JP2005313616A - 記録装置、記録システム及び記録開始位置調整方法 - Google Patents

記録装置、記録システム及び記録開始位置調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005313616A
JP2005313616A JP2005086588A JP2005086588A JP2005313616A JP 2005313616 A JP2005313616 A JP 2005313616A JP 2005086588 A JP2005086588 A JP 2005086588A JP 2005086588 A JP2005086588 A JP 2005086588A JP 2005313616 A JP2005313616 A JP 2005313616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
image data
recording medium
rasters
units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005086588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4587171B2 (ja
JP2005313616A5 (ja
Inventor
Yoshibumi Fujita
義文 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005086588A priority Critical patent/JP4587171B2/ja
Publication of JP2005313616A publication Critical patent/JP2005313616A/ja
Publication of JP2005313616A5 publication Critical patent/JP2005313616A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4587171B2 publication Critical patent/JP4587171B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】 用紙送り方向におけるフチ無し印刷の開始位置を正確に制御する。
【解決手段】 ホスト機器から複数のラスタを単位として画像データを受信する記録装置でフチ無し印刷を行う際に、記録媒体の搬送方向における長さからはみ出る画像データの量を単位となる複数のラスタの倍数で算出し(S1002)、剰余のラスタ数に対応した記録媒体の搬送方向における距離を算出する(S1004)。
【選択図】 図10

Description

本発明は記録装置、記録システム及び記録開始位置調整方法に関し、より詳細には、所定方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記記録素子の配列方向と交差する方向に記録媒体上で走査させて記録を行う記録装置で、記録媒体の全面に記録を行うフチ無し印刷を行う際の記録開始位置の調整に関する。
例えばワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用されている。
プリンタの記録方式としては様々な方式が知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理由でインクジェット方式が近年特に注目されており、又その構成としては所望される記録情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドを装着すると共に用紙等の記録媒体の送り方向と交差する方向に往復走査しながら記録を行なうシリアル記録方式が、安価で小型化が容易などの点から一般的に広く用いられている。
近年、インクジェット方式のプリンタには、記録媒体全面に記録を行う(記録媒体の端部に余白部分が無くなるように記録を行う)、いわゆる「フチ無し印刷」が可能なものが増えている。
このようなフチ無し印刷を実現する際には、記録に使用する記録媒体より大きな記録領域を有する記録データを生成して、記録媒体からはみだした部分のインクはプラテン上もしくは下部に設けられたインク吸収体上に吐出される(例えば、特許文献1を参照)。
また、このような記録装置では、ホスト機器からのデータの転送時間を短縮すると共に記録速度の向上のために、ホスト機器にインストールされたプリンタドライバで複数のラスタを含むラスタブロック単位でイメージ(画像)データを生成して記録装置に転送し、記録装置では受信したラスタブロック単位のイメージデータを、記録データに変換すべくバッファに展開することも行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−127341 特開2000−099295
しかしながら、上記のようにホスト機器からラスタブロック単位でイメージデータを受信する記録装置で、フチ無し印刷を行うと以下のような問題が生じる。
図11は、記録媒体のサイズ、記録目標とする範囲(記録目標範囲)、及びイメージデータのサイズの関係の例を示す図である。図中、111が記録媒体、112が記録装置により記録目標範囲、113がイメージデータをそれぞれ示しており、この図では記録媒体111、記録目標範囲112、イメージデータ113を重ねて表している。図に示すように、イメージデータ113のサイズは、走査方向(x方向)の長さはdw、搬送方向(y方向)の長さはdhとなっている。また、記録目標範囲112のサイズは、走査方向(x方向)の長さはaw、搬送方向(y方向)の長さはahとなっている。また、記録媒体111のサイズは、走査方向(x方向)の長さはpw、搬送方向(y方向)の長さはphとなっている。そして、pw<aw<dw、ph<ah<dhとなっている。その面積を比較すると、111<112<113となっている。また、図示した例では、111、112及び113は中心合わせされている。
