JP2001276267A - 消火設備 - Google Patents

消火設備

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JP2001276267A
JP2001276267A JP2000095555A JP2000095555A JP2001276267A JP 2001276267 A JP2001276267 A JP 2001276267A JP 2000095555 A JP2000095555 A JP 2000095555A JP 2000095555 A JP2000095555 A JP 2000095555A JP 2001276267 A JP2001276267 A JP 2001276267A
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JP
Japan
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water supply
supply pipe
pipe
fire extinguishing
fire
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JP2000095555A
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Yasuo Ito
康雄 伊藤
Shinichi Miyata
晋一 宮田
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Nohmi Bosai Ltd
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 建造物の梁を構成する鋼材に給水配管を一体
的に設けることにより、配管工事の容易化、単純化をは
かった消火設備を得ること。 【解決手段】 1は建造物の梁を構成する鋼材であるH
形鋼で、そのフランジ2の一方の端部の長手方向には鋼
管からなる給水配管5が一体的に設けられている。7は
給水配管5に設けた開口部に接続された連結部材で、そ
の下端部は天井スラブ30から天井裏に突出している。
15は複数の接続口18を有し、連結部材7に接続され
たヘッダで、各接続口18には可撓性を有する配管とし
ての可撓管や合成樹脂管20の一端が接続されて天井ス
ラブ30と天井板31との間に配設されており、これら
樹脂管20の他端は、室内に臨んで天井板31の所定の
位置に設置された消火ヘッドであるスプリンクラヘッド
26に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼材からなる建造
物の消火設備に係り、さらにく詳しくは、スプリンクラ
消火設備における配管構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼材からなる建造物のスプリンク
ラ消火設備の配管は、一般に、天井スラブ等から垂下し
た吊り金具などにより給水配管をほぼ水平に配管し、こ
の給水配管に設けた分岐管に、直接又はヘッダを介して
枝管を接続して天井裏に配管し、枝管の先端部に接続し
たスプリンクラヘッドの一部を天井板から室内に臨ませ
て配置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建造物の建設にあたっ
ては、通常、天井裏に先ず冷暖房用のダクトが設けら
れ、ついで多くの電気配線を錯綜して配線し、そしてス
プリンクラ消火設備の配管を行っているが、このため、
給水配管を折曲げたりして、ダクトを跨いで配管しなけ
ればならないなど、配管工事が面倒で多くの時間を要す
るばかりでなく、配置やスペースの確保がきわめて困難
である。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、建造物の梁を構成する鋼材に給水配管を
一体的に設けることにより、配管工事の容易化、単純化
をはかった消火設備を得ることを目的としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る消火
設備は、建造物の梁を構成する鋼材の長手方向に設けた
給水配管と、前記建造物に設置された消火ヘッドとを備
え、該消火ヘッドに前記給水配管から消火用水を供給す
るようにしたものである。
【0006】(2)上記の給水配管に開口部を設け、該
開口部に直接又は接続手段を介してヘッダを接続し、該
ヘッダと消火ヘッドとを可撓性を有する配管によって接
続した。
【0007】(3)また、上記の接続手段を、一端にシ
ール部材を介して給水配管の開口部に接続される接続口
