JP2001284668A - 積層型圧電素子及び圧電アクチュエータ並びに噴射装置 - Google Patents

積層型圧電素子及び圧電アクチュエータ並びに噴射装置

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JP2001284668A
JP2001284668A JP2000092474A JP2000092474A JP2001284668A JP 2001284668 A JP2001284668 A JP 2001284668A JP 2000092474 A JP2000092474 A JP 2000092474A JP 2000092474 A JP2000092474 A JP 2000092474A JP 2001284668 A JP2001284668 A JP 2001284668A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1000℃で低温焼成したとしても圧電特性が
良好で、かつ安価に製造できる積層型圧電素子及び圧電
アクチュエータ並びに噴射装置を提供する。 【解決手段】圧電磁器1と電極3a、3bを交互に積層
してなる積層型圧電素子5であって、電極3a、3bが
Agを90%以上含有するとともに、圧電磁器1がペロ
ブスカイト型複合酸化物を主成分とし、Aサイト構成元
素としてPbを含有し、かつ、Bサイト構成元素とし
て、Zr、Ti、Yb、Nb、Coと、Zn及び/又は
Sbを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばセラミック
フィルタ、インクジェットプリンタヘッド、圧電トラン
ス、圧電アクチュエータ等に用いられる積層型圧電素
子、及び圧電アクチュエータ並びに噴射装置に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】近年、インクジェットプリンタヘッドや車
載用の燃料噴射弁等の高速連続駆動が要求される用途に
対して圧電アクチュエータの応用が広がりつつある。こ
の圧電アクチュエータは、圧電体に電圧を印可して圧電
体が歪む逆圧電効果を利用するものであり、圧電歪定数
の大きな圧電磁器が要求されている。
【0003】圧電アクチュエータの静電容量はキュリー
温度付近で爆発的に増大し、その結果、駆動時の応答速
度が低下する。特に、燃料噴射弁に圧電アクチュエータ
を使用する場合、高い雰囲気温度に加えて、連続駆動に
よる自己発熱が加わり、アクチュエータが200℃程度
の高温に曝される危険性があり、キュリー温度付近の急
激な静電容量の上昇を避ける為に、圧電磁器はこれまで
以上に高いキュリー温度が求められている。
【0004】さらに、圧電アクチュエータの小型化、低
電圧駆動を可能ならしめるためには、薄層磁器と内部電
極との同時焼成をすることが容易に考えられるが、焼成
温度を1000℃以下に低下させることによって、鉛の
飛散を抑え、特性の安定化を図ることができる。また、
1000℃以下の焼成温度にすると鉛の大気中への飛散
が大幅に削減でき、環境汚染の観点でも好ましい。しか
し、1000℃以下で焼成すると、磁器の緻密化が十分
進まず、圧電特性が低下するという問題があった。
【0005】同時焼成型の積層圧電アクチュエータは、
グリーンシートと内部電極を交互に積層し、一体焼成お
よび電気的配線を行うことによって作製され、圧電現象
を介して発生する変位量を利用するものである。内部電
極には、金属成分としてAg、Pd、Ptなどが含まれ
るものが使用されており、金属成分の比率は、融点の低
いAgにPdやPtなどの貴金属を導入し、一体焼成時
に内部電極が溶融する温度を高温側にシフトさせ、溶
融、凝縮による電極の形成不良を回避できるよう金属成
分比が設定されている。
【0006】通常、同時焼成型の積層圧電アクチュエー
タでは、圧電特性を考慮し、圧電磁器の焼結温度に合わ
せ、同時焼成の温度は1100℃以上となっている。そ
のため、内部電極としてAg/貴金属(PdもしくはP
t)の比率は、電極の形成不良が発生しないよう、金属
成分中のAg量は70重量%以下のものが使用されてい
るが、コスト低減の観点から、Agの比率は大きい方が
有利であることから、1000℃以下の低温で焼成が可
能で、製造コストを低減できる圧電磁器材料が要望され
