JP3334435B2 - ボールペン用水性顔料インキ - Google Patents
ボールペン用水性顔料インキInfo
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- JP3334435B2 JP3334435B2 JP15681995A JP15681995A JP3334435B2 JP 3334435 B2 JP3334435 B2 JP 3334435B2 JP 15681995 A JP15681995 A JP 15681995A JP 15681995 A JP15681995 A JP 15681995A JP 3334435 B2 JP3334435 B2 JP 3334435B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インキ収容室に直接イ
ンキを充填する型のボールペンに用いる、酸化チタン
と、樹脂粒子とを含むインキであって、特に黒画用紙の
ような目の粗い暗色紙への筆記を良好にしたボールペン
用水性顔料インキに関する。
ンキを充填する型のボールペンに用いる、酸化チタン
と、樹脂粒子とを含むインキであって、特に黒画用紙の
ような目の粗い暗色紙への筆記を良好にしたボールペン
用水性顔料インキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、白色顔料を着色剤として用いたイ
ンキとしては、特開平4−258677号公報に記載さ
れたインキがある。このインキは酸化チタンなどの隠蔽
材と、樹脂エマルジョンなどの結合剤と水とより少なく
ともなり、粘度が数10〜数100センチポイズであっ
て、修正液やマーキングペンに使用できる。上記インキ
は、着色剤として比重の大きな酸化チタンを使用してい
るために、短期間で酸化チタンが沈降してしまうので、
使用前に撹拌して、沈降した酸化チタンを再分散してか
ら使用するものである。
ンキとしては、特開平4−258677号公報に記載さ
れたインキがある。このインキは酸化チタンなどの隠蔽
材と、樹脂エマルジョンなどの結合剤と水とより少なく
ともなり、粘度が数10〜数100センチポイズであっ
て、修正液やマーキングペンに使用できる。上記インキ
は、着色剤として比重の大きな酸化チタンを使用してい
るために、短期間で酸化チタンが沈降してしまうので、
使用前に撹拌して、沈降した酸化チタンを再分散してか
ら使用するものである。
【0003】上記のインキに対し、使用前の撹拌による
酸化チタンの再分散を不要とした水性白色顔料インキも
提案されている。例えば、特開昭59−217776号
公報は、(A)酸化チタン100重量部当りケイ酸アル
ミニウム系顔料5〜100重量部を配合した混合顔料
と、(B)炭素−炭素二重結合を有する不飽和化合物モ
ノマーと不飽和カルボン酸モノマーとの共重合体であっ
て酸価30〜500を有するものとを、(A)成分と
(B)成分との重量比が20:1ないし1:2になる割
合で含有する水性分散液からなる水性顔料組成物を要旨
とするものであるが、発明の詳細な説明の中に、ポリア
クリル酸ソーダを使用して粘度を10000センチポイ
ズとしたインキが開示されている。
酸化チタンの再分散を不要とした水性白色顔料インキも
提案されている。例えば、特開昭59−217776号
公報は、(A)酸化チタン100重量部当りケイ酸アル
ミニウム系顔料5〜100重量部を配合した混合顔料
と、(B)炭素−炭素二重結合を有する不飽和化合物モ
ノマーと不飽和カルボン酸モノマーとの共重合体であっ
て酸価30〜500を有するものとを、(A)成分と
(B)成分との重量比が20:1ないし1:2になる割
合で含有する水性分散液からなる水性顔料組成物を要旨
とするものであるが、発明の詳細な説明の中に、ポリア
クリル酸ソーダを使用して粘度を10000センチポイ
ズとしたインキが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記、特開平4−25
8677号公報に記載されているようなインキをボール
ペンに使用した場合、使用前に撹拌して沈降した酸化チ
タンを再分散することが出来ないので筆記が不能になっ
てしまう。特に、インキ粘度が数10〜数100センチ
ポイズであると、酸化チタンの沈降物は再分散不可能な
ハードケーキ化し易いため実用化がほとんど不可能であ
る。
8677号公報に記載されているようなインキをボール
ペンに使用した場合、使用前に撹拌して沈降した酸化チ
タンを再分散することが出来ないので筆記が不能になっ
てしまう。特に、インキ粘度が数10〜数100センチ
ポイズであると、酸化チタンの沈降物は再分散不可能な
ハードケーキ化し易いため実用化がほとんど不可能であ
る。
【0005】また、特開昭59−217776号公報に
記載されているポリアクリル酸ソーダを使用して粘度を
