JP2001232888A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JP2001232888A
JP2001232888A JP2000046464A JP2000046464A JP2001232888A JP 2001232888 A JP2001232888 A JP 2001232888A JP 2000046464 A JP2000046464 A JP 2000046464A JP 2000046464 A JP2000046464 A JP 2000046464A JP 2001232888 A JP2001232888 A JP 2001232888A
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JP2000046464A
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Katsuyuki Yokoi
克幸 横井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置の最大記録領域を十分に生かし、ユ
ーザの使用する記録媒体量を軽減し、ランニングコスト
の低下を図るとともに地球環境にやさしい記録装置及び
記録方法を提供する。 【解決手段】 通常のモードとは別に記録領域拡大モー
ドを設け、ユーザが記録領域拡大モードを選択した場
合、本ページの記録が行われるごとに記録済み領域をカ
ウントし、本ページの記録を終了した後、前記最大記録
領域の紙送り方向の長さから前記記録済み領域量算出手
段が算出した記録済み領域の紙送り方向の長さを引いた
残りの余白領域の紙送り方向の長さに比べて、前記次ペ
ージ記録領域量算出手段が算出した次ページ記録領域の
紙送り方向の長さが等しいか短くなった場合、前記余白
領域にさらに次ページの記録データを記録して本来2ペ
ージ構成されている記録結果を1ページに収める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置及び記録
方法に関し、詳しくは、記録媒体の記録可能領域の算出
を行う記録装置及び記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ホストコンピュータに搭載された
アプリケーションソフトウェアで作成した文書等の記録
データをプリンタ等の記録装置で記録するという記録シ
ステムが普及している。
【0003】このような記録システムの場合、アプリケ
ーションソフトウェアで作成された記録データは、プリ
ンタドライバで記録装置に適したデータ形式に変換さ
れ、記録装置に送信される。したがって、通常はアプリ
ケーションソフトウェアで設定された書式により記録媒
体の余白も設定された記録データをプリンタドライバが
記録装置制御命令に変換して記録装置に送信する。そし
て、記録装置では、アプリケーションソフトウェアで設
定された寸法の余白が設けられた文書が記録されること
になる。
【0004】従来の記録装置の記録動作は次のようにし
て行われる。
【0005】図7は従来の記録動作を示すフローチャー
トである。
【0006】ユーザがアプリケーションソフトウェアを
操作して記録(「印刷」ともいう)命令を出すと、アプ
リケーションソフトウェアは、記録データをプリンタド
ライバへ送る。そしてプリンタドライバは送られてきた
記録データから記録媒体(「用紙」ともいう)サイズ情
報を取得する(ステップ701)。また、給紙時の用紙
セット位置情報として先端余白Laを取得する(ステッ
プ702)。
【0007】プリンタドライバはこれらの情報から給紙
命令を記録装置に送り、記録装置は給紙指令に従い、給
紙動作を行う(ステップ703)。記録装置は紙端セン
サーにより用紙の先端を検知すると(ステップ70
4)、用紙の先端を所定位置にセットする(ステップ7
05)。
【0008】次に記録データに基づきプリンタドライバ
にて作成された制御コマンドに従い、記録装置は記録動
作を行う(ステップ706)。
【0009】そして、アプリケーションソフトウェアで
設定されている記録領域の記録が終了するか、あるいは
記録データが終了すると、プリンタドライバは排紙命令
を記録装置に送る(ステップ707)。記録装置は排紙