ていた。そこで、キュリー温度を高く維持するととも
に、圧電歪定数を大きくするために、従来からPb(Z
r,Ti)O3(PZT、ジルコン酸チタン酸鉛)にキ
ュリー温度が140℃と比較的高い複合ペロブスカイト
化合物Pb(Zn1/3Nb2/3)O3を固溶させることに
よって優れた圧電特性と高いキュリー温度とを有する圧
電材料が開示されている。例えば、PbZrO3−Pb
TiO3(ジルコン酸チタン酸鉛)に複合ペロブスカイ
ト化合物Pb(Zn1/3Nb2/ 3)を固溶させ、Pbサイ
トの一部をLa等の希土類元素やアルカリ土類元素で置
換することによって200℃程度の比較的高いキュリー
温度と大きな圧電歪定数を合わせ持つ組成物が開示され
ている(特開平6−24841号公報)。一方、焼結温
度を低下させた材料として、Pb(Zr,Ti)O3
Pb(Mn1/3Sb2/3)O3−Pb(Zn1/3Nb2/3
3系圧電磁器材料が、特開平9−194258号公報
に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−24841号公報で開示されているPb(Zn1/3
Nb2/3)O3を固溶させたジルコン酸チタン酸鉛で
は、大きな圧電歪定数を有しているがキュリー温度は、
最大210℃と燃料噴射弁用の圧電アクチュエータとし
ては不十分あった。また、この公報に開示された圧電材
料は焼成温度が1100〜1300℃程度であり、内部
電極中のAgの比率が小さくなり、製造コストが高くな
り、また逆に、このような焼成温度を有する圧電材料に
対してAg比率を高くすると、先に述べたように、内部
電極が焼成の昇温過程で溶融し、降温過程で凝縮するこ
とによって電極の形成不良が発生してしまうといった問
題があった。
【0008】また、特開平9−194258号公報の圧
電磁器材料は、1000℃以下での低温焼成を可能とし
た上で、キュリー温度も最大300℃程度と非常に高い
値を有しているが、室温における誘電率が最大1700
程度であるため、明確な記載はないが圧電歪定数が小さ
くなり、大きな歪が必要なアクチュエータ用材料には不
向きであった。
【0009】このように、圧電歪定数の大きな材料は、
キュリー温度が大きく低下してしまう傾向があり、その
ため使用雰囲気が高温となった場合、誘電率が激増し、
応答性が極端に悪化して実用上問題となり、低温焼成の
可能な組成で、かつ高い圧電歪み定数とキュリー温度を
実現した圧電磁器を実現することは困難であった。
【0010】本発明では、1000℃以下で低温焼成し
たとしても圧電特性が良好で、かつ安価に製造できる積
層型圧電素子及び圧電アクチュエータ並びに噴射装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の積層型圧電素子
は、圧電磁器と電極を交互に積層してなる積層型圧電素
子であって、前記電極におけるAg量が金属成分中90
重量%以上であるとともに、前記圧電磁器がペロブスカ
イト型酸化物を主成分とし、Aサイト構成元素としてP
bを含有し、かつ、Bサイト構成元素として、Zr、T
i、Yb、Nb、Coと、Zn及び/又はSbを含有す
るものである。
【0012】圧電磁器がペロブスカイト型酸化物を主成
分とし、Aサイト構成元素としてPbを含有し、かつ、
Bサイト構成元素として、Zr、Ti、Yb、Nb、C
oと、Zn及び/又はSbを含有することにより、圧電
磁器を1000℃以下の低温で焼成できるとともに、1
000℃以下の低温で焼成したとしても、圧電歪み定数
やキュリー温度等の特性を劣化させることがなく、しか
も低温焼成できるため、電極としてAgを90%以上含
有したものを使用することができ、安価に製造できる。
【0013】ここで、圧電磁器が、Pb(Zr,Ti)
3からなる主成分に対して、副成分としてPb(Yb
1/2Nb1/2)O3と、Pb(Co1/3Nb2/3)O3と、P
b(Zn1/3Nb2/3)O3及び/又はPb(Zn1/3Sb
2/3)O3とを固溶してなることが望ましい。
【0014】このように、主成分のPb(Zr,Ti)
3に、少なくとも3種類のペロブスカイト型複合酸化
物を固溶させることにより、キュリー温度を高く維持し
つつ圧電歪定数を大きくできるとともに、焼成温度を1
000℃以下にできるため、Ag比率の高い電極との同
時焼成を可能にし、環境の鉛汚染を低減できる。その結
