JP2001279153A - 生インキ式筆ペン用高隠蔽性液状組成物 - Google Patents

生インキ式筆ペン用高隠蔽性液状組成物

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JP2001279153A JP2000095735A JP2000095735A JP2001279153A JP 2001279153 A JP2001279153 A JP 2001279153A JP 2000095735 A JP2000095735 A JP 2000095735A JP 2000095735 A JP2000095735 A JP 2000095735A JP 2001279153 A JP2001279153 A JP 2001279153A
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Katsuhiko Furumatsu
克彦 古松
Yuichi Kobayashi
雄一 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い隠蔽性を有する乾燥塗膜を形成し、塗膜
乾燥性に優れ、且つ、使用時のペン先耐乾燥性に優れる
生インキ式筆ペン用高隠蔽性液状組成物を提供するこ
と。 【解決手段】 酸化チタン20〜50重量部と、アルミ
ノ珪酸塩5〜8重量部と、樹脂5〜20重量部と、沸点
が110℃〜130℃の非極性有機溶剤15〜50重量
部とを少なくとも含むことを特徴とする生インキ式筆ペ
ン用高隠蔽性液状組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生インキ式筆ペン
に充填して用いる高隠蔽性液状組成物に関し、更に詳細
には、高い隠蔽性を有する乾燥塗膜を形成し、塗膜乾燥
性に優れ、且つ、使用時のペン先耐乾燥性に優れる生イ
ンキ式筆ペン用高隠蔽性液状組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高隠蔽性液状組成物は、修正液や下塗用
絵の具などのように、文字や図柄を隠蔽・修正する為や
不透明顔料インキのようなイラスト、デザイン、ポスタ
ー等の一般の描画に用いるものである。高隠蔽性液状組
成物による隠蔽は、酸化チタンと樹脂とが溶剤の蒸発に
よって紙面に固着し、乾燥塗膜を形成することによって
おこなわれる。
【0003】従来の技術として修正液を一例に挙げて説
明する。修正液は、隠蔽材と、樹脂と、かつ隠蔽する筆
跡などを溶解しない溶剤とを主成分としている。隠蔽材
は、隠蔽性を付与するために酸化チタンが使用される。
又、隠蔽性の補助材、経時安定材として、シリカ粉、ア
ルミナ粉などが使用される。樹脂は、溶剤の種類によっ
て選択される。溶剤として有機溶剤を使用する場合、ア
クリル樹脂、ビニルアルキルエーテル樹脂、環化ゴム、
スチレン−ブタジエン共重合体系エラストマー等を使用
し、水を使用する場合には、(メタ)アクリル酸エステ
ル系樹脂エマルジョン、スチレン−ブタジエン共重合体
系樹脂エマルジョン、エチレン酢酸ビニル樹脂エマルジ
ョンを使用する。隠蔽する筆跡などを溶解しない溶剤と
しては、万年筆、水性サインペン等の水性インキの筆跡
を隠蔽する場合、水性インキによる筆跡を溶解しないト
ルエン、キシレン、1,1,1−トリクロロエタン、ト
リクロロエチレン等の有機溶剤を使用する。また油性ボ
ールペン、油性マーカー等の油性インキによる筆跡や、
タイプライターによる印字、乾式複写機による複写など
を隠蔽する場合、これらの筆跡や印字、複写を溶解しな
い水を使用する。さらに近年、筆跡の種類によって溶剤
を使いわけるといった煩雑さを解消する為、水性インキ
及び油性インキによる筆跡に対する溶解性が低いシクロ
ヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサ
ン等のシクロヘキサン系の有機溶剤を使用する。上記修
正液は、隠蔽材である酸化チタンが、その高比重のため
に経時的に沈降してしまうため、従来は、容器に保管
し、使用時に再分散を行った後、別に用意した筆などを