このように記録媒体の全面に記録がなされ、余白部分がない印刷をフチ無し印刷と表現している。なお、この場合のほかに、例えば記録媒体の端部に少し余白は残すものや、記録媒体の所定の端部のみ余白を無くすものにも適用できる。例えば、記録媒体の左端部や右端部、後端側(用紙送り方向の上流側)の余白がない場合についても適用できる。このようなフチ無し印刷を行うとき、記録媒体111の範囲外となり記録媒体に記録されないイメージデータは不要であるので、受信した後に破棄する必要がある。
しかしながら、上記のようにイメージデータが複数ラスタのブロック単位で転送される場合には、イメージデータを破棄する単位もラスタブロック単位となる。従って、イメージデータの高さ(用紙送り方向の長さ)dhと記録媒体の高さ(用紙送り方向の長さ)phとの差の1/2が、ラスタブロックの高さの倍数でないと、余分なラスタデータが残ってしまい、余分なラスタ分だけずれた位置から記録が開始され、用紙送り方向におけるフチ無し印刷の開始位置がユーザの意図した位置とずれてしまう。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、ラスタブロック単位でイメージデータを受信する記録装置において、用紙送り方向におけるフチ無し印刷の開始位置を正確に制御することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様としての記録装置は、所定方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記記録素子の配列方向と交差する方向に記録媒体上で走査させて記録を行う記録装置であって、
接続されたホスト機器から受信した制御コマンド及び複数のラスタを単位とした画像データを格納する受信バッファと、
前記画像データを前記記録ヘッドでの走査に対応した形式に変換する変換手段と、
前記制御コマンドに含まれる画像データのサイズに関する情報及び記録媒体のサイズに関する情報に基づいて、前記記録媒体の全面に記録を行うフチ無し印刷を行うか否かを判定する判定手段と、
前記フチ無し印刷を行うときに、前記記録媒体の搬送方向における長さと前記画像データの前記搬送方向における長さとに基づいて、記録に用いられない画像データの量を前記複数のラスタを単位として算出する算出手段と、
前記算出における剰余のラスタ数に対応して、前記記録媒体の前記搬送方向における記録開始位置を調整する調整手段と、を備えている。
すなわち、本発明では、所定方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、記録素子の配列方向と交差する方向に記録媒体上で走査させて記録を行う記録装置において、接続されたホスト機器から受信した制御コマンド及び複数のラスタを単位とした画像データを受信バッファに格納し、画像データを前記記録ヘッドでの走査に対応した形式に変換し、制御コマンドに含まれる画像データのサイズに関する情報及び記録媒体のサイズに関する情報に基づいて、記録媒体の全面に記録を行うフチ無し印刷を行うか否かを判定し、フチ無し印刷を行うときに、記録媒体の搬送方向における長さと画像データの前記搬送方向における長さとに基づいて、記録に用いられない画像データの量を複数のラスタを単位として算出し、該算出における剰余のラスタ数に対応して、記録媒体の搬送方向における記録開始位置を調整する。
このようにすると、ホスト機器から複数のラスタを単位として画像データを受信する記録装置で、記録媒体の全面に記録を行うフチ無し印刷を行う際に、記録媒体の搬送方向における長さからはみ出る画像データの量が、単位となる複数のラスタの倍数で算出され、該算出された量の画像データは記録データの変換に使用せずに読み捨て(破棄し)、剰余のラスタ数に対応して記録媒体の搬送方向における記録開始位置が調整される。
従って、複数のラスタを単位として画像データを受信する記録装置において、記録媒体の搬送方向におけるフチ無し印刷の開始位置を正確に制御することが可能となる。
なお、画像データのサイズが、記録装置で記録目標範囲よりも大きい場合、算出手段は、記録媒体の搬送方向における長さと記録目標範囲の搬送方向における長さとに基づいて、記録に用いられない画像データの量を複数のラスタを単位として算出してもよい。
算出手段によって算出された複数のラスタを単位とした記録に用いられない画像データを、変換手段での変換の対象から除外するデータ読み捨て手段を更に備えるのが好ましい。
また、上記目的を達成する本発明の別の態様としての記録システムは、所定方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記記録素子の配列方向と交差する方向に記録媒体上で走査させて記録を行う記録装置と、該記録装置に接続され、ユーザの指示に基づいて、画像データのサイズに関する情報及び記録媒体のサイズに関する情報を含む制御コマンド並びに複数のラスタを単位とした画像データを前記記録装置に送信するホスト機器と、を有する記録システムであって、
前記記録装置は、
受信した前記制御コマンド及び画像データを格納する受信バッファと、
前記画像データを前記記録ヘッドでの走査に対応した形式に変換する変換手段と、
前記画像データのサイズに関する情報及び記録媒体のサイズに関する情報に基づいて、前記記録媒体の全面に記録を行うフチ無し印刷を行うか否かを判定する判定手段と、
前記フチ無し印刷を行うときに、前記記録媒体の搬送方向における長さと前記画像データの前記搬送方向における長さとに基づいて、記録に用いられない画像データの量を前記複数のラスタを単位として算出する算出手段と、
前記算出における剰余のラスタ数に対応して、前記記録媒体の前記搬送方向における記録開始位置を調整する調整手段と、を備えている。
また、上記の目的は、外部から入力された制御コマンド及び複数のラスタを単位とした画像データを格納するバッファを備え、記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置であって、
前記記録媒体に記録を行う場合に、前記記録媒体の搬送方向における長さ情報と前記制御コマンドに含まれる前記画像データの前記搬送方向における長さ情報とに基づいて、前記複数のラスタを単位として記録に用いられないデータ量を算出する算出手段と、
前記算出手段にて算出されたデータ量に基づき、外部から入力された画像データから前記搬送方向下流側の画像データの除去処理を行う除去手段と、
前記除去手段による除去処理後の画像データを用いて、前記記録媒体と前記記録媒体の外側に対して記録を行う制御手段と、を備える記録装置によっても達成される。
