JP2001277409A - 照光性加飾用シートとこれを用いた照光性加飾成形品 - Google Patents

照光性加飾用シートとこれを用いた照光性加飾成形品

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JP2001277409A JP2000092171A JP2000092171A JP2001277409A JP 2001277409 A JP2001277409 A JP 2001277409A JP 2000092171 A JP2000092171 A JP 2000092171A JP 2000092171 A JP2000092171 A JP 2000092171A JP 2001277409 A JP2001277409 A JP 2001277409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照光パターン周囲に光漏れが発生せず、遮光
部分に高級感を有する照光性加飾用シートとこれを用い
た照光性加飾成形品を提供する。 【解決手段】 金属積層フレークがインキ結合材に配合
されてなる偏光層、抜き柄を有する遮光性着色層、透光
性着色層の少なくとも3層が順に積層された照光性加飾
用シートであって、偏光層が、金属積層フレークの配合
率0.5〜25重量%で遮光部分および照光パターンの
全てを覆うように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遮光部分に高級
感を有する照光性加飾用シートと、これを用いた照光性
加飾成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、裏面から光源によって照射するこ
とで、夜間や暗い室内であっても、文字や記号などの照
光パターンを光らせて認識しやすくする照光性加飾成形
品が、家電製品、自動車部品等に利用されており、その
一形態として遮光部分をメタリック調にして高級感を付
与したものがあった。
【0003】この高級感を有する照光性加飾成形品を得
る手段としては、透明または半透明フィルム7からなる
基体シート上にメタリック着色層12、遮光性着色層
4、透光性着色層5をスクリーン印刷法などにて印刷し
文字等の照光パターンを形成した照光性加飾用シート2
(図8参照)を形成し、これを基体シート側が金型キャ
ビティ面と向き合うように金型内に配置し、透光性の成
形樹脂を充満し、照光性加飾用シート2と成形樹脂とが
一体化した照光性加飾成形品1(図9参照)を得るもの
が実用化している。なお、この照光性加飾用シート2お
よび照光性加飾成形品1は、メタリック着色層12およ
び遮光性着色層4がともに抜き柄を有するように形成さ
れ、これらの抜き柄部分と重なるように透光性着色層5
が形成されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の照光性
加飾用シート2および照光性加飾成形品1では、印刷の
見当ズレによりメタリック着色層12の抜き柄部分に遮
光性着色層4がはみ出て見えることがないように、予め
0.2〜0.5mm程度の逃げ代13をとって遮光性着
色層4の抜き柄部分が大きく設定されており、しかもメ
タリック着色層12が単独では遮光性が劣るものである
ため、照光パターン10周囲の逃げ代13において光漏
れが発生した。
【0005】したがって、本発明の目的は、上記の問題
点を解決することにあり、照光パターン周囲に光漏れが
発生せず、遮光部分に高級感を有する照光性加飾用シー
トとこれを用いた照光性加飾成形品を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の照光性加飾用シートは、金属積層フレーク
がインキ結合材に配合されてなる偏光層、抜き柄を有す
る遮光性着色層、透光性着色層の少なくとも3層が順に
積層された照光性加飾用シートであって、偏光層が、金
属積層フレークの配合率0.5〜25重量%で遮光部分
および照光パターンの全てを覆うように形成されるよう
に構成した。
【0007】また、上記構成において、透光性着色層が
透光性着色樹脂シートからなるように構成した。
【0008】また、上記構成において、透明または半透
明フィルム上に上記各層が偏光層、遮光性着色層、透光
性着色層の順に積層されているように構成した。
【0009】また、上記構成において、透明または半透
明フィルム上に上記各層が透光性着色層、遮光性着色
層、偏光層の順に積層されているように構成した。
【0010】また、上記構成において、偏光層と遮光性
着色層との間に透明または半透明フィルムが積層されて
いるように構成した。
【0011】また、上記構成において、遮光性着色層と
透光性着色層との間に透明または半透明フィルムが積層
されているように構成した。