10000センチポイズとしたインキであっても、ポリ
アクリル酸ソーダのような増粘剤を使用しただけでは酸
化チタンの沈降を遅くすることは出来ても、防止するこ
とは出来ない。更に、このインキではインキ中の固形分
(酸化チタン及びケイ酸アルミニウム系顔料などのよう
に水に対して不溶解なもの)が低い(12体積%)た
め、黒画用紙の様な目の粗い暗色紙に筆記した場合、紙
の中に顔料が浸透してしまい筆跡が薄くなってしまうと
いう問題が発生する。
記載されているポリアクリル酸ソーダを使用して粘度を
10000センチポイズとしたインキであっても、ポリ
アクリル酸ソーダのような増粘剤を使用しただけでは酸
化チタンの沈降を遅くすることは出来ても、防止するこ
とは出来ない。更に、このインキではインキ中の固形分
(酸化チタン及びケイ酸アルミニウム系顔料などのよう
に水に対して不溶解なもの)が低い(12体積%)た
め、黒画用紙の様な目の粗い暗色紙に筆記した場合、紙
の中に顔料が浸透してしまい筆跡が薄くなってしまうと
いう問題が発生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸化チタン
と、樹脂粒子と、増粘性水溶性樹脂と、結合剤と、水と
を少なくとも含み、粘度が6000〜50000センチ
ポイズ(E型粘度計、stローター、25℃)であり、
インキ中の固形分比率が15〜30体積%であるボール
ペン用水性顔料インキを要旨とする。
と、樹脂粒子と、増粘性水溶性樹脂と、結合剤と、水と
を少なくとも含み、粘度が6000〜50000センチ
ポイズ(E型粘度計、stローター、25℃)であり、
インキ中の固形分比率が15〜30体積%であるボール
ペン用水性顔料インキを要旨とする。
【0007】以下、詳細に説明する。酸化チタンは、着
色剤または隠蔽材として使用するものであり、ルチル
型、アナターゼ型などの各種の酸化チタンが使用でき
る。市販の酸化チタンとしては、タイトーンSR−1、
同R−650、同R−3L、同A−110、同A−15
0、同R−5N(以上、堺化学工業(株)製)、タイペ
ークR−580、同R−930、同A−100、同A−
220、同CR−58(以上、石原産業(株)製)、ク
ロノスKR−310、同KR−380、同KR−48
0、同KA−10、同KA−20、同KA−30(以
上、チタン工業(株)製)、タイピュアR−900、同
R−931(デュポン・ジャパン・リミテッド社製)、
チタニックスJR−300、同JR−600A、同JR
−800、同JR−801(以上、テイカ(株)製)等
が挙げられる。
色剤または隠蔽材として使用するものであり、ルチル
型、アナターゼ型などの各種の酸化チタンが使用でき
る。市販の酸化チタンとしては、タイトーンSR−1、
同R−650、同R−3L、同A−110、同A−15
0、同R−5N(以上、堺化学工業(株)製)、タイペ
ークR−580、同R−930、同A−100、同A−
220、同CR−58(以上、石原産業(株)製)、ク
ロノスKR−310、同KR−380、同KR−48
0、同KA−10、同KA−20、同KA−30(以
上、チタン工業(株)製)、タイピュアR−900、同
R−931(デュポン・ジャパン・リミテッド社製)、
チタニックスJR−300、同JR−600A、同JR
−800、同JR−801(以上、テイカ(株)製)等
が挙げられる。
【0008】樹脂粒子は、インキ中の固形分の平均比重
を小さくし、酸化チタンの沈降を防止するとともに、酸
化チタンの紙への浸透を防止するために使用するもので
あって、材質としてはポリエチレン、ポリプロピレン、
塩化ビニル、ポリメタクリレート、ベンゾグアナミン、
ナイロン等が挙げられ、形状としては球状のもの、異形
のものや中空のものなどが挙げられる。また、染料など
で着色したものも使用できる。市販の樹脂粒子として
は、MP−1000(ポリメチルメタクリレート、綜研
化学(株)製)、エポスターS(メラミン・ホルムアル
デヒド縮合物、日本触媒化学工業(株)製)ナイロンS
P(ナイロン、東レ(株)製)、塩化ビニル#121
(塩化ビニル、日本ゼオン(株)製)などが挙げられ
る。中空の樹脂粒子としては、MH5055(固形分3
0%)(日本ゼオン(株)製)、SX863(A)(固
形分20%)、SX864(B)(固形分40%)、S
X865(B)(固形分48%)(以上、日本合成ゴム
(株)製)、ローペイクOP−62(固形分42.5
%)、同OP−84J(固形分37.5%)、同OP−
91(固形分27.5%)(以上、ローム・アンド・ハ
ース・ジャパン(株)製)などが挙げられる。染料など
で着色した樹脂粒子としては、SW−11(レッド・オ
レンジ、色調、以下同じ)、SW−12(グリーン)、
SW−13(レッド)、SW−14(オレンジ)、SW
−15(レモン・イエロー)、SW−16(オレンジ・
イエロー)、SW−17(ピンク)、SW−27(ロー
