JPH08287206A - 非接触情報記録表示媒体 - Google Patents

非接触情報記録表示媒体

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JPH08287206A
JPH08287206A JP7109141A JP10914195A JPH08287206A JP H08287206 A JPH08287206 A JP H08287206A JP 7109141 A JP7109141 A JP 7109141A JP 10914195 A JP10914195 A JP 10914195A JP H08287206 A JPH08287206 A JP H08287206A
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information recording
liquid crystal
display medium
reversible
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JP7109141A
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Naoki Shimada
直樹 島田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 書き換え可能で見やすい表示部を持ち、大量
の情報が記録できる非接触情報記録表示媒体を提供す
る。 【構成】 外部機器(5)との間でデータを送受信する
通信手段(2)と、送受信されるデータを処理する処理
手段(4)と、液晶/高分子複合膜を用いた可逆表示素
子からなり目視可能な表示を書換表示する表示手段
(3)とから構成するる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示の繰り返し書き換
えができる表示媒体に関し、さらに詳しくは、非接触で
データを送受信し記録できる非接触情報記録部も備え
た、非接触情報記録表示媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】繰り返し書き換えができる表示部をカー
ドに設けることで、同一のカードに必要に応じて異なる
情報を表示させ得る情報伝達手段としての表示媒体が期
待されている。このような表示媒体によれば、例えば顧
客カードに適時、メッセージ等の情報を表示させて、顧
客サービスを向上させることも可能である。
【0003】そこで、表示部に用いる書き換え可能な可
逆表示素子が各種提案されている。このような可逆表示
素子は、表示の記録、消去に、熱、光、磁気等を利用す
る。例えば、脂肪酸を高分子マトリックス中に分散し、
脂肪酸が相変化して白濁又は透明化する高分子/脂肪酸
分散膜を利用したもの、顕減色剤によるロイコ染料のラ
クトン環の可逆的な開閉を利用したもの、高分子液晶を
利用したもの等がある。或いは、磁性粉をマイクロカプ
セル化したもの等がある。
【0004】上記、各種可逆表示媒体の視認性は、ロイ
コ染料による可逆表示素子は、例えば、白の地肌に対し
て印字状態が青色、消去状態が淡青色で、それぞれの反
射濃度をマクベス反射濃度計(RD−918)で測定す
ると、地肌が0.1、印字が1.5、消去が0.3程度
であり、初期の視認性は良いが、消去しても印字跡が残
るという問題がある。また、高分子/脂肪酸分散膜によ
る可逆表示素子は、例えば、金属光沢(反射濃度1.
2)の地肌に対して、印字が白色(反射濃度0.4)、
消去が金属光沢(反射濃度1.2)で、金属光沢の背景
に白い文字である為に見にくく視認性が悪いという問題
がある。また、磁性粉をマイクロカプセル化した可逆表
示素子は、例えば、銀色(反射濃度1.0)の地肌に対
して印字が黒色(反射濃度1.5)、消去が銀色(反射
濃度1.0)で、銀色の背景に黒い文字である為に視認
性が悪いという問題がある。しかし、液晶/高分子複合
膜による可逆表示素子は、例えば、黒色の二色性色素を
併用した場合、白色(反射濃度0.5)の地肌に対し
て、印字が黒色(反射濃度1.4)で、消去が白色(反
射濃度0.5)と、白地に黒と見やすい文字で視認性に
優れ、消去後に印字跡が残ることがない。
【0005】一方、表示部のみを有するカードとせず
に、磁気記録部を備えた磁気カードと一体化した磁気記
録部付きの表示カードとすれば、磁気記録部に情報を記
録し、そして記録した情報を読み取ることも可能であ
り、より多様な使い方もできることとなる。
【0006】磁気記録に記録される情報は、表示部の情
報と異なり目視不可能な情報であるが、機械読取りが可