【0012】また、上記各構成において、偏光層が、厚
さ0.5〜10μmであるように構成した。
【0013】本発明の照光性加飾成形品は、上記の照光
性加飾用シートが透光性樹脂成形品と一体化されたてい
るように構成した。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら本発明につい
てさらに詳しく説明する。
【0015】図1〜5は本発明に係る照光性加飾用シー
トの一実施例を示す断面図、図6は本発明に係る照光性
加飾用シート一体成形品の製造方法の一工程の実施例を
示す断面図、図7は本発明に係る照光性加飾成形品の一
実施例を示す断面図である。図中、1は照光性加飾成形
品、2は照光性加飾用シート、3は偏光層、4は遮光性
着色層、5は透光性着色層、6は接着層、7は透明また
は半透明フィルム、8は透光性着色樹脂シート、9は透
光性樹脂成形品、10は照光パターン、11は金型をそ
れぞれ示す。
【0016】照光性加飾用シート2は、偏光層3、抜き
柄を有する遮光性着色層4、透光性着色層5の少なくと
も3層が順に積層されたものである(図1〜5参照)。
また、照光性加飾用シート2の照光パターン10は、遮
光性着色層4の抜き柄部分から露出する透光性着色層5
によって形成される文字や記号などの形状を有するもの
であり、背面から光源によって照射されることによって
光を透過し、文字や記号などの形状を認識できるもので
ある。
【0017】ここで、透明または半透明フィルム7を基
体シートとし、その片面又は両面に、偏光層3、遮光性
着色層4、透光性着色層5をインキ層からなるように構
成してもよい。たとえば、透明または半透明フィルム7
上に上記各層を偏光層3、遮光性着色層4、透光性着色
層5の順に積層してもよいし(図1参照)、透明または
半透明フィルム7上に上記各層を透光性着色層5、遮光
性着色層4、偏光層3の順に積層してもよい(図2参
照)。また、偏光層3と遮光性着色層4との間に透明ま
たは半透明フィルム7が位置するように積層してもよい
し(図3参照)、遮光性着色層4と透光性着色層5との
間に透明または半透明フィルム7が位置するように積層
してもよい(図4参照)。
【0018】また、透光性着色層5を透光性着色樹脂シ
ート8からなるようにし、他の層をインキ層からなるよ
うに構成してもよい(図5参照)。
【0019】偏光層3は、遮光部分の色彩のみを、見る
角度によって2色以上に変化させる層であり、照光性加
飾用シート2の遮光部分のみならず照光パターン10を
も覆うように形成される。
【0020】偏光層3の材質としては、ウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体系樹脂のように可撓性を有
するものを選択してバインダーとし、金属積層フレー
ク、具体的には厚み1μmからなる下記の5層積層構造
からなる積層フレークを0.2〜25重量%含有するイ
ンキを用いる。 第一低反射性金属蒸着膜 :Cr,Ti,Cu,Znの
中から選択される金属または金属化合物からなる蒸着膜 第一低屈折率性金属蒸着膜:SiO,SiO,MgF
の中から選択される金属または金属化合物からなる蒸
着膜 高屈折率性金属蒸着膜 :Al,Ni,Snの中から
選択される金属または金属化合物からなる蒸着膜 第二低屈折率性金属蒸着膜:SiO,SiO,MgF
の中から選択される金属または金属化合物からなる蒸
着膜 第二低反射性金属蒸着膜 :Cr,Ti,Cu,Znの
中から選択される金属または金属化合物からなる蒸着膜
【0021】各金属積層フレークは、第一または第二低
反射性金属蒸着膜によって外からの入射光が反射し、そ
の補色が第一又は第二低屈折率性金属蒸着膜を透過して
高屈折率性金属蒸着膜で反射されることで二彩色の色彩
が発現する。この金属積層フレークが不規則に偏光層内
に分散されていることによって、見る角度によっては第
一または第二低反射性金属蒸着膜による反射光が強く見
えたり、高屈折率性金属蒸着膜による反射光が強く見え
たりする。金属積層フレークの配合率が0.5〜25重
量%の範囲であると、遮光部分においては外からの入射
光の光干渉効果と下地色による反射光の光干渉効果とが
積算されるため色彩の変化が発生し、照光パターンにお
いては下地色による反射光の光干渉効果がないためにそ
の色彩は変化しない。
【0022】金属積層フレークの配合比率が0.5重量
%に満たないと、十分な色彩が得られない。また、金属
積層フレークの配合比率が25重量%を超えると、照光
パターン10においても色彩の変化がおきる。
【0023】また、金属積層フレークの配合比率が25
重量%を超えると、照光性加飾用シートの偏光層の形成
された部分に可撓性がなくなり、照光性加飾用シートを
深絞り成形用途に用いると伸展時に薄肉となる箇所が発
生して光漏れを起こしやく、最終製品形状に制限を受け
る。