ズ)、SW−37(ルビン)、SW−47(バイオレッ
ト)、SW−18(ブルー)(以上、シンロイヒ(株)
製)、LUMIKOL NKW−2101(レッドオレ
ンジ)、同NKW−2102(グリーン)、同NKW−
2103(レッド)、同NKW−2104(オレン
ジ)、同NKW−2108(ブルー)、同NKW−21
17(ピンク)、同NKW−2127(ローズ)、同N
KW−2137(ルビン)、同NKW−2167(バイ
オレット)(以上、不揮発分51〜54%)(以上、日
本蛍光化学(株)製)などが挙げられる。上記、樹脂粒
子は1種又は2種以上混合して使用可能である。
を小さくし、酸化チタンの沈降を防止するとともに、酸
化チタンの紙への浸透を防止するために使用するもので
あって、材質としてはポリエチレン、ポリプロピレン、
塩化ビニル、ポリメタクリレート、ベンゾグアナミン、
ナイロン等が挙げられ、形状としては球状のもの、異形
のものや中空のものなどが挙げられる。また、染料など
で着色したものも使用できる。市販の樹脂粒子として
は、MP−1000(ポリメチルメタクリレート、綜研
化学(株)製)、エポスターS(メラミン・ホルムアル
デヒド縮合物、日本触媒化学工業(株)製)ナイロンS
P(ナイロン、東レ(株)製)、塩化ビニル#121
(塩化ビニル、日本ゼオン(株)製)などが挙げられ
る。中空の樹脂粒子としては、MH5055(固形分3
0%)(日本ゼオン(株)製)、SX863(A)(固
形分20%)、SX864(B)(固形分40%)、S
X865(B)(固形分48%)(以上、日本合成ゴム
(株)製)、ローペイクOP−62(固形分42.5
%)、同OP−84J(固形分37.5%)、同OP−
91(固形分27.5%)(以上、ローム・アンド・ハ
ース・ジャパン(株)製)などが挙げられる。染料など
で着色した樹脂粒子としては、SW−11(レッド・オ
レンジ、色調、以下同じ)、SW−12(グリーン)、
SW−13(レッド)、SW−14(オレンジ)、SW
−15(レモン・イエロー)、SW−16(オレンジ・
イエロー)、SW−17(ピンク)、SW−27(ロー
ズ)、SW−37(ルビン)、SW−47(バイオレッ
ト)、SW−18(ブルー)(以上、シンロイヒ(株)
製)、LUMIKOL NKW−2101(レッドオレ
ンジ)、同NKW−2102(グリーン)、同NKW−
2103(レッド)、同NKW−2104(オレン
ジ)、同NKW−2108(ブルー)、同NKW−21
17(ピンク)、同NKW−2127(ローズ)、同N
KW−2137(ルビン)、同NKW−2167(バイ
オレット)(以上、不揮発分51〜54%)(以上、日
本蛍光化学(株)製)などが挙げられる。上記、樹脂粒
子は1種又は2種以上混合して使用可能である。
【0009】増粘性水溶性樹脂は、インキの粘度を調整
するために使用するもので、少量の添加量で効果を発現
するものである。具体的には、ポリビニルピロリドン、
ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル酸塩、メチルビ
ニルエーテル無水マレイン酸共重合体といった合成系
(共)重合物や、ナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース等のセルロース系高分子や、グァー
ガム、キサンタンガム、ウエランガム、ラムザンガム、
ローカストビーンガム等の天然系高分子の外、水添ヒマ
シ油、ポリカルボン酸アミド等のゲル化剤といったもの
が挙げられる。これらの増粘性水溶性樹脂は1種又は2
種以上混合しても使用できる。その使用量は、本ボール
ペン用水性顔料インキが適切な粘度(6000〜500
00センチポイズ)を示すように設定されるが、ボール
ペン用水性顔料インキ全量に対し0.1〜2.0重量%
が好ましい。
するために使用するもので、少量の添加量で効果を発現
するものである。具体的には、ポリビニルピロリドン、
ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル酸塩、メチルビ
ニルエーテル無水マレイン酸共重合体といった合成系
(共)重合物や、ナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース等のセルロース系高分子や、グァー
ガム、キサンタンガム、ウエランガム、ラムザンガム、
ローカストビーンガム等の天然系高分子の外、水添ヒマ
シ油、ポリカルボン酸アミド等のゲル化剤といったもの
が挙げられる。これらの増粘性水溶性樹脂は1種又は2
種以上混合しても使用できる。その使用量は、本ボール
ペン用水性顔料インキが適切な粘度(6000〜500
00センチポイズ)を示すように設定されるが、ボール
ペン用水性顔料インキ全量に対し0.1〜2.0重量%
が好ましい。
【0010】結合材は、インキの塗膜を紙面に定着させ
るために使用するものである。具体的には、スチレン−
