JP2001275421A - 乗用型苗植機 - Google Patents

乗用型苗植機

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JP2001275421A JP2000094831A JP2000094831A JP2001275421A JP 2001275421 A JP2001275421 A JP 2001275421A JP 2000094831 A JP2000094831 A JP 2000094831A JP 2000094831 A JP2000094831 A JP 2000094831A JP 2001275421 A JP2001275421 A JP 2001275421A
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龍雄 神谷
Mitsuo Konda
満夫 根田
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、予備苗載台を装着した色々な形態の乗
用型苗植機があるが、何れも、機体の前後長を短くし且
つ作業性も良いものはなかった。 【解決手段】 乗用型走行車輌1に苗植装置46を装着
した乗用型苗植機において、乗用型走行車輌1に前後長
さを短くした収納状態と前後長さを長くした苗載置作用
状態とに変更調節できる予備苗載台70を装備した乗用
型苗植機としたもの、又は、予備苗載台70を乗用型走
行車輌1の前部に配置し、機体側面視で収納状態では乗
用型走行車輌1の前部と略々同じ位置で、苗載置作用状
態では乗用型走行車輌1の前部から前方に突出する乗用
型苗植機としたもの、又は、予備苗載台70の前部と後
部とが連繋されて同時に位置変更される乗用型苗植機と
したもの、又は、機体側面視で乗用型走行車輌1の操縦
座席43の前側に予備苗載台70を設けると共に、少な
くとも予備苗載台70後部が位置変更される乗用型苗植
機としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用型田植機や
乗用型野菜移植機や乗用型イ草移植機等の乗用型苗植機
に関するものである。
【0002】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】従来、予備
苗載台を装着した色々な形態の乗用型苗植機があるが、
何れも、機体の前後長を短くし且つ作業性も良いものは
なかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】従来の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、乗用型走行車輌1に苗植
装置46を装着した乗用型苗植機において、乗用型走行
車輌1に前後長さを短くした収納状態と前後長さを長く
した苗載置作用状態とに変更調節できる予備苗載台70
を装備した乗用型苗植機としたものであり、請求項2記
載の発明は、予備苗載台70を乗用型走行車輌1の前部
に配置し、機体側面視で収納状態では乗用型走行車輌1
の前部と略々同じ位置で、苗載置作用状態では乗用型走
行車輌1の前部から前方に突出する請求項1記載の乗用
型苗植機としたものであり、請求項3記載の発明は、予
備苗載台70の前部と後部とが連繋されて同時に位置変
更される請求項1乃至請求項2記載の乗用型苗植機とし
たものであり、請求項4記載の発明は、機体側面視で乗
用型走行車輌1の操縦座席43の前側に予備苗載台70
を設けると共に、少なくとも予備苗載台70後部が位置
変更される請求項1乃至請求項3記載の乗用型苗植機と
したものである。
【0004】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明は、乗用型走行
車輌1に苗植装置46を装着した乗用型苗植機におい
て、乗用型走行車輌1に前後長さを短くした収納状態と
前後長さを長くした苗載置作用状態とに変更調節できる
予備苗載台70を装備した乗用型苗植機としたものであ
るから、田植作業時には予備苗載台70を苗載置作用状
