JPH09100963A - 固定用サポート付き首長エルボ及びそれを用いた配管設備 - Google Patents

固定用サポート付き首長エルボ及びそれを用いた配管設備

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JPH09100963A
JPH09100963A JP25513395A JP25513395A JPH09100963A JP H09100963 A JPH09100963 A JP H09100963A JP 25513395 A JP25513395 A JP 25513395A JP 25513395 A JP25513395 A JP 25513395A JP H09100963 A JPH09100963 A JP H09100963A
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pipe
elbow
tube
fixing support
slab
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JP25513395A
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Shingo Hase
真吾 長谷
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、固定用サポート付き首長エルボ及
びそれを用いた配管設備給排水設備に関し、配管と連結
する際の接続の施工性を良くし、配管との接続部から漏
水が生じた場合に漏水を早期に発見することを目的とす
る。 【解決手段】 螺子部が先端に形成された一方の筒管
と、螺子部が先端に形成され一方の筒管に曲がり接続部
を介して所定の角度で設けられた他方の筒管とを備え、
一方の筒管はサポートを有し、他方の筒管は一方の筒管
より長い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定用サポート付
き首長エルボ及びそれを用いた配管設備に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、建物内の洗面台や流し台におけ
る給排水設備には、給水系,排水系が配置され、給水系
や排水系には複数の配管が用いられる。給水系や排水系
の方向転換を図るためエルボが用いられ、エルボで方向
の異なる2つの配管が連結されている。
【0003】エルボで方向の異なる2つの配管を連結す
る作業の際には、施工性の確保やエルボと配管の接続部
から水が漏れた場合の早期の水漏れの発見等の施工工事
上の事項が要求されている。図4,図5はエルボで連結
された2つの配管を有する給排水設備を示す。図におい
て、符号101は洗面化粧台で、スラブ102の上面1
02Aの上に設置された床103の上面103Aの上に
配置されている。
【0004】洗面化粧台101は底棚からなる床板10
1Aを有し、床板101Aには点検口101Bが形成さ
れている。点検口101Bを垂直な排水配管104が貫
通し、排水配管104の一端は流し口105に接続され
ている。排水配管104の他端はエルボ106を介して
水平な排水配管107に連結されている。即ち、エルボ
106の各先端には雌螺子部106A,106Bが形成
され、エルボ106の雌螺子部106Aに排水配管10
4の他端の雄螺子部104Aが螺合している。エルボ1
06の雌螺子部106Bに排水配管107の他端の雄螺
子部107Aが螺合している。
【0005】そして、排水配管107はスラブ102の
上面102Aと床103の間の床下空間108に配置さ
れており、また、エルボ106は床103の下側に位置
し、バンド(図示せず)でスラブ102の上面102A
に固定されている。なお、符号109は水平な給水配
管、110は垂直な給水配管で、給水配管109と給水
配管110はエルボ106を介して連結されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、エルボ10
6は排水配管104と排水配管107の接続,給水配管
110と給水配管109の接続の如き方向の異なる2つ
の配管の連結の機能を有するが、エルボ106を使用し
た際の工事現場での配管の際の施工性等の建築上の要求
は、以下のように満足されていなかった。
【0007】例えば、施工の際、エルボ106が床10
3の下側に位置しているので、排水配管104の雄螺子
部104Aをエルボ106の雌螺子部106Aに螺合す
る作業が、点検口101Bから覗きながら行なわれてい
た。かかる螺合作業はスペースの狭い洗面化粧台101
