JP3166447B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP3166447B2 JP26765093A JP26765093A JP3166447B2 JP 3166447 B2 JP3166447 B2 JP 3166447B2 JP 26765093 A JP26765093 A JP 26765093A JP 26765093 A JP26765093 A JP 26765093A JP 3166447 B2 JP3166447 B2 JP 3166447B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
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  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された画像データ
に対して、指定された角度での回転処理を施し、回転処
理後の画像データをページメモリ上に形成する画像処理
装置及び画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入力された画像データに対して9
0°の整数倍の角度での回転処理を高速に実行可能な装
置として特開平5−108812号公報に示されている
ものがある。図17はその概略の構成を示す図である
が、順次入力される画像データを、1画素の階調数を示
す1画素当たりのビット幅(以下、画像構造と称す)、
と、回転処理を施した後の画像データを出力するページ
メモリ300の1ワードのビット幅との比率に応じたラ
イン分のデータを1つのブロックとし、そのブロック単
位で2つのバッファメモリ207,208に交互に書き
込む。
【0003】そして、バッファメモリ207,208に
書き込まれた1ブロック分の画像データを、回転角度に
応じてバッファメモリ読み出し制御部212で生成され
る読み出しアドレスから順次読み出し、読み出したデー
タを並べ換えて、指定された角度にて回転処理されたペ
ージメモリ300の1ワード分のデータを生成する。そ
して、その生成されたワードデータを指定された回転角
度に応じて算出されるページメモリ300のアドレスに
書き込むことにより、順次入力された画像データに対し
て指示された回転処理を施し、ページメモリ300上に
展開することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、1台
の装置で複写機とプリンタとファクシミリの機能を持つ
マルチファンクション機器や、マルチメディア対応機器
のように画像構造が異なる複数種類の画像データを1台
の装置にて取り扱う装置の開発が盛んであり、従って回
転処理についても、一つの画像処理装置で画像構造が異
なる複数種類の画像データに対して行うことができるこ
とが求められてきている。
【0005】しかし、特開平5−108812号公報に
示されているものにおいては、バッファメモリ207,
208の書き込みデータ幅及び読み出しデータ幅が画像
構造によって決定されてしまうために、回転処理の対象
となる画像データの画像構造は1種類に限定されてしま
い、上述した要求には応えることができないものであ
る。
【0006】これに対して、画像構造が異なる画像デー
タ毎に回転処理を行う装置を設けることが考えられる
が、これではシステムが大規模になってしまうだけでな
く、コストが増加してしまう。
【0007】また、特開平5−108812号公報に示
されているものにおいて、バッファメモリ207,20
8のデータ幅を越えない範囲の画像構造を有する画像デ
ータを1画素ずつ書き込み、読み出し処理を行うことに
よって回転処理を行うようにすれば画像構造によらず回
転処理を行うことができるが、この場合には処理速度が
入力画像データの画素数によって決定されてしまうの
で、画像データのデータ量が多い場合には回転処理に要
する時間が長くなるという問題がある。
【0008】更に、特開平5−108812号公報に示
されているものにおいて、バッファメモリ207,20
8のデータ幅に複数の画素データをパックして書き込み
/読み出し処理を行うことによって回転処理を行うこと
が考えられるが、この場合にはバッファメモリ207,
208から読み出した画像データの並べ換えの処理を行
う際のパターン数が(回転角度のモード数×回転対象画
像構造数)となるので、処理が複雑になるばかりでな
く、回路規模も大型化せざるを得ないものである。
【0009】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、小規模の回路構成で、画像構造
の異なる複数種類の画像データに対して指定された角度
での回転処理が可能な画像処理装置及び画像処理方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の画像処理装置は、1画素当たりN
ビット(Nは1以上の整数)のデータを有する画像情報
を回転してMビット(MはNより大きい整数)単位にア
クセス可能なページメモリに出力する画像処理装置であ
って、Wビット単位(WはN<W≦Mを満たす整数)に
アクセス可能なバッファメモリと、(M/N)ライン分
の画像情報を単位として順次入力すると共に、画像サイ
ズ情報に基づいて所定順のアドレスを順次生成し、入力
した各単位の画像情報を(W/N)画素毎に順次前記バ
ッファメモリに書き込む書き込み制御手段と、回転角に
応じたアドレスを順次生成し、(M/N)ライン分の画
像情報を前記バッファメモリから順次読み出す読み出し
制御手段と、この読み出し制御手段により順次読み出さ
れたWビットのデータM個から、回転角に基づいて、M
ビットのデータをW個生成するワード合成部と、回転角
に応じたアドレスを順次生成し、前記ワード合成部にて
生成された個のデータをページメモリの各々対応する
