JPH08272297A - 書換表示可能なラベルシート及びそれを貼合した書換表示媒体 - Google Patents

書換表示可能なラベルシート及びそれを貼合した書換表示媒体

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JPH08272297A
JPH08272297A JP9594095A JP9594095A JPH08272297A JP H08272297 A JPH08272297 A JP H08272297A JP 9594095 A JP9594095 A JP 9594095A JP 9594095 A JP9594095 A JP 9594095A JP H08272297 A JPH08272297 A JP H08272297A
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JP9594095A
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Naoki Shimada
直樹 島田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自然環境下や、改ざん目的では容易に表示が
変えられないセキュリティ性の高い書換表示ができるラ
ベルシート、そのラベルシートを貼った書換表示媒体を
提供する。 【構成】 ラベルシートは、基材(2)の一方の側に、
熱と電界により書換可能な液晶/高分子複合膜からなる
書換表示層(4)を有し、該基材の他方の側に粘着層
(6)を有する構成とする。基材が絶縁性の場合は、基
材と書換表示層間に導電層(3)を設ける。また書換表
示層の上に保護層(5)を設けてもよい。基材が非絶縁
性の場合は導電層は省略してもよい。また、粘着層
(6)は剥離紙(S)で保護しておく。書換表示媒体
(図3の10)は、その主基材(11)の凹部(12)
にラベルシートを貼合した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可視情報を可逆表示可
能な液晶/高分子複合膜による可逆表示素子を利用して
書換表示ができるラベルシートと、該ラベルシートを貼
合して得られる表示機能を有する、表示カード、磁気カ
ード、ICカード、非接触ICカード等による書換表示
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】粘着ラベルを被着体に貼合して各種の表
示を行うものとして、ネームラベルやバーコードラベル
等の各種ラベルがある。ラベルは、表示内容を印刷等の
手段で被着体に直接形成しにくい場合、直接形成可能で
も能率的でない場合等に、予め表示内容が形成されたラ
ベルを被着体に貼合することで、被着体に表示を付加す
る目的で使用される。このように、ラベルは被着体に貼
合するこで容易に該被着体に所望の表示等を行える。し
かし、ネームラベルやバーコードラベルの様に、ラベル
は被着体に貼合後は、その表示内容の変更は不要なのも
のが一般的な使われ方でもある。
【0003】一方、ポイントカード、磁気カード、IC
カード、非接触ICカード等の各種の情報記録媒体が普
及しているが、通常、これらは不可視情報を記録する情
報記録部を有するが、液晶表示素子を設ける場合はあっ
ても、可視情報を書き換えて表示できる表示部はないの
が普通である。
【0004】そこで、このような表示用等として、外部
エネルギーで表示の書き換えができる可逆表示素子が各
種提案されている。このような可逆表示素子は、表示の
記録、消去に、熱、光、磁気等を利用する。例えば、脂
肪酸を高分子マトリックス中に分散し、脂肪酸が相変化
して白濁又は透明化する高分子/脂肪酸分散膜を利用し
たもの、顕減色剤によるロイコ染料のラクトン環の可逆
的な開閉を利用したもの、高分子液晶を利用したもの等
がある。或いは、磁性粉をマイクロカプセル化したもの
等がある。
【0005】そして、これら可逆表示素子を前記カード
等の基材に印刷や塗布等の手段で形成すれば書換表示可
能な書換表示部を設けることができる。書換表示を必要
とする用途には、例えば、目視不可能な情報を記録でき
る情報記録部を備えた磁気カード、ICカード等の情報
記録媒体に表示機能を付加し、情報記録部に記録されて
いる残高等を表示したり、或いは、非接触ICカード方
式の定期券等の様にカードの使用耐久期間は長いが、表
示部の表示内容を書き換えることで、該媒体をリサイク
ル使用することでコスト低減したい用途等である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気カ