命令を受け取ると排紙動作を行う(ステップ708)。
排紙動作を行った後、ホストコンピュータ側に記録デー
タが存在している間は、ステップ703に戻り、ステッ
プ708までの処理を繰り返す(ステップ709)。そ
して、記録データ全ての記録が終了したら一連の動作を
終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の記録装置で
は、ホストコンピュータのアプリケーションソフトウェ
アで記録領域が設定され、その設定された記録領域に従
って記録を行う。そして、この記録領域は記録装置固有
の最大記録領域と異なっており、記録装置の能力を最大
限に生かしていない場合が多い。
【0011】例えば、ワードプロセッサなどで作成され
たテキストからなる文書は、予め使用する記録装置に対
応したプリンタドライバによって決められている記録装
置の最大記録領域の範囲内に納まるように上下左右に余
白が設定されている。しかしながらこの余白は印刷物が
綴じられるようにするためや、あるいは文書としてみや
すいように十分に設けられているので、アプリケーショ
ンソフトウェア側で設定される記録領域は記録装置の最
大記録領域よりも小さい場合が多い。そのため、記録装
置の最大記録領域いっぱいに記録すれば1枚の記録媒体
で記録できる文書が、アプリケーションソフトウェアの
設定した記録領域に従って記録され、2枚も記録媒体を
使用する場合もある。さらに、2枚目は1行のみの記録
という場合もある。
【0012】これにより、ユーザは必要以上の記録媒体
を使用してしまうことになり、使い勝手が悪い。また、
無駄に記録媒体を消費してしまうのでコストがかかる
上、地球環境に対して悪影響を与えることとなる。
【0013】また、アプリケーションソフトウェアの記
録領域の設定をユーザ自身が変更することも可能である
が、文書を作成する度にユーザが意識して設定する必要
があり非常に面倒である。したがって、自動的に設定さ
れるアプリケーションソフトウェアの記録領域をそのま
ま用いる場合が多く、記録媒体の必要以上の消費が発生
しがちである。
【0014】本発明は上記従来の問題を鑑みてさなれた
ものであり、記録装置の最大記録領域を十分に生かし、
ユーザの使用する記録媒体量を軽減し、ランニングコス
トの低下を図るとともに地球環境にやさしい記録装置及
び記録方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、記
録データを記録媒体に記録する記録装置において、記録
データを記録媒体にページ単位で記録する記録手段と、
該記録手段が記録した前ページの記録済み領域量を算出
する記録済み領域量算出手段と、記録媒体における記録
装置が記録可能な最大記録領域量から前記記録済み領域
量を除いた残りの余白領域量に次ページに記録すべき記
録データの全てが記録可能か否かを判断し、記録可能で
あれば前ページの記録終了位置以降に次ページの記録を
前記記録手段に行わせる制御手段とを具えることを特徴
とする。
【0016】本発明の記録方法は、記録データを記録媒
体に記録する記録装置を用いた記録方法において、記録
データを記録媒体にページ単位で記録する記録工程と、
該記録工程で記録した前ページの記録済み領域量を算出
する記録済み領域量算出工程と、記録媒体における記録
装置が記録可能な最大記録領域量から前記記録済み領域
量を除いた残りの余白領域量に次ページに記録すべき記
録データの全てが記録可能か否かを判断し、記録可能で
あれば前ページの記録終了位置以降に次ページの記録を
前記記録工程に行わせる制御工程とを具えることを特徴
とする。
【0017】以上の構成によれば、ユーザが記録領域拡
大モードを選択した場合、本ページの記録を終了した
後、次ページ記録領域量が少量のため、前記最大記録領
域の紙送り方向の長さから前記記録済み領域量算出手段
が算出した記録済み領域の紙送り方向の長さを引いた残
りの余白領域の紙送り方向の長さに比べて、前記次ペー
ジ記録領域量算出手段が算出した次ページ記録領域の紙
送り方向の長さが等しいか短くなった場合、前記余白領
域に次ページの記録データを記録して本来2ページで構
成されている記録結果を1ページに収めることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、以下
