JP2023170172A - 記録装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

記録装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録装置のユーザビリティの向上に有利な技術を提供する。【解決手段】記録ヘッドを用いて記録を行う記録動作と、所定のメンテナンス動作とを実行可能な記録装置であって、前記記録動作の開始の指示を受け付ける受付け手段と、前記メンテナンス動作の実行中に前記指示を受け付けた場合に、該メンテナンス動作を中断して前記記録動作を開始するか、該メンテナンス動作の完了後に前記記録動作を開始するかを判定する判定手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、主に記録装置に関する。
記録装置のなかには、印刷モードの異なる印刷ジョブの割込みがあった場合に、印刷モードの変更時間に基づいて該割込みを許容し、それによりスループットを向上させるものがある(特許文献1参照)。
特開2012-187718号公報
記録装置は、一般に、用紙に対して記録を行う記録動作を実行する他、記録装置が備える個々の要素が適切に動作可能となるように所定のメンテナンス動作を実行しうる。メンテナンス動作の間には記録動作の実行は制限されるため、メンテナンス動作の完了まで記録動作の開始は抑制され、その間、記録装置のユーザは待機することとなり、その間はいわゆるダウンタイムとなる。特許文献1の構成においてはメンテナンス動作についての考慮がされておらず、ユーザビリティの向上の観点で改善の余地があった。
本発明は、発明者による上記課題の認識を契機として為されたものであり、記録装置のユーザビリティの向上に有利な技術を提供することを例示的目的とする。
本発明の一つの側面は記録装置にかかり、前記記録装置は、
記録ヘッドを用いて記録を行う記録動作と、所定のメンテナンス動作とを実行可能な記録装置であって、
前記記録動作の開始の指示を受け付ける受付け手段と、
前記メンテナンス動作の実行中に前記指示を受け付けた場合に、該メンテナンス動作を中断して前記記録動作を開始するか、該メンテナンス動作の完了後に前記記録動作を開始するかを判定する判定手段と、を備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、記録装置のユーザビリティを向上することができる。
実施形態に係る記録装置1の内部構成を示す模式図。 記録装置1のシステム構成の一例を示すブロック図。 プログラムに対応するソフトウェア構成の一例を示す図。 実行判定部401の処理内容の一例を示すフローチャート。 実行判定部401の処理結果の一例を示す図。 実行判定部401の処理内容の他の例を示すフローチャート。 実行判定部401の処理結果の他の例を示す図。 許容時間を設定するための表示情報701を示す図。 実行判定部401の処理内容の他の例を示すフローチャート。 メンテナンス及びジョブの何れを優先するかを設定するための表示情報901を示す図。 実行判定部401の処理結果の他の例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、実施形態に係る記録装置1の内部構成を示す模式図である。記録装置1は、インクジェット記録方式により所定の用紙(カットシート等。記録媒体と表現されてもよい。)に対して記録を実行可能に構成される。図中において、x方向は左右方向ないし幅方向を示し、y方向は前後方向ないし奥行き方向を示し、また、z方向は上下方向ないし高さ方向を示す。尚、ここでいう記録とは、文字、図形、写真等を用紙上に形成することを指す。
本実施形態において、記録装置1は、プリント部2およびスキャナ部3を備え、それにより、用紙に対して記録を行う記録動作と、原稿(画像が形成された用紙)から画像を読み取る読取動作とを実行可能とする。ここで、記録動作および読取動作は、個別に行われてもよいし、略同時に(連動して)行われてもよい。
スキャナ部3は、ADF(オートドキュメントフィーダ)およびFBS(フラットベッドスキャナ)を備えており、ADFにより順に供給される用紙の読み取りと、ユーザによりFBSの原稿台に載置された原稿の読み取りと、を行う。これらの読み取りはスキャンと表現されてもよい。尚、他の実施形態として、記録装置1はスキャナ部3を備えない構成であってもよく、即ち、原稿から画像を読み取る読取機能は省略されてもよい。
プリント部2は、第1カセット5Aおよび第2カセット5B、第1給送ユニット6Aおよび第2給送ユニット6B、搬送ローラ7、ピンチローラ7a、拍車7b、記録ヘッド8、フラッパ11、排出ローラ12、ガイド18、並びに、インナーガイド19を含む。
カセット5A及び5Bは、筐体4下方の底部に着脱可能に設置され、1以上の用紙を収容可能に構成される。カセット5Aには比較的小サイズ(例えばA4サイズ)の用紙が積載されて収容され、カセット5Bには比較的大サイズ(例えばA3サイズ)の用紙が積載されて収容されうる。
