JP2001274555A - プリント配線基板、プリント配線用素板、半導体装置、プリント配線基板の製造方法、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

プリント配線基板、プリント配線用素板、半導体装置、プリント配線基板の製造方法、及び半導体装置の製造方法

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JP2001274555A
JP2001274555A JP2000086955A JP2000086955A JP2001274555A JP 2001274555 A JP2001274555 A JP 2001274555A JP 2000086955 A JP2000086955 A JP 2000086955A JP 2000086955 A JP2000086955 A JP 2000086955A JP 2001274555 A JP2001274555 A JP 2001274555A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でしかも半導体素子の近くにバイパスコ
ンデンサなどの受動素子を配設することのできるプリン
ト配線基板、プリント配線用素板、半導体装置、プリン
ト配線基板の製造方法、及び半導体装置の製造方法を提
供する 【解決手段】 多層板を製造する際の核となるコア材1
0に基板厚さ方向の貫通孔11を穿孔し、この貫通孔1
1内にバイパスコンデンサ1等の受動素子をその両端子
が貫通孔11の開口部に面する方向にしてマウントし、
銅箔等の導体板2,2´をそれぞれ積層し、加熱下にプ
レスして前記バイパスコンデンサ1をコア材10内に封
止すると同時に、前記受動素子1の端子1a,1b上に
予め適用されているハンダ3,3´を溶融させてバイパ
スコンデンサ1の両端に配設された各端子1a,1bを
それぞれ導体板2,2´にハンダ付けする。このように
受動素子1が内部に埋設れたコア材10´を用いて多層
化したり、半導体パッケージ12を実装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線基板に
係り、更に詳細には基板の厚さ方向に複数の配線パター
ンが埋設された、いわゆる多層板と呼ばれるプリント配
線基板、プリント配線用素板、半導体装置、プリント配
線基板の製造方法、及び半導体装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、多層板上に半導体素子を載置
した半導体装置を製造する場合、半導体素子を駆動する
電源電圧を安定化させる必要から、電源ラインと半導体
素子との間に「バイパスコンデンサ」と呼ばれる受動素
子を介して電気的に接続する方法が最も一般的に用いら
れている。
【0003】このバイパスコンデンサは半導体素子に接
続された電源ラインの電圧が一時的に低下した場合に電
気を補うことにより半導体素子に印加される電圧を一定
に保つことにより電源電圧を安定化させるためのもので
あるため、基板上のできるだけ半導体素子に近い位置に
配設する必要がある。そのため、このようなバスパスコ
ンデンサはプリント配線基板上の半導体素子を実装した
位置のすぐ近くに配設されるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子機器の小
型化に伴い、プリント配線基板も小型化することが求め
られているため、バイパスコンデンサを基板上で半導体
素子の近くに配設するスペースが取れないという問題が
ある。
【0005】また、バイパスコンデンサを基板上に配設
すると、その分基板上面の空き面積が小さくなり、集積
度を向上させる妨げになるという問題がある。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するために
なされた発明である。即ち、本発明は、小型でしかも半
導体素子の近くにバイパスコンデンサなどの受動素子を
配設することのできるプリント配線基板、プリント配線
用素板、半導体装置、プリント配線基板の製造方法、及
び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント配線基
板は、コア絶縁層と、前記コア絶縁層の一方の面に積層
された第1の導体層と、前記コア絶縁層の他方の面に積
層された第2の導体層と、前記第1の導体層と接続され
た第1の端子と、前記第2の導体層と接続された第2の
端子とを備え、前記コア絶縁層を横切る方向に埋設され
た受動素子と、前記第1の導体層の上に積層された第1
の外側絶縁層と、前記第1の外側絶縁層の上に積層され
た第1の外側配線層と、前記第1の導体層と前記第1の
外側配線層との間を電気的に接続する導通部材と、前記
第2の導体層の上に積層された第2の外側絶縁層と、前
記第2の外側絶縁層の上に積層された第2の外側配線層
と、前記第2の導体層と前記第2の外側配線層との間を
電気的に接続する導通部材と、を具備する。
【0008】上記プリント配線基板において、前記受動
素子の両端部の第1の端子は第2の端子は、それぞれ前
記第1の導体層、前記第2の導体層に電気的に接続され
ている。具体的には物理的に接触しているだけでもよい