態にして予備苗の載置及び取り出しが容易にできて良好
な田植作業が行なえ、非田植作業時には収納状態にして
予備苗載台70があまり邪魔にならず作業性が良い。
【0005】請求項2記載の発明は、予備苗載台70を
乗用型走行車輌1の前部に配置し、機体側面視で収納状
態では乗用型走行車輌1の前部と略々同じ位置で、苗載
置作用状態では乗用型走行車輌1の前部から前方に突出
する請求項1記載の乗用型苗植機としたものであるか
ら、請求項1記載の作用効果に加えて、予備苗載台70
の前部が収納状態では乗用型走行車輌1の前部と略々同
じ位置なので機体全長が短くなり、トラック等への積み
込み効率が良く、然も、納屋等に収納する場合も収納ス
ペースが狭くて済み効率的である。また、予備苗載台7
0の前部が苗載置作用状態では乗用型走行車輌1の前部
から前方に突出するので、機体を畦に着けて畦から予備
苗載台70に苗を供給載置する場合に楽な姿勢で行なえ
て能率的である。
【0006】請求項3記載の発明は、予備苗載台70の
前部と後部とが連繋されて同時に位置変更される請求項
1乃至請求項2記載の乗用型苗植機としたものであるか
ら、請求項1又は2記載の作用効果に加えて、予備苗載
台70の収納状態と苗載置作用状態との切り換え操作が
容易で且つ能率良く行なえる。
【0007】請求項4記載の発明は、機体側面視で乗用
型走行車輌1の操縦座席43の前側に予備苗載台70を
設けると共に、少なくとも予備苗載台70後部が位置変
更される請求項1乃至請求項3記載の乗用型苗植機とし
たものであるから、請求項1乃至3記載の作用効果に加
えて、操縦座席43の前側にある予備苗載台70後部が
位置変更できるので、収納状態にすることにより、操縦
座席43への乗り降りが容易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の一実
施例である乗用型田植機について説明する。1は乗用型
走行車輌であって、機体は、前部に配置されたミッショ
ンケース2と機体後部に配置された左右後輪伝動ケース
3・3とをフレーム4で連結して構成されている。ミッ
ションケース2の後部にはその左右側面に左右フロント
アクスルケース5・5を固着し、該左右フロントアクス
ルケース5・5の下部には左右操向駆動前輪6・6が設
けられている。
【0009】7・7は左右駆動後輪であって、各々上記
左右後輪伝動ケース3・3外側に軸架されている。8は
エンジンであって、フレーム4上部に搭載され、該エン
ジン8より機体前部のミッションケース2に動力が伝え
られ、ミッションケース2より前輪デフ機構を介して左
右フロントアクスルケース5・5内の伝動軸にて左右操
向駆動前輪6・6に動力を伝動し、ミッションケース2
の後端壁からは後輪駆動軸9が突出して設けられてい
る。
【0010】10はフレーム4上部に固着された後輪駆
動分配ケースであって、上記後輪駆動軸9の後端部を軸
支し、この後輪駆動分配ケース10から前記左右後輪伝
動ケース3・3に駆動力が伝達されて、左右駆動後輪7
・7が駆動回転される構成になっている。
【0011】尚、ミッションケース2内には、主変速レ
バー40にてエンジン8の回転駆動力が変速される主変
速機構と前輪用デフ機構とが内蔵されている。41はF
RPにて成型された車体カバーであって、エンジン8の
周囲を覆うエンジンカバー部41aと前記エンジン8の
前方及び左右側方に設けられたステップ30とハンドル
ポスト部42aの下部を覆う前部カバー41bとにより
構成され、各々が機体上に固定されている。尚、ステッ
プ30は、後述の主クラッチペダル53aや左右ブレー
キペダル53L・53Rの貫通孔部にて前部ステップ3
0aと後部ステップ30bとに分割構成されており、後
部ステップ30bには左右駆動後輪7・7の上方を覆う
フェンダー部30cと乗降用ステップ30dが一体形成
されている。そして、ステップ30は操縦ハンドル42
の左右両側から前方まで延設されて左右通路A・Aを構
成している。
【0012】43は操縦座席であって、エンジンカバー
部41aの上部に装着されている。44は上部リンクと
