JPH0725404Y2 - 物置の床板構造 - Google Patents

物置の床板構造

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JPH0725404Y2
JPH0725404Y2 JP1989122579U JP12257989U JPH0725404Y2 JP H0725404 Y2 JPH0725404 Y2 JP H0725404Y2 JP 1989122579 U JP1989122579 U JP 1989122579U JP 12257989 U JP12257989 U JP 12257989U JP H0725404 Y2 JPH0725404 Y2 JP H0725404Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、少なくとも床板が合成樹脂で成形された物置
の床板構造に関する。
従来の技術 従来、組立式の物置にあっては、床板を含めてその全体
を構成するパネルが金属で成形されており、前記床板に
は断面凸状に成形された一対のレールが設けられてい
る。また、物置の前面開口部を開閉する扉の下端部に
は、ローラが設けられており、該ローラを前記レールに
沿って転動させることにより、扉の開閉を行うように構
成されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の物置にあっては、前述
のように金属製であることから、高重量を有し、搬送に
不便であるばかりでなく、高重量を有するパネルを用い
て物置を組み立てる際の作業が困難となる。このため、
床板を含む全てのパネルを合成樹脂にて形成することに
より、搬送時の便宜性や組み立て時の容易性を向上させ
た合成樹脂製物置が本考案者等によって提案されるに至
っている。
しかし、このような床板を含む全てのパネルを合成樹脂
で成形した物置において、床板に断面凸状のレールを形
成すると、物品を床板に沿って摺動させつつ出し入れす
る際、物品が前記レールに引っ掛かってしまい、レール
が破損してしまうおそれがある。そこで、断面凹状とし
たレールを床板に設ける物置も提案されるに至っている
が、レール内にゴミが貯留した際ゴミの除去が煩雑とな
る欠点を有していた。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、レールの破損を防止しつつ清掃容易性を向上さ
せた物置の床板構造を提供することを目的とするもので
ある。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本考案にあっては、前面に開
口部を有する物置本体の床板を合成樹脂で成形し、前記
開口部に一対の扉を摺動自在に架装する一方、前記床板
に、該床板の下面側へ突出した断面凹状であって、前記
開口部の一端部側から他端部側に亙って前記物置本体の
幅方向へ延在し、前記扉の下端部を受容する一対のレー
ルを一体に成形した物置において、前記床板に、前記一
対のレールの端部を連結し前記下面側へ突出した断面凹
状の結合凹部を形成するとともに、該結合凹部に連通し
て前記物置本体の外部に延出し前記下面側へ突出した断
面凹状からなる凹溝を形成し、あるいは、前記結合凹部
の底面に前記物置本体の外部と連通する貫通状の穴を形
成してある。また、前記レールの底面を一端部から他端
部に亙って徐々に下降するテーパー状、もしくは中央部
から両端部に亙って徐々に下降するテーパー状に形成
し、各端部に前記結合凹部を設けてある。
作用 前記構成において、レールは下面側に突出した断面凹状
であることから、床板上を摺動させて物品の出し入れを
行う際、該物品がレールに引っ掛かってしまうようなこ
とはない。また、物置の外部から床板上に沿って侵入す
る雨水は、前記レール内に流下し、それ以上雨水が物置
内に侵入するのを防止し得るとともに、レール内に流下
した雨水は前記凹溝又は穴を介して各部に排水される。
このとき、両レールの端部に形成した結合凹部の底面に
物置本体の外部に連通する穴を設けることにより、各レ
ール内に流下した雨水を少ない水抜き穴により合理的に
排水させることができるとともに、レール内に貯留した
ゴミを除去する際には、レールの端部にゴミを掃き集め
る簡易な作業によりゴミの除去を行うことが可能とな
る。
さらに、前記レールの底面をテーパー状にすることによ
り、レール内に流下した雨水の排水性及びゴミの除去性
は向上する。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面に従って説明す
る。すなわち、第6図に示したように、物置本体1は、
前面に開口部7を有し、左右側壁2,3、後壁4、屋根5
及び床板6が合成樹脂で成形されている。前記開口部7
