JP2000063730A - ボールペン用水性インキ組成物 - Google Patents

ボールペン用水性インキ組成物

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JP2000063730A
JP2000063730A JP27243698A JP27243698A JP2000063730A JP 2000063730 A JP2000063730 A JP 2000063730A JP 27243698 A JP27243698 A JP 27243698A JP 27243698 A JP27243698 A JP 27243698A JP 2000063730 A JP2000063730 A JP 2000063730A
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ink
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ink composition
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eraser
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JP27243698A
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Yuzo Yamashita
雄蔵 山下
Shinichi Aoyanagi
伸一 青柳
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NIPPON COLOR KOGYO KK
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NIPPON COLOR KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】消しゴムで消えるボールペン用インキを提供す
る。 【構成】顔料、水、ゴムラテックスを必須成分として含
むインキ。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、紙に筆記後に消しゴ
ムによって消去可能なボールペン用インキに関する。 【0002】 【従来の技術】 ボールペンのインキは普通は油性イン
キ、水性インキに限らず紙に筆記後は消しゴムで消去出
来ない。しかし、油性ボールペンの場合には消しゴムで
消去出来るインキを開発した例は見られるが、不完全で
あった。(特開昭57−36173)また、水性インキ
のボールペンの例は見られない。 【発明が解決しようとする課題】 旧来のボールペンの
インキは、油性、水性に限らず着色剤として染料を使用
していたため筆記した場合インキの染料が紙の繊維を染
色するため、消しゴムで消しても消えないのは当然であ
った。最近は顔料を含む水性ボールペンが開発された
が、長期に使用していると顔料の沈降とか、顔料による
ボールの摩耗とかが生じ問題があって、到底消しゴムで
消去出来る水性ボールペンの域まで至っていない。 【0003】 【課題を解決するための手段】我々はすでに水性インキ
の潤滑性と顔料の沈降の問題は解決している(特願平9
−178795)。しかし、水性インキに使用する樹脂
として通常のアクリル系エマルジョン、酢ビ系エマルジ
ョン、ウレタン系エマルジョン、シリコン系エマルジョ
ン等を用いた場合、消しゴムによる消去性は得られな
い。 【0004】消去性を向上させる検討を研究した結果、
使用する樹脂としてゴム系のラテックスが有効であるこ
とが分かった。ゴムラテックスには天然のものの他に合
成品も多数あるが、本発明にはいずれも使用可能であ
る。合成ゴムラテックスにはスチレンブタジエン系共重
合体とか、アクリロニトリルブタジエン系共重合体と
か、ビニルピリジンスチレンブタジエン共重合体等があ
るがいずれも使用可能である。本発明に使用するラテッ
クスの量は、インキ中に10〜70(重量%)がよく、
特に30〜60(重量%)が好ましい。10(%)より
少ないと消去性が悪く、70(%)より多いとボールペ
ンからのインキの出方が悪くなり長期間安定した筆跡性
が得られない。 【0005】本発明に使用できる顔料は、通常の無機顔
料、有機顔料の他に、例えばアクリル系の球形粒子を着
色したものもある。要は、水に溶けないものであれば良
い。ごく一例を挙げると、酸化チタン、酸化鉄、カーボ
ンブラック、フタロシアニンブルー、エポカラー(日本
触媒製)、コピー用のトナー粒子等である。 【0006】本発明のインキの粘度は非常に重要で、B
型粘度計を用いた場合、60rpmで測定して300〜
2、000センチポイズであることが特徴で出ある。3
00センチポイズより小さいと顔料の沈降が著しく、ま
た、2、000センチポイズより大きいとインキの出が
悪い。 【0007】粘度のコントロールは増粘剤によって行
う。本発明に使用する増粘剤は、一例を挙げると、キサ
ンタンガム、ヒドロキシメチルセルロース、ポリアクリ
ル酸等である。 【0008】水性ボールペン用のインキに用いられる添
加剤としては、顔料の湿潤分散剤、インキの乾燥性等を
調整するポリエチレングリコール、グリセリン及び防腐
剤などがあり適宜添加できる。 【0009】 【実施例】実施例を挙げて更に詳しく説明する。 【0010】 実施例1 水30部に、御國色素製「ブラックC」5部、JSR製
SBRラテックス「0561」50部、グリセリン5
部、防腐剤0.1部,第一工業製薬製活性剤「プライサ
ーフA210G]0.5部、及び三晶製キサンタンガム
「ケルザンAR」0.2部などを入れて十分に攪拌し
て、インキを得た。粘度は850センチポイズであっ
た。このインキをボールペンに入れ筆記したところ、消
しゴム消去性が良好であった。 【0011】 実施例2 水25部に、日本触媒製「エポカラーFP1000N」
15部、JSR製「0561」50部、グリセリン5
部、防腐剤0.1部、第一工業製薬製「プライサーフA
210G」0.5部、「ケルザンAR」0.2部を入れ
十分に攪拌してインキを得た。粘度は700センチポイ
ズであった。このインキをボールペンに入れ筆記したと
ころ、消しゴム消去性が良好であった。 【0012】 比較例 実施例1のJSR製「0561」の代わりにローム&ハ
ース製アクリルエマルジョン「プライマルMV−1C」
50部を使用した以外は、実施例1と同様に実施してイ
ンキを得た。粘度は800センチポイズであった、この
インキをボールペンに入れ筆記したところ、消しゴムで
は全く消去出来なかった。 【0013】 【発明の効果】本発明のインキを使用したボールペン
は、消しゴムで容易に消去できる筆跡を与える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも水、顔料、樹脂を含むインキ
    において、樹脂がゴム系ラテックスで、且つ、インキの
    粘度が300〜2、000センチポイズであることを特
    徴とするボールペン用インキ組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010100200A (ko) * 2000-03-15 2001-11-14 김충경 필기용 지워지는 수성잉크
JP2017226775A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社パイロットコーポレーション 筆記具用水性インキ組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010100200A (ko) * 2000-03-15 2001-11-14 김충경 필기용 지워지는 수성잉크
JP2017226775A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社パイロットコーポレーション 筆記具用水性インキ組成物

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