アクリル酸共重合体のアルカリ金属塩、アミン塩、アン
モニウム塩、α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体
のアルカリ金属塩、アミン塩、アンモニウム塩、スチレ
ン−アクリル酸エステル−アクリル酸共重合体のアルカ
リ金属塩、アミン塩、アンモニウム塩の外、アクリル系
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合
物などの水不溶性樹脂などが挙げられる。尚、水不溶性
樹脂は、当然、水性エマルジョンの形態で使用する。そ
の使用量はボールペン用水性顔料インキ全量に対し3〜
20重量%が好ましい。
るために使用するものである。具体的には、スチレン−
アクリル酸共重合体のアルカリ金属塩、アミン塩、アン
モニウム塩、α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体
のアルカリ金属塩、アミン塩、アンモニウム塩、スチレ
ン−アクリル酸エステル−アクリル酸共重合体のアルカ
リ金属塩、アミン塩、アンモニウム塩の外、アクリル系
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合
物などの水不溶性樹脂などが挙げられる。尚、水不溶性
樹脂は、当然、水性エマルジョンの形態で使用する。そ
の使用量はボールペン用水性顔料インキ全量に対し3〜
20重量%が好ましい。
【0011】本発明のボールペン用水性顔料インキは、
6000〜50000センチポイズであることが必要で
ある。これはボールペン用インキとして書き易さに優
れ、インキ吐出が良好であり、十分な筆跡濃度を保証す
るためである。インキ粘度が6000センチポイズより
低い場合、顔料の沈降分離が大きくなり、特に、上向き
に放置された場合の筆跡濃度が極端に低くなり、500
00センチポイズより高い場合、インキの吐出性が低
く、書き難くなる。
6000〜50000センチポイズであることが必要で
ある。これはボールペン用インキとして書き易さに優
れ、インキ吐出が良好であり、十分な筆跡濃度を保証す
るためである。インキ粘度が6000センチポイズより
低い場合、顔料の沈降分離が大きくなり、特に、上向き
に放置された場合の筆跡濃度が極端に低くなり、500
00センチポイズより高い場合、インキの吐出性が低
く、書き難くなる。
【0012】更に、インキ中の固形分比率は15〜30
体積%であることが必要である。これは目の粗い黒画用
紙のようなものに筆記した場合にでも、十分な筆跡濃度
を保証するためである。固形分比率が15体積%以下で
は、目の粗い黒画用紙のような浸透しやすい紙に筆記し
た場合、顔料が紙中に浸透し筆跡が薄くなってしまい、
30体積%以上では、インキがボールペンチップに目詰
まりしやすく、筆記不能になり易い。本発明でいう固形
分とは、酸化チタン及び樹脂粒子のような水に不溶解性
物質を指し、後述する着色顔料や体質顔料を使用する場
合には、これらも含まれる。但し、上記、水性エマルジ
ョンの形態で使用する、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、スチレン−ブタジエン共重合物などの水不溶性樹
脂は含まない。固形分中において、酸化チタンは40体
積%以上が好ましい。なお、固形分比率は式1により算
出するが、固形分の体積は、インキに使用した水不溶解
性物質各々の和であり、水不溶解性物質各々の体積の値
は、使用量(重量)を比重で割った値である。 固形分比率=固形分の体積/インキの体積 (式1)
体積%であることが必要である。これは目の粗い黒画用
紙のようなものに筆記した場合にでも、十分な筆跡濃度
を保証するためである。固形分比率が15体積%以下で
は、目の粗い黒画用紙のような浸透しやすい紙に筆記し
た場合、顔料が紙中に浸透し筆跡が薄くなってしまい、
30体積%以上では、インキがボールペンチップに目詰
まりしやすく、筆記不能になり易い。本発明でいう固形
分とは、酸化チタン及び樹脂粒子のような水に不溶解性
物質を指し、後述する着色顔料や体質顔料を使用する場
合には、これらも含まれる。但し、上記、水性エマルジ
ョンの形態で使用する、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、スチレン−ブタジエン共重合物などの水不溶性樹
脂は含まない。固形分中において、酸化チタンは40体
積%以上が好ましい。なお、固形分比率は式1により算
出するが、固形分の体積は、インキに使用した水不溶解
性物質各々の和であり、水不溶解性物質各々の体積の値
は、使用量(重量)を比重で割った値である。 固形分比率=固形分の体積/インキの体積 (式1)
【0013】上記成分以外、筆記具用水性インキに用い
られる種々の添加剤を適宜必要に応じて使用することも
