JPH07216283A - ボールペン用水性白色顔料インキ - Google Patents

ボールペン用水性白色顔料インキ

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JPH07216283A
JPH07216283A JP2608294A JP2608294A JPH07216283A JP H07216283 A JPH07216283 A JP H07216283A JP 2608294 A JP2608294 A JP 2608294A JP 2608294 A JP2608294 A JP 2608294A JP H07216283 A JPH07216283 A JP H07216283A
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viscosity
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JP2608294A
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Masahiro Uchino
昌洋 内野
Akiko Itabashi
明子 板橋
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 酸化チタンなどの白色顔料20〜60重量%
と、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステルなどのHLB17.0以上
の非イオン系界面活性剤0.1〜3.0重量%と、キサ
ンタンガム、グァーガムなどの水溶性樹脂0.1〜2.
0重量%と、水とを少なくとも含み、粘度が6000〜
50000センチポイズであるボールペン用の白色イン
キ。 【効果】 長期間保存しても、白色顔料の沈降分離が発
生せず、インキの吐出も良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長期間放置した後でも
インキ吐出が良好であるボールペン用の水性白色顔料イ
ンキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、白色顔料を着色材として用いたイ
ンキは、特開平4−258677号公報などに記載され
たインキがある。このインキは、酸化チタン等の隠蔽材
と、樹脂エマルジョン等の結合材と、水とより少なくと
もなり、粘度が数10〜数100センチポイズであっ
て、修正液やマーキングペンに使用できる。しかし、上
記のようなインキの場合、着色材として使用する酸化チ
タンの比重が大きいため、短期間で酸化チタンが沈降し
てしまう。よってこのようなインキは、使用前に撹拌し
て、沈降した酸化チタンを再分散してから使用しなけれ
ばならないという不便さがあった。上記のような不便さ
を解消するもの、即ち、使用前の撹拌による酸化チタン
の再分散を不要とした水性白色顔料インキも提案されて
いる。例えば、特開昭59−217776号公報には、
ポリアクリル酸ソーダを使用してインキ粘度を1000
0センチポイズとしたインキが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−25867
7号公報に記載されているようなインキをボールペンに
用いた場合、使用前に撹拌して、沈降した酸化チタンを
再分散することができないので、筆記が不能になってし
まう。特に、インキ粘度が数10〜数100センチポイ
ズであると、酸化チタンの沈殿物は再分散不可能なハー
ドケーキ化し易いため、実用化がほとんど不可能であ
る。特開昭59−217776号公報に記載されている
ようなインキであっても、ポリアクリル酸ソーダのよう
な増粘剤を使用しただけでは、酸化チタンの沈降を遅く
することはできても、防止することはできない。そこ
で、ポリアクリル酸ソーダような増粘剤の添加量を増
し、酸化チタンの沈降を防止するようインキ粘度を極端
に高くすることが考えられる。しかし、そのようなイン
キをホールペンに用いた場合、ボールペンのペン先から
インキが吐出しない。また、インキの粘度を、インキが
ボールペンのペン先から吐出できる程度とした場合に
も、酸化チタンが経時的に凝集してしまい、粘度が高い
ため沈殿物のハードケーキ化はなくとも、インキの流動
性が失われ、ボールペンペン先からインキが吐出しなく
なる。本発明の目的は、長期間放置した後でもインキ吐
出が良好であるボールペン用の水性白色顔料インキを提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、白色顔料と、
HLB17.0以上の非イオン系界面活性剤と、水溶性
樹脂と、水とを含有し、粘度が6000〜50000セ
ンチポイズ(E型粘度計、stローター、1rpm、2
5℃)であるボールペン用水性白色顔料インキを要旨と
するものである。
【0005】以下、詳細に説明する。白色顔料は着色材
として使用する。酸化チタンや酸化亜鉛などの隠蔽性の
高い顔料を用いる。特に、酸化チタンが良好である。酸
化チタンとしては、ルチル型、アナターゼ型などの各種
の酸化チタンが使用できる。市販のものとしては、タイ