内で行なわれることから作業性が悪く、施工性が劣って
いた。
【0008】そのため、排水配管104の雄螺子部10
4Aとエルボ106の雌螺子部106Aの螺合が無理に
行なわれると、その連結部Sから漏水が生じる場合もあ
った。この場合、漏水が床103の下側に拡り、漏水の
早期発見が困難であった。また、施工の際、エルボ10
6はバンドでスラブ102の上面102Aに固定さてい
るので、エルボ106が動き易くなっており、排水配管
104の雄螺子部104Aとエルボ106の雌螺子部1
06Aの螺合が無理に行なわれると、エルボ106が動
くことになり、排水配管104の雄螺子部104Aのエ
ルボ106への螺合の作業を困難にし、施工性を悪くし
ていた。
【0009】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、配管と連結する際の接続
の施工性を良くし、配管との接続部から漏水が生じた場
合に漏水を早期に発見できる固定用サポート付き首長エ
ルボ及びそれを用いた配管設備を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
螺子部が先端に形成された一方の筒管と、螺子部が先端
に形成され一方の筒管に曲がり接続部を介して所定の角
度で設けられた他方の筒管とを備え、一方の筒管はサポ
ートを有し、他方の筒管は一方の筒管より長いことを特
徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の固
定用サポート付き首長エルボにおいて、サポートの取付
面から他方の筒管の先端の管口までの距離はスラブの上
面から床板の上面までの最小寸法より長いことを特徴と
する。請求項3記載の発明は、請求項1記載または請求
項2記載の固定用サポート付き首長エルボにおいて、他
方の筒管はスラブに設けた支持部材の垂直面に固定され
るサポートを有していることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、スラブ上に設けた
床の上に床板を有する箱体が設置され、スラブの上面と
床の間に第一配管が配置され、箱体内に第2配管が配置
され、請求項1ないし請求項3のいずれか記載の固定用
サポート付き首長エルボがスラブの上面の上に配置さ
れ、第一配管の先端の螺子部に、請求項1ないし請求項
3のいずれか記載の固定用サポート付き首長エルボの一
方の筒管の螺子部が螺合され、この一方の筒管のサポー
トはスラブの上面に固定され、第2配管の先端の螺子部
に、請求項1ないし請求項3のいずれか記載の固定用サ
ポート付き首長エルボの他方の筒管の螺子部が螺合され
ていることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、施工の際にお
いて、サポートにより他方の筒管に力がかけられても、
固定用サポート付き首長エルボは動くことなく固定状態
に保持される。他方の筒管は一方の筒管より長いので、
他方の筒管と設置されるべき配管との連結が容易にな
り、取り扱いが容易となる。
【0014】請求項2記載の発明においては、他方の筒
管の先端の管口は床板の上面の上に首出しているので、
作業者は、他方の筒管の螺子部を見ながら作業をする。
また、施工の際に、床板が据え付けられる前に、一方の
筒管より長い他方の筒管に作業者が引っ掛かって衝撃力
が作用しても、一方の筒管がサポートを介してスラブの
上面に固定されていることから、当該固定用サポート付
き首長エルボが回転した状態で取り付けられることは無
い。
【0015】請求項3記載の発明においては、一方の筒
管のサポートはスラブの上面に固定され、且つ、他方の
筒管はスラブに設けた支持部材に固定される。請求項4
記載の発明においては、請求項1記載または請求項3の
いずれか記載の固定用サポート付き首長エルボの他方の
筒管の先端の筒口は床板の上面の上に首出しているの
で、箱体内において、作業者は、請求項1記載または請
求項3のいずれか記載の固定用サポート付き首長エルボ
の他方の筒管に第2配管を螺じ込む際に、請求項1記載
または請求項3のいずれか記載の固定用サポート付き首
長エルボの他方の筒管の螺子部の螺じ込み状態を見なが
ら連結作業をする。
【0016】請求項1記載または請求項3のいずれか記
載の固定用サポート付き首長エルボの一方の筒管のサポ
ートは、スラブの上面に固定されているので、施工の際
において、第2配管の先端から請求項1記載または請求
項3のいずれか記載の固定用サポート付き首長エルボの
他方の筒管に力がかけられても、請求項1記載または請
求項3のいずれか記載の固定用サポート付き首長エルボ
