JP2001278064A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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JP2001278064A
JP2001278064A JP2000098780A JP2000098780A JP2001278064A JP 2001278064 A JP2001278064 A JP 2001278064A JP 2000098780 A JP2000098780 A JP 2000098780A JP 2000098780 A JP2000098780 A JP 2000098780A JP 2001278064 A JP2001278064 A JP 2001278064A
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JP
Japan
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storage case
module cover
steering wheel
peripheral wall
horn switch
Prior art date
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Application number
JP2000098780A
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English (en)
Inventor
Kenji Fujimori
健志 藤森
Norito Mochizuki
紀人 望月
Takashi Tokita
孝志 時田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納ケース内に収納されたエアバッグがモジ
ュールカバーの周壁下端と底板の間に噛み込まれてホー
ンスイッチが鳴らなくなったり、エアバッグが破損され
る。 【解決手段】 ステアリングホイール本体1内に取付け
られた収納ケース6内に、折り畳まれたエアバッグ7a
と、エアバッグ7aを展開するインフレ−タ7bよりな
るエアバッグ装置7を収納し、収納ケース6の上面をモ
ジュールカバー5で覆ったステアリングホイールであっ
て、収納ケース6に対してモジュールカバー5を上下動
自在に設けると共に、モジュールカバー5の裏面より収
納ケース6内へ突設された周壁5aの内側に、収納ケー
ス6内に収納されたエアバッグ7aがモジュールカバー
周壁5aの内周面に摺接するのを防止する隔壁6eを設
けたもので、エアバッグ7aがモジュールカバー5の周
壁5a下端と底板6fの間に噛み込まれることがないの
で、ホーンが鳴らなくなることがないと共に、エアバッ
グを所定の形状に確実に展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアバッグ装置が組
込まれたステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来ステアリングホイール本体内にエア
バッグ装置が組込まれたステアリングホイールは、エア
バッグ装置の上面を覆うモジュールカバーを押圧する
と、エアバッグ装置全体が付勢手段に抗して押し下げら
れ、エアバッグ装置のベースプレートと芯金の間に設け
られたホーンスイッチの接点が互に接触されて、ホーン
が鳴るように構成されている。
【0003】しかしエアバッグ装置は、折り畳まれたエ
アバッグや、これを膨張展開させるインフレ−タなどよ
り構成されていて全体の重量が重いため、これを上方へ
付勢する付勢手段に、付勢力の大きなばねを必要とし、
その結果ホーンを鳴らすのに大きな押圧力を必要とする
欠点がある。
【0004】かかる欠点を改善するため、例えば特開平
11−297155号公報で、小さな押圧力でホーンを
鳴らせるようにしたステアリングホイールが提案されて
いる。
【0005】前記公報のステアリングホイールは、エア
バッグ装置のベースプレート周辺に多数のフックが突設
されていて、これらフックはモジュールカバーの裏面に
突設された脚片部の開口に係合されている。
【0006】前記開口は縦方向に長い長孔より形成され
ていて、ベースプレートに対してモジュールカバーが上
下動自在に支承されていると共に、モジュールカバーは
付勢手段により上方へ付勢されている。
【0007】またモジュールカバーとステアリングホイ
ールのスポークの間には、ホーンスイッチの接点が対向