能であり、このような情報を扱う記録手段としては、磁
気記録方式以外にも、ICメモリ等を使用したICメモ
リカードや、CPUも内蔵して各種の演算処理も可能な
ICカード等があり、普及が始まっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、今後のカード
の用途展開を展望すると、記憶情報量が多量でなお且つ
複雑な演算処理等も可能なCPUを備えたICメモリを
情報記録部として備え、しかも、書き換え表示できる表
示部も備えた、カードであれば、多様な用途展開が期待
される。そこで、表示媒体としてはPDLC膜が視認性
等の点から好ましく、また情報記録部としてはICメモ
リが好ましいので、PDLC膜の表示部とICカードの
組み合わせが考えられ。しかしながら、他の可逆表示素
子の場合は、熱あるいは磁気等によって表示の書き換え
を行うので問題とならないが、PDLC膜による可逆表
示素子の場合には、熱のみでなく電界も使用する。しか
も、コロナ帯電器等による静電気帯電による電界印加方
式が優れているが、ICカードでは露出した接触端子が
ある為に、静電気帯電で、異常動作をすることがあり、
係る組み合わせは実用上問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、視認性に優れた
表示の書き換えができる上、多量の情報の記録や演算処
理が可能な、情報記録部付きの表示媒体を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の非接触情報記録表示媒体は、外部機器との
間でデータを送受信する通信手段と、送受信されるデー
タを処理する処理手段と、液晶/高分子複合膜を用いた
可逆表示素子からなり目視可能な表示を書換表示する表
示手段と、を備えた構成とする。
【0010】
【作用】本発明の非接触情報記録表示媒体では、目視可
能な可視情報が書き込め、不要になったときは可視情報
は消去し、再度新たな可視情報が書き込める、表示媒体
としての機能の他に、データの送受信、記録といった機
能も有する。表示手段が液晶/高分子複合膜を用いた可
逆表示素子からなることで、優れた視認性が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の非接触情報記録表示媒体の実
施例を図を参照しながら更に詳述する。
【0012】図1は、本発明の非接触情報記録表示媒体
の一実施例の概略を示すブロック図である。同図で、本
発明の非接触情報記録表示媒体1は、外部装置5と無線
によりデータを送受信する通信手段2と、所望のデー
タ、イメージ等を外部の書込装置により目視可能な情報
として表示する表示手段3と、通信手段を介して送受信
するデータを処理し、非接触情報記録表示媒体の動作を
総体的に制御する処理手段4と、から少なくとも構成さ
れる。通信手段2と処理手段4とが非接触情報記録部と
なり、表示手段が表示部となる。通常、処理手段4は、
CPU等の制御手段41と、動作プログラムや、送受信
されるデータ等を格納する、ROM、EEPROM等の
半導体メモリ等の情報記憶手段42等からなる。このよ
うに、表示手段以外の部分は、従来公知の非接触情報記
憶媒体の構成と同じであり、例えば、ICカードに通信
手段を追加したもの等である。
【0013】また、図2は、このような本発明の非接触
情報記録表示媒体1の一実施例として定期券1aの外観
図であり、表示手段3、内部の処理手段4やアンテナ2
1等の配置関係を例示したものである。図2(a)は上
面図、図2(b)は、図2(a)のA−A′線による縦
断面図である。図2(b)に示す通り、定期券1aは上
側ケース51と下側ケース52が接着層53にて積層さ
れた構造であり、上側ケースの中央部には表示手段とし
て可逆表示素子からなる表示部3が、その上面を上側ケ
ースの上面と略同じ高さになるように上側ケース内に埋
設されている。また、下側ケース52は、中央部にアン
テナ21が、その脇にアンテナ21を除く通信手段2や
CPUやRAM等の処理手段4を構成する回路部品が該
ケースの凹部に埋設されている。なお、非接触情報記録
表示媒体に可逆表示素子を設ける場所は、図2の様に片
面の一部に設けてもよいが、片面の全面に設けてもよ
く、或いは片面のみららず両面等、設ける位置、大きさ
及び面は、非接触情報記録表示媒体の用途により適宜選
択すれば良い。
【0014】図2の定期券1aは、最初に発行する時
は、初期データをメモリに記憶させ、表示手段専用の書
換装置により、氏名、利用区間、有効期限等の発行条件
を記録表示させる。そして、利用者は駅の改札通過時
に、定期券をケースから出し入れせずに通過する。その
時、改札に設置された通過チェック用の外部装置との間