アドレスへ出力する画像出力手段とを備えることを特徴
とする。
【0011】ここで、前記読み出し制御手段は、請求項
2記載のように、回転角が180度の場合にアドレスの
順を(M/W)個毎に反転させる。
【0012】また、請求項3記載のように、前記バッフ
ァメモリは二つのメモリを有し、前記書き込み制御手段
が一方のメモリに書き込みを行う際に前記読み出し制御
手段が他方のメモリから読み出しを行うように当該二つ
のメモリを順次切り換える制御手段を備える。更に、請
求項4記載のように、前記ワード合成部は、前記バッフ
ァメモリからWビットずつM個読み出されたデータの配
列を、回転角に基づいて、バッファメモリから読み出さ
れた順序で、あるいはNの値に応じてビットの入れ換え
て出力する配列変換処理部と、前記配列変換処理部から
出力されたデータから、MビットのワードデータをW個
生成するワード変換部とを備える。
【0013】また、請求項5記載の画像処理方法は、1
画素当たりNビット(Nは1以上の整数)のデータを有
する画像情報を回転してMビット(MはNより大きい整
数)単位にアクセス可能なページメモリに出力する画像
処理方法であって、Wビット単位(WはN<W≦Mを満
たす整数)にバッファメモリにアクセスする工程と、
(M/N)ライン分の画像情報を単位として順次入力す
ると共に、画像サイズ情報に基づいて所定順のアドレス
を順次生成し、入力した各単位の画像情報を(W/N)
画素毎に順次前記バッファメモリに書き込む書き込み制
御工程と、回転角に応じたアドレスを順次生成し、(M
/N)ライン分の画像情報を前記バッファメモリから順
次読み出す読み出し制御工程と、この読み出し制御工程
により順次読み出されたWビットのデータM個から、回
転角に基づいて、MビットのデータをW個生成するワー
ド合成工程と、回転角に応じたアドレスを順次生成し、
前記ワード合成工程にて生成されたW個のデータをペー
ジメモリの各々対応するアドレスへ出力する画像出力工
程とを備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1、請求項2に記載した画像処理装置に
よれば、入力された画像データの画像構造情報を示す設
定値に応じて、バッファメモリの書き込み/読み出しア
ドレスの生成部の処理の切り換え制御を行うことによ
り、同一の装置を用いて1画素当たりのビット数の異な
る画像データに対して、指定された角度での回転処理を
行うことができる。特に、0°,90°,180°,2
70°の回転処理を効率よく行うことができる。
【0015】請求項3記載の画像処理装置によれば、二
つのメモリを交互に使用するために、リアルタイムに処
理することが可能となる。
【0016】また、請求項5記載の画像処理方法によれ
ば、1画素当たりのビット数の異なる画像データに対し
て、指定された角度での回転処理を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する
が、以下に説明する実施例においては、入力される画像
データの種類を、1画素1ビット(1Bit/Pixel:1画素
当たりの情報ビット数N=1)、1画素2ビット(2Bit
/Pixel:1画素当たりの情報ビット数N=2)及び1画
素4ビット(4Bit/Pixel:1画素当たりの情報ビット数
N=4)の3種類とし、バッファメモリ207,208
のワード幅Wを8ビット、バッファメモリ207,20
8のアドレスを15ビット、回転処理後の画像データを
格納するページメモリ300のワード幅Mを32ビット
として説明する。
【0018】図1は本発明に係る画像処理装置の一実施
例の構成を示す図であり、図中、100は画像回転処理
を行うために必要な設定を行うための制御手段、200
は画像回転処理装置、300は回転処理後の画像データ
の出力先となるページメモリを示す。
【0019】画像回転処理装置200には、図示しない
画像入力手段より、画像入力要求信号1と画像入力許可
信号2のハンドシェイク制御によって回転処理の対象と
なる画像データ3が入力される。
【0020】さて、画像回転処理装置200は、制御手
段100によって画像構造情報4、回転角度情報5、回
転処理を施すべき領域を示す領域情報6がそれぞれ設定
される画像構造レジスタ201、角度レジスタ202、
領域レジスタ203を備えており、画像データ3に対し
て回転処理を行う動作モードはこれらの設定値によって
定められる。
【0021】また、画像回転処理装置200は、2つの
バッファメモリ207、208を備えている。バッファ
メモリ207、208は、それぞれ、入力画素階調数N
とページメモリ300のワード幅Mに対応して、M/N
ライン分の入力画像データを格納可能な容量を備えてい
る。そして、これらのバッファメモリ207,208に
対するM/Nライン分の画像データの書き込み処理と、
M/Nライン分の画像データの読み出し処理とは、複数
の画像構造に対応したバッファメモリ書き込み制御部2
04、複数の画像構造に対応したバッファメモリ読み出
し制御部205、バッファメモリ制御部206によって
交互に切り換えられる。
【0022】これらのバッファメモリ207,208の
切り換えが可能となるための条件は、一方のバッファメ
モリの書き込みと他方のバッファメモリの読み出し処理
動作がいずれも終了した時点であり、切り換え可能とな
った時点でバッファメモリ制御部206はバッファメモ
リ切り換え信号を出力する。
【0023】バッファメモリ書き込み制御部204は複
数の画像構造に対応したものであり、これには制御手段
100によって設定された画像構造情報4と、領域情報
6中に含まれている入力画像サイズ情報7が入力され
る。
【0024】バッファメモリ書き込み制御部204は画
像構造情報4と入力画像サイズ情報7に基づいて、バッ
ファメモリ書き込み信号10、バッファメモリ書き込み
アドレス11の制御を行い、入力された画像データ3を
バッファメモリ207、208に書き込む処理を行う。