ード等の媒体に書換表示部を設ける為に、カード基材に
印刷、塗布等の手段で直接形成するのは、成形体等と媒
体形状によっては直接形成しにくいもの、或いは直接形
成では製品歩留りが落ちるもの等がある。また、書換表
示部の表示内容を書き換えることは出来るが、偽造防止
の為に容易には改ざん出来ない様なものが好ましい用途
もある。例えば、媒体の表示が身分証明の内容を有する
場合等であり、このような用途ではセキュリティ性が要
求される。
【0007】ところが、前記した各種可逆表示素子は、
表示を比較的容易に書き換えできるため、記録内容等の
単なる確認手段としては問題ないが、表示のセキュリテ
ィ性では問題がある。例えば、軟磁性粉をマイクロカプ
セル化したものは数百Oeで簡単に表示が変わる為、あ
くまでも確認用でセキュリティ性はない。また、高分子
/脂肪酸膜、ロイコ染料、高分子液晶等を利用したもの
等も、同様に単に熱のみによる書き換えの為に容易に表
示を変更でき、セキュリティ性が低いという問題があ
る。また、熱のみによる場合は自然環境下で表示が消え
るという、表示の信頼性の問題もある。
【0008】そこで、本発明の目的は、表示の書き換え
は出来るが改ざん目的や自然環境下では表示が容易に変
わらない、セキュリティ性や信頼性を有する表示部を容
易に設けることができる、書換表示可能なラベルシート
と、該ラベルシートを貼合した書換表示媒体を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の書換表示可能なラベルシートは、基材の一
方の側に、熱と電界により書換可能な液晶/高分子複合
膜からなる書換表示層を有し、該基材の他方の側に粘着
層を有する構成とする。また、上記ラベルシートにおい
て、基材が絶縁性基材からなり、該基材の一方の側に、
導電層、書換表示層、保護層を順次設け、前記基材の他
方の側に粘着層を設けた構成とするものでもある。或い
は、上記ラベルシートにおいて、基材が非絶縁性基材か
らなり、該基材の一方の側に、書換表示層、保護層を順
次設け、前記基材の他方の側に粘着層を設けた構成とす
るものである。
【0010】また、本発明の書換表示媒体は、上記書換
表示可能なラベルシートが、主基材の少なくとも一部に
貼合されている構成とする。また、上記書換表示媒体に
おいて、上記ラベルシートが、主基材上の凹部に少なく
とも一部に貼合されている構成のものでもある。また、
上記書換表示媒体において、上記ラベルシートが主基材
上の凹部に少なくとも一部に貼合された書換表示媒体の
該ラベルシートの表面が、主基材の表面と同一平面又は
主基材の表面より突出している構成のものでもある。ま
た、上記書換表示媒体において、ラベルシートの主基材
に対する突出高さが0〜0.5mmの範囲とするもので
もある。
【0011】また、上記書換表示媒体が、目視不可能な
不可視情報を記録する情報記録部を有する構成とするも
のでもある。また、上記書換表示媒体が、上記情報記録
部に記録されるデータを外部装置との間で非接触でデー
タ通信する通信手段を有する非接触情報記憶媒体とする
ものでもある。
【0012】以下、本発明の書換表示可能なラベルシー
ト及びそれを貼合した書換表示媒体について図を参照し
ながら更に具体的に詳述する。
【0013】本発明の書換表示可能なラベルシートの層
構成は、少なくとも、書換表示層と、書換表示層に対し
て垂直に電界印加が可能な層構成手段とからなる。基材
及び粘着層、さらにラベルシートが貼合される被着体に
適度な導電性(例えば金属)、すなわち、被着体から基
材及び粘着層を通して垂直方向に書換表示層に電界を印
加しその表示を変更できる程度の導電性があれば、最も
基本的な層構成は、(導電性の)粘着層と(導電性の)
基材と書換表示層とからなる。但し、通常は、コストの
点等から基材として絶縁性のプラスチックシート等を利
用するので、図1に例示する如く、基材2の片面に導電
層3を設け、該導電層上に書換表示層4(=PDLC膜
4)を設け、さらに該書換表示層4を傷付き等から保護
する目的で書換表示層4上に保護層5を設け、基材の他
方の面に粘着層6を設けた構成が、書換表示可能なラベ
ルシート1の基本的な層構成となる。なお、取扱上の点
から、粘着層面を貼合時まで保護するために剥離紙Sが
粘着層6の面上に積層される。なお、導電層は書換表示
層に垂直電界を印加させる点で該書換表示層の両面に積
層した構成も考えられるが、任意部分に電界印加できる
等の点で、裏面側導電層のみとし、表面側は外部電極等
を用いる方式が可能である。
【0014】また、図2は、さらに層間接着力を向上さ
せるために、図1の構成に対して、接着層7a及び7a