の無線により、利用区間、有効期限等が有効であるか否
かが判断される。そして、有効期限が過ぎた場合は、定
期券は回収され、初期データを再度メモリに記憶させ、
表示部の表示は消去した後、新しく書込み、再利用され
る。
【0015】次に、表示手段として使用し得る可逆表示
素子を説明する。なお、本発明の非接触情報記録表示媒
体は、表示手段以外の部分は、従来公知の非接触情報記
録媒体に利用されている部材をそのまま使用できる。
【0016】本発明では可逆表示素子として、書換に熱
と電界の両方が必要な液晶/高分子複合膜を使用する。
液晶/高分子複合膜は、スメクチック液晶等を高分子マ
トリックス中に分散したもので、別名PDLC(Polymer
Dispersed Liquid Crystal)膜とも言う。PDLC膜に
よる可逆表示素子は、上述した様に他の可逆表示素子に
比較して視認性に優れ見やすい表示を提供することがで
きる点で好ましい。特に、PDLC膜は、液晶に二色性
色素を併用することで一段と視認性を向上させることが
可能である。
【0017】なお、PDLC膜の可逆表示素子の可視情
報の記録/消去原理は、熱と電界と(熱−電界モード)
による液晶分子配向の秩序性変化(ホメオトロピック配
向又はホモジニアス配向等という規則配向状態と、ラン
ダム配向状態等の不規則配向状態との変化)による光散
乱と光透過(二色性色素併用によるゲストホスト効果時
は二色性色素の光吸収量の大小)を利用する。従って、
白濁化(光散乱)を記録状態、透明化(光透過)を消去
状態で利用する場合、印字はスポット加熱ができるサー
マルヘッド等で行い、消去はPDLC膜を例えば電極で
挟持して行うことができる。
【0018】従って、PDLC膜による可逆表示素子
は、書き換えには消去と記録の両方の処理が必要であ
り、この結果、二種類の外部エネルギーを使用するので
容易に改ざんできず、自然環境下で表示が消えにくく、
表示のセキュリティ性が要求される用途に適していると
言える。この他の可逆表示素子、例えば、書換が熱のみ
で出来る(熱−熱モード)、高分子/脂肪酸分散膜、ロ
イコ染料を利用したもの、高分子液晶を利用したもの、
或いは、磁気のみにより書換が出来る磁性粉をマイクロ
カプセル化したもの等は表示の改ざんが行われやすく、
表示のセキュリティ性が低い。また、PDLC膜は、電
界印加による規則配向状態化はμsecオーダと高速の
ために高速書換処理ができ、書換可能回数も充分である
等、優れた性能を有している。
【0019】PDLC膜には、例えば特開平4−718
99号公報等が提案したものも使用できるが、なかで
も、液晶をマイクロカプセル化したものはマイロクカプ
セルで液晶が完全に包囲される為、液晶の染みだしが無
い等、種々の点で優れ、本出願人による特開平5−30
1489号公報、特願平6−33283号、特願平6−
44735号及び特願平6−119702号等で提案し
たものも使用できる。
【0020】PDLC膜中に液晶を分散保持する高分子
マトリックスには、例えば、塩化ビニル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、塩化ビ
ニリデン系樹脂、ポリメタクリレート、アクリレート−
メタクリレート共重合体等のアクリル系樹脂、ポリビニ
ルアルコール系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
ウタレン系樹脂、ポリチオール系樹脂、紫外線や電子線
で硬化する電離放射線硬化性樹脂等が使用される。ま
た、液晶には、スメクチック液晶、或いは、ネマチック
液晶、コレステリック液晶、ディスコレステリック液
晶、高分子液晶、及びこれらの混合系等が挙げられる。
液晶に二色性色素を適量混合し、ゲストホスト効果で表
示コントラストを上げ視認性を高めることもできる。な
お、液晶を高分子マトリックス中に分散する方法は、相
分離法、エマルション法、マイクロカプセル法、溶媒蒸
発法、懸濁重合法等があるが、なかでも、液晶の染みだ
し防止効果のあるエマルション法、マイクロカプセル法
が優れる。さらに、マイクロカプセル法は分散液晶粒子
の耐久性向上効果もあり、in−situ重合法による
マイクロカプセル法で形成したPDLC膜は、実用的な
膜厚、表示品質等の点で好適な10μm以下の粒径が得
られる点で優れている。なお、PDLC膜は通常3〜2
3μm程度の膜厚で使用する。下限値は表示コントラス
トの点から、上限値は液晶の規則配向状態への実用的駆
動電圧の点から決まる。
【0021】上記PDLC膜を用いた可逆表示素子の層
構成は、少なくとも、PDLC膜と、PDLC膜に垂直
に電界印加する手段とからなる。この手段はPDLC膜