第1給送ユニット6Aは、カセット5A近傍に設けられ、カセット5Aにアクセスしてカセット5Aから用紙を1枚ずつ分離して給送可能に構成される。同様に、第2給送ユニット6Bはカセット5B近傍に設けられる。このような構成により、記録動作の際、カセット5A及び5Bから選択的に用紙が順にピックアップされ搬送される。
尚、ここでは2つのカセット5A及び5Bを備える構成が例示されるが、カセットの数量は本例に限られない(給送ユニット6A及び6Bについても同様である。)。
搬送ローラ7、ピンチローラ7a、拍車7b、排出ローラ12、ガイド18、インナーガイド19およびフラッパ11は、直接的/間接的に制御されることにより用紙を所定の方向にガイドしながら搬送する。この観点で、これらは所定の搬送経路に沿って用紙を搬送するための搬送機構を形成していると云える。
搬送ローラ7は、記録ヘッド8の上流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。ピンチローラ7aは、搬送ローラ7と共に用紙を挟持して回転する従動ローラである。排出ローラ12は、記録ヘッド8の下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。拍車7bは、排出ローラ12と共に用紙を挟持しながら回転して該用紙を搬送し、又は、独立して回転することにより該用紙を案内する。
ガイド18は、用紙の搬送経路に設けられ、用紙を所定の方向に案内する。インナーガイド19は、y方向に延在する部材で構成され、湾曲した側面を有し、それにより該側面に沿って用紙を案内する。フラッパ11は、用紙の両面に対して記録を行う両面記録動作の際に、用紙が搬送方向を切替え可能である。記録動作が完了した用紙は、排出ローラ12により排出トレイ13に排出ないし積載されて保持される。
記録ヘッド8は、本実施形態においてはカラー対応のラインヘッド(用紙の幅方向全域に亘って延設された記録ヘッド。フルラインヘッド。)とし、記録ヘッド8には、記録データに基づいてインクを吐出可能なノズルがy方向に複数配列されている。記録動作の非実行時には、記録ヘッド8は待機位置にて待機し、記録ヘッド8のノズル面8aはメンテナンスユニット16のキャップユニット10によりキャップされうる。記録動作の実行時には、プリントコントローラ202により、記録ヘッド8の姿勢は、ノズル面8aがプラテン9と対向するように変更される。プラテン9は、y方向に延在する平板により構成され、記録ヘッド8により記録される用紙をその反対側から支持する。
インクタンクユニット14は、1以上のインク(例えば4色のインク)をそれぞれ貯留し、該インクは記録ヘッド8に供給される。インク供給ユニット15は、インクタンクユニット14と記録ヘッド8とを接続する流路に設けられ、記録ヘッド8内のインクの圧力及び流量を調整可能とする。本実施形態においては、記録ヘッド8とインクタンクユニット14との間をインクが循環し、インク供給ユニット15は、記録ヘッド8に供給されるインクの圧力と、記録ヘッド8から回収されるインクの流量とを調整する。
プリント部2は、メンテナンスユニット16を更に含む。メンテナンスユニット16は、キャップユニット10を含む他、ワイピングユニット17を更に含み、それらを所定のタイミングで作動させることにより記録ヘッド8のメンテナンス動作を行う。
図2は、記録装置1のシステム構成の一例を示すブロック図である。記録装置1は、プリント部2の駆動制御を行うプリントエンジンユニット200と、スキャナ部3の駆動制御を行うスキャナエンジンユニット300と、記録装置1のシステム全体の制御を行うコントローラユニット100と、を備える。
コントローラユニット100は、メインコントローラ101、ホストIF102、ワイヤレスIF103、操作パネル104、プリントエンジンIF105、RAM(Random Access Memory)106、ROM(Read Only Memory)107、画像処理部108およびスキャナエンジンIF109を含む。尚、IFは、本明細書においてインタフェースを指し、I/Fと示されてもよい。
プリントエンジンユニット200は、コントローラIF201、プリントコントローラ202、ROM203、RAM204、画像処理コントローラ205、ヘッドIF206、搬送制御部207、ヘッドキャリッジ制御部208、インク供給制御部209およびメンテナンス制御部210を含む。プリントエンジンユニット200の各要素は、コントローラユニット100のメインコントローラ101からの指示に基づいてプリントコントローラ202により制御される。
また、スキャナエンジンユニット300は、コントローラIF301、スキャナコントローラ302、RAM303、搬送制御部304およびセンサ305を含む。スキャナエンジンユニット300の各要素は、コントローラユニット100のメインコントローラ101からの指示に基づいて制御される。