するように設けられていて、モジュールカバーを押圧す
ると、付勢手段に抗してモジュールカバーのみが押し下
げられ、ホーンスイッチの接点が接触するため、小さな
押圧力でホーンを鳴らすことができるようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記公報のステ
アリングホイールでは、エアバッグ装置のエアバッグ
が、折り畳まれた状態で脚片部内に収容されているた
め、ホーンを鳴らすべくモジュールカバーを押圧する毎
にエアバッグが脚片部の内面を摺接し、その結果エアバ
ッグの一部がベースプレートと脚片部の下端間に噛み込
まれて、モジュールカバーを押圧してもホーンが鳴らな
くなったり、エアバッグが所定の形状に展開されなくな
るなどがあった。
【0009】本発明はかかる従来装置を改善するために
なされたもので、小さな押圧力でホーンを鳴らすことが
でき、かつエアバッグが噛み込むことがないので、ホー
ンが鳴らなくなることがないと共に、エアバッグを所定
の形状に確実に展開することができるステアリングホイ
ールを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のステアリングホイールは、ステアリングホ
イール本体内に取付けられた収納ケース内に、折り畳ま
れたエアバッグと、エアバッグを展開するインフレ−タ
よりなるエアバッグ装置を収納し、かつ収納ケースの上
面をモジュールカバーで覆ったステアリングホイールで
あって、収納ケースに対してモジュールカバーを上下動
自在に設けると共に、モジュールカバーの裏面より収納
ケース内へ突設された周壁の内側に、収納ケース内に収
納されたエアバッグが周壁の内周面に摺接するのを防止
する隔壁を設けたものである。
【0011】前記構成により、収納ケース内に収納され
たエアバッグがモジュールカバーの周壁下部と、収納ケ
ースの底板間に噛み込まれることがないので、ホーンが
鳴らなくなることがないと共に、エアバッグを所定の形
状に確実に展開することができる。
【0012】前記目的を達成するために、本発明のステ
アリングホイールは、モジュールカバーの周壁より突設
された作動片により、ホーンスイッチを動作させるよう
にしたものである。
【0013】前記構成により、モジュールカバーのみを
上下動させることによりホーンスイッチを動作させるこ
とができるため、モジュールカバーを付勢する付勢手段
の付勢力が小さくでき、これによって小さな押圧力でホ
ーンを鳴らすことができるため、操作性が向上すると共
に、収納ケースの底面側にホーンスイッチを設けること
ができるので、ホーンスイッチの組立て性が向上する。
【0014】前記目的を達成するために、本発明のステ
アリングホイールは、収納ケースの周壁上部より水平方
向にホーンスイッチ取付け片を突設し、ホーンスイッチ
取付け片にホーンスイッチの接点板を取付けると共に、
接点板をモジュールカバーの裏面に突設された作動部で
押圧することにより、ホーンスイッチを動作させるよう
にしたものである。
【0015】前記構成により、ホーンスイッチを収納ケ
ースの側方に設置することができるため、エアバッグ装
置の高さが低くでき、これによってステアリングホイー
ル内にエアバッグ装置を容易に組込むことができる。
【0016】前記目的を達成するために、本発明のステ
アリングホイールは、収納ケースの周壁内面と隔壁の間
に、モジュールカバーの周壁を上下摺動自在に嵌挿した
ものである。
【0017】前記構成により、モジュールカバーの周壁
が収納ケースの周壁及び隔壁にガイドされるため、モジ
ュールカバーの上下動が円滑に行えるようになる。
【0018】前記目的を達成するために、本発明のステ
アリングホイールは、ホーンスイッチを弾性を有する接
点板と、接点板に接離自在な接点より構成し、かつ接点
板の弾性によりモジュールカバーを上方へ付勢したもの
である。
【0019】前記構成により、接点板がモジュールカバ
ーを上方へ付勢する付勢手段を兼ねるため、付勢手段を
別に設ける必要がなく、これによって部品点数の削減が
図れるようになる。
【0020】前記目的を達成するために、本発明のステ
アリングホイールは、ホーンスイッチを、弾性を有する
金属板をほぼS字形に屈曲した接点板と、接点板より突
設された接点部に接離自在な接点より構成し、かつ接点
板の弾性により前記モジュールカバーを上方へ付勢した
ものである。
【0021】前記構成により、接点板がモジュールカバ
ーを上方へ付勢する付勢手段を兼ねるため、付勢手段を
別に設ける必要がなく、これによって部品点数の削減が
図れるようになる。
【0022】前記目的を達成するために、本発明のステ