両面に積層した導電層でもよいが、任意部分に電界印加
できる等の点で、裏面側導電層のみとし、表面側は外部
電極等を用いる方式が可能である。従って、可逆表示素
子は、少なくとも支持体となる基材と導電層とPDLC
膜とからなり、適宜、PDLC膜の保護層等を設ける。
【0022】図3はPDLC膜を用いた可逆表示素子の
一例で、裏面に粘着剤層を有したラベル状のものであ
る。同図で、可逆表示素子310は、支持体311上
に、導電層312、PDLC膜313、中間層314、
保護膜315を順次積層し、基材311の裏面には、ク
ッション層316、粘着剤層317を順次積層してあ
る。これをカード等に貼着すれば、容易に表示部が得ら
れる。また、これら各層間の接着力を改善するためのプ
ライマー層を各層間に設けてもよい。また、支持体上に
可逆表示素子を形成する手段としては、可逆表示素子を
形成したラベルの貼着による方式の他に、シルクスクリ
ーン印刷等の印刷方式、転写印刷方式、塗工方式等も用
いることができる。
【0023】支持体311にはポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、セルロース
系樹脂、アクリル系樹脂、紙、合成紙等の厚さ50〜1
000μm程度のシートが用いられる。なお、支持体
は、非接触情報記録表示媒体のケース等の基材と兼用し
てもよい。支持体は通常絶縁体だが、ケースと独立の場
合に適度の伝導体とすれば下記の導電層と兼用でき、導
電層は省略できる。
【0024】導電層312は、水平方向の導通路となり
PDLC膜に垂直電界を印加できる程度の伝導性(例え
ば面積抵抗1012Ω/sq以下)があれば半導体領域で
も良いが、電圧印加ロス等の点では良導電性の方が良
く、例えば、アルミニウム等の金属蒸着膜や金属箔、I
TO膜等の透明導電膜、カーボンブラック等による導電
性塗膜である。
【0025】保護層315は、PDLC膜を圧力、外
力、外部環境等から保護し、サーマルヘッド、ローラ電
極等の表示書換手段に対する耐熱性、耐磨耗性、耐擦傷
性等を向上させる。保護層は、熱硬化性樹脂、紫外線や
電子線で硬化する電離放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂
にて厚み0.5〜10μm程度とする。保護層はPDL
C膜上の他、PDLC膜側面、導電層上、媒体表示面側
全面等とする。全面の場合は樹脂フィルム等も好まし
い。
【0026】中間層314は、保護層を形成する際に、
塗液溶剤成分がPDLC膜中に浸透して液晶配向性能を
低下させない様にする、厚み0.5〜10μm程度のバ
リアー層である。中間層は、例えばポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロー
ス等の水溶性樹脂の水溶性塗液から形成される。中間層
により保護層材料の自由度は増し、例えば、ソフトウレ
タンアクリレート等の電離放射線硬化性樹脂の保護層で
優れた耐熱性、耐磨耗性、耐擦傷性、サーマルヘッドへ
の好適なヘッドタッチ性、クッション性が得られる。
【0027】支持体裏面側のクッション層316は、適
度の弾性、柔軟性によりサーマルヘッドや電極との接触
を確実化し、また発泡性材料等の断熱性物質を用いれ
ば、サーマルヘッド等による熱エネルギーの散逸を防止
し、高速な加熱ができる。クッション層は、例えば、ゴ
ム、発泡ポリウレタン等の弾性樹脂を使用する。なお、
後者は断熱性も有する。厚みは要求されるクッション
性、断熱性等より適宜選択する。また、粘着剤層317
は、公知のゴム系樹脂、アクリル系樹脂等からなる粘着
剤からなる層で、厚みは通常20〜50μm程度ある。
【0028】上述したようなPDLC膜を用いた可逆表
示素子を使用した表示媒体とすれば優れた視認性が得ら
れる他、表示のセキュリティ性、信頼性も持っているの
で、このような性能が要求される用途にも最適な表示媒
体を提供でき、非接触情報記録部による多量のデータの
記録、処理機能と相まって、その機能を生かして多様な
用途に使用できる優れた非接触情報記録表示媒体が得ら
れる。
【0029】可逆表示素子、アンテナ、回路部品等を支
持、格納するケースは、塩化ビニル系樹脂、アクリル系
樹脂等の樹脂製又はセラミックス製等のシート又は板
材、成形品等が使用され、用途によりカード状等、適宜
形状で使用される。
【0030】なお、本発明の非接触情報記録表示媒体の
表示手段を構成するPDLC膜を、電界印加で消去、加
熱で記録する使用法を一例として概説しておく。
【0031】先ず、電界印加法は、例えば、本出願人に
よる特願平6−103249号や、特願平6−3027
01号の「液晶表示媒体の非接触液晶配向方法及び液晶