用いて塗布する、所謂、付け筆方式で使用していた。し
かし、修正液においても、より使いやすさが追究され、
製品形体が変化、発展している。現在、修正液を内蔵し
た、所謂ペン型修正液が主流になっており、塗布部は、
棒状弁を用いたものとボールペン型のものとが知られて
いる。更に、最近、塗布部が筆式の修正液が提案、製品
化されている。この筆ペン型の修正液は、太塗りや細塗
りが可能であるなどの利点があり、たいへん便利であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、筆ペン型の
修正液は、水系の修正液を用いる必要があった。これ
は、有機溶剤系修正液を使用した場合、ペン先の部分が
乾燥してしまい、使用できなくなるという問題があるた
めである。しかし、水系の修正液には、塗膜の乾燥が遅
いという問題と修正する筆跡の種類が限られる問題があ
る。更に、ペン先に筆を用いた場合、上記棒状弁を用い
たものやボールペン型の塗布具と異なり、塗布したとき
修正液をペン先で払うため、塗膜が薄くなってしまうの
で、特に高い隠蔽性を有するものを用いる必要がある。
本発明は、生インキ型筆ペンに充填して用いる高隠蔽性
液状組成物に関し、更に詳細には、高い隠蔽性を有する
乾燥塗膜を形成し、塗膜乾燥性に優れ、且つ、使用時の
ペン先耐乾燥性に優れる生インキ式筆ペン用高隠蔽性液
状組成物を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸化チタン
と、アルミノ珪酸塩と、樹脂と、沸点が110℃〜13
0℃の非極性有機溶剤とを少なくとも含むことを特徴と
する生インキ式筆ペン用高隠蔽性液状組成物を要旨とす
る。
【0006】以下、本発明の組成について説明する。酸
化チタンは、隠蔽性を付与するもので、ルチル型、アナ
ターゼ型などの各種の酸化チタンが使用できる。具体例
としてはタイペークCR−50、同CR−97、同CR
−60、同R−680、同CR−58、同CR−67、
同R−670、CR−80、CR−63、R−820、
R−930(以上、石原産業(株)製)、チタニック
スJR−600A、同JR−600E、同JR−60
2、同JR−603、同JR300、同JR−301、
JR−800、JR701、JR(以上、テイカ(株)
製)、タイトーンR−5N、同R−5N2、同R−51
N、同R−61N、同R−52N、同R−11、同RK
−1、同SR−1、同R−GL、R62N(以上、堺化
学工業(株))、タイピュアR−900、同R−92
0、同R−101、R−902(以上、デュポン・ジャ
パン・リミテッド)、クロノスチタンKR−380、K
R−480(以上、チタン工業(株))などのルチル型
酸化チタン、チタニックスJA−4(以上、テイカ
(株)製)、タイペークA−220(以上、石原産業
(株)製)、クロノスチタンKA−10(以上チタン工
業(株))などのアナターゼ型酸化チタンなどが挙げら
れる。これらの酸化チタンは、1種又は2種以上混合し
て使用することができ、その使用量は、高隠蔽性液状組
成物全量に対して20〜50重量%が好ましい。
【0007】アルミノ珪酸塩は、隠蔽性を向上するため
の補助材として使用され、酸化チタンと併用することに
より、隠蔽性向上の効果が上がり、本発明の重要な要素
の一つである。一般のシリカ粉では、粒子径が小さく、
隠蔽性が低く、吸油量が高く、液状組成物として粘度が
高くなり、アルミノ珪酸塩ほど効果が現れない。アルミ
ノ珪酸塩は、隠蔽性が比較的高く、吸油量が比較的小さ
く、酸化チタンと併用すると液状組成物として隠蔽性が
向上する。具体例として、シペルナートP820、P8
20A(以上、ドイツ国デグッサ社製)が挙げられる。
その使用量は、高隠蔽性液状組成物全量に対して1〜1
0重量%使用でき、好ましくは、5〜8重量%である。
【0008】樹脂は、塗膜を形成する為に使用するもの
で、具体的には、アクリル酸エステル重合体、メタクリ
ル酸エステル重合体、アクリル酸とメタクリル酸エステ
ルの共重合体などのアクリル樹脂、その他ビニルアルキ
ルエーテル樹脂、環化ゴム、スチレン−ブタジエン系エ
ラストマー樹脂などが挙げられる。特にアクリル樹脂
