JPH10293667A - バンディングにおけるバンド分割方法及び両面印刷方法 - Google Patents

バンディングにおけるバンド分割方法及び両面印刷方法

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JPH10293667A
JPH10293667A JP9115022A JP11502297A JPH10293667A JP H10293667 A JPH10293667 A JP H10293667A JP 9115022 A JP9115022 A JP 9115022A JP 11502297 A JP11502297 A JP 11502297A JP H10293667 A JPH10293667 A JP H10293667A
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band
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JP9115022A
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Yasuo Saito
保夫 齋藤
Koichi Miyazaki
康一 宮崎
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンディング方式を用いた画像形成装置のバ
ンド分割方法において、マッピング情報を作成する際の
オーバーヘッドを少なくすること。バンディング方式を
両面印刷にも簡便に適用できるようにすること。 【解決手段】 あるタイミングで(例えば、電源投入後
の初期化時、ジョブ、ドキュメント、ページの開始時
等)上位からバンド一つ当たりに使用可能なバンドバッ
ファの最大量が与えられたとき、処理対象に関する情報
(例えば、用紙のサイズ、解像度等)を基に、処理対象
の1ページの高さ、1ライン当たりのサイズを求め、次
に、前記最大量および前記1ラインのサイズを基にバン
ドの高さが2のべき乗になるようにバンドバッファのサ
イズを決定すると共に、前記1ページの高さと前記決定
したバンドの高さを基にバンド分割数を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンディング方式
を採用した画像形成装置においてバンドサイズ及びバン
ド分割数の決定を行うバンド分割方法及び両面印刷方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メモリ消費量削減のためにコ
ードデータをビットマップ・データに展開する際にバン
ドごとに分割して展開を行ういわゆるバンディング方式
を備えた画像形成装置が、例えば、特開昭62−358
56号公報や特開平6−1011号公報等によって提案
されている。これらの従来の技術において、バンド分割
時のバンドのサイズの具体的な決定方法については触れ
られていないが、一般的に行われると思われる方法とし
て、図3に示す方法がある。すなわち、上位からバンド
一つ当たりに使用可能なメモリの最大量が与えられた場
合、その最大量をそのままバンドのサイズにするのでは
なく、処理対象ページのライン単位の大きさに切り捨て
る方法である。図3にその従来例の流れを示す。
【0003】上位から与えられたバンドバッファのサイ
ズの最大量をm[byte]とする。また、処理対象ペ
ージの大きさや解像度などから求められるこのページの
高さすなわちライン数をr[line]、1ライン当た
りのサイズをw[byte]とする。このとき、これら
の情報からバンドバッファのサイズb[byte]とこ
のページの分割バンド数p[band]を求めることを
考える。
【0004】まず、バンドの高さh[line]は、 h=floor(m/w) で求められる。ここで、記号floor()は、実数の
小数点以下の切捨てを行う単項演算子である。そうする
と、バンドバッファのサイズb[byte]は、 b=wh となる。したがって、与えられたバンドバッファのサイ
ズは、(m−b)[byte]の分が余って切り捨てら
れ、その切捨て分は上位に返却されることになる。
【0005】また、バンド分割数p[band]は、 p=ceil(r/h) となる。ここで、記号ceil()は、実数の小数点以
下切り上げを行う単項演算子である。
【0006】このとき、分割されたバンドをページの上
方から順に、Band#0、Band#1、Band#
2、・・・、Band#(p−2)、Band#(p−
1)とする。バンディングにおいては、図2(a)
(b)に示すように、ある描画対象の図形(パターン)