を導電層の両面に設け、保護層5形成時に書換表示層4
が損傷を受けることを防止する為の中間層8を書換表示
層4と保護層5の間に設けた構成である。
【0015】次に、各層について、主要な書換表示層か
ら順次説明する。
【0016】先ず、書換表示層としては、例えば、書換
が熱のみで出来る(熱−熱モード)、高分子/脂肪酸分
散膜、ロイコ染料を利用したもの、高分子液晶を利用し
たもの、或いは、磁気のみにより書換が出来る磁性粉を
マイクロカプセル化したもの等が利用可能であるが、表
示のセキュリティ性に対する要求を満足できるものとし
て、書換に熱と電界の両方が必要な液晶/高分子複合膜
が表示の改ざんを困難とする点で優れている。また、こ
れらは、いずれも表示を外部エネルギーの印加により表
示の書き換えを可逆的に出来るので、可逆表示素子とも
言われる。本発明のラベルシートの書換表示層には、こ
れら可逆表示素子の中でもセキュリティ性に優れる液晶
/高分子複合膜を使用するものである。
【0017】なお、液晶/高分子複合膜は、スメクチッ
ク液晶等を高分子マトリックス中に分散したものであ
り、別名PDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal)
膜とも言われる(以下、液晶/高分子複合膜をPDLC
膜と記す)。
【0018】PDLC膜による書換表示層の表示の記録
/消去原理を説明すれば、熱と電界と(熱−電界モー
ド)による液晶分子配向の秩序性変化(ホメオトロピッ
ク配向又はホモジニアス配向等という規則配向状態と、
ランダム配向状態等の不規則配向状態との変化)による
光散乱と光透過(二色性色素併用によるゲストホスト効
果時は二色性色素の光吸収量の大小)を利用するもので
ある。従って、白濁化(光散乱)を記録状態、透明化
(光透過)を消去状態で利用する場合、印字はスポット
加熱ができるサーマルヘッド等で行い、消去はPDLC
膜を例えば電極で挟持して行う。
【0019】上記PDLC膜は、熱−熱モードの他の可
逆表示素子に比べ、身分証明が必要なカード等の表示の
セキュリティ性が要求される用途に最適な優れた性能を
有する。すなわち、電界印加による規則配向状態化はμ
secオーダと高速のために高速書換処理ができ、書換
可能回数も充分であり、二色性色素の併用で視認性も良
く、書き換えに高い電界強度を必要とするため容易に改
ざんできず、自然環境下で表示が消えにくく、表示の信
頼性も高いからである。
【0020】PDLC膜には、例えば特開平4−718
99号公報等が提案したものも使用できるが、なかで
も、液晶をマイクロカプセル化したものはマイロクカプ
セルで液晶が完全に包囲される為、液晶の染みだしが無
い等、種々の点で優れ、本出願人による特開平5−30
1489号公報、特願平6−33283号、特願平6−
44735号及び特願平6−119702号等で提案し
たものも使用できる。
【0021】PDLC膜中に液晶を分散保持する高分子
マトリックスには、例えば、塩化ビニル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、塩化ビ
ニリデン系樹脂、ポリメタクリレート、アクリレート−
メタクリレート共重合体等のアクリル系樹脂、ポリビニ
ルアルコール系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
ウタレン系樹脂、ポリチオール系樹脂、紫外線や電子線
で硬化する電離放射線硬化性樹脂等が使用される。
【0022】また、液晶には、スメクチック液晶、或い
は、ネマチック液晶、コレステリック液晶、ディスコレ
ステリック液晶、高分子液晶、及びこれらの混合系等が
挙げられる。液晶に二色性色素を適量混合し、ゲストホ
スト効果で表示コントラストを上げ視認性を高めること
もできる。
【0023】なお、液晶を高分子マトリックス中に分散
する方法は、相分離法、エマルション法、マイクロカプ
セル法、溶媒蒸発法、懸濁重合法等があるが、なかで
も、液晶の染みだし防止効果のあるエマルション法、マ
イクロカプセル法が優れる。さらに、マイクロカプセル
法は分散液晶粒子の耐久性向上効果もあり、in−si
tu重合法によるマイクロカプセル法で形成したPDL
C膜は、実用的な膜厚、表示品質等の点で好適な10μ
m以下の粒径が得られる点で優れている。
【0024】なお、PDLC膜は通常3〜23μm程度
の膜厚で使用する。下限値は表示コントラストの点か
ら、上限値は液晶の規則配向状態への実用的駆動電圧の
点から決まる。
【0025】次に、導電層3は、水平方向の導通路とな
り書換表示層に垂直電界を印加できる程度の伝導性(例
えば面積抵抗1012Ω/sq以下)があれば半導体領域
