JP4764634B2 - スライディングドアローラアセンブリのプロフィル - Google Patents

Description

背景
本発明は、ローラアセンブリを利用してトラック内を前後に移動するスライディングドアに関する。このようなアセンブリは、先行技術において公知であり、ドアをより自由で効率的に徐々に動かすために様々な変更がなされている。

スライディングドア機構に関するこれまでの問題点は、動いているドアを動かなくさせる、欠陥、又は、その他のトラック上の障害物を含み、ドアを移動させたりもしくはトラックから外すことが困難になる。この問題の解決法としては、車輪が障害物または小さな異物を飛び越えて、トラックを介して自由にドアを案内することができるバネベースのローラー機構を構築することがよく知られている。

スライディングドアローラアセンブリの機能性レベルに影響するその他の要素は、調節レベルと組み立ての容易さである。米国特許第5,845,363号は、簡単で安価に構築でき、利用者が利用しやすい調節ギアを含む機構を記載している。米国特許第4,253,278号も、同様の装置を記載している。この機構は、設置後にトラックに応じて高さを調節することができる。

米国特許第3,959,849号に記載されている別のローラアセンブリは、特別な道具や技術者の助けを借りることなく設置可能であるアセンブリを開示している。このアセンブリは、ドアの動きを安定させるためのローラハウジングの側部に固定したタブを特徴とする。

上述したアセンブリの欠点は、ローラの設置が複雑であり、各種のスライディングドアに対してローラアセンブリを調節する必要がることである。本発明は、どのような種類のスライディングドアに対してもローラ装置を簡単にアセンブリできるようにするための特別な調節可能装置を組み込むことにより、この問題の簡単で手ごろな解決手段を提供する。このことは、スライディングドア機構を使用する構造の建造を容易にしたり、又は、古い部品の交換が必要なときにそれを容易する。

さらにスライディングドアの外側部分として構築された従来のスライディング構造は、もろく不安定である。

このように、本発明の主目的は、先行技術の限定を回避し、単純で安定なスライディング機構を提供することである。

発明の概要
本発明は、スライディングクロージャ両壁にそれぞれ取り付けられた2つの金属プロフィルであって、該プロフィルの設計がレール長がスライディングクロージャの高さに調節されたレールを具えるようプロフィルと、下側クロージャトラックに沿って回転する案内ローラと、圧力手段により前記トラックに取り付けられている前記上側トラックに沿って摺動する案内バーと、レールの下側部分に沿って摺動するローラに取り付けられている第一のスライディングバーと、レールの上側部分に沿って摺動するように前記案内バーに取り付けられている第二のスライディングバーと；少なくとも一のスライディングバーと前記プロフィル間を連結する弾性性のある伸張手段と、少なくとも一のスライディングバーの最適な外部位置を制限するように、前記弾性手段を圧縮状態に維持する位置で前記プロフィルに設置された調節可能な締結手段とを具えることを特徴とするスライディングドアクロージャ用の新規なスライディングアセンブリを提供する。

好適な実施例の詳細な説明
本発明は、スライディングドアのトラック用の新規なローラアセンブリを提供する。このアセンブリは、様々なサイズのスライディングドアと、クローゼット、カップボード、もしくは、スライディングドアを組み込んでいるその他のあらゆる構造に備え付けの各トラック対応してその部品を簡単に調節できるようにする独自の構造を有する。

ローラアセンブリの主な部品が図１に示されており、以下に説明する。

このアセンブリは、スライディングドア（100）の各側部に取り付けるように設計した本発明の独自の部品である二つの同一な金属プロフィル（103）を具える。

スライディング機構の先行技術は、スライディングドア底部に設置された外部部品であり、本発明ではスライディング機構がプロフィル上に設置されているので、安定したスライディング構造が提供されている。

これらのプロフィルは、装置の設置を簡単にし、プロフィルに装着したドアをより安定させ、強度を与える。各金属プロフィルの部分は、前記側部に沿ってのびるレール（112）を形成する。二つのスライディングバー（102と108）は、レール（112）に沿ってスライドするように設計されている。下側スライディングバー（108）は、スライディングドアの下側部に位置し、下側トラック(111)を通ってドアを案内するローラ（110）に取り付けられている。前記上側スライディングバー（102）は、ドア上側部に配置され、金属プロフィルを取り付けたドアを、本発明に記載した特定の上側トラック（101）に沿って案内するように設計する。

アセンブリ時に、前記上側スライディングドアは、圧力を利用してトラックに沿って簡単にカチッとはめ込むことができる。しかし、好ましくない脱線を防ぐために、スライディングバーは、トラックから45度回転した場合にのみ取り外しが可能であり、スライディングバーがドアに連結されている管は取外し不可能なように設計されている。スライディングバーの取り付けと取り外しプロセスを、それぞれ図6ａおよび6ｂに示す。このバーも、組立前に金属プロフィルに沿いの正しい位置にバーを保持する小さなピンを具える。

