JP2001280046A - 引き戸門扉、伸縮門扉の扉の走行ガイド構造 - Google Patents

引き戸門扉、伸縮門扉の扉の走行ガイド構造

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JP2001280046A
JP2001280046A JP2000095457A JP2000095457A JP2001280046A JP 2001280046 A JP2001280046 A JP 2001280046A JP 2000095457 A JP2000095457 A JP 2000095457A JP 2000095457 A JP2000095457 A JP 2000095457A JP 2001280046 A JP2001280046 A JP 2001280046A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塵、ごみ等の掃き出し作業を容易に行なうこと
ができる、引き戸門扉、伸縮門扉の扉の走行ガイド構造 【解決手段】門扉3、カーゲート等の扉3の設置面Gと
面一に敷設されたフラットレール12と、各フラットレ
ール12の外側縁に沿って形成された転倒防止金具8用
係合溝16とを備え、係合溝16の内側でかつ扉の開閉
移動に支障がない位置に塵取り部21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引き戸門扉、伸縮
門扉の扉の走行ガイド用フラットレールに沿って形成さ
れた係合溝にコンクリート粉や塵が溜った場合に、これ
らを掃き出すのに便利な走行ガイド構造に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、この種の扉の走行を案内するガイ
ド構造として、図4(a) に示されるように、フラットレ
ール12とこのフラットレール12の外側縁に沿って設
けられた係合溝16とからなる構成が知られている。フ
ラットレール12は引き戸門扉、伸縮門扉の扉のキャス
ター6を転動走行させるもので、扉3の設置面Gと面一
になるように敷設されている。また、上記キャスター6
には転倒防止金具8が一体に形成され、転倒防止金具は
上記係合溝16の内縁に係合して、扉3が転倒するのを
防止するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに設置面Gとレール12とを面一にする構造では、設
置面に転倒防止金具用の係合溝16を形成せざるを得な
いため、同図(b) に示すように、風雨などによって運ば
れる塵、ごみのほか、車の出入りなどにより係合溝16
の溝縁を構成するコンクリート部分が削れて溜りやす
い。コンクリート粉は硬いので係合溝内に溜ると、美観
上好ましくないだけでなく、扉走行時に転倒防止金具8
に当たって扉の円滑な走行に支障をきたすことがあり、
塵埃は風にのって飛散するので衛生上も好ましくない。
そのため、粉塵などのごみ等aをこまめに掃き出さなけ
ればならず、清掃作業が非常に面倒であった。
【0004】本発明は上記欠点を解消し、塵、ごみ等の
掃き出し作業を容易に行なうことができるとともに、美
観や衛生を良好に保持することができる、引き戸門扉、
伸縮門扉の扉の走行ガイド構造を提供することをその課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る引き戸門扉、伸縮門扉の扉の走行ガイ
ド構造は、引き戸門扉又は伸縮門扉の扉の設置面と面一
に敷設されたフラットレールと、各フラットレールの外
側縁に沿って形成された転倒防止金具用係合溝とを備
え、係合溝の内側でかつ扉の開閉移動に支障がない位置
に、塵取り部を設けたことを特徴とする。
【0006】なお、前記塵取り部は前記フラットレール
と略同じ高さからそれよりも低くなるように形成するの
が好ましい。
【0007】また、前記塵取り部は、取付金具を介して
ガイドレール又はその周辺部材に取り付けるのが好まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はカーゲートの正面図、図2
はその一部を拡大した側面の断面図を示す。同図におい
て符号1は吊元柱、2は戸当り柱を示し、3は伸縮扉を
示す。伸縮扉3は複数の枠組み支柱4をパンタグラフ状
のリンク5を介して連結したもので、各支柱4の左右の
下端にはキャスター6が転動走行可能に取り付けられて
いる。また、キャスター6の外側には取り付け金具7が
固定され、この取り付け金具7には転動防止金具8が取
り付けられている。転動防止金具8はローラ9の下端に
金属製の鍔10を設けたもので、ローラ9は垂直軸11
の回りに回転可能に支持されている。
【0009】上記伸縮扉3は平行なフラットレール12
上を転動走行可能に設けられている。フラットレール1
2は、伸縮扉3の走行面に沿って一定の間隔に配置され
た金属(例えばステンレス)の支持板13の両端に溶接
等により固定された平行なレール材12aの間にコンク
リート12bを打設して全体を設置面Gと面一になるよ
うに敷設されたものである。支持板13はコンクリート
14にフックボルト15を埋設することにより固定され
ている。
【0010】次に、両フラットレール12の外側縁に沿
って転倒防止金具8が係合するための係合溝16が形成
されている。係合溝16の内側壁16aの下部はフラッ
トレール12側に没入する凹部17が形成され、フラッ
トレール12の外側縁が外方に張り出す形状になってい
る。また、係合溝16の外側壁16bは垂直の壁になっ
ている。そして、係合溝16の表面は、上記内側壁16
aを構成するとともに上記レール材12aと一体の金属