コントローラユニット100において、メインコントローラ101は、CPU(中央演算装置)により構成され、ROM107から読み出したプログラムを、RAM106をワークエリアとして使用しながら実行することにより記録装置1全体の駆動制御を行う。例えば、ホスト装置400からホストI/F102またはワイヤレスI/F103を介してプリントジョブが入力されると、画像処理部108が受信した画像データに対して所定の画像処理が行われうる。該画像データは、メインコントローラ101によりプリントエンジンI/F105を介してプリントエンジンユニット200に送信されうる。
記録装置1への画像データは、ホスト装置400から無線通信や有線通信を介して取得されてもよいし、記録装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリ等)から取得されてもよい。無線通信や有線通信に利用される通信方式には、公知のものが用いられればよい。無線通信の例としては、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が挙げられる。有線通信の例としては、USB(Universal Serial Bus)等が挙げられる。
また、記録装置1にホスト装置400から読取指示が入力されると、メインコントローラ101は、スキャナエンジンI/F109を介して該読取指示に基づく制御信号をスキャナ部3に送信する。
操作パネル104は、記録装置1に対するユーザによる操作入力を受け付ける。ユーザは、例えば、操作パネル104を介してプリント、スキャン、コピー等の指示を入力し、それに先立って動作モードを設定または変更し、或いは、記録装置1の設定情報を確認することができる。操作パネル104は、タッチパネルディスプレイであってもよく、その場合には、操作入力に対する応答結果を表示することも可能である。
プリントエンジンユニット200において、プリントコントローラ202は、CPUにより構成され、ROM203から読み出したプログラムを、RAM204をワークエリアとして使用しながら実行することによりプリント部2の各要素の駆動制御を行う。コントローラI/F201を介して受信された画像データや各種コマンドは、プリントコントローラ202によりRAM204に一時的に保存されうる。プリントコントローラ202は、画像処理コントローラ205により画像データを記録データに変換し、記録ヘッド8が記録動作を実行可能な形式にする。その後、プリントコントローラ202は、ヘッドI/F206を介して、該記録データに基づく記録動作を記録ヘッド8に実行させる。その際、プリントコントローラ202は、搬送制御部207を介して給送ユニット6A及び6B、搬送ローラ7、排出ローラ12、並びに、フラッパ11を駆動ないし制御して用紙を搬送する。このようにして、用紙の搬送動作と共に、記録ヘッド8による記録動作が実行され、印刷処理が行われうる。
ヘッドキャリッジ制御部208は、記録装置1の動作状態(記録状態、メンテナンス状態など)に基づいて記録ヘッド8の姿勢(向き、位置など)を変更する。インク供給制御部209は、記録ヘッド8に供給されるインクの圧力が所定範囲内になるように、インク供給ユニット15を制御する。メンテナンス制御部210は、記録ヘッド8のメンテナンス動作の際に、メンテナンスユニット16のキャップユニット10およびワイピングユニット17の駆動制御を行う。
スキャナエンジンユニット300においては、メインコントローラ101が、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに基づいて、RAM106をワークエリアとして使用ながらスキャナコントローラ302の各要素を制御する。これにより、スキャナ部3の各要素が制御される。例えば、メインコントローラ101がコントローラI/F301を介してスキャナコントローラ302の各要素を制御することにより、ユーザによりADFに載置された原稿を搬送制御部304により搬送し、センサ305により該原稿から画像を読み取る。該読み取られた画像データはスキャナコントローラ302によりRAM303に一時的に保存されうる。尚、プリントコントローラ202は、このようにして得られた画像データを記録データに変換することにより、該画像データに基づく記録動作を記録ヘッド8に実行させることも可能である。
図3は、ROM107に記憶されているプログラムに対応するソフトウェア構成の一例である。実行判定部401は、印刷ジョブ情報402、メンテナンス情報403および設定情報404を取得する。詳細については後述とするが、実行判定部401は、メンテナンスの実行中に印刷ジョブを受け付けた場合、メンテナンスの実行を継続するか、メンテナンスを中断して該受け付けた印刷ジョブの印刷処理を行うか、の判定を行う。
印刷ジョブ情報402は、プリントジョブ、コピージョブ、FAX受信ジョブ等の種類を示す属性情報、カラー印刷かモノクロ印刷かを示す色情報等を含む。