更に、上記目的は、上記の記録装置に対応した記録装置の記録開始位置調整方法、該記録開始位置の調整方法をコンピュータ装置に実行させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、ホスト機器から複数のラスタを単位として画像データを受信する記録装置で、記録媒体の全面に記録を行うフチ無し印刷を行う際に、記録媒体の搬送方向における長さからはみ出る画像データの量が、単位となる複数のラスタの倍数で算出され、該算出された量の画像データは記録データの変換に使用せずに読み捨て、剰余のラスタ数に対応して記録媒体の搬送方向における記録開始位置が調整される。
従って、複数のラスタを単位として画像データを受信する記録装置において、記録媒体の搬送方向におけるフチ無し印刷の開始位置を正確に制御することが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお以下に説明する実施形態では、記録装置としてのインクジェット記録方式を用いたプリンタと、ホスト機器としてのパーソナルコンピュータとを含む記録システムを例に挙げて説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「印刷」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「記録素子」とは、特にことわらない限り吐出口(ノズル)ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
加えて、「読み捨て(処理)」とは、データを使用せずに破棄あるいは除去することを意味する。
図1は、本発明に係る実施形態としての記録システムを示しており、図中、101はホスト機器としてのパーソナルコンピュータ(以下、単にPCとも称する)、102は記録装置としてのインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタとも称する)、103はホスト機器とプリンタとを接続するケーブルである。
PC101にはプリンタ102用のプリンタドライバがインストールされており、例えば、アプリケーションの実行中に記録を指示すると、プリンタドライバが起動されてユーザの指定した情報に基づいてイメージ(画像)データが生成され、複数のラスタからなるラスタブックを単位として、ケーブル103を介して制御コマンドと共にプリンタ102に転送される。
プリンタ102は、制御コマンドとラスタブロック単位のイメージデータを受信すると、制御コマンドを解析すると共にラスタブロックデータを記録ヘッドの1回の走査に対応した記録データに変換して、記録を実行する。
図14は、本実施形態で説明するプリンタ102の斜視図である。3は複数枚積載された記録媒体を1枚ずつ記録部分に送り出すASFである。ASF3から送り出された記録媒体はLFローラ6と不図示のピンチローラにより記録部に搬送される。
LFローラ6はLFモータ5の駆動力をLFギア4により伝達され記録命令に基づき間欠的に駆動される副走査方向に記録媒体を搬送する。
記録媒体の搬送のためにプラテン9が配置されている。プラテン9に対向する部分にはインクジェット記録ヘッドを搭載したキャリッジ1が配置され、キャリッジ1にはインクジェット記録ヘッドにインクを供給するインクを貯蔵したインクタンクが搭載されている。
キャリッジ1はガイド軸2に案内され不図示のキャリッジモータの駆動を不図示のタイミングベルトを介して駆動され記録命令に基づき主走査方向に記録ヘッドを走査する。
LFローラ6による副走査とキャリッジ1による主走査とを交互に繰り返し記録媒体上に画像を形成するいわゆるシリアル記録動作を行う。記録が終了した記録媒体は排紙ローラ11により機外に排出される。
なお、プラテン9にはプラテン開口10が設けられ、プラテン開口10直下には不図示のプラテン吸収体12が設けられている。
図2は、プリンタ102の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プリンタ102は、ホスト機器から送信されるコマンドやイメージデータの受信と、各種制御信号の通信を制御するインタフェース(I/F)部E1、RAM E5、キャリッジを駆動するキャリッジモータや記録媒体を搬送する搬送モータ等を制御するモータドライバE6、記録データに従って記録ヘッドを駆動する記録ヘッドドライバE7、装置全体を制御するMPU E8、RAMやROMに直接アクセスしてデータの転送を行うDMA部 E9、制御シーケンスに対応したプログラム、所要のテーブル、その他の固定データを格納したROM E10、各種情報やデータを電気的に書き換え可能な状態で格納するEEPROM E11、記録ヘッドの温度やインク残量検知などの各種センサや操作スイッチを含むセンサ部E12を含み、これら各部はシステムバスで相互に接続されている。
RAM E5内には、受信したコマンドやイメージデータを一時的に格納する受信バッファE2、イメージデータの展開領域やプログラム実行のための作業用領域として使用されるワークバッファE3、記録ヘッドの走査に対応した形式の記録データが格納されるプリントバッファE4の各領域が設けられている。
以下、本実施形態におけるフチ無し印刷の際のデータ処理について詳細に説明する。なお、記録媒体のサイズ、記録目標範囲、及びイメージデータのサイズの関係は、上記図11に示した関係と同様であるとする。
ホスト機器からI/F部 E1を介して記録開始コマンドを受信して受信バッファE2に格納されると、コマンド解析処理のタスクが起動される。図3は、コマンド解析処理のフローチャートである。
コマンド解析処理では、始めに各種パラメータを初期化する(ステップS301)。その後、コマンド解析処理を行っていることを示すコマンド解析実行フラグをセットしてホスト機器へ当該ジョブの開始を通知し(ステップS302)、コマンドの受信及び解析処理を開始する(ステップS303)。このコマンド受信及び解析処理は、ジョブエンドコマンド受信するか、ジョブキャンセルのメッセージを受信するまで実行される。コマンド受信及び解析処理が終了したら、セットされているコマンド解析実行フラグをリセットしてホスト機器へジョブの終了を通知する(ステップS304)。
ステップS303のコマンド受信及び解析処理について、図4のフローチャートを参照して更に詳しく説明する。