果、応答速度の温度変化を小さくでき、安定した特性が
得られる。
【0015】また、副成分の含有量を、全量中10〜2
0モル%とすることにより、さらに圧電磁器の圧電歪み
定数を向上させ、また高いキュリー温度を確保できるの
で好ましい。
【0016】また、Aサイト構成元素として、さらにア
ルカリ土類元素及び/又は希土類元素を含み、該アルカ
リ土類元素及び/又は希土類元素をAサイト中8モル%
以下含有せしめることが、圧電磁器の圧電歪み定数を向
上させるうえで好ましい。
【0017】さらに、圧電磁器が、Pb(Zr,Ti)
3からなる主成分に対して、副成分としてPb(Yb
1/2Nb1/2)O3と、Pb(Co1/3Nb2/3)O3と、
Pb(Zn1/3Nb2/3)O3と、Pb(Fe2/31/3
3とを固溶してなるとともに、AサイトのPbの一部
をアルカリ土類元素で8モル%以下置換し、かつ、Bサ
イトの一部をNbで1モル%以下置換することにより、
さらに低温焼成でき、Ag比率の高い電極を用いること
ができるとともに、圧電特性を良好にできる。
【0018】本発明の圧電アクチュエータは、上記した
積層型圧電素子と、電極を交互に接続する一対の外部電
極とを具備してなるものである。このような圧電アクチ
ュエータでは、低温焼成できるため、Ag比率の高い電
極を用いることができ、安価に製造できるとともに、圧
電歪み定数やキュリー温度を高くでき、安定した高い特
性を得ることができる。
【0019】また、本発明の噴射装置は、噴射孔を有す
る収納容器と、該収納容器内に収容された上記した圧電
アクチュエータと、該圧電アクチュエータの駆動により
前記噴射孔から液体を噴出させるバルブとを具備するも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の圧電アクチュエータは、
図1に示すように、圧電磁器1と電極3a、3bを交互
に積層して積層型圧電素子5が形成されており、この積
層型圧電素子5の外面には、電極3a、3bを交互に接
続する一対の外部電極7a、7bが形成されている。外
部電極7a、7bと接続されない電極3b、3aの端部
には凹溝が形成されており、この凹溝内に絶縁体8を充
填することにより、外部電極7a、7bと電極3b、3
aとが絶縁されている。外部電極7a、7bにはそれぞ
れリード端子9が接続されている。
【0021】そして、本発明では、電極3a、3bの金
属成分中、Agを90重量%以上含有するものであり、
このようにAgを90重量%以上含有しているため、積
層型圧電素子5自体は1000℃以下で焼成されてい
る。また、圧電磁器1は、ペロブスカイト型酸化物を主
成分とし、Aサイト構成元素としてPbを含有し、か
つ、Bサイト構成元素として、Zr、Ti、Yb、N
b、Coと、Zn及び/又はSbを含有するものであ
る。
【0022】具体的には、圧電磁器1は、Pb(Zr,
Ti)O3からなる主成分に対して、副成分としてPb
(Yb1/2Nb1/2)O3と、Pb(Co1/3Nb2/3)O3
と、Pb(Zn1/3Nb2/3)O3及び/又はPb(Zn
1/3Sb2/3)O3とを固溶してなるものである。
【0023】ペロブスカイト型酸化物で広く用いられて
いるPb(Zr,Ti)O3(以下、PZTと記する場
合もある)を主成分とし、副成分として、Pb(Yb
1/2Nb1/2)O3およびPb(Co1/3Nb2/3)O3を固
溶させることにより、圧電歪み定数d33を高めることが
でき、しかもキュリー温度を高く維持することができ
る。また、併せてPb(Zn1/3Nb2/3)O3、Pb
(Zn1/3Sb2/3)O3の少なくとも1種を固溶させる
ことにより、1000℃以下の温度で焼成が可能とな
る。副成分を個々に添加しても、キュリー温度、圧電歪
み定数d33および焼成温度を十分に改善できないが、上
記のように、Pb(Zr,Ti)O3に少なくとも特定
の3種のペロブスカイト型酸化物を固溶させることによ
り、これらの特性を同時に改善することができる。な
お、Pb(Zr,Ti)O3は、PbZrO3とPbTi
3との固溶体であり、Pb(Yb1/2Nb1/2)O3およ
び(Co1/3Nb2/3)O3で置換するとともに、Pb
(Zn1/3Nb2/3)O3及び/又はPb(Zn1/3Sb
2/3)O3で置換することで、高いキュリー温度で、大き
