JPH09247396A - 画像処理装置及び該装置における画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び該装置における画像処理方法

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JPH09247396A
JPH09247396A JP5584696A JP5584696A JPH09247396A JP H09247396 A JPH09247396 A JP H09247396A JP 5584696 A JP5584696 A JP 5584696A JP 5584696 A JP5584696 A JP 5584696A JP H09247396 A JPH09247396 A JP H09247396A
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JP5584696A
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Hiroshi Fukada
宏 深田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画一的なラインバッファ構成では、実行する
画像処理によってはバッファサイズが無駄になる。 【解決手段】 NビットのアドレスとM−Nビットのア
ドレスを生成し(M≧N)、複数のラインバッファにて
構成され、該ラインバッファの全アドレス空間に対応す
るMビットを有するメモリ手段の上位Nビットのアドレ
スとして、このNビットのアドレスを割り当てる。同様
に、M−Nビットのアドレスをメモリ手段の下位M−N
ビットのアドレスとして割り当てる。そして、Nビット
のアドレス及びM−Nビットのアドレスにて割り当てら
れる複数のラインバッファを選択的に使用して所定の画
像処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ラインバ
ッファを使用して画像処理を行なう画像処理装置及び該
装置における画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像処理装置では、様々な用
途でラインバッファメモリを必要とする。
【0003】図6は、一般的な画像処理システムの構成
を示すブロック図である。同図に示す画像処理システム
は、画像入力装置101(例えば、スキャナ)から入力
される画像に、画像処理装置102が画像処理を施し、
その結果得られる画像を、画像出力装置103(例え
ば、プリンタ)に出力する。ここで、ラインバッファ
(不図示)は、画像入力装置101と画像処理装置10
2との間にある入力バッファや、画像処理装置102と
画像出力装置103との間にある出力バッファ等があ
る。また、画像処理装置102内で複数のプロセスを実
行する場合、プロセスとプロセスとの間にラインバッフ
ァを設けることもある。
【0004】そこで、ファクシミリ装置に内蔵する画像
処理システムであるスムージング処理を例にあげる。こ
のスムージング処理は、出力する画像の輪郭部を滑らか
にする処理である。
【0005】図7は、従来のスムージング処理で使用す
るラインバッファ構成の概略を示すものである。スムー
ジング処理では、注目画素を含む注目ラインと、それを
挟む5本の参照ラインの合計6本のラインを必要とす
る。従って、スムージング画像処理装置には、最低6本
のラインバッファが用意されている。実際の処理の際に
は、あらかじめ先のラインを貯めておかなければ、次の
処理が間に合わなくなるため、最低でも1本分のライン
バッファを吸収用に用意する必要がある。図7に示す例
では、余裕を見て2本分の吸収バッファを用意してい
る。よって、スムージング処理に要する6本と吸収用に
要する2本の合計8本のラインバッファを用意してい
る。
【0006】ここで取り扱うラインバッファは、普通の
ワード読み書き可能なRAMデバイスを使用することを
想定している。1ビット読み書きのFIFOデバイス等
には適応していない。
【0007】ファクシミリで取り扱うライン(送信画素
数)は、用紙サイズ/解像度により以下の表のようにな
る(表中、Bはバイト)。
【0008】
【表1】
【0009】 これらの画素数は、全て8で割り切れるので、8ビット
幅のRAMデバイスを使って、バイト単位で取り扱うに
は煩わしくない。
【0010】ファクシミリでは、B4サイズの送信画素
数は8PEL(または、200DPI、以降より8PE
Lは200DPIにも置き換えられるとする)、256