【0025】次に、図2、図3を参照してバッファメモ
リ書き込み制御部204の処理を説明する。図2はバッ
ファメモリ書き込みアドレスの発生順序を模式的に示す
図、図3はバッファメモリ書き込み制御部204に設け
られているバッファメモリ書き込みアドレス生成部の構
成例を示す図である。なお、図2においてX方向は主走
査方向アドレスを示し、Y方向はライン方向アドレスを
示す。また、図2、図3においてNX は入力画像データ
の主走査方向の画素数を示す。以下、同様である。
【0026】バッファメモリ書き込みアドレス生成部
は、図3に示すように、バッファメモリ207、208
に書き込む画像データ12の1ライン中のワード数を計
数する画素データ計数部30と、入力されたライン数を
計数するラインデータ計数部31と、画像構造情報を基
にして画素データ計数部30、ラインデータ計数部31
の出力データから有意ビットのみを選択し、バッファメ
モリ207,208への画像データの書き込みアドレス
を生成するバッファメモリ書き込みアドレス選択器32
とを備えている。なお、画素データ計数部30及びライ
ンデータ計数部31はカウンタで構成することができる
が、この実施例ではダウンカウンタを用いるものとす
る。
【0027】バッファメモリ書き込みアドレスの発生順
序は、図2に示すように、スタート(Start )で示す位
置から図の実線で示すように発生される。即ち、書き込
みが開始されるスタート位置のアドレスは(32/N−
1,NX /(W/N)−1)であり、そこから(M/N
−1,0)に向けて書き込まれ、次にはその上のライン
の(32/N−2,NX /(W/N)−1)から(M/
N−2,0)まで書き込まれる。以下、同様である。
【0028】そして、この書き込みアドレスは、画像構
造、回転角度によらず全ての場合において図2に示され
る順序で発生される。
【0029】バッファメモリ207,208に書き込ま
れる画像データの単位(以下、ブロックと称す)は画像
構造によって異なり、(NX /(W/N))バイト×
(M/N)ライン分の画像データが1ブロックとして扱
われる。
【0030】バッファメモリ書き込み制御部204に
は、また、制御手段100によって設定された画像構造
情報4と入力画像サイズ情報7が入力される。バッファ
メモリ書き込みアドレスの計算はアドレス降順で行って
いき、バッファメモリ207,208への書き込みアド
レス15ビットの割り振りは、上位Xビットをライン数
計算アドレスとし、下位(15−X)ビットを主走査方
向画素数計算アドレスとして使用する。
【0031】従って、回転対象画像データの画像構造が
1画素1ビットの場合の1ブロックのライン数は32ラ
インであるので、上位5ビットをライン数計算アドレ
ス、下位10ビットを主走査方向画素数計算アドレスと
して使用する。同様に1画素2ビットの場合は上位4ビ
ットをライン数計算アドレス、下位11ビットを主走査
方向画素数計算アドレスとして使用し、1画素4ビット
の場合は上位3ビットをライン数計算アドレス、下位1
2ビットを主走査方向画素数計算アドレスとして使用す
る。
【0032】従って、画素データ計数部30としては1
2ビットのダウンカウンタを用い、ラインデータ計数部
31としては5ビットのダウンカウンタを用い、バッフ
ァメモリ書き込みアドレス選択器32は、画像構造情報
4に基づいてバッファメモリ207,208への書き込
みアドレス15ビットの割り付けを行う。
【0033】さて、画像回転処理が開始されると、画素
データ計数部30に主走査方向のワード数(NX /(W
/N))から1を引いた値、ラインデータ計数部31に
1ブロックのライン数(M/N)から1を引いた値がロ
ードされる。そして、バッファメモリ書き込み信号10
がイネーブル状態になると、画素データ計数部30の1
2ビットのダウンカウンタがカウント許可状態になり、
入力されるクロック信号のパルス入力によりカウンタの
値がダウンカウントされる。その後、(主走査方向のワ
ード数−1)個のクロック信号を計数して画素データ計
数部30のカウント値が0になると、画素データ計数部
30の書き込み終了信号RC1が出力される。この画素
データ計数部30の書き込み終了信号RC1が出力され
ると、ラインデータ計数部31のカウント値がダウンカ
ウントされると共に、画素データ計数部30に主走査方
向のワード数(NX/(W/N))から1を引いた値が
再びロードされる。
【0034】以上の動作が繰り返し行われ、画素データ
計数部30、ラインデータ計数部31のカウント値が共
に0になると、画素データ計数部30の書き込み終了信
号RC1及びラインデータ計数部31の書き込み終了信
号RC2が出力され、これによってバッファメモリ書き
込み処理終了信号9が出力される。
【0035】次に、バッファメモリ読み出し制御部20
5について説明する。バッファメモリ読み出し制御部2
05は複数の画像構造に対応したものであり、これには
制御手段100によって設定された画像構造情報4と、
回転角度情報5及び領域情報6中に含まれている入力画
像サイズ情報7が入力される。そして、これらの情報に
基づいて、バッファメモリ読み出しアドレス11の制御
を行い、バッファメモリ書き込み制御部204の制御に
よってバッファメモリ207、208に書き込まれた画
像データの読み出し処理を行う。
【0036】次に、図4、図5、図6、図7、図8を参
照してバッファメモリ読み出し制御部205の処理を説
明する。図4はバッファメモリ読み出し制御部205に
設けられているバッファメモリ読み出しアドレス生成部
の構成例を示す図、図5は回転角度0°の場合のバッフ
ァメモリ読み出しアドレスの発生順序を示す図、図6は
回転角度180°の場合のバッファメモリ読み出しアド
レスの発生順序を示す図、図7は回転角度90°の場合
のバッファメモリ読み出しアドレスの発生順序を示す
図、図8は回転角度270°の場合のバッファメモリ読
み出しアドレスの発生順序を示す図である。