に図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態である記録装
置の構成を示す斜視図である。
【0020】1はインクを吐出する吐出口を一定の間隔
で配列した記録ヘッドであり、2は記録ヘッド1を搭載
し矢印Aで示す主走査方向に走査可能なキャリッジであ
る。記録ヘッド1はキャリッジ2に対して着脱可能にな
っており、記録ヘッド1のみを交換することが可能であ
る。
【0021】記録ヘッド1は、各吐出口から伸びるイン
ク路に発熱ヒータを設けており、この発熱ヒータを発熱
させてインク中に気泡を発生させ、気泡の生成圧力によ
って一定量のインク滴を吐出する仕組みとなっている。
なお、インク滴の吐出方法は本実施形態の方法に限ら
ず、ピエゾ方式など他の方法であってもよい。
【0022】3は、キャリッジ2を主走査方向へ駆動さ
せるキャリッジモータ(以下、「CRモータ」ともい
う)であり、ステッピングモータ、或いはエンコーダ付
きモータ等の駆動単位を有するモータである。4はCR
モータ3の駆動力をキャリッジ2に伝えるキャリッジベ
ルトであり、5はキャリッジ2が主走査の際ガイドされ
るキャリッジ軸である。6は記録媒体を矢印Bで示す方
向に搬送する搬送ローラであり、7は搬送ローラを回転
させるLFモータである。8は各駆動部の駆動を制御す
るためのコントロール回路であり、9はコントロール回
路8の駆動信号をキャリッジ2に搭載された記録ヘッド
1に伝達するフレキシブルケーブルである。10は、記
録媒体をガイドするガイド部材であり、11は記録媒体
である。
【0023】記録装置はホストコンピュータと接続され
ており、ホストコンピュータからの指令に応じて各駆動
部を駆動させる。
【0024】図2は、記録装置のコントロール回路の構
成を示すブロック図である。
【0025】コントロール回路全体の制御を行うCPU
16は、マイクロプロセッサ形態である。そして、シス
テムバスを介して他の各回路とつながっている。
【0026】インタフェース17は、ホストコンピュー
タ15とCPU16とを接続するものであり、ホストコ
ンピュータ15からの各種制御コマンドをCPU16に
送信する一方、記録装置の状態信号などをホストコンピ
ュータ15へ送信している。
【0027】コントロール回路は記憶部を具えており、
そのうちROM18は読み出し専用で、各種駆動部の駆
動プログラム等が格納されたプログラムメモリである。
一方、RAM19はホストコンピュータ15から送られ
てきた記録データや制御コマンドを一時的に格納してお
くバッファメモリである。
【0028】20は操作パネルであり、記録装置の状態
を表示するとともに、ユーザが操作ボタンを操作し、各
種指令を記録装置に送ることができる。
【0029】CPU16は、操作パネルからのユーザの
指令、あるいはホストコンピュータからの指令を受ける
と、記憶部に格納されたプログラムメモリあるいは記録
データに基づき、CRモータドライバ24、LFモータ
ドライバ25、記録ヘッドドライバ23等へ駆動指令を
送る。各ドライバは、CPU16からの駆動指令に従
い、CRモータ3、LFモータ7、記録ヘッド1を駆動
させる。
【0030】21は、記録装置の所定位置に搬送される
記録媒体の先端、後端を検知する紙端センサであり、光
学センサなどで構成されている。
【0031】22は、タイマーであり、各種駆動部の駆
動時間をカウントし、このカウント値がさらなる制御に
用いられる。
【0032】26は、EEPROMであり、書き換え可
能の不揮発性メモリであるため、電源が切られても保存
しておく必要のある数値を保持させる。
【0033】次に記録装置の最大記録領域とアプリケー
ションソフトウェアの設定する記録領域との関係を説明
する。
【0034】図3は、記録装置の最大記録領域とホスト
コンピュータに搭載されたアプリケーションソフトウェ
アにより設定される記録領域それぞれの一例を示す図で
ある。
【0035】11は記録媒体を示し、このもっとも外枠
が記録媒体11の紙端である。11aは、記録装置の最
大記録領域を示し、11bはアプリケーションソフトウ
ェアの設定する記録領域を示す。このように分けられた
各領域に関して、記録媒体の一方端11cから、記録媒