バイトである。8ビットデータ幅のRAMで、アドレス
8ビットが、B4の8PELの1本分の空間となる。言
うまでもないが、A4の8PEL(1728画素、21
6バイト)も、アドレス8ビット空間を1本分のライン
バッファとして賄うことができる。そして、16PEL
(または、400DPI、以降より16PELは400
DPIにも置き換えられるとする)では、512バイト
である。
【0011】図7では、8ビットデータRAMのマップ
を表わしているが、同図の左側のA〜Hは、ラインバッ
ファの名称である。さらに、左側の0H〜700Hは、
各ラインバッファの先頭アドレスを表わしている。そし
て、図の下側の0H〜FFHは、各ラインバッファのオ
フセットアドレスを表わしている。
【0012】また、図7の右側には、ある時点の各バッ
ファの内訳が示されており、参照ライン1は、処理され
る順番が一番先のラインが入っており、以降、下に向か
って吸収バッファ2まで、順々に次のラインが入ってい
る。同図に示す処理中には、Eバッファが注目ラインで
あるが、このラインの処理が終わると、次は、Dバッフ
ァに入っているラインが注目ラインとなる。そして、H
バッファのラインは不要になるので、新たに吸収バッフ
ァ2として、次のラインを入れられるようになる。この
ように、順々にアドレス位置を交換しながら、バッファ
を管理している。
【0013】図7に示す例では、1本あたりのラインバ
ッファのアドレス空間は、100H=256Bであり、
B4/8PELまで対応可能である。そして、この8本
のラインバッファ全部で、2KBの容量のRAMが必要
であることがわかる。
【0014】図8は、B4/16PELの画像を扱うた
めのラインバッファ構成を示す図である。B4/16P
ELの画像を扱うためには、1本のラインバッファのア
ドレス空間を、200H=512Bにする必要がある。
通常、ファクシミリの画像出力装置であるプリンタは、
16PELの解像度の場合が多い。16PEL解像度の
プリンタを持つファクシミリでは、入力画像が16PE
Lの場合、スムージング処理の必要はなく、そのままの
解像度でプリンタに出力すれば良い。
【0015】入力画像が16PELの場合は、ラインバ
ッファを参照ライン蓄積として機能させる必要がない。
このとき、画像処理装置は、単なる画像入力装置と画像
出力装置との速度緩衝として機能させれば良い。また、
このとき、ラインバッファの構成としては、画像出力装
置に出力する注目ラインの他に、画像入力装置と画像出
力装置間の速度差を吸収するための吸収バッファがあれ
ば良い。
【0016】一方、入力画像が8PELの場合には、ス
ムージング処理を行なうために、やはり8本のラインバ
ッファが必要となる。画像処理装置が、入力画像が8P
ELと16PELの両方を取り扱うのに際し、それに要
するラインバッファを共有するために、1本あたりの容
量をB4/16PELに合わせて512B用意し、本数
をB4/8PELに合わせて8本としたのが、図8に示
すラインバッファ構成である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すようなラインバッファ構成では、RAMの容量が4
KB必要となる。B4/16PEL時には、注目ライン
用に1本と吸収バッファ用に2本の合計3本もあれば十
分である。B4/16PELのラインバッファ3本は、
512B×3=1.5KBであり、B4/16PELの
画像のスムージング処理で必要とされるバッファ2KB
で賄える大きさである。よって、上記の4KBのバッフ
ァサイズは無駄である、という問題がある。
【0018】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ラインバッファの本数
を切り換えて、同一の装置内で多様な画像処理に対応で
きる画像処理装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数のラインバッファを使用して所定の
画像処理を行なう画像処理装置において、前記複数のラ
インバッファにて構成され、該ラインバッファの全アド
レス空間に対応するMビットを有するメモリ手段と、N
ビット(M≧N)のアドレスを生成する第1のアドレス
発生手段と、M−Nビットのアドレスを生成する第2の
アドレス発生手段と、前記第1のアドレス発生手段の発
生するNビットのアドレスを前記メモリ手段の上位Nビ
ットのアドレスとして割り当てる手段と、前記第2のア
ドレス発生手段の発生するM−Nビットのアドレスを前
記メモリ手段の下位M−Nビットのアドレスとして割り
当てる手段とを備え、前記Nビットのアドレス及びM−