アリングホイールは、折り畳んだ状態で前記収納ケース
内に収納されたエアバッグを、両端が収納ケースの底部
に突設された突起に係止されたラッピング材でラッピン
グしたものである。
【0023】前記構成により、ステアリングホイールに
収納ケースを取付ける際、収納ケース内のエアバッグが
形崩れを起すことがないため組立て作業が短時間で容易
に行えると共に、走行中の振動などによっても収納ケー
ス内のエアバッグが形崩れしないので、車両の衝突時エ
アバッグを確実に展開させることができる。
【0024】前記目的を達成するために、本発明のステ
アリングホイールは、収納ケースの周壁と一体に隔壁を
形成すると共に、収納ケースの底板を収納ケースの周壁
と別体に形成したものである。
【0025】前記構成により、収納ケースの底面側より
収納ケース内にエアバッグを押し込むことができるた
め、エアバッグの収納作業が短時間で能率よく行える。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳述する。
【0027】図1はエアバッグ装置及びホーン装置が組
込まれたステアリングホイールの正面図、図2はエアバ
ッグ装置を収納する収納ケース及びモジュールカバーの
分解斜視図、図3は図1のA−A線に沿う断面図、図4
は図1のB−B線に沿う断面図、図5は図1のC−C線
に沿う断面図、図6は付勢手段を兼ねたホーンスイッチ
の接点板を示す斜視図である。
【0028】図1に示すステアリングホイール本体1
は、図示しないステアリング軸に取付けるハブ2aと、
このハブ2aより放射方向に突設された複数のスポーク
2bと、各スポーク2bの先端間に連設されたリング2
cより形成された芯金2及び芯金2のリング2cを被覆
する軟質樹脂よりなる被覆体3より構成されており、芯
金2はアルミダイカストなどの金属により形成されてい
る。
【0029】ステアリングホイール1のほぼ中央には、
上面開口部6aがモジュールカバー5により覆れた収納
ケース6が設けられていて、この収納ケース6内にエア
バッグ装置7が収納されている。
【0030】収納ケース6はガラス繊維で強化されたナ
イロン等の合成樹脂やアルミダイカストなどの金属によ
り形成されていて、図2に示すように上面が開口する箱
形となっており、左右周壁6bの対向位置に形成された
係止爪6cを図5に示すように芯金2に係止した状態で
底面より突設されたブラケット6dを、図3に示すよう
に固着具8によって芯金2に固着することで、芯金2に
対して収納ケース6が取付けられている。
【0031】収納ケース6の内側には、周壁6bの内面
と対向するように複数の隔壁6eが底板6fの内底面よ
り立設されている。
【0032】これら隔壁6eは、エアバッグ装置7のエ
アバッグ7aを折り畳んだ状態で収納ケース6内に収容
した際、モジュールカバー5の裏面より突設された角筒
状の周壁5a内面がエアバッグ7aと摺接するのを防止
して、エアバッグ7aが周壁5aと底板6fの間に噛み
込まれるのを阻止するためのもので、縦方向に細長い長
方形や台形、もしくはほぼ正方形に形成されていて、モ
ジュールカバー5の周壁5aが上方より嵌挿できるよう
に、収納ケース6の周壁6b内面との間に、モジュール
カバー5の周壁5aの肉厚よりやや広い隙間が生じるよ
うに底板6fより立設されておリ、各隔壁6eの高さは
収納ケース6の周壁6bの高さとほぼ同じになってい
る。
【0033】また収納ケース6の周壁6b内面には、複
数の係止突起6gがそれぞれ同一高さに突設されてい
て、これら係止突起6gは、収納ケース6の周壁6bと
隔壁6eの間に上方より嵌挿されたモジュールカバー5
の周壁5aに開口された係止孔5bに係合されて、モジ
ュールカバー5が収納ケース6より抜け出すのを係止し
ている。
【0034】モジュールカバー5の周壁5aは収納ケー
ス6の周壁6b内面にガイドされて上下動自在となって
おり、周壁5aの下端からは、例えば両側と手前側の3
個所に、作動片5cが下方に向けて突設されている。
【0035】これら作動片5cは収納ケース6の底板6
fに開口された長孔6jより底板6fの下面側に突出さ
れていて、底板6fにリベットなどの固着具9により固
着された接点板10aの先端に上方より当接されてい
る。
【0036】接点板10aは弾性を有する金属板より形
成されていて、モジュールカバー5を上方へ付勢する付
勢手段を兼ねておリ、各接点板10aの基端側は図6に
示すように、ほぼU字形の連結部10cにより互に連結
されていると共に,各接点板10aの下方に位置する芯
金2には、接点10bがそれぞれ設けられていて、これ
