JP2001277728A - 書き替え可能な記録媒体 - Google Patents

書き替え可能な記録媒体

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JP2001277728A JP2000099944A JP2000099944A JP2001277728A JP 2001277728 A JP2001277728 A JP 2001277728A JP 2000099944 A JP2000099944 A JP 2000099944A JP 2000099944 A JP2000099944 A JP 2000099944A JP 2001277728 A JP2001277728 A JP 2001277728A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可逆性記録媒体を一般の文書用として使用す
る際に、繰り返し使用時の媒体の損傷が少なく、安全性
を高いレベルで確保し、情報の書き替え記録媒体として
十分に機能を商品レベルとして発揮させることを目的と
し、さらに、両面を使用する書き替え型記録媒体を一般
の文書用として使用する上で、問題となる複数ページに
わたる文書を両面を使って印字する場合の印字方向の設
定の難しさを解決し、扱いやすい文書用書き替え型記録
媒体および確実で容易な記録方法を提供すること。 【解決手段】 テーバー式剛度試験機による15度での
曲げモーメントが4以上であり、外形のすべての角が1
20度以上であることを特徴とする文書情報を繰り返し
書き替え記録することができる書き替え可能な記録媒
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を繰り返し書
き替え記録可能で、紙と同様の扱いやすさと利便性を有
する文書用書き替え型記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピューターとネットワーク技術の発
展と普及により、情報の大量、高速処理が可能になるの
に伴ない、オフィスの中で使用される紙の量は増加し続
けている。現在では大部分の情報がデジタル化され電子
的に処理されるようになってきているにもかかわらず、
そのデジタル情報はディスプレイで見るだけでは人が思
考するには十分ではないため、多くの場合プリンターな
どを用いて紙に印刷している。紙は、目が疲れない見や
すさ、電源を必要とせずどこでも見られる扱いやすさ、
軽さがあり、しかも、必要とする多くの情報を並べて見
られる一覧性を持つため、思考環境として欠かせないも
のとなっている。しかし、その一方で紙の大量消費は森
林資源の枯渇という環境問題、紙ゴミの大量発生という
社会問題を生みだしている。使用済みの紙を回収して再
生するリサイクルが進められているが、再生紙であって
も製造時に必要とする電力、水は新しいパルプから作る
紙と大きく変わらず、これだけでは問題の解決はできな
い。
【0003】これに対し、何回も画像を書き替えて繰り
返し使用できる可逆性記録媒体が開発されてきた。初め
に高分子膜中に脂肪酸などの低分子化合物の粒子を分散
した記録層を持ち、可逆的に透明と白濁の二つの状態を
とる記録媒体が開発された。しかし、これは光散乱性の
変化であるため着色地肌に白色文字を印字するものであ
って、普通の文書として扱えるものではなく、結果的に
磁気カードなどの情報表示部として実用化されるだけに
とどまった。
【0004】次に、感熱記録紙に使われているロイコ染
料の可逆的な反応を利用した可逆性記録媒体が開発され
た。これにはロイコ染料を発色させる酸性基と消色させ
る塩基性基を持つ両性化合物や、酸性化合物と塩基性化
合物のつくる塩をロイコ染料とともに用いる可逆性記録
媒体(例えば特開平2−188293号公報など)であ
る。続いて、ロイコ染料を発色させる顕色剤にフェノー
ル、カルボン酸、ホスホン酸などの基と長鎖脂肪族基を
持つ化合物を用いる可逆性記録媒体が提案された(例え
ば特開平5−124360号公報など)。特に後者は前
者に比べ、加熱条件の選択により容易に発色、消色させ
ることができ、発色状態も消色状態も通常環境で安定で