がどのバンドに属しているかという情報(以下、「マッ
ピング情報」と呼ぶ)を作成しなければならない。今の
場合、ページ上方からy[line]目(但し、ページ
の一番上のラインを0とする)にある点Pが属するバン
ド番号kは、 k=floor(y/h) で求められる。線分の場合も両端点が属するバンドを求
め、線分が属するバンドを求める。線分以外の図形(パ
ターン)の場合も同様である。この図2の例では、同図
(b)に示すように、描画対象『A』はBand#0の
みに属し、描画対象『F』はBand#1とBand#
2に属する。
【0007】このように、従来の例によれば、マッピン
グ情報を求めるために、y/hの割り算を頻繁に実行し
なければならない。一般にコンピュータにおいて割り算
の処理は比較的時間を要するものであるので、マッピン
グ情報を作成するには、比較的オーバーヘッドが大き
い。
【0008】また、両面印刷の表面印刷時と裏面印刷時
とでプリントエンジンへの画像データ転送方向が上下左
右逆になる画像形成装置における両面印刷制御方法とし
ては、表面印刷と裏面印刷とで展開(描画)方法を切り
換える手法が提案されている(例えば、特開平4−23
2768号公報)。しかし、この方法では描画位置の座
標の計算方法を順方向と逆方向で変えなければならない
ので、展開(描画)部を順方向用と逆方向用の両方を用
意しなければならず、ソフトウェアのサイズが大きくな
り、コストアップにつながってしまう。更に、この方法
はバンディングを考慮しておらず、この方法をそのまま
バンディングに適用すると、図8に示すように、描画対
象の図形(パターン)のマッピング情報も順方向と逆方
向で異なってしまい、ソフトウエアはさらに複雑になっ
てしまう。
【0009】上述の両面印刷指定時に表面印刷時と裏面
印刷時とでプリントエンジンへの画像データ転送方向が
上下左右逆になる場合についてさらに説明する。従来の
方式は図7のブロック図と、図8の概念図に示すよう
に、表面/裏面判定部71により表面印刷か裏面印刷か
を判断し、表面印刷時は表面用の描画部72で裏面印刷
時は裏面用の描画部73で、それぞれ描画を行い、バン
ド圧縮部74により1ページ分のバンドを圧縮して記憶
部75に保持しておき、バンド伸張部76により伸張し
て、画像転送部7を介して転送する。
【0010】この従来方法では、描画対象の描画位置の
座標を計算する際に、表面印刷時と裏面印刷時で、計算
方法を変えなければならない。図9に示すようにドット
単位で(x,y)座標系をとり描画範囲のx、y方向の
サイズをそれぞれSx、Syとする。x、y方向の最大座
標はそれぞれSx−1、Sy−1となる。この時、表面印
刷時に点P(x,y)の位置に描画されるべき点は、裏
面印刷時には描画範囲の中心点に関して点Pと点対称な
点P’(x’,y’)に描画されなければならない。こ
の点P’の座標は x’=Sx−1−x y’=Sy−1−y として計算できるが、この計算を全ての描画対象の全て
の点に対して行わなければならない。したがってソフト
ウェアが比較的複雑になり、大きくなる。このような問
題点はあるが、バンディングを考慮していない場合には
一応実現は可能である。
【0011】しかし、バンディングを考慮した場合に
は、マッピング情報の計算も煩雑になる。すなわち、図
8の例において表面印刷時は、パターン『A』はBan
d#0のみに属し、パターン『F』はBand#1とB
and#2に属する。一方、裏面印刷時は、パターン
『A』はBand#1とBand#2に属し、パターン
『F』はBand#0のみに属する。このように、表面
印刷時と裏面印刷時とでは、描画座標だけでなく、マッ
ピング情報まで変わってしまい、処理が複雑になってし
まう。
【0012】以上のように、この従来方式では、描画部
を表面用と裏面用に別々に用意しなければならず、ソフ
トウェアが大きく煩雑になり、作成/テストの手間が増
え、不具合が発生し易くなり、コストアップや信頼性低
下を招く恐れがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の従来技
術の問題点を解決するために案出されたものであり、バ
ンディング方式を用いた画像形成装置のバンド分割方法
において、マッピング情報を作成する際のオーバーヘッ
ドを少なくすることを課題とする。また、本発明はバン
ディングを考慮した簡便な両面印刷方法を得ることを課
題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】第1の発明(請
求項1)は、前記課題を解決するために、バンディング
方式を採用した画像形成装置のバンドサイズ及びバンド
分割数を決定するバンド分割方法において、あるタイミ