まず、受信バッファE2のデータを1バイト単位で解析し(ステップS401)、S402〜S407で受信したコマンドがそれぞれ対応するコマンドであるか判定し、該当する場合にはコマンドディスパッチ処理を行う。
具体的には、ステップS402ではジョブエンドコマンド(job_end)であるか否かを判定し、該当すればステップS408へ進みジョブエンド処理を実行する。ステップS403ではページマージンコマンド(page_margin)であるか否かを判定し、該当すればステップS409へ進み、ページマージン設定処理を実行する。ステップS405ではラスタブロックスキップコマンド(raster_block_skip)であるか否かを判定し、該当すればステップS410へ進み、ラスタブロックスキップ処理を実行する。ステップS407ではマルチラスタデータ(multi_raster_image)であるか否かを判定し、該当すればステップS411へ進み、マルチラスタデータ処理を実行する。
ここでラスタブロックの実施形態であるマルチラスタデータについて説明する。通常のラスタデータは、1ラスタ毎にラスタデータの内容を示すヘッダーがラスタデータの先頭部分に付いている。一方、マルチラスタデータは、例えば、ラスタブロックに含まれる16ラスタ分のデータ内容を示すヘッダーがデータの先頭についており、そのヘッダーの後に、16ラスタ分のデータが続く。ここで、先のラスタと次のラスタとの間には、区切りを示すコードが挿入されている。なお、1つのマルチラスタデータに含まれるラスタの数、すなわち、ラスタブロックの単位は、16に限定するものではなく、例えば8あるいは32でもかまわない。
また、上記以外の他のコマンド処理については、エラー処理を含めてその他の処理としてステップS412で実行するが、ここではその詳細は省略する。
以下、ステップS409からS411で実行される処理について、図5から図7を参照してより詳細に説明する。
図5は、ステップS409で実行されるページマージン設定処理の詳細を示すフローチャートである。ここでは、図11に示すプリンタドライバで生成されたイメージデータ113のサイズの情報を受信バッファE2から読み出して対応するグローバル変数にセットする。具体的には、ステップS501では記録ヘッドの走査方向であるx方向の原点を変数print_data_x0にセットし、ステップS502では記録媒体の送り方向であるy方向の原点を変数print_data_y0にセットし、ステップS503ではx方向の長さdwを変数print_data_widthにセットし、ステップS504ではy方向の長さdhを変数print_data_lengthにセットする。
図6は、ステップS410で実行されるラスタブロックスキップ処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS601では、給紙実行メッセージが既に発行されているか否かを、フラグflag_sendmesLoadがセットされているか否かによって判定する。給紙実行メッセージが発行されていなければ、ステップS602のページ開始処理を実行し、ステップS603へ進む。一方、給紙実行メッセージが発行されていれば、ステップS602を実行せずにステップS603へ進む。ステップS602のページ開始処理は、図5に関して説明したページマージン設定処理によって得られたイメージデータのサイズと記録媒体のサイズとからフチ無し印刷であるか否かを判定したり、記録目標範囲とイメージデータのサイズとからイメージデータの読み捨て処理を行うか否かを判定する処理であるが、詳細については後述する。なお、本実施形態では、イメージデータと記録媒体とは、互いに中心が合わされており、イメージデータが記録媒体からはみ出す量は上下及び左右で等しいものとする。
ステップS603では、ラスタブロックスキップ量を取得し、ラスタブロックスキップ量を表す変数raster_block_skipに格納する。ステップS604では、ステップS602で設定されるフチ無しフラグ(flag_over_edge)がセットされているか否かを判定し、セットされていなければステップS609に進む。一方、フチ無しフラグがセットされていれば、ステップS605に進み、プリンタの記録目標範囲とイメージデータのサイズのy方向の長さの差に基づいて、読み捨てるラスタブロックの数を表す変数であるラスタブロックの読み捨て量(記録に使用しないラスタブロック)(reject_raster_block)が0より大きいか否か(符号が正か負か)を判定する。ラスタブロック読み捨て量が正であれば、ステップS609に進み、ラスタブロック読み捨て量が負であれば、ステップS606に進む。
ステップS606では、ラスタブロック読み捨て量がステップS603で取得したラスタブロックスキップ量より大きいか否かを判定し、ラスタブロック読み捨て量がラスタブロックスキップ量より大きければ、ステップS607に進み、ラスタブロック読み捨て量の値を、ラスタブロック読み捨て量からラスタブロックスキップ量を減算した値に更新する。一方、ラスタブロック読み捨て量がラスタブロックスキップ量以下であれば、ステップS608に進み、ラスタブロックスキップ量の値を、ラスタブロックスキップ量からラスタブロックの読み捨て量を減算した値に更新して、ステップS609に進む。ステップS609では、ラスタブロックスキップ量に対応する距離だけ記録媒体を送る紙送りメッセージを送信する。ここでは詳細を記載しないが、モータドライバE6に対する指令を送り記録媒体を搬送させる。
図7は、ステップS411で実行されるマルチラスタデータ処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS701では、給紙実行メッセージが既に発行されているか否かを、フラグflag_sendmesLoadがセットされているか否かによって判定する。給紙実行メッセージが発行されていなければ、ステップS702のページ開始処理を実行し、ステップS703へ進む。一方、給紙実行メッセージが発行されていれば、ステップS702を実行せずにステップS703へ進む。ステップS702のページ開始処理は、ステップS602と同様な処理である。