配向装置」(帯電方式)、特願平6−302702号の
「液晶表示媒体の液晶配向方法及び液晶配向装置」(電
極方式)、或いは特願平6−333820号の「可逆表
示媒体の書換装置」(帯電方式+電極方式)等に開示し
た各種方式が使用され得る。開示した印加方式は、各種
観点から分類でき、非接触方式と接触方式、帯電方式と
電極方式、電位差を片面から与える対列方式と表裏両面
から対向方式等があり、又、これらの組み合わせ等があ
り、対象とする非接触情報記録表示媒体の形状、物性等
により、適宜選択使用すれば良いが、内部にIC回路等
を有する為、片面から電位差を与える対列方式が適して
いる。図4に対列方式の一例として、帯電方式(非接触
方式)と電極方式(接触方式)を組み合わせた電界印加
方式を示す。同図では二個の導電ゴム製等の接地ローラ
712の間にコロナ帯電器等の帯電器711が配置さ
れ、接地ローラにはガイドローラ713が対向配置され
ている。そして、接地ローラ及び帯電器の下の表示部に
垂直電界が印加される。なお、各方式で帯電器又は電極
の設置数は各種の態様がある。
【0032】図4の電極−帯電器−電極の三個の電界印
加方式で、中央の帯電器を(接地せず電位を与える)電
極に替えれば、電極方式且つ接触方式且つ対列方式とな
る。また、両側の電極を帯電器とすれば、帯電方式且つ
非接触方式且つ対列方式となる。また、電極と帯電器、
電極と電極、帯電器と帯電器等の方式もある。但し、い
ずれも、隣接する電極又は帯電器は異電位(例えば、接
地電位と正又は負電位、正と負電位等)を与える様にす
る。
【0033】一方、加熱は、熱転写プリンタ等に使用さ
れるサーマルヘッド等で行う。
【0034】上記一実施例で挙げた定期券では、PDL
C膜の視認性の他、表示のセキュリティ性、繰り返し書
き換えできる書換耐久性等の性能も生かせる用途であ
り、ここで、従来の磁気式定期券の場合と比較してその
利点を詳述しておく。
【0035】すなわち、交通機関の磁気記録式の定期券
は、改札時に定期券を自動改札機に通すことで、磁気記
録された情報の読み取り等を行っている。このため、定
期券の利用者は、定期券をケースから取り出し、磁気ヘ
ッドを備えた自動改札機に挿入し、所定の情報の読取
り、記録が行われた後に排出される定期券を受け取り、
元のケース内に収納する、とっいた手続きを要し、利用
者が多いと自動改札機で渋滞が起こるという問題が生じ
ていた。
【0036】そこで、情報の読取り、書込み等を、無線
通信で行う非接触情報記録媒体の利用が一部実用化試験
を開始している。非接触情報記録媒体は高速処理が可能
な上、非接触による読取、記録の為、利用者は定期券の
ケースからの出し入れが不要となる。さらに、該記録媒
体自身も機械的な接触等が無いために、劣化が少なく、
使用可能期間が長くできるといった利点も有るが、非接
触情報記録媒体の使用可能期間よりも、実際の定期の有
効利用期間の方が遙に短いのが普通であり、コスト等の
点から該記録媒体を回収し再利用するリサイクル使用方
法がある。
【0037】しかし、定期券では有効利用期限等の目視
可能な表示が必要である。それは、磁気式の定期券の場
合、有効利用期限等が目視不可能な磁気記録部に記録さ
れ、また利用の都度、利用日時、入場駅等の利用状況も
記録されたとしても、自動改札機以外の目視確認による
改札を通過する為、あるいは所有する定期券の有効利用
期限を利用者自身が確認できる様にする為である。従っ
て、現在の磁気式定期券は、利用者名、利用区間、有効
期限等を熱転写印刷方式等により表示してある。そし
て、この表示は書き換え出来ないため、有効期限が過ぎ
た定期券は廃棄され、新たな定期券を発行することとな
る。ところが、安価な使い捨ての磁気記録式の定期券の
場合は、有効期限等を印刷表示しておいたままで良い
が、上記したように非接触情報記録媒体をリサイクル使
用する場合に印刷表示を変更するには、表示部分を削り
取り、再度表示を行う等、大変面倒であり、再利用時に
容易に表示が書き換えられる表示手段が望ましい。しか
も、単なる記憶内容の表示目的と異なり、定期券用途で
は改ざん防止機能も必要であり、表示を書き換えること
ができても、不正に書き換えることは困難なセキュリテ
ィ性を有する表示素子が望ましい。以上の様な点で、本
発明の非接触情報記録媒体では、表示にPDLC膜から
なる可逆表示素子を用いている為に、セキュリティ性等
の点でも好適なものが得られる。
【0038】上述の如く、定期券は本発明の非接触情報
記録表示媒体の特徴である、表示の視認性と非接触デー
タ授受且つ大量データ記録の利点の他に、さらに表示の
セキュリティ性、繰り返し書き換え性等の耐久性等が生
かされた好適な用途である。しかし、本発明の非接触情