は、塗膜の平滑性が良好になるので好ましく用いられ
る。アクリル樹脂の市販のものとしては、パラロイドB
−66、同B−67(以上、米国、ローム&ハース社
製)が挙げられる。またこれらの樹脂は単独もしくは2
種以上併用して使用可能である。樹脂の使用量は高隠蔽
性液状組成物全量に対して5〜20重量%が好ましい。
【0009】有機溶剤は、溶媒、樹脂の溶解及び塗膜の
乾燥性を付与するためにシクロヘキサン、メチルシクロ
ヘキサン、エチルシクロヘキサン等の非極性有機溶剤が
用いられるが、単にそれのみで調製された高隠蔽性液状
組成物を今回の生インキ式筆ペン用に用いると、ペン先
の乾燥が速く、使用できなくなる問題がある。それ故、
有機溶剤は、沸点110℃〜130℃の非極性有機溶剤
を少なくとも用いることが必要である。これは、本発明
の生インキ式筆ペン用高隠蔽性液状組成物に、塗膜乾燥
性及び優れた使用時のペン先耐乾燥性を付与するためで
ある。その具体例として、3,3−ジメチルヘキサン
(沸点111.9℃)、2,3−ジメチルヘキサン(1
15.6℃)、2−メチルヘプタン(同117.6
℃)、4−メチルヘプタン(同117.7℃)、2,
2,5−トリメチルヘキサン(同124.1℃)、ノル
マルオクタン(同125.6℃)等が挙げられる。その
使用量は、高隠蔽性液状組成物全量に対して15〜50
重量%が好ましい。
【0010】尚、上記した成分の他に、シリカ粉、炭酸
カルシウムなどの体質顔料を併用しても良い。その他、
筆記面と色調を合わせる為に着色顔料、黒色顔料を、顔
料の分散安定性の為に分散剤や沈降防止剤を、塗布性能
を更に良好にする為にフロー向上剤やレベリング剤とい
うように、各種添加剤を適宜添加することができる。
【0011】上記液状組成物は、生インキ式筆ペンに充
填して用いられるが、以下、生インキ式筆ペンの一例を
添付図面を参照して説明する。図1は、後端ノック型生
インキ式筆ペンの非ノック時の縦断面図であり、図2は
ノック時の要部拡大縦断面図である。参照符号1は、内
部に液状組成物収容部2を形成した後軸である。この後
軸1の先端開口部には、外壁に鍔部3aを設けた前軸3
が、前記鍔部3aを後軸1先端端面に当接する位置まで
挿入固定されている。
【0012】前軸3内には、前方側の小径部3bと後方
側の大径部3cとが、中継部である段部3dを介して連
接された貫通孔が形成されている。この大径部3c内壁
には、段部3dから軸長手方向後方に複数のリブ4が形
成されている。
【0013】前記前軸3と前記液状組成物収容部2との
間には、弁機構を配置している。この弁機構は、座部5
aを形成してなる蓋体5と、後述する弾発部材により後
方に付勢され、前記座部5aに弾発的に当接する弁部6
aを形成している弁体6とよりなっている。
【0014】蓋体5は、前方の小径筒状部5bと後方の
大径筒状部5cとよりなるものであり、この小径筒状部
5bの内壁に、内方に向かう周状突起部5dを形成し、
この周状突起部5dの前方側端面に前記座部5aを形成
している。この蓋体5は、小径筒状部5bが前記前軸3
の大径部3c内壁に圧入され、大径筒状部5cが後軸1
の内壁に圧入され、後軸1内部に形成された塗布液収容
部2の蓋体となっている。
【0015】弁体6は、前方の筒状部6bと、中間の弁
部6aと、後方棒状部6cとより構成されている。そし
て、弁体6の前方筒状部6bと弁部6aとは、前記蓋体
5の、小径筒状部5b内に摺動自在に配置され、かつ、
弁体6は、コイルバネなどの弾発部材7によって後方に
付勢されている。
【0016】前記弁体6の前方には、大径孔部8aと小
径孔部8bとからなる筒状の筆穂固定管8が、小径孔部
8bを前方にして、前記前軸3内に摺動自在に配置され
ている。この筆穂固定管8は、前記大径部8aの内側
に、前記弁体6の前方筒状部6bを圧入する形で、弁体
6と連接している。ただし、弁体6と筆穂固定管8との
連接は、上記のような圧入に限定されるものではなく、
螺合、嵌合、接着といった他の適宜手段によっても可能
である。
【0017】前記筆穂固定管8の内部には、鼬、馬、豚
などの天然繊維、ナイロン、ポリエチレンテレフタレー
ト、アクリル系繊維などの合成樹脂製繊維、あるいは前