できる。例えば、インキの蒸発防止のためにエチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン等の水溶
性有機溶剤及びソルビット、キシリット等の糖アルコー
ルや、防腐剤や、筆記感を向上するためにポリエチレン
グリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
グリコール等の潤滑剤や、無機顔料、有機顔料といった
着色材や、体質顔料などが挙げられる。
られる種々の添加剤を適宜必要に応じて使用することも
できる。例えば、インキの蒸発防止のためにエチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン等の水溶
性有機溶剤及びソルビット、キシリット等の糖アルコー
ルや、防腐剤や、筆記感を向上するためにポリエチレン
グリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
グリコール等の潤滑剤や、無機顔料、有機顔料といった
着色材や、体質顔料などが挙げられる。
【0014】本発明のボールペン用水性顔料インキを製
造するに際しては、種々の方法が採用できるが、例えば
上記各成分を配合し、これをボールミル、サンドグライ
ンダー、スピードラインミル、三本ロールミル等の分散
機により混合分散すれば容易に得られる。
造するに際しては、種々の方法が採用できるが、例えば
上記各成分を配合し、これをボールミル、サンドグライ
ンダー、スピードラインミル、三本ロールミル等の分散
機により混合分散すれば容易に得られる。
【0015】
【作用】水不溶解物が酸化チタンのみであるボールペン
用インキは、酸化チタンの沈降を完全には防止すること
が困難であり、沈降によって生じる凝集体がボールペン
のボールの回転により破壊されない強固なものになるた
め、インキに経時的に分離が発生したり、筆記不能とな
ったりする。本発明のボールペン用水性顔料インキは、
比重が酸化チタンの1/3〜1/5の樹脂粒子を併用す
ることにより、インキ中の固形分の全体の比重が下が
り、酸化チタンの沈降の抑制効果が大きく、また、樹脂
粒子が酸化チタンと共に沈降することにより凝集体の中
に取り込まれ、強固な凝集体の生成を防止する。しか
も、本発明のボールペン用水性顔料インキは、粘度が6
000〜50000センチポイズであるので、顔料が紙
中に浸透しにくく、更に、固形分比率を15〜30体積
%としたので、たとえ紙中に固形分が少量浸透しても筆
跡濃度の低下は少ない。その為、黒画用紙のような目の
粗い暗色紙に筆記しても鮮明な筆跡が得られる。
用インキは、酸化チタンの沈降を完全には防止すること
が困難であり、沈降によって生じる凝集体がボールペン
のボールの回転により破壊されない強固なものになるた
め、インキに経時的に分離が発生したり、筆記不能とな
ったりする。本発明のボールペン用水性顔料インキは、
比重が酸化チタンの1/3〜1/5の樹脂粒子を併用す
ることにより、インキ中の固形分の全体の比重が下が
り、酸化チタンの沈降の抑制効果が大きく、また、樹脂
粒子が酸化チタンと共に沈降することにより凝集体の中
に取り込まれ、強固な凝集体の生成を防止する。しか
も、本発明のボールペン用水性顔料インキは、粘度が6
000〜50000センチポイズであるので、顔料が紙
中に浸透しにくく、更に、固形分比率を15〜30体積
%としたので、たとえ紙中に固形分が少量浸透しても筆
跡濃度の低下は少ない。その為、黒画用紙のような目の
粗い暗色紙に筆記しても鮮明な筆跡が得られる。
【0016】
実施例1 タイピュアR900(酸化チタン) 100重量部 MP−1000(樹脂粒子) 30重量部 ジャガーHP60(ガーガム誘導体、三晶(株)製)の3重量%水溶液 25重量部 ジョンクリルJ61J(スチレン−アクリル共重合体アンモニウム塩、固形分 30.6%、ジョンソンポリマー(株)製) 10重量部 エチレングリコール 10重量部 グリセリン 10重量部 TL10(非イオン系界面活性剤、日光ケミカルズ(株)製) 2重量部 水 160重量部 上記各成分中、ジャガーHP60の3重量%水溶液以外
の各成分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行
った後、ジャガーHP60の3重量%水溶液を加えて1
時間撹拌を行い、粘度8000センチポイズ、固形分1
6.6体積%(酸化チタン9.0体積%、樹脂粒子7.
6体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
の各成分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行
った後、ジャガーHP60の3重量%水溶液を加えて1
時間撹拌を行い、粘度8000センチポイズ、固形分1
6.6体積%(酸化チタン9.0体積%、樹脂粒子7.