な圧電歪定数を有し、低温焼成を実現できる。
【0024】特に、上記副成分の含有量は全量中10〜
20モル%であることが望ましい。これは、この範囲な
らば、圧電歪定数d33を著しく向上できるとともに、キ
ュリー温度を高く維持できるからである。逆に、副成分
の含有量が全量中10モル%未満では、圧電歪定数d33
向上の効果が顕著ではなく、20モル%より多いとPZ
Tの割合が少なくなり、PZT自体の有する高いキュリ
ー温度が低下してしまう恐れがあるからである。副成分
の含有量は、高いキュリー温度と大きな圧電歪定数を同
時に達成するという点から、全量中15〜20モル%で
あることが特に望ましい。
【0025】圧電磁器1は、全量中、Pb(Yb1/2
1/2)O3を3〜8モル%、Pb(Co1/3Nb2/3)O
3を3〜6モル%、Pb(Zn1/3Nb2/3)O3及び/又
はPb(Zn1/3Sb2/3)O3を3〜9モル%が含有す
ることが好適である。
【0026】さらに、本発明では、圧電磁器1を構成す
るペロブスカイト型酸化物のAサイト構成元素として、
さらにアルカリ土類元素及び/又は希土類元素を含み、
アルカリ土類元素及び/又は希土類元素をAサイト中8
モル%以下で含有することが望ましい。
【0027】アルカリ土類元素としてはCa、Sr、B
a等があり、希土類元素としては、Y、La、Ce、N
d、Sm、Er、Yb、Lu等があるが、このうちで
も、AサイトのPbの一部を置換する元素としては、特
にはBaが望ましい。
【0028】また、アルカリ土類元素及び/又は希土類
元素をAサイト中8モル%以下で含有することが望まし
い。これは、圧電磁器の圧電歪定数を高めることができ
るからである。即ち、圧電歪抵抗d33は、電気機械結合
係数K33と誘電率ε33およびコンプライアンスS33によ
り、d33=K33(ε33・S331/2と表されるため、A
サイト中にアルカリ土類元素及び/又は希土類元素を含
有させると、誘電率ε 33を高める効果が大きいため、そ
の結果圧電歪定数d33を大きくすることができるからで
ある。一方で、Aサイト中にアルカリ土類元素及び/又
は希土類元素量が、8モル%を越える割合で含有させる
とキュリー温度の低下が大きくなり、望ましくない。
【0029】圧電歪定数d33を向上し、キュリー温度の
低下を防止するという点から、アルカリ土類元素及び/
又は希土類元素は、Aサイト中4モル%以下で含有する
ことが望ましい。
【0030】さらにまた、PZTのBサイトの一部をN
bで1モル%以下置換すると、電気機械結合係数K33
大きくし、その結果圧電歪定数d33を大きくすることが
できるため望ましい。しかし、Bサイト中のNb置換量
が1モル%を越える割合で含有させるとその効果が低下
し、電気機械結合係数K33が低下する傾向にある。
【0031】副成分であるPb(Zn1/3Nb2/3)O3
および/またはPb(Zn1/3Sb2/ 3)O3の少なくと
も一部をPb(Zn1/21/2)O3や、Pb(Fe2/3
1/3)O3で置換すると、焼成温度を低下させる効果が著
しくなるため望ましい。
【0032】本発明では、特に、圧電磁器が、Pb(Z
r,Ti)O3からなる主成分に対して、副成分として
Pb(Yb1/2Nb1/2)O3と、Pb(Co1/3
2/3)O3と、Pb(Zn1/3Nb2/3)O3と、Pb
(Fe2/31/3)O3とを固溶してなるとともに、Aサ
イトのPbの一部をアルカリ土類元素で8モル%以下置
換し、かつ、Bサイトの一部をNbで1モル%以下置換
することが望ましい。尚、副成分についてはPb(Yb
1/2Nb1/2)O3、Pb(Co1/3Nb2/3)O3、Pb
(Zn1/3Nb2/3)O3、Pb(Zn1/3Sb2/3)O3
Pb(Fe1/31/2)O3以外のPb系ペロブスカイト
型複合酸化物を固溶しても良いが、その量は6モル%以
下であれば特に問題はない。
【0033】特に、本発明の圧電磁器は以下のような組
成の場合に、1000℃以下の低い焼成温度が可能とな
り、かつキュリー温度と圧電歪定数を顕著に高めること
ができる。 ・全体組成として、Pba-xBax(Yb1/2Nb1/2b
(Zn1/3Nb2/3c(Co1/3Nb2/3dNby(Zre
Ti1-e1-b-c-d-y3で表わした時、前記a、b、
c、d、e、xおよびyが、0.995≦a≦1.00