下部リンクとにより構成されるリンク機構であって、そ
の基端部は、フレーム4の左右後部より上方に延設され
た支持フレーム45に枢着され、後端部は、苗植装置4
6をローリング自在に支持するローリング軸47が設け
られた縦枠48に枢着されている。
【0013】49は油圧シリンダー装置であって、シリ
ンダーの基部はフレーム4に枢着され、ピストンの先端
が上部リンクに枢着されている。前部カバー41bの上
面は、各種表示装置やメータ類が設けられた操作パネル
になっている。そして、前部カバー41bの左側部には
前記主変速レバー40と機体前方若しくは側方から操作
できる手動クラッチレバー50が設けられ、前部カバー
41bの右側部には植付クラッチの操作及び苗植装置4
6の上下操作を行う操作レバー52とが設けられてい
る。尚、手動クラッチレバー50は、後述の主クラッチ
ペダル53aとミッションケース2内のブレーキと連繋
しており、イ方向に操作すると、主クラッチが切れて車
輪にブレーキがかかるように構成されている。この手動
クラッチレバー50は、機体の畦越え時やトラックへの
積込時等に操縦者が機体から降りて操作できるので、安
全に機体の畦越え時やトラックへの積込が行なえる。ま
た、この手動クラッチレバー50は、機体に乗った状態
(操縦座席43に操縦者が着座した状態)でも操作でき
るので、とっさの時に、この手動クラッチレバー50を
操作して機体を止めることができる。
【0014】53aは該前部カバー41bの左側方に設
けられた主クラッチペダル、53L・53Rは左右ブレ
ーキペダルである。苗植装置46は、前記縦枠48のロ
ーリング軸47にローリング自在に装着されたフレーム
を兼ねる植付伝動ケース54と、該植付伝動ケース54
に設けられた下部支持部材55及び上部支持部材56に
支持されて機体左右方向に往復動する苗載台57と、植
付伝動ケース54の後端部に装着され前記苗載台57の
下端より1株分づつの苗を分割して圃場に植え付ける4
つの苗植付け装置58…と、植付伝動ケース54の下部
にその後部が軸59にて枢支されてその前部が上下揺動
自在に装着された整地体である3つの整地フロート60
a・60b・60c等にて構成されている。尚、下部支
持部材55には、苗植付け装置58…が苗載台57の下
端より苗を一株づつ分離する苗分割口が設けられてい
る。
【0015】61は中央の整地フロート60cの前部上
面と植付伝動ケース54との間に設けられた連繋ワイヤ
であって、その他端は乗用型走行車輌1側に設けられた
油圧バルブに連繋されており、整地フロート60cの前
部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられた時にはミッ
ションケース2の左側面に装着された油圧ポンプにてミ
ッションケース2内から汲み出された圧油を油圧シリン
ダー49に送り込んでピストンを突出させリンク機構4
4を上動させて苗植装置46を所定位置まで上昇せし
め、また、整地フロート60cの前部が適正範囲以上に
下がった時には油圧シリンダー49内の圧油をミッショ
ンケース2内に戻してリンク機構44を下動させて苗植
装置46を所定位置まで下降せしめ、そして、整地フロ
ート60cの前部が適正範囲にあるとき(苗植装置46
が適正な所定位置にある時)には油圧シリンダー49内
の圧油の出入りを止めて苗植装置46を一定位置に保持
せしめるべく設けられている。
【0016】前部カバー41bの右側方より突出して操
縦ハンドル42の右下側に設けられた操作レバー52
は、ミッションケース2内に設けられたPTOクラッチ
を操作して苗植装置46への動力を入切り操作できるよ
うに構成されていると共に、油圧バルブ38を操作して
手動にて苗植装置46を上下動できるように構成されて
いる。即ち、操作レバー52を「固定」位置にすると、
PTOクラッチが切れ苗植装置46の作動が停止し且つ
油圧バルブ38が油圧シリンダー49内の圧油の出入り
を止めて苗植装置46を一定位置に保持せしめる位置に
切換えられ苗植装置46は上昇も下降もしない。そし
て、操作レバー52を後方に操作して「下」位置にする