を有し、該接続口の近傍の外周に一対の取付腕を有し他
端に取付フランジが設けられて、中心部に貫通穴が貫設
された連結部材と、前記取付腕を介して連結部材を給水
配管に固定する取付金具とによって構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
の実施の形態1の概要を示す説明図である。図におい
て、1は建造物の梁を構成する鋼材であるH形鋼で、そ
のフランジ2の一方の端部の長手方向には鋼管からなる
給水配管5が一体的に設けられている。7は給水配管5
に設けた開口部に接続された連結部材で、その下端部は
天井スラブ30から天井裏に突出している。15は複数
の接続口18を有し、連結部材7に接続されたヘッダ
で、各接続口18には可撓性を有する配管としての可撓
管や合成樹脂管20(以下、これらを一括して樹脂管と
いう)の一端が接続されて天井スラブ30と天井板31
との間に配設されており、これら樹脂管20の他端は、
室内に臨んで天井板31の所定の位置に設置された消火
ヘッドであるスプリンクラヘッド26に接続されてい
る。なお、5aはH形鋼1のフランジ2の他方の端部に
一体的に設けられた配管で、例えば排水用に使用しても
よいが、本発明に必須のものではない。
【0009】また、樹脂管20は圧力損失が非常に少な
い配管なので、配管長を15m程度にすることが可能で
ある。このため給水配管5のどの位置にヘッダ15が設
けられても、スプリンクラヘッド26と接続することが
でき、開口部6を設ける位置に制約を受けない。また長
さの長い樹脂管20を使用すれば、ヘッダ15の接続口
18の個数を多くすることで、給水配管5に設ける開口
部6の個数を減らすことができる。
【0010】図2は一部を断面で示した図1の要部の説
明である。1は梁を構成する鋼材であるH形鋼で、その
フランジ2の一端の長手方向には、鋼管(例えば、直径
65mm程度)からなる給水配管5が溶接により一体に
取付けられており、この給水配管5には、下方に開口す
る開口部6が設けられている。7は鋼材等からなり接続
手段を構成する連結部材で、その一端には給水配管5の
開口部6に挿入して接続される接続口8が設けられてお
り、中心部の軸方向には接続口8から他端に貫通する貫
通穴9が設けられている。また、接続口8の近傍の周壁
には一対の取付腕10a,10bが設けられ、他端には
取付フランジ11が形成されている。12はシール部
材、13は両脚部にねじを有するU字状の取付金具であ
る。
【0011】15は鋼材、硬質合成樹脂等からなるヘッ
ダで、一端にフランジ16を有し、中心部の軸方向に一
端に開口し他端が閉塞された通水路17が設けられてお
り、周壁には通水路17に連通する複数の接続口18が
突設されている。21,22は樹脂管20の両端部に設
けた接続具で、それぞれ接続口18、エルボ23に接続
するためのものである。23は例えば天井下地材等24
に固定金具25により取付けられたエルボで、先端部に
はスプリンクラヘッド26が装着されている。
【0012】次に、上記のように構成した本発明の施工
手順の一例について説明する。なお、建造物の梁を構成
するH形鋼1には、あらかじめ又は梁の施工後に給水配
管5が接合されているものとする。先ず、開口部6と対
応した位置に給水配管5を跨いで取付金具13を配置
し、一方の脚部をH形鋼1のフランジ2に設けた穴2a
に挿入する。そして、連結部材7の接続口8をシール部
材12を介して給水配管5の開口部6に挿入すると共
に、取付腕10a,10bに設けた穴に取付金具13の
脚部を挿入し、ナットにより水密に固定する。この状態
で、連結部材7の上部及び給水配管5を含むH形鋼1等
にコンクリートが打設されて天井スラブ30が構築され
る。このとき、連結部材7の下部は天井スラブ30から
突出しており、貫通穴9はコンクリート等が侵入しない
ようにキャップ等で塞いである。
【0013】次に、ダクトの設置工事や配線工事等の工
程等を勘案しながら連結部材7の取付フランジ11に、
図示しないシール部材を介してヘッダ15の取付フラン
ジ16をボルト・ナットにより水密に固定する。これに
より、連結部材7の貫通穴9とヘッダ15の通水路17
が連通する。一方、天井下地材等24の所定の位置に
は、固定金具25によりエルボ23が固定されており、
一端が接続具21によりヘッダ15の接続口18に接続
された樹脂管20の他端を、接続具22によりエルボ2
3に接続する。このとき、樹脂管20は、天井スラブ3
0に設けた吊り具等により吊り下げてもよく、あるい
は、天井下地材等24の上を這わせてもよい。
【0014】そして、天井下地材等24に天井板31が
張られたのち、天井板31に設けた穴からエルボ23に
スプリンクラ26を装着して室内に臨ませる。なお、天