記天然筆毛と合成樹脂製筆毛とを混ぜたものなどの繊維
を多数、長手方向に収束し、一方に、端面を熱溶着や接
着などの方法で固着して鍔部9aを形成したストレート
部9b設け、他方に、端面に近づくほど外径が細くなる
ようなテーパー部9cを設けた筆穂9を、非固着端面を
前方にして配置している。
【0018】この筆穂9は、前方部が前記前軸3の先端
開口部から突出し、後端部の鍔部9aが前記筆穂固定管
8の大径孔部8aと小径孔部8bとの境界の段部8cに
当接し、その段部8cと前記弁体6の前端面とで挟着固
定されている。
【0019】前記弁体6の後方棒状部6cは、前記後軸
1内に設けた液状組成物収容部2内に配置した筒状部材
10の前方部に挿入固定されている。この筒状部材10
は、その後方部を、前記液状組成物収容部2後端に形成
した筒状部2aの外側に挿入固定した蛇腹状可動部材1
1内に、前記筒状部2aを貫通して挿入している。この
蛇腹状可動部材11にはノック冠12が被冠され、ノッ
ク部を構成している。ただし、ノック部は、従来公知の
方法を採用できるものであり、今回の例に示す構造に限
定されるものではない。
【0020】尚、上記例においては、ペン先として筆穂
を例示したが、その他、ウレタン製連通多孔質体を用い
ても良い。
【0021】
【作用】本発明の生インキ式筆ペン用高隠蔽性液状組成
物は、酸化チタンとアルミノ珪酸塩を併用することで、
アルミノ珪酸塩の粒子が酸化チタンの接近効果を抑制し
隠蔽性を向上したため、塗膜厚が小さくても高い隠蔽性
が得られ、更に、沸点が110℃〜130℃の非極性有
機溶剤を用いることで、紙面への浸透を極力速くして塗
膜の乾燥性を低下させずに、ペン先の耐乾燥性を向上さ
せたものである。因みに、接近効果とは、酸化チタンだ
け使用量を増やしてゆくと、ある量のところで酸化チタ
ン同士が接近しすぎて光の散乱領域が少なくなり隠蔽性
が減少する現象である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例として修正液を用いて
例示するが、本発明は、実施例に限定されるものではな
い。 実施例1 タイピュアR−900(デュポン・ジャパン・リミテッド製、アルミナ処理酸 化チタン) 39.3重量部 シペルナートP820A(ドイツ国デグッサ社製、アルミノ珪酸塩、平均1次 粒子径35mμ) 7.0重量部 パラロイドB−67(米国、ローム&ハース社製、アクリル樹脂) ホモゲノールL−18(花王(株)製、分散剤) 0.7重量部 メチルシクロヘキサン(フィリップス石油(株)製、沸点100.9℃) 23.0重量部 ノルマルオクタン(フィリップス石油(株)、沸点125.6℃) 23.0重量部 上記成分をボールミルにて24時間分散処理して修正液
を得た。
【0023】 実施例2 チタニックスJR−800(テイカ(株)製、アルミナ−シリカ処理酸化チタ ン) 39.3重量部 シペルナートP820A(ドイツ国デグッサ社製、アルミノ珪酸塩、平均1次 粒子径35mμ) 7.0重量部 パラロイドB−67(米国、ローム&ハース社製、アクリル樹脂) 7.0重量部 ホモゲノールL−18(花王(株)製、分散剤) 0.7重量部 メチルシクロヘキサン(フィリップス石油(株)製、沸点100.9℃) 23.0重量部 3−メチルヘプタン(試薬、沸点118.9℃) 23.0重量部 上記成分を実施例1と同様になして修正液を得た。
【0024】 実施例3 タイトーンR62N(堺化学(株)製、アルミナ−シリカ処理酸化チタン) 39.2重量部 シペルナートP820(ドイツ国デグッサ社製、アルミノ珪酸塩、平均1次粒 子径35mμ) 6.0重量部 パラロイドB−67(米国、ローム&ハース社製、アクリル樹脂) 8.0重量部 ホモゲノールL−18(花王(株)製、分散剤) 0.8重量部 ノルマルヘキサン(丸善石油化学(株)製、沸点68.7℃) 23.0重量部 4−メチルヘプタン(試薬、沸点117.7℃) 23.0重量部 上記成分を実施例1と同様になして修正液を得た。