あり、しかも発色と消色を安定に繰り返せる点で優れて
いるため実用性の高い可逆性記録媒体であった。文字の
視認性という点でも前記の光散乱性変化を用いた記録媒
体より優れているため、すでにカードの情報表示部とし
ては実用化され普及しつつある。しかし、このような発
色・消色型の可逆性記録媒体も白色地肌にコントラスト
の高い黒色文字表示できるにもかかわらず、一般文書用
としての課題は解決されておらず、文書用の書き替え型
記録媒体の実用化は未だ進んでいない。
【0005】また、可逆性記録媒体を一般の文書として
使用する場合には以下のような問題が生ずる。可逆性記
録媒体を用いて紙と同様の情報処理環境を実現するに
は、通常使用されている紙と形状サイズ等が同じである
ことが好ましく、A4、B5などの規格サイズの記録媒
体となる。このように大きなサイズになると従来のカー
ドのサイズの場合以上に記録媒体そのものの強度が求め
られ、例えば可逆性記録媒体を用いて繰り返し使用した
ときに、使用回数または環境によって記録媒体の角がつ
ぶれるなどの損傷が見られるようになる。記録媒体の損
傷は大きく商品性を損なうものであり、重要な課題とし
て認識される。そこで、書き替えの耐久性や折れ曲がり
にくさの点から、基材として比較的厚いプラスチックシ
ートあるいは原紙が用いられる。このような硬いシート
状記録媒体で外形に90度の角を持っていると、皮膚に
角が当たったとき痛みを感じ、さらに目に入ったりして
重大な損傷を与える可能性がある。文書用として日常的
に仕事に使用するものであり、カードのように特定の場
所だけで使用するものではないので、安全性の確保も重
要な課題となる。
【0006】更に、カード用の場合には、表面または裏
面の一方に可逆性記録層を持ち、書き替え表示部を設け
るのが普通であるが、一般の文書では紙の両面を利用す
ることが通常のことであるため、文書用の書き替え型記
録媒体も両面に可逆性記録層を持ち、両面が使用できる
ことが必要である。このように文書用書き替え型記録媒
体を両面使用するには以下のような新たな課題が生ず
る。複数ページにわたる文書情報を記録媒体の両面に印
字する場合、例えば1ページ目を第一の面に印字し、次
に2ページ目をその反対側の第二の面に印字することに
なる。両面に印字するとき、第一面の文書の方向と第二
面の文書の方向は、複数枚の記録媒体を横方向にめくっ
て見る場合には同一方向になっていなければならない。
したがって、記録媒体および/または記録方法には、第
一面と第二面が同じ方向に印字されることが要求され
る。
【0007】また、複数枚の記録媒体に両面に印字し上
下方向にめくってみる場合には、上記のケースとは逆に
第一の面と第二の面の印字方向を逆にする必要がある。
このように、複数ページの文書をどのように扱うかによ
って、両面に印字するときの第一の面と第二の面の印字
方向の関係は適切に選択されなければならない。従来の
可逆性記録媒体のカード用途への適用ではこのような課
題はなく、したがってこれを解決する手段は示されてい
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前記の
課題について鋭意検討を行なった結果、記録媒体の硬さ
としてテーバ試験における曲げモーメントと記録媒体の
角の角度を適切に選択することにより、解決されること
を見い出した。すなわち本発明は、上記のような可逆性
記録媒体を一般の文書用として使用する際に、繰り返し
使用時の媒体の損傷が少なく、安全性を高いレベルで確
保し、情報の書き替え記録媒体として十分に機能を商品
レベルとして発揮させることを目的とする。本発明は、
さらに、上記のような両面を使用する書き替え型記録媒
体を一般の文書用として使用する上で、問題となる複数
ページにわたる文書を両面を使って印字する場合の印字
方向の設定の難しさを解決し、扱いやすい文書用書き替
え型記録媒体および確実で容易な記録方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち上記目的は、本
発明の(1)「テーバー式剛度試験機による15度での
曲げモーメントが4以上であり、外形のすべての角が1
20度以上であることを特徴とする文書情報を繰り返し
書き替え記録することができる書き替え可能な記録媒