メンテナンス情報403は、メンテナンスの実行時間を示す時間情報、前回のメンテナンスの完了からの経過時間を示す経過情報、及び、実行中のメンテナンスの中断の可否を示す中断可否情報を含む。時間情報は、メンテナンスの実行の開始から完了までに要する時間、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間、および、実行中のメンテナンスが完了するまでの残り時間を示す。尚、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間は、2回以上の中断があった場合には、メンテナンスの実行の開始から最後の中断までの間に実行されたメンテナンスの時間を累積したものとする。経過情報は、前回のメンテナンスの実行が完了した時点からの印刷ジョブの印刷枚数、および、前回のメンテナンスの実行が完了した時点から経過した時間を示す。
設定情報404とは、閾値の設定を示す情報(閾値設定情報)、許容時間の設定を示す情報(許容時間設定情報)、および、メンテナンスおよびジョブの何れを優先するかを示す情報(優先設定情報)を含む。閾値は、実行中のメンテナンスが完了するまでの残り時間について予め設定された参照用の基準値であり、記録装置1の製造時に製造工場にて設定されてもよいが、ユーザにより設定されてもよい。許容時間は、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間についての許容の可否を示す時間であり、メンテナンスの種類に応じてユーザにより設定されうる。優先設定情報は、ジョブの種類と色情報の組み合わせ毎にユーザにより設定されうる。
メンテナンスの種類の例としては、キャップ処理、ワイピング処理、撹拌処理等が挙げられる。キャップ処理は、記録ヘッド8のノズル面8aをキャップユニット10によってキャップし、それにより、記録動作の非実行時におけるインクの乾燥を防止する。ワイピング処理は、記録ヘッド8のノズル面8aをワイピングユニット17によってクリーニングし、それにより、ノズルの詰まりを解消したり、インク流路への気泡の混入を防止したりする。撹拌処理は、インクタンクユニット14から供給されるインクおよび記録ヘッド8から回収されたインクを、インク供給ユニット15により撹拌し、それにより、インク中の液体成分をノズルから適切に吐出可能なものに調整する。メンテナンスユニット16は、所定のタイミングで、キャップユニット10、ワイピングユニット17および記録ヘッド8のそれぞれの駆動制御を行う。メンテナンスは、その種類によって、例えば、実行のタイミング、実行の開始から完了までかかる時間、及び、実行の開始後に中断が可能か否か、が異なる。
尚、上述のメンテナンスは、所定条件の成立に基づいて実行されればよく、例えば、前回のメンテナンスの実行が完了した時点からの経過時間が基準を満たした場合、記録動作の実行回数、記録量(例えばインク吐出量)等が基準を満たした場合等に実行されうる。
(第1実施例)
第1実施例では、実行判定部401は、設定情報404における閾値設定情報を用いて、メンテナンスの実行を継続するか、メンテナンスを中断して上記受け付けた印刷ジョブの印刷処理を行うか、を判定する。
図4は、実行判定部401にて印刷ジョブを受け付けた場合における本実施例に係る処理内容の一例を示すフローチャートである。
ステップS501では、実行判定部401は、メンテナンス情報403に基づいてメンテナンスを実行中か否かを判定する判定処理を行い、メンテナンス実行中の場合にはステップS502の処理に進み、そうでない場合にはステップS511の処理に進む。
ステップS502では、実行判定部401は、実行中のメンテナンスの中断の可否を判定する判定処理を行う。メンテナンスのなかには、適切な吐出が困難になったノズルを特定するテスト、記録ヘッド8のクリーニング等を行うものがあり、メンテナンスの種類によっては、中断が可能なものと、中断されるべきでないものとがある。実行判定部401は、メンテナンスを中断可能な場合にはステップS503の処理に進み、そうでない場合にはステップS510の処理に進む。
ステップS503では、実行判定部401は、前回のメンテナンスの実行が完了した時点からの印刷ジョブの印刷枚数が基準以下か否かを判定する判定処理を行う。該判定の基準はメンテナンスの種類により異なりうる。該判定の基準を適切に設定してメンテナンスを行うことにより、記録動作における品質の維持、機器の保全等が可能となる。尚、この基準は、印刷ジョブの印刷枚数でもよいし、ドットカウント(インク吐出ドット数)でもよい。実行判定部401は、前回のメンテナンスの実行が完了した時点からの印刷ジョブの印刷枚数が基準以下の場合にはステップS504の処理に進み、そうでない場合にはステップS510の処理に進む。
ステップS504では、実行判定部401は、前回のメンテナンスの実行が完了した時点からの経過時間が基準以下か否かを判定する判定処理を行う。該判定の基準はメンテナンスの種類により異なりうる。該判定の基準を適切に設定してメンテナンスを行うことにより、記録動作における品質の維持、機器の保全等が可能となる。実行判定部401は、前回のメンテナンスの実行が完了した時点からの経過時間が基準以下の場合にはステップS505の処理に進み、そうでない場合にはステップS510の処理に進む。