下側スライディングバーは、本発明の調節能力とドアが簡単な移動に寄与する幾つかの部品を含む。これらの部品の組立てと解体を図８ａと８ｂに示す。このローラ(110)は、スライディングバー(108)の底部に位置し、下側トラック(111)を介しバーを案内する。このローラは、本発明のアセンブリプロセスで、圧力を用いてバーの上の各ピン(805)に取り付けられる。脱腺を防ぐために下側トラックの一側部に沿って回転するローラに中心を通る溝が設けられている。摩擦を最小にするためにこの溝の中心に沿ってより小さくより深い溝が通っている。

選択的に、プラスティックストリップを保持するピン（801）が、ローラ上方のスライディングバー上に取り付けられる（図４ａ及び図４ｂ）。このピンは、バー内の対応する位置に設けた孔（802）に挿入することで、スライディングバーに取り付けられる。このストリップは、ローラの外側の溝内にはまり、ドアが動いている間、チリやその他の小さな障害物を払いのけるように設計されている。

調節メカニズム（106）は、下側スライディングバー（108）の上端に位置している。このメカニズムは、特定のドアトラック構造に適合するように下側スライディングバーの高さとバランスするように設計されている。このメカニズムは上端にボルト（803）を含み、又、その中心を通る小さなロッド（804）を含む。

下側スライディングバーは、又、一方の側がフックを用いてロッド（804）に取り付けられ、他方の側でやはりフックを用いて、前記金属プロフィル（103）の底部で連結するコイルスプリング（107）を具える。このスプリングはスライディングバーにフレキシビリティを提供し、下側トラック（111）内にどのような障害物があってもドアが自由に摺動できるようにする。

前記下側スライディングバー（108）の上方に、前記金属プロフィル（103）の前記トラック内にバリア（104）が配置されており、ボルト（105）でトラックに留めつけられており、前記スライディングバー（108）の移動を制限する。

前記アセンブリの金属プロフィルは、長いロッドとして配置されうる。ローラアセンブリを取り付ける大工は、このロッドをいかなるサイズにでも切断し、スライディングドアの高さに前記金属プロフィルのレール長を調節できる。締結部材は、スライディングドアに沿ったいかなる位置にも設置でき、この構造に用いられる特定なトラックのサイズに調節できる。本発明は、調節メカニズムを制御するボルトを回転させることで、スライディングドアの高さを簡単に調節ができる。

本発明は、図１０に例示されているように異なったデザインに構成できる。

代替のデザインでは、アセンブリは、スライディングドアの各側壁（10.00）に取り付けられた二つの金属プロフィル（10.01）を含む。この金属プロフィルの部分は、側壁（10.02）に沿ったレールを形成する。二つのスライディングバーは、レール（10.02）に沿って摺動するように設計されている。第一のバー（10.4）は、スライディングドア側壁の下部に位置し、前記下側トラック（10.03）を通ってドアを案内するローラ（10.06）に取り付けられている。第二のスライディングバー（10.05）は、ドア壁の上部に位置し、前記上側トラック（10.08）に沿って摺動する前記ドア上側案内バー（10.07）に取り付けられている。

下側スライディングバーの上方に調節機構（10.09）があり、調節ボルト（10.10）で制御され、金属プロフィル内の溝に位置している。この機構は、二つのスライディングバー（10.04）のバランスをとるように設計されている。

二つのコイルスプリングは（10.11及び10.12）は、各スライディングバーを金属プロフィルに連結している。これにより、トラック（10.03）内にどのような障害物があっても、ドアを自由に摺動させるフレキシビリティが提供される。締結部材（10.13）は、スライディングバー（10.01，10.05）の移動を制限するバリアとして配置されている。

このアセンブリの金属プロフィル（10.02）は、長いロッドとして配置できる。ローラアセンブリを取り付ける大工は、このローラアッセンブリをいかなるサイズにでも切断可能で、金属プロフィルレールのレール長をスライディングドアの高さに調節できる。締結部材（10.13）は、スライディングドア側壁（10.00）に沿っていかなる地点にも設置可能で、構造中に使用されている特定のトラック（10.03）のサイズに調節される。本発明は、調節機構（10.09）を制御するボルト（10.10）を回転させることでスライディングドアの高さを簡単に調節することができる。

上述した内容は、多くの特性を含んでいるが、これらは本発明の範囲を限定するものでなく、むしろ好適な実施例を例示するものである。当業者は、この範囲内においてその他の可能な変形例を予想できるであろう。本発明の範囲は、実施例によって決定されるのではなく、記載の請求項とその法的均等により決定されるべきである。