体」、(2)「記録媒体のテーバー式剛度試験機による
15度での曲げモーメントが4以上であり、辺と辺の作
る角が半径0.1〜1mmの丸みを持つことを特徴とす
る文書情報を繰り返し書き替え記録することができる書
き替え可能な記録媒体」、(3)「前記外形のすべての
角の一部または全部の断面が媒体の記録面側表面に対し
て、傾斜を有するようにカットされている部分を有する
ことを特徴とする前記第(1)項に記載の文書用書き替
え型記録媒体」、(4)「前記丸みの一部または全部の
断面が媒体の記録面側表面に対して、傾斜を有するよう
にカットされている部分を有することを特徴とする前記
第(2)項に記載の文書用書き替え型記録媒体」、
(5)「前記カットされている部分が媒体の記録面側表
面に対して、内側に傾斜していることを特徴とする前記
第(3)項又は第(4)項に記載の文書用書き替え型記
録媒体」、(6)「前記カットされている部分が媒体の
記録面側表面に対して、外側に傾斜していることを特徴
とする前記第(3)項又は第(4)項に記載の文書用書
き替え型記録媒体」、(7)「前記内側への傾斜が、媒
体の記録面側表面に対し、60〜85度であることを特
徴とする前記第(5)項に記載の文書用書き替え型記録
媒体」、(8)「前記外側への傾斜が、媒体の記録面側
表面に対し、60〜85度であることを特徴とする前記
第(6)項に記載の文書用書き替え型記録媒体」、
(9)「前記書き替え可能な記録媒体が、少なくとも熱
の印加によって着色画像を可逆的に形成し、文書情報の
書き替え記録を行なう可逆性記録層を有することを特徴
とする前記第(1)項乃至第(8)項の何れかに記載の
書き替え可能な記録媒体」、(10)「前記書き替え可
能な記録媒体が、少なくとも電界の印加によって着色画
像を可逆的に形成し、文書情報の書き替え記録を行なう
可逆性記録層を有することを特徴とする前記第(1)項
乃至第(8)項の何れかに記載の書き替え可能な記録媒
体」によって達成される。
【0010】文書用書き替え型記録媒体には一般の紙文
書と同様の扱いやすさが求められるが、それ以外に長期
間にわたり文書情報を何度も繰り返して書き替えて使用
することとなる。繰り返し使用したときに使用回数ある
いは環境によって記録媒体が損傷し、例えば記録媒体の
角がつぶれるなどの劣化が起きる。また、可逆性記録媒
体は従来カード形状での使用が主であったが、本発明の
如くA4版等の大面積となると、より角の損傷や途中で
の折れ曲がり等の問題が発生し易い。この対策として媒
体の厚味を厚くすることが考えられる。しかしながら、
厚くする場合は支持体が樹脂フィルムであることが多く
もろいため、この場合、角の変形損傷、欠損が起き易
い。そのため記録媒体の強度が求められ、支持体として
より厚い紙や強度の高いプラスチックフィルムを用いる
ことによって記録媒体の強度が増し、耐久性の向上が可
能となる。
【0011】一方、強度の高い文書の角の部分は普通の
紙文書の場合より人の皮膚に対して強く当たることにな
り、場合によっては損傷を与える危険がある。記録媒体
の角を丸くすればこのような危険性は大きく軽減するこ
とが可能であるが、文書としては場合によって逆に扱い
にくいという問題が生ずる。例えば文書としては複数枚
を束ねたり綴じたりして利用することが多くなるが、こ
のとき角の部分から指でページを持ち上げるため、角が
指にある程度引っかかることが必要になる。このために
文書用としては、角の部分の指に対する当たり方は、痛
みを与えたり傷つけたりしない程度の引っかかりが要求
される。このような要求は従来の書き替え型記録媒体に
はなかったものである。本発明の書き替え型記録媒体
(例えば文書媒体)は、繰り返し使用時の記録媒体の損
傷が少なく耐久性に優れたものであり、さらに文書用と
して必要な安全性も併せ持ったものである。本発明にお
ける文書用書き替え型記録媒体は、一般的な文書以外に
伝票、帳票なども含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に本発明の文書用書き替え型
記録媒体の基本的な構成を示す。高分子フィルム、合成
紙、紙などからなる支持体(11)の上に可逆性記録層
(12)が設けられ、さらに書き替え記録による記録層