でも良いが、電圧印加ロス等の点では良導電性の方が良
く、例えば、アルミニウム等の金属蒸着膜や金属箔、I
TO膜等の透明導電膜、カーボンブラック等による導電
性塗膜である。
【0026】基材2にはポリエチレンテレフタレート等
のポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系樹脂、セルロース系樹
脂、アクリル系樹脂等の合成樹脂、紙、合成紙等の厚さ
50〜1000μm程度のシートが用いられる。基材は
通常絶縁体だが、前記導電層で説明した様に、書換表示
層に適度の垂直電界を印加できる程度の半導体又は導体
等の非絶縁性のものであれば、上記した導電層を兼用で
き、導電層は省略できる。また、コロナ放電処理等の公
知の易接着処理を施しておいてもよい。
【0027】保護層5は、書換表示層を圧力、外力、外
部環境等から保護し、サーマルヘッド、ローラ電極等の
表示書換手段に対する耐熱性、耐磨耗性、耐擦傷性等を
向上させる。保護層は、熱硬化性樹脂、紫外線や電子線
で硬化する電離放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂にて厚
み0.5〜10μm程度とする。また、保護層は樹脂フ
ィルム等でも良い。
【0028】粘着層6は、公知のゴム系樹脂、アクリル
系樹脂等からなる粘着剤からなる層で、厚みは通常20
〜50μm程度とし被着面材料等により適宜選択する。
【0029】接着層7a及び7bは、基材と導電層間、
導電層と書換表示層間、等の密着性を向上させるもので
あれば材料は特に限定されないが、例えば、ポリエステ
ル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等の合成樹脂や、
シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤等
が用いられる。
【0030】中間層8は、保護層を形成する際に、塗液
溶剤成分が書換表示層中に浸透して液晶配向性能を低下
させない様にする、厚み0.5〜10μm程度のバリア
ー層である。中間層は、例えばポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等
の水溶性樹脂の水溶性塗液から形成される。中間層によ
り保護層材料の自由度は増し、例えば、ソフトウレタン
アクリレート等の電離放射線硬化性樹脂の保護層とする
ことで優れた耐熱性、耐磨耗性、耐擦傷性、サーマルヘ
ッドへの好適なヘッドタッチ性、クッション性が得られ
る。
【0031】なお、上記した各層の形成は、グラビアコ
ート等の公知の塗工手段、また部分形成の場合はシルク
スクリーン印刷等の公知の印刷手段によって行えば良
い。
【0032】また、書換表示層となるPDLC膜の透明
状態を表示(記録又は消去)状態として使用する場合
は、ラベルシートを被着体に貼合した際に、書換表示層
の下層となる層、例えば、導電層、基材、粘着剤層、或
いは被着体に着色効果、光反射効果、光散乱効果、光回
折効果等の効果を持たせると良い。或いは、単独でこれ
らの効果を有する層を設けても良い。PDLC膜に光散
乱/透過を利用する場合には金属膜等の光反射効果(例
えば鏡面反射層)が好ましく、二色性色素添加による光
吸収スペクトル及び光吸収量の差を利用する場合には着
色効果(例えば任意の色に着色した層)、あるいは白色
光散乱効果(例えば白色顔料含有層)が好ましい。
【0033】また、周知の如く本発明の書換表示可能な
ラベルシートの粘着層には、付随的に剥離紙Sが積層さ
れる。剥離紙Sには公知の離型処理した樹脂フィルムや
紙等が使用される。
【0034】上述したような書換表示可能なラベルシー
トを、必要に応じて適宜形状に切断して被着体の主基材
に貼合することによって、表示のセキュリティ性、信頼
性に優れた本発明の書換表示媒体が得られる。
【0035】図3は、本発明の書換表示媒体10の一実
施例としてカード状のものを示し、図3(a)は平面
図、図3(b)は縦断面図である。同図で、本発明の書
換表示媒体10は、表面の一部に凹部12を有する主基
材11の該凹部12の内部に周囲を僅かに空けて前記し
た本発明の書換表示可能なラベルシートを貼合したもの
である。
【0036】ラベルシートは主基材の全面に貼合しても
良いが、図3のに様にラベルシートは主基材の一部に貼
合しても良い。一部に貼合する場合は、主基材上のラベ
ルシート貼合部を凹形状とし、この部位にラベルシート
を貼合し、主基材の表面凸部を少なくするのが良い。す
なわち、表面凸部の突出量は、図3(b)に示す、主基
材面を基準にしたラベルシートの突出量Hで、0〜0.
