JP3028692B2 - 画像回転装置 - Google Patents

画像回転装置

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JP3028692B2
JP3028692B2 JP4356305A JP35630592A JP3028692B2 JP 3028692 B2 JP3028692 B2 JP 3028692B2 JP 4356305 A JP4356305 A JP 4356305A JP 35630592 A JP35630592 A JP 35630592A JP 3028692 B2 JP3028692 B2 JP 3028692B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に関し、
順次入力される画像データを設定された角度に回転処理
しながら、リアルタイムに画像メモリに格納する画像回
転処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力される画像データを、リ
アルタイムに回転処理しながら、画像メモリに格納する
ような画像回転装置が開発されており、例えば、特開平
2−235181号公報に記載されているようなものが
知られている。
【0003】図8は、従来の画像回転装置の一例を示す
ブロック図である。図中、31は画像メモリ、32はス
キャナ、33はコントローラ、34はYカウンタ、35
はXカウンタ、36はリード・ライト作成回路、37は
ラッチ、38はバッファ、39はセレクタである。例え
ば、スキャナ32で読み取った画像を90゜回転する場
合を考える。コントローラ33は、Xカウンタ35をダ
ウンカウンタにセットする。また、用紙の横幅のドット
数をロードデータとしてXカウンタ35にセットする。
一方、Yカウンタ34は0にセットされている。画像メ
モリ31には、Xカウンタ35の出力の下位3ビットを
除いた値と、Yカウンタ34の値が、アドレスとして入
力されている。このとき、リード・ライト作成回路36
のリード信号に基づき、画像メモリ31に入力されてい
るアドレスに格納されているデータが読み出され、ラッ
チ37に一時保存される。また、Xカウンタ35の出力
の下位3ビットは、セレクタ39に入力され、ビットセ
レクト信号となる。セレクタ39には、スキャナ32で
読み取られた画像データが入力されており、ラッチ37
にラッチされたデータのうち、ビットセレクト信号で指
定された1ビットが、画像データと交換され、画像デー
タ合成信号としてバッファ38に出力される。その後、
この画像データ合成信号がリード・ライト作成回路36
のライト信号により、バッファ38から画像メモリ31
に書き込まれる。
【0004】次の画像クロックで、Yカウンタ34が+
1される。Xカウンタ35はそのままである。この動作
を改行信号42が来るまで繰り返す。改行信号42が出
力されると、Yカウンタ34はクリアされ、Xカウンタ
35は−1される。ここまでの動作により、スキャナ3
2により読み取られた1スキャン分の画像データは、画
像メモリ31の列方向に1列書き込まれることになる。
このような処理を繰り返して行なうことにより、画像メ
モリ31には回転処理された画像データが得られる。
【0005】しかし、上述のような従来の画像回転装置
においては、プリセットおよびアップダウン機能を有す
るXカウンタ,Yカウンタを備え、回転された画像が書
き込まれるようにX,Yカウンタの初期設定、カウント
動作を指示するとともに、スキャナからの信号に基づ
き、X,Yカウンタを制御し、画像メモリのX,Yアド
レスとアドレス内のビット位置とを指定していたため、
回転処理された画像データを蓄積する画像メモリのアド
レスは連続している必要がある。
【0006】一方、メモリの制御方法として、リングバ
ッファ方式がある。図9はリングバッファ方式の制御動
作の説明図である。図中、WAPはバッファ書き込み開
始ポインタ、RAPはバッファ読み出し開始ポインタで
ある。図9では、図示したバッファ領域に、1ページご
とに画像データを書き込み、また、読み出す場合の、バ
ッファの使用領域の変化の例を示している。まず、1ペ
ージ目の画像データがバッファの先頭から書き込まれ
る。この状態が図9(A)である。次に2ページ目の画
像データが、1ページ目の画像データに続けて書き込ま
れ、図9(B)のようになる。バッファ書き込み開始ポ