6体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0017】実施例2 クロノスKR380(酸化チタン) 100重量部 LUMIKOL NKW2108(樹脂粒子、固形分53重量%) 40重量部 ケルザンAR(キサンタンガム)の6重量%水溶液 25重量部 ジョンクリルJ61J(スチレンーアクリル共重合体アンモニウム塩) 20重量部 エチレングリコール 10重量部 グリセリン 10重量部 TL10(非イオン系界面活性剤) 3重量部 水 132重量部 上記各成分中、LUMIKOL NKW2108、ケル
ザンARの6重量%水溶液以外の各成分を混合し、ボー
ルミルで24時間分散処理を行った後、LUMIKOL
NKW2108、ケルザンARの6重量%水溶液を加
えて1時間撹拌を行い、粘度20000センチポイズ、
固形分15.7体積%(酸化チタン9.3体積%、樹脂
粒子6.4体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
ザンARの6重量%水溶液以外の各成分を混合し、ボー
ルミルで24時間分散処理を行った後、LUMIKOL
NKW2108、ケルザンARの6重量%水溶液を加
えて1時間撹拌を行い、粘度20000センチポイズ、
固形分15.7体積%(酸化チタン9.3体積%、樹脂
粒子6.4体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0018】実施例3 タイピュアR900(酸化チタン) 100重量部 MP−1000(樹脂粒子) 8重量部 ケルザンAR(キサンタンガム)の6重量%水溶液 45重量部 ジョンクリルJ711 (アクリル系エマルジョン、固形分42%、ジョンソ ンポリマー(株)製) 14重量部 PO20(糖アルコール、固形分75% 東和化成工業(株)製)) 10重量部 TL10(非イオン系界面活性剤、前述) 2重量部 水 81重量部 上記各成分中、ケルザンARの6重量%水溶液以外の各
成分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った
後、ケルザンARの6重量%水溶液を加えて1時間撹拌
を行い、粘度40000センチポイズ、固形分16.5
体積%(酸化チタン13.2体積%、樹脂粒子3.0体
積%)のボールペン用顔料インキを得た。
成分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った
後、ケルザンARの6重量%水溶液を加えて1時間撹拌
を行い、粘度40000センチポイズ、固形分16.5
体積%(酸化チタン13.2体積%、樹脂粒子3.0体
積%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0019】実施例4 タイピュアR931(酸化チタン) 85重量部 エポスターS(樹脂粒子) 46重量部 ケルザンT(キサンタンガム、三晶(株)製)の3重量%水溶液10重量部 ジョンクリルJ711(前述) 14重量部 エチレングリコール 10重量部 グリセリン 10重量部 PO20(糖アルコール、前述) 10重量部 TL10(非イオン系界面活性剤、前述) 2重量部 水 167重量部 上記各成分中、ケルザンTの3重量%水溶液以外の各成
分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った
後、ケルザンTの3重量%水溶液を加えて1時間撹拌を
行い、粘度8000センチポイズ、固形分19.3体積
%(酸化チタン8.7体積%、樹脂粒子10.6体積
%)のボールペン用顔料インキを得た。
分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った
後、ケルザンTの3重量%水溶液を加えて1時間撹拌を
行い、粘度8000センチポイズ、固形分19.3体積
%(酸化チタン8.7体積%、樹脂粒子10.6体積
%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0020】実施例5 タイピュアR900(酸化チタン) 100重量部 LUMIKOL NKW2108(樹脂粒子、固形分53%) 40重量部 ケルザンAR(キサンタンガム)の6重量%水溶液 22重量部 ジョンクリルJ711(アクリル系エマルジョン、前述) 14重量部 エチレングリコール 10重量部 グリセリン 10重量部 PO20(糖アルコール、前述) 10重量部 TL10(非イオン系界面活性剤、前述) 2重量部 水 70重量部 上記各成分中、LUMIKOL NKW2108、ケル
ザンAR以外の各成分を混合し、ボールミルで24時間
分散処理を行った後、LUMIKOL NKW210
8、ケルザンARを加えて1時間撹拌を行い、粘度20
000センチポイズ、固形分20.7体積%(酸化チタ
ン12.3体積%、樹脂粒子8.4体積%)のボールペ
ン用顔料インキを得た。
ザンAR以外の各成分を混合し、ボールミルで24時間
分散処理を行った後、LUMIKOL NKW210
8、ケルザンARを加えて1時間撹拌を行い、粘度20
000センチポイズ、固形分20.7体積%(酸化チタ
ン12.3体積%、樹脂粒子8.4体積%)のボールペ
ン用顔料インキを得た。
【0021】実施例6 タイピュアR900(酸化チタン) 100重量部 SX863(P)(中空樹脂粒子、固形分20%、日本合成ゴム(株)製) 27重量部 ジャガーHP60(ガーガム誘導体)の3重量%水溶液 15重量部 ジョンクリルJ61J(アクリルースチレン共重合体アンモニウム塩、固形分 30.6%、前述) 20重量部 エチレングリコール 10重量部 グリセリン 10重量部 PO20(糖アルコール、前述) 10重量部 TL10(非イオン系界面活性剤、前述) 2重量部 水 86重量部 上記各成分中、ジャガーHP60の3重量%水溶液以外
の各成分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行
った後、ジャガーHP60の3重量%水溶液を加えて1
時間撹拌を行い、粘度10000センチポイズ、固形分
28.1体積%(酸化チタン11.4体積%、樹脂粒子
16.9体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
の各成分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行
った後、ジャガーHP60の3重量%水溶液を加えて1
時間撹拌を行い、粘度10000センチポイズ、固形分
28.1体積%(酸化チタン11.4体積%、樹脂粒子