ら接点板10aと接点10bでホーンスイッチ10が構
成されている。
【0037】一方収納ケース6内に収納されたエアバッ
グ装置7は、底板6fのほぼ中央に開口された取付け孔
6iに固着具12により固着されたインフレ−タ7b
と、このインフレ−タ7bより噴出される高圧ガスによ
り瞬時に膨張展開されるエアバッグ7aより構成されて
おり、エアバッグ7aは折り畳んだ状態で収納ケース6
内に収納されている。
【0038】また折り畳まれたエアバッグ7aは、収納
ケース6をステアリングホイール本体1に取付ける際
や、車両の走行中に形崩れしないよう、周囲全体または
要所がラッピング材13によりラッピングされており、
ラッピング材13には、エアバッグ7aの膨張展開を妨
げないように破断線がミシン目などにより形成されてい
ると共に、エアバッグ装置7の上面を覆うモジュールカ
バー5にも、エアバッグ7aが膨張展開される際破断さ
れるテアライン5dが形成されている。
【0039】次に前記構成された第1の実施の形態にな
るホーン装置の作用を説明する。
【0040】ステリングホイール本体1内にエアバッグ
装置7を組込むに当ってはステアリングホイール本体1
内より収納ケース6を取外した状態で、収納ケース6の
底板6fにエアバッグ装置7のインフレ−タ7bを取付
け、またエアバッグ7aは折り畳んだ状態で収納ケース
6内に収納するが、収納ケース6をステアリングホイー
ル本体1に取付ける際や、走行中の振動などによって形
が崩れないよう全体または要所をラッピング材13によ
りラッピングする。
【0041】つぎに収納ケース6をステアリングホイー
ル本体1のほぼ中央に位置させて、収納ケース6の周壁
6b外側面に突設された複数の係止爪6cを芯金2に図
5に示すように係止したら、この状態で収納ケース6の
底板6fより突設されたブラケット6dを固着具8によ
り芯金2に固着する。
【0042】以上のようにして収納ケース6をステアリ
ングホイール本体1に取付けたら、次にモジュールカバ
ー5の裏面に突設された周壁5aを、収納ケース6の周
壁6b内面と複数の隔壁6eの間に上方より嵌挿し、周
壁5aに開口された係止孔5bに収納ケース6の周壁6
bに突設された係止突起6gを係合して、モジュールカ
バー5が収納ケース6より抜け出すのを係止すると同時
に、モジュールカバー5により収納ケース6の上面開口
部6aを覆う。
【0043】これによってモジュールカバー5の周壁5
a下端より突設された作動片5cが付勢手段を兼ねた接
点板10aの先端に上方より当接し、接点板10aの弾
性によりモジュールカバー5が上方へ付勢されるため、
接点板10aと芯金2側に設けられた接点10bの間に
は図4に示すように隙間が生じており、この状態でホー
ンを鳴らすべくモジュールカバー5を押圧すると、モジ
ュールカバー5のみが収納ケース6の周壁6b内面にガ
イドされて下降し、モジュールカバー5の周壁5a下端
に突設された作動片5cが接点板10aの弾性に抗して
接点板10aを下方へ押圧するため、接点板10aが接
点10bに接触されて、ホーンが鳴る。
【0044】またモジュールカバー5の周壁5aより内
側に設けられた隔壁6eによってエアバッグ7aがモジ
ュールカバー5の周壁5a内面と摺接するのを防止する
ため、モジュールカバー5を繰返し押圧してホーンを鳴
らしても、エアバッグ7aの一部が周壁5aの下端側に
押し出されて、周壁5aの下端と底板6fの間に噛み込
まれることがないため、ホーンが鳴らなくなったり、エ
アバッグ7a所定の形状に展開されなくなるのを未然に
防止することができる。
【0045】なお前記実施の形態では、隔壁6eを分割
して設けたが、収納ケース6の周壁6bに沿って一体に
形成しても勿論よい。
【0046】またホーンスイッチ10の接点板10aを
連結部10cにより一体化したが、別体でもよい。
【0047】一方図7ないし11は第2の実施の形態を
示すもので、次にこれを説明する。
【0048】なお前記第1の実施の形態と同一部分は同
一符号を付してその説明は省略する。
【0049】この第2の実施の形態では、エアバッグ装
置7を収納する収納ケース6を上下面が開口する箱形に
形成し、収納ケース6の周壁6b下面より下方に向けて
突設した係止爪6kを、収納ケース6と別体に形成され
た底板6fの係止孔6qに係止することにより、収納ケ
ース6の周壁6b下面に底板6fが取付けられている。
【0050】また収納ケース6内には、左右周壁6bの
内面と平行するよう一対の隔壁6eが前後周壁と一体に
形成されていて、これら隔壁6eと収納ケース6の周壁
6b内面との間に、モジュールカバー5の周壁5aが上