尚、ステップS502、S503及びS504での判定は、単一のステップにてまとめて行われてもよい。また、ステップS502、S503及びS504の順番は入れ替えられてもよい。
ステップS505では、実行判定部401は、実行中のメンテナンスが完了するまでの残り時間を算出する。
ステップS506では、実行判定部401は、実行中のメンテナンスを中断するか否かを判定する判定処理を行う。該判定は、ステップS505で算出された実行中のメンテナンスが完了するまでの残り時間と、設定情報404の閾値設定情報が示す閾値と、を比較することにより行われる。実行判定部401は、該残り時間が閾値より小さい場合にはステップS510の処理に進み、そうでない場合にはステップS507の処理に進む。
ステップS507では、実行判定部401は、実行中のメンテナンスを中断する中断処理を行う。
ステップS508では、実行判定部401は、ステップS507の中断処理が完了したことに応答して、印刷ジョブの印刷処理を行う。
ステップS509では、実行判定部401は、ステップS508の印刷処理が完了したことに応答して、ステップS507にて中断されたメンテナンスの実行を再開する。
ステップS510では、実行判定部401は、実行中のメンテナンスを継続する。
ステップS511では、実行判定部401は、印刷ジョブの印刷処理を行う。
図5(a)~5(d)は、実行判定部401の処理結果の一例を示す。
図5(a)は、メンテナンスを実行中にジョブを受け付けた後にステップS505まで処理が進んだ場合についての該メンテナンスの実行態様を示す。実行の開始から完了までに60秒を要するメンテナンスにおいて、該メンテナンスの実行の開始から50秒経過した時点にてジョブを受け付けた場合、その際、メンテナンスの完了までの残り時間は10秒となる。
図5(b)は、ステップS506の判定にてステップS510まで処理が進んだ場合についてのメンテナンスの実行態様を示す。例えば、メンテナンスの実行の開始から完了までに要する時間の20%が閾値に設定されている場合、実行の開始から完了までに60秒を要するメンテナンスについての閾値は12秒となる。メンテナンスの完了までの残り時間が10秒である本例の場合、該残り時間は閾値より小さいため、実行判定部401は、実行中のメンテナンスを継続して実行して、該メンテナンスの実行が完了した後にジョブの印刷処理を行うこととなる。
図5(c)は、メンテナンスを実行中にジョブを受け付けた後にステップS505まで処理が進んだ場合についての該メンテナンスの実行態様を示す。実行の開始から完了までに60秒を要するメンテナンスにおいて、該メンテナンスの実行の開始から40秒経過した時点にてジョブを受け付けた場合、その際、メンテナンスの完了までの残り時間は20秒となる。
図5(d)は、ステップS506の判定にてステップS507まで処理が進んだ場合についてのメンテナンスの実行態様を示す。例えば、メンテナンスの実行の開始から完了までに要する時間の20%が閾値に設定されている場合、実行の開始から完了までに60秒を要するメンテナンスについての閾値は12秒となる。メンテナンスの完了までの残り時間が20秒である本例の場合、該残り時間は閾値より大きいため、実行判定部401は、実行中のメンテナンスを中断してジョブの印刷処理を行い、その後、該中断されたメンテナンスを再開する。
本実施例よれば、メンテナンスの実行中にジョブを受け取った場合、実行中のメンテナンスが完了するまでの残り時間に基づいて、メンテナンスの実行を継続するか、メンテナンスを中断して該受け付けた印刷ジョブの印刷処理を行うか、の判定を行う。このような制御態様によれば、印刷ジョブの印刷処理は該印刷ジョブの受付けのタイミングに応じて適切に実行されることとなり、ユーザビリティの向上に有利である。例えば、メンテナンスを継続して実行する場合、メンテナンスの実行時間とジョブの処理時間との合計を短くすることができる。また、メンテナンスを中断して該受け付けた印刷ジョブの印刷処理を行う場合、メンテナンスの実行による印刷ジョブにおけるダウンタイムを低減することができる。
(第2実施例)
第2実施例では、実行判定部401は、設定情報404における許容時間設定情報を用いて、メンテナンスの実行を継続するか、メンテナンスを中断して上記受け付けた印刷ジョブの印刷処理を行うか、を判定する。
図6は、実行判定部401にて印刷ジョブを受け付けた場合における本実施例に係る処理内容の一例を示すフローチャートである(尚、図中のステップS501~S504およびS507~S511は、図4を参照しながら説明したものと同様である。)。
ステップS605では、実行判定部401は、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間(2回以上の中断があった場合には、メンテナンスの実行の開始から最後の中断までのメンテナンスの累積時間)を算出する。