16.9体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0022】実施例7 タイピュアR900(酸化チタン) 100重量部 SX863(P)(中空樹脂粒子、固形分20%) 12重量部 ケルザンAR(キサンタンガム)の6重量%水溶液 15重量部 ジョンクリルJ61J(アクリルースチレン共重合体アンモニウム塩、固形分 30.6%、前述) 20重量部 PO20(糖アルコール、前述) 10重量部 TL10(非イオン系界面活性剤、前述) 2重量部 水 50重量部 上記各成分中、ケルザンARの6重量%水溶液以外の各
成分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った
後、ケルザンARの6重量%水溶液を加えて1時間撹拌
を行い、粘度10000センチポイズ、固形分29.1
体積%(酸化チタン17.5体積%、樹脂粒子11.6
体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
成分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った
後、ケルザンARの6重量%水溶液を加えて1時間撹拌
を行い、粘度10000センチポイズ、固形分29.1
体積%(酸化チタン17.5体積%、樹脂粒子11.6
体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0023】比較例1 実施例1においてジャガーHP60の3重量%水溶液を
20重量部にし、水を155重量部にした他は実施例1
と同様になして、粘度4500センチポイズ、固形分1
6.6体積%(酸化チタン9.0体積%、樹脂粒子7.
6体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
20重量部にし、水を155重量部にした他は実施例1
と同様になして、粘度4500センチポイズ、固形分1
6.6体積%(酸化チタン9.0体積%、樹脂粒子7.
6体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0024】比較例2 実施例2においてケルザンAR6%水溶液を30重量部
にし、水を170重量部にした他は実施例2と同様にな
して、粘度20000センチポイズ、固形分13.5体
積%(酸化チタン8.0体積%、樹脂粒子5.5体積
%)のボールペン用顔料インキを得た。
にし、水を170重量部にした他は実施例2と同様にな
して、粘度20000センチポイズ、固形分13.5体
積%(酸化チタン8.0体積%、樹脂粒子5.5体積
%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0025】比較例3 実施例3においてケルザンARの6重量%水溶液を50
重量部、水を86重量部にした他は実施例3と同様にな
して、粘度54000センチポイズ、固形分16.2重
量%(酸化チタン13.2体積%、樹脂粒子3.0体積
%)のボールペン用顔料インキを得た。
重量部、水を86重量部にした他は実施例3と同様にな
して、粘度54000センチポイズ、固形分16.2重
量%(酸化チタン13.2体積%、樹脂粒子3.0体積
%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0026】比較例4 実施例6において、水を56重量部にした他は実施例1
と同様になして粘度13000センチポイズ固形分3
3.1重量%(酸化チタン13.3体積%、樹脂粒子1
9.8体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
と同様になして粘度13000センチポイズ固形分3
3.1重量%(酸化チタン13.3体積%、樹脂粒子1
9.8体積%)のボールペン用顔料インキを得た。
【0027】比較例5 実施例2においてLUMIKOL NKW2108を除
き、KR380(酸化チタン)を168重量部、水を1
50重量部にした他は実施例2と同様なして粘度200
00センチポイズ、固形分15.7体積%のボールペン
用顔料インキを得た。
き、KR380(酸化チタン)を168重量部、水を1
50重量部にした他は実施例2と同様なして粘度200
00センチポイズ、固形分15.7体積%のボールペン
用顔料インキを得た。
【0028】実施例1〜7及び比較例1〜5で得られた
ボールペン用顔料インキを、直径0.8mmのボール
(材質:超硬)を用いたボールペンチップをポリプロピ
レン製筒体の一端に嵌め込んだボールペンの筒体に充填
し、筒体のもう一端にインキ逆流防止体を充填してボー
ルペンを作製した。まず、このボールペンで黒画用紙
(リンテック(株)、ニューカラー カラーNo.41
8)に手書きで筆記し、筆記線の鮮明さを観た。次に、
このボールペンを上向き及び下向きの状態で50℃、湿
度30%の条件下で4週間放置し、上向き放置のボール
ペンでは筆記性を、下向き放置のボールペンでは上澄み
の有無を評価した。
ボールペン用顔料インキを、直径0.8mmのボール
(材質:超硬)を用いたボールペンチップをポリプロピ
レン製筒体の一端に嵌め込んだボールペンの筒体に充填
し、筒体のもう一端にインキ逆流防止体を充填してボー
ルペンを作製した。まず、このボールペンで黒画用紙
(リンテック(株)、ニューカラー カラーNo.41
8)に手書きで筆記し、筆記線の鮮明さを観た。次に、
このボールペンを上向き及び下向きの状態で50℃、湿
度30%の条件下で4週間放置し、上向き放置のボール
ペンでは筆記性を、下向き放置のボールペンでは上澄み
の有無を評価した。
【0029】筆記線の鮮明さ ◎:白い紙に筆記したときと同様の鮮明さ ○:筆跡が若干黒ずむ △:筆跡がかなり黒ずむ
【0030】筆記性評価 螺旋筆記型筆記試験機にて100m筆記に要したインキ
の体積を測定した。 筆記速度:5cm/sec 筆記荷重:100g 測定単位:cc/100m
の体積を測定した。 筆記速度:5cm/sec 筆記荷重:100g 測定単位:cc/100m
【0031】上澄み有無評価 ボールペンの筒体を目視判定し、インキ逆流防止体の下
(インキの部分)の上澄みの有無を観察した。結果を表
1に示す。
(インキの部分)の上澄みの有無を観察した。結果を表
1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】比較例1は、酸化チタンの沈降が発生した
ため、筆記性の評価において、初めは透明なインキ(上
澄み)が吐出した。
ため、筆記性の評価において、初めは透明なインキ(上