トーンSR−1、同R−650、同R−3L、同A−1
10、同A−150,同R−5N(以上、堺化学工業
(株)製)、タイペークR−580、同R−550、同
R−930、同A−100、同A−220、同CR−5
8(以上、石原産業(株)製)、クロノスKR−31
0、同KR−380、同KR−480、同KA−10、
同KA−20、同KA−30(以上、チタン工業(株)
製)、タイピュアR−900、同R−931(以上、デ
ュポン・ジャパン・リミテッド社製)、チタニックスJ
R−300、同JR−600A,同JR−800、同J
R801(以上、テイカ(株)製)などが挙げられる。
その使用量はボールペン用水性白色顔料インキ全量に対
して20〜60重量%が好ましい。
【0006】HLB17.0以上の非イオン系界面活性
剤は、酸化チタンのインキ中での沈降を抑制し、更に、
長期間保管した後でもインキの流動性を維持するために
使用する。HLB17.0未満の非イオン系界面活性剤
では、粘度6000〜50000センチポイズのインキ
において、酸化チタンの沈降を抑制できず酸化チタンを
主とする沈殿が生じ、更に、インキの流動性が失われる
ためボールペン用として用いても筆記が不可能となる。
ここでいうHLBとは親水性と親油性のバランスを数値
化したものであって、界面活性剤の親水基と親油基のバ
ランスから決められた数値を示すものである。非イオン
系界面活性剤の場合、HLBは0〜20の間の数値で示
され、より数値の大きい方が親水性となる。
【0007】HLB17.0以上の非イオン系界面活性
剤の一例を以下に記載する。MYS−45(ポリオキシ
エチレン(以下POEと略す)(45)モノステアレー
ト(カッコ内の数字はオキシエチレンの付加モル数)、
HLB18.0)、MYS−55(POE(55)モノ
ステアレート、HLB18.0)などのポリエチレング
リコール脂肪酸エステル系界面活性剤、BL−21(P
OE(21)ラウリルエーテル、HLB19.0)、B
L−25(POE(25)ラウリルエーテル、HLB1
9.5)、BC−23(POE(23)セチルエーテ
ル、HLB18.0)、BC−20TX(POE(2
0)セチルエーテル、HLB17.0)、BC−25T
X(POE(25)セチルエーテル、HLB18.
5)、BC−30TX(POE(30)セチルエーテ
ル、HLB19.5)、BC−40TX(POE(4
0)セチルエーテル、HLB20.0)、BS−20
(POE(20)ステアリルエーテル、HLB18.
0)、BO−20(POE(50)オレイルエーテル、
HLB17.0)、BO−50(POE(50)オレイ
ルエーテル、HLB18.0)、BB30(POE(3
0)ベヘニルエーテル、HLB18.0)などのポリオ
キシエチレンアルキルエーテル系界面活性剤、NP−1
5(POE(15)ノニルフェニルエーテル、HLB1
8.0)、NP−18TX(POE(18)ノニルフェ
ニルエーテル、HLB19.0)、NP−20(POE
(20)ノニルフェニルエーテル、HLB20.0)、
OP−30(POE(30)オクチルフェニルエーテ
ル、HLB20.0)などのポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル系界面活性剤、TAMDS−15
(POE(15)ステアリン酸アミド、HLB18.
0)、TAMDO−15(POE(15)オレイン酸ア
ミド、HLB18.0)などのポリオキシエチレン脂肪
酸アミド系界面活性剤、R−1020(POEノニルフ
ェニルホルムアルデヒド縮合物、HLB18.0)(以
上、日光ケミカルズ(株)製)等が挙げられる。
【0008】上記HLB17.0以上の非イオン系界面
活性剤は、1種又は2種以上混合しても使用できる。そ
の使用量はボールペン用水性白色顔料インキ全量に対し
て0.1〜3.0重量%が好ましい。
【0009】水溶性樹脂は、インキの粘度を調整するた
めに使用する。ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオ
キサイド、ポリアクリル酸塩、メチルビニルエーテル無
水マレイン酸コポリマー等といった合成系(共)重合物
や、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース等のセルロース系増粘剤や、水添ヒマシ油、
ポリカルボン酸アミド等のゲル可剤や、グァーガム、キ
サンタンガム等の植物系増粘剤などが使用できる。これ
らの水溶性樹脂は1種又は2種以上混合しても使用でき
る。その使用量はボールペン用水性白色顔料インキ全量
に対して0.1〜2.0重量%が好ましい。
【0010】本発明に係るボールペン用水性白色顔料イ
ンキは、基本的には上記成分及び物性よりなるが、更
に、種々の実施態様をとることができる。インキの蒸発
防止のためにエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン等の水溶性有機溶剤、定着性向上の為に
上記水溶性樹脂より分子量が低く増粘効果の低い水溶性
アクリル酸−スチレン共重合体、アクリル系エマルジョ
ン、酢酸ビニル系エマルジョン等の結合材、防腐剤、ポ
リエチレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレングリコール等の潤滑剤などといった種々の添