【0024】また、金属積層フレークの配合比率が25
重量%を超えると、偏光層を構成するインキ結合材の凝
集力が弱くなり、照光性加飾用シートを成形樹脂と一体
化した際にクロスカット等で容易に層内剥離をする。こ
こでクロスカットとは、基体シートから製品面まで達す
る深さの線を引っかいて1mm×1mmの100個の升
目を作り、この面にセロテープを指でしっかり押して付
着させ、製品に対してできる限り180度に近い角度で
後ろに強く一気に引きはがしたとき、照光性加飾用シー
トのどこかの層間、または絵柄層の層内で剥離しなけれ
ば密着力が良好と判断する評価基準のことである。
【0025】偏光層3の厚みとしては、0.5〜10μ
mが好ましい。偏光層3の厚みが0.5μmに満たない
と、色彩の変化が乏しい。また、10μmを超えると、
照光パターン10においても色彩の変化がおきる。
【0026】偏光層3の形成方法としては、オフセット
印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷
方法や、グラビアコート法、ロールコート法、スプレー
コート法などのコート法がある。
【0027】遮光性着色層4は、光源からの光を遮るた
めの層であり、抜き柄を有するように形成することによ
り背後の透光性着色層5を露出させて照光パターン10
を表現する層である。また、偏光層3により遮光部分の
色彩を、見る角度によって2色以上に変化させる際に、
下地色を呈する層でもある。なお、後述の全光線透過率
を確保するため、遮光性着色層4は照光パターン10の
周囲がシャープなエッジを有するように形成する。ただ
し、一層のみでシャープなエッジを有した抜き柄を形成
しても後述の全光線透過率を確保出来ない場合には、抜
き柄の再現性を優先させるよう版線数を調整した版で第
一遮光性着色層を形成し、その抜き柄から更に0.2〜
0.5mm大きく逃げ代を取った抜き柄を有し、且つ遮
光性を確保できる厚みを持つよう第二、第三の遮光性着
色層を積層して形成すると良い。
【0028】遮光性着色層4は、照光性加飾用シートの
遮光部分が全光線透過率(JISK7361−1準拠)
0〜10%であるように形成するのが好ましい。この範
囲であると充分な遮光性を確保することができる。10
%を越えると光源からの光が遮光部分から透けて見えて
しまい、形成された文字、記号などの照光パターン10
の判別が難しくなるという不都合がある。なお、本発明
における照光性加飾用シートの全光線透過率は、日本電
色工業製全光線透過率測定機「Model-NDH2000」を使用
し、JIS K7361−1に準拠する測定方法によっ
て測定したものである。具体的には、50×50mmの
試験片を3個用意した後、前記測定装置に標準白色板を
取付け入射光量を調整し、次に標準白色板を取り付けた
まま試験片をセットし、全光線透過量を測定する。この
全光線透過量が、全光線透過率(%)になる。
【0029】遮光性着色層4の材質としては、ポリビニ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタ
ール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロース
エステル系樹脂、アルキド樹脂、ポリカーボネート系樹
脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または
染料を着色剤として含有する着色インキを用いるとよ
い。
【0030】遮光性着色層4の厚みとしては、3〜20
μmが好ましい。遮光性着色層4の厚みが3μmに満た
ないと、照光性加飾用シートを予備成形しようとする際
に該照光性加飾用シート2が伸展され、薄肉部となる箇
所で遮光性を確保できなくなる。また、20μmを超え
ると、スクリーン印刷法においても1回の印刷では4μ
m程度の膜厚しか形成できないため、最低4回以上の遮
光性着色層を刷り重ねなければならず、印刷工程による
コストアップにつながる。また、遮光性着色層4が厚く
なると、予備成形時の脱型性のため及び樹脂裏打ち時の
インキ流れを引き起こす残留溶剤を完全に揮発させるた
めにそれだけ長時間の乾燥が必要になる。
【0031】遮光性着色層4の形成方法としては、オフ
セット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法など
の印刷方法がある。特に、シャープなエッジを有した照
光パターンを設け且つ十分な遮光性を得るためにインキ
層の膜厚として大きなものが要求される本発明において
は、スクリーン印刷法がより好ましい。
【0032】透光性着色層5は、遮光性着色層4の抜き
柄の形成された部分において露出し、着色された文字や
記号などの照光パターン10を表現するための層であ
る。
【0033】透光性着色層5は、照光パターン10の全