【0037】バッファメモリ読み出しアドレス生成部
は、バッファメモリ読み出し制御部205によってバッ
ファメモリ207、208から読み出した画像データ2
2の1ライン中のワード数を計数する画素データ計数部
33、34と、読み出された画像データのライン数を計
数するラインデータ計数部35と、画像構造情報に基づ
いて画素データ計数部33、34とラインデータ計数部
35の出力データから有意ビットのみを選択し、バッフ
ァメモリ207、208からの画像データ読出しアドレ
スを生成するバッファメモリ読み出しアドレス選択器3
6を備えている。
【0038】バッファメモリ読み出しアドレスの発生順
序は画像構造にはよらないが、図5〜図8に示すように
回転角度によって異なっている。バッファメモリ20
7、208から読み出す画像データの単位、及びバッフ
ァメモリ207、208からの読み出しアドレス15ビ
ットの割り振りは、バッファメモリ207、208への
書き込み処理の場合と同様であり、(NX /(W/
N))バイト×(M/N)ライン分の画像データを1ブ
ロックとして扱い、バッファメモリ207、208への
読み出しアドレス15ビットの割り振りは、回転対象画
像データの画像構造が1画素1ビットの場合は、上位5
ビットをライン数計算アドレス、下位10ビットを主走
査方向画素数計算アドレスとして、1画素2ビットの場
合は上位4ビットをライン数計算アドレス、下位11ビ
ットを主走査方向画素数計算アドレスとして、1画素4
ビットの場合は上位3ビットをライン数計算アドレス、
下位12ビットを主走査方向画素数計算アドレスとして
使用する。
【0039】従って、画素データ計数部33、34とし
ては12ビットのダウンカウンタを、ラインデータ計数
部35としては5ビットのダウンカウンタを用い、バッ
ファメモリ読み出しアドレス選択器36は、画像構造情
報4に基づいてバッファメモリ207、208からの読
み出しアドレス15ビットの割り付けを行う。
【0040】さて、バッファメモリ書き込み制御部20
4、バッファメモリ制御部206の制御によってバッフ
ァメモリ207、208への1ブロック分の入力画像デ
ータの書き込み処理が完了し、バッファメモリ書き込み
処理終了信号9が出力されると、バッファメモリ制御部
206はバッファメモリ読み出し処理部205からのバ
ッファメモリ読み出し処理終了信号14の出力待ち状態
になる。
【0041】この状態からバッファメモリ読み出し処理
終了信号14が出力された時点、又は、バッファメモリ
読み出し処理終了信号14が既に出力されている場合、
あるいは、画像回転処理を開始した直後であって、バッ
ファメモリ207、208からの読み出し処理を行って
いない場合にはバッファメモリ書き込み処理終了信号9
が出力された時点で、バッファメモリ制御部206は、
バッファメモリ書き込み制御部204、バッファメモリ
読み出し制御部205に対してバッファメモリ切り換え
信号26を出力する。
【0042】そして、バッファメモリ切り換え信号26
が出力されると、2つのバッファメモリ207、208
の書き込み/読み出し処理が切り換えられ、バッファメ
モリ書き込み制御部204よってに書き込まれた画像デ
ータを、バッファメモリ読み出し制御部205により読
み出し、ブロック内での回転処理動作を行った状態で、
ワード合成部209に出力する。
【0043】以下、各回転角度の場合におけるバッファ
メモリ読み出しアドレスの発生順序を説明する。
【0044】回転角度が0°の場合のバッファメモリ読
み出しアドレスは図5に示す順序に発生される。この発
生順は図2のバッファメモリ書き込みアドレスの発生順
序と同じである。
【0045】回転角度が180°の場合のバッファメモ
リ読み出しアドレスは図6に示すような順序で発生され
る。なお、図6において、「1」、「2」、「3」、
「4」、……「n」はそれぞれバッファメモリ207、
208からの1回の読み出しを示している。従って、
「1→2→3→4」とあるのは最初に4回の読み出しが
行われることを示し、「5→6→7→8」は「1→2→
3→4」の次に4回の読み出しが行われることを示して
いる。そして、「(n−3)→(n−2)→(n−1)
→n」の読み出しを行うと、次にはその上のラインの
「1→2→3→4」を読み出す。以下、同様である。
【0046】ここで、バッファメモリ207、208の
バス幅は8ビットであるから、1回の読み出しでは8ビ
ットの画像データが読み出されることになり、従って
「1→2→3→4」、「5→6→7→8」、…、「(n
−3)→(n−2)→(n−1)→n」の各読み出しで
は4回の読み出しが行われるので合計32ビットの画像
データが読み出されることになる。
【0047】回転角度が0°の場合の読み出しアドレス
の生成順序と、回転角度が180°の場合のバッファメ
モリ読み出しアドレスの生成順序は、M/W個毎にデー
タの読み出しの順序を反転させた順序、すなわち、図4
の画素データ計数部34の下位2ビットの値を反転させ
た順序である。
【0048】このときのバッファメモリ読み出しアドレ
ス生成部の動作を説明すると次のようである。
【0049】バッファメモリの読み出し処理が開始され
ると、画素データ計数部33には主走査方向のワード数
(NX /(W/N))から1を引いた値が、ラインデー
タ計数部35には1ブロックのライン数(M/N)から
1を引いた値がそれぞれロードされる。そして、バッフ
ァメモリ読み出し信号がイネーブル状態になると、画素
データ計数部の下位2ビットのダウンカウンタ34がカ
ウント許可状態になり、入力されるクロック信号のパル
ス入力によりカウンタの値がダウンカウントされる。画
素データ計数部の下位2ビットのダウンカウンタ34の
値が0になると上位カウンタ33のカウントダウン信号
RC2が出力され、上位10ビットのカウンタ33の値
がダウンカウントされる。
【0050】その後、(主走査方向のワード数−1)個