方より上下摺動自在に嵌挿されており、前後周壁5aの
下端に突設された係止爪5fが底板6fに形成された切
欠き6mに上方より挿通され、係止爪5fの先端が図9
に示すように、収納ケース6の周壁6b下縁に係止され
ている。
【0051】収納ケース6の周壁6b下面に係止された
底板6fの両側底面には、収納ケース6を芯金2に固定
するためのブラケット6dが下方に向けて突設されてい
ると共に、左右周壁6bの上縁部からは水平方向に複数
のホーンスイッチ取付け片6nが突設され、これらホー
ンスイッチ6nの下面には、金属板によりほぼコ字形に
形成されたコンタクトプレート10eが当接され、各ホ
ーンスイッチ取付け片6n毎に設けられた接点板10f
によりホーンスイッチ取付け片6nにコンタクトプレー
ト10eが取付けられている。
【0052】接点板10fは図10及び図11に示すす
ように弾性を有する金属板をほぼS字形に屈曲したもの
で、下部側のU字部10gでホーンスイッチ取付け片6
nを上下方向から挟着することにより、ホーンスイッチ
取付け片6nに対して接点板10fが取付けられている
と共に、上部側のU字部10hにスリット10iが形成
されていて、このスリット10iに下部側のU字部10
gより立ち上げられた爪体10jの先端を下方より挿入
して、爪体10jの先端を上部側U字部10hの上面に
係止することにより、接点板10fをホーンスイッチ取
付け片6nに取付ける前に、上部側のU字部10hが弾
性により広がり過ぎるのを防止している。
【0053】そして接点板10fの上部側U字部10h
の先端には接点部10kが形成されていて、この接点部
10kは芯金2側に設けられた接点10bの上方に突設
されており、この接点10bと接点板10fの接点部1
0kによりホーンスイッチ10が構成されていると共
に、接点板10fは、上部側のU字部10hの弾性によ
りモジュールカバー5を上方へ付勢する付勢手段も兼ね
ている。
【0054】また収納ケース6の底板6fに開口された
取付け孔6iにエアバッグ装置7のインフレ−タ7bが
固着具12により取付けられ、エアバッグ7aは折り畳
まれた状態で収納ケース6内に収納されていると共に、
エアバッグ7aは収納ケース6をステアリングホイール
本体1に取付ける際や、車両の走行中に形崩れしないよ
うにラッピング材13でラッピングされている。
【0055】ラッピング材13には、エアバッグ7aの
膨張展開を妨げないようミシン目よりなる破断線13a
がX字形に形成されておリ、ラッピング材13の両端側
には係止孔13bが形成されていて、収納ケース6の左
右周壁6bと隔壁6eの間にラッピング材13の両端を
挿入して、各係止孔13bを隔壁6eの下面に突設され
た突起6pに係止することにより、ラッピング材13が
収納ケース6に取付けられている。
【0056】次に前記構成された第2の実施の形態にな
るホーン装置の作用を説明する。
【0057】ステアリングホイール本体1内にエアバッ
グ装置7を組込むに当っては、ステアリングホイール1
より収納ケース6を取外した状態で、まずラッピング材
13の係止孔13bを隔壁6eの下面に突設された突起
6pに係合し、この状態で収納ケース6の底面が上側と
なるように収納ケース6を台などの上に置く。
【0058】次に底板6fにインフレ−タ7bを取付け
た状態で、折り畳んだエアバッグ7aを収納ケース6の
底部側開口より収納ケース6内へ押し込む。
【0059】このとき予め取付けておいたラッピング材
13が底板として機能するため、エアバッグ7aを強く
押し込んでも、収納ケース6の上面側開口部よりエアバ
ッグ7aが抜け出すことがない。
【0060】以上のようにして収納ケース6内に折り畳
んだエアバッグ7aを収納したら、底板6fの係止孔6
qに周壁6bより突設された係止爪6kを挿入して、周
壁6bの下面に底板6fを取付ける。
【0061】次に収納ケース6の周壁6bより突設され
たホーンスイッチ取付け片6nにコンタクトプレート1
0eを載置して、各ホーンスイッチ取付け片6nを接点
板10fの下部側U字部10gで挟着することにより、
コンタクトプレート10eと接点板10fをホーンスイ
ッチ取付け片6nに取付ける。
【0062】コンタクトプレート10e及び接点板10
fの取付けが完了したら、ステアリングホイール本体1
のほぼ中央に収納ケース6を位置させて、収納ケース6
の底板6fより突設されたブラケット6dを固着具8に
より芯金2に固着することにより、ステアリングホイー
ル本体1に対して収納ケース6を取付ける。
【0063】以上のようにして収納ケース6をステアリ
ングホイール本体1に取付けたら、モジュールカバー5