インタWAPは2ページ目の画像データの終わりを指し
ている。図9(C)では、1ページ目の画像データが読
み出され、もはやこの領域は必要でなくなる。すると、
バッファ読み出し開始ポインタRAPは2ページ目の画
像データの先頭に移動する。このとき、バッファの空き
領域は、バッファ書き込み開始ポインタWAPからバッ
ファの終わりまでと、バッファの先頭からバッファ読み
出し開始ポインタRAPまでの領域である。さらに、3
ページ目の画像データが書き込まれ、図9(D)のよう
になる。図9(E)において、さらに、4ページ目の画
像データが書き込まれるが、このとき、バッファ書き込
み開始ポインタWAPの位置からバッファの終わりまで
には、4ページ目の画像データが入りきれない。その場
合、バッファの終わりまで格納して残ったデータを、バ
ッファの先頭から格納して行く。このようにして、リン
グバッファ方式では、バッファを有効に利用することが
できる。
【0007】このようなリングバッファ方式で画像メモ
リを制御する画像処理装置において、上述のような従来
の画像回転処理を行なおうとすると、回転画像は連続し
たアドレスにしか格納できないため、リングバッファ方
式の特徴である最終アドレスから先頭アドレスへ飛ぶよ
うなデータの格納を行なうことができず、画像メモリ上
に十分な空き領域がある場合でも画像回転処理ができな
いという問題があった。さらに、画像回転処理専用のメ
モリを設けることは、コスト増となり、装置が高価にな
るという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、不連続な画像メモリの領域
にも回転した画像データを格納することが可能な画像回
転装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像回転装置
において、入力される画像データを設定された角度に回
転処理し回転した画像データおよび回転画像のアドレス
を出力する画像回転手段と、回転した画像データが蓄積
される画像メモリと、該画像メモリの始点のアドレスを
記憶する始点アドレス記憶手段と、前記画像メモリの終
点のアドレスを記憶する終点アドレス記憶手段と、前記
画像メモリの書き込み開始アドレスを記憶する書き込み
開始アドレス記憶手段と、前記画像回転手段から出力さ
れたアドレスと前記書き込み開始アドレス記憶手段に記
憶された書き込み開始アドレスを加算してデータ書き込
みアドレスを算出し、前記終点アドレス記憶手段に記憶
された終点アドレスと比較し、算出されたデータ書き込
みアドレスが終点アドレスを越えない場合には、算出さ
れたデータ書き込みアドレスをそのまま前記画像メモリ
に出力し、算出されたデータ書き込みアドレスが終点ア
ドレスを越えた場合には、その差分に前記始点アドレス
記憶手段に記憶された始点アドレスを加えることによ
り、新たなデータ書き込みアドレスを算出し前記画像メ
モリに出力するアドレス発生手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0010】
【作用】画像回転手段より出力されたアドレスと書き込
み開始アドレス記憶手段に記憶された書き込み開始アド
レス加算してデータ書き込みアドレスを算出し、終点ア
ドレス記憶手段に記憶された終点アドレスと比較し、算
出されたデータ書き込みアドレスが終点アドレスを越え
ない場合は、算出されたデータ書き込みアドレスをその
まま画像メモリに出力し、算出されたデータ書き込みア
ドレスが終点アドレスを越えた場合には、その差分に始
点アドレス記憶手段に記憶された始点アドレスを加える
ことにより、新たなデータ書き込みアドレスを算出して
画像メモリに出力するアドレス発生手段を有することに
より、終点アドレスから始点アドレスへのジャンプが可
能になり、不連続なアドレスに対しても画像回転処理を
可能とすることができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の画像回転装置の一実施例の
ブロック図である。1は画像回転手段、2は画像メモ
リ、3は制御手段、4は始点アドレスレジスタ、5は終
点アドレスレジスタ、6は書き込み開始アドレスレジス
タ、7は書き込みアドレス発生部、8は回転画像アドレ
ス発生部、9は画像データ回転制御部、10はXサイズ
レジスタ、11はYサイズレジスタ、12は回転角度レ
ジスタ、13は画像データ、14は回転画像データ、1