井板31を張る前にエルボ23にスプリンクラヘッド2
6を装着しておいてもよいが、この場合は、スプリンク
ラヘッド26にキャップ等を被せて保護することが望ま
しい。
【0015】上記のように構成した消火設備において
は、監視時には給水配管5、ヘッダ15、樹脂管20及
びエルボ23内には消火用水が充水されているが、スプ
リンクラヘッド26は閉鎖されているため、散水される
ことはない。火災が発生すると、スプリンクラヘッド2
6は火災による火炎や熱気流によって加熱され、所定の
温度に達すると作動して消火用水を放水し、消火する。
【0016】上記の説明では、給水配管5を溶接により
H形鋼1のフランジ2に取付けた場合を示したが、図3
(a)に示すように、上下一対のほぼΩ状の金具27に
より給水配管5をフランジ2に取付てもよく、あるいは
図3(b)に示すように、ほぼC字状の金具28により
フランジ2に取付けてもよい。この場合は、鋼管製の給
水配管5に代えて、硬質合成樹脂からなる給水配管を用
いてもよい。また、H形鋼1の継目においては、図4に
示すように、両H形鋼1a,1bを連結する継手板29
を接合するためのフランジ2に設けたねじ挿通穴を利用
して、上述の金具27,28等を用いて給水配管5を水
密に接続すればよい。
【0017】上記のように構成した本実施の形態によれ
ば、給水配管5を梁を構成する鋼材に取付けて、この給
水配管5に連結部材7を接合し、天井スラブ30を施工
する際に連結部材7の一部を天井スラブ30から突出さ
せるようにしたので、梁の施工と同時に給水配管5を敷
設することができ、この給水配管は水平方向に直線状に
配管されるため、使用材料を最小限に抑えることができ
るばかりでなく、連結部材7を接合する開口部を、長手
方向のどこにでも設けることができる。このため、給水
配管5の設置スペースの確保や配管作業に苦労すること
がなく、きわめて容易かつ短期間に配管工事を行うこと
ができる。
【0018】[実施の形態2]建造物によっては、天井
スラブ30と天井板31との間隔が狭いことがあり、こ
のような場合には、実施の形態1のような筒状で上下方
向に長いヘッダ15では設置できないことがある。本実
施の形態はこのような場合に対処するためのものであ
る。図5の例は、実施の形態1の連結部材7に、図示の
ようなヘッダ15aを接続したものである。すなわち、
鋳造、硬質合成樹脂等からなる多角形(図には四角形の
場合が示してある)、断面円形等で中心部に通水路17
を有する箱状のヘッダ15aの各辺又は外周に、それぞ
れ通水路17に連通する接続口18を設け、この接続口
18に樹脂管20を接続するようにしたものである。
【0019】また、図6の例は、連結部材7aをほぼL
字状に形成し、一端に設けた接続口8を給水配管5に設
けた開口部6に挿入して取付金具13により水密に固定
すると共に、他端の取付フランジ11に、実施の形態1
で説明したヘッダ15を天井スラブ31とほぼ平行に取
付けたものである。本実施の形態によれば、実施の形態
1の効果に併せて、天井スラブ30と天井板31との間
隔が狭い場合においても容易に配管することができる。
【0020】上述の各実施の形態では、給水配管をH形
鋼のフランジの端部に設けた場合を示したが、図7に示
すように、フランジの上面に設け、あるいはフランジと
ウェブの交点に設け、さらには上部のフランジに設ける
など、設置場所は適宜選択することができる。また、給
水配管5の取り付け方の別の例を図8に示す。H形鋼1
のフランジ2の内側にL型アングル15の水平片をボル
ト等により取り付け、L型アングル15の垂直片をフラ
ンジ2の縁に設ける。そしてL型アングル15の垂直片
の外側に給水配管5を設け、実施形態1で示したU字型
ボルト13a内に給水配管5を保持させ、U字型ボルト
13aの端部をL型アングル15の垂直片に設けた挿通
穴に通して、ナットで固定する。このように高さ方向に
おいて、給水配管5がH形鋼1内のフランジ2間に設け
られる場合には、H形鋼1を積み重ねておく時に、給水
配管5が他のH形鋼1とあたらないので、何個も積み重
ねておくことができる。また、建造物の梁を構成する鋼
材がH形鋼の場合を示したが、その他の形鋼等の鋼材を
用いた場合にも本発明を実施することができる。さら
に、機械式駐車場など、鋼材が露出している建造物にも
本発明を実施することができ、この場合は、連結部材を
省略してヘッダを直接給水配管の開口部に接合してもよ
い。
【0021】また、上記の説明では、建造物の梁を構成
する鋼材に給水配管を一体的に設けた場合を示したが、
例えば、H形鋼、鋼管、角形鋼管等からなる柱材に、消
火用水タンクから送水ポンプを介して立ち上り、各階の
給水配管に消火用水を給水する比較的大径の配水本管を