光線透過率(JIS K7361−1準拠)が60〜1
00%となるように形成するのが好ましい。60%に満
たないと光源からの光が透過しにくくなり、形成された
文字、記号などの照光パターン10の判別が難しくなる
という不都合がある。
【0034】透光性着色層4を透光性着色樹脂シート8
によって形成する場合(図5参照)、透光性着色樹脂シ
ート8の材質としては、ポリフェニレンスルフィド樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポ
リエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系
樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリア
リレート樹脂などが挙げられる。前記した樹脂に着色顔
料を混合することにより透光性着色樹脂シート8とする
ことができる。その厚みとしては、50〜100μmが
好ましい。50μmに満たないと、予備成形時の伸びに
追従できずに薄肉部となる箇所において破断する危険性
が高い。厚みが100μmを超えると、全光線透過率が
60%未満となり光源からの光が透過しにくくなり、文
字や記号を認識しにくくなる。
【0035】透光性着色層4をインキ層によって形成す
る場合(図1〜4参照)、透光性を有するほかは、遮光
性着色層3と同様のものを用いることができる。その厚
みとしては、3〜30μmが好ましい。厚みが30μm
を超えると、予備成形時の脱型性のため及び樹脂裏打ち
時のインキ流れを引き起こす残留溶剤を完全に揮発させ
るためにそれだけ長時間の乾燥が必要になる。また、イ
ンキが厚くなると、光源からの光が透過しにくくなり、
文字や記号を認識しにくくなる。
【0036】透光性着色層4をインキ層によって形成す
る方法としては、オフセット印刷法、グラビア印刷法、
スクリーン印刷法などの印刷方法がある。特に、シャー
プなエッジを有した照光パターンを設け且つ十分な遮光
性を得るためにインキ層の膜厚として大きなものが要求
される本発明においては、スクリーン印刷法がより好ま
しい。
【0037】基体シートとして用いる透明または半透明
フィルム7の材質としては、ポリカーボネート樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、オレフィン樹脂、ウレタン樹脂などの樹脂
シートなどを使用することができる。また、上記樹脂の
中から選ばれた2種以上の樹脂による積層フィルムまた
は共重合フィルムを使用することもできる。
【0038】透明または半透明フィルムの厚みは50〜
250μmのものを用いるのがよい。50μmに満たな
いと、予備成形時の伸びに追従できずに薄肉部となる箇
所において破断する危険性が高い。また、250μmを
越えると、フィルムを予備成形最適状態に加熱するまで
に長時間を要し、生産効率が悪い。
【0039】また、本発明の照光性加飾用シート2は、
接着層を有していてもよい。接着層は、照光性加飾用シ
ートを成形樹脂9に接着するための層である。
【0040】接着層6としては、照光性加飾用シート2
を成形樹脂9と接着させるのに適した樹脂を適宜使用す
る。たとえば、成形樹脂9の材質がポリアクリル系樹脂
の場合はポリアクリル系樹脂を用いるとよい。また、成
形樹脂9の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレ
ン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体
系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これら
の樹脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂などを
使用すればよい。さらに、成形樹脂9の材質がポリプロ
ピレン樹脂の場合は、塩化ポリプロピレン系樹脂、エチ
レン酢酸ビニル系樹脂塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素
化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマ
ロンインデン樹脂が使用可能である。また、成形樹脂9
の材質がシリコーンゴムのような熱硬化性プラスチック
樹脂と接着させる場合、チタン酸エステル、炭素官能性
シラン、あるいはこれらの混合物の有機溶媒溶液、ポリ
ウレタン、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニル、アクリル系樹脂、ブチラー
ル系樹脂、アセタール系樹脂、あるいはこれらにシラン
化合物としてアルコキシシラン、クロルシランなどを添
加したものなどを用いることができる。
【0041】接着層6の形成方法としては、グラビア印