の劣化を防止する保護層(13)が設けられている。こ
の他に、例えば支持体と記録層との接着を改良したり記
録層塗工時のしみ込みを防止する下引き層、印字・消去
の熱の有効利用を図る断熱層を設けることができる。ま
た、紫外線を吸収させたり接着性を改良するために記録
層と保護層の間に中間層を設けることもできる。また保
護層上には本発明の目的である文書書き替え記録時の誤
使用を防止する各種標識の印刷インキ層、またはその他
の目的のための印刷インキ層を部分的または全面に設け
ることがある。そして、このインキ層を保護する目的
で、少なくともインキ層上を含む部分または全面に印刷
保護層を設けることがある。これらの記録媒体を構成す
る層には、従来の可逆性記録媒体として公知のものが利
用できる。
【0013】また、本発明の文書用書き替え型記録媒体
は、可逆性記録層を両面に持つ記録媒体であり、その両
面に画像の形成方向を示す標識が設置されている。第5
図は、画像形成方向を示す標識を設置した記録媒体の一
例である。記録媒体の両面、すなわち第一面と第二面に
同一の方向を示すマークが設置されている。標識は記録
媒体の表面または保護層の下などに印刷によって形成す
ることができる。標識は方向を表示するものであればマ
ークや文字などどんなものであってもよい。また、記録
媒体の外形を加工し形状によって印字方向を示す標識を
設けることもできる。文書を印字するとき、または文書
を書き替えるときこれらの標識に従って、書き替え記録
装置にセットすることによって希望する方向に文書を印
字できる。標識が記録媒体の両面に同じ方向を示すよう
に設置されていれば、記録媒体の第一面に対し文書の1
ページ目を標識に従って印字し、次に第二面に対して2
ページ目も同様に標識に従って印字することによって、
第一面と第二面の画像の方向は一致し、複数ページの文
書の各ページをそろえて印字することができる。標識
は、1つの媒体に固定された標識であってもよいし、可
逆性記録媒体に記録される画像自体であってもよい。標
識を検知した結果、正しい面と正しい方向であればその
まま記録は実行されるが、もし面や方向が正しくなかっ
た場合は、記載しない装置によって面がひっくり返さ
れ、方向が逆転され記録される。
【0014】本発明の文書用書き替え型記録媒体の記録
方法は、上記の記録媒体の両面に設置された印字方向を
示す標識を書き替え記録装置が検出し、それに従って記
録装置が印字方向を決定し文書の印字を実施するもので
ある。書き替え記録装置には記録媒体の標識を検出する
センサーを設け、印字方向を判断する。例えば、図5の
記録媒体であれば、記録装置の記録媒体供給部分に記録
媒体の先端がきたとき、印字方向を示す矢印の方向を読
みとり、文書の印字方向をその方向に合わせる。
【0015】記録媒体の標識は図5のように記録媒体の
上端、下端部の両方に設置されていることが望ましい。
またこの場合、記録媒体の標識は記録装置のセンサーで
識別できるものであればよく、必ずしも目視で確認でき
る必要はない。例えば光学的な方法による一般的なセン
サーによって検出可能な標識を利用することができる。
【0016】本発明の別の観点によれば文書媒体が両面
に記録可能で且つ、いずれの面も決まった方向性を有し
ない(どちらの方向へも記録できる)場合において、記
録媒体の第一面へ文書を印字するとき、記録媒体の第一
面の一部に画像の方向を示す標識を印字し、第二面を印
字するとき書き替え記録装置が第一面上に印字された標
識を検出し、それが示す画像形成方向に従って第二面の
画像方向を決定し印字する方法が提供される。第一面へ
の標識は、記録媒体上の文書画像に使用しない部分に印
字することが好ましい。また、この場合にも図5のよう
に記録媒体の上端部と下端部の両方に印字することが好
ましい。標識を検出して第二面への印字方向を決定する
点では、あらかじめ標識を設置した記録媒体を用いる場
合と同様であるが、この場合には印字する面と標識のあ
る面が異なるので、記録装置としては記録面と反対側の
面の標識を検出するようにしたものが用いられる。
【0017】以上の説明では第一面への印字のときに標
識を印字することを示したが、第二面に印字するときも
同様に標識を印字することがさらに好ましい。すなわ