ングで(例えば、電源投入後の初期化時、ジョブ、ドキ
ュメント、ページの開始時等)上位からバンド一つ当た
りに使用可能なバンドバッファの最大量mが与えられた
とき、処理対象に関する情報(例えば、用紙のサイズ、
解像度等)を基に、処理対象の1ページの高さ(ライン
数)r、1ライン当たりのサイズwを求め、次に、前記
最大量m及び前記1ラインのサイズwを基にバンドの高
さhが2のべき乗になるようにバンドバッファのサイズ
を決定すると共に、前記1ページの高さrと前記決定し
たバンドの高さhを基にバンド分割数を決定する。この
ように本発明は、バンドの処理対象のページ上での高さ
が2のべき乗になるように決定するので、バンディング
に必要なマッピング情報が割り算を実行することなく高
速に求められ、システム全体としてのスループットが向
上する。
【0015】また、上記第1の発明において、最終バン
ドの高さは、そのページの高さrからその直前までのバ
ンドに割り当てたバンドの高さの合計を差し引いたもの
とするようにしてもよい。これにより、最終バンドのプ
リントエンジンへの転送に要する時間が短くて済み、総
合的なスループットが向上する。
【0016】また、第2の発明(請求項3)では、両面
印刷の表面印刷時と裏面印刷時とでプリントエンジンへ
の画像データ転送方向が上下左右逆になる場合でも、バ
ンド分割は同一方向とし、次工程で逆読み出しを行う。
すなわち、バンディング方式を採用した画像形成装置に
おいて、両面印刷の表面印刷時と裏面印刷時とでプリン
トエンジンへの画像データ転送方向が上下左右逆になる
場合に、バンド分割と描画は表面印刷時と裏面印刷時と
で同一方向に行ってバンドバッファに書き込み、次工程
で裏面印刷時に対してはバンドバッファから書き込み順
とは逆順に読み出しをする両面印刷方法である。本発明
によれば、表面印刷時と裏面印刷時とでバンド分割方法
が共通化され、描画部を順方向用と逆方向用の両方を用
意する必要がなくなり、ソフトウェアが簡単かつ小さく
なり、コスト削減や信頼性の向上を図ることができる。
【0017】上記第2の発明の次工程の1態様として
は、裏面印刷時に対してはバンドバッファから、書き込
み順とは逆順に読み出し順次圧縮して、上下左右が逆に
なるように圧縮メモリに保存しておき、プリントエンジ
ンに転送する際に、前記圧縮メモリから伸張しながら、
プリントエンジンと同期して転送する構成とする。
【00018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明を実施例により説明す
る。図1は本発明の方法を実施するためのシステム全体
の構成例を示すブロック図である。このシステム例は、
印刷に関する情報を与えるホストコンピュータ11と、
そのホストコンピュータ11からの情報を基に処理対象
ページの画像情報を作成するバンドバッファ方式のプリ
ント制御部12と、プリント制御部12からの画像情報
を可視化記録するプリントエンジン13を備えている。
プリント制御部12とプリントエンジン13により画像
形成装置を構成している。
【0019】プリント制御部12は、処理対象ページに
関する情報を含む印字情報や、バンドバッファのサイズ
の最大量等の情報を与える上位システム120と、本発
明の方法にしたがって上位システムからの処理対象ペー
ジに関する情報並びにバンドバッファサイズの最大量を
基にバンドバッファのサイズの決定及び、その結果とし
て決まる1ページのバンド分割数を得るバンドバッファ
サイズ決定部121と、バンドバッファサイズ決定部1
21により決定されたバンドバッファサイズとバンド分
割数を基に、上位システム120から入力された情報に
基づいて各バンドの画像を生成する描画部122と、バ
ンドバッファサイズ決定部121により決定されたサイ
ズに設定され、描画部122で生成されたバンド単位の
情報を保持するバンドバッファ123と、バンドバッフ
ァ123に保持されたバンドの画像を圧縮するバンド圧
縮部124と、バンド圧縮部125により圧縮されたバ
ンド画像情報を記憶する圧縮バンド記憶部125と、圧
縮バンド記憶部126に少なくとも1ページ分の記憶が
なされた時点で、圧縮バンドを伸張するバンド伸張部1
26と、バンド伸張部126により伸張された画像情報
をプリントエンジン13へ転送する画像データ転送部1
27を備えている。
【0020】まず、図4は、本実施例のバンドバッファ
サイズ決定部121の処理手順を示すものである。図5
はバンド分割を説明するための図である。上位からバン
ドバッファのサイズの最大量m[byte]が与えら
れ、また、処理対象ページの大きさや解像度などが与え
られる。与えられた処理対象ページの大きさや解像度な