体の他方端11dにもっとも近い最大記録領域11aの
端までの紙送り方向(図中矢印Bで示す方向)の長さを
L0とする。なお、記録媒体11を給紙した場合、先端
11c側から記録が行われる。また、記録媒体の一方端
11cから最も近い記録領域11bの端までの紙送り方
向の長さをLaとする。さらに、記録領域11bの紙送
り方向の長さをLbとする。
【0036】なお、記録装置の最大記録領域は可能な限
り大きく設定されているものとする。また、アプリケー
ションソフトウェアにデフォルトで設定されている記録
領域は、余白が十分取られたものであり、La+Lb<
L0の関係が成立するものとする。
【0037】アプリケーションソフトウェアは、作成さ
れた記録データを記録領域に従ってページ分けしてい
く。そして、ユーザから記録指令が入力されると、1ペ
ージ単位で記録データをプリンタドライバへ送る。プリ
ンタドライバは、以下のようにしてデータ処理し記録装
置へ送信する。
【0038】図4は、アプリケーションソフトウェアに
記録指令が入力されたときのアプリケーションソフトウ
ェア及びプリンタドライバの処理を示すフローチャート
である。
【0039】まず、アプリケーションソフトウェア及び
プリンタドライバで、アプリケーションソフトウェアで
作成された記録データを、記録装置を制御するための制
御命令に変換する(ステップ401)。次に、制御命令
に変換された記録データを記録装置に転送する(ステッ
プ402)。1回の転送では、所定の単位だけの記録デ
ータが転送される。例えば本実施形態のシリアルタイプ
の記録装置では1スキャンで記録できるだけの記録デー
タを所定単位として転送される。
【0040】そして、この記録データのデータ形式の変
換及び記録装置へのデータ転送は一気に全データ量を行
うのではなく1ページ分を単位として行う(ステップ4
03)。したがって1ページ分のデータ転送が終了する
までステップ401、402の処理を繰り返す。
【0041】このとき、記録装置側は、プリンタドライ
バから記録データが送信されるたびに記録処理を行って
いる。なお、記録装置側の処理の詳細は後述する。
【0042】1ページ分の記録データの転送が終了する
と、プリンタドライバは記録装置に排紙命令を送信する
(ステップ404)。
【0043】そして次ページの記録データがある場合は
ステップ401へ戻ってステップ404までの処理を、
全記録データを処理し終わるまで繰り返す(ステップ4
05)。そして、全記録データの処理が終了すれば、一
連の処理を終了する。
【0044】このようにして記録装置へ記録データが送
信されるわけだが、上記のアプリケーションソフトウェ
アが設定する記録領域は図3で示した通り余白が多い。
このため、送信されてきた記録データを順次記録してい
たのでは、例えば2枚目の記録が1行のみといったよう
に無駄に用紙を消費してしまう場合がある。そこで、本
発明の記録装置には、このような記録結果を防ぐため
に、記録装置の最大記録領域まで記録を行う「記録領域
拡大モード」を設け、ユーザが記録領域拡大モードを選
択した場合は次に示す処理を行う。なお、この記録領域
拡大モードの選択はユーザが操作パネル等で行うものと
する。
【0045】図5は、記録領域拡大モード時の記録処理
を示すフローチャートである。
【0046】記録装置は、ホストコンピュータのプリン
タドライバから記録データが送信されると、一旦、RA
M形態のバッファメモリ19に所定量を蓄積する。図4
のプリンタドライバ側のフローチャートで述べた通り、
プリンタドライバは所定単位ずつ記録データを送信して
くる。例えば送信されてくるデータ量が1スキャン単位
であれば、記録装置は数スキャン分蓄積する。そして、
記録装置は送信される制御命令中に記されている、使用
する記録媒体に関するサイズ情報(以下「用紙サイズ情
報」ともいう)を取得する(ステップ501)。
【0047】記録装置は、用紙サイズ情報を取得する
と、ROMに予め保存されたプログラムで、使用する記
録媒体の最大記録領域を求め、さらに記録媒体先端から
最大記録領域の端までの最大記録長さL0(図3参照)
を求め、その数値をRAMのワークエリアに保存する
(ステップ502)。
【0048】次にアプリケーションソフトウェアで設定
される先端余白La(図3参照)、すなわち、記録媒体