ち、文書画像の印字方向を常に印字するようにして、そ
の標識を検出してもう一方の印字方向を決定していけ
ば、どちらの面を書き替えるときも常に同一方向に画像
を形成できる。
【0018】本発明に用いる可逆性記録層は、熱、光、
電気、磁気などのエネルギーを利用し、目視できる画像
を可逆的に形成できる層であればよく、その書き替えす
なわち画像の消去と印字は一種のエネルギーだけを用い
るものであっても二種以上のエネルギーを組み合わせて
用いるものであってもよい。以下に、代表的な可逆性記
録層および材料を例示するが、これらに限定されるもの
ではない。
【0019】可逆性記録層には、ロイコ染料の可逆的な
発色反応を用いることができる。ロイコ染料は、例えば
フタリド化合物、アザフタリド化合物、フルオラン化合
物など公知の染料前駆体である。可逆性記録層は少なく
ともロイコ染料と顕色剤を含み、これらの顕色剤の作用
により可逆性を出現させる。この代表例としては、例え
ば特開平5−124360号公報、特開平6−2109
54号公報、特開平10−95175号公報などに記載
の記録層が挙げられる。ここで用いる顕色剤は、分子内
にロイコ染料を発色させる顕色能を持つ構造、例えばフ
ェノール性水酸基、カルボン酸基、リン酸基などと、分
子間の凝集力を制御する構造、例えば長鎖炭化水素基が
連結した構造を一つ以上有する化合物である。連結部分
にはヘテロ原子を含む2価以上の連結基を介していても
よく、また長鎖炭化水素基中にも同様の連結基および/
または芳香族基が含まれていてもよい。このような可逆
性顕色剤の具体例は、例えば特開平9−290563号
公報、特開平11−188969号公報に開示されてい
る。
【0020】これらのロイコ染料および顕色剤を用いた
可逆性記録層は、図2に示すプロセスで発色・消色す
る。初期の消色状態(A)を加熱すると温度T1以上で
ロイコ染料と顕色剤が溶融混合して発色し(B)、この
状態を急冷すると発色状態が固定される。発色状態
(C)を加熱すると、発色温度より低い温度T2で消色
し、冷却すれば初期と同様の消色状態となる。このよう
に記録層は加熱温度および加熱後の冷却速度の制御によ
って記録消去ができる。この記録層による印字は、コン
トラストが高く優れた画像品質が得られる。また、保存
安定性や印字消去の繰り返し耐久性にも優れ、本発明の
文書用書き替え型記録媒体として特に適している。この
記録層を用いた可逆性記録媒体の印字は、通常の感熱記
録と同様にサーマルヘッドで行なうことができ、消去は
温度制御されたヒートローラ、セラミックヒータ等の発
熱体、サーマルヘッドなどによってできるため、小型で
簡易な書き替え記録装置で使用できる。
【0021】また、ロイコ染料を用いる可逆性記録層に
は、可逆性をもたらす顕色剤としてロイコ染料を発色さ
せる酸性基と、逆に消色させる塩基性基を合わせ持つ両
性化合物、あるいは酸性化合物と塩基性化合物がつくる
塩または錯塩を用いる記録層が利用できる。この場合に
は顕色剤のことを顕減色剤と呼ぶことがある。これらの
記録層の具体例は、例えば特開平4−50289号公
報、特開平4−50290号公報に開示されている。ま
た、ロイコ染料を用いる可逆性記録層には、ロイコ染料
と顕色剤の発色反応を第三成分の作用により可逆性を発
現させるものがある。このような記録層の具体例は、例
えば特開平8−132738号公報、特開平9−710
52号公報に開示されている。
【0022】熱を利用して書き替えを行なう記録層とし
ては、これらの他に以下のような記録層を挙げることが
できる。例えば、高分子中に低分子化合物の結晶粒子を
分散させた複合膜の光散乱性の可逆性変化を利用した記
録層、高分子液晶層の光散乱性の可逆性変化を利用した
記録層がある。前者はふつう低分子化合物の融点以上に
加熱することにより記録層を白濁化して印字し、これよ
り低い温度に加熱することにより透明に戻し消去する。
後者は等方点以上への加熱急冷で記録層を透明化して印
字し、加熱徐冷によって白濁状態にすることによって白
濁に戻し消去する。この他にも液晶材料や高分子材料を
単独または組み合わせて用い、加熱温度または加熱後の
冷却速度の違いによって記録と消去を行なう記録層があ
る。