ステップS606では、実行判定部401は、実行中のメンテナンスを中断するか否かを判定する判定処理を行う。該判定は、ステップS605で算出されたメンテナンスの実行の開始から中断までの時間と、設定情報404の許容時間設定情報が示す許容時間と、を比較することにより行われる。実行判定部401は、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間が許容時間より小さい場合にはステップS507の処理に進み、そうでない場合にはステップS510の処理に進む。
図7(a)~7(d)は、実行判定部401の処理結果の一例を示す。
図7(a)は、メンテナンスを実行中にジョブAを受け付けた後にステップS605まで処理が進んだ時についての該メンテナンスの実行態様を示す。実行の開始から完了までに60秒を要するメンテナンスにおいて、該メンテナンスの実行の開始から50秒経過した時点にてジョブAを受け付けた場合、その際、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間は50秒となる。
図7(b)は、ステップS606の判定にてステップS507まで処理が進み、その後、再開されたメンテナンスの実行中にジョブBを受け付けて再びステップS501からステップS605まで処理が進んだ時についての該メンテナンスの実行態様を示す。例えば、メンテナンスの再開から50秒経過してジョブBを受け付けた場合、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間(累積時間)は100秒となる。
図7(c)は、再開されたメンテナンスの実行中にジョブBを受け付けてステップS606の判定にてステップS510の処理に進んだ時の該メンテナンスの実行態様を示す。例えば、許容時間が60秒に設定されている場合、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間(累積時間100秒)は該許容時間より小さい。そのため、実行判定部401は、再開されたメンテナンスを継続して実行し、該メンテナンスの実行が完了した後にジョブBの印刷処理を行う。
図7(d)は、再開されたメンテナンスの実行中にジョブBを受け付けてステップS606の判定にてステップS507の処理に進んだ時の該メンテナンスの実行態様を示す。例えば、許容時間が120秒に設定されている場合、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間(累積時間100秒)は該許容時間より大きい。そのため、実行判定部401は、再開されたメンテナンスを中断してジョブBの印刷処理を行い、その後、該中断されたメンテナンスを再開する。
図8は、記録装置1においてユーザが許容時間を設定するための表示の一例としての表示情報701を示す。表示情報701は、操作パネル104に表示されうる。表示情報701は、許容時間を設定または変更可能な1以上の情報702を含む。メンテナンスの種類毎に情報702が設けられることにより、許容時間をメンテナンスの種類毎に設定または変更可能であり、その上限値もまたメンテナンスの種類毎に異なりうる。例えば、撹拌処理においては、機器の保全というよりは記録動作における品質の維持に影響しうるため、許容時間の上限値は高く設定されうる。一方、ワイピング処理においては、機器の保全に対する影響が大きいため、許容時間の上限値は低く設定されうる。
本実施例によれば、メンテナンスの実行中にジョブを受け取った場合、メンテナンスの実行の開始から中断までの時間に基づいて、メンテナンスの実行を継続するか、メンテナンスを中断して該受け付けた印刷ジョブの印刷処理を行うか、の判定を行う。このような制御態様によれば、第1実施例同様の効果が得られる他、例えば複数の印刷ジョブが連続で入力された場合にメンテナンスが中断され続けるような事態を回避可能となる。
(第3実施例)
第3実施例では、実行判定部401は、設定情報404における優先設定情報を用いて、メンテナンスの実行を継続するか、メンテナンスを中断して上記受け付けた印刷ジョブの印刷処理を行うか、を判定する。
図9は、実行判定部401にて印刷ジョブを受け付けた場合における本実施例に係る処理内容の一例を示すフローチャートである(尚、図中のステップS501~S504およびS507~S511は、図4を参照しながら説明したものと同様である。)。
ステップS805では、実行判定部401は、設定情報404から優先設定情報を取得する。
ステップS806では、実行判定部401は、実行中のメンテナンスを中断するか否かを判定する判定処理を行う。該判定は、ステップS805で取得された設定情報がメンテナンスおよびジョブの何れを優先する設定を示すか、に基づいて行われる。実行判定部401は、メンテナンスを優先する設定となっている場合にはステップS510の処理に進み、ジョブを優先する設定となっている場合にはステップS507の処理に進む。