5mmの範囲とすることが好ましい。突出量Hが0mm
とは、ラベルシート表面が主基材表面と同一面を意味す
る。
【0037】突出量Hが0mm未満、すなわち、貼合し
たラベルシートが窪んでいると、書換表示層への熱や電
界の印加が不完全になる。例えば、熱印加手段としてサ
ーマルヘッドを利用した場合、埋没量がサーマルヘッド
とラベルシートとのギャップとなり熱伝導効率が悪化す
ることになる。一方、電界印加手段とてしはローラ形状
の電極或いは帯電器等が利用されるが、特にローラ電極
を利用し、書換表示媒体の搬送にも利用する場合、ロー
ラ電極とラベルシート表面との接触が不十分となり、電
界印加が均一に行われず、また気中放電を起こすといっ
た問題が生ずる。従って、突出量は0mm(同一平面)
以上が望ましいことになるが、突出量が0.5mmを超
えると、ラベルシート側面が外部衝撃を受けやすくな
り、キズ、剥がれ等のラベルシートの破損が生じやすく
なる。なお、主基材の凹部12の深さは、貼合するラベ
ルシートの厚さにより適宜決めれば良い。このように、
主基材の凹部にラベルシートを埋め込むように貼合する
ことで、ラベルシートを外力から保護することができ
る。
【0038】前記ラベルシートを被着体である主基材に
貼合して本発明の書換表示媒体を得る際に用いる主基材
としては、得られる書換表示媒体の用途により適宜選択
すればよく、材料、厚み、大きさ等は限定されない。例
えば、カード状のものであれば、主基材としては、塩化
ビニル樹脂、ポリチレンテレフタレート等のポリエステ
ル系樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂等
の各種合成樹脂や紙等のカードサイズで厚み0.1〜1
mm程度のもが通常は使用される。また、被着体形状は
カード状以外に、は樹脂等の任意形状の成形体であって
もよい。
【0039】前記主基材に磁気ストライプ等による不可
視情報を記録する情報記録部を設ければ、書換表示機能
付きの磁気カードとしての、本発明の書換表示媒体が得
られる。不可視情報を記録する情報記録部としては、磁
気ストライプ等の磁気記録層以外にICメモリ、光メモ
リ等を有するものであってもよい。これらの情報記録部
を有する情報記録媒体に、本発明の書換表示可能なラベ
ルシートを貼合することで、表示機能を付加して、記録
される不可視情報の一部を書換表示することも可能とな
る。
【0040】さらに、本発明のラベルシートの書換手段
に用いられる電界による悪影響を配慮して、ラベルシー
トをICカードに用いる場合には、IC部、特に端子部
との関係に制限がでてくるが、外部装置と無線等により
非接触でデータ通信する非接触情報記録媒体であれば、
このような制約もなく好ましい。
【0041】なお、ICによる非接触情報記録媒体は、
外部装置とデータ通信には所定の電磁波が用いられてお
り、媒体は通常、プラスチック基材中に通信用IC回
路、コンデンサ、アンテナ等からなる通信手段を備えた
構成となっている。
【0042】次に、本発明の書換表示可能なラベルシー
ト及びそれを貼合した書換表示媒体の表示を書き換える
方法について、電界印加で消去を、加熱で記録をする使
用法を一例として概説しておく。
【0043】先ず、電界印加法は、例えば、本出願人に
よる特願平6−103249号並びに特願平6−302
701号の「液晶表示媒体の非接触液晶配向方法及び液
晶配向装置」(帯電方式)及び特願平6−302702
号の「液晶表示媒体の液晶配向方法及び液晶配向装置」
(電極方式)、或いは特願平6−333820号の「可
逆表示媒体の書換装置」(帯電方式+電極方式)に開示
した各種方式が使用され得る。開示した印加方式は、各
種観点から分類でき、非接触方式と接触方式、帯電方式
と電極方式、電位差を片面から与える対列方式と表裏両
面から対向方式等があり、又、これらの組み合わせ等が
あり、対象とする非接触情報記憶表示媒体の形状、物性
等により、適宜選択使用すれば良いが、ラベルシートの
被着体が制約されないことより、ラベルシートの表面側
から電位差を与える対列方式が適している。図5に対列
方式の一例として、帯電方式(非接触方式)と電極方式
(接触方式)を組み合わせた電界印加(消去)装置70
0を示す。同図では電界印加装置700は、二個の導電
ゴム製等のアースローラ712の間にコロナ帯電器等の
帯電器711が配置され、アースローラにはガイドロー
ラ713が対向配置されている。そして、アースローラ
及び帯電器の下の表示部に垂直電界が印加される。な
お、各方式で帯電器又は電極の設置数は各種の態様があ
る。
【0044】図5の電極−帯電器−電極の三個の電界印
加方式で、中央の帯電器を(接地せずに電位を与える)
電極に替えれば、電極方式且つ接触方式且つ対列方式と
なる。また、両側の電極を帯電器とすれば、帯電方式且
つ非接触方式且つ対列方式となる。また、電極と帯電
器、電極と電極、帯電器と帯電器等の方式もある。但
し、いずれも、隣接する電極又は帯電器は異電位(例え
ば、接地電位と正又は負電位、正と負電位等)を与える