澄み)が吐出した。
【0034】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よるボールペン用顔料インキは、目の粗い黒画用紙に筆
記しても筆記線が鮮明で、長期間保管した後においても
インキの吐出が良好であり、顔料の経時的分離もなく良
好なものである。
よるボールペン用顔料インキは、目の粗い黒画用紙に筆
記しても筆記線が鮮明で、長期間保管した後においても
インキの吐出が良好であり、顔料の経時的分離もなく良
好なものである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−287499(JP,A) 特開 昭61−60768(JP,A) 特開 平5−339534(JP,A) 特開 平8−12916(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20
Claims (1)
- 【請求項1】 酸化チタンと、樹脂粒子と、増粘性水溶
性樹脂と、結合剤と、水とを少なくとも含み、粘度が6
000〜50000センチポイズ(E型粘度計、stロ
ーター、25℃)であり、インキ中の固形分比率が15
〜30体積%であるボールペン用水性顔料インキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15681995A JP3334435B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | ボールペン用水性顔料インキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15681995A JP3334435B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | ボールペン用水性顔料インキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08325503A JPH08325503A (ja) | 1996-12-10 |
JP3334435B2 true JP3334435B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=15636041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15681995A Ceased JP3334435B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | ボールペン用水性顔料インキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3334435B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
TW473526B (en) * | 1997-05-07 | 2002-01-21 | Mitsubishi Pencil Co | Water based white color tone pigment ink for ballpoint pen |
JP4230571B2 (ja) | 1997-10-28 | 2009-02-25 | 株式会社サクラクレパス | 水性ボールペン |
KR20020085002A (ko) * | 2001-05-03 | 2002-11-16 | 주식회사 선영케미칼 | 필기구용 파스텔조 수성잉크조성물 |
US20050143487A1 (en) * | 2003-12-31 | 2005-06-30 | Anjing Lou | Aqueous flexographic printing inks |
JP2006008726A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Tombow Pencil Co Ltd | 水性修正液組成物 |
JP5885965B2 (ja) * | 2011-08-19 | 2016-03-16 | 株式会社パイロットコーポレーション | 水性ボールペン用インキ組成物およびそれを用いた水性ボールペン |
JP6120734B2 (ja) * | 2013-09-03 | 2017-04-26 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記板用水性顔料インク組成物 |
JP6405234B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2018-10-17 | 株式会社パイロットコーポレーション | 水性ボールペン |
JP2017226180A (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | 株式会社パイロットコーポレーション | 水性ボールペン |
WO2018083782A1 (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-11 | ぺんてる株式会社 | インキ組成物及び筆記具並びにインキ組成物の製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6160768A (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-28 | Pentel Kk | ボ−ルペン用インキ |
JPH05339534A (ja) * | 1992-02-06 | 1993-12-21 | Zebura Kk | 水性ボールペンインク |
JP3122781B2 (ja) * | 1993-03-31 | 2001-01-09 | ぺんてる株式会社 | ボールペン用水性白色顔料インキ |
JP3269267B2 (ja) * | 1994-06-27 | 2002-03-25 | ぺんてる株式会社 | ボールペン用水性白色顔料インキ |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP15681995A patent/JP3334435B2/ja not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08325503A (ja) | 1996-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RVOP | Cancellation by post-grant opposition |