ステップS703では、ステップS702で設定されるフチ無しフラグ(flag_over_edge)がセットされているか否かを判定し、セットされていなければステップS706に進む。一方、フチ無しフラグがセットされていれば、ステップS704に進み、プリンタの記録目標範囲とイメージデータのサイズのy方向の長さの差に基づいて、読み捨てるラスタブロックの数を表す変数であるラスタブロック読み捨て量(reject_raster_block)が0より大きいか否か(符号が正か負か)を判定する。ラスタブロック読み捨て量が正であれば、ステップS705に進み、ラスタブロック読み捨て量が負であれば、ステップS706に進む。
ステップS705では受信バッファE2からイメージデータをラスタブロック単位で読み捨てる(具体的には、受信バッファE2に対してアクセスするが、破棄すべきラスタブロックについては読出しを行わずない。あるいは、すべてのラスタブロックに対してデータ読出しを行っても、破棄するラスタブロックについては続いて行うべき処理を行わない)。その後、ステップS708へ進み、読み捨てたラスタブロック内に含まれるラスタ数をラスタブロック読み捨て量から減算してラスタブロック読み捨て量を更新する。ステップS706では、イメージデータを記録ヘッドでの走査に対応したデータ形式に変換する(縦横変換)イメージデータ処理を実行する。このように所望の数のラスタブロックを破棄して、イメージデータの処理を行う。
例えば図12は、フチ無し印刷を行う場合の読み捨て量の具体例を示しており、図中、111が記録媒体、112が記録目標範囲、113がイメージデータをそれぞれ示しており、左側に示す数字はその範囲内に含まれるラスタ数を表している。なお、記録目標範囲112は仕様として、例えば、ライン113dと記録媒体の距離は、1.9〜2.1mmであれば良い。
この様子を図12と図13を用いて説明する。図13において、9はプラテン、111は記録媒体を示す。113gはイメージデータ113に基づいてインクにより記録された画像を示す。矢印Aは記録媒体の搬送方向を示す。
ここで図13(a)は、イメージデータ113は破棄されずに全てのイメージデータに基づいて記録された場合を想定した図である。このため、記録媒体111とのほか、記録媒体外の搬送方向下流側にも118ラスタ分の画像113gが記録され、インクを無駄に消費してしまう。
このため、図13(b)に示すように、記録媒体外の搬送方向下流側54ラスタ分の画像113gが記録されるように、イメージデータ113の一部(64ラスタ分)を破棄する。つまり、イメージデータについて、搬送方向について記録に使用されない部分を破棄すれば、その部分に基づいて記録はなされず、インクの無駄な消費を防ぐことができる。
図12に示した例では、記録媒体111からのイメージデータ113のはみ出し量が5mmであり、このうち、記録媒体の外側(記録媒体の搬送方向の下流側に隣接する)2mmまでが記録目標範囲112となっている。従って、イメージデータ113の記録目標範囲112の外側に隣接するの3mm分を破棄する。この2mmは、例えば、記録媒体が斜めに搬送されても、端部の余白が生じるのを防止するためのマージンである。
解像度600dpiでは、5mmは118ラスタ、2mmは47ラスタに相当する。従って破棄する部分(除去するデータ)(113)のラスタ数は71ラスタである。一方、マルチラスタの単位(ラスタブロックに含まれるラスタの数)は16ラスタであるので、マルチラスタ4つ分(ラスタブロック4つ分)である113aで示す64ラスタは破棄する(境界113dの位置に相当するラスタを含むラスタブロックは破棄しない)。そして、113bで示す余りの7ラスタ(71−64)、と112で示す47ラスタのイメージデータが、記録媒体外(記録媒体の搬送方向の下流側)に記録される。従って、Y軸方向について原点から54ラスタ離れた113cに相当する位置を記録開始位置(搬送方向の記録開始位置)とする。
つまりこの場合、記録媒体が所望の給紙位置(搬送位置)まで給紙された後、記録ヘッドの走査により記録動作が開始される。そして、初回の走査での記録において、除去処理後の残った記録データの先頭から54ラスタ分(1ラスタから54ラスタ)は、記録媒体外(記録媒体の手前(搬送方向の下流側))に記録がなされ、55ラスタ目から記録媒体上に記録される。
なお、プラテンについて、領域112と領域113bを含む領域には、にはプラテン開口部10が設けられており、図13(b)に示すように、記録媒体外に記録がなされても、そのインクにより記録媒体(あるいはプラテン)が汚れることはない。
次に、ステップS602及びS702で実行されるページ開始処理について、図8のフローチャートを参照して詳細に説明する。ステップS801では、後述するように、フチ無し判定処理として、ページマージン設定処理によって得られたイメージデータのサイズと記録媒体のサイズとから、イメージデータのサイズが記録媒体のサイズより大きい場合、フチ無し印刷であると判定する。フチ無し印刷と判定されれば、フチ無しフラグ(flag_over_edge)をセットする。
ステップS802ではフチ無しフラグがセットされているか否かを判定する。フチ無しフラグがセットされていればステップS803に進み、読み捨てられるデータの範囲を計算し、ステップS804に進む。一方、ステップS802でフチ無しフラグがセットされていなければ、そのままステップS804に進む。ステップS804では、給紙メッセージを送信する。このメッセージによって用紙が給紙され、このメッセージのパラメータで指定された量だけ、用紙先端の頭だしがなされる。
図9は、ステップS801で実行されるフチ無し判定処理を詳細に説明するフローチャートである。ここでは上述のように、ページマージン設定処理によって得られたイメージデータのサイズと記録媒体のサイズとから、イメージデータのサイズが記録媒体のサイズより大きい場合、フチ無し印刷であると判定するが、イメージデータと記録媒体の上下左右の4つの端部の位置(座標)を比較していずれかの端部で記録媒体からイメージデータがはみ出すときにフチ無しフラグ(flag_over_edge)をセットする。
具体的には、ステップS901では、イメージデータの左側端部が記録媒体の左側端部からはみ出すか否かを判定し、ステップS903では、イメージデータの上側端部が記録媒体の上側端部からはみ出すか否かを判定し、ステップS905では、イメージデータの右側端部が記録媒体の右側端部からはみ出すか否かを判定し、ステップS907では、イメージデータの下側端部が記録媒体の下側端部からはみ出すか否かを判定する。そして、S901、S903、S905及びS907のいずれかのステップで、はみ出すと判定された場合に、S902、S904、S906及びS908の対応するステップでフチ無しフラグ(flag_over_edge)をセットする。