様にする。
【0045】一方、熱印加手段としては、熱板等の他、
文字等のパターン印字に適している熱転写プリンタ等に
使用されるサーマルヘッド等で行う。
【0046】
【作用】本発明の書換表示可能なラベルシートでは、書
換できる表示手段としてPDLC膜からなる書換表示層
を用いることで、改ざん目的の書き換えが困難で、また
自然環境下で消去されない表示ができるラベルシートと
なる。また、書換表示層の下側に設けた導電層により、
基材の書換表示層形成面側からのみの電界印加で該書換
表示層の表示状態を変更できる。また、基材が非絶縁性
ならば上記導電層の役割を果たす。
【0047】また、本発明の書換表示媒体は、上記のよ
うなラベルシートが主基材の少なくとも一部に貼合され
たことにより、実現される。また、上記書換表示媒体に
おいて、主基材の凹部の少なくとも一部に前記ラベルシ
ートを貼合することにより、ラベルシート貼合による表
面段差が解消又は逓減する。また、上記書換表示媒体に
おいて、主基材に貼合されたラベルシートによる段差の
突出量を0〜0.5mmの範囲にすることで、突出した
ラベルシート側端面の破損、或いは、窪んだラベルシー
トによる書換印字の不良等の発生が防止される。
【0048】また、上記書換表示媒体に対して、さらに
磁気ストライプ等の目視不可能な不可視情報を記録する
情報記録部を備えることで、他の情報の記録消去が可能
となる。また、上記書換表示媒体に、外部装置と非接触
でデータ通信を行う通信手段を備えることで、非接触情
報記録媒体となる。
【0049】次に、実施例及び比較例により本発明を更
に説明する。
【0050】
【実施例】
【0051】実施例1(ラベルシート):基材として厚
さ100μmの白色のポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの片面に、順次、接着層A(厚さ2μm)、アルミ
ニウム層(厚さ400Å)、接着層B(厚さ2μm)、
書換表示層(PDLC膜)(厚さ8μm)、中間層(厚
さ4μm)、保護層(厚さ4μm)を形成し、基材の他
方の面に粘着層(厚さ20μm)を形成し、さらに、粘
着層の上に藤森工業(株)製のグラシン紙からなる剥離
紙を積層して、本発明の書換表示可能なラベルシートを
得た。ラベルシートはは縦30mm、横70mmのサイ
ズに打ち抜いた。剥離紙を除くラベルシートの総厚は、
約140μmである。各層の内容及び形成方法は以下に
示す。
【0052】※接着層A及び接着層B:ポリエステル樹
脂を含有する塗液をワイヤーバーにて塗工後、100℃
で乾燥した。
【0053】※アルミニウム層:アルミニウムを真空蒸
着した。
【0054】※書換表示層(PDLC膜):下記主成分
からなり、液晶(及び液晶に混合した二色性色素)を超
音波分散して液晶粒径を5μm程度とし、in−sit
u重合法でマイクロカプセル化した分散塗液をワイヤー
バーにて塗工後、室温にて24時間乾燥して形成した。
なお、液晶が不規則配向状態(ランダム配向)を記録状
態、規則(垂直)配向状態を消去状態で用い、表示は二
色性色素にて記録が黒色、消去が透明を呈する。
【0055】・スメクチック液晶(メルク・ジャパン
(株)製、S−6) ・二色性色素(三井東圧化学(株)製、S−428) (黒発色/透明の二色性) ・マイクロカプセル壁膜成分 メチルメタクリレートのin−situ重合物 ・保護コロイド兼高分子マトリックス成分 ポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製、K
P−06) ・増粘剤兼高分子マトリックス成分 ポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製、K
H−20) ・液晶/高分子マトリックス比=1/1
【0056】※中間層:ポリビニルアルコール10%水
溶液(日本合成化学工業(株)製、KH−20)をバー
コートにより塗布後、60℃30秒乾燥後、室温保存に
て残留水分を除去して形成した。
【0057】※保護層:紫外線硬化型樹脂(ソフトウレ
タンアクリレート系樹脂)をバーコートにて塗布後、1
20W/cmの高圧水銀灯で紫外線を照射して硬化させ
た。
【0058】※粘着層:アクリル酸エステル系感圧接着
剤(日本カーバイト工業(株)製、ニッセツPE−11
8)をバーコートにて塗工、乾燥して形成した。
【0059】実施例2(書換表示媒体):主基材として
厚さ3mmの塩化ビニル樹脂シートを縦55mm、横8
5mmのカードサイズに打ち抜き、片面の一部に周囲を
残して縦31mm、横71mm、深さ140μmの凹部
を切削した。次いで、上記実施例1で得たラベルシート
を凹部内に貼合して、本発明の書換表示媒体を得た。な
お、本書換表示媒体では、主基材の表面と貼合されたラ
ベルシートの表面とは、高さが一致する。
【0060】実施例3(書換表示媒体):ラベルシート
の基材の厚さを100μmから600μmに変えた他は
実施例2と同様にして、本発明の書換表示媒体を得た。
本書換表示媒体ではラベルシートは主基材表面から0.