5は回転画像アドレス、16は画像メモリアドレスであ
る。画像回転手段1は、回転画像アドレス発生部8、画
像データ回転制御部9、Xサイズレジスタ10、Yサイ
ズレジスタ11、回転角度レジスタ12からなり、図示
しないイメージスキャナ等から送られてくる画像データ
13を受け取り、回転角度レジスタ12で指定された角
度だけ回転処理を行ない、回転画像データ14および回
転画像アドレス15を出力する。Xサイズレジスタ1
0、Yサイズレジスタ11には、入力される画像のX方
向のサイズ、Y方向のサイズが設定される。書き込みア
ドレス発生部7は、画像回転手段1から出力される回転
画像アドレス15を受け取り、始点アドレスレジスタ
4、終点アドレスレジスタ5、書き込み開始アドレスレ
ジスタ6の内容に基づき、画像メモリ2に対して画像メ
モリアドレス16を出力する。画像メモリ2は、書き込
みアドレス発生部7から出力される画像メモリアドレス
16に従い、画像回転手段1から出力される回転画像デ
ータ14を格納する。始点アドレスレジスタ4、終点ア
ドレスレジスタ5には、画像メモリ2の使用する領域の
始点アドレスおよび終点アドレスが格納される。また、
書き込み開始アドレスレジスタ6には、画像メモリ2の
空き領域の先頭アドレスが格納される。制御手段3は、
CPU等で構成され、各部を制御するとともに、画像回
転手段1のXサイズレジスタ10、Yサイズレジスタ1
1、回転角度レジスタ12、および、始点アドレスレジ
スタ4、終点アドレスレジスタ5、書き込み開始アドレ
スレジスタ6の値を設定する。
【0012】図2は、書き込みアドレス発生部7の一例
を示すブロック図である。図中、図1と同様の部分には
同じ符号を付して説明を省略する。21,23は加算
器、22は減算器、24はセレクタ、25は比較器であ
る。回転画像アドレス発生部8から出力される回転画像
アドレス15と、書き込み開始アドレスレジスタ6に格
納されている書き込み開始アドレスが加算器21に入力
され、加算される。加算された書き込みアドレスは、減
算器22、セレクタ24、比較器25に入力される。比
較器25は、加算器21で加算された書き込みアドレス
と、終点アドレスレジスタ5に格納されている終点アド
レスを比較し、書き込みアドレスが終点アドレスを越え
ているか否かを判定し、越えていない場合には、加算さ
れた書き込みアドレスを画像メモリアドレス16として
選択し、越えている場合には、加算器23から出力され
るアドレスを画像メモリアドレス16として選択するよ
うに、選択信号をセレクタ24に出力する。減算器2
2、加算器23は、書き込みアドレスが終点アドレスを
越える場合のアドレスを生成する。減算器22では、加
算器21で加算されたアドレスから、終点アドレスレジ
スタ5に格納されている終点アドレスを減じ、さらに、
加算器23で始点アドレスレジスタ4に格納されている
始点アドレスを加算して、セレクタ24に出力する。こ
の演算により、画像メモリの終点アドレスを越える領域
は、始点アドレスから始まる領域にマッピングされ、ア
ドレスが計算される。セレクタ24では、比較器25の
選択信号に基づき、加算器21から出力される書き込み
アドレスと、加算器23から出力される書き込みアドレ
スが終点アドレスを越える場合のアドレスのどちらかを
選択し、画像メモリアドレス16として画像メモリに対
して出力する。
【0013】画像回転手段1の動作の一例を説明する。
図3は、入力される画像データの説明図、図4は、画像
データ回転制御部9内のバッファの概念図、図5は、回
転画像データが画像メモリに格納される時の概念図であ
る。ここでは、図4に示したような、X方向3304画
素、Y方向4672画素の画像を、反時計方向に90゜
回転し、Y方向3304画素、X方向4672画素のデ
ータとして、図5に示したように、画像メモリ2に格納
する場合を考える。
【0014】図1の画像回転手段1にあるXサイズレジ
スタ10にはX方向の画素数3304が設定され、Yサ
イズレジスタ11にはY方向の画素数4672が設定さ
れ、さらに、回転角度レジスタ12には270゜の回転
を示す値が設定される。図3のような、図示しない画像
読み取り装置により読み取られた画像データは、画像デ
ータ回転制御部9内のラインバッファに順次格納され
る。画像読み取り装置では、図3に示すように、画像の
左上からX方向にスキャンされ、さらに、X方向のスキ
ャンをY方向にずらしながら繰り返し行なわれて、2次