どから、このページのライン数r[line]、1ライ
ン当たりのサイズをw[byte]を求める。これらの
情報からバンドバッファのサイズb[byte]とこの
ページのバンド分割数p[band]を求める。バンド
の高さh[line]は、m/wの計算により与えられ
たバンドバッファのサイズの最大量mに限度まで納まる
ライン数を求める(図4の4b参照)。そのライン数以
内で取り得る最大の2n(nは自然数)の値を求め、こ
れをバンドの高さhとする(図4の4c参照)。そうす
るとバンドバッファのサイズb[byte]は、b=w
hとなる。与えられた最大量mと決定されたサイズbと
の差分はバンドバッファには用いられない(図4の4d
参照)。
【0021】また、バンド分割数p[band]は、 p=ceil(r/h) となる。このとき、分割されたバンドをページの上方か
ら順に、図5に示すように、Band#0、Band#
1、Band#2、・・・、Band#(p−2)、B
and#(p−1)とする。
【0022】描画部122では、描画対象の図形がどの
どのバンドに属しているかというマッピング情報を作成
する際に、前記のようにバンドバッファサイズ決定部1
21で求めたバンドサイズ及びバンド分割数の情報を用
いる。バンドの高さhを2のべき乗すなわち2nとなる
ように選んでいるので、ある点P(x,y)のマッピン
グの際に行う必要のあるy/hの演算処理の効率を上げ
ることができる。すなわち、h=2n の場合、点Pの属
するバンド番号kは、k=ceil(y/h)=cei
l(y/2n)となり、2進数を使う計算機ではビット
操作により高速に計算することができる。座標yを二進
数で表現したときのnビット目以上の上位ビットはその
点が所属するバンドの番号を表し、nビット目未満の下
位nビットはその点が所属するバンド内での相対ライン
番号を表す。
【0023】例えば、n=8、すなわち、h=28 =2
56、の場合、 y=1357[10]=10101001101[2] の時は、図6に示すように、その点が属するバンド番号
は、 101[2]=5[10] で、バンド内の相対ライン番号は、 01001101[2]=77[10] である。ここで[p]はp進数表記であることを表す。
【0024】描画部122は、次にマッピングの結果に
基づきバンドバッファ123中にバンド単位でのビット
マップ画像への展開を行う。バンドバッファ123に形
成されたビットマップ画像は、バンド圧縮部124によ
り圧縮されて、圧縮バンド記憶部125に保持される。
【0025】圧縮バンド記憶部125に所定の画像容量
がたまった時点、例えば1ページ分あるいは2ページ分
の画像データが蓄積されたときに、バンド伸張部126
により伸張処理され、画像データ転送部127を介して
プリントエンジン13へ転送され、プリントエンジン1
3によりプリント処理される。
【0026】本実施例によれば、バンドバッファの最大
量が与えられたときに、その最大量そのものをバンドバ
ッファのサイズにするのではなく、バンドの処理対象の
ページ上での高さが2のべき乗になるようにして、ハー
ドウェア/ソフトウェアの特性に適した値にバンドサイ
ズを決定するので、処理の単純化や高速化が図れ、スル
ープットの向上及びコストの削減を実現することができ
る。
【0027】本発明は、上記実施例のバンド分割方法に
おいて、最終バンドのみを特別扱いし、ページ上での最
終バンドの高さ(ライン数)は、そのページの高さ(ラ
イン数)からその直前までのバンドに割り当てたバンド
の高さ(ライン数)の合計を差し引いたものとするよう
変更して実施することもできる。すなわち、Band#
i(i=0、1、2・・・、p)の高さhi[lin
e]とサイズbi[byte]を、 h0=h1=h2=・・・hp-2=floor(m/w) (p>1のとき) hp-1=r−(p−1)floor(m/w) bi=whi (i=0、1、2、・・・、p−1) とする方法である。こうすることにより、最終バンドの
プリントエンジンへの転送に要する時間が短くて済み、
総合的なスループットが向上する。また、前述の実施例
においてバンド分割数が1のとき、すなわち、p=1の
とき、バンドの高さを2のべき乗にすることによるメモ
リの増加を防ぐことができる。
【0028】(第2の実施形態)両面印刷指定時に表面
印刷時と裏面印刷時とでプリントエンジンへの画像デー
タ転送方向が上下左右逆になる場合の従来の方式は図7
のブロック図と、図8の概念図に示すように、表面印刷
か裏面印刷かを判断し、表面印刷時は表面用の描画部で
裏面印刷時は裏面用の描画部で、それぞれ描画を行い、
1ページ分のバンドを圧縮して保持しておき、伸張して