には、上端部を図示しないローラを介して開閉自在に架
装された一対の扉8,8が設けられており、該扉8,8も合成
樹脂で成形されている。
前記床板6には、第1,2図に示したように開口部7の一
端部側から他端部側に亙って物置本体1の幅方向へ延在
する一対のレール9,9が一体に成形されている。該レー
ル9,9は、第2,3図に示したように、床板6の下面側に突
出した断面凹状であって、前記床板6の上面10より下方
に位置する底面11を有している。該底面11には、夫々底
面水抜き穴12,12が設けられており、またレール9,9の長
手方向略中央部には、該両レール9,9の底面11,11に亙っ
て一体的に開口された中央水抜き穴13が設けられてい
る。
前記両レール9,9の端部には、第4図に示したように該
両レール9,9の端部を連結し、床板6の下面側に突出し
た断面凹状の結合凹部14が設けられている。該結合凹部
14には、その底面を開口させた下端部の端部水抜き穴15
が設けられており、該端部水抜き穴15は、物置本体1の
外部と連通している。また、前記レール9,9の端部近傍
には、枠支持部17が凹設されており、該枠支持部17に
は、閉時に前記扉8,8が当接する開口枠16の下端部が組
み付けられているとともに、前記端部水抜き穴15の近傍
には、略L字状の浸水防止用凸条18が設けられている。
一方、前記床板6の下面側には、第2図に示したように
その全周に亙って周縁リブ19が設けられているととも
に、直行する複数の補強用リブ20…が一体に成形されて
いる。
なお前記レール9,9内には、前記扉8,8の下端部に突設さ
れたガイド片(図示せず)が、前記底面11に接触しない
状態で遊挿されており、これによって扉8,8の下端部は
レール9,9に沿って開閉移動するように構成されてい
る。
以上の構成にかかる本実施例において、レール9,9は、
その下面側に突出した断面凹状であることから、床板6
上を摺動させて物品の出し入れを行う際、レール9,9に
物品が引っ掛かってしまうことはなく、物品の出し入れ
に伴うレール9,9の破損を防止することができる。
そして扉8,8を閉止した状態において、床板6の開口部
7から雨水が侵入すると、該雨水はレール9,9内に流下
し、いずれかの水抜き穴12,13,15から外部に排水される
とともに、また開口部7の両端部からの浸水にあっても
前記浸水防止用凸条18によりそれ以上の物置本体1内部
への侵入を阻止され、この侵入を阻止された前記両端部
の雨水は、前記端部水抜き穴15を介して排水される。し
たがって、例えば台風時等において多量の雨水の侵入が
あっても、物置本体1内に格納された物品が濡れてしま
うようなことはなく、収納物品を確実に保管することが
できる。
また前記レール9,9内に、ゴミが貯留した場合には、箒
を用いて清掃を行えばいずれかの水抜き穴12,13,15から
外部にゴミが落下し、容易に清掃を行うことができると
ともに、特に本実施例においては両レール9,9の端部を
連結する結合凹部14に、端部水抜き穴15が設けられてい
ることから、箒を一方向に操作してゴミをレール9,9の
端部に掃き寄せることにより、各レール9,9内のゴミを
同時かつ容易に除去することができ、効率的に清掃を行
う得る。
なお本実施例においては、結合凹部14に端部水抜き穴15
を設けるようにしたが、第5図に第2実施例として示し
たように、一端が結合凹部14に連通するとともに、他端
が物置本体1の外部に延出し、床板6の下面側の突出し
た断面凹状であって、レール9,9と同一深さの凹溝21を
形成し、該凹溝21を介して雨水の排水およびゴミの除去
を行うようにしてもよい。
第7図は、本考案の第3実施例を示すものであり、前記
レール9,9の底面11には、レール9,9の長手方向略中央部
Cから両端部に亙って徐々に下降するテーパー部22,22
が成形されており、該テーパー部22,22の下端部に前記
結合凹部14と端部水抜き穴15とが形成されている。
かかる第3実施例によれば、底面11上の雨水がテーパー
部22,22に沿って自然流下することから、排水性の向上
を図ることができるとともに、この自然流下する雨水と
一緒にレール9,9内のゴミも流下することからゴミの貯
留を防止することができる。
第8図は、本考案の第4実施例を示すものであり、前記
レール9,9の底面11には、レール9,9の一端部から他端部
に亙って徐々に下降するテーパー部23が成形されてお
り、該テーパー部23の他端部に前記結合凹部14と端部水
抜き穴15とが形成されている。
かかる第4実施例によれば、前記端部水抜き穴15を前記
他端部にのみ成形すれば、排水性や清掃の容易性を確保
することができることから、水抜き穴の成形数を減少さ
せて成形コストの向上を図ることが可能となる。
考案の効果 以上説明したように本考案は、合成樹脂で成形された物