のパルスを計数した結果、画素データ計数部の上位10
ビットのカウンタ33、下位2ビットのカウンタ34の
カウント値が共に0になると、画素データ計数部33の
読み出し終了信号RC1が出力される。この画素データ
計数部33の読み出し終了信号RC1が出力されると、
ラインデータ計数部35のカウント値のダウンカウント
が開始されると共に、画素データ計数部33に主走査方
向のワード数(NX /(W/N))から1を引いた値が
再びロードされる。
【0051】以上の動作が繰り返され、画素データ計数
部の上位/下位カウンタ33、34のカウント値、及び
ラインデータ計数部35のカウント値が全て0になる
と、画素データ計数部33からは読み出し終了信号RC
1が、ラインデータ計数部35からは読み出し終了信号
RC3がそれぞれ出力され、これによってバッファメモ
リ読み出し処理終了信号14が出力される。なお、この
場合には画素データ計数部の下位2ビットのカウンタ3
4の出力は、その後段に接続されたセレクタ37によっ
て、回転角度が0°の場合と、180°の場合とではア
ドレスが反転される。
【0052】次に、回転角度が90°の場合にはバッフ
ァメモリ読み出しアドレスは図7に示す順序で生成さ
れ、回転角度が270°の場合にはバッファメモリ読み
出しアドレスは図8に示すような順序で生成される。回
転角度90°の場合の読み出しアドレスの生成順序と、
回転角度270°の場合のバッファメモリ読み出しアド
レスの生成順序とでは、ライン方向のデータの読み出し
の順序は反転されている。すなわち、図4のラインデー
タ計数部35のカウンタの値は反転されている。
【0053】このときのバッファメモリ読み出しアドレ
ス生成部の動作を説明すると次のようである。
【0054】バッファメモリの読み出し処理が開始され
ると、画素データ計数部33には主走査方向のワード数
(NX /(W/N))から1を引いた値が、ラインデー
タ計数部35には1ブロックのライン数(M/N)から
1を引いた値がそれぞれロードされる。そして、バッフ
ァメモリ読み出し信号がイネーブル状態になると、ライ
ンデータ計数部35のダウンカウンタがカウント許可状
態になり、入力されるクロック信号のパルス入力により
カウンタの値がダウンカウントされる。
【0055】その後、(ライン数−1)個のパルスを計
数した結果、ラインデータ計数部35のダウンカウンタ
の値が0になると、ラインデータ計数部35の読み出し
終了信号RC3が出力される。そして、このラインデー
タ計数部35の読み出し終了信号RC3が出力される
と、画素データ計数部の下位2ビットのダウンカウンタ
34の値がダウンカウントされると共に、ラインデータ
計数部35に1ブロックのライン数(M/N)から1を
引いた値が再びロードされる。
【0056】以上の動作が繰り返され、ラインデータ計
数部35のカウンタのカウント値、画素データ計数部の
画素データ計数部の上位/下位カウンタ33、34のカ
ウント値が全て0になると、ラインデータ計数部35か
らは読み出し終了信号RC3が、画素データ計数部33
からは読み出し終了信号RC1がそれぞれ出力され、こ
れによってバッファメモリ読み出し処理終了信号14が
出力される。なお、この場合には、ラインデータ計数部
35のカウンタの出力は、その後段に接続されたセレク
タ38によって、回転角度が90°の場合と、270°
の場合とではアドレスが反転される。
【0057】次に、バッファメモリ制御部206につい
て説明する。バッファメモリ制御部206は、制御手段
100で設定される画像構造情報4、入力画像サイズ情
報7、バッファメモリ書き込み制御部204より出力さ
れるバッファメモリ書き込み処理終了信号9、及びバッ
ファメモリ読み出し制御部205より出力されるバッフ
ァメモリ読み出し処理終了信号14に基づいて、バッフ
ァメモリ書き込み信号10、バッファメモリ書き込みア
ドレス11、バッファメモリ書き込みデータ12、及び
バッファメモリ読み出しアドレス13を2つのバッファ
メモリ207、208に対してM/Nライン毎に交互に
供給することによってバッファメモリ207、208へ
の画像データの書き込み、バッファメモリ207、20
8からの画像データの読み出しの制御を行う。そして、
バッファメモリ207、208から読み出された画像デ
ータ22は次段のワード合成部209に出力される。
【0058】次に、ワード合成部209について説明す
る。ワード合成部209は複数の画像構造に対応したも
のであり、バッファメモリ207、208から読み出さ
れた画像データ22が入力される。
【0059】バッファメモリ207、208からWビッ
トずつ読み出された画像データ22は、制御手段100
によって設定された画像構造情報4と回転角度情報5に
基づいて、ワード合成部209にてMビットのワードに
合成されてページメモリ300に出力される。
【0060】ワード合成部209は、図9に示す配列変
換処理部と、図10に示すワード変換部とで構成され
る。ここで、配列変換処理部は、バッファメモリ20
7、208から読み出された画像データ22の画素の配
列を変換するものであり、ワード変換部は、配列変換処
理部でビット変換された画像データをページメモリ30
0のワード幅であるMビットのワードデータに変換する
ものである。
【0061】配列変換部は、図9に示すように、5つの
論理演算部40、41、42、43、44で構成される
が、論理演算部40、41、42、43は共に8個のA
NDゲートで構成されている。図11は論理演算部40
の構成を示す図であり、8個のANDゲートの一方の入
力端子には回転角度を示す情報が入力され、もう一方の
入力端子にはバッファメモリ207、208から読み出
された画像データが1ビットずつ入力される。論理演算
部41、42、43についても同様である。
【0062】また、論理演算部44は4入力1出力のO
Rゲートで構成される。従って、回転角度が0°、90
°及び270°の場合には論理演算部40からのみ画像