転送する。この従来方法では、前述のように描画対象の
描画位置の座標を計算する際に、表面印刷時と裏面印刷
時で、計算方法を変えなければならない。したがって描
画部を表面用と裏面用に別々に用意しなければならず、
ソフトウェアが大きく煩雑になり、作成/テストの手間
が増え、不具合が発生し易くなり、コストアップや信頼
性低下を招く恐れがあり、しかも、バンディングを考慮
した場合には、マッピング情報の計算も一層に煩雑にな
る。
【0029】そこで、上記従来の両面印刷の問題を解決
するために、本実施例では、表面用と、裏面用の描画部
を共通化し、1ページ分のバンドを圧縮して保持してお
く際に、表面か裏面かを判断して、裏面の場合は、各バ
ンドごとに上下左右が逆になるように圧縮保持してお
き、伸張して転送するようにした。
【0030】図10は本実施例の概略の構成を示すブロ
ック図であり、その動作を説明するための図である。本
装置は、ホストコンピュータ101、プリント制御部1
02、プリントエンジン103よりなる。
【0031】プリント制御部102は、上位の制御を行
う上位システム1020と、本発明の方法にしたがって
上位システム1020からの処理対象ページに関する情
報並びにバンドバッファサイズの最大量を基にバンドバ
ッファのサイズの決定及び、その結果として決まる1ペ
ージのバンド分割数を得るバンドバッファサイズ決定部
1021と、そのバンドバッファサイズ決定部1021
により決定されたバンドバッファサイズとバンド分割数
を基に、上位システム1020から入力された情報から
各バンドの画像を生成する描画部1022と、バンドバ
ッファサイズ決定部1021により決定されたサイズに
設定され、描画部1022で生成されたバンド単位の情
報を保持するバンドバッファ1023と、そのバンドバ
ッファ1023中のバンドの画像が描画される用紙の表
面であるか裏面であるかを判定する表面/裏面判定部1
024と、その表面/裏面判定部1024により表面と
判定されたときに表面用の圧縮手順でバンドの圧縮を行
う表面用バンド圧縮部1025、表面/裏面判定部10
24により裏面と判定されたときに裏面用の圧縮手順で
バンドの圧縮を行う裏面用バンド圧縮部1026と、各
バンド圧縮部1025、1026により圧縮されたバン
ド画像情報を記憶する圧縮バンド記憶部1027と、圧
縮バンド記憶部1027に少なくとも両面ページ分の記
憶がなされた時点で、圧縮バンドを伸張するバンド伸張
部1028と、そのバンド伸張部1028により伸張さ
れた画像情報をプリントエンジン103へ転送する画像
データ転送部1029を備えている。
【0032】バンドバッファサイズ決定部1021、描
画部1022及びバンドバッファ1023等は、図1に
示す第1の実施例の同名の要素と同じものであり、その
動作の説明は省略する。表面/裏面判定部1024はホ
ストコンピュータ101からの処理対象ページに関する
情報を基に、バンドバッファ1023に展開された画像
情報が印刷されたときの用紙の表面であるか裏面である
かを判定する。
【0033】その判定が表面であるときには、表面用バ
ンド圧縮部1025が動作する。図11の上部に表面印
刷時の圧縮方法を示しており、各バンドは通常の方法
で、バンドの情報が記憶されたバンドバッファの各領域
の先頭番地から最後の番地へ向かって順に呼び出して圧
縮し、順次に圧縮バンド記憶部に書き込まれる。また、
圧縮バンド記憶部1027に書き込まれるバンドの並び
順も、図11の上部右側に示すように、バンド分割され
たページのバンド番号順にしたがって決定される。した
がって圧縮バンド記憶部1027に圧縮保存された表面
印刷の1ページの領域を先頭番地から順次に読み出し
て、バンド伸張部1028で伸張することにより表面印
刷時のページの画像が得られる。
【0034】他方、表面/裏面判定部1024の判定が
裏面であるときには、裏面用バンド圧縮部1026が作
動する。裏面用の圧縮手順は、圧縮するバンドの順序を
裏面印刷用の1ページの最後のバンドから逆順に先頭の
バンドに向かう順、すなわち、Band#(p−1)、
Band#(p−2)、・・・・、Band#1、Ba
nd#0の順で圧縮し、かつ各バンド内ではそのバンド
の領域の最終番地から先頭番地へ向かって順に読み出し
て圧縮し、圧縮バンド記憶部1027には、圧縮された
順にしたがって所定の領域に書き込む。このように圧縮
バンド記憶部1027に圧縮保存された裏面印刷の1ペ
ージの領域を先頭番地から順次に読み出して、バンド伸
張部1028で伸張することにより裏面印刷時のページ
の画像が得られる。これらの各圧縮部はハードウェア化
することも可能であり、そうした場合、高速になり、ソ
フトウェアはシンプルになる。