加剤を必要に応じて用いることもできる。
【0011】本発明に係るボールペン用水性白色顔料イ
ンキは、その粘度が6000〜50000センチポイズ
(E型粘度計、STローター、1rpm、25℃)であ
ることが必要である。これは、このインキがボールペン
に用いて書き易さに優れ、ボールペンのペン先よりのイ
ンキ吐出を良好にするためである。インキの粘度が60
00センチポイズより低い場合、白色顔料の沈降分離が
大きくなり、インキ吐出が低下し、50000センチポ
イズより高い場合、インキの吐出性が低く、書き難くな
る。
【0012】本発明に係るボールペン用水性白色顔料イ
ンキの調製は種々の方法が採用できる。例えば上記各成
分を配合し、これをボールミル、サンドグラインダー、
スピードラインミル、ロールミ等の分散機により混合分
散すれば容易に得られる。
【0013】
【作用】本発明に係るボールペン用水性白色顔料インキ
において、使用しているHLB17.0以上の非イオン
系界面活性剤は親水性が強いため、親水性の強い酸化チ
タンとは吸着し易い。そのため酸化チタンと水溶性樹脂
との吸着点が少なくなるので、水溶性樹脂分子が酸化チ
タンから外側に伸びて、酸化チタンと水溶性樹脂との合
計の径が大きくなり、粒子同士が接近し難く、強固な凝
集体を形成し難くなる。このため、長期保存の後でもイ
ンキは流動性を維持できるとともに、粘度6000〜5
0000センチポイズで沈降分離を防止できるものと推
測される
【0014】
【実施例】
実施例1 チタニックスJR800(酸化チタン) 50重量部 BCー30TX(界面活性剤、HLB19.5) 1重量部 ケルザンAR(水溶性樹脂、キサンタンガム、三晶(株)製)の3重量%水溶 液 13重量部 水 18重量部 ジョンクリルJ−61J 25重量部 (スチレンーアクリル共重合体アンモニウム塩、固形分30.6重量%、ジョン ソンポリマー(株)製) エチレングリコール 5重量部 グリセリン 5重量部 上記成分中、ケルザンARの3重量%水溶液以外の成分
を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った後、
ケルザンARの3重量%水溶液を加え、更に1時間撹拌
を行い、粘度18500センチポイズのボールペン用水
性白色顔料インキを得た。
【0015】実施例2 クロノスKR−380(酸化チタン) 50重量部 BCー40TX(界面活性剤、HLB20.0) 1重量部 ケルザンARの3重量%水溶液 13重量部 水 18重量部 ジョンクリルJ−61J 25重量部 (スチレンーアクリル共重合体アンモニウム塩、固形分30.6%、ジョンソン ポリマー(株)製) エチレングリコール 5重量部 グリセリン 5重量部 上記成分中、ケルザンARの3重量%水溶液以外の成分
を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った後、
ケルザンARの3重量%水溶液を加え、更に1時間撹拌
を行い、粘度18500センチポイズのボールペン用水
性白色顔料インキを得た。
【0016】実施例3 タイピュアR−931(酸化チタン) 50重量部 MYS45(界面活性剤、HLB18.0) 1重量部 ジャガーHP−60(水溶性樹脂、ガーガム誘導体、三晶(株)製)の3重量 %水溶液 12重量部 ジョンクリルJ450 14重量部 (アクリル系エマルジョン、ジョンソンポリマー(株)製) 水 30重量部 上記成分中、ジャガーHP−60の3重量%水溶液以外
の成分を混合し、ボールミルで24時間分散処理を行っ
た後、ジャガーHP−60の3重量%水溶液を加え、更
に1時間撹拌を行い、粘度11500センチポイズのボ
ールペン用水性白色顔料インキを得た。
【0017】実施例4 クロノスKR−380(酸化チタン) 50重量部 BL−21(界面活性剤、HLB19.0) 1重量部 ケルザンM(水溶性樹脂、キサンタンガム、三晶(株)製)の3重量%水溶液 12重量部 水 20重量部 グリセリン 10重量部 ジョンクリルJ450(アクリル系エマルジョン、ジョンソンポリマー(株) 製) 14重量部 上記成分中、ケルザンMの3重量%水溶液以外の成分を
混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った後、ケ
ルザンMの3重量%水溶液を加え、更に1時間撹拌を行
い、粘度32000センチポイズのボールペン用水性白
色顔料インキを得た。
【0018】実施例5 クロノスKR−380(酸化チタン) 50重量部 ケルザンMの3重量%水溶液 15重量部 NP−20(界面活性剤、HLB20) 1重量部 グリセリン 10重量部 水 17重量部 ジョンクリルJ−61J 25重量部 上記成分中、ケルザンMの3重量%水溶液以外の成分を
混合し、ボールミルで24時間分散処理を行った後、ケ
ルザンMの3重量%水溶液を加え、更に1時間撹拌を行
い、粘度48000センチポイズのボールペン用水性白
色顔料インキを得た。
【0019】実施例6 実施例1において、BC−30TXを除き、代わりにB
O−20(界面活性剤、HLB17.0)を1.5重量
部添加した他は実施例1と同様になし、粘度17500