5、0.03≦b≦0.08、0.03≦c≦0.0
9、0.03≦d≦0.06、0.10≦b+c+d+
y≦0.2、0.45≦e≦0.5、x≦0.08、y
≦0.01を満足する場合。 ・全体組成として、Pba-xBax(Yb1/2Nb1/2b
(Zn1/3Nb2/3c(Co1/3Nb2/3d(Fe2/3
1/3eNby(ZrfTi1-f1-b-c-d-e-y3で表わし
た時、前記a、b、c、d、e、f、xおよびyが、
0.995≦a≦1.005、0.04≦b≦0.0
6、0.03≦c≦0.10、0.03≦d≦0.0
6、0<e≦0.03、0.10≦b+c+d+e+y
≦0.2、0.45≦f≦0.5、0≦x≦0.08、
y≦0.01を満足する場合。
【0034】本発明の積層型圧電素子では、圧電磁器に
おける径方向の電気機械結合係数Krも大きくすること
ができるため、フィルターや圧電ブザーなどにも使用す
ることができる。なお、本発明における圧電組成物はA
BO3で表わされるペロブスカイト型結晶を主結晶相と
するものであるが、粒界に他の結晶相としてパイロクロ
ア相等が少々存在していてもよい。また、Al、S、C
l、Eu、Y、K、P、Cu、Mg、Si等が不可避不
純物として混入する場合もあるが、特性上は何ら問題は
ない。
【0035】図2は、本発明の噴射装置を示すもので、
図において符号51は収納容器を示している。この収納
容器51の一端には噴射孔53が設けられ、また収納容
器51内には、噴射孔53を開閉することができるニー
ドルバルブ55が収容されている。
【0036】噴射孔53には燃料通路57が連通可能に
設けられ、この燃料通路57は外部の燃料供給源に連結
され、燃料通路57に常時一定の高圧で燃料が供給され
ている。従って、ニードルバルブ55が噴射孔53を開
放すると、燃料通路57に供給されていた燃料が一定の
高圧で内燃機関の図示しない燃料室内に噴出されるよう
に形成されている。
【0037】また、ニードルバルブ55の上端部は直径
が大きくなっており、収納容器51に形成されたシリン
ダ59と摺動可能なピストン61となっている。そし
て、収納容器51内には、上記した圧電アクチュエータ
63が収納されている。
【0038】このような噴射装置では、圧電アクチュエ
ータ63が電圧を印加されて伸長すると、ピストン61
が押圧され、ニードルバルブ55が噴射孔53を閉塞
し、燃料の供給が停止される。また、電圧の印加が停止
されると圧電アクチュエータ63が収縮し、バネ65が
ピストン61を押し返し、噴射孔53が燃料通路57と
連通して燃料の噴射が行われるようになっている。
【0039】
【実施例】実施例1 原料粉末として高純度のPb34、ZrO2、TiO2
BaCO3、ZnO、Nb25、Yb23およびCo3
4の各原料粉末を、焼結体が、Pba-xBax(Yb1/2
1/2b(Zn1/3Nb2/3c(Co1/3Nb2/3dNb
y(ZreTi1 -e1-b-c-d-y3で表わされる組成とな
るように(表1では、x、y、a、b、c、dおよびe
は、上記組成式で与えられる原子比を百分率換算したも
のである)、所定量秤量し、ボールミル等で18時間湿
式で混合し、次いで、この混合物を脱水、乾燥した後
で、700〜900℃で2時間仮焼し、当該仮焼物を再
びボールミル等で湿式粉砕する。
【0040】その後、この粉砕物に有機バインダーと、
可塑剤とを混合し、スラリーを作製し、スリップキャス
ティング法により、厚み150μmのグリーンシートを
作製した。このグリーンシート上に、Agが90重量
%、Pdが10重量%の比率からなる導電性ペーストを
5μmの厚みにスクリーン印刷し、乾燥させた後、電極
膜が形成されたグリーンシートを200枚積層し、この
積層体の積層方向の両端部に、導電性ペーストが塗布さ
れていないグリーンシートを10枚積層した。
【0041】次に、この積層体を100℃で加熱を行い
ながら加圧を行い、積層体を一体化し、縦10mm×横
10mmに切断した後、800℃で10時間の脱バイン
ダを行い、表1に示す温度で焼成し、積層型圧電素子を
作製した。その後、積層型圧電素子の2つの側面におい
て、電極端部を含む圧電磁器の端部に該2側面において
互い違いになるように、1層おきに深さ100μm、積
層方向の幅50μmの溝を形成し、該溝部に絶縁体とし
てシリコーンゴムを充填した。
【0042】この後、絶縁されていない電極の他方の端