は動くことなく固定状態に保持される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1ないし図3により請求項1
記載ないし請求項3記載の発明の実施の形態に係わる固
定用サポート付き首長エルボ,請求項4記載の発明の実
施の形態に係わる固定用サポート付き首長エルボを用い
た配管設備を、配管設備として給排水設備を例に挙げて
説明する。
【0018】図において、符号1はスラブで、このスラ
ブ1の上面1Aから垂直方向で所定の距離上方に床2が
設置されている。スラブ1の上面1Aと床2の間に水平
な給水配管からなる第1配管3,水平な排水配管からな
る第1配管4が配置されている。
【0019】床2の上面2Aには、洗面化粧台からなる
箱体5が設置されている。箱体5は、その上端に洗面器
6を有し、その下端には底棚からなる床板7を有してい
る。床板7には第1点検口8,第2点検口9が形成され
ている。スラブ1の上面1A上に第1の固定用サポート
付き首長エルボ10,第2の固定用サポート付き首長エ
ルボ11が配置されている。
【0020】第1の固定用サポート付き首長エルボ1
0,第2の固定用サポート付き首長エルボ11は、第1
筒管12からなる一方の筒管と、第1筒管12に直角に
形成されている第2筒管13からなる他方の筒管とを備
えている。第1筒管12には、その先端の内周面に雌螺
子部14が形成されている。第2筒管13は第1筒管1
2より長く構成され、その先端の内周面に雌螺子部15
が形成されている。第2筒管13は第1筒管12に曲が
り接続部Mを介して設けられている。
【0021】第1筒管12の一側に取付座からなるサポ
ート16が形成され、サポート16の底面の全面はスラ
ブ1の上面1Aに載置される取付面16Bを形成してい
る。このサポート16の両側部の耳部16C,16C
(図には1つのみ図示)には取付孔16A,16Aが形
成されている。第2筒管13の一側に取付座からなるサ
ポート17が形成され、このサポート17には取付孔1
7Aが形成されている。
【0022】第2筒管13の軸線Jにおける、第1筒管
12のサポート16の取付面16Bから第2筒管13の
先端の管口13Aまでの距離は、スラブ1の上面1Aか
ら底棚からなる床板7の上面7Aまでの最小寸法より長
く構成されている。第2筒管13の先端の管口13A
は、床2の上面2A上に首出しているのみならず、底棚
からなる床板7の第1点検口8,第2点検口9を貫通
し、床板7の上面7Aの上に首出している。
【0023】第1の固定用サポート付き首長エルボ10
においては、第1筒管12のサポート16はその取付孔
16Aに螺入されたビス18を介してスラブ1の上面1
Aに固定されている。第2筒管13のサポート17は、
その取付孔17Aに螺入されたビス18を介してスラブ
1に水平に固定された柱材からなる第1の支持部材19
の垂直面19Aに固定されている。これにより、第1の
固定用サポート付き首長エルボ10はサポート16,1
7を介して固定状態となる。
【0024】第2の固定用サポート付き首長エルボ11
においては、第1筒管12のサポート16はその取付孔
16Aに螺入されたビス18を介してスラブ1の上面1
Aに固定されている。第2筒管13のサポート17は、
その取付孔17Aに螺入されたビス18を介してスラブ
1に水平に固定された柱材からなる第2の支持部材20
の垂直面20Aに固定されている。これにより、第2の
固定用サポート付き首長エルボ11はサポート16,1
7を介して固定状態となる。
【0025】そして、第1の固定用サポート付き首長エ
ルボ10の第1筒管12の雌螺子部14に第1配管3の
先端の雄螺子部3Aが螺子止めされている。第2の固定
用サポート付き首長エルボ11の第1筒管12の雌螺子
部14に第1配管4の先端の雄螺子部4Aが螺子止めさ
れている。また、箱体5の内側には垂直な給水配管から
なる第2配管21,垂直な排水配管からなる第2配管2
2が設置されている。第2配管21の一端は図示しない
蛇口に接続され、第2配管21の他端には雄螺子部21
Aが形成されている。
【0026】第2配管21の雄螺子部21Aは第1の固
定用サポート付き首長エルボ10の第2筒管13の雌螺
子部15に螺合されている。第2配管22の一端は箱体
5の洗面器6に接続され、第2配管22の他端には雄螺
子部22Aが形成されている。第2配管22の雄螺子部
22Aは第2の固定用サポート付き首長エルボ11の第
2筒管13の雌螺子部15に螺合されている。 このよ
うにして、第1の固定用サポート付き首長エルボ10,
第2の固定用サポート付き首長エルボ11にそれぞれ第