データが出力され、その画像データが論理演算部44を
介して出力されることになる。また、1画素1ビットの
場合で回転角度が180°の場合は論理演算部41から
のみ画像データが出力され、その画像データが論理演算
部44を介して出力される。同様に、1画素2ビットの
場合で回転角度が180°の場合、1画素4ビットで回
転角度が180°の場合には、それぞれ論理演算部4
2、論理演算部43からのみ画像データが出力され、そ
の画像データが論理演算部44を介して出力される。
【0063】ワード変換部は、図10に示すように、3
2個のワードレジスタと、ワード合成セレクタ45と、
保持レジスタ46を備えており、それぞれ8ビットの画
像データを格納している32個のワードレジスタから出
力される計256ビットの画像データを、32ビットを
1ワードとして8ワードの画像データを生成するもので
ある。なお、ワード合成レジスタ45は、4入力1出力
のセレクタを256個用いて構成することができる。
【0064】以下、ワード合成部209の動作の説明を
する。回転角度が0°、90°、270°の場合、バッ
ファメモリ207、208から読み出された画像データ
は最上位ビット(MSB)から7、6、5、4、3、
2、1、0となっており、これが配列変換部に入力され
て、そのまま次段のワード変換部に入力される。しか
し、回転角度が180°の場合には、配列変換部に入力
された画像データは、8ビットの1ワードデータ中に含
まれる画素データの順序が図9に示されているようにビ
ット入れ換えの処理が施された後に次段のワード変換部
に入力される。このビット入れ換えの処理は図9に示す
ように画像構造情報4によって制御される。即ち、1画
素1ビットの場合にはMSBから0、1、2、3、4、
5、6、7の順に入れ換えられ、1画素2ビットの場合
にはMSBから1、0、3、2、5、4、7、6の順に
入れ換えられ、1画素4ビットの場合にはMSBから
3、2、1、0、7、6、5、4の順に入れ換えられて
配列変換部に入力される。
【0065】配列変換部からワード変換部に入力された
画像データは、8ビットのワードデータ毎にワードレジ
スタに入力される。ワードレジスタは8ビットワード×
32ワードのシフトレジスタによって構成され、配列変
換部からの画像データが順次格納される。そして、ワー
ドレジスタに32ワードの画像データが格納されると、
8ビットワード×32ワードの画像データは、32ビッ
トワード×8ワードのデータへと変換するためのワード
合成セレクタ45を介して、データ保持レジスタ46に
格納される。
【0066】ワード合成セレクタ45は、4ビットから
1ビットを選択して出力するセレクタを256個組み合
わせて構成されており、画像構造情報4、回転角度情報
5に基づいて、図12、図13、図14、図15に示す
ように、8ビットワード×32ワードの画像データを3
2ビットワード×8ワードの画像データへの変換処理を
行う。
【0067】ワード合成部209は以上の処理を行う
が、このワード合成部209によって画像データがどの
ように配列されるかを図12〜図15を参照して説明す
る。
【0068】図12は、回転角度が0°及び180°の
場合における配列変換処理の内容を説明する図、図13
は1画素1ビットの場合において回転角度が90°及び
270°の場合における配列変換処理の内容を説明する
図、図14は1画素2ビットの場合において回転角度が
90°及び270°の場合における配列変換処理の内容
を説明する図、図15は1画素4ビットの場合において
回転角度が90°及び270°の場合における配列変換
処理の内容を説明する図である。
【0069】回転角度が0°及び180°の場合には、
図12に示すように画像構造の如何に拘わらず、バッフ
ァメモリ207、208から読み出された順序に8ビッ
トワード×4ワードを32ビットワードに変換する処理
が行われる。
【0070】しかし、回転角度が90°及び270°の
場合には1画素1ビット、1画素2ビット、1画素4ビ
ットの各画像構造によって処理が異なり、1画素1ビッ
トの場合には、図13に示すように、バッファメモリ2
07、208から読み出した8ビットワード×32ワー
ドの各ビットを、32ビットワード×8ワードの上位か
ら1ビットずつ、即ち1画素ずつ書き込む処理を行う。
また、1画素2ビットの場合は、図14に示すように、
バッファメモリ207、208から読み出した8ビット
ワード×16ワードの画像データを、32ビットワード
×4ワードの上位から2ビットずつ、即ち1画素ずつ書
き込む処理を行う。更に、1画素4ビットの場合は、図
15に示すように、バッファメモリ207、208から
読み出した8ビットワード×8ワードの画像データを、
32ビットワード×2ワードの上位から4ビットずつ、
即ち1画素ずつ書き込む処理を行う。
【0071】なお、図12〜図15において、図の一つ
一つのブロックに書き込まれるのは画像データの1ビッ
トではなく、あくまでも「画素」であることは重要であ
る。この実施例においては1画素が1ビットの場合、2
ビットの場合、4ビットの場合があるのであるが、それ
ぞれの場合に上述した処理がなされるのである。
【0072】以上の動作が行われることによって、バッ
ファメモリ207、208から読み出された画像データ
は、8ビットワード×32ワード毎に、32ビットワー
ド×8ワードのデータに変換される。
【0073】ワード合成部209にてページメモリ30
0のデータ幅である32ビットワードに変換された画像
データは、ページメモリ書き込みアドレス発生部210
にて算出されるページメモリ書き込みアドレス24によ
って指定される順序で、順次書き込まれることによって
画像回転処理が完了される。ページメモリ300への回
転処理後の画像データの書き込みは、ページメモリ書き
込み要求信号25と、ページメモリ書き込み許可信号2
7のハンドシェイク制御によって行われる。
【0074】図16は、各回転角度でのページメモリ書