の周壁5aを、収納ケース6の左右周壁6bと隔壁6e
の間の隙間に上方より嵌挿し、モジュールカバー5の前
後周壁5aの下端に突設された係止爪5fを図9に示す
ように底板6fに係合させることにより、収納ケース6
に対してモジュールカバー5を上下摺動自在に取付け
る。
【0064】またこのときモジュールカバー5の裏面に
突設された作動部5gが各ホーンスイッチ取付け片6n
に取付けられた接点板10fの上部側U字部10hに上
方より当接され、上部側U字部10hの弾性によりモジ
ュールカバー5が上方へ付勢されるため、接点板10f
の接点部10kと芯金2側に設けられた接点10bの間
には図10に示すように隙間が生じており、この状態で
ホーンを鳴らすべくモジュールカバー5を押圧すると、
モジュールカバー5のみが収納ケース6の周壁6b内面
にガイドされて下降し、モジュールカバー5の裏面に突
設された作動部5gが上部側U字部10hを下方へ押圧
して接点部10kを接点10bに接触させるため、ホー
ンが鳴る。
【0065】またモジュールカバー5の周壁5aより内
側に設けられた隔壁6eによってエアバッグ7aがモジ
ュールカバー5の周壁5a内面と摺接するのを防止する
ため、モジュールカバー5を繰返し押圧してホーンを鳴
らしても、エアバッグ7aの一部が周壁5aの下端と底
板6fの間に噛み込まれることがなく、これによってホ
ーンが鳴らなくなったり、エアバッグ7aが所定の形状
に展開されなくなるのを未然に防止することができる。
【0066】なお前記第1、第2の実施の形態では、ホ
ーンスイッチ10を構成する接点板10a,10fによ
りモジュールカバー5を上方へ付勢するようにしたが、
コイルばねなどの付勢手段を接点板10a,10fと別
に設けて、モジュールカバー5を付勢するようにしても
よい。
【0067】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、エアバッ
グ装置が収納された収納ケースに対してモジュールカバ
ーを上下動自在に設けると共に、モジュールカバーの裏
面より収納ケース内に突設された周壁の内側に、収納ケ
ース内に収納されたエアバッグがモジュールカバー周壁
の内周面に摺接するのを防止する隔壁を設けたことか
ら、収納ケース内に収納されたエアバッグがモジュール
カバーの周壁下部と、収納ケースの底板間に噛み込まれ
ることがないので、ホーンが鳴らなくなることがないと
共に、エアバッグを所定の形状に確実に展開することが
できる。またモジュールカバーの周壁より突設された作
動部により、ホーンスイッチを動作させるようにしたこ
とから、モジュールカバーのみを上下動させることによ
りホーンスイッチを動作させることができるため、モジ
ュールカバーを付勢する付勢手段の付勢力が小さくで
き、これによって小さな押圧力でホーンを鳴らすことが
できるため、操作性も向上する上、収納ケースの底面側
にホーンスイッチを設けることができるので、ホーンス
イッチの組立て性も向上する。
【0068】さらに収納ケースの周壁上部より水平方向
に突設したホーンスイッチ取付け片に接点板を設けるよ
うにすれば、エアバッグ装置の高さが低くできるため、
ステアリングホイール本体内にエアバッグ装置を容易に
組込むこともできると共に、接点板によりモジュールカ
バーを上方へ付勢するようにすれば、付勢手段を別に設
ける必要がないため、部品点数の削減とこれに伴うコス
トダウンが図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態になるステアリング
ホイールの正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態になるステアリング
ホイール内に組込まれた収納ケース及びモジュールカバ
ーの分解斜視図である。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図1のC−C線に沿う断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態になるステアリング
ホイール内に組込まれたホーン装置の接点板を示す斜視
図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態になるステアリング
ホイールの断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態になるステアリング
ホイールの断面図である
【図9】図7のD−D線に沿う断面図である。
【図10】図7のE円内の拡大図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態になるステアリン