図10は、記録装置1において、メンテナンス及びジョブの何れを優先するかを設定するための表示の一例としての表示情報901を示す。表示情報901は、操作パネル104に表示されうる。表示情報901は、ジョブの種類と色情報との組み合わせ毎に設定可能である。例えば、設定情報902は、モノクロ印刷のコピージョブにおける設定情報である。設定情報903は、カラー印刷のコピージョブにおける設定情報である。設定情報904は、モノクロ印刷のFAX受信ジョブにおける設定情報である。設定情報905は、モノクロ印刷のプリントジョブにおける設定情報である。また、設定情報905は、モノクロ印刷のプリントジョブにおける設定情報である。
図11(a)~11(c)は、実行判定部401の処理結果の一例を示す。
図11(a)は、メンテナンスを実行中にジョブを受け付けてステップS505まで処理が進んだ時についての該メンテナンスの実行態様を示す。
図11(b)は、ステップS806の判定にてステップS507まで処理が進んだ場合についてのメンテナンスの実行態様を示す。実行判定部401は、図10に例示されるように、カラー印刷のコピージョブの設定情報がジョブを優先する設定であるため、実行中のメンテナンスを中断してジョブの印刷処理を行い、その後、該中断されたメンテナンスを再開する。
図11(c)は、ステップS806の判定にてステップS507まで処理が進んだ場合についてのメンテナンスの実行態様を示す。実行判定部401は、図10に例示されるように、カラー印刷のプリントジョブの設定情報がメンテナンスを優先する設定であるため、実行中のメンテナンスを継続して実行して、該メンテナンスの実行が完了した後にジョブの印刷処理を行うこととなる。
本実施例によれば、メンテナンスおよびジョブの何れを優先するかをジョブの種類毎に判定することにより、メンテナンスに優先してコピージョブの印刷処理を実行することができる。このような制御態様によっても第1実施例同様の効果が得られうる。
以上の実施形態によれば、記録装置1は、メンテナンス動作の実行中に記録動作の指示を受け付けた場合に、該メンテナンス動作を中断して記録動作を開始するか、該メンテナンス動作の完了後に記録動作を開始するかを判定する。このような制御態様によれば、記録動作は、その指示の受付けのタイミングに応じて適切に実行されることとなり、ユーザビリティの向上に有利である。
(プログラム)
本発明は、上記実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理により実現されてもよい。例えば、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によって実現されてもよい。
(その他)
上述の説明においては、インクジェット記録方式を用いた記録装置1を例に挙げて説明したが、記録方式は上述の態様に限られるものではない。また、記録装置1は、記録機能のみを有するシングルファンクションプリンタであっても良いし、記録機能、FAX機能、スキャナ機能等の複数の機能を有するマルチファンクションプリンタであっても良い。また、例えば、カラーフィルタ、電子デバイス、光学デバイス、微小構造物等を所定の記録方式で製造するための製造装置であっても良い。
また、本明細書でいう「記録」は広く解釈されるべきものである。従って、「記録」の態様は、記録媒体上に形成される対象が文字、図形等の有意の情報であるか否かを問わないし、また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わない。
また、「記録媒体」は、上記「記録」同様広く解釈されるべきものである。従って、「記録媒体」の概念は、一般的に用いられる紙の他、布、プラスチックフィルム、金属板、ガラス、セラミックス、樹脂、木材、皮革等、インクを受容可能な如何なる部材をも含みうる。
更に、「インク」は、上記「記録」同様広く解釈されるべきものである。従って、「インク」の概念は、記録媒体上に付与されることによって画像、模様、パターン等を形成する液体の他、記録媒体の加工、インクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)等に供され得る付随的な液体をも含みうる。
実施形態の幾つかの特徴は下記のように纏められる:
[1]
記録ヘッドを用いて記録を行う記録動作と、所定のメンテナンス動作とを実行可能な記録装置であって、
前記記録動作の開始の指示を受け付ける受付け手段と、
前記メンテナンス動作の実行中に前記指示を受け付けた場合に、該メンテナンス動作を中断して前記記録動作を開始するか、該メンテナンス動作の完了後に前記記録動作を開始するかを判定する判定手段と、を備える
ことを特徴とする記録装置。
[2]
前記メンテナンス動作の実行中に前記指示を受け付けた場合に、該メンテナンス動作が完了するまでの残り時間を算出する算出手段を更に備えており、前記判定手段は前記残り時間に基づいて前記判定を行う
ことを特徴とする上記[1]に記載の記録装置。
[3]
前記判定手段は、前記残り時間と閾値とを比較することにより前記判定を行う