き込みアドレス24の発生順序を示す図である。ページ
メモリ書き込みアドレス24は、制御手段100によっ
て設定される回転角度情報5、入力画像情報6中に含ま
れている入力画像サイズ情報7、及びページメモリ30
0の書き込み始点アドレス8(以下、ベースアドレスと
称す)に基づいて算出される。なお、この書き込み始点
は図16においてはSを丸で囲んだ記号で示している。
【0075】以下に各回転角度におけるページメモリ書
き込みアドレス24の算出方法について説明する。
【0076】回転角度0°の場合は、主走査方向アドレ
スを0から((NX /(M/N))−1)までカウント
アップしていき、カウント値が((NX /(M/N))
−1)となったら、主走査方向アドレスを0にリセット
すると共に、ライン方向アドレスに(NX /(M/
N))を加算する。以上の動作を、主走査方向アドレス
が((NX /(M/N))−1)、ライン方向アドレス
が((NY /(M/N))−1)になるまで繰り返す。
そして、ページメモリ書き込みアドレス24としては、
上述の値(主走査方向アドレス+ライン方向アドレス)
にベースアドレスを加えた値を出力する。
【0077】回転角度が180°の場合は、回転角度が
0°の場合と同様の動作を行うが、ページメモリ書き込
みアドレス24としては、(主走査方向アドレス+ライ
ン方向アドレス)の値をベースアドレスから減算した値
を出力する。
【0078】回転角度が90°の場合は、ライン方向ア
ドレスを0から((NX /(M/N))×1),((N
X /(M/N))×2),…,((NX /(M/N))
×((NX /(M/N))−1))と変化させ、((N
X /(M/N))×((NX/(M/N))−1))と
なったら、ライン方向アドレスを0にリセットすると共
に、主走査方向アドレスをカウントアップする。
【0079】以上の動作を主走査方向アドレスが((N
Y /(M/N))−1)、ライン方向アドレスが((N
X /(M/N))×((NX /(M/N))−1))に
なるまで繰り返す。そして、ページメモリ書き込みアド
レス24としては、上述の値(ライン方向アドレス−主
走査方向アドレス)にベースアドレスを加えた値を出力
する。
【0080】回転角度が270°の場合は、回転角度0
°の場合と同様の動作を行うが、ページメモリ書き込み
アドレス24としては、(ライン方向アドレス−主走査
方向アドレス)の値をベースアドレスから減算した値を
出力する。
【0081】以上説明した処理が行われることによっ
て、画像構造の如何に拘わらず画像データに対して回転
処理を施すことができる以上、本発明の一実施例につい
て説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、発明の主旨を変えることなく種々の変形が可能
であることは当然である。
【0082】例えば、図9に示す配列変換部を省略し
て、ワード変換部に180°の各階調数に応じた変換を
行わせるようにしてもよい。
【0083】また、上記実施例では二つのバッファメモ
リを交互に用いるようにしたが、一つのバッファメモリ
を用いて、書き込み及び読み出しを順次行うようにして
もよい。
【0084】また、上記実施例では、バッファメモリの
書き込み時は所定順に行い、読み出し時に回転角に応じ
たアドレス操作を行うようにしたが、逆に書き込み時に
アドレスを操作し、読み出し時は所定順としてもよい。
【0085】更に、指定される角度は、0°,90°,
180°,270°以外の角度でもよい。
【0086】また更に、各画素の階調数を各画素が有す
るビット、即ちデータ数としてもよいことは明らかであ
る。
【0087】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、バッファメモリの書き込み処理部や読み出し
処理部あるいはバッファメモリから読み出したデータを
合成する合成処理部を複数個設けてそれらを取り扱う画
像データの種類に応じて切り換えるのではなく、入力さ
れた画像データの1画素のビット数に基づいて、バッフ
ァメモリの書き込み/読み出しアドレスの生成部の処
理、及び、ワード合成部の処理の切換えを制御すること
によって、同一の装置を用いて1画素のビット数が異な
る画像データに対して回転処理を施すことができる。従
って、小規模の回路構成で画像構造の異なる複数種類の
画像データに対して指定された角度での回転処理が可能
な画像処理装置及び画像処理方法を提供することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の一実施例の構成
を示す図である。
【図2】 バッファメモリ書き込みアドレスの発生順序
を示す図である。
【図3】 図1のバッファメモリ書き込み制御部204
におけるバッファメモリ書き込みアドレス生成部の構成
を示す図である。
【図4】 図1のバッファメモリ読み出し制御部205
におけるバッファメモリ読み出しアドレス生成部の構成
を示す図である。
【図5】 回転角度0°の場合のバッファメモリ読み出
しアドレスの発生順序を示す図である。
【図6】 回転角度180°の場合のバッファメモリ読
み出しアドレスの発生順序を示す図である。
【図7】 回転角度90°の場合のバッファメモリ読み
出しアドレスの発生順序を示す図である。
【図8】 回転角度270°の場合のバッファメモリ読
み出しアドレスの発生順序を示す図である。
【図9】 図1のワード合成部209の配列変換部の構
成を示す図である。
【図10】 図1のワード合成部209のワード変換部
の構成を示す図である。
【図11】 図9の論理演算部40の構成を示す図であ
る。
【図12】 回転角度が0°及び180°の場合におけ
る配列変換処理の内容を説明する図である。
【図13】 1画素1ビットの場合において回転角度が
90°及び270°の場合における配列変換処理の内容
を説明する図である。
【図14】 1画素2ビットの場合において回転角度が