【0023】本発明の文書用書き替え型記録媒体の好適
な記録層には、電気的に画像形成でき画像の保持に電力
を必要としないメモリー性の記録層がある。中でも電界
によって印字・消去できる記録層は、消費電力が小さく
できるため特に好ましい。このような記録層には液晶材
料を用いたものがある。例えば、強誘電性高分子液晶の
層は安定なメモリー性を有しており、書き替え型記録層
として好ましい。また、メモリー性を持つスメクチック
液晶材料も利用できる。これらの液晶材料は、記録層の
偏光特性の変化を利用した画像形成が可能であるが、こ
れ以外にも二色性色素を含有させることにより、着色画
像を可逆的に形成することもできる。これらの記録層は
電界で可逆的に画像形成するのが一般的であるが、電界
だけではなく、例えば熱などの他のエネルギーとの組み
合わせで画像の書き替えを可能にしたり、画像保持特性
を向上させる方式がある。
【0024】また、電気的に書き替え記録ができる記録
層には電気泳動材料が利用できる。これは、例えば着色
した溶媒中に酸化チタンなどの白色の微粒子を分散し、
この粒子を電界により移動させて可逆的に画像形成を行
なう。特に、この電気泳動系をマイクロカプセル中に閉
じ込め、これを高分子フィルムなど支持体上に保持した
記録層は、文書用書き替え型可逆性記録媒体として好適
である。さらに、球状の粒子であり半球が着色し、半球
が白色の粒子をマイクロカプセル中に媒質とともに閉じ
こめ、このマイクロカプセルを支持体上に保持し、球体
を電界により回転させて画像を可逆的に形成する記録層
も本発明の好適な記録層である。
【0025】このような記録層の電界による画像形成で
は、静電スタイラスや、これをライン状に並べたヘッド
による書き込み、イオンフローによる書き込み、あるい
は電子写真感光体などを利用し、静電潜像を記録媒体上
に転写する方法など公知の書き込み方法が利用できる。
【0026】
【実施例】次に、本発明の文書用書き替え型記録媒体を
図面を用い、さらに詳細に説明する。なお、ここでは記
録層の代表として以下のような熱による書き替え記録層
を用いたが、その他の電気的な書き替え記録層であって
も同様に本発明の記録媒体が作成できる。まず、ロイコ
染料と可逆性のための顕色剤として下記の化合物を使用
し、記録層形成用として下記の樹脂および架橋剤を用
い、下記の組成の塗工液を表1中に記載の支持体上に塗
布、乾燥、加熱処理を行ない記録層を作成した。また、
この記録層上には紫外線硬化樹脂の保護層を塗工して書
き替え型記録媒体とした。また、記録媒体のサイズは文
書として標準的なA4とし、記録媒体の角を表1に記載
の方法で処理した。
【0027】 (記録層塗工液) 1)2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチルアミノフルオラン 2部 2)下記の構造の顕色剤 8部
【0028】
【化1】 3)アクリルポリオール樹脂 の15%テトラヒドロフラン(THF)溶液 120部 上記組成物をボールミルを用いて平均粒径0.1〜3μ
mまで粉砕分散した。得られた分散液に日本ポリウレタ
ン社製コロネードHL(アダクト型ヘキサメチレンジイ
ソシアネート75%酢酸エチル溶液)10部を加え、よ
く攪拌し記録層塗布液を調製した。
【0029】以上のように作成した記録媒体をテーバ式
スティフネステスタを用い変形角度15度での曲げモー
メントを測定した。さらにインクリボンを除いたアルプ
ス電気社製プリンターMD1300を用いてサーマルヘ
ッドによる印字を行ない、110〜120℃に加熱した
熱ローラで消去を行ない、記録/消去を20回繰り返し
行なった。そのときの記録媒体の損傷の様子を評価し
た。以上の結果を表1に示す。
【0030】
【表1】 ◎:記録媒体の劣化は見られない ○:記録媒体にわずかに劣化が見られる ×:記録媒体の劣化がはっきり見られる
【0031】図3は、本発明の第一の文書用書き替え型
記録媒体を具体的に示す図である。A4の長方形の四つ
の角が部分拡大図のように形状的な特徴をもっている。
これらは、記録媒体の四つ角の一部分をさらに切り落と
し、外形を形成する角をすべて120度以上とした例で
ある。図3(a)はA4の長方形のそれぞれの角の部分
を拡大すると、外形がすべて135度の角度を持つよう