Nビットのアドレスにて割り当てられる前記複数のライ
ンバッファを選択的に使用して前記画像処理を行なう。
【0020】また、他の発明は、全アドレス空間として
Mビットのアドレスを有する複数のラインバッファにて
構成されるメモリ手段を使用して所定の画像処理を行な
う画像処理装置における画像処理方法であって、Nビッ
ト(M≧N)のアドレスを生成する第1のアドレス発生
工程と、M−Nビットのアドレスを生成する第2のアド
レス発生工程と、前記第1のアドレス発生工程にて発生
するNビットのアドレスを前記メモリ手段の上位Nビッ
トのアドレスとして割り当てる工程と、前記第2のアド
レス発生工程にて発生するM−Nビットのアドレスを前
記メモリ手段の下位M−Nビットのアドレスとして割り
当てる工程とを備え、前記Nビットのアドレス及びM−
Nビットのアドレスにて割り当てられる前記複数のライ
ンバッファを選択的に使用して前記画像処理を行なう。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態に係る画像処
理装置の構成を示すブロック図である。同図に示す画像
処理装置は、ラスタスキャンフォーマットの2値画像を
スムージング処理する装置である。当装置の仕様の概略
は、以下の通りである。
【0023】・最大入力画像は B4サイズ ・入力画像の解像度は 8PELまたは16PEL ただし、16PEL時にはスムージング処理をしない ・出力画像は16PEL固定 ・シリアル入力、シリアル出力 図1において、1は、ラインバッファメモリにデータを
書き込むときのアドレスを生成するライトアドレス生成
部(WAd)である。2は、ラインバッファメモリから
データを読み出すときのアドレスを生成するリードアド
レス生成部(RAd)である。また、3は、ラインバッ
ファメモリのライトサイクル時にはライトアドレス生成
部1、リードサイクル時にはリードアドレス生成部2そ
れぞれが生成するアドレスを選択するアドレスセレクタ
である。
【0024】4は、ラインバッファメモリであるRAM
であり、データ構成は8ビット、アドレス構成は11ビ
ットである。このRAM4におけるデータの入力,出力
は、それぞれ独立の信号になっており、これは、例え
ば、ゲートアレイ等の内蔵RAMで多く見られるタイプ
である。なお、RAM4として、通常のデータバス信号
を持つRAM−ICでも良いが、その場合、詳述はしな
いが、図1に示すものとは、その構成を少し変える必要
がある。
【0025】5は、シリアルの2値画像信号をパラレル
信号に変換するシリアル/パラレル変換部、13は、ラ
インバッファメモリから読み出した画像を、実際に処理
する画像処理部である。具体的には、8PEL時はスム
ージング処理を、16PEL時には何も処理を施さな
い。
【0026】6は、ライトアドレス生成部1が出力する
11ビットのアドレス信号、7は、リードアドレス生成
部2が出力する11ビットのアドレス信号、8は、アド
レスセレクタ3が選択した11ビットのアドレス信号で
ある。また、9は、図示しない画像入力装置が出力す
る、2値のシリアル画像信号、10は、図示しない画像
装置に出力する、2値のシリアル画像信号である。
【0027】11は、シリアル/パラレル変換部5がラ
インバッファメモリ(RAM4)に出力する、8ビット
の画像データ信号、12は、ラインバッファメモリが画
像処理部13に出力する、8ビットの画像データ信号で
ある。
【0028】図2は、本実施の形態に係るライトアドレ
ス生成部の詳細構成を示すブロック図である。同図にお
いて、21は、9ビットのダウンカウンタで、初期デー
タがロード可能であり、イネーブル入力が有効のときに
ダウンカウントを行なう。また、本カウンタにボローが
発生すると、クロック幅分のボロー信号を発生する。2
2は、3ビットのアップカウンタであり、クリア可能
で、イネーブル入力が有効のときにアップカウントを行
なう。そして、23,24,25は、それぞれ2入力1
出力のセレクタである。
【0029】26は、入力画像信号の主走査画素数をバ
イト単位に示す、9ビットの信号MSC(8:0)であ
る。ここでは、図示しないレジスタ等に設定しておき、
1ページの処理中は同じ設定値を維持させる。例えば、
A4/8PELの場合、D7H(ダウンカウンタは0も
数えるので、設定値は実際のバイト数より1を減じた値
を使う)。
【0030】27は、図示しない制御部より出力される
カウンタイネーブル信号WENであり、ラインバッファ
メモリのライトサイクルが終了すると、クロック幅分の
有効信号が入力され、カウント値が1だけデクリメント
される。28は、図示しない制御部より出力されるカウ