元の画像が読み取られる。読み取られた画像データは画
像データ回転制御部9に順次送られてくる。画像データ
回転制御部9内のラインバッファは、図4に示すよう
に、X方向がXサイズレジスタ10に設定されたX方向
の画素数分、この例では、1乃至3304まであり、Y
方向は8画素数分、すなわち、a乃至hまでの8ライン
分の領域を有している。図3に示した画像が左上からX
方向に順次読み取られて、画像データ回転制御部9内の
ラインバッファに格納される際には、1a→2a→・・
・→3303a→3304a→1b→2b→・・・→3
304b→1c→・・・の順で入力される。入力される
画像データは、1ライン目から8ライン目までが画像デ
ータ回転制御部9内のバッファメモリに書き込まれる。
【0015】画像データ回転制御部9内のラインバッフ
ァは2つあり、2つが交互に書き込み/読み出しと切り
替えられるよう制御されている。ラインバッファの切り
替えは、8ラインを1ブロックとして、ブロック単位で
行なわれる。8ライン目まで画像データが入力されたと
ころでラインバッファは切り替えられ、さらに9ライン
目から16ライン目までの画像データも同様に別のライ
ンバッファに取り込まれる。16ライン目までの画像が
読み取られると、元のラインバッファの読み出し終了を
確認の上、ラインバッファはさらに切り替えられ、元の
ラインバッファに次の8ラインが取り込まれる。画像デ
ータの入力が遅い場合には、ラインバッファの読み出し
終了の確認は必要ない。以下、同様にして交互にライン
バッファに書き込まれる。
【0016】最初の8ラインがラインバッファに書き込
まれると、書き込みのラインバッファは別のラインバッ
ファに切り替えられる。ここで、書き込みが終了したラ
インバッファからの読み出し動作が開始される。ライン
バッファからの画像データの読み出しは、回転角度レジ
スタ12に設定された回転角度に応じて行なわれる。こ
の例では、270°の回転であるので、1a→1b→・
・・→1g→1hの順にY方向に8画素分のデータを読
み出して、1aが最上位ビットに、1hが最下位ビット
に並ぶようにシリアルパラレル変換して、画像メモリへ
の書き込みデータとする。以下、順次2a→2b→・・
・→2g→2h,...,3304a→3304b→・
・・→3304g→3304hまで読み出され、シリア
ルパラレル変換されて、出力される。
【0017】画像メモリ2に回転画像を格納する際に、
仮想的に設定するメモリ領域は、図5に示すように、1
バイトが8ビットで構成されており、X方向に584バ
イト(=4672ビット)、Y方向に3304バイトの
空間を想定する。左上からX方向に順に、1行目が相対
アドレス0,1,...,583番地、2行目が相対ア
ドレス584,585,...,1167番地、右下が
1929535番地(16進で1D713FH番地)と
なる。各バイトの上位ビットから順に、A,
B,...,Hとすると、回転後の画像の左上隅のデー
タが画像メモリの0番地の最上位ビット0−Aに、回転
後の右下隅のデータが1929535番地の最下位ビッ
ト1929535−Hに配列される。
【0018】このような仮想的な画像メモリの空間に、
画像データ回転制御部9で反時計方向に90゜回転して
得られた回転画像データを相対アドレス0番地から配列
するためには、ラインバッファの左端1列を仮想空間の
右下の1バイトに格納すればよい。そのため、回転画像
アドレス発生部8では、ラインバッファの1aから1h
までのバイトに対し相対アドレスとして1928952
(16進で1D6EF8H)を出力する。ラインバッフ
ァの2aから2hまでのバイトに対しては、相対アドレ
スとして1928368(16進で1D6CB0H)を
出力する。以下、584(16進で248H)ずつ減算
された相対アドレスが順次出力される。
【0019】先頭ラインから8ラインをブロック1と
し、順次ブロック2→ブロック3→・・・→ブロック5
84と処理を進める。以後、1つのブロックの出力が終
了すると、ラインバッファを切り替え、次のブロックの
読み出し処理を行なう。このようにして、全てのライン
を処理する。ここで、ブロック番号をB、読み出される
データのバイト番号すなわちラインバッファのX方向の
番号をDとした場合の相対アドレスPは、領域サイズX
およびYを用いると次のように表される。 P=(X−1)×Y/8+B−1−584×(D−1) この相対アドレスPが回転画像アドレス15であり、書