先端から記録開始位置までの長さを、プリンタドライバ
から送信された記録データに基づいて求める(ステップ
503)。
【0049】次に記録媒体を給紙する(ステップ50
4)。そして、紙端センサが記録媒体の先端11c(図
3参照)を検知したら(ステップ505)、ステップ5
03で取得した先端余白分だけ超えた位置、すなわち記
録開始位置が適正な位置にくるように記録媒体先端を所
定位置にセットする(ステップ506)。
【0050】次に記録媒体の先端から記録が終了した位
置までの長さをLとし、その初期値としてL=Laを代
入する(ステップ507)。そして、所定単位ごとに記
録動作を行う(ステップ508)。なお、記録動作の詳
細は後述する。そして、例えば1スキャン単位で記録さ
れた場合、その1スキャンで記録される長さをLnと
し、1スキャン記録が終了する毎に記録が終了した位置
までの長さLにLnを加算していく。つまり、L=L+
Lnにする(ステップ509)。これら記録動作とLの
カウントとを、1ページ分の記録データが記録し終わる
まで繰り返す。
【0051】1ページ分の記録が終了したら、すなわち
プリンタドライバからの排紙命令を受信したら(ステッ
プ510)次ページの記録命令があるか否かをバッファ
メモリで確認する(ステップ511)。これ以上記録デ
ータがバッファメモリにない場合は排紙動作を実行する
(ステップ512)。一方、次ページの記録データがあ
る場合は、バッファ内の記録データを基に記録媒体先端
から記録終了位置までの長さ、すなわち、次ページの記
録長さL2を見積もる(ステップ513)。この次ペー
ジの記録長さL2と、現在記録している記録媒体の後端
部において最大記録領域内でありかつアプリケーション
ソフトウェアの設定記録領域以外の部分、すなわち後端
余白として設定され、かつ記録可能な領域の長さ(L0
−L)とを比較する(ステップ514)。L2がL0−
Lよりも長い場合、現在記録中の記録媒体の後端余白部
分に納まるデータ量ではないので排紙動作を実行する
(ステップ515)。そしてステップ504に戻り、次
の記録媒体を給紙し、以下同様の処理を行う。一方、L
2がL0−Lよりも短い場合、次ページの記録データ量
は後端余白部分に納まるので、ステップ508に戻り記
録終了位置から次ページの記録データを記録する。
【0052】このようにして全ての記録データを記録し
終えたら、排紙動作を実行し記録動作を終了する。
【0053】次にステップ508の記録動作の詳細を説
明する。
【0054】図6は記録動作を示すフローチャートであ
る。
【0055】まず、CRモータを駆動して記録ヘッドを
搭載したキャリッジを記録媒体の主走査方向へ移動させ
る(ステップ601)。そして、記録ヘッドが所定の位
置にきたら記録ヘッドを駆動して記録媒体に記録を行う
(ステップ602)。
【0056】そして、キャリッジが記録媒体の一方端か
ら他方端まで移動し、この走査における記録が終了する
と(ステップ603)、LFモータを駆動して、この走
査で記録した長さLnだけ記録媒体をキャリッジの走査
方向に直交する方向に搬送する(ステップ604)。ま
た、次の行の記録が行えるように、キャリッジを所定位
置まで戻す(ステップ605)。
【0057】図5,6を用いて説明したように、記録領
域拡大モードで記録を行えば、例えばアプリケーション
ソフトウェアで設定した記録領域に従って記録をした場
合、2ページ目はたった1行だけというような状態を回
避することができる。したがって、ユーザが煩わしい設
定をすることなくランニングコストを削減することがで
きる。
【0058】また、記録領域拡大モードでは、ホストコ
ンピュータから記録データを受け取ると、一旦バッファ
メモリに格納している。このバッファメモリは、アプリ
ケーションソフトウェアが設定している記録領域1ペー
ジ分だけしか格納できない容量ではなく、さらに後端余
白分も格納できる程度の容量、すなわち記録装置の最大
記録領域分の記録データが格納できる程度の容量が設け
られていれば、正確に次ページの記録データが後端余白
部分に記録可能か否かの判断を行うことができるのでよ
り好ましい。
【0059】本実施形態では、シリアルタイプの記録装
置を説明したが、本発明はこれに限定せずフルラインタ
イプなど他の形態であってもよい。