ことを特徴とする上記[2]に記載の記録装置。
[4]
前記メンテナンス動作の種類は複数であり、前記閾値は該複数のメンテナンス動作のそれぞれに対応して設定されている
ことを特徴とする上記[3]に記載の記録装置。
[5]
前記複数のメンテナンス動作の開始から完了までに要する時間は互いに異なっており、前記閾値は、対応のメンテナンス動作の開始から完了までに要する時間に基づいて設定されている
ことを特徴とする上記[4]に記載の記録装置。
[6]
メンテナンス動作の開始から中断までの累積時間を算出する第二の算出手段を更に備えており、前記判定手段は前記累積時間に基づいて前記判定を行う
ことを特徴とする上記[1]に記載の記録装置。
[7]
前記記録動作および前記メンテナンス動作の何れを優先するかを示す情報を取得する取得手段を更に備えており、前記判定手段は前記情報に基づいて前記判定を行う
ことを特徴とする上記[1]に記載の記録装置。
[8]
前記メンテナンス動作の種類は複数であり、前記情報は該複数のメンテナンス動作のそれぞれに対応して設定されている
ことを特徴とする上記[7]に記載の記録装置。
[9]
コンピュータに上記[1]~[8]のいずれか1つに記載の記録装置の各手段を実行させるためのプログラム。
[10]
記録ヘッドを用いて記録を行う記録動作と、所定のメンテナンス動作とを実行可能な記録装置の制御方法であって、
前記記録動作の開始の指示を受け付けることと、
前記メンテナンス動作の実行中に前記指示を受け付けた場合に、該メンテナンス動作を中断して前記記録動作を開始するか、該メンテナンス動作の完了後に前記記録動作を開始するかを判定することと、を含む
ことを特徴とする制御方法。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:記録装置、8:記録ヘッド、401:実行判定部。

Claims (10)

  1. 記録ヘッドを用いて記録を行う記録動作と、所定のメンテナンス動作とを実行可能な記録装置であって、
    前記記録動作の開始の指示を受け付ける受付け手段と、
    前記メンテナンス動作の実行中に前記指示を受け付けた場合に、該メンテナンス動作を中断して前記記録動作を開始するか、該メンテナンス動作の完了後に前記記録動作を開始するかを判定する判定手段と、を備える
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記メンテナンス動作の実行中に前記指示を受け付けた場合に、該メンテナンス動作が完了するまでの残り時間を算出する算出手段を更に備えており、前記判定手段は前記残り時間に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記判定手段は、前記残り時間と閾値とを比較することにより前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記メンテナンス動作の種類は複数であり、前記閾値は該複数のメンテナンス動作のそれぞれに対応して設定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記複数のメンテナンス動作の開始から完了までに要する時間は互いに異なっており、前記閾値は、対応のメンテナンス動作の開始から完了までに要する時間に基づいて設定されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. メンテナンス動作の開始から中断までの累積時間を算出する第二の算出手段を更に備えており、前記判定手段は前記累積時間に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  7. 前記記録動作および前記メンテナンス動作の何れを優先するかを示す情報を取得する取得手段を更に備えており、前記判定手段は前記情報に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  8. 前記メンテナンス動作の種類は複数であり、前記情報は該複数のメンテナンス動作のそれぞれに対応して設定されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. コンピュータに請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の記録装置の各手段を実行させるためのプログラム。
  10. 記録ヘッドを用いて記録を行う記録動作と、所定のメンテナンス動作とを実行可能な記録装置の制御方法であって、
    前記記録動作の開始の指示を受け付けることと、
    前記メンテナンス動作の実行中に前記指示を受け付けた場合に、該メンテナンス動作を中断して前記記録動作を開始するか、該メンテナンス動作の完了後に前記記録動作を開始するかを判定することと、を含む
    ことを特徴とする制御方法。
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