図10は、ステップS803で実行される読み捨て範囲計算処理を詳細に示すフローチャートである。ここでは、記録媒体上側(記録を開始する給紙先頭側)の読み捨てすべきラスタブロック数およびラスタ数を算出する処理である。
ステップS1001では、記録目標範囲の左側端部からイメージデータがはみ出す量を、読み捨てカラム量として計算する。ステップS1002では、記録目標範囲とイメージデータの上側端部位置との差分をラスタブロックの送り方向長さで除算して、読み捨てすべきラスタブロックの数(reject_raster_block)を求める。なお、この値は整数である。ステップS1003では、ステップS1002での除算で余ったラスタ数(reject_raster)を求める。そして、ステップS1004では、この余ったラスタ数(reject_raster)に対応した距離を給紙時の頭出し量(load_start_point)から減算して、頭だし量更新する。これにより、送り方向の記録開始位置は、読み捨て処理で余ったラスタ数分だけ減算される。
以上説明したように、本実施形態によれば、イメージデータがプリンタの記録目標範囲よりも大きい場合、記録媒体の上端(記録開始位置)からイメージデータがはみ出す部分のうち、ラスタブロック単位での読み捨て処理では破棄されない、余剰なラスタ数のずれを補正し、用紙送り方向におけるフチ無し印刷の開始位置を正確に制御することができる。
(その他の実施形態)
上述したように、フチ無し印刷が失敗しないためのマージンが2mmである場合、このマージンである2mmより多く記録媒体外に記録する(境界113dの位置に相当するラスタを含むラスタブロックは破棄しない)ためのデータ処理について説明したが、この方法に限定するものではない。
例えば、図13(c)に示すように、このマージンである2mmより少なく記録媒体外に記録するための処理を行っても構わない。この処理の場合には、境界113dの位置に相当するラスタを含むラスタブロックのイメージデータを破棄する(80ラスタ分のデータを破棄して、38ラスタ分のイメージデータを記録媒体外に記録する)。
なお、上述した読み捨て処理は受信バッファに格納されているデータについて説明したが、これに限定するものではなく例えば、ワークバッファに格納されているデータに対するアクセス処理において行っても構わない。
また、記録装置の形態として、ホスト機器からイメージデータを受信するものに限らず、メモリカードなどの記憶媒体にアクセスするインタフェース部を備え、ホスト機器を介さずにメモリカードから読み出して行う形態にも適用しても構わない。
また、記録装置の形態としてシリアルタイプのプリンタに限定するものではなく、プリンタが記録できる記録媒体の最大の記録幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドを用いたプリンタでも構わない。
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(本実施形態では図3から図10に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明に係る実施形態としての記録システムを示す図である。 図1の記録装置の制御構成を示すブロック図である。 コマンド解析処理のフローチャートである。 コマンド受信及び解析処理のフローチャートである。 ページマージン設定処理の詳細を示すフローチャートである。 ラスタブロックスキップ処理の詳細を示すフローチャートである。 マルチラスタデータ処理の詳細を示すフローチャートである。 ページ開始処理のフローチャートである。 フチ無し判定処理を詳細に説明するフローチャートである。 読み捨て範囲計算処理を詳細に示すフローチャートである。 記録媒体のサイズ、記録目標範囲、及びイメージデータのサイズの関係の例を示す図である。 読み捨て処理の具体例を説明する図である。 読み捨て処理の具体例を説明する図である。 本発明に係る記録装置の構成を示す図である。

Claims (8)

  1. 所定方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記記録素子の配列方向と交差する方向に記録媒体上で走査させて記録を行う記録装置であって、
    接続されたホスト機器から受信した制御コマンド及び複数のラスタを単位とした画像データを格納する受信バッファと、
    前記画像データを前記記録ヘッドでの走査に対応した形式に変換する変換手段と、
    前記制御コマンドに含まれる画像データのサイズに関する情報及び記録媒体のサイズに関する情報に基づいて、前記記録媒体の全面に記録を行うフチ無し印刷を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記フチ無し印刷を行うときに、前記記録媒体の搬送方向における長さと前記画像データの前記搬送方向における長さとに基づいて、記録に用いられない画像データの量を前記複数のラスタを単位として算出する算出手段と、
    前記算出における剰余のラスタ数に対応して、前記記録媒体の前記搬送方向における記録開始位置を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記画像データのサイズが、前記記録装置で記録目標範囲よりも大きい場合、前記算出手段は、前記記録媒体の搬送方向における長さと前記記録目標範囲の前記搬送方向における長さとに基づいて、記録に用いられない画像データの量を前記複数のラスタを単位として算出することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記算出手段によって算出された前記複数のラスタを単位とした前記記録に用いられない画像データを、前記変換手段での変換の対象から除外するデータ読み捨て手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 所定方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記記録素子の配列方向と交差する方向に記録媒体上で走査させて記録を行う記録装置と、該記録装置に接続され、ユーザの指示に基づいて、画像データのサイズに関する情報及び記録媒体のサイズに関する情報を含む制御コマンド並びに複数のラスタを単位とした画像データを前記記録装置に送信するホスト機器と、を有する記録システムであって、