報記録表示媒体の用途は、定期券に限定されるものでは
ない。大量データ記録と表示の視認性等の性能が望まれ
る用途であれば、いかなる用途でも好適である。さら
に、表示のセキュリティ性や耐久性も望まれる用途であ
れば、より好適である。特に、非接触方式によるデータ
授受が望まれる用途では、ICモジュール等のコストが
高価となりがちのため、リサイクル使用によるコストダ
ウンを考えると、表示部が書換え使用できる利点は大き
く、このようなリサイクルを行う用途にも好適である。
なお、以上の様な用途には、ID番号や氏名等の重要情
報を表示部に継続的に表示した各種会員カード、或い
は、利用可能期間等を表示したスキーの共通リフト券、
ポイント点数等を逐次表示する顧客カード等がある。
【0039】次に、具体的実施例により本発明を更に説
明する。
【0040】《実施例》図2の様な、上側ケースと下側
ケースからなる定期券を作成すべきく、上側ケースとし
て厚み1.5mmの塩化ビニル樹脂基材の表面となる面
を、後述する可逆表示ラベルを埋め込む為の凹部を縦2
0mm、横60mm、深さ0.5mmの形状に切削し
た。また、下側ケースとして厚さ1.5mmの塩化ビニ
ル樹脂基材の内側となる面に、下記処理部が入る様な凹
部形状に切削し、半導体メモリ、CPU、アンテナ等か
らなる回路部品を埋設した後、粘着剤で前記上側ケース
と積層接着した後、縦60mm、横90mmの大きさな
る様に周囲を打ち抜き、本発明の非接触情報記録表示媒
体である定期券とした。
【0041】表示部の可逆表示素子はPDLC膜を利用
し、ITO膜を形成した厚さ100μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムを支持体に用い、ITO膜上の
全面に厚さ10μmのPDLC膜を塗布形成した。さら
に、PDLC膜上の全面にポリビニルアルコール樹脂の
水溶液を塗布して厚さ5μmの中間層を形成し、さらに
該中間層の上に紫外線硬化性樹脂を全面に塗布し、硬化
させ、厚さ5μmの保護層を形成した。次に、支持体の
他方の面の易接着処理としてポリエステル樹脂で厚さ1
μmのアンカー層を形成し、その上に発泡ウレタン樹脂
で厚み0.4mmのクッション層を、ウレタン樹脂で厚
み20μmの粘着剤層を順次形成し、総厚約520μm
の可逆表示ラベルとした。
【0042】PDLC膜 下記主成分からなり、液晶(及び液晶に混合した二色性
色素)を超音波分散し、in−situ重合法でマイク
ロカプセル化した分散塗液で形成した。なお、液晶が不
規則配向状態を記録状態、規則(垂直)配向状態を消去
状態で用い、表示は二色性色素にて記録が黒色、消去が
透明を呈する。
【0043】・スメクチック液晶(メルク・ジャパン
(株)製 S−6) ・二色性色素(三井東圧化学(株)製 S−428)
(黒発色/透明の二色性) ・マイクロカプセル壁膜成分 メチルメタクリレートのin−situ重合物 ・保護コロイド兼高分子マトリックス成分 ポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製 K
P−06) ・増粘剤兼高分子マトリックス成分 ポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製 K
H−20) ・液晶/高分子マトリックス比=1/1
【0044】前記可逆表示ラベルを上側ケースの凹部内
に貼着して、本発明の非接触情報記録表示媒体である定
期券を得た。この際、表示部の上面はケース上面より窪
まない程度に突出するか同一面として、サーマルヘッド
等の接触を良好にする。
【0045】記録処理 表示部への記録は、解像度8dot/mmのサーマルヘ
ッドにて、加熱量0.18mJ/dotで加熱し、所望
の文字を印字し黒色の記録状態とした。処理部にも所望
の初期データを通信にて書き込めば、定期券の発行処理
が完了する。
【0046】表示部の書換 表示部の記録を消去するには、PDLC膜厚当たり50
V/μm必要であり、本実施例では10μmとしたこと
から、500V以上の電界強度が必要であるために、自
然環境下では、消去、改ざんは不可能であった。再使用
するために、表示を書き換えるべく、先ず図4の様な1
個のコロナ帯電器と2個の接地ローラとによる電圧印加
方式により、表示を消去した。コロナ帯電器は+5k
V、接地ローラは0Vである。
【0047】《比較例》表示部の可逆表示素子を、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体中にステアリン酸及びドデ
カン二酸を分散した高分子/脂肪酸分散膜とした他は、
実施例と同様にして定期券を得た。表示部の記録は、解
像度8dot/mmのサーマルヘッドにて、加熱量0.