面に外部電極として熱硬化性導電体を帯状に形成し、2
00℃の熱処理を行った。この後、正極用外部電極、負
極用外部電極にリード線を接続し、アクチュエータの外
周面にデイッピングにより、シリコーンゴムを被覆した
後、1kVの分極電圧を印加し、アクチュエータ全体を
分極処理して、図1に示すような本発明の圧電アクチュ
エータを得た。
【0043】得られた圧電アクチュエータについて、0
〜200Vの電圧を印加した時の変位量を測定するとと
もに、圧電歪定数d33およびキュリー温度を測定した。
変位量の測定は、上面にアルミニウム箔を張り付けた試
料を防振台上に固定し、0〜200Vの電圧を試料に印
加し、レーザー変位計により、素子の中心部及び周囲部
3箇所で測定した値の平均値で評価した。圧電歪定数d
33は、積層数n=200と、変位量ΔLおよび印加電圧
V=200Vを用い、d33=ΔL/(n×V)の式にて
求めた。キュリー温度(Tc)の算出は、静電容量の温
度依存性をマルチメーターで測定し、最大値を示す温度
をキュリー温度とした。また、密度については、アクチ
ュエータの不活性部分を切り出してアルキメデス法によ
り測定した。その結果を表1に記載した。
【0044】
【表1】
【0045】通常、純粋なPZTは、1000℃の焼成
温度では、相対密度が75%程度となり、使用できるも
のは得られない。しかし、本発明の圧電アクチュエータ
は1000℃以下の焼成温度にもかかわらず、すべて9
8%以上の相対密度を有しており、緻密であった。ま
た、本発明の試料No.1〜21、26および27は、
いずれも焼成温度1000℃以下で緻密な焼結体が得ら
れ、d33が600pm/V以上、Tcが250℃以上と
大きな値が得られた。一方、(Yb1/2Nb1/2)が置換
されていない試料No.22はd33が850pm/V程
度と高いものの、Tcが200℃と低かった。また、
(Co1/3Nb2/3)と(Zn1/3Nb2/3)で置換されて
いない試料No.23、(Co1/3Nb2/3)で置換され
ていない試料No.24、および(Zn1/3Nb2/3)で
置換されていない試料No.25はいずれも、d33が6
00pm/V未満と小さく、変位量も小さかった。
【0046】実施例2 圧電磁器が、Pba-xSrx(Yb1/2Nb1/2b(Zn
1/3Sb2/3c(Co1/ 3Nb2/3dNby(ZreTi
1-e1-b-c-d-y3で表わした組成式になるように、実
施例1と同様に試料を作製した。ただし、BaCO3
代わりにSrCO3を用い、またSb23を新規に加え
て原料を作製し、Pbの一部をSrで置換した試料を作
製した。測定法も実施例1と同様に行った。これらの結
果を表2に示した。なお、表2中のx,y,a,b,
c,dおよびeは、Pba-xSrx(Yb1/ 2Nb1/2b
(Zn1/3Nb2/3c(Co1/3Nb2/3dNby(Zre
Ti1-e1- b-c-d-y3で表わした組成式で与えられる
原子比を百分率換算したものである。
【0047】
【表2】
【0048】SrをAサイトに置換した本発明の試料N
o.28〜33は、いずれもd33が640pm/V以
上、Tcが250℃以上と大きく、変位量も26μm以
上と大きかった。
【0049】実施例3 圧電磁器が、Pba-xLax(Yb1/2Nb1/2b(Zn
1/3Nb2/3c(Co1/ 3Nb2/3d(Fe2/31/3f
Nby(ZreTi1-e1-b-c-d-f-y3で表わした組成
式になるように、実施例1と同様に試料を作製した。た
だし、BaCO3の代わりにLa23を用い、新たにF
23とWO3を加えて試料を作製した。測定法も実施
例1と同様に行った。これらの結果を表3に示した。
【0050】
【表3】
【0051】本発明の試料No.34、35では、いず
れもd33が780pm/V以上、Tcが250℃以上
と大きく、変位量も31μm以上と大きかった。
【0052】実施例4 圧電磁器が、Pba-xBax(Yb1/2Nb1/2b(Zn
1/3Nb2/3c(Co1/ 3Nb2/3d(Fe2/31/3e
Nby(ZrfTi1-f1-b-c-d-e-y3で表わした組成
式になるように、実施例1と同様に試料を作製した。測
定法も実施例1と同様に行った。これらの結果を表4に
示した。ここで、電極としては、焼成温度が950℃で