と、PTOクラッチは切りで苗植装置46の作動は停止
したままであるが油圧バルブ38は整地フロート60c
の上下動にて切換えられる自動制御状態となる。そし
て、更に、操作レバー52を「入」位置にすると、PT
Oクラッチが入り苗植装置46が駆動され且つ油圧バル
ブ38は整地フロート60cの上下動にて切換えられる
自動制御状態となる。逆に、操作レバー52を前方に操
作して「上」位置にすると、PTOクラッチが切れ苗植
装置46の作動が停止し且つ油圧バルブ38が強制的に
苗植装置46を上昇する側に切換えられ、苗植装置46
が上昇される。
【0017】62は左右操向駆動前輪6・6の伝動系中
の前輪デフ機構のデフロックペダルである。63は前部
カバー41bの前面下部に設けられた前照灯である。7
0・70は左右予備苗載台であって、機体フレームより
左右方向に延出してその先端部から上方に向けて立設し
た左右支持フレーム71・71の上部に各々2つづつ設
けられている。この左右予備苗載台70・70は同様の
構成であるので、左予備苗載台70について詳述する。
【0018】先ず、左支持フレーム71の上部に予備苗
載台70のフレーム72がボルト73にて固定されてい
る。フレーム72は、機体前後方向に設けられた前後方
向板72aと該前後方向板72aに側部が溶接固着され
た苗載せ面板72bとにより構成されている。苗載せ面
板72bの裏面には2本の回動枢支ピン74・74の上
部が溶接固着されており、該回動枢支ピン74・74の
各々の下部には回動アーム75・75が水平回動自在に
枢着されている。そして、各回動アーム75には各々2
つの長孔76・76が設けられており、苗箱前後受け枠
77・77の基端部に設けた係合ピン78が図3及び図
4に示すように下方より嵌入して係合している。この苗
箱前後受け枠77・77は、各々苗載せ面板72bの前
後壁に設けた孔79…を貫通して設けられており、その
先端は上方に向けて折り曲げて立ち上がった形状になっ
ている。80は苗箱側部受け枠であって、苗載せ面板7
2bの側部にその基部が溶接固着されており、苗箱前後
受け枠77と同様にその先端は上方に向けて折り曲げて
立ち上がった形状になっている。従って、苗箱前後受け
枠77・77は、作業者が持って押し引きすることによ
って、各回動アーム75・75が回動して、図3及び図
4に仮想線に示す苗箱載置作用状態と実線に示す収納状
態とに切り換えれる構成になっている。尚、図1に示す
ように、苗箱前後受け枠77・77を収納状態にした場
合には、機体側面視で、その前端は前後方向が乗用型走
行車輌1の前端と同じか若干乗用型走行車輌1の前端よ
りも後方になる位置構成になっており、苗箱前後受け枠
77・77を苗箱載置作用状態にした場合には、機体側
面視で、その前端は前後方向が乗用型走行車輌1の前端
よりも前方に突出する構成になっている。
【0019】図5は苗箱前後受け枠77・77を苗箱載
置作用状態にして左予備苗載台70に苗箱を載置した状
態を示し、苗箱の底面は苗載せ面板72b上に載置され
て支持されており、苗箱の前後移動は苗箱前後受け枠7
7・77の折り曲げて立ち上がった部分で支持され、苗
箱の左右移動は苗箱側部受け枠80の折り曲げて立ち上
がった部分と左支持フレーム71で支持されて、苗箱は
予備苗載台70に安定良く載置される。
【0020】尚、右予備苗載台70は、上記左予備苗載
台70と左右対象の同様の構成である。次に、植付伝動
ケース54より後方に向けて延出した2つの縦伝動ケー
ス54a・54aの各後端部の左右に各々装着された苗
植付け装置58・58の駆動構成を説明すると、縦伝動
ケース54aに設けられた駆動軸90はその後端部がケ
ースの後端壁に設けたベアリング91にて支持されて設
けられており、駆動軸90上には従動クラッチ爪92a
が一体に構成されたベベルギヤ92と従動クラッチ爪9
3aが一体に構成されたベベルギヤ93とが遊転自在に
設けられていると共に、該従動クラッチ爪92aに係合
する駆動クラッチ爪94aが一体に構成された可動クラ
ッチ体94と従動クラッチ爪93aに係合する駆動クラ