センチポイズのボールペン用水性白色顔料インキを得
た。
【0020】実施例7 実施例1において、BC−30TXを除き、代わりにB
C−25TX(界面活性剤、HLB18.5)を3.0
重量部添加した他は実施例1と同様になし、粘度177
00センチポイズのボールペン用水性白色顔料インキを
得た。
【0021】実施例8 実施例1において、BC−30TXを除き、代わりにO
P−30(界面活性剤、HLB20.0)を2.0重量
部添加した他は実施例1と同様になし、粘度17000
センチポイズのボールペン用水性白色顔料インキを得
た。
【0022】実施例9 実施例1において、BC−30TXを除き、代わりにB
C−23(界面活性剤、HLB18.0)を1.5重量
部添加した他は実施例1と同様になし、粘度17000
センチポイズのボールペン用水性白色顔料インキを得
た。
【0023】実施例10 実施例1において、BC−30TXを除き、代わりにB
C−20TX(界面活性剤、HLB17.0)を2.5
重量部添加した他は実施例1と同様になし、粘度185
00センチポイズのボールペン用水性白色顔料インキを
得た。
【0024】比較例1 実施例2において、BC−30TXを除いた他は実施例
2と同様になし、粘度18000センチポイズのボール
ペン用水性白色顔料インキを得た。
【0025】比較例2 実施例2において、BC−30TXを除き、代わりにT
L−10(界面活性剤、POE(20)ソルビタンモノ
ラウレート、HLB16.9、日光ケミカルズ(株)
製)を1重量部加えた他は実施例2と同様になし、粘度
18500センチポイズのボールペン用水性白色顔料イ
ンキを得た。
【0026】比較例3 実施例2において、BC−30TXを除き、代わりにヘ
キサメタリン酸ソーダ25重量%水溶液を1.5重量部
加えた他は実施例2と同様になし、粘度18500セン
チポイズのボールペン用水性白色顔料インキを得た。
【0027】比較例4 実施例5において、NP−20を除いた他は実施例5と
同様になして、粘度47500センチポイズのボールペ
ン用水性白色顔料インキを得た。
【0028】比較例5 実施例1において、ケルザンARの3%水溶液を5重量
部となし、その分水を加えた他は実施例1と同様にな
し、粘度4800センチポイズのボールペン用水性白色
顔料インキを得た。
【0029】比較例6 実施例4において、ケルザンMの3重量%水溶液を18
重量部、水を10重量部となした他は実施例4と同様に
なし、粘度62000センチポイズのボールペン用水性
白色顔料インキを得た。
【0030】以上の実施例1〜10及び比較例1〜6で
得られたボールペン用水性白色顔料インキを、直径0.
8mmのボール(材質:超硬)を用いたボールペンチッ
プ一端に連設したポリプロピレン製の中空筒体よりなる
透明なインキ収容管に充填し、その上部にインキ逆流防
止体を充填後、インキ中の気泡を遠心脱気してボールペ
ンを作成した。このボールペンをペン先を上向きにして
50℃、湿度30%の恒温、恒湿室に4週間放置した
後、ボールペンの筆記性、インキの沈降の有無を試験し
た。
【0031】筆記試験:ボールペンを螺旋機にて筆記し
た。 ・結果:100m筆記して、インキの消費量を測定し
た。(単位;g/100m) ・筆記条件:筆記速度;5cm/sec 筆記荷重;100g
【0032】インキの沈降試験:インキ収容管中のイン
キを目視観察して、沈降の有無を評価した。 ・結果:インキに上澄が認められなかったものを分離な
し、インキに上澄が認められたものを分離ありとした。
結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】注)比較例5は、筆記試験において、初め
は透明なインキ(上澄液)が吐出した。比較例6は、ボ
ールペンを組立た直後でもインキの吐出が少なかった。
界面活性剤のなかでも、HLB18.0以上のPOEア
ルキルエーテル系非イオン系界面活性剤を用いたインキ
は、インキ消費量が大きく、インキ吐出が良好である。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よるボールペン用水性白色顔料インキは、長期間放置し
た後でもインキ吐出が良好である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明に係るボールペン用水性白色顔料イ
ンキの調製は種々の方法が採用できる。例えば上記各成
分を配合し、これをボールミル、サンドグラインダー、
スピードラインミル、ロールミル等の分散機により混合
分散すれば容易に得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色顔料と、HLB17.0以上の非イ
    オン系界面活性剤と、水溶性樹脂と、水とを含有し、粘
    度が6000〜50000センチポイズ(E型粘度計、
    stローター、1rpm、25℃)であるボールペン用
    水性白色顔料インキ。
JP2608294A 1994-01-28 1994-01-28 ボールペン用水性白色顔料インキ Pending JPH07216283A (ja)

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