90°及び270°の場合における配列変換処理の内容
を説明する図である。
【図15】 1画素4ビットの場合において回転角度が
90°及び270°の場合における配列変換処理の内容
を説明する図である。
【図16】 ページメモリ書き込みアドレスの発生順序
を示す図である。
【図17】 従来の画像処理装置の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…画像入力要求信号、2…画像入力許可信号、3…画
像データ、4…画像構造情報、5…回転角度情報、6…
入力画像情報、7…入力画像サイズ情報、8…画像デー
タ出力先ページメモリの始点アドレス、9…バッファメ
モリ書き込み処理終了信号、10…バッファメモリ書き
込み信号、11…バッファメモリ書き込みアドレス、1
2…バッファメモリ書き込みデータ、13…バッファメ
モリ読み出しアドレス、14…バッファメモリ読み出し
処理終了信号、15…、16、17…バッファメモリ書
き込みパルス、18、19…バッファメモリアドレス、
20、21…バッファメモリ入出力データ、22…バッ
ファメモリ読み出しデータ、23…ページメモリ書き込
みデータ、24…ページメモリ書き込みアドレス、25
…ページメモリ書き込み要求信号、26…バッファメモ
リ切替え信号、27…ページメモリ書き込み許可信号、
100…制御手段、200…画像回転処理装置、201
…画像構造レジスタ、202…角度レジスタ、203…
領域レジスタ、204…バッファメモリ書き込み制御
部、205…バッファメモリ読み出し制御部、206…
バッファメモリ制御部、207、208…バッファメモ
リ、209…ワード合成部、210…ページメモリ書き
込みアドレス発生部、211…バッファメモリ書き込み
制御部、212…バッファメモリ読み出し制御部、21
3…ワード合成部、300…ページメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 3/60 H04N 1/387

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画素当たりNビット(Nは1以上の整
    数)のデータを有する画像情報を回転してMビット(M
    はNより大きい整数)単位にアクセス可能なページメモ
    リに出力する画像処理装置であって、 Wビット単位(WはN<W≦Mを満たす整数)にアクセ
    ス可能なバッファメモリと、 (M/N)ライン分の画像情報を単位として順次入力す
    ると共に、画像サイズ情報に基づいて所定順のアドレス
    を順次生成し、入力した各単位の画像情報を(W/N)
    画素毎に順次前記バッファメモリに書き込む書き込み制
    御手段と、 回転角に応じたアドレスを順次生成し、(M/N)ライ
    ン分の画像情報を前記バッファメモリから順次読み出す
    読み出し制御手段と、 この読み出し制御手段により順次読み出されたWビット
    のデータM個から、回転角に基づいて、Mビットのデー
    タをW個生成するワード合成部と、 回転角に応じたアドレスを順次生成し、前記ワード合成
    部にて生成された個のデータをページメモリの各々対
    応するアドレスへ出力する画像出力手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記読み出し制御手段は、回転角が180
    度の場合にアドレスの順を(M/W)個毎に反転させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記バッファメモリは二つのメモリを有
    し、前記書き込み制御手段が一方のメモリに書き込みを
    行う際に前記読み出し制御手段が他方のメモリから読み
    出しを行うように当該二つのメモリを順次切り換える制
    御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】前記ワード合成部は、 前記バッファメモリからWビットずつ読み出されたデー
    タの配列を、回転角に基づいて、バッファメモリから読
    み出された順序で、あるいはNの値に応じてビットを入
    れ換えて出力する配列変換処理部と、 前記配列変換処理部から出力されたWビットのデータを
    M個蓄積して、MビットのワードデータをW個生成する
    ワード変換部とを備えることを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】1画素当たりNビット(Nは1以上の整
    数)のデータを有する画像情報を回転してMビット(M
    はNより大きい整数)単位にアクセス可能なページメモ
    リに出力する画像処理方法であって、 Wビット単位(WはN<W≦Mを満たす整数)にバッフ
    ァメモリにアクセスする工程と、 (M/N)ライン分の画像情報を単位として順次入力す
    ると共に、画像サイズ情報に基づいて所定順のアドレス
    を順次生成し、入力した各単位の画像情報を(W/N)
    画素毎に順次前記バッファメモリに書き込む書き込み制
    御工程と、 回転角に応じたアドレスを順次生成し、(M/N)ライ
    ン分の画像情報を前記バッファメモリから順次読み出す
    読み出し制御工程と、 この読み出し制御工程により順次読み出されたWビット
    のデータM個から、回転角に基づいて、Mビットのデー
    タをW個生成するワード合成工程と、 回転角に応じたアドレスを順次生成し、前記ワード合成
    工程にて生成されたW個のデータをページメモリの各々
    対応するアドレスへ出力する画像出力工程とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理方法。
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