1配管3,4及び第2配管21,22が連結されてい
る。
【0027】また、箱体5の床板7の第1点検口8,第
2点検口9には、キャップ23,23がそれぞれ被せら
れ、キャップ23,23は第2配管21,第2配管22
を囲んでいる。しかして、給水は、第1配管3→第1の
固定用サポート付き首長エルボ10→第2配管21の順
序で箱体5の蛇口に供給される。排水は、洗面器6→第
2配管22→第2の固定用サポート付き首長エルボ11
→第1配管4の順序で排出される。
【0028】また、給水系の組立手順については、一般
には、先ず、第1の固定用サポート付き首長エルボ10
がスラブ1の上面1A上に固定される。スラブ1の上面
1Aと床2の間に水平な給水配管からなる第1配管3が
配置され、第1の固定用サポート付き首長エルボ10に
第1配管3が連結される。続いて、箱体5が床2の上面
2A上に据え付けられ、第1の固定用サポート付き首長
エルボ10に垂直な給水配管からなる第2配管21が連
結される。
【0029】なお、一般の上述の組立手順以外にも次の
手順で行なわれる。先ず、箱体5が床2の上面2A上に
据え付けられ、箱体5の床板7の第1点検口8に第1の
固定用サポート付き首長エルボ10が通されてスラブ1
の上面1A上に固定される。この固定された第1の固定
用サポート付き首長エルボ10に第1配管3が連結され
る。続いて、第1の固定用サポート付き首長エルボ10
に第2配管21が連結される。
【0030】また、排水系の組立手順についても給水系
の組立手順と同様とされている。次に、本発明の実施の
形態における作用を説明する。第1,第2の固定用サポ
ート付き首長エルボ10,11の第2筒管13の先端の
管口13Aは床2の上面2Aの上に首出しているのみな
らず、箱体5の底棚からなる床板7の上面7Aの上に首
出しているので、作業者は、箱体5内において、第2配
管21,22を第1,第2の固定用サポート付き首長エ
ルボ10,11の第2筒管13の雌螺子部15に螺じ込
む際に、第2配管21,22の雄螺子部21A,22A
と第2筒管13の雌螺子部15の螺じ込み状態を見なが
ら連結作業をする。そして、第2筒管13は第1筒管1
2より長いので、第2筒管13は第2配管21,22と
の連結が容易で、取り扱いが容易となっている。
【0031】第1,第2の固定用サポート付き首長エル
ボ10,11の各第2筒管13のサポート17はそれぞ
れ第1,第2の支持部材19,20の垂直面19A,2
0Aに固定され、第1筒管12のサポート16はスラブ
1の上面1Aに固定されているので、施工の際にも、第
1,第2の固定用サポート付き首長エルボ10,11の
固定状態が強固に保持され、第2配管21,22の先端
から第1,第2の固定用サポート付き首長エルボ10,
11の各第2筒管13に強い力がかけられても、その固
定状態が保持される。
【0032】また、施工の際に、棚板からなる床板7が
設置される前に、第1筒管12よりも長い第2筒管13
に作業者が引っ掛かって衝撃力が作用しても、第1筒管
12がサポート16を介してスラブ1の上面1Aに固定
されていることから、当該固定用サポート付き首長エル
ボ10,11が回転した状態で取り付けられることはな
い。
【0033】次に、本発明の実施の形態における効果を
説明する。第2筒管13の軸線Jの、第1筒管12のサ
ポート16の取付面16Bから該第2筒管13の先端の
管口13Aまでの距離はスラブ1の上面1Aから床板7
の上面7Aまでの最小寸法より長いので、第2筒管13
の先端の管口13Aを床板7の上面7Aから首出させる
ことができる。従って、作業者は、第2筒管13の雌螺
子部15を見ながら作業ができ、施工性を確保できる。
そして、施工の際にも、第1筒管12がサポート16を
介してスラブ1の上面1Aに固定されているので、当該
固定用サポート付き首長エルボ10,11に力がかけら
れても、その固定状態を保持し、螺合作業を容易にし、
施工の際の作業性を良くできる。そして、第2筒管13
は第1筒管12より長いので、第2筒管13は第2配管
21,22との連結を容易にし、取り扱いを容易にでき
る。
【0034】また、漏水が第2筒管13の雌螺子部15
から生じた場合にも、第2筒管13の先端の管口13A
が棚板からなる床板7の上面7Aの上に首出しているの
で、漏水は棚板からなる床板7の上面7Aの上に拡り、
漏水の早期発見が可能になる。さらに、施工の際に、棚
板からなる床板7が設置される前に、第1筒管12より
も長い第2筒管13に作業者が引っ掛かって衝撃力が作
用しても、第1筒管12がサポート16を介してスラブ
1の上面1Aに固定されていることから、当該固定用サ
ポート付き首長エルボ10,11が回転した状態で取り