ンタロード信号LINであり、1ラインのラインバッフ
ァ入力の開始時にクロック幅分の有効信号が入力され、
MSC(8:0)の値を初期値としてロードする。
【0031】29は、図示しない制御部より出力される
カウンタクリア信号PENで、1ページの画像入力の開
始時にクロック幅分の有効信号が入力され、カウンタ値
を0クリアする。また、30はクロック信号CLKで、
カウンタ22は、このクロックに同期してカウント動作
をする。そして、31はセレクト信号SELであり、図
示しないレジスタ等に設定しておいて、1ページの処理
中は同じ設定値を維持させる。ここでは、入力画像が1
6PELのときに論理LOW、8PELのときに論理H
IGHを設定する。
【0032】32は、ダウンカウンタ21のボロー信号
である。ここでは、ダウンカウンタ値が‘0’で、か
つ、カウンタイネーブル信号WENと同じタイミング
で、クロック幅分の有効信号を出力する。そして、この
有効信号によって、アップカウンタ22がカウント動作
する。
【0033】33は、ダウンカウンタ21のカウンタ出
力信号WAD(7:0)であり、DA(7:0)と最上
位ビット信号DQ(8)にて構成され、図2では、この
最上位ビット信号がセレクタの1つ(セレクタ23)に
分岐して出力されている。
【0034】34,35,36は、アップカウンタ22
のカウンタ出力信号、37,38,39は、各セレクタ
が選択した信号で、それぞれWAD(8),WAD
(9),WAD(10)である。
【0035】WAD(10:0)は、上述のリードアド
レス生成部の出力するアドレスとの間で選択されて、R
AMアドレスとして機能する。
【0036】以下、図2に示すライトアドレス生成部の
動作を説明する。
【0037】入力画像が8PELの場合、信号SEL3
1を論理‘HIGH’とすることによって、各セレクタ
は、アップカウンタ22からの3ビットをそれぞれ選択
する。ダウンカウンタ出力は、下位8ビットのみが有効
に機能するので、MSC(8:0)の最上位ビットは無
効となる。すなわち、扱うデータは最大で8ビット=2
56Bであり、これは、8PEL/B4の画像まで入力
できることを意味する。また、WAD(10:8)の3
ビットは、ラインバッファの位置を示すことになり、3
ビットで合計8本のラインバッファに分けられる。
【0038】図7に照らし合わせると、WAD(10:
8)が0,1,…,7に対してバッファA,B,…,H
が対応し、リング状に使用する。この8本のラインバッ
ファによって、入力画像8PEL/B4までの画像をス
ムージング処理可能となる。
【0039】一方、入力画像が16PELの場合、信号
SEL31を論理‘LOW’とすることによって、セレ
クタ23は、ダウンカウンタ21の最上位ビットを選択
し、残りのセレクタは、それぞれがアップカウンタ22
の下位2ビット(UQ0,UQ1)を選択する。ダウン
カウンタ21は、全9ビットが有効に機能するので、最
大9ビット=512Bで、16PEL/B4の画像まで
入力できることになる。
【0040】また、WAD(10:9)の2ビットは、
ラインバッファの位置を示すことになり、2ビットで合
計4本のラインバッファに分けられる。これを、図7に
照らし合わせると、WAD(10:9)が0,1,2,
3に対してバッファ(AとBの組)、(CとDの組)、
(EとFの組)、(GとHの組)が対応し、リング状に
使用する。この4本のラインバッファによって、入力画
像16PEL/B4までの画像を、画像入力装置と画像
出力装置の速度緩衝として処理可能となる。
【0041】このように、WAD(8)に当たるビット
を、入力する画像の解像度によって、ダウンカウンタ2
1の出力か、あるいはアップカウンタ22の出力かを選
択するようにして、ラインバッファの本数を可変にでき
る。言うまでもなく、本数が増えれば、ラインバッファ
1本あたりのサイズは小さくなるが、本実施の形態のよ
うに、仕様上問題なければ、無駄なRAM容量の増加を
防ぐことができる。
【0042】図3〜図5は、本実施の形態に係るライト
アドレス生成部の回路動作を示すタイミングチャートで
ある。ただし、ここでは、信号は全て正論理であるもの
とする。
【0043】図3は、1ページ処理開始時の動作を示す
タイムチャートである。同図に示すタイミングは、信号
PENが有効になり、アップカウンタ22がクリアされ
る(カウンタ出力UQが‘0’となる)様子を表わす。
【0044】図4は、8PEL/B4の画像をラインバ
ッファに入力するときのタイミングチャートである。同
図において、ラインの入力開始時に信号LINが有効に
なり、MSC(8:0)の値をダウンカウンタ21にロ