【0060】また、本実施形態ではインクジェット記録
方式を用いたが、本発明はこれに限定せず他の記録方式
を用いてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明の記録装置及び記録方法を用いる
ことにより、ユーザが記録領域拡大モードを選択した場
合、本ページの記録を終了した後、次ページ記録領域量
が少量のため、前記最大記録領域の紙送り方向の長さか
ら前記記録済み領域量算出手段が算出した記録済み領域
の紙送り方向の長さを引いた残りの余白領域の紙送り方
向の長さに比べて、前記次ページ記録領域量算出手段が
算出した次ページ記録領域の紙送り方向の長さが等しい
か短くなった場合、前記余白領域に次ページの記録デー
タを記録して本来2ページ構成されている記録結果を1
ページに収めることができるので、記録装置の最大記録
領域を十分に生かし、ユーザの使用する記録媒体量を軽
減し、ランニングコストの低下を図るとともに地球環境
にやさしい記録装置及び記録方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である記録装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】記録装置のコントロール回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】記録装置の最大記録領域とアプリケーションソ
フトウェアで設定される記録領域との一例を示す図であ
る。
【図4】記録動作時のアプリケーションソフトウェア及
びプリンタドライバの処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】記録領域拡大モード時の記録処理を示すフロー
チャートである。
【図6】記録動作を示すフローチャートである。
【図7】従来の記録動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 キャリッジ 3 キャリッジモータ 4 キャリッジベルト 5 キャリッジ軸 6 搬送ローラ 7 LFモータ 8 コントロール回路 9 フレキシブルケーブル 10 ガイド部材 11 記録媒体 15 ホストコンピュータ 16 CPU 17 インタフェース 18 ROM 19 RAM 20 操作パネル 21 紙端センサ 22 タイマー 23 記録ヘッドドライバ 24 CRモータドライバ 25 LFモータドライバ 26 EEPROM

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データを記録媒体に記録する記録装
    置において、 記録データを記録媒体にページ単位で記録する記録手段
    と、 該記録手段が記録した前ページの記録済み領域量を算出
    する記録済み領域量算出手段と、 記録媒体における記録装置が記録可能な最大記録領域量
    から前記記録済み領域量を除いた残りの余白領域量に次
    ページに記録すべき記録データの全てが記録可能か否か
    を判断し、記録可能であれば前ページの記録終了位置以
    降に次ページの記録を前記記録手段に行わせる制御手段
    と、 を具えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録データに基づいて記録ヘッドにより
    記録を行う記録動作と、所定量だけ記録媒体と記録ヘッ
    ドとを相対的に移動させる紙送り動作とを交互に行うこ
    とにより記録媒体全体に記録する記録装置において、 記録装置が記録可能な最大記録領域まで記録媒体に記録
    することが可能な記録領域拡大モードと、 記録データを記録媒体にページ単位で記録する記録手段
    と、 前記記録領域拡大モード時において、 該記録手段が記録した前ページの記録済み領域の紙送り
    方向の長さを算出する記録済み領域量算出手段と、 前記記録手段が前ページの記録データの記録を終了し、
    さらに次ページに記録すべき記録データが存在する場
    合、次ページの記録データ全てを記録するのに要する次
    ページ記録領域の紙送り方向の長さを算出する次ページ
    記録領域量算出手段と、 前記記録手段が前ページの記録を終了した時点で、前記