付けられることなく、漏水の原因となることを防ぐこと
ができる。
【0035】そして、第2筒管13は第1筒管12より
長いので、第2筒管13と第2配管21,22との連結
を容易にし、当該固定用サポート付き首長エルボ10,
11の取り扱いを容易にできる。加えて、第1,第2の
固定用サポート付き首長エルボ10,11の第1筒管1
2は第2筒管13より短くなっているので、第1,第2
点検口8,9のある床板7を有する箱体5を床2の上面
2A上に設置してから、第1,第2の固定用サポート付
き首長エルボ10,11を第1,第2点検口8,9内に
挿入してスラブ1の上面1Aに固定する場合には、第
1,第2点検口8,9の大きさを小さくでき、箱体5の
床板7のスペースを広くできる。
【0036】なお、本発明の実施の形態においては、箱
体の例として洗面化粧台を挙げているが、これに限定さ
れることなく例えば流し台に適用することもできる。ま
た、本発明の実施の形態においては、箱体5はその下端
に床板7を有している場合について説明したが、箱体5
が床板7を有しない場合にも第1,第2の固定用サポー
ト付き首長エルボ10,11の各第2筒管13の先端の
管口13Aが床板としての床2の上面2Aに首出してお
り、本発明の実施の形態における効果を奏する。
【0037】さらに、本発明の実施の形態においては、
第2筒管13の先端の管口13Aが底棚からなる床板7
の上面7A,床2の上面2Aに首出している場合につい
て説明したが、床2を設置しないで箱体5をスラブ1の
上面1Aに直接配置する場合にも成立することは勿論で
ある。そして、また、本発明の実施の形態においては、
第1,第2の支持部材19,20は水平に載置された柱
材からなるが、スラブ1に設けた壁にすることもでき
る。
【0038】そして、さらに、本発明の実施の形態にお
いては、第1筒管12のサポート16の底面の全面がス
ラブ1の上面1Aに載置される取付面16Bを形成して
いるが、サポート16の両側部の耳部16C,16Cの
底面にのみスラブ1の上面1Aに載置される取付面を形
成することもできる。加えて、本発明の実施の形態にお
いては、第2筒管13のサポート17は、その取付孔1
7Aに螺入されたビス18を介してスラブ1に水平に固
定された柱材からなる第1,第2の支持部材19,20
の垂直面19A,20Aに固定されているが、第2筒管
13のサポート17がなくても第1筒管12のサポート
16のみにより第1,第2の固定用サポート付き首長エ
ルボ10,11を固定状態にすることができる。
【0039】また、本発明の実施の形態においては、第
1,第2の固定用サポート付き首長エルボ10,11の
第2筒管13の先端の内周面に雌螺子部15が形成さ
れ、第2配管21,22の他端には雄螺子部21A,2
2Aが形成されており、第2配管21,22の雄螺子部
21A,22Aは第1,第2の固定用サポート付き首長
エルボ10,11の第2筒管13の雌螺子部15に螺合
されているが、固定用サポート付き首長エルボの第2筒
管の先端に雄螺子部を形成し、第2配管の他端には雌螺
子部を形成し、第2配管の雌螺子を第1,第2の固定用
サポート付き首長エルボの第2筒管の雄螺子部に螺合す
ることもできる。同様に、固定用サポート付き首長エル
ボの第1筒管の先端に雄螺子部を形成し、第1配管の先
端に雌螺子部を形成し、この第1配管の先端の雌螺子部
を固定用サポート付き首長エルボの第1筒管の雄螺子部
に螺子止めするようにすることもできる。
【0040】そして、本発明の実施の形態においては、
配管設備として給排水設備を例に挙げて説明したか、こ
れに限定されることなく、例えば、ガス配管,空調配管
に適用することもできる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、施工の際
において、他方の筒管に力がかけられても、サポートに
より固定用サポート付き首長エルボを動くことなく固定
状態に保持できる。
【0042】また、他方の筒管は一方の筒管より長いの
で、他方の筒管と設置されるべき配管との連結を容易に
し、当該固定用サポート付き首長エルボの取り扱いを容
易にできる。請求項2記載の発明によれば、サポートの
取付面から他方の筒管の先端の管口までの距離はスラブ
の上面から床板の上面までの最小寸法より長いので、他
方の筒管の先端の管口を床板の上面から首出させること
ができる。従って、作業者は、他方の筒管の螺子部を見
ながら作業ができ、施工性を確保できる。そして、施工
の際にも、一方の筒管がサポートを介してスラブの上面
に固定されているので、当該固定用サポート付き首長エ
ルボに力がかけられても、その固定状態を保持し、螺合