ードする。同図では、その値がFFHである。そして、
図4では、信号WAD(10:8)=1なので、図7の
Bバッファに入力することになる。
【0045】ラインバッファメモリへのライトサイクル
が終わると、信号WENが有効になって、カウント値を
1だけデクリメントする。従って、信号WAD(7:
0)の値もデクリメントされる。各ラインバッファで
は、アドレスの上方から画像を蓄積していく。また、W
AD(7:0)=00Hのときに、ライトサイクルが終
了すると、そのWENのタイミングでダウンカウンタ2
1のボロー信号BRが有効になる。この信号BRが有効
になると、アップカウンタ22の値が1だけインクリメ
ントする。よって、信号WAD(10:8)の値もイン
クリメントされ、次は、バッファCに入力される。
【0046】図5は、16PEL/B4の画像をライン
バッファに入力するときのタイミングチャートである。
ここでは、ラインの入力開始時に信号LINが有効にな
り、MSC(8:0)の値をダウンカウンタ21にロー
ドする。同図では、その値が1FFHである。ここで
は、信号WAD(10:9)=3なので、図7における
GとHの組のバッファに入力することになる。
【0047】ラインバッファメモリへのライトサイクル
が終わると、信号WENが有効になって、カウント値を
1だけデクリメントする。従って、信号WAD(8:
0)の値もデクリメントされる。
【0048】ここでも、各ラインバッファでは、アドレ
スの上方から画像を蓄積していく。また、WAD(8:
0)=00Hのときにライトサイクルが終了すると、そ
のWENのタイミングでダウンカウンタ21のボロー信
号BRが有効になる。信号BRが有効になると、アップ
カウンタ22の値が1だけインクリメントする。従っ
て、信号WAD(10:8)の値もインクリメントさ
れ、次は、バッファ(AとBの組)に入力されることに
なる。
【0049】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、カウンタ、セレクタ等の簡単な回路にて、入力する
画像の解像度に応じて、ライトアドレス生成部のダウン
カウンタの出力、あるいはアップカウンタの出力を選択
するようにすることで、画像処理に必要なラインバッフ
ァメモリの数を任意に可変にでき、同一装置内で多様な
画像処理に対応できる。
【0050】また、複数のラインバッファメモリの組み
合わせを変えることで、スムージング処理と速度緩衝処
理という異なった処理に対して、ラインバッファメモリ
を共有できる。
【0051】なお、以上に説明では、ライトアドレス生
成部に関して述べたが、リードアドレス生成部に関して
も、同様の構成とすることができる。また、上記の実施
の形態では、ラインバッファの本数切り換えが4本、8
本と2種類で、それに要するアドレスの切り換えが1ビ
ット分であるが、これに限定されず、アドレスの切り換
えビットを増やせば、ラインバッファ本数の切り換えも
多様にできる。
【0052】すなわち、入力する画像の解像度によっ
て、ラインバッファの本数やサイズを変化させること
で、ラインバッファメモリの容量を増加するのを防ぐこ
とができる。
【0053】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリ
ンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
等)に適用してもよい。
【0054】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(または、CP
UやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコード
を読み出し、実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出され
たプログラムコード自体が、上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0055】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等
を用いることができる。
【0056】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行ない、その処理によって、上述した実施形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0057】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行ない、