【0035】本実施例では、表面印刷時と裏面印刷時と
で、描画座標やマッピング情報の求め方を同一にするこ
とができるので、描画部を順方向用と逆方向用の両方を
用意する必要がなくなり、ソフトウェアが簡単かつ小さ
くなり、コスト削減や信頼性の向上を得ることができ
る。
【0036】
【発明の効果】第1の発明によればバンドバッファのサ
イズを、バンドの処理対象のページ上での高さ(ライン
数)が2のべき乗になるように決定するので、バンディ
ングに必要なマッピング情報が割り算を実行することな
く高速に求められ、システム全体としてのスループット
が向上する。
【0037】また、第2の発明によれば、バンディング
において、両面印刷の表面印刷時と裏面印刷時とでプリ
ントエンジンへの画像データ転送方向が上下逆になる場
合でも、裏面印刷時は最終バンドから上下逆に伸張され
るように圧縮しておくことにより、バンド分割方法が共
通化され、展開部を順方向用と逆方向用の両方を用意す
る必要がなくなり、ソフトウェアが簡単かつ小さくな
り、コスト削減や信頼性の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム全体のブロッ
ク図。
【図2】(a)及び(b)はバンディングにおけるマッ
ピング情報を説明するための図。
【図3】従来例のバンドサイズ決定方法を説明するため
の図。
【図4】本実施例のバンドサイズ決定方法を説明するた
めの図。
【図5】バンド分割とマッピングを説明するための図。
【図6】バンドの高さhを2のべき乗に設定したときの
所属バンド番号を決定する方法を説明するための図。
【図7】従来技術の両面印刷方法を示すブロック図。
【図8】従来技術による両面印刷の描画方法と圧縮保存
の方法を示す概念図。
【図9】従来技術の両面印刷における描画座標の説明
図。
【図10】第2の発明の実施例を示すシステム全体のブ
ロック図。
【図11】第2の実施例による両面印刷の描画方法と圧
縮保存の方法を示す概念図。
【符号の説明】
11…ホストコンピュータ、12、102…プリント制
御部、13、103…プリントエンジン、120、10
20…上位システム、121、1021…バンドバッフ
ァサイズ決定部、122、1022…描画部、123、
1023…バンドバッファ、124…バンド圧縮部、1
024…表面/裏面判定部、1025…表面用バンド圧
縮部、1026…裏面用バンド圧縮部、125、102
7…圧縮バンド記憶部、126、1028…バンド伸張
部、127、1029…画像データ転送部、13、10
3…プリントエンジン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンディング方式を採用した画像形成装
    置のバンドサイズ及びバンド分割数を決定するバンド分
    割方法において、あるタイミングで上位からバンド一つ
    当たりに使用可能なバンドバッファの最大量が与えられ
    たとき、処理対象に関する情報を基に、処理対象の1ペ
    ージの高さ、1ライン当たりのサイズを求め、次に、前
    記最大量及び前記1ラインのサイズを基にバンドの高さ
    が2のべき乗になるようにバンドバッファのサイズを決
    定すると共に、前記1ページのライン数と前記決定した
    バンドの高さを基にバンド分割数を決定することを特徴
    とするバンド分割方法。
  2. 【請求項2】 最終バンドの高さを、そのページの高さ
    rからその直前までのバンドに割り当てたバンドの高さ
    の合計を差し引いたものとすることを特徴とする請求項
    1記載のバンド分割方法。
  3. 【請求項3】 バンディング方式を採用した画像形成装
    置において、両面印刷の表面印刷時と裏面印刷時とでプ
    リントエンジンへの画像データ転送方向が上下左右逆に
    なる場合に、バンド分割と描画は表面印刷時と裏面印刷
    時とで同一方向に行ってバンドバッファに書き込み、次
    工程で裏面印刷時に対してはバンドバッファから書き込
    み順とは逆順に読み出しをすることを特徴とする両面印
    刷方法。
  4. 【請求項4】 前記次工程において、裏面印刷時に対し
    てはバンドバッファから、書き込み順とは逆順に読み出
    し順次圧縮して、上下左右が逆になるように圧縮メモリ
    に保存しておき、プリントエンジンに転送する際に、前
    記圧縮メモリから伸張しながら、プリントエンジンと同
    期して転送することを特徴とする請求項3記載の両面印
    刷方法。
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