刷法、スクリーン印刷法などの印刷方法や、グラビアコ
ート法、ロールコート法、スプレーコート法などのコー
ト法がある。
【0042】また、本発明の照光性加飾用シート2は、
透光性白色層を透光性着色層5の下に設けてもよい。透
光性白色層は、透光性着色層5の発色をより鮮やかにし
たい場合に形成する。透光性白色層は、透光性着色層5
と同様にして設けるとよい。
【0043】上記のような構成の照光性加飾用シート2
を金型11内に配置し(図6参照)、成形樹脂を充満し
て照光性加飾成形品1を得る(図7参照)。
【0044】照光性加飾用シート2と一体成形を行う樹
脂成形方法は、インジェクション成形法、コンプレショ
ン成形法、LIM成形法などがある。
【0045】また、金型11内に照光性加飾用シート2
を配置する場合、照光性加飾用シート2を型外で予備成
形したものを配置するようにしてもよい。
【0046】成形樹脂としては、全光線透過率が20〜
100%であって、射出成形法または圧縮成形法によっ
て金型キャビティ内に充満して成形できるものを用いる
とよい。たとえば、アクリル樹脂、アクリロニトリルス
チレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹
脂、シリコーン樹脂などを用いることができる。
【0047】
【実施例】(実施例1)PC/PBT共重合フィルム
(配合比PC:PBT=6:4)からなる厚さ125μ
mの透明フィルムの上に、ポリカーボネート樹脂からな
るインキ結合剤およびCr/MgF/Al/MgF
/Crからなる金属積層フレーク(「CHROMAFLAIR」Fle
x Products,Inc社製)を配合比100:3で混合したイ
ンキを用い、膜厚1μmの偏光層をスクリーン印刷によ
り形成した。
【0048】次に、カーボンブラック顔料をウレタン樹
脂インキに混合した印刷インキを用い、複数の抜き柄を
有する遮光性着色層を、照光性加飾用シートの遮光部分
の全光線透過率(JIS K7361ー1準拠)が25
%になるようにスクリーン印刷法により形成した。
【0049】次いで、ポリカーボネート樹脂からなるチ
タンホワイト顔料を含有するインキを用い、偏光層及び
遮光性着色層全面を被覆し、かつ照光性加飾用シートの
照光パターンの全光線透過率(JIS K7361ー1
準拠)が75%になるように透光性着色層をスクリーン
印刷法により形成して照光性加飾用シートを得た。
【0050】この照光性加飾用シートについて水圧成形
法により携帯電話キーパッド形状に絞り加工を行い、透
明フィルム側を金型のキャビティ面と向き合うように配
置した後、型締めし、キャビティ内に溶融状態のポリカ
ーボネート樹脂を射出し、冷却固化した。その後、金型
を開き、照光性加飾用シートが成形品表面に一体化され
たキーパッド部品を得た。
【0051】(実施例2)ポリカーボネートからなる厚
さ125μmの透明フィルムの上に、ウレタン樹脂から
なるインキ結合剤およびCr/MgF/Al/MgF
/Crからなる金属積層フレーク(「CHROMAFLAIR」F
lex Products,Inc社製)を配合比10:1で混合したイ
ンキを用い、膜厚2μmの偏光層をスクリーン印刷によ
り形成した。
【0052】次に、カーボンブラック顔料をウレタン樹
脂インキに混合した印刷インキを用い、複数の抜き柄を
有する遮光性着色層を、照光性加飾用シートの遮光部分
の全光線透過率(JIS K7361ー1準拠)が25
%になるようにスクリーン印刷法により形成した。
【0053】次いで、ポリカーボネート樹脂からなるチ
タンホワイト顔料を含有するインキを用い、偏光層及び
遮光性着色層全面を被覆し、かつ照光性加飾用シートの
照光パターンの全光線透過率(JIS K7361ー1
準拠)が75%になるように透光性着色層をスクリーン
印刷法により形成した。
【0054】最後に、ポリカーボネート樹脂からなる接
着層を偏光層、遮光性着色層、透光性着色層を被覆する
ようにクリーン印刷法により形成し、照光性加飾用シー
トを得た。
【0055】この照光性加飾用シートについて真空圧空
成形法により自動車メータパネル形状に絞り加工を行
い、透明フィルム側を金型のキャビティ面と向き合うよ
うに配置した後、型締めし、キャビティ内に溶融状態の
アクリル樹脂を射出し、冷却固化した。その後、金型を
開き、照光性加飾用シートが成形品表面に一体化された
自動車メータパネル部品を得た。
【0056】
【発明の効果】本発明の照光性加飾用シート、照光性加
飾成形品およびその製造方法 は、以上のとおりの構成
を有するので、次のような優れた効果を有する。
【0057】すなわち、本発明の照光性加飾用シート
は、金属積層フレークがインキ結合材に配合されてなる
偏光層、抜き柄を有する遮光性着色層、透光性着色層の
少なくとも3層が順に積層されたものであって、偏光層