に切り落とされている。切り落とす部分の辺の長さ
(α)は実質的に記録媒体の面積を狭め使用上の問題が
生じない程度であればよく、例えば全体としてA4とし
て認識でき使い勝手が変化しない範囲であればよい。具
体的には、0.1〜5mm程度が適当である。図3
(b)は、外形の角を120度と150度になるように
切り落とした例である。A4サイズの文書は縦に使用す
ることが多いが、この例えば複数枚が左上をクリップで
とめられていると、右下の角に下側から親指を当ててペ
ージをめくることになる。このときに指が当たる部分の
角を指のかかりのよい120度とし、対となる角を15
0度とするとめくりやすさと安全性を両立しやすい。こ
のように使い勝手を考慮して切り落とす角度を決めるこ
とが好ましい。図3(c)は、A4の角を二つの小さな
辺で切り落とし、すべての外形の角が150度になるよ
うにしたものである。これらの3種の例はいずれも安全
性とページのめくりやすさを両立できるものであった。
【0032】書き替え型記録媒体の外形の角度を90度
から10度ずつ大きくしていくと120度で皮膚に対す
る刺激が問題のない程度になり、しかも指のかかりも確
保できる範囲であった。この角度が150度を越えてし
まうと皮膚への刺激はさらに小さくなるが、指のかかり
が弱くめくりにくくなってきた。このような場合には、
切り落とす範囲をなるべく小さくすることが好ましく、
0.1〜1mmが適当な範囲でありめくりやすさも確保
できた。
【0033】図4は、本発明の第二の文書用書き替え型
記録媒体の具体例を示すものである。A4の長方形の四
つの角は拡大図のように半径(r)の丸みをもってい
る。半径(r)の大きさを0.05〜2mmまで変化さ
せた記録媒体を作製し、皮膚に対する刺激の強さとペー
ジのめくりやすさを評価したところ、皮膚の刺激に対し
ては半径rが0.1mmより小さいと問題があり、ペー
ジのめくりやすさについては1mmを越えると問題があ
ることがわかった。角の丸みが0.1〜1mmのときこ
の二つの要求を両立できる書き替え型記録媒体となる。
図4(a)は角を半径(r)の円弧状としたが、正確な
円弧でなくてもよく、例えば図4(b)のように楕円の
一部であっても、円弧と直線の組み合わせであっても上
記の両立は可能である。このような場合でも、切り落と
された部分の辺の長さ(β)が0.1から1mmの範囲
であればよい。これらの角に丸みを持つ書き替え型記録
媒体は文書用として扱いやすく、しかも皮膚に対して安
全なものであった。
【0034】本発明の具体例として図3および図4の書
き替え型記録媒体を示したが、本発明はこのような外形
を作る方法には様々な方法があり、生産性等を考慮して
適切な方法を選択すればよい。例えばスリッターなどで
いったん角が90度になるように所定サイズに切断し、
その外形の角をもう一度切り落としてもよい。また、最
終的に求める外形と同じ形状の刃で打ち抜いて一度に作
製してもよい。また、角の部分を加熱して丸める方法で
作製することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細かつ具体的な説明から明らか
なように、本発明の文書用書き替え型記録媒体によっ
て、繰り返し使用時の記録媒体の劣化が少なく、複数枚
を綴じて使用するときのめくりやすさと安全性を両立で
き、文書用として高いレベルの扱いやすさを有する書き
替え型記録媒体が得られるという極めて優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書用書き替え型記録媒体の基本的な
構成を示した図である。
【図2】本発明に用いる代表的な記録層の発色・消色プ
ロセスを示した図である。
【図3】本発明の第一の文書用書き替え型記録媒体の具
体例を示した図である。
【図4】本発明の第二の文書用書き替え型記録媒体の具
体例を示した図である。
【図5】本発明の第三の文書用書き替え型記録媒体の具
体例を示した図である。
【符号の説明】