本発明のさらなる特徴と利点は、以下に添付の図面を参照し、実施例の方法を示し、好適な実施例の記載を確実にする点で、より明確に理解されるであろう。
図１は、本発明の斜視図である； 図２は、本発明の拡大された正面図である； 図３は、本発明の詳細な断面図である； 図４ａは、金属プロフィル内に設置された下側スライディングバーの拡大された正面図である； 図４ｂは、下側スライディングバー部品の拡大された斜視図である； 図４ｃは、上側スライディングバー部品の拡大された斜視図である。 図４ｄは、締結ボルトを含まないバリアの拡大された斜視図である； 図５は、金属プロフィルの拡大された上面図である； 図６ａは、上側スライディングバーを上側軌道とを連結するプロセスを示す図である； 図６ｂは、上側トラックから上側スライディングバーを取り外すプロセスを示す図である； 図６ｃは、上側トラックから上側スライディングバーを取り外すプロセスを示す図である； 図７ａは、上側スライディングバーの拡大された正面図である； 図７ｂは、上側スライディングバーの拡大された側面図である； 図７ｃは、上側スライディングバーの拡大された上面図である； 図8ａは、下側スライディングバーの拡大された正面図である； 図8ｂは、下側スライディングバーの拡大された上面図である； 図8ｃは、下側スライディングバーの拡大された側面図である； 図９ａは、バリアの拡大された正面図である； 図９ｂは、バリアの拡大された上面図である； 図９ｃは、バリアの拡大された断面図である； 図９ｄは、バリアの拡大された側面図である； 図１０は、本発明の代替構造である。

Claims (8)

1. 上下トラックを備えたクロゼットのドアに設置可能且つ前記ドアに取り付けられるアセンブリを摺動させる前記クロゼットのトラックに前記ドア及びアセンブリを設置なスライディングアセンブリにおいて：
   ・スライディングドアの各側壁に装着され、それぞれがレールを備える二つの金属プロフィルと；
   ・前記クロゼットの下側のトラックに沿って回転するために各プロフィルに設置される案内ローラと；
   ・前記クロゼットの上側のトラックに沿ってスライドするように各プロフィルに設置され、加圧手段により前記トラックに取り付けられる案内バーと、
   ・各プロフィルに設置され、前記レールの下部に沿って摺動するように前記ローラにそれぞれ取り付けられている第一のスライディングバーと；
   ・各プロフィルに設置され、前記レールの上部に沿って摺動するように前記案内バーにそれぞれ取り付けられている第二のスライディングバーと；
   ・前記レール内を摺動可能であり、ボルトを備え、前記ボルトを締め付けることにより、前記プロフィルのレールに固定することができ、前記第一のスライディングバーの上方への動きを拘束するバリアと、
   ・前記第一のスライディングバーが前記バリアの下端部に合致する地点を調整可能なようにレールに設置される調節メカニズムと；
   ・一端で前記プロフィルの端部に接続すると共に他端で前記スライディングバーに接続することにより前記プロフィルと前記第一のスライディングバーの間の伸張を維持可能な、各スライディングバーを前記プロフィルに接続するための弾性手段と、
   を備え、前記ドアの各側部に設置されるエレメントである、前記ローラ、スライディングバー、弾性手段、調節メカニズム及びバリアは前記プロフィルのレール内に配置され、各プロフィルは前記エレメントをその中に含むことを特徴とするスライディングアセンブリ。
2. 前記弾性手段が、一端で前記第一のスライディングバーに連結されており、他端で前記プロフィルに連結されていることを特徴とする請求項１に記載の前記スライディングアセンブリ。
3. 前記弾性手段が、フックによって前記第一のスライディングバーと前記プロフィルに連結されていることを特徴とする請求項１に記載の前記スライディングアセンブリ。
4. 垂直位置で前記トラックに前記第二のスライディングバーを取り付けることができ、前記トラックに対して45度回転させた時に前記第二のスライディングバーが取り外せるよう上端が設計されていることを特徴とする請求項１に記載のスライディングアセンブリ。
5. 前記第一のスライディングバーの下側部にピンを具え、当該ピンが前記ローラの装着する位置を指定することを特徴とする請求項１に記載のスライディンアセンブリ。
6. 前記ローラ上に位置するストリップをさらに具え、前記ストリップが、前記ローラの溝にはまり、クリーニングすることを特徴とする請求項１に記載のスライディングアセンブリ。
7. 前記ローラが内側溝をさらに具えることを特徴とする請求項１に記載のスライディングアセンブリ。
8. 前記第二のスライディングバーが、バー上側部に小さなピンを具え、当該ピンがアセンブリプロセスにおいて前記レール上側部分にバーを保持する位置を指定することを特徴とする請求項１記載のスライディングアセンブリ。

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