作業を容易にし、施工の際の作業性を良くできる。
【0043】また、漏水が他方の筒管の螺子部から生じ
た場合にも、他方の筒管の先端の管口が床板の上面の上
に首出しているので、漏水は床板の上面上に拡り、漏水
の早期発見が可能になる。さらに、施工の際に、床板が
据え付けられる前に、一方の筒管より長い他方の筒管に
作業者が引っ掛かって衝撃力が作用しても、一方の筒管
がサポートを介してスラブの上面に固定されていること
から、当該固定用サポート付き首長エルボが回転した状
態で取り付けられることが防止され、漏水の原因となる
ことを防ぐことができる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、固定用サポ
ート付き首長エルボの一方の筒管のサポートはスラブの
上面に固定され 且つ、他方の筒管はスラブに設けた支
持部材の上面に固定されているので、施工の際におい
て、一方の筒管だけが固定される場合よりも、固定用サ
ポート付き首長エルボの固定状態をより強固にできる。
請求項4記載の発明によれば、次の効果を奏する。
【0045】当該固定用サポート付き首長エルボの一方
の筒管は他方の筒管より短いので、例えば点検口のある
床板を有する箱体を床の上に設置してから、当該固定用
サポート付き首長エルボを点検口内に挿入してスラブの
上面に固定する場合には、点検口の大きさを小さくで
き、箱体の床板のスペースを広くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における固定用サポート付
き首長エルボを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における固定用サポート付
き首長エルボ示す一部断面側面図である。
【図3】本発明の実施の形態における配管設備の断面側
面図である。
【図4】従来における首長エルボを配置した給排水設備
の断面側面図である。
【図5】従来における首長エルボを示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 スラブ 1A 上面 3 第1配管 3A 雄螺子部 4 第1配管 4A 雄螺子部 5 箱体 7 床板 7A 上面 10 第1の固定用サポート付き首長エルボ 11 第2の固定用サポート付き首長エルボ 12 第1筒管 13 第2筒管 13A 管口 14 雌螺子部 15 雌螺子部 16 サポート 16B 取付面 17 サポート 19 第1の支持部材 19A 垂直面 20 第2の支持部材 20A 垂直面 21 第2配管 21A 雄螺子部 22 第2配管 22A 雄螺子部 M 曲がり接続部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺子部が先端に形成された一方の筒管
    と、 螺子部が先端に形成され一方の筒管に曲がり接続部を介
    して所定の角度で設けられた他方の筒管とを備え、 一方の筒管はサポートを有し、 他方の筒管は一方の筒管より長いことを特徴とする固定
    用サポート付き首長エルボ。
  2. 【請求項2】 サポートの取付面から他方の筒管の先端
    の管口までの距離はスラブの上面から床板の上面までの
    最小寸法より長いことを特徴とする請求項1記載の固定
    用サポート付き首長エルボ。
  3. 【請求項3】 他方の筒管はスラブに設けた支持部材の
    垂直面に固定されるサポートを有していることを特徴と
    する請求項1記載または請求項2記載の固定用サポート
    付き首長エルボ。
  4. 【請求項4】 スラブ上に設けた床の上に床板を有する
    箱体が設置され、 スラブの上面と床の間に第1配管が配置され、 箱体内に第2配管が配置され、 請求項1ないし請求項3のいずれか記載の固定用サポー
    ト付き首長エルボがスラブの上面の上に配置され、 第1配管の先端の螺子部に、請求項1ないし請求項3の
    いずれか記載の固定用サポート付き首長エルボの一方の
    筒管の螺子部が螺合され、 この一方の筒管のサポートはスラブの上面に固定され、 第2配管の先端の螺子部に、請求項1ないし請求項3の
    いずれか記載の固定用サポート付き首長エルボの他方の
    筒管の螺子部が螺合されていることを特徴とする配管設
    備。
JP25513395A 1995-10-02 1995-10-02 固定用サポート付き首長エルボ及びそれを用いた配管設備 Pending JPH09100963A (ja)

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