【0025】 実施例4 タイピュアR−900(デュポン・ジャパン・リミテッド製、アルミナ処理酸 化チタン) 39.2重量部 シペルナートP820(ドイツ国デグッサ社製、アルミノ珪酸塩、平均1次粒 子径35mμ) 6.0重量部 パラロイドB−67(米国、ローム&ハース社製、アクリル樹脂) 8.0重量部 ホモゲノールL−18(花王(株)製、分散剤) 0.8重量部 メチルシクロヘキサン(フィリップス石油(株)製、沸点100.9℃) 28.0重量部 ノルマルオクタン(フィリップス石油(株)、沸点125.6℃) 18.0重量部 上記成分を実施例1と同様になして修正液を得た。
【0026】 実施例5 タイピュアR−900(デュポン・ジャパン・リミテッド製、アルミナ処理酸 化チタン) 39.3重量部 シペルナートP820A(ドイツ国デグッサ社製、アルミノ珪酸塩、平均1次 粒子径35mμ) 7.0重量部 パラロイドB−67(米国、ローム&ハース社製、アクリル樹脂) 7.0重量部 ホモゲノールL−18(花王(株)製、分散剤) 0.7重量部 ノルマルオクタン(フィリップス石油(株)、沸点125.6℃) 46.0重量部 上記成分を実施例1と同様になして修正液を得た。
【0027】比較例1 実施例1において、シペルナートP820Aをタイピュ
アR−900に変更した以外は、実施例1と同様になし
て修正液を得た。
【0028】比較例2 実施例1において、ノルマルオクタンを2−メチルオク
タン(試薬、沸点143.3℃)に変更した以外は、実
施例1と同様になして修正液を得た。
【0029】比較例3 実施例5において、ノルマルオクタンをメチルシクロヘ
キサン(沸点100.9℃)に変更した以外は、実施例
1と同様になして修正液を得た。
【0030】比較例4 実施例1において、シペルナートP820Aをアエロジ
ル#200(日本アエロジル(株)、シリカ粉、平均1
次粒子径15mμ)の4重量部とタイピュアR−900
の3重量部とに置き換えた以外は、実施例1と同様にな
して修正液を得た。
【0031】以上、実施例1〜5、比較例1〜4で得ら
れた修正液を生インキ式筆ペンの一例として上記説明し
たノック式塗布具同等品(修正筆、ぺんてる(株)製、
ZL9B)に4ml充填し、隠蔽性、ペン先耐乾燥性、
塗膜乾燥性の試験を行った。結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】*1隠蔽性:上記修正液を隠蔽率測定用紙
(JISK5400)に0.05mmのアプリケータで
塗布し乾燥後、45°、0°拡散反射率を測定して算出
した。 *2ペン先耐乾燥性:実施例、比較例で得た修正液を充
填した修正筆(ぺんてる(株)製ZL9B)をノックし
て修正液を出し、ハケをしごきながら、文字を隠蔽する
状態になるまでハケ部の修正液の量を調整する。その後
キャップをしないで自然乾燥させ、30秒毎に塗布し、
カスレた時間を測定した。*3塗膜乾燥性:上記修正液
を上質紙上に0.05mmのアプリケーターを用いて塗
布し、5秒毎に油性ボールペン(ぺんてる(株)BK7
0)で塗膜上に筆記し、筆記可能な塗膜になった時間を
測定した。
【0034】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
高隠蔽性液状組成物は、高隠蔽性で、塗膜乾燥性を極力
損ねることなく、ペン先耐乾燥性を有しているものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】生インキ式筆ペンの一例の非ノック時の縦断面
図である。
【図2】ノック時の要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 後軸 2 液状組成物収容室 3 前軸 9 筆穂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化チタンと、アルミノ珪酸塩と、樹脂
    と、沸点が110℃〜130℃の非極性有機溶剤とを少
    なくとも含むことを特徴とする生インキ式筆ペン用高隠
    蔽性液状組成物。
  2. 【請求項2】 生インキ式筆ペンのペン先が筆穂である
    請求項1記載の生インキ式筆ペン用高隠蔽性液状組成
    物。
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