ッチ爪95aが一体に構成された可動クラッチ体95と
がスプライン嵌合して駆動軸90の軸方向のみに摺動自
在に設けられている。そして、可動クラッチ体94と可
動クラッチ体95との間には圧縮バネ96が装着されて
おり、常時は駆動軸90の回転駆動力が可動クラッチ体
94と可動クラッチ体95とを介してベベルギヤ92と
ベベルギヤ93とに伝動されるようになっている。一
方、左右苗植付け装置58・58を駆動する左右苗植付
け駆動軸97・97が縦伝動ケース54aの後端部の左
右両側に各々ベアリング98・98にて回転自在に支持
され、該左右苗植付け駆動軸97・97に固着して設け
られたベベルギヤ99・99が各々前記ベベルギヤ92
とベベルギヤ93に噛みあっている。
【0021】100は前記可動クラッチ体94と可動ク
ラッチ体95とを操作するシフタであって、その中央部
に縦伝動ケース54aに支持されて回転操作されるシフ
タ軸101の下端が固着され、その中央から延出した2
つの先端部には各々下方に向けて操作ピン102・10
2が設けられており、2つ操作ピン102・102は各
々可動クラッチ体94の係合溝94bと可動クラッチ体
95の係合溝95bに係合している。
【0022】然して、シフタ100の図6に示す位置で
は、駆動軸90の回転駆動力が可動クラッチ体94と可
動クラッチ体95とを介してベベルギヤ92とベベルギ
ヤ93とに伝動され、左右苗植付け駆動軸97・97は
回転し左右苗植付け装置58・58は苗植付作動する。
【0023】そして、図7に示すようにシフタ100を
操作すると、可動クラッチ体94が移動してクラッチ爪
92a・94aの係合が外れて、ベベルギヤ92への伝
動は断たれる。従って、駆動軸90の回転駆動力がベベ
ルギヤ93のみに伝動され、右苗植付け駆動軸97のみ
が回転し右苗植付け装置58のみ苗植付作動する。逆
に、図8に示すようにシフタ100を操作すると、可動
クラッチ体95が移動してクラッチ爪93a・95aの
係合が外れて、ベベルギヤ93への伝動は断たれる。従
って、駆動軸90の回転駆動力がベベルギヤ92のみに
伝動され、左苗植付け駆動軸97のみが回転し左苗植付
け装置58のみ苗植付作動する。そして、図9に示すよ
うにシフタ100を更に回動操作すると、可動クラッチ
体94と可動クラッチ体95とが共に移動してクラッチ
爪92a・94a及びクラッチ爪93a・95aの係合
が両方外れて、ベベルギヤ92とベベルギヤ93への伝
動は断たれる。従って、駆動軸90の回転駆動力は何れ
の苗植付け駆動軸97・97へも伝達されなくなって左
右苗植付け装置58・58は共に停止する。
【0024】以上のような各苗植付け装置58…への駆
動構成となっているので、必要に応じて1条単位で苗植
付け装置58の駆動を停止することができ、畦際での端
数条植え作業が容易に行なえる。図10から図13に示
す実施例は、上記のシフタ100に代えてカム形状のシ
フタ120を用いた例を示す。即ち、この例では、可動
クラッチ体94と可動クラッチ体95との間に引っ張り
スプリングを入れて、可動クラッチ体94と可動クラッ
チ体95と接近するように付勢しておき、その可動クラ
ッチ体94と可動クラッチ体95との間にカム形状のシ
フタ120を介在させたものである。
【0025】図10に示すシフタ120位置では、可動
クラッチ体94と可動クラッチ体95とが共に近づく方
向に移動してクラッチ爪92a・94a及びクラッチ爪
93a・95aの係合が両方外れて、ベベルギヤ92と
ベベルギヤ93への伝動は断たれる。従って、駆動軸9
0の回転駆動力は何れの苗植付け駆動軸97・97へも
伝達されなくなって左右苗植付け装置58・58は共に
停止する。
【0026】図11に示すシフタ120位置では、シフ
タ120の凸状カム120aが可動クラッチ体94のみ
を押してクラッチ爪92a・94aのみが係合し、ベベ
ルギヤ92への伝動のみが行なわれる。従って、駆動軸
90の回転駆動力は左苗植付け駆動軸97へ伝達されて
左苗植付け装置58のみが苗植付作動する。
【0027】図12に示すシフタ120位置では、シフ