が、金属積層フレークの配合率0.5〜25重量%で遮
光部分および照光パターンの全てを覆うように形成され
ているので、偏光層と遮光性着色層との積層部分(遮光
部分)においては偏光層への外からの入射光の光干渉効
果とその下地色による反射光の光干渉効果とが積算され
るため色彩の変化が発生し、照光パターンにおいては下
地色による反射光の光干渉効果がないためにその色彩は
変化しない。したがって、遮光部分の色彩のみが、見る
角度によって2色以上に変化し、高級感が付与される。
【0058】また、上記の照光性加飾用シートでは、偏
光層が遮光部分および照光パターンの全てを覆うように
形成され、照光パターンと遮光性着色層の抜き柄とが一
致しているので、照光パターン周囲において光漏れが発
生するという不具合がない。
【0059】また、偏光層が照光パターン上にも形成さ
れるので、照光パターンを形成する際の見当合わせが不
要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照光性加飾用シートの一実施例を
示す断面図である。
【図2】本発明に係る照光性加飾用シートの一実施例を
示す断面図である。
【図3】本発明に係る照光性加飾用シートの一実施例を
示す断面図である。
【図4】本発明に係る照光性加飾用シートの一実施例を
示す断面図である。
【図5】本発明に係る照光性加飾用シートの一実施例を
示す断面図である。
【図6】本発明に係る照光性加飾用シート一体成形品の
製造方法の一工程の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明に係る照光性加飾成形品の一実施例を示
す断面図である。
【図8】従来技術に係る照光性加飾用シートの一実施例
を示す断面図である。
【図9】従来技術に係る照光性加飾成形品の一実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 照光性加飾成形品 2 照光性加飾用シート 3 偏光層 4 遮光性着色層 5 透光性着色層 6 接着層 7 透明または半透明フィルム 8 透光性着色樹脂シート 9 透光性樹脂成形品 10 照光パターン 11 金型 12 メタリック着色層 13 逃げ代
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA06 AA21 AA37 AB01A AB10 AB13 AK01C AK01E AK42 AK45 AK51 AR00A AR00B AR00C AR00D AR00E AS00A BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C BA10D BA10E DC11B DE02A GB32 GB48 HB37 JL00 JL10B JL10C JN01C JN01D JN01E JN02B JN10A JN30 YY00A 5C096 AA04 BA01 EA01 FA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属積層フレークがインキ結合材に配合
    されてなる偏光層、抜き柄を有する遮光性着色層、透光
    性着色層の少なくとも3層が順に積層された照光性加飾
    用シートであって、偏光層が、金属積層フレークの配合
    率0.5〜25重量%で遮光部分および照光パターンの
    全てを覆うように形成されていることを特徴とする照光
    性加飾用シート。
  2. 【請求項2】 透光性着色層が透光性着色樹脂シートか
    らなる請求項1に記載の照光性加飾用シート。
  3. 【請求項3】 透明または半透明フィルム上に上記各層
    が偏光層、遮光性着色層、透光性着色層の順に積層され
    ている請求項1に記載の照光性加飾用シート。
  4. 【請求項4】 透明または半透明フィルム上に上記各層
    が透光性着色層、遮光性着色層、偏光層の順に積層され
    ている請求項1に記載の照光性加飾用シート。
  5. 【請求項5】 偏光層と遮光性着色層との間に透明また
    は半透明フィルムが積層されている請求項1に記載の照
    光性加飾用シート。
  6. 【請求項6】 遮光性着色層と透光性着色層との間に透
    明または半透明フィルムが積層されている請求項1に記
    載の照光性加飾用シート。
  7. 【請求項7】 偏光層が、厚さ0.5〜10μmである
    請求項1〜6のいずれかに記載の照光性加飾用シート。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の照光性
    加飾用シートが透光性樹脂成形品と一体化されたことを
    特徴とする照光性加飾成形品。
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