一体的に設けてもよい。すなわち、柱材がH形鋼の場合
はそのウェブやフランジの内側に配水本管を取付け、ま
た、鋼管柱や角形鋼管柱の場合はその内部に配水本管を
配設し、各階に対応した位置に開口部を設けて、この開
口部に前述の給水配管を接続すれば、パイプスペース等
を設けることなく、配水本管を容易に配管することがで
きる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る消火設備は、建造物の梁を
構成する鋼材に給水配管を設け、この給水配管から消火
ヘッドに防火用水を供給するようにしたので、梁の施工
と同時に給水配管を敷設することができるため、給水配
管の設置スペースの確保や配管工事に苦労することがな
く、容易かつ短時間に配管工事を行うことができる。
【0023】また、上記の給水配管に設けた開口部に直
接又は接続手段を介してヘッダを取り付けたので、給水
配管に設ける取り出し用の接続口の個数を最小限にする
ことができる。さらに、可撓性を有する配管を使用して
ヘッダと消火ヘッドを接続するようにしたので、取り廻
しが容易であり、ヘッダがどこに接続されていても配管
を設置できるので、空調ダクトなどの他の機器の影響を
受けにくい。特に可撓性を有する配管が樹脂管の場合に
は、配管長さを15m程度の長さにもすることができる
ので、消火ヘッドがどの位置にあっても接続することが
できる。
【0024】さらに、上記の接続手段を、一端が給水配
管の開口部に接合され、他端にヘッダが接続される連結
部材と、この連結部材を給水配管に固定する取付金具と
によって構成したので、連結部材及びヘッダの取付けが
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の概要を示す説明図で
ある。
【図2】 一部を断面で示した図1の要部の説明図であ
る。
【図3】 給水配管のH形鋼への他の取付状態を示す斜
視図である。
【図4】 給水配管の継手部の説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態2の要部の説明図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態2の他の例の要部の説明
図である。
【図7】 給水配管のH形鋼への他の取付位置を示す説
明図である。
【図8】 給水配管のH形鋼へのさらに他の取付を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 梁を構成するH形鋼、2 フランジ、5 給水配
管、6 開口部、7,7a 連結部材、8 接続口、9
貫通穴、10a,10b 取付腕、11 取付フラン
ジ、13 取付金具、15,15a ヘッダ、16 取
付フランジ、17通水路、18 接続口、20 樹脂
管、23 エルボ、26 スプリンクラヘッド、30
天井スラブ、31 天井板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の梁を構成する鋼材の長手方向に
    設けた給水配管と、前記建造物に設置された消火ヘッド
    とを備え、 該消火ヘッドに前記給水配管から消火用水を供給するこ
    とを特徴とする消火設備。
  2. 【請求項2】 給水配管に開口部を設け、該開口部に直
    接又は接続手段を介してヘッダを接続し、該ヘッダと消
    火ヘッドとを可撓性を有する配管により接続したことを
    特徴とする請求項1記載の消火設備。
  3. 【請求項3】 接続手段を、一端にシール部材を介して
    給水配管の開口部に接続される接続口を有し、該接続口
    の近傍の外周に一対の取付腕を有し他端に取付フランジ
    が設けられて、中心部に貫通穴が貫設された連結部材
    と、前記取付腕を介して連結部材を給水配管に固定する
    取付金具とによって構成したことを特徴とする請求項2
    記載の消火設備。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100795062B1 (ko) 2007-03-27 2008-01-17 한국아치스판 주식회사 스프링클러가지배관이 매립된 아치지붕구조
KR101251429B1 (ko) * 2012-08-08 2013-04-05 채일수 내화구조 및 소화기능을 가진 친환경 하이브리드 강재빔
JP2021025399A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 丸井産業株式会社 コンクリート打設用圧送管固定金具

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