タ120の凸状カム120aと120bが可動クラッチ
体94と可動クラッチ体95とを各々押して、クラッチ
爪92a・94a及びクラッチ爪93a・95aが共に
係合し、ベベルギヤ92・93両方への伝動が行なわれ
る。従って、駆動軸90の回転駆動力は左右苗植付け駆
動軸97・97へ伝達されて左右苗植付け装置58が苗
植付作動する。
【0028】図13に示すシフタ120位置では、シフ
タ120の凸状カム120bのみが可動クラッチ体95
を押して、クラッチ爪93a・95aにみが係合し、ベ
ベルギヤ93への伝動のみが行なわれる。従って、駆動
軸90の回転駆動力は右苗植付け駆動軸97へのみ伝達
されて右苗植付け装置58のみが苗植付作動する。
【0029】図14はあゆみ連結部材130を示し、端
部に嵌合穴部131を有する連結片132と該嵌合穴部
131に嵌入する嵌入部133を有する連結片134と
に分割構成されており、両連結片132・134には同
じピッチで上下方向に貫通穴135…が設けられてい
る。そして、両連結片132・134の外端部には、一
般的なあゆみ150の穴部151に嵌合する形状の段部
136・136が形成されている。137は係止部材で
あって、連結片132の嵌合穴部131に連結片134
の嵌入部133を嵌入させて、両連結片132・134
の貫通穴135を上下方向で合致させた状態で下方より
該貫通穴135にその凸部138を貫通させて、連結片
132の上面より突出したその凸部138の係合部13
9に平面視コ字状のストッパ部材140の凹部141を
嵌めて、両連結片132・134を一体構成にすること
ができる。
【0030】このあゆみ連結部材130を用いて実際に
2つのあゆみ150・150で走行車輌(乗用型田植機
等)をトラックTから降ろす例を図15により説明す
る。先ず、梯子状の2つのあゆみ150・150を土面
(路面)とトラックTの荷台との間に掛け渡す。そし
て、トラックTから降ろす走行車輌1の左右車輪間距離
Lに合わせて2つのあゆみ150・150の間隔をあけ
る。次に、左右車輪間距離Lに合わせて間隔をあけた2
つのあゆみ150・150の各々の穴部151・151
にあゆみ連結部材130の段部136・136が嵌入す
る長さに両連結片132・134を調節して、両連結片
132・134の貫通穴135を上下方向で合致させた
状態で下方より係止部材137の凸部138を貫通させ
て、連結片132の上面より突出したその凸部138の
係合部139に平面視コ字状のストッパ部材140の凹
部141を嵌めて両連結片132・134を一体構成に
した後に、あゆみ連結部材130の段部136・136
を2つのあゆみ150・150の各々の穴部151・1
51に嵌合させる。このようにして、図15に示すよう
に2つのあゆみ連結部材130・130にて2つのあゆ
み150・150を上下2か所で連繋する。この状態に
なると、2つのあゆみ150・150は左右方向の間隔
が固定されるので、運転者は安全に2つのあゆみ150
・150上を走行して走行車輌(乗用型田植機等)1を
トラックTから降ろすことができる。また、走行車輌1
をトラックTに積み込む場合も同様にして安全に行なえ
る。更に、路上と圃場との間に段差や川がある場合に、
あゆみを路上と圃場との間に掛け渡して走行車輌1で移
動する場合も同様にして安全に行なえる。尚、あゆみ連
結部材130の段部136をあゆみ150の穴部151
に嵌合させた状態で、図16に示すように段部136の
上面があゆみ150の横桟部152の上面と同じか若し
くは少し低くなるように段部136を構成しておくと、
走行車輌1の車輪が段部136が邪魔にならず安定良く
走行でき安全である。
【0031】上記のように構成された乗用型田植機を水
田圃場に入れて、左右予備苗載台70・70の各苗箱前
後受け枠77…を引き出して苗箱載置作用状態にして苗
箱を載置すると共に、苗載台57に苗を載置して、エン
ジン8を始動し主変速レバー40を「植付速」位置にし
て操作レバー52を「入」位置にして各部を駆動し機体
を前進せしめれば、苗植装置46は自動的に適正位置に
上下制御され田植作業が行われる。