    前記記録装置は、
    受信した前記制御コマンド及び画像データを格納する受信バッファと、
    前記画像データを前記記録ヘッドでの走査に対応した形式に変換する変換手段と、
    前記画像データのサイズに関する情報及び記録媒体のサイズに関する情報に基づいて、前記記録媒体の全面に記録を行うフチ無し印刷を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記フチ無し印刷を行うときに、前記記録媒体の搬送方向における長さと前記画像データの前記搬送方向における長さとに基づいて、記録に用いられない画像データの量を前記複数のラスタを単位として算出する算出手段と、
    前記算出における剰余のラスタ数に対応して、前記記録媒体の前記搬送方向における記録開始位置を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする記録システム。
  6. 所定方向に配列された複数の記録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記記録素子の配列方向と交差する方向に記録媒体上で走査させて記録を行う記録装置の記録開始位置調整方法であって、
    接続されたホスト機器から受信した制御コマンド及び複数のラスタを単位とした画像データを受信バッファに格納する受信工程と、
    前記画像データを前記記録ヘッドでの走査に対応した形式に変換する変換工程と、
    前記制御コマンドに含まれる画像データのサイズに関する情報及び記録媒体のサイズに関する情報に基づいて、前記記録媒体の全面に記録を行うフチ無し印刷を行うか否かを判定する判定工程と、
    前記フチ無し印刷を行うときに、前記記録媒体の搬送方向における長さと前記画像データの前記搬送方向における長さとに基づいて、記録に用いられない画像データの量を前記複数のラスタを単位として算出する算出工程と、
    前記算出における剰余のラスタ数に対応して、前記記録媒体の前記搬送方向における記録開始位置を調整する調整工程と、を備えることを特徴とする記録装置の記録開始位置調整方法。
  7. 外部から入力された制御コマンド及び複数のラスタを単位とした画像データを格納するバッファを備え、記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置であって、
    前記記録媒体に記録を行う場合に、前記記録媒体の搬送方向における長さ情報と前記制御コマンドに含まれる前記画像データの前記搬送方向における長さ情報とに基づいて、前記複数のラスタを単位として記録に用いられないデータ量を算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出されたデータ量に基づき、外部から入力された画像データから前記搬送方向下流側の画像データの除去処理を行う除去手段と、
    前記除去手段による除去処理後の画像データを用いて、前記記録媒体と前記記録媒体の外側に対して記録を行う制御手段と、を備えることを特徴とする記録装置。
  8. 外部から入力された制御コマンド及び複数のラスタを単位とした画像データを格納するバッファを備え、記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置の制御方法であって、
    前記記録媒体に記録を行う場合に、前記記録媒体の搬送方向における長さ情報と前記制御コマンドに含まれる前記画像データの前記搬送方向における長さ情報とに基づいて、前記複数のラスタを単位として記録に用いられないデータ量を算出する算出工程と、
    前記算出工程で算出されたデータ量に基づき、外部から入力した画像データから前記搬送方向下流側の画像データの除去処理を行う除去工程と、
    前記除去工程での除去処理後の画像データを用いて、前記記録媒体と前記記録媒体の外側に対して記録を行う記録工程と、を備えることを特徴とする記録装置の制御方法。
JP2005086588A 2004-03-31 2005-03-24 記録装置、記録装置の制御方法 Expired - Fee Related JP4587171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005086588A JP4587171B2 (ja) 2004-03-31 2005-03-24 記録装置、記録装置の制御方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004106362 2004-03-31
JP2005086588A JP4587171B2 (ja) 2004-03-31 2005-03-24 記録装置、記録装置の制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005313616A true JP2005313616A (ja) 2005-11-10
JP2005313616A5 JP2005313616A5 (ja) 2008-05-08
JP4587171B2 JP4587171B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=35441520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005086588A Expired - Fee Related JP4587171B2 (ja) 2004-03-31 2005-03-24 記録装置、記録装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4587171B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008305297A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Fujifilm Corp 画像配置装置および画像配置プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10293667A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Fuji Xerox Co Ltd バンディングにおけるバンド分割方法及び両面印刷方法
