JP2003299748A - スラブ構造とスプリンクラー用配管の施工方法 - Google Patents

スラブ構造とスプリンクラー用配管の施工方法

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JP2003299748A
JP2003299748A JP2002107335A JP2002107335A JP2003299748A JP 2003299748 A JP2003299748 A JP 2003299748A JP 2002107335 A JP2002107335 A JP 2002107335A JP 2002107335 A JP2002107335 A JP 2002107335A JP 2003299748 A JP2003299748 A JP 2003299748A
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pipe
sprinkler
slab
box
ceiling
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Koji Nakajima
康二 中島
Masayuki Takabe
政幸 高部
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】天井裏の狭いスペースの中で行っていたスプ
リンクラー用配管の施工を容易に行えるようにすると共
に、建物の階高を低くするか、天井までの高さを高くす
ることができる、スプリンクラー用配管の施工方法を提
供する。 【解決手段】スプリンクラー用配管5を通すさや管3を
スラブ施工時に敷設し、敷設後、コンクリートを打って
さや管5をスラブ4に埋設する。スラブ施工後、さや管
5にスプリンクラー配管5を通して施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、建物のスラブ構造
と、スラブ中に配管されるスプリンクラー用配管の施工
方法に関する。
【0002】
【従来技術】高層ビル、劇場、デパートなど多くの人が
集まる建物では、法規によりスプリンクラーによる消火
設備が義務付けられている。スプリンクラー用配管は従
来、天井下地材取付後、現場での寸法計測、天井裏のス
ラブへの吊り金具による配管の支持、継手による管の接
続作業等の配管施工を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述する従来の配管施
工においては、天井下地材と、その上のスラブとの間の
天井裏のスペースは狭く、こうした狭いスペースの中で
上述するような配管施工を行うのは容易でないうえ、工
期も長くかゝること、管と継手を接続するネジ部からの
漏水や錆等を生じ易いこと、天井裏にかゝるスペースを
確保するために階高が高くなるか、階高を抑えようとす
れば、天井までの高さを低くせざるを得ないこと、等の
問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題を解消することを目
的としてなされたもので、そのためのスラブ構造と、ス
ラブ中に配管されるスプリンクラー用配管の施工方法を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】本発明の第1の特徴は、建物のスラ
ブ中にスプリンクラー用配管を通管するさや管を埋設し
てなるものであり、別の特徴は、建物の躯体工事におい
てスラブを施工する際、スプリンクラー用配管を通すさ
や管を敷設し、さや管敷設後、コンクリートを打ち込ん
でスラブを施工後、さや管にスプリンクラー用配管を通
管することにある。
【0006】上記発明によると、スプリンクラー用配管
の施工は、スペースに余裕があるスラブの施工時に行わ
れ、スプリンクラー用配管はスラブに埋設され、天井裏
にスプリンクラー用配管のための開きスペースを確保す
る必要がない。
【0007】本発明で用いるスプリンクラー用配管は、
従来のものと同様、鋼管であってもよく、継手との接続
部分のネジ部から漏水があってもさや管より漏出するこ
とがないが、好ましくは樹脂管が用いられる。樹脂管の
可撓性を利用して、ある程度任意の向きに曲げられるた
め、配管の途中に継手を設ける必要がなく、また管を接
続する継手には耐漏水性に優れた電気融着継手を使用す
ることができ、この継手では錆を生ずることもないため
である。したがって更に別の特徴は、配管を可撓性を有
する樹脂管としたものである。
【0008】本発明において用いるさや管は、樹脂管と
同様、配管の途中に継手を設けなくてもよいように可撓
性を有するものが望ましいが、コンクリート打込み時に
潰れないようにする必要がある。こうしたものとしては
例えば、蛇腹状の金属又は樹脂製のコルゲート管が挙げ
られる。したがって別の特徴は、さや管を金属又は樹脂
製のコルゲート管としたものである。
【0009】更に別の特徴は、スラブ下側部に下面を開
口し、かつさや管に接続したボックスを埋設し、ボック
ス内にスプリンクラーヘッドの接続部分が納められるよ
うにしたものである。
【0010】本発明によると、コンクリートを打ち込む
ときにコンクリートがボックス内に入り込まないように
なるためスプリンクラーヘッドの接続がボックス内で支
障なく行え、しかも接続部分が天井より突出して見映え
を損なうこともない。
【0011】本発明において、ボックス内に設けられる
接続部分は、スプリンクラーヘッドが取付けられる継手
であってもよいし、スプリンクラー用配管が金属管であ
る場合、その管端部であってもよい。金属管である場
合、スプリンクラーヘッドを管端部に直接捩込んで取付
けることができる。
【0012】本発明のボックスは、好ましくは開口を閉
じる蓋が取り付けられ、この蓋にはより好ましくは天井
の意匠とマッチした意匠が施される。この蓋にはまた、
スプリンクラーヘッドが差し込まれるか、或いは配管管
端部に接続した継手が嵌挿される孔があけられる。蓋を
設けることによりボックスが隠され、蓋に上述するよう
に天井とマッチした意匠を施すこともできる。したがっ
て他の特徴は、ボックスの開口部に蓋を取付たものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】建物のスラブ施工時において、図
1及び図2に示すように、型枠工事を行ったのち、スプ
リンクラー用配管を通すさや管、例えばコルゲート管の