11 支持体 12 可逆性記録層 13 保護層 31 書き替え型記録媒体 32 第1の記録面 33 第2の記録面 34 画像形成方向を示す標識 35 書き替え型記録媒体 41 書き替え型記録媒体 α 切り落とす部分の辺の長さ β 切り落とされた部分の辺の長さ r 半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B42D 11/00 B41M 5/18 101A 5/26 102 (72)発明者 立脇 忠文 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C062 RA01 2H026 AA07 AA09 BB01 EE03 EE05 FF17 GG00 GG01 2H086 AA11 AA41 2H111 HA07 HA21 HA23 HA24 HA31

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーバー式剛度試験機による15度での
    曲げモーメントが4以上であり、外形のすべての角が1
    20度以上であることを特徴とする文書情報を繰り返し
    書き替え記録することができる書き替え可能な記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 記録媒体のテーバー式剛度試験機による
    15度での曲げモーメントが4以上であり、辺と辺の作
    る角が半径0.1〜1mmの丸みを持つことを特徴とす
    る文書情報を繰り返し書き替え記録することができる書
    き替え可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記外形のすべての角の一部または全部
    の断面が媒体の記録面側表面に対して、傾斜を有するよ
    うにカットされている部分を有することを特徴とする請
    求項1に記載の文書用書き替え型記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記丸みの一部または全部の断面が媒体
    の記録面側表面に対して、傾斜を有するようにカットさ
    れている部分を有することを特徴とする請求項2に記載
    の文書用書き替え型記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記カットされている部分が媒体の記録
    面側表面に対して、内側に傾斜していることを特徴とす
    る請求項3又は4に記載の文書用書き替え型記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記カットされている部分が媒体の記録
    面側表面に対して、外側に傾斜していることを特徴とす
    る請求項3又は4に記載の文書用書き替え型記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記内側への傾斜が、媒体の記録面側表
    面に対し、60〜85度であることを特徴とする請求項
    5に記載の文書用書き替え型記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記外側への傾斜が、媒体の記録面側表
    面に対し、60〜85度であることを特徴とする請求項
    6に記載の文書用書き替え型記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記書き替え可能な記録媒体が、少なく
    とも熱の印加によって着色画像を可逆的に形成し、文書
    情報の書き替え記録を行なう可逆性記録層を有すること
    を特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の書き替え
    可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記書き替え可能な記録媒体が、少な
    くとも電界の印加によって着色画像を可逆的に形成し、
    文書情報の書き替え記録を行なう可逆性記録層を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の書き
    替え可能な記録媒体。
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