曲げ板18と、上記外側壁16bを構成するとともに、
上記レール材12aと同じ材質の金属曲げ板19とによ
って覆われている。両曲げ板18、19は係合溝16の
溝底の中央部で突合せられている。なお、外側壁16b
を構成する金属曲げ板19の外側部は門形に形成され、
係合溝16の外側壁16bを縁取りする補強用溝縁20
を構成している。このため、従来のコンクリート製の係
合溝16のように、自動車などが走行したときに係合溝
16の溝縁20が削り取られることがなく、削られてで
きたコンクリート粉が係合溝16に溜ることもない。
【0011】次に、図1及び図3に示されるように、上
記係合溝16の戸当り側の端部には塵取り部21が配置
されている。すなわち、塵取り部21は、ステンレス等
の金属製底板21aと側板21bと水平板21cとをZ
字形に折り曲げ形成するとともに、側板21bと底板2
1aの両側縁に沿って三角形状の袖壁22を設け、さら
に側板21b側にも方形の補強板21dを設けたもの
で、底板21aは係合溝16の溝底に、側板21bは係
合溝16の外側壁16bに、水平板21cは係合溝16
の外側壁16bの溝縁20に係合している。そして、水
平縁は上記溝縁20にヒンジ金具24を介して取り付け
られている。なお、23は手掛けである。
【0012】塵取り部21の高さはフラットレール12
と略同じであるから、その上を歩くときにつまづいた
り、それによって塵取り部21が損傷したりすることが
ない。なお、塵取り部の高さはフラットレール12より
も低くしてもよい。
【0013】また、塵取り部21の底板21aは係合溝
16の溝底に当接し、袖壁22の高さは低く抑えられて
いるので、塵取り部21が伸縮扉3の走行を邪魔するこ
とがない。
【0014】上記構成において、カーゲートを開閉する
ときは、上記伸縮扉3のキャスター6をフラットレール
12のレール材12a上を転動させて伸縮移動させれば
よい。その際、転動防止金具8のローラ9が伸縮扉3の
左右の振れを防止するから、キャスター6は確実にフラ
ットレール12上を転動走行し、脱輪することはない。
そして、カーゲート閉鎖時に伸縮扉3に対して直面する
方向に強風が吹く等によって伸縮扉3が倒れる方向に力
が加わるが、この場合は転倒防止金具8の鍔10が係合
溝16の内側の凹部17に係合するから、伸縮扉3が転
倒するのを確実に防止することができる。
【0015】また、カーゲートの設置面Gには風雨によ
って塵、ごみ等aが運ばれ、係合溝16に溜る現象が発
生する。このときは、ごみや塵をほうきなどにより係合
溝16の端部に寄せ、塵取り部21の底板21aに掃き
集める。集め終ったならば手掛け23に手を掛けて底板
21aを引き上げる。塵取り部21はヒンジ金具24を
中心に回動し、底板21a上に集められたごみ、塵等a
は設置面G上に放出されるので、これをさらに別の塵取
りに集めて捨てればよい。
【0016】なお、塵取り部は必ずしもヒンジ金具で回
動自在に取り付けられている必要はない。他の適宜の取
付金具を介して着脱自在に取り付けてもよい。また、塵
取り部は係合溝の溝縁に取り付けるものに限定されな
い。フラットレール又はその周辺の部材に取り付けても
よい。
【0017】また、扉は伸縮扉に限定されない。伸縮せ
ずに車輪走行する引き戸門扉の扉でもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、係合溝の
端部に塵取り部が備えられているから、掃除の際にいち
いち塵取りを持ち出す必要がなく、塵、ごみ等の掃き出
し作業を容易に行なうことができて便利であり、門扉や
カーゲート等の扉回りの美観や衛生を良好に保持するこ
とができる。
【0019】また、塵取り部は係合溝の内側に扉の移動
に支障がないように設けられているので、開閉時の邪魔
にならず、しかも紛失しにくい。
【0020】請求項2に係る発明によれば、塵取り部の
高さはフラットレールと略同じかそれよりも低いので、
つまずいたり、引っ掛かったりするおそれがない。
【0021】請求項3に係る発明によれば、塵取り部は
取付金具を介して取り付けられているので、盗難や紛失
のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る係るカーゲートの正面図
【図2】上記カーゲートの一部を拡大した側面の断面図
【図3】塵取り部の配置状態を示す斜視図
【図4】(a) (b) は従来の伸縮門扉の
【符号の説明】
3 伸縮扉 12 フラットレール 16 係合溝 21 塵取り部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸門扉又は伸縮門扉の扉の設置面と
    面一に敷設されたフラットレールと、各フラットレール
    の外側縁に沿って形成された転倒防止金具用係合溝とを
    備え、係合溝の内側でかつ扉の開閉移動に支障がない位
    置に、塵取り部を設けたことを特徴とする引き戸門扉、
    伸縮門扉の扉の走行ガイド構造。
  2. 【請求項2】 前記塵取り部を前記フラットレールと略
    同じ高さからそれよりも低くなるように形成したことを
    特徴とする引き戸門扉、伸縮門扉の扉の走行ガイド構
    造。
  3. 【請求項3】 前記塵取り部を、取付金具を介してガイ
    ドレール又はその周辺部材に取り付けた、請求項1記載
    の引き戸門扉、伸縮門扉の扉の走行ガイド構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI384117B (ja) * 2009-10-09 2013-02-01

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