き込みアドレス発生部7に入力される。以上の操作によ
り、回転画像アドレス発生部8からは回転画像アドレス
15が、画像データ回転制御部9からは回転画像データ
14が順次出力されることとなる。
【0020】書き込みアドレス発生部7の動作を図2及
び図6を用いて説明する。図6は、書き込みアドレス発
生部7の動作の説明図である。図中、図1と同様の部分
には同じ符号を付して説明を省略する。図6(A)に示
すように、画像メモリ2は、始点アドレスレジスタ4に
格納された始点アドレスから、終点アドレスレジスタ5
に格納された終点アドレスの間の空間を回転画像データ
の格納に用いるように設定されているものとする。ま
た、図中の斜線部分が空き領域である。書き込み開始ア
ドレスレジスタ6には、使用されている領域に続く空き
領域の先頭アドレスが格納されている。画像回転手段1
から出力される回転画像データは、この書き込み開始ア
ドレスレジスタ6が指し示すアドレスを仮想アドレス0
番地、すなわち、図5の左上のバイトとして書き込まれ
る。この画像メモリ2は、ワードまたはバイト毎にアク
セス可能なメモリであり、仮想的には図5のように2次
元的な領域の画像データを保存することができるが、通
常のシーケンシャルなメモリでよい。なお、以下の説明
では、画像メモリの空き領域は、回転画像を格納するの
に充分な領域を有しているものとする。この画像メモリ
2は、リングバッファのように動作する。
【0021】書き込みアドレス発生部7では、図2に示
すように、回転画像アドレス15が加算器21に入力さ
れる。加算器21では、回転画像アドレス15、すなわ
ち、上述の相対アドレスPと、書き込み開始アドレスレ
ジスタ6に記憶されている画像メモリの書き込み開始ア
ドレスを加算して書き込みアドレスを求める。その結果
と終点アドレスレジスタ5に設定されている終点アドレ
スとの差を、減算器11により求め、さらに加算器12
により、始点アドレスレジスタ4に記憶されている始点
アドレスを加算し、不連続アドレスを算出する。比較器
14により書き込みアドレスと終点アドレスとを比較す
る。アドレス25より終点アドレスの方が小さい場合に
は、計算された結果である不連続アドレス27が、最終
アドレスの方が大きい場合には、アドレス25が、セレ
クタ13により、選択され、画像メモリアドレス24と
して出力される。
【0022】図3に示したような画像を、その左上隅か
ら点線の方向に順に走査し、画像回転手段により反時計
方向に90°回転し、図6(A)に示したような空き領
域に、書き込み開始アドレスより画像メモリに回転画像
データを書き込む処理を行なう。すると、図6(B)の
下部に示すように、終点アドレスレジスタ5に設定され
ている終点アドレスを超過し、点線の領域がはみだして
しまう。すなわち、書き込み開始アドレスから終点アド
レスまでの連続している領域では、必要な領域に対して
不足しているので、終点アドレスより超過が発生する。
この超過分は、始点アドレスから使用中の領域の手前ま
での、空き領域を使用し、書き込みを行なえばよい。そ
のため、終点アドレスを超過した領域を始点アドレスか
ら始まる領域にマッピングするために、上述の不連続ア
ドレスを用いる。すなわち、終点アドレスからの超過分
を始点アドレスに加え、書き込みアドレスとすればよ
い。このようにすることにより、図6(B)に示したよ
うに、画像メモリ上方の空き領域に、回転画像の一部を
蓄積する。これにより、回転画像は、書き込み開始アド
レスから終点アドレスまでの領域と、始点アドレスから
の領域に格納され、回転画像全体を画像メモリに格納す
ることができる。
【0023】なお、本発明は、上述の実施例のように、
リングバッファ動作を行なうものに限定されるものでは
ない。図7は、書き込みアドレス発生部7の別の動作の
説明図である。図7(A)に示すように、空き領域が複
数に分かれている場合に、この分割されている2つの領
域を用いて、回転画像を格納することもできる。書き込
み開始アドレスレジスタ6は、第1の空き領域の先頭を
指しており、また、終点アドレスレジスタ5は、第1の
空き領域の終点を指している。さらに、始点アドレスレ
ジスタ4は、第2の空き領域の先頭を指している。この
例においても、第1及び第2の空き領域内に、回転画像
データが格納できるものとする。上述の動作の説明と同
様に、回転画像データを書き込み開始アドレスから始ま
る領域に書き込もうとすると、終点アドレスを越えてし
まう。終点アドレスを越えたばあいには、図2を用いて