置本体の床板に、該床板の下面側へ突出した断面凹状で
あって扉の下端部を受容する一対のレールを一体に成形
した構造において、該一対のレールの端部に連結する結
合凹部を形成するとともに、該結合凹部に物置本体の外
部に延出する凹溝を形成し、若しくは前記結合凹部の底
面に外部を連通する貫通状の穴を成形するようにした。
よって、床板上を摺動させて物品の出し入れを行う際、
レールに物品が引っ掛かってしまうことはなく、物品の
出し入れに伴うレールの破損を防止することができるの
みならず、箒を一方向に操作することにより、各レール
内のゴミを同時に除去することができ、効率的に清掃を
行うことが可能となる。
さらに、前記レールの底面を中央部から両端部に亙って
徐々に下降するテーパー状に成形したことから、レール
の底面上に存在する雨水を自然流下させて排水させるこ
とができ、これにより排水性の向上を図ることができ
る。
加えて、前記レールの底面を一端部から他端部に亙って
徐々に下降するテーパー状に成形し、前記他端部に前記
結合凹部及び水抜き穴を形成するようにしたことから、
前記他端部水抜き穴を前記他端部にのみ成形すれば、排
水性や清掃の易性を確保することができ、よって水抜き
穴の成形数を減少させて成形コストの低減を図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す第6図A矢視図、 第2図は第1図II−II線に沿う断面図、 第3図は第1図III−III線に沿う断面図、 第4図は第1図IV−IV線に沿う断面図、 第5図は本考案の第2実施例を示す第1図IV−IV線に相
当する断面図、 第6図は本考案の一実施例にかかる物置の正面図、 第7図は本考案の第3実施例を示すレールの長手方向断
面図、 第8図は本考案の第4実施例を示すレールの長手方向断
面図である。 1…物置本体、6…床板、7…開口部、8…扉、11…底
面、12…底面水抜き穴、13…中央水抜き穴、14…結合凹
部、15…端部水抜き穴、22、23…テーパー部。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に開口部を有する物置本体の床板を合
    成樹脂で成形し、前記開口部に一対の扉を摺動自在に架
    装する一方、前記床板に、該床板の下面側へ突出した断
    面凹状であって、前記開口部の一端部側から他端部側に
    亙って前記物置本体の幅方向へ延在し、前記扉の下端部
    を受容する一対のレールを一体に成形した物置におい
    て、前記床板に、前記一対のレールの端部を連結し前記
    下面側へ突出した断面凹状の結合凹部を形成するととも
    に、該結合凹部に連通して前記物置本体の外部に延出し
    前記下面側へ突出した断面凹状からなる凹溝を形成した
    ことを特徴とする物置の床板構造。
  2. 【請求項2】前記レールの底面を一端部から他端部に亙
    って徐々に下降するテーパー状に成形し、前記他端部に
    前記結合凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載
    の物置の床板構造。
  3. 【請求項3】前記レールの底面を中央部から両端部に亙
    って徐々に下降するテーパー状に成形し、前記両端部に
    前記結合凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載
    の物置の床板構造。
  4. 【請求項4】前面に開口部を有する物置本体の床板を合
    成樹脂で成形し、前記開口部に一対の扉を摺動自在に架
    装する一方、前記床板に、該床板の下面側へ突出した断
    面凹状であって、前記開口部の一端部側から他端部側に
    亙って前記物置本体の幅方向へ延在し、前記扉の下端部
    を受容する一対のレールを一体に成形した物置におい
    て、前記床板に、前記一対のレールの端部を連結し前記
    下面側へ突出した断面凹状の結合凹部を成形するととも
    に、該結合凹部の底面に前記物置本体の外部と連通する
    貫通状の穴を形成したことを特徴とする物置の床板構
    造。
  5. 【請求項5】前記レールの底面を一端部から他端部に亙
    って徐々に下降するテーパー状に成形し、前記他端部に
    前記結合凹部を形成したことを特徴とする請求項4記載
    の物置の床板構造。
  6. 【請求項6】前記レールの底面を中央部から両端部に亙
    って徐々に下降するテーパー状に成形し、前記両端部に
    前記結合凹部を形成したことを特徴とする請求項4記載
    の物置の床板構造。
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