は金属成分としてAgのみを用い、975℃では金属成
分中のAg含有量が97重量%のものも用い、1000
℃では金属成分中のAg含有量が90重量%のものも用
いた。
【0053】
【表4】
【0054】本発明の試料では、いずれもd33が700
pm/V以上、Tcが295℃以上、変位量が28μm
以上と大きな値が得られた。
【0055】
【発明の効果】本発明の積層型圧電素子では、圧電磁器
がペロブスカイト型酸化物を主成分とし、Aサイト構成
元素としてPbを含有し、かつ、Bサイト構成元素とし
て、Zr、Ti、Yb、Nb、Coと、Zn及び/又は
Sbを含有することにより、圧電磁器を低温で焼成でき
るとともに、低温で焼成したとしても、圧電歪み定数や
キュリー温度等の特性を劣化させることがなく、しかも
低温焼成できるため、電極としてAgを90重量%以上
含有したものを使用することができ、安価に製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層型圧電素子を用いた圧電アクチュ
エータを示す断面図である。
【図2】本発明の噴射装置を示す概念図である。
【符号の説明】
1・・・圧電磁器 3a、3b・・・電極 5・・・積層型圧電素子 7a、7b・・・外部電極 51・・・収納容器 53・・・噴射孔 55・・・バルブ 63・・・圧電アクチュエータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 51/00 F02M 51/06 N 51/06 H01L 41/08 S H01L 41/09 U 41/187 41/18 101D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電磁器と電極を交互に積層してなる積層
    型圧電素子であって、前記電極におけるAg量が金属成
    分中90重量%以上であるとともに、前記圧電磁器がペ
    ロブスカイト型酸化物を主成分とし、Aサイト構成元素
    としてPbを含有し、かつ、Bサイト構成元素として、
    Zr、Ti、Yb、Nb、Coと、Zn及び/又はSb
    を含有することを特徴とする積層型圧電素子。
  2. 【請求項2】圧電磁器が、Pb(Zr,Ti)O3から
    なる主成分に対して、副成分としてPb(Yb1/2Nb
    1/2)O3と、Pb(Co1/3Nb2/3)O3と、Pb(Z
    1/3Nb2/3)O3及び/又はPb(Zn1/3Sb2/3
    3とを固溶してなることを特徴とする請求項1記載の
    積層型圧電素子。
  3. 【請求項3】副成分の含有量が、全量中10〜20モル
    %であることを特徴とする請求項2記載の積層型圧電素
    子。
  4. 【請求項4】Aサイト構成元素として、さらにアルカリ
    土類元素及び/又は希土類元素を含み、該アルカリ土類
    元素及び/又は希土類元素がAサイト中8モル%以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに
    記載の積層型圧電素子。
  5. 【請求項5】圧電磁器が、Pb(Zr,Ti)O3から
    なる主成分に対して、副成分としてPb(Yb1/2Nb
    1/2)O3と、Pb(Co1/3Nb2/3)O3と、Pb(Z
    1/3Nb2/3)O3と、Pb(Fe2/31/3)O3とを固
    溶してなるとともに、AサイトのPbの一部をアルカリ
    土類元素で8モル%以下置換し、かつ、Bサイトの一部
    をNbで1モル%以下置換することを特徴とする請求項
    1記載の積層型圧電素子。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のうちいずれかに記載の積
    層型圧電素子と、電極を交互に接続する一対の外部電極
    とを具備してなることを特徴とする圧電アクチュエー
    タ。
  7. 【請求項7】噴射孔を有する収納容器と、該収納容器内
    に収容された請求項6記載の圧電アクチュエータと、該
    圧電アクチュエータの駆動により前記噴射孔から液体を
    噴出させるバルブとを具備してなることを特徴とする噴
    射装置。
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