説明したように、終点アドレスからの差分に始点アドレ
スを加えて書き込みアドレスを求め、始点アドレスから
始まる第2の空き領域に回転画像データの一部が書き込
まれる。このようにして、図7(B)に示したように、
第1の空き領域と、第2の空き領域に、回転画像が分割
して格納される。このように、本発明では、リングバッ
ファ以外の、不連続なメモリ領域に対しても適応可能で
ある。
【0024】上述の実施例では、画像メモリへの書き込
み方向は下位アドレスから上位アドレスになっている
が、逆に画像メモリの上位アドレスから下位アドレスに
書き込みを行なう場合でも、同様の処理により実現する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、画像メモリに不連続な領域しかないときに
も、画像の回転処理を行なうことができる。また、回転
画像を画像メモリの不連続な領域に格納することができ
るので、画像メモリの利用効率を向上することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像回転装置の一実施例のブロック
図である。
【図2】 書き込みアドレス発生部の一例を示すブロッ
ク図である。
【図3】 入力される画像データの説明図である。
【図4】 画像データ回転制御部内のバッファの概念図
である。
【図5】 回転画像データが画像メモリに格納される時
の概念図である。
【図6】 書き込みアドレス発生部の動作の説明図であ
る。
【図7】 書き込みアドレス発生部の別の動作の説明図
である。
【図8】 従来の画像回転装置の一例を示すブロック図
である。
【図9】 リングバッファ方式の制御動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 画像回転手段、2 画像メモリ、3 制御手段、4
始点アドレスレジスタ、5 終点アドレスレジスタ、
6 書き込み開始アドレスレジスタ、7 書き込みアド
レス発生部、8 回転画像アドレス発生部、9 画像デ
ータ回転制御部、10 Xサイズレジスタ、11 Yサ
イズレジスタ、12 回転角度レジスタ、13 画像デ
ータ、14 回転画像データ、15 回転画像アドレ
ス、16画像メモリアドレス、21,23 加算器、2
2 減算器、24 セレクタ、25 比較器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 5/36 530J (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 3/60 G06F 12/02 580 G09G 5/36 G09G 5/39 H04N 1/387

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像データを設定された角度
    に回転処理し回転した画像データおよび回転画像のアド
    レスを出力する画像回転手段と、回転した画像データが
    蓄積される画像メモリと、該画像メモリの始点のアドレ
    スを記憶する始点アドレス記憶手段と、前記画像メモリ
    の終点のアドレスを記憶する終点アドレス記憶手段と、
    前記画像メモリの書き込み開始アドレスを記憶する書き
    込み開始アドレス記憶手段と、前記画像回転手段から出
    力されたアドレスと前記書き込み開始アドレス記憶手段
    に記憶された書き込み開始アドレスを加算してデータ書
    き込みアドレスを算出し、前記終点アドレス記憶手段に
    記憶された終点アドレスと比較し、算出されたデータ書
    き込みアドレスが終点アドレスを越えない場合には、算
    出されたデータ書き込みアドレスをそのまま前記画像メ
    モリに出力し、算出されたデータ書き込みアドレスが終
    点アドレスを越えた場合には、その差分に前記始点アド
    レス記憶手段に記憶された始点アドレスを加えることに
    より、新たなデータ書き込みアドレスを算出し前記画像
    メモリに出力するアドレス発生手段を備えたことを特徴
    とする画像回転装置。
JP4356305A 1992-12-21 1992-12-21 画像回転装置 Expired - Fee Related JP3028692B2 (ja)

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