グホイール内に組込まれた収納ケース及びモジュールカ
バーの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール本体 2 芯金 2a ハブ 2b スポーク 2c リング 3 被覆体 5 モジュールカバー 5a 周壁 5b 係止孔 5c 作動片 5d ティアライン 5f 係止爪 5g 作動部 6 収納ケース 6a 開口部 6b 周壁 6c 係止爪 6d ブラケット 6e 隔壁 6f 底板 6g 係止突起 6i 取付け孔 6j 長孔 6k 係止爪 6m 切欠き 6n ホーンスイッチ取付け片 6p 突起 6q 係止孔 7 エアバッグ装置 7a エアバッグ 7b インフレ−タ 8,9,12 固着具 10 ホーンスイッチ 10a 接点板 10b 接点 10c 連結部 10e コンタクトプレート 10f 接点板 10g,10h U字部 10i 爪体 10k 接点部 13 ラッピング材 13a 破断線 13b 係止孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 時田 孝志 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内 Fターム(参考) 3D030 DB34 DB48 DB73 3D054 AA02 AA13 AA26 BB02 BB03 BB04 BB05 BB30 DD11 FF15 FF17 FF20 5G006 AA01 AB03 CD05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイール本体内に取付けら
    れた収納ケース内に、折り畳まれたエアバッグと、前記
    エアバッグを展開するインフレ−タよりなるエアバッグ
    装置を収納し、かつ前記収納ケースの上面をモジュール
    カバーで覆ったステアリングホイールであって、前記収
    納ケースに対して前記モジュールカバーを上下動自在に
    設けると共に、前記モジュールカバーの裏面より前記収
    納ケース内へ突設された周壁の内側に、前記収納ケース
    内に収納されたエアバッグが前記周壁の内周面に摺接す
    るのを防止する隔壁を設けたことを特徴とするステアリ
    ングホイール。
  2. 【請求項2】 前記モジュールカバーの前記周壁より突
    設された作動片により、ホーンスイッチを動作させるよ
    うにしてなる請求項1記載のステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 前記収納ケースの周壁上部より水平方向
    にホーンスイッチ取付け片を突設し、前記ホーンスイッ
    チ取付け片にホーンスイッチの接点板を取付けると共
    に、前記接点板を前記モジュールカバーの裏面に突設さ
    れた作動部で押圧することにより、前記ホーンスイッチ
    を動作させるようにしてなる請求項1記載のステアリン
    グホイール。
  4. 【請求項4】 前記収納ケースの周壁内面と前記隔壁の
    間に、前記モジュールカバーの周壁を上下摺動自在に嵌
    挿してなる請求項1ないし3の何れか1項記載のステア
    リングホイール。
  5. 【請求項5】 前記ホーンスイッチを弾性を有する接点
    板と、前記接点板に接離自在な接点より構成し、かつ前
    記接点板の弾性により前記モジュールカバーを上方へ付
    勢してなる請求項2記載のステアリングホイール。
  6. 【請求項6】 前記ホーンスイッチを、弾性を有する金
    属板をほぼS字形に屈曲した接点板と、前記接点板より
    突設された接点部に接離自在な接点より構成し、かつ前
    記接点板の弾性により前記モジュールカバーを上方へ付
    勢してなる請求項3記載のステアリングホイール。
  7. 【請求項7】 折り畳んだ状態で前記収納ケース内に収
    納された前記エアバッグを、両端が前記収納ケースの底
    部に突設された突起に係止されたラッピング材でラッピ
    ングしてなる請求項1ないし6の何れか1項記載のステ
    アリングホイール。
  8. 【請求項8】 前記収納ケースの周壁と一体に前記隔壁
    を形成すると共に、前記収納ケースの底板を前記収納ケ
    ースの周壁と別体に形成してなる請求項1ないし7の何
    れか1項記載のステアリングホイール。
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