    最大記録領域の紙送り方向の長さから前記記録済み領域
    量算出手段が算出した記録済み領域の紙送り方向の長さ
    を除いた残りの余白領域の紙送り方向の長さと、前記次
    ページ記録領域量算出手段が算出した次ページ記録領域
    の紙送り方向の長さとが等しいか、または余白領域の紙
    送り方向の長さの方が長い場合、前ページの記録終了位
    置以降に次ページの記録を前記記録手段に行わせる制御
    手段と、 を具えることを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録済み領域量算出手段は、前記紙
    送り動作が行われる毎に、1回の紙送り量を記録済み領
    域の紙送り方向の長さに加算することを特徴とする請求
    項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 1ページ以上の記録データを一時的に保
    存する記憶手段を有し、 前記次ページ記録領域量算出手段は、前記記憶手段に記
    憶された次ページの記録データから次ページ記録領域の
    紙送り方向の長さを算出することを特徴とする請求項2
    または3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 記録データを記録媒体に記録する記録装
    置を用いた記録方法において、 記録データを記録媒体にページ単位で記録する記録工程
    と、 該記録工程で記録した前ページの記録済み領域量を算出
    する記録済み領域量算出工程と、 記録媒体における記録装置が記録可能な最大記録領域量
    から前記記録済み領域量を除いた残りの余白領域量に次
    ページに記録すべき記録データの全てが記録可能か否か
    を判断し、記録可能であれば前ページの記録終了位置以
    降に次ページの記録を前記記録工程に行わせる制御工程
    と、 を具えることを特徴とする記録方法。
  6. 【請求項6】 記録データに基づいて記録ヘッドにより
    記録を行う記録動作と、所定量だけ記録媒体と記録ヘッ
    ドとを相対的に移動させる紙送り動作とを交互に行うこ
    とにより記録媒体全体に記録する記録装置を用いた記録
    方法において、 記録装置が記録可能な最大記録領域まで記録媒体に記録
    することが可能な記録領域拡大モードと、 記録データを記録媒体にページ単位で記録する記録工程
    と、 前記記録領域拡大モード時において、 該記録工程で記録した前ページの記録済み領域の紙送り
    方向の長さを算出する記録済み領域量算出工程と、 前記記録工程が前ページの記録データの記録を終了し、
    さらに次ページに記録すべき記録データが存在する場
    合、次ページの記録データ全てを記録するのに要する次
    ページ記録領域の紙送り方向の長さを算出する次ページ
    記録領域量算出工程と、 前記記録工程が前ページの記録を終了した時点で、前記
    最大記録領域の紙送り方向の長さから前記記録済み領域
    量算出工程が算出した記録済み領域の紙送り方向の長さ
    を除いた残りの余白領域の紙送り方向の長さと、前記次
    ページ記録領域量算出工程が算出した次ページ記録領域
    の紙送り方向の長さとが等しいか、または余白領域の紙
    送り方向の長さの方が長い場合、前ページの記録終了位
    置以降に次ページの記録を前記記録工程に行わせる制御
    工程と、 を具えることを特徴とする記録方法。
  7. 【請求項7】 前記記録済み領域量算出工程は、前記紙
    送り動作が行われる毎に、1回の紙送り量を記録済み領
    域の紙送り方向の長さに加算することを特徴とする請求
    項6に記載の記録方法。
  8. 【請求項8】 1ページ以上の記録データを一時的に保
    存する記憶工程を有し、 前記次ページ記録領域量算出工程は、前記記憶工程に記
    憶された次ページの記録データから次ページ記録領域の
    紙送り方向の長さを算出することを特徴とする請求項6
    または7に記載の記録方法。
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