25mJ/dotで加熱して、所望の文字を印字し記録
状態とした。一方、表示部の消去は、表面温度80℃の
熱ローラに定期券を通して消去状態とした。
【0048】《実施例と比較例の性能比較》実施例及び
比較例共に書換回数が100回後もコントラストの低下
がなく、視認性は良好だが、実施例に比べて比較例は、
80℃の高温下で表示が透明化して消えてしまい表示の
改ざんが容易にできた。これは、実施例は消去に自然環
境下では得にくい高電圧が必要であり、さらにPDLC
膜による表示は所定の方法で電圧印加されないと消去さ
れない為である。しかも本実施例では熱と電界の両方を
用いて表示を書き換えるため、自然に表示が消去されに
くく、改ざんも困難なセキュリティ性の高い非接触情報
記録表示媒体が得られた。
【0049】
【発明の効果】本発明の非接触情報記録表示媒体によれ
ば、PDLC膜からなる可逆表示素子を表示部に利用し
ているため、表示部が可視情報の書き換えが出来る上視
認性に優れて見やすい。また、非接触情報記録部を備え
ているため、大量のデータを記録でき、且つ外部機器と
非接触でデータ授受ができる。また、大量のデータ記録
という点ではICカードの様な接触式で外部機器とデー
タ授受をする方式も有るが、接触式では外部機器との接
続端子が露出している為、PDLC膜を利用した表示部
の書換えに用いる電界印加手段としての静電気帯電によ
り、IC部の動作不良が発生し易い。しかし、本発明の
非接触情報記録表示媒体では、接続端子が不要であるた
め、係るIC部の動作不良も防止できる。さらに、接続
端子が不要である為に、接続端子の場所を気にせずに表
示部の設置場所及びサイズの設定が可能である。また、
表示部にPDLC膜を用いているので、表示の視認性の
他、表示のセキュリティ性、信頼性、耐久性にも優れて
いるので、非接触式データ授受機能を生かした、定期券
等の用途にも適している。なお、定期券用途では、再利
用するリサイクル使用方法も可能であり、実用的コスト
を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触情報記録表示媒体の一実施例の
概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の非接触情報記録表示媒体の一例である
定期券を示す外形図。(a)は上面図、(b)はA−
A′線での縦断面図。
【図3】PDLC膜を用いた可逆表示素子の一例を示す
縦断面図。
【図4】表示手段の表示を消去/記録する方法の説明
図。
【符号の説明】
1 非接触情報記録表示媒体 1a 定期券 2 通信手段 21 アンテナ 3 表示手段,表示部 4 処理手段 41 制御手段 42 情報記憶手段 51 上側ケース 52 下側ケース 310 可逆表示素子 311 支持体 312 導電層 313 PDLC膜 314 中間層 315 保護層 316 クッション層 317 粘着剤層 711 帯電器 712 接地ローラ(電極) 713 ガイドローラ
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、今後のカード
の用途展開を展望すると、記憶情報量が多量でなお且つ
複雑な演算処理等も可能なCPUを備えたICメモリを
情報記録部として備え、しかも、書き換え表示できる表
示部も備えた、カードであれば、多様な用途展開が期待
される。そこで、表示媒体としてはPDLC膜が視認性
等の点から好ましく、また情報記録部としてはICメモ
リが好ましいので、PDLC膜の表示部とICカードの
組み合わせが考えられ。しかしながら、他の可逆表示
素子の場合は、熱あるいは磁気等によって表示の書き換
えを行うので問題とならないが、PDLC膜による可逆
表示素子の場合には、熱のみでなく電界も使用する。し
かも、コロナ帯電器等による静電気帯電による電界印加
方式が優れているが、ICカードでは露出した接触端子
がある為に、静電気帯電で、異常動作をすることがあ
り、係る組み合わせは実用上問題がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】PDLC膜中に液晶を分散保持する高分子
マトリックスには、例えば、塩化ビニル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、塩化ビ
ニリデン系樹脂、ポリメタクリレート、アクリレート−
メタクリレート共重合体等のアクリル系樹脂、ポリビニ
ルアルコール系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
ウタレン系樹脂、ポリチオール系樹脂、紫外線や電子線
で硬化する電離放射線硬化性樹脂等が使用される。ま
た、液晶には、スメクチック液晶、或いは、ネマチック
液晶、コレステリック液晶、ディスコティック液晶、高
分子液晶、及びこれらの混合系等が挙げられる。液晶に
二色性色素を適量混合し、ゲストホスト効果で表示コン
トラストを上げ視認性を高めることもできる。なお、液
晶を高分子マトリックス中に分散する方法は、相分離