JP2001058427A (ja) * 1999-08-24 2001-03-06 Canon Inc 記録装置及び記録方法
JP2001239710A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2004025557A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Canon Inc インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラムおよび記憶媒体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10293667A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Fuji Xerox Co Ltd バンディングにおけるバンド分割方法及び両面印刷方法
JP2001058427A (ja) * 1999-08-24 2001-03-06 Canon Inc 記録装置及び記録方法
JP2001239710A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2004025557A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Canon Inc インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラムおよび記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008305297A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Fujifilm Corp 画像配置装置および画像配置プログラム
US8120788B2 (en) 2007-06-11 2012-02-21 Fujifilm Corporation Image arranging device and image arranging program storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP4587171B2 (ja) 2010-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7465009B2 (en) Printing apparatus, printing system, and printing start position alignment method
US20020003634A1 (en) Printing apparatus, method of controlling same, information processor connected thereto, system and storage medium
JP2006247905A (ja) 記録装置、記録装置のデータ処理方法、及び記録システム
US7258409B2 (en) Inkjet printing apparatus and control method for the same
JP3825937B2 (ja) 情報処理装置及び方法及び記憶媒体、並びに画像形成システム
EP1727076B1 (en) Recording apparatus and method of controlling the recording apparatus
JP2007130881A (ja) インクジェット印画装置
JP4587171B2 (ja) 記録装置、記録装置の制御方法
JP2005193651A (ja) 記録装置、記録装置のデータ処理方法、記録システム、及びホスト装置
JP2007130934A (ja) インクジェット記録装置
US8137015B2 (en) Image forming method for determining a position of an ink ribbon with a boundary line
JP2001219566A (ja) プリンタホスト、その動作プログラムが記憶されている記憶媒体、インクジェットプリンタ
KR100771714B1 (ko) 기록 장치 및 기록 장치에 대한 데이터 처리 방법
US7320511B2 (en) Image forming apparatus and high-resolution printing method in a horizontal direction
JP4455210B2 (ja) 記録装置および記録方法
KR20080021439A (ko) 여백 없는 프린팅이 가능한 화상형성장치 및 화상형성방법
JP2007323363A (ja) 印刷システム、印刷装置、印刷制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2007108861A (ja) プリンタ装置
US20080013131A1 (en) Image forming apparatus, control method for image forming apparatus and memory medium
JP2004001460A (ja) 記録装置
JP2000355143A (ja) インクジェット記録装置及び画像形成装置
JP4502391B2 (ja) 記録装置、記録装置のデータ処理方法、及び記録システム
JPH08108597A (ja) データ出力装置
JP2001232888A (ja) 記録装置及び記録方法
JP2004160853A (ja) 印刷システム、印刷装置およびプリンタホスト

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100827

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100906

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees