JP3483832B2 - 照光性加飾シートとその製造方法、照光性加飾成形品とその製造方法 - Google Patents

照光性加飾シートとその製造方法、照光性加飾成形品とその製造方法

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JP3483832B2 JP2000182409A JP2000182409A JP3483832B2 JP 3483832 B2 JP3483832 B2 JP 3483832B2 JP 2000182409 A JP2000182409 A JP 2000182409A JP 2000182409 A JP2000182409 A JP 2000182409A JP 3483832 B2 JP3483832 B2 JP 3483832B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のヒータ
ーコントロールパネルなどに使用することができる照光
性加飾シートとその製造方法、照光性加飾成形品とその
製造方法に関するものであり、照光パターン部と遮光パ
ターン部とを有する部分と、木目柄などの加飾パターン
部を有する部分とが形成されるデザインに好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、照光性加飾成形品として、透過照
光パネルと木目柄パネルとがはめ込まれて一体化して組
み立てられたものがあった。
【0003】透過照光パネルとしては、照光性加飾シー
トをインサート成形した照光性加飾成形品で構成された
ものがある。すなわち、透明な基体シート上に、スクリ
ーン印刷などの方法で、部分的に形成された遮光層を少
なくとも有することによって、遮光パターン部と照光パ
ターン部とが形成された照光性加飾シートを用い、照光
性加飾シートを金型内に設置し、金型内に溶融樹脂を射
出することによって、照光性加飾シートと溶融樹脂とを
一体化させて透過照光パネルを得ることができる。
【0004】また、木目柄パネルは、グラビア印刷など
の方法で形成された加飾シートをインサート成形したり
水圧転写したりして得ることができる。
【0005】これらの透過照光パネルと木目柄パネル
は、それぞれ別個の部品として製造され、組立時に嵌め
込まれて一つの照光性加飾成形品となる。
【0006】しかし、透過照光パネルと木目柄パネルと
が別々の部品であるため、各パネルの寸法公差のために
組立時の嵌め込みがうまくいかず、何度もパネル寸法の
調整が必要となる。また、透過照光パネルと木目柄パネ
ルとの嵌め込み箇所から水分が浸透して、照光用光源を
破損させるおそれがある。
【0007】そこで、透過照光パネルのパターン部と木
目柄パネルのパターン部の両方を備えた照光性加飾シー
トを用い、これをインサート成形して、透過照光パネル
と木目柄パネルとが一体化した照光性加飾成形品を形成
することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、照光性加飾成
形品の遮光パターン部は優れた遮光性が必要であるた
め、厚膜で印刷できるスクリーン印刷法によって形成し
たいという要請がある。また、木目柄などの加飾パター
ン部は階調性が必要であるため、網点のサイズや版深度
の許容範囲が大きいグラビア印刷法によって形成したい
という要請がある。
【0009】ところが、グラビア印刷とスクリーン印刷
とは別個の印刷機で行う必要があり、スクリーン印刷法
とグラビア印刷法とを比較すると、グラビア印刷法の方
がスクリーン印刷法よりも印刷速度が数倍速く生産性に
優れるため、グラビア印刷の後にスクリーン印刷を行う
のが好ましい。なぜなら、印刷の各工程では必ず何らか
の不良が発生するため、前工程になるに従ってそのロス
を見込んで多めに生産する必要があり、トータルの生産
時間を短くするためには生産性の高い工程を先に行う方
が有利だからである。
【0010】しかし、グラビア印刷とスクリーン印刷と
は別個の印刷機で行うため、グラビア印刷による加飾パ
ターン部に対して、スクリーン印刷による遮光パターン
部が見当ずれを起こしやすい。通常、グラビア印刷機で
印刷する場合、各色の見当ずれは0.2mm程度の限度
で発生する。また、スクリーン印刷機で印刷する場合も
同様である。ところが、グラビア印刷機とスクリーン印
刷機とを組み合わせて印刷する場合、グラビア印刷機で
印刷したパターンに対するスクリーン印刷機で印刷した
パターンの見当ずれは、0.5mm程度の限度で発生す
る。
【0011】見当ずれによって加飾パターン部も遮光パ
ターン部も存在しない箇所が生じると、そこから光漏れ
が発生する。そこで、加飾パターン部と遮光パターン部
とに見当ずれが生じても光漏れが生じないようにするた
め、グラビア印刷によって形成した加飾パターン部の一
部分に重複するように、スクリーン印刷によって遮光パ
ターン部を形成することが考えられる。
【0012】ところが、グラビア印刷によって形成した
加飾パターン部は、隠蔽性が低いのが通常であり、その
背面にスクリーン印刷による遮光パターン部が形成され
ると、加飾パターン部が本来有する色とは別の色に見え
てしまう。すなわち、加飾パターン部と遮光パターン部
との境界に、縁取りのような形状で意図しない発色を呈
する部分が生じてしまうという問題がある(図5〜6参
照)。
【0013】このような状態で加飾パターン部と遮光パ
ターン部とに位置ずれが生じると、意図しない発色部分
が大きく歪むため、いっそう見苦しい状態となる(図7
〜8参照)。
【0014】したがって、この発明は、上記のような欠
点を解消し、加飾パターン部と遮光パターン部との境界
に意図しない発色部分が生じたりすることなく、透過照
光パネルと木目柄パネルを一つの成形品として一体化し
て製造することができる照光性加飾シートとその製造方
法、照光性加飾成形品とその製造方法を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の照光性加飾シ
ートとその製造方法、照光性加飾成形品とその製造方法
は、以上の目的を達成するために、つぎのように構成し
た。
【0016】つまり、この発明の照光性加飾シートは、
透明な基体シート上に、グラビア印刷法によって部分的
に形成された加飾層と、グラビア印刷法によって部分的
に形成された第一遮光層と、抜きパターン部分を有する
ようにスクリーン印刷法によって部分的に形成された第
一遮光層と同一色又は類似色の第二遮光層とを少なくと
も備え、基体シートに接する面では加飾層と第二遮光層
とが第一遮光層によって隔てられるとともに加飾層と第
二遮光層の上に第一遮光層が跨るように形成されている
ことにより、第二遮光層の抜きパターン部分からなる照
光パターン部と、第一遮光層と第二遮光層とからなる遮
光パターン部と、加飾層からなる加飾パターン部とが少
なくとも形成されているように構成した。
【0017】また、上記の発明において、第一遮光層の
厚さが0.1〜3.0μmであるように構成してもよ
い。
【0018】また、上記の発明において、第二遮光層の
厚さが2.0〜5.0μmであるように構成してもよ
い。
【0019】また、上記の発明において、第一遮光層と
第二遮光層との合計厚さが8.0μm以下であるように
構成してもよい。
【0020】また、上記の発明において、第一遮光層と
第二遮光層とのCIE(国際照明委員会)1976(J
IS Z8729)のL表色系における色差
ΔEが10以下であるように構成してもよい。
【0021】また、上記の発明において、照光性加飾シ
ートが裏面に接着層を有するように構成してもよい。
【0022】また、この発明の照光性加飾シートの製造
方法は、透明な基体シート上に、グラビア印刷法によっ
て部分的に第一遮光層を形成し、次いで第一遮光層の裏
面に重複するように加飾層をグラビア印刷法によって部
分的に形成し、次いで第一遮光層の裏面に重複するよう
に抜きパターン部分を有する第一遮光層と同一色又は類
似色の第二遮光層をスクリーン印刷法によって部分的に
形成することによって、基体シートに接する面では加飾
層と第二遮光層とが第一遮光層によって隔てられるよう
に位置させるとともに、第二遮光層の抜きパターン部分
からなる照光パターン部と、第一遮光層と第二遮光層と
からなる遮光パターン部と、加飾層からなる加飾パター
ン部とを少なくとも備えるようにするように構成した。
【0023】また、この発明の照光性加飾成形品は、請
求項1〜6のいずれかに記載の照光性加飾シートが表面
に積層されるように構成した。
【0024】また、この発明の照光性加飾成形品の製造
方法は、請求項1〜6に記載の照光性加飾シートを金型
内に設置し、金型内に溶融樹脂を射出し、照光性加飾シ
ートと溶融樹脂とが一体化した成形品を得るように構成
した。
【0025】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0026】図1は、この発明の照光性加飾シートの一
実施例を示す断面図である。図2は、図1の照光性加飾
シートを示す平面図である。図3は、この発明の照光性
加飾シートの一実施例を示す断面図である。図4は、図
3の照光性加飾シートを示す平面図である。図中、1は
基体シート、2は第一遮光層、3は第二遮光層、4は加
飾層、5は照光パターン部、6は遮光パターン部、7は
加飾パターン部、8は照光性加飾シートである。
【0027】この発明の照光性加飾シート8は、透明な
基体シート1上に、グラビア印刷法によって部分的に形
成された加飾層4と、グラビア印刷法によって部分的に
形成された第一遮光層2と、抜きパターン部分を有する
ようにスクリーン印刷法によって部分的に形成された第
一遮光層2と同一色又は類似色の第二遮光層3とを少な
くとも備え、基体シート1に接する面では加飾層4と第
二遮光層3とが第一遮光層2によって隔てられるととも
に加飾層4と第二遮光層3の上に第一遮光層2が跨るよ
うに形成されていることにより、第二遮光層3の抜きパ
ターン部分からなる照光パターン部5と、第一遮光層2
と第二遮光層3とからなる遮光パターン部6と、加飾層
4からなる加飾パターン部7とが少なくとも形成されて
いるものである(図1〜2参照)。
【0028】基体シート1は、透明なものであり、照光
性加飾シート8の支持体となるものである。また、照光
性加飾成形品においては、その表面が基体シート1によ
って覆われるため、基体シート1を構成する透明樹脂に
よってコーティングされたような深い透明感のある装飾
効果を得ることができる。
【0029】基体シート1の材質としては、ポリプロピ
レン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル
系樹脂などの樹脂シートなど、通常の照光性加飾シート
8の基体シート1として用いるものを使用することがで
きる。
【0030】本発明では、遮光パターン部6を、グラビ
ア印刷法によって部分的に形成された第一遮光層2と、
抜きパターン部分を有するようにスクリーン印刷法によ
って部分的に形成された第一遮光層2と同一色又は類似
色の第二遮光層3とから構成されるようにすることが重
要である(図1〜2参照)。図1は、この発明の照光性
加飾シート8の一実施例を示す断面図である。図2は、
この発明の照光性加飾シート8の一実施例を示す平面図
である。図1は、図2のA−A断面図に相当する。
【0031】第一遮光層2は、グラビア印刷法によって
基体シート1上に部分的に形成する。第一遮光層2は、
後に形成される加飾層4とともにグラビア印刷法によっ
て形成されるので、第一遮光層2と加飾層4との見当ず
れを最小限に抑えることができる。
【0032】第二遮光層3は、第一遮光層2の裏面に重
複するとともに、照光パターン部5となる文字、記号、
図柄などの抜きパターン部分を有するように、スクリー
ン印刷法によって部分的に形成する。第二遮光層3を形
成するのはスクリーン印刷法によるため、後に説明する
グラビア印刷法によって形成される加飾層4の形成後に
形成する。また、第二遮光層3は第一遮光層2と、同一
色または類似色で形成し、その境界ができるだけ目立た
ないようにする。図2においては説明の便宜上、第一遮
光層2と第二遮光層3との境界を破線で示したが、実際
には境界線が生じないように構成する。
【0033】第一遮光層2と第二遮光層3とがどこまで
類似した色でなければならないかという判断基準は、C
IE(国際照明委員会)1976(JIS Z872
9)のL表色系による測定方法にて、両者の
色差ΔEが許容範囲にあるかどうかを測定すればよい。
本発明では、何度か試験をした結果、両者の色差ΔEが
10を越えると明らかに第一遮光層2と第二遮光層3と
の境界が見えるようになり、デザイン的に問題が生じる
ことがわかった。
【0034】第一遮光層2と第二遮光層3の材質として
は、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ
ビニルアセタール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹
脂、セルロースエステル系樹脂、アルキド樹脂などの樹
脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色
剤として含有する着色インキを用いるとよい。
【0035】特に、第一遮光層2と第二遮光層3のバイ
ンダーとして、2液硬化型のウレタン系樹脂またはポリ
エステル系樹脂、あるいは1液仕様のポリカーボネート
系樹脂であって、耐熱性および可撓性に優れているもの
を用いるのが好ましい。予備成形時の加熱により軟化し
にくいインキ層は、予備成形用の金型へ付着しないので
予備成形された照光性加飾シート8の立体形状を崩すこ
となく脱型が可能であり、また、予備成形時の急激で局
部的な伸びに追従するので光漏れが生じないものとな
る。また、高温の溶融樹脂に接触する際、第一遮光層2
あるいは第二遮光層3が溶融して外観不良になるおそれ
も小さくなる。
【0036】第一遮光層2または第二遮光層3が、単層
では遮光性のない淡色である場合や、金属光沢色を表現
したい場合は、遮光性を有したカーボンブラック顔料な
どをバインダーに混合してなるインキを用い、2層以上
を積層した構成にしてもよい。
【0037】第一遮光層2の印刷乾燥後の厚さは0.1
〜3.0μmにするのが好ましい。0.1μmに満たな
いと十分な遮光性が発揮されない。また、3.0μmを
越えると、グラビア印刷法で形成するのが困難となる。
また、第二遮光層3の印刷乾燥後の厚さは2.0〜5.
0μmにするのが好ましい。2.0μmに満たないと十
分な遮光性が発揮されない。また、4.0μmを越える
と、遮光パターン部6と照光パターン部5との境界のエ
ッジが汚くなり、デザイン性が低下する。
【0038】また、第一遮光層2と第二遮光層3との合
計厚さは8.0μm以下になるようにするのが好まし
い。8.0μmを越えると、透光部分や第二遮光層3と
の膜厚の段差が大きくなりすぎ、圧抜けなどの印刷不良
が発生する恐れがある。
【0039】加飾層4は、第一遮光層2の裏面に重複さ
せてグラビア印刷法によって部分的に形成する。加飾層
4は、第一遮光層2に続いてグラビア印刷法によって形
成するので、第一遮光層2と加飾層4との見当ずれは最
小限に抑えられるが、位置ずれの発生がなくなるわけで
はない。したがって、加飾層4と第一遮光層2とは、グ
ラビア印刷における見当ずれが生じても加飾層4と第一
遮光層2とが存在しない箇所が生じたりしないようにす
るため、両者を重複させて形成する必要がある。
【0040】加飾層4と第一遮光層2とが重複する箇所
においては、第一遮光層2の背面に加飾層4が位置する
ことになり、第一遮光層2の隠蔽性が高いものであるた
め、第一遮光層2の背面に加飾層4が位置する箇所と加
飾層4が位置しない箇所との発色の差は生じないものと
なる。
【0041】加飾層4により表現する加飾パターン部7
の図柄としては、木目柄のほか、石目柄、大理石柄など
自由に設定することができる。これらの図柄を表現する
には、2色以上のグラビア版を用いて印刷を行ってもよ
い。加飾層4の印刷乾燥後の厚さは0.1〜3μmであ
るのが好ましい。
【0042】以上のように、第一遮光層2、第二遮光層
3、加飾層4を、基体シート1に接する面では加飾層4
と第二遮光層3とが第一遮光層2によって隔てられると
ともに、加飾層4と第二遮光層3の上に第一遮光層2が
跨るように形成することにより、第二遮光層3の抜きパ
ターン部分からなる照光パターン部5と、第一遮光層2
と第二遮光層3とからなる遮光パターン部6と、加飾層
4からなる加飾パターン部7とを表現することができ
る。
【0043】ここで、グラビア印刷法によって形成した
第一遮光層2および加飾層4と、スクリーン印刷法によ
って形成した第二遮光層3との間に見当ずれが生じた場
合であっても、第一遮光層2と第二遮光層3との位置関
係においてのみ見当ずれが生じるのであって、加飾層4
と第一遮光層2とはともにグラビア印刷法によって形成
されるため両者の位置関係には何ら影響がなく、また、
加飾層4と第二遮光層3との間には第一遮光層2が位置
するため、照光性加飾シート8を表側から見た場合、や
はり見当ずれの影響は生じない。したがって、加飾層4
と第一遮光層2との境界などに意図しない発色部分10
が生じることがない(図3〜4参照)。なお、図4にお
いては説明の便宜上、第一遮光層2と第二遮光層3との
境界を破線で示したが、実際には境界線が生じないよう
に構成する。
【0044】また、加飾層4の表現をさらに高めるため
に、加飾層4をグラビア印刷法により形成された印刷層
だけではなく、金属薄膜層との組み合わせからなるよう
に構成してもよい。金属薄膜層は、金属光沢を表現する
ためのものであり、真空蒸着法、スパッターリング法、
イオンプレーティング法、鍍金法などで形成する。表現
したい金属光沢色に応じて、アルミニウム、ニッケル、
金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、インジウム、銀、チ
タニウム、鉛、亜鉛などの金属、これらの合金または化
合物を使用する。また、金属薄膜層の密着性を向上させ
るために、アンカー層を別途設けてもよい。
【0045】また、必要に応じて透光性着色層を形成し
てもよい。透光性着色層は、第二遮光層3の抜きパター
ン部分に形成することによって、着色された文字や記号
などの照光パターン部5を表現することができる。透光
性着色層は、透光性を有するほかは、第一遮光層2また
は第二遮光層3と同様のものを用いることができる。
【0046】また、透光性白色層を透光性着色層の下に
設けてもよい。透光性白色層は、透光性着色層の発色を
より鮮やかにしたい場合に形成する。透光性白色層は、
透光性着色層と同様にして設けるとよい。
【0047】また、必要に応じて接着層を設けてもよ
い。接着層は、成形樹脂上に照光性加飾シート8を接着
するものである。接着層としては、成形樹脂の素材に適
した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。たと
えば、成形樹脂の材質がアクリル系樹脂の場合はアクリ
ル系樹脂を用いるとよい。また、成形樹脂の材質がポリ
フェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボ
ネート系樹脂、スチレン共重合体系樹脂、ポリスチレン
系ブレンド樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のある
アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹
脂などを使用すればよい。さらに、成形樹脂の材質がポ
リプロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレフィン樹
脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴ
ム、クマロンインデン樹脂が使用可能である。接着層の
形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート
法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、
スクリーン印刷法などの印刷法がある。また上記材質よ
りなる接着性を持つシートをラミネート法などにより貼
り合せて接着層とすることも可能である。
【0048】上記のような構成の照光性加飾シート8を
用い、透明な成形品の表面に照光性加飾シート8を貼り
付けることにより照光性加飾成形品を得ることができ
る。
【0049】また、インサート成形法を利用すると、立
体形状を有する照光性加飾成形品を容易に得ることがで
きる。
【0050】インサート成形法に照光性加飾シート8を
適用するには、必要に応じて、照光性加飾シート8を金
型形状に合致するように予備成形するとよい。予備成形
は、予備成形方法として一般的に知られている真空圧空
成形法、真空成形法、水圧成形法、高圧成形法、金型プ
レス成形法などにより行うとよい。
【0051】次いで、予備成形した照光性加飾シート8
をキャビティを有する金型内に設置し、金型内に溶融樹
脂を射出し、照光性加飾シート8と溶融樹脂とが一体化
した成形品を得る。
【0052】成形樹脂としては、射出成形法または圧縮
成形法によって金型キャビティ内に充満して成形できる
ものを用いるとよい。たとえば、アクリル樹脂、アクリ
ロニトリルスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、シリコーン樹脂などを用いることがで
きる。
【0053】以上のようにして照光性加飾成形品を得る
ことができる。
【0054】
【実施例】(実施例1) 厚さ125μmのアクリルフ
ィルムを基体シートとし、その上にアクリル樹脂系黒イ
ンキを用いグラビア印刷法によって厚さ1.5μmの第
一遮光層を形成し、次いでアクリル樹脂系黄インキ、茶
インキ、黒インキをそれぞれ用いグラビア印刷によって
木目柄の加飾層を形成し、次いでアクリル樹脂系黒イン
キを用いスクリーン印刷法によって厚さ3.5μmの抜
きパターン部分を有する第二遮光層を形成し、次いで、
アクリル樹脂系白インキを用い抜きパターン部分にスク
リーン印刷法によって透光性着色層を形成した。
【0055】このようにして、自動車内装用の木目柄部
分と照光ヒーターコントロールパネル部分とを一体化し
て形成することができる照光性加飾シートを得た。第一
遮光層と第二遮光層の色差ΔEを測定したところ、3.
8であった。
【0056】このようにして得た照光性加飾シートを真
空成形法で位置合わせして三次元の立体形状に予備成形
し、次いで金型プレスで打ち抜いて外周の不要な部分を
除去し、次いで射出成形用金型内に設置して溶融樹脂を
射出し、照光性加飾成形品を得た。
【0057】このようにして得た照光性加飾成形品は、
木目柄の部分とヒーターコントロールパネルの部分とが
見当ずれすることなく一体化したものであり、両者の境
界に意図しない発色部分が生じることもなかった。ま
た、第一遮光層と第二遮光層との境界部分もほとんどわ
からないものであった。
【0058】(実施例2) 厚さ38μmのポリエステ
ルフィルムを基体シートとし、その上にアクリル樹脂系
白インキを用いグラビア印刷法によって厚さ1.8μm
の第一遮光層を形成し、次いでアクリル樹脂系青イン
キ、白インキ、黒インキをそれぞれ用いグラビア印刷法
によって石目柄の加飾層を形成し、次いでアクリル樹脂
系白インキを用いスクリーン印刷法によって厚さ3.5
μmの抜きパターン部分を有する第二遮光層を形成し、
次いでアクリル樹脂系赤インキを用い抜きパターン部分
にスクリーン印刷によって透光性着色層を形成した。
【0059】このようにして電気炊飯器用の石目柄部分
と照光スイッチパネル部分とを一体化して形成すること
ができる照光性加飾シートを得た。第一遮光層と第二遮
光層の色差ΔEを測定したところ、5.2であった。
【0060】このようにして得た照光性加飾シートの基
体シートとは反対側に、両面粘着テープの一方の側の離
型紙を剥がして貼り付け、次いでトムソン打ち抜き型を
用いて所望の形状にカットし、他方の側の離型紙を剥が
して、別途用意した透明な射出成形品の表面に貼り付
け、照光性加飾成形品を得た。
【0061】このようにして得た照光性加飾成形品は、
階調のある石目柄の部分と隠蔽性と照光性とを備えた図
柄からなる照光スイッチパネルの部分とが見当ずれする
ことなく一体化したものであり、両者の境界に意図しな
い発色部分が生じることもなかった。また、第一遮光層
と第二遮光層との境界部分もほとんどわからないもので
あった。
【0062】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
【0063】この発明の照光性加飾シートは、透明な基
体シート上に、グラビア印刷法によって部分的に形成さ
れた加飾層と、グラビア印刷法によって部分的に形成さ
れた第一遮光層と、抜きパターン部分を有するようにス
クリーン印刷法によって部分的に形成された第一遮光層
と同一色又は類似色の第二遮光層とを少なくとも備え、
基体シートに接する面では加飾層と第二遮光層とが第一
遮光層によって隔てられるとともに加飾層と第二遮光層
の上に第一遮光層が跨るように形成されていることによ
り、第二遮光層の抜きパターン部分からなる照光パター
ン部と、第一遮光層と第二遮光層とからなる遮光パター
ン部と、加飾層からなる加飾パターン部とが少なくとも
形成されているように構成したので、加飾パターン部と
遮光パターン部との境界に意図しない発色部分が生じな
いものであった。
【0064】また、発明の照光性加飾シートの製造方法
は、透明な基体シート上に、グラビア印刷法によって部
分的に第一遮光層を形成し、次いで第一遮光層の裏面に
重複するように加飾層をグラビア印刷法によって部分的
に形成し、次いで第一遮光層の裏面に重複するように抜
きパターン部分を有する第一遮光層と同一色又は類似色
の第二遮光層をスクリーン印刷法によって部分的に形成
することによって、基体シートに接する面では加飾層と
第二遮光層とが第一遮光層によって隔てられるように位
置させるとともに、第二遮光層の抜きパターン部分から
なる照光パターン部と、第一遮光層と第二遮光層とから
なる遮光パターン部と、加飾層からなる加飾パターン部
とを少なくとも備えるように構成したので、加飾パター
ン部と遮光パターン部との境界に意図しない発色部分が
生じない加飾シートを容易に得ることができるものであ
った。
【0065】また、この発明の照光性加飾成形品は、請
求項1〜6のいずれかに記載の照光性加飾シートが表面
に積層されたものであるので、加飾パターン部と遮光パ
ターン部との境界に意図しない発色部分が生じたりする
ことなく、透過照光パネルと木目柄パネルとが一つの成
形品として一体化したものであった。
【0066】また、この発明の照光性加飾成形品の製造
方法は、請求項1〜6に記載の照光性加飾シートを金型
内に設置し、金型内に溶融樹脂を射出し、照光性加飾シ
ートと溶融樹脂とが一体化した成形品を得るものである
ので、加飾パターン部と遮光パターン部との境界に意図
しない発色部分が生じたりすることなく、透過照光パネ
ルと木目柄パネルを一つの成形品として一体化して製造
することができるものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の照光性加飾シートの一実施例を示す
断面図である。
【図2】図1の照光性加飾シートを示す平面図である。
【図3】この発明の照光性加飾シートの一実施例を示す
断面図である。
【図4】図3の照光性加飾シートを示す平面図である。
【図5】この発明の照光性加飾シートの従来技術を示す
断面図である。
【図6】図5の照光性加飾シートを示す平面図である。
【図7】この発明の照光性加飾シートの従来技術を示す
断面図である。
【図8】図7の照光性加飾シートを示す平面図である。
【符号の説明】
1 基体シート 2 第一遮光層 3 第二遮光層 4 加飾層 5 照光パターン部 6 遮光パターン部 7 加飾パターン部 8 照光性加飾シート 9 遮光層 10 意図しない発色部分

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な基体シート上に、グラビア印刷法に
    よって部分的に形成された加飾層と、グラビア印刷法に
    よって部分的に形成された第一遮光層と、抜きパターン
    部分を有するようにスクリーン印刷法によって部分的に
    形成された第一遮光層と同一色又は類似色の第二遮光層
    とを少なくとも備え、基体シートに接する面では加飾層
    と第二遮光層とが第一遮光層によって隔てられるととも
    に加飾層の端部と第二遮光層の端部の上に第一遮光層が
    跨るように形成されていることにより、第二遮光層の抜
    きパターン部分からなる照光パターン部と、第一遮光層
    と第二遮光層とからなる遮光パターン部と、加飾層から
    なる加飾パターン部とが少なくとも形成されていること
    を特徴とする照光性加飾シート。
  2. 【請求項2】第一遮光層の厚さが0.1〜3.0μmで
    ある請求項1に記載の照光性加飾シート。
  3. 【請求項3】第二遮光層の厚さが2.0〜5.0μmで
    ある請求項1〜2のいずれかに記載の照光性加飾シー
    ト。
  4. 【請求項4】第一遮光層と第二遮光層との合計厚さが
    8.0μm以下である請求項1〜3のいずれかに記載の
    照光性加飾シート。
  5. 【請求項5】第一遮光層と第二遮光層とのCIE(国際
    照明委員会)1976(JISZ8729)のL*a*
    b*表色系における色差ΔEが10以下である請求項1
    〜4のいずれかに記載の照光性加飾シート。
  6. 【請求項6】照光性加飾シートが、裏面に接着層を有す
    る請求項1〜5のいずれかに記載の照光性加飾シート。
  7. 【請求項7】透明な基体シート上に、グラビア印刷法に
    よって部分的に第一遮光層を形成し、次いで第一遮光層
    の裏面に重複するように加飾層をグラビア印刷法によっ
    て部分的に形成し、次いで第一遮光層の裏面に重複する
    ように抜きパターン部分を有する第一遮光層と同一色又
    は類似色の第二遮光層をスクリーン印刷法によって部分
    的に形成することによって、基体シートに接する面では
    加飾層と第二遮光層とが第一遮光層によって隔てられる
    ように位置させるとともに、第二遮光層の抜きパターン
    部分からなる照光パターン部と、第一遮光層と第二遮光
    層とからなる遮光パターン部と、加飾層からなる加飾パ
    ターン部とを少なくとも備えるようにすることを特徴と
    する照光性加飾シートの製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の照光性加
    飾シートが表面に積層されたことを特徴とする照光性加
    飾成形品。
  9. 【請求項9】請求項1〜6に記載の照光性加飾シートを
    金型内に設置し、金型内に溶融樹脂を射出し、照光性加
    飾シートと溶融樹脂とが一体化した成形品を得ることを
    特徴とする照光性加飾成形品の製造方法。
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