その処理によって、上述した実施形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生成されたアドレスにて、メモリを構成する複数のライ
ンバッファを選択的に使用することで、ラインバッファ
の本数を任意に切り換えて、同一装置内で多様な画像処
理に対応できるとともに、ラインバッファメモリの容量
を増加を防ぐことができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係るライトアドレス生成部の詳
細構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に係るライトアドレス生成部の動
作を表わすタイミングチャートである。
【図4】本実施の形態に係るライトアドレス生成部の動
作を表わすタイミングチャートである。
【図5】本実施の形態に係るライトアドレス生成部の動
作を表わすタイミングチャートである。
【図6】一般的な画像処理システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】スムージング処理で使用するラインバッファ構
成の概略を示す図である。
【図8】従来のラインバッファ構成を表わす図である。
【符号の説明】
1 ライトアドレス生成部(WAd) 2 リードアドレス生成部(RAd) 3 アドレスセレクタ 4 RAM 5 シリアル/パラレル変換部 6〜8 アドレス信号 9,10 シリアル画像信号 11,12 画像データ信号 13 画像処理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のラインバッファを使用して所定の
    画像処理を行なう画像処理装置において、 前記複数のラインバッファにて構成され、該ラインバッ
    ファの全アドレス空間に対応するMビットを有するメモ
    リ手段と、 Nビット(M≧N)のアドレスを生成する第1のアドレ
    ス発生手段と、 M−Nビットのアドレスを生成する第2のアドレス発生
    手段と、 前記第1のアドレス発生手段の発生するNビットのアド
    レスを前記メモリ手段の上位Nビットのアドレスとして
    割り当てる手段と、 前記第2のアドレス発生手段の発生するM−Nビットの
    アドレスを前記メモリ手段の下位M−Nビットのアドレ
    スとして割り当てる手段とを備え、 前記Nビットのアドレス及びM−Nビットのアドレスに
    て割り当てられる前記複数のラインバッファを選択的に
    使用して前記画像処理を行なうことを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のアドレス発生手段にて生成さ
    れるNビットの値は任意に設定可能であることを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記Nビットの値は、入力画像の解像度
    及び画像サイズに応じて設定することを特徴とする請求
    項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理にはスムージング処理と速
    度緩衝処理が含まれ、該画像処理を該スムージング処理
    とするか該速度緩衝処理とするかは、前記入力画像の解
    像度及び画像サイズに応じて決定されることを特徴とす
    る請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 全アドレス空間としてMビットのアドレ
    スを有する複数のラインバッファにて構成されるメモリ
    手段を使用して所定の画像処理を行なう画像処理装置に
    おける画像処理方法であって、 Nビット(M≧N)のアドレスを生成する第1のアドレ
    ス発生工程と、 M−Nビットのアドレスを生成する第2のアドレス発生
    工程と、 前記第1のアドレス発生工程にて発生するNビットのア
    ドレスを前記メモリ手段の上位Nビットのアドレスとし
    て割り当てる工程と、 前記第2のアドレス発生工程にて発生するM−Nビット
    のアドレスを前記メモリ手段の下位M−Nビットのアド
    レスとして割り当てる工程とを備え、 前記Nビットのアドレス及びM−Nビットのアドレスに
    て割り当てられる前記複数のラインバッファを選択的に
    使用して前記画像処理を行なうことを特徴とする画像処
    理方法。
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