ような可撓性のあるさや管1を型枠の底板2上に所要箇
所から所要箇所まで一端が型枠より延出するようにして
おき、かつさや管1先端に接続される、杓形の下面を開
口したボックス3をスプリンクラーヘッドを取付ける箇
所の底板2上に開口した下面を底板2に向けて置いて、
ボックス3の開口部より側方に突出する取付部3aにあ
けた釘孔を通して底板2に釘4を打ち付けることにより
固定する。そして鉄筋5を縦横に配筋する。その後、型
枠内にコンクリートを打ち込む。養生後、型枠を取り外
すと、ボックス3がスラブ6下側に開口し、さや管1が
ボックス3を取付けた側と反対側の端部をスラブ6より
若干突出させた状態でスラブ中に埋設される。
【0014】スプリンクラー用配管を施工するときに
は、さや管内に配管7を通管し、さや管1より延出する
端部を図示しない給水管に接続されるスラブ外のヘッダ
ーに接続する一方、図3に示すようにボックス内に側方
より突出する配管7の端部に電気融着エルボ継手8を介
してスプリンクラーヘッド11を下向きにして取付け、
ついで意匠蓋9をボックス3にスプリンクラーヘッド1
1を蓋9の孔10に嵌合させて取付ける。
【0015】天井は、型枠を外したスラブをむき出した
状態で使用することもできるが、好ましくはクロス材が
貼られ、より好ましくは天井材が取付けられる。天井材
を取付ける場合、蓋7を省くことができる。そしてスプ
リンクラーヘッド11が天井材による天井と略同一平面
上に位置するように継手8或いはスプリンクラーヘッド
11には図示するものよりも長いものが用いられる。
【0016】図3は、天井13の裏にスプリンクラー用
配管のためのスペース14を備えた従来の建物の標準階
を示すものであるが、本実施形態の施工方法によると、
上記スペース14が不要になる分、天井までの高さを高
くできるか、或いは天井11までの高さを変えなけれ
ば、スラブ6間の間隔である階高を低くすることができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によると、スプリンクラー用配管
を通すさや管の敷設は、スラブの施工時に行われ、スラ
ブ施工時には上方にスペースに十分な余裕があるため、
さや管の敷設が容易で、工期も短時間で行えること、さ
や管内で継手部分から水洩れするようなことがあっても
さや管内に漏水するだけで外部への洩れを防止できるこ
と、天井裏にスプリンクラー用配管のためのスペースを
設ける必要がないため、その分天井までの高さを高くで
きるか、或いは階高を低くすることができ、高層ビルの
場合、同じ階数でもビルの高さを低くし、建築コストを
低減させることができること等の効果を奏する。
【0018】スプリンクラー用配管に可撓性のある樹脂
管を用いた場合、配管の途中に継手を設ける必要がなく
なるため、継手がない分、施工が容易で、工期も短縮さ
れ、また管端部にスプリンクラーヘッド取付けのための
継手を取付ける場合、継手には水洩れを生じにくゝ、ま
た錆を生ずることがない電気融着継手を使用することが
できる。
【0019】しかもさや管に可撓性のあるコルゲート管
を用いた場合には、途中に継手を設ける必要がなく、ま
たコンクリート打込み時に潰れて通管できなくなるおそ
れもない。
【0020】またスプリンクラーヘッドの接続部分が納
められるボックスをスラブに埋設して設ければ、コンク
リート打込み時にコンクリートがボックス内に入り込む
ことがないためボックス内でヘッドとの接続を容易に行
うことができ、接続部分が天井より突出して見栄えを損
なうこともない。
【0021】またボックスの開口部に蓋を設けることに
より、天井にボックスや接続部分が露出するのを防ぐこ
とができ、蓋に天井とマッチした意匠蓋を用いることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スラブ施工時にスプリンクラー用配管を施工
し、鉄筋を配筋した状態を示す要部の平面図。
【図2】型枠の底板に取付けたボックスの正面図。
【図3】スプリンクラーヘッド取付状態の断面図。
【図4】建物の標準階の略図。
【符号の説明】
1・・さや管 2・・底板 3・・ボックス 4・・釘 5・・鉄筋 6・・スラブ 7・・配管 8・・電気融着エルボ継手 9・・蓋 10・・孔 11・・スプリンクラーヘッド 13・・天井 14・・スペース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートよりなる建物のスラブ構造で
    あって、スラブ中にスプリンクラー用配管のさや管を埋
    設したことを特徴とするスラブ構造。
  2. 【請求項2】建物の躯体工事において、スラブを施工す
    る際、スプリンクラー用配管を通すさや管を敷設したの
    ち、コンクリートを打込み、スラブを施工後、さや管に
    スプリンクラー用配管を通管することを特徴とするスプ
    リンクラー用配管の施工方法。
  3. 【請求項3】さや管に通管されるスプリンクラー用配管
    は、可撓性を有する樹脂管である請求項2記載のスプリ
    ンクラー用配管の施工方法。
  4. 【請求項4】さや管は金属又は樹脂製のコルゲート管で
    ある請求項3記載のスプリンクラー用配管の施工方法。
  5. 【請求項5】さや管に接続され、かつスプリンクラーヘ
    ッドの接続部分が納められるボックスがスラグ下側部に
    下面を開口して埋設されることを特徴とする請求項2な
    いし4のいずれかの請求項に記載のスプリンクラー用配
    管の施工方法。
  6. 【請求項6】ボックスの開口部には蓋が取付けられる請
    求項5記載のスプリンクラー用配管の施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285248A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Yuan Shin Enterprise Co Ltd 床スラブ内に埋設される消防用散水配管の施工法
DE102016109215A1 (de) * 2016-02-04 2017-08-10 Safet Hoxha Schalungsschoner mit Verteiler
CN109882661A (zh) * 2019-03-11 2019-06-14 齐共明 一种海洋工程海底管道架设装置

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