5mm突出している。
【0061】実施例4(書換表示媒体):ラベルシート
として、厚さ50μmの上質紙からなる基材を用い、ま
た、接着層A及びアルミニウム層を除いた他は実施例1
と同様にして作成した。このラベルシートを、主基材で
ある厚さ200μmの上質紙に凹部を設けないで、該主
基材表面の全面にそのまま貼合した他は実施例2と同様
にして、本発明の書換表示媒体を得た。
【0062】実施例5(非接触情報記録媒体の書換表示
媒体):縦55mm、横85mm、厚み3mmの非接触
ICカードの表面中央部に縦31mm、横71mm、深
さ0.14mmの凹部を設け該凹部内に実施例1のラベ
ルシートを貼合した。本書換表示媒体ではラベルシート
は主基材表面と同一高さ(H=0mm)である。なお、
用いた非接触ICカードの内部には、コイルアンテナ、
コンデンサ、IC等が内蔵されており、コイルアンテナ
は、ICカードの側面から5mm離れた位置に設置して
ある。また、データ通信は中波を利用するものである。
【0063】比較例1(書換表示媒体):書換表示層と
して下記の高分子/脂肪酸複合膜を厚さ8μmで用いた
他は、実施例1と同様にして総厚0.14mmのラベル
シートを得、これを実施例2と同様にして主基材の凹部
に貼合して書換表示媒体とした。
【0064】※高分子/脂肪酸複合膜:高分子マトリッ
クスとして塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体100重量
部に対して、ステアリン酸20重量部及びドデカン酸2
0重量部の割合とし、また溶剤としてはテトラヒドロフ
ランを用いて、高分子/脂肪酸複合膜を形成した。
【0065】※印字条件:なお、高分子/脂肪酸複合膜
に対する、印字は0.6mJ/dot、消去は80℃熱
板2秒圧着で行った。
【0066】比較例2(書換表示媒体):ラベルシート
の基材の厚さを100μmから700μmとし、ラベル
シートの突出量が0.6mmである他は、実施例2と同
様にして書換表示媒体を得た。
【0067】比較例3(書換表示媒体):主基材の凹部
の深さを240μmとして、ラベルシートが主基材表面
から0.1mm凹んでいる他は、実施例2と同様にして
書換表示媒体を得た。
【0068】比較例4(書換表示媒体):実施例5にお
いて、COB(Chip On Board)が表面に
露出している接触型ICカードの表面全面に、実施例1
で得たラベルシートを貼合して、接触型情報記録媒体で
ある書換表示媒体を得た。
【0069】性能評価:
【0070】※書き込み:PDLC膜による書換表示層
を有するものに対しては、液晶がランダム配向した白濁
状態(実際には用いた二色性色素により黒色となる)を
書き込み状態として用いた。書き込みは、解像度6do
t/mmの端面サーマルヘッドで、パルス周期3.0m
sec、デューティ比50%で0.4mJ/dot加熱
して行った。
【0071】※消去:コロナ帯電器(出力5kV)及び
アースローラを用いた消去装置で、書換表示媒体を搬送
速度500mm/secで搬送して消去を行った。図5
は当消去装置700の概略構成図であり、コロナ帯電器
はタングステンワイヤー長80mmのものであり、アー
スローラは直径10mm、幅50mmのステレンス鋼製
のローラを、コロナ帯電器に対して媒体の搬送路の上流
及び下流側に、コロナ帯電器から5mm離して設置して
ある。なお、コロナ帯電器及びアースローラは、書換表
示媒体の表示面側に設置されている。また、実施例4の
書換表示媒体に使用した消去装置は、図6の如く、書換
表示媒体の表示面側となる部分の構成は図5の消去装置
と同様であるが、裏面側となる部分は、固定され且つ接
地されておらず電位的に浮いた導電板714を備えた構
成のものを用いた。図6の消去装置では、書換表示媒体
10はアースローラ712の回転駆動により導電板71
4上を摺動移動してコロナ帯電器711の下を通過す
る。なお、PDLC膜への電界印加は、導電板を横方向
の横断路としたコロナ帯電面とアースローラ間の電位差
により行われる。なお、図6の消去装置で導電板714
を接地しておけば、コロナ帯電面と導電板714との間
の垂直電界によりPDLC膜への電界印加がなされる。
【0072】※評価結果 ・実施例2,3及び4:印字及び消去共に良好であっ
た。 ・実施例5:印字及び消去共に良好で、外部装置とのデ
ータ通信も良好であった。 ・比較例1:80℃の熱板を当てると表示が消去され、
次にサーマルヘッドで印字することで表示内容が容易に
書き換えられた。 ・比較例2:ラベルシートの突出量が大きすぎ、媒体搬
送及び携帯時にラベルシートが剥がれた。 ・比較例3:印字用のサーマルヘッドとの接触が不十分
で、印字にかすれが生じた。 ・比較例4:印字は良好だか、消去時の帯電により、そ
の後のデータ処理で動作不良が発生した。
【0073】
【発明の効果】本発明の書換表示可能なラベルシートに
よれば、可視情報の書換ができる書換表示層を有するた
めに、被着体に該ラベルシートを一度貼合すれば、被着
体からラベルシートを貼り替えずに、ラベルシートの表
示内容を書き換えることができる。しかも、熱と電界の
両方の外部エネルギーを必要とするPDLC膜を書換表
示層とするため、優れた表示のセキュリティ性、信頼性
が得られる。また、基材が非絶縁性であるか、又は基材
が絶縁性の場合は導電層を有する構成にて、ラベルシー
トの片方(表側)からの電界印加で表示状態の変更がで
きる。従って、ラベルシートを貼る被着体が導電性でな