【0032】そして、苗載台57上の苗が残り少なくな
ると、操縦者は左右予備苗載台70・70に載置した各
苗箱から苗掬板にて苗を取り出して苗載台57に苗を供
給して田植え作業を続行する。その後、左右予備苗載台
70・70の苗も無くなれば、畦に対して機体が直角に
なるように乗用型走行車輌1前部を畦に着ければ、左右
予備苗載台70・70の各苗箱前後受け枠77…を引き
出して苗箱載置作用状態にしてあるので、機体前端より
左右予備苗載台70・70前部は前方に突出した状態で
あるから畦から左右予備苗載台70・70への苗箱供給
が楽な姿勢で容易に且つ能率良く行なえる。
【0033】このようにして田植作業を終えて、機体を
トラックに積み込む場合には、左右予備苗載台70・7
0の各苗箱前後受け枠77…を押し込んで収納状態にす
れば、左右予備苗載台70・70は機体側面視で乗用型
走行車輌1の前端と同じか若干乗用型走行車輌1の前端
よりも引っ込んだ位置になるので、機体全長が短くなっ
て小型のトラック(軽四輪トラック)にも積載が可能と
なり、また、納屋等に収納する場合も収納面積が狭くて
すみ、効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図である。
【図2】乗用型田植機の簡略全体平面図である。
【図3】左予備苗載台70の斜視図である。
【図4】左予備苗載台70の側面図である。
【図5】左予備苗載台70の作用説明用側面図である。
【図6】縦伝動ケース54aの後部平断面図である。
【図7】縦伝動ケース54aの要部の作用説明用平面図
である。
【図8】縦伝動ケース54aの要部の作用説明用平面図
である。
【図9】縦伝動ケース54aの要部の作用説明用平面図
である。
【図10】縦伝動ケース54aの要部の第2実施例を示
す作用説明用平面図である。
【図11】縦伝動ケース54aの要部の第2実施例を示
す作用説明用平面図である。
【図12】縦伝動ケース54aの要部の第2実施例を示
す作用説明用平面図である。
【図13】縦伝動ケース54aの要部の第2実施例を示
す作用説明用平面図である。
【図14】あゆみ連結部材130の作用説明用斜視図で
ある。
【図15】あゆみ連結部材130の使用状態を説明する
平面図である。
【図16】あゆみ連結部材130の使用状態を説明する
要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 乗用型走行車輌 6 駆動前輪 7 駆動後輪 8 エンジン 43 操縦座席 46 苗植装置 70 予備苗載台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用型走行車輌1に苗植装置46を装着
    した乗用型苗植機において、乗用型走行車輌1に前後長
    さを短くした収納状態と前後長さを長くした苗載置作用
    状態とに変更調節できる予備苗載台70を装備したこと
    を特徴とする乗用型苗植機。
  2. 【請求項2】 予備苗載台70を乗用型走行車輌1の前
    部に配置し、機体側面視で収納状態では乗用型走行車輌
    1の前部と略々同じ位置で、苗載置作用状態では乗用型
    走行車輌1の前部から前方に突出することを特徴とする
    請求項1記載の乗用型苗植機。
  3. 【請求項3】 予備苗載台70の前部と後部とが連繋さ
    れて同時に位置変更される請求項1乃至請求項2記載の
    乗用型苗植機。
  4. 【請求項4】 機体側面視で乗用型走行車輌1の操縦座
    席43の前側に予備苗載台70を設けると共に、少なく
    とも予備苗載台70後部が位置変更される請求項1乃至
    請求項3記載の乗用型苗植機。
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JP2015188398A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社クボタ 乗用型田植機

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