータパケット生成手段と、 データパケットを記憶するための記憶手段と、 前記生成されたデータパケットの世代番号をアドレス信
    号として前記記憶手段に書込む書込手段と、 前記第2のサンプリング周波数に応じて、前記受けた順
    に世代番号と所定の行先を示す行先ノード番号を付加し
    てデータパケットを生成する第2のデータパケット生成
    手段と、 前記第2のデータパケット生成手段で生成されたデータ
    パケットの世代番号に応じて、前記記憶手段から前記第
    1のサンプリング周波数でサンプリングされた任意の隣
    り合うディジタル信号を格納したデータパケットを読出
    す読出手段と、 前記隣り合う第1のサンプリング周波数でサンプリング
    されたディジタル信号のサンプリング位置間を、前記第
    2のサンプリング周波数により分割し、その分割された
    位置のデータを前記隣り合う第1のサンプリング周波数
    でサンプリングされたディジタル信号により補間を行な
    う補間手段とを備えたことを特徴とする、ディジタル信
    号のサンプリング周波数変換装置。
  2. 【請求項2】 前記書込手段は、前記世代番号に対応し
    て前記第1のサンプリング周波数によってサンプリング
    されたデータまたは前記補間手段によって補間されたデ
    ータを前記第2のデータパケット生成手段で生成された
    データパケットに格納して前記記憶手段に書込み、 前記読出手段は、前記記憶手段から世代番号に応じて読
    出したデータパケットを出力することを特徴とする、請
    求項1に記載のディジタル信号のサンプリング周波数変
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のデータパケット生成手段は、
    前記第2のサンプリング周波数を所望の値に変更するこ
    とのみで、任意の第2のサンプリング周波数の変換が可
    能であることを特徴とする、請求項1または2に記載の
    ディジタル信号のサンプリング周波数変換装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記任意の第2のサンプリング
    周波数をディジタル化して世代番号に転換する際の分解
    能を決める手段を設けたことを特徴とする、請求項3に
    記載のディジタル信号のサンプリング周波数変換装置。
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