くても良く、被着体の材料の制約が少ない。
【0074】また、本発明の書換表示媒体によれば、上
記ラベルシートを被着体である主基材に貼合したもので
ある為、上記ラベルシートの各種効果が得られる。ま
た、ラベルシートを被着体である主基材に貼合する位
置、ラベルシートの主基材表面からの突出量を最適化し
た適切な条件で貼合することにより、表示の書き換えの
為の熱及び電界の印加にロスがなく、均一確実に書き換
えでき、且つ破損等しにいく信頼性に優れた書換表示媒
体が得られる。
【0075】また、目視不可能な不可視情報を記録する
情報記録部を有する本発明の書換表示媒体によれば、可
視情報の表示以外に目視不可能な不可視情報も記録で
き、不可視情報の一部を可視情報として表示させたり、
独立な情報を保持させたりする等の用途にも使用でき
る。また、外部装置と非接触でデータ通信を行う通信手
段を備えた非接触情報記録媒体に上記ラベルシートを貼
合すことで、大容量記録媒体のデータ通信に影響を与え
ずに書換表示機能を付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の書換表示可能なラベルシートの一実施
例の縦断面図。
【図2】本発明の書換表示可能なラベルシートの他の実
施例の縦断面図。
【図3】本発明の書換表示媒体の一実施例の平面図及び
縦断面図。
【図4】本発明の書換表示媒体である非接触情報記録媒
体の一実施例の縦断面図。
【図5】本発明で使用し得る表示の消去装置の一例を示
す概略構成図。
【図6】本発明で使用し得る表示の消去装置の他の一例
を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 書換表示可能なラベルシート 2 基材 3 導電層 4 書換表示層(=PDLC膜) 5 保護層 6 粘着層 7a,7b 接着層 8 中間層 10 書換表示媒体 11 主基材 12 凹部 100 非接触情報記録媒体(書換表示媒体) H 突出高さ S 剥離紙 700 電界印加装置(消去装置) 711 帯電器 712 アースローラ(電極) 713 ガイドローラ 714 導電板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、液晶には、スメクチック液晶、或い
は、ネマチック液晶、コレステリック液晶、ディスコ
ック液晶、高分子液晶、及びこれらの混合系等が挙げ
られる。液晶に二色性色素を適量混合し、ゲストホスト
効果で表示コントラストを上げ視認性を高めることもで
きる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一方の側に、熱と電界により書換
    可能な液晶/高分子複合膜からなる書換表示層を有し、
    該基材の他方の側に粘着層を有することを特徴とする書
    換表示可能なラベルシート。
  2. 【請求項2】 基材が絶縁性基材からなり、該基材の一
    方の側に、導電層、書換表示層、保護層を順次設け、前
    記基材の他方の側に粘着層を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の書換表示可能なラベルシート。
  3. 【請求項3】 基材が非絶縁性基材からなり、該基材の
    一方の側に、書換表示層、保護層を順次設け、前記基材
    の他方の側に粘着層を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の書換表示可能なラベルシート。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の書換表示可能
    なラベルシートが、主基材の少なくとも一部に貼合され
    ていることを特徴とする書換表示媒体。
  5. 【請求項5】 上記ラベルシートが、主基材上の凹部に
    少なくとも一部に貼合されていることを特徴とする請求
    項4記載の書換表示媒体。
  6. 【請求項6】 上記ラベルシートが主基材上の凹部に少
    なくとも一部に貼合された書換表示媒体の該ラベルシー
    トの表面が、主基材の表面と同一平面又は主基材の表面
    より突出していることを特徴とする請求項5記載の書換
    表示媒体。
  7. 【請求項7】 ラベルシートの主基材に対する突出高さ
    が0〜0.5mmの範囲であることを特徴とする請求項
    6記載の書換表示媒体。
  8. 【請求項8】 目視不可能な不可視情報を記録する情報
    記録部を有することを特徴とする請求項4〜7のいづれ
    か1項記載の書換表示媒体。
  9. 【請求項9】 上記情報記録部に記録されるデータを外
    部装置との間で非接触でデータ通信する通信手段を有す
    る非接触情報記憶媒体であることを特徴とする請求項8
    記載の書換表示媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001056029A1 (en) * 2000-01-26 2001-08-02 Yongkun Kim Digital label
JP2018154737A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 リンテック株式会社 ワーク加工用粘着シートおよびその製造方法

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