法、エマルション法、マイクロカプセル法、溶媒蒸発
法、懸濁重合法等があるが、なかでも、液晶の染みだし
防止効果のあるエマルション法、マイクロカプセル法が
優れる。さらに、マイクロカプセル法は分散液晶粒子の
耐久性向上効果もあり、in−situ重合法によるマ
イクロカプセル法で形成したPDLC膜は、実用的な膜
厚、表示品質等の点で好適な10μm以下の粒径が得ら
れる点で優れている。なお、PDLC膜は通常3〜23
μm程度の膜厚で使用する。下限値は表示コントラスト
の点から、上限値は液晶の規則配向状態への実用的駆動
電圧の点から決まる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】《実施例》図2の様な、上側ケースと下側
ケースからなる定期券を作成すべく、上側ケースとして
厚み1.5mmの塩化ビニル樹脂基材の表面となる面
を、後述する可逆表示ラベルを埋め込む為の凹部を縦2
0mm、横60mm、深さ0.5mmの形状に切削し
た。また、下側ケースとして厚さ1.5mmの塩化ビニ
ル樹脂基材の内側となる面に、下記処理部が入る様な凹
部形状に切削し、半導体メモリ、CPU、アンテナ等か
らなる回路部品を埋設した後、粘着剤で前記上側ケース
と積層接着した後、縦60mm、横90mmの大きさな
る様に周囲を打ち抜き、本発明の非接触情報記録表示媒
体である定期券とした。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 非接触情報記録表示媒体 1a 定期券 2 通信手段 21 アンテナ 3 表示手段,表示部 4 処理手段 41 制御手段 42 情報記憶手段 51 上側ケース 52 下側ケース53 接着層 310 可逆表示素子 311 支持体 312 導電層 313 PDLC膜 314 中間層 315 保護層 316 クッション層 317 粘着剤層 711 帯電器 712 接地ローラ(電極) 713 ガイドローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器との間でデータを送受信する通
    信手段と、送受信されるデータを処理する処理手段と、
    液晶/高分子複合膜を用いた可逆表示素子からなり目視
    可能な表示を書換表示する表示手段と、を備えたことを
    特徴とする非接触情報記録表示媒体。
JP7109141A 1995-03-30 1995-04-11 非接触情報記録表示媒体 Withdrawn JPH08287206A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7109141A JPH08287206A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 非接触情報記録表示媒体
US08/624,316 US6002383A (en) 1995-03-30 1996-03-28 Polymer dispersed liquid crystal (PDLC) film using heat or an electric field to change state and the other to change back
EP96105134A EP0735519B1 (en) 1995-03-30 1996-03-29 Information displaying medium
DE69624281T DE69624281T2 (de) 1995-03-30 1996-03-29 Vorrichtung zur Anzeige von Information

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JP7109141A JPH08287206A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 非接触情報記録表示媒体

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002352279A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Fujitsu Ltd 電子チケット及びその利用システム
KR100859796B1 (ko) * 2007-11-09 2008-09-24 강차원 사용자 제작 그래픽 표시 기능을 갖는 공동현관 출입용패스키
JP2009161295A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Ricoh Co Ltd 物流管理システム及び情報記録消去装置
JP2012146069A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Nittetsu Elex Co Ltd 耐熱性無線タグ

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