が、第1の導体層、前記第2の導体層にハンダ付けされ
ていることが好ましい。
【0009】上記プリント配線基板において、前記受動
素子の例としては、コンデンサや抵抗体等が挙げられ
る。
【0010】また、前記導通部材とは、多層板において
層間接続するスルホールメッキや銀ペーストで形成した
円錐形の導体バンプを圧入する、いわゆる「B2it」
(登録商標)として知られる多層板に用いられるものを
使用できる。
【0011】本発明のプリント配線用回路素板は、コア
絶縁層と、前記コア絶縁層の一方の面に積層された第1
の導体層と、前記コア絶縁層の他方の面に積層された第
2の導体層と、前記第1の導体層と接続された第1の端
子と、前記第2の導体層と接続された第2の端子とを備
え、前記コア絶縁層を横切る方向に埋設された受動素子
と、を具備する。
【0012】上記プリント配線用回路素板において、前
記受動素子の例として、バイパスコンデンサを挙げるこ
とができる。
【0013】本発明の半導体装置は、コア絶縁層と、前
記コア絶縁層の一方の面に積層された第1の導体層と、
前記コア絶縁層の他方の面に積層された第2の導体層
と、前記第1の導体層と接続された第1の端子と、前記
第2の導体層と接続された第2の端子とを備え、前記コ
ア絶縁層を横切る方向に埋設された受動素子と、前記第
1の導体層の上に積層された第1の外側絶縁層と、前記
第1の外側絶縁層の上に積層された第1の外側配線層
と、前記第1の導体層と前記第1の外側配線層との間を
電気的に接続する導通部材と、前記第2の導体層の上に
積層された第2の外側絶縁層と、前記第2の外側絶縁層
の上に積層された第2の外側配線層と、前記第2の導体
層と前記第2の外側配線層との間を電気的に接続する導
通部材と、前記第1の導体層上に配設された半導体パッ
ケージと、前記半導体パッケージの電源端子と前記第1
の導体層とを電気的に接続する導通部材と、を具備す
る。
【0014】上記半導体装置において、前記受動素子は
前記半導体パッケージの真下に配設されていることが好
ましい。
【0015】また、上記半導体装置において、前記受動
素子は複数個配設されていても良い。
【0016】本発明の半導体装置の製造方法は、絶縁性
素板を積層してコア材する工程と、前記コア材に貫通孔
を形成する工程と、前記貫通孔に、両端に第1の端子と
第2の端子を有する受動素子を、前記コア材を横切る方
向にマウントする工程と、前記コア材の第1の面及び第
2の面のそれぞれに、導体板を積層して第1の導体層及
び第2の導体層を形成する工程と、前記コア材を加熱下
に加圧して前記受動素子の各端子と前記導体板との間を
接続する工程と、前記第1の導体層及び第2の導体層を
パターニングしてそれぞれ第1のコアパターン層及び第
2のコアパターン層を形成する工程と、前記第1のコア
パターン層と第2のコアパターン層上にそれぞれ絶縁性
基板及び、導体バンプ群を配設した導体板を積層する工
程と、前記導体板と導体板との間を押圧して前記導体バ
ンプを前記絶縁性基板に貫通させる工程と、前記導体板
をパターニングしてそれぞれ第1の外側パターン層及び
第2の外側パターン層を形成する工程と、前記第1の外
側パターン層と半導体パッケージの電源ラインとを接続
する工程と、を具備する。
【0017】上記半導体装置の製造方法において、前記
受動素子は、第1の端子及び第2の端子上にハンダ層又
はハンダペースト層が形成されたものであることが好ま
しい。
【0018】更に、前記導体板には、その表面の少なく
とも前記受動素子の端子と対向する部分にハンダペース
ト層を有していてもよい。
【0019】また、前記受動素子に塗布するハンダやハ
ンダペースト、コア絶縁層に積層する導体板に塗布する
ハンダペーストは、プリプレグをプレスする際の熱で溶
けないような、いわゆる高融点型ハンダ或いは高融点型
ハンダペーストであることが好ましい。
【0020】本発明では、バイパスコンデンサのような
半導体素子に近接配置させる必要がある受動素子を半導
体素子の真下にあたる位置の基板内部に埋設した構造を
採用しているので、部品点数を減らすことができ、電子
製品の小型化が可能になる。
【0021】また基板表面に受動素子を配設するスペー
スを確保する必要がなく、プリント配線基板を小型化す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について以下に
説明する。
【0023】図1は本発明に係る半導体装置の製造方法
のフローを示すフローチャートであり、図2〜図14は
同方法の製造工程の状態を図示した垂直断面図である。
【0024】図2に示したように、まず、絶縁材料基板
のプリプレグ(以下、単に「プリプレグ」という。)を
複数枚、例えば3枚積層し、コア絶縁層として、「コア
材」と呼ばれる多層板の核となる基板を形成する(ステ
ップ1)。
【0025】このコア材(コア絶縁層)10は単にプリ
プレグを重ね、比較的低い温度を加えただけのものであ
り、プリプレグを構成する樹脂は完全には硬化していな
い状態のものである。
【0026】次に、図3に示すようにこのコア材10の
所定の位置に例えばドリル、打抜きプレス、レーザー光
線等を用いて貫通孔11を形成する(ステップ2)。
【0027】次いで図4に示すように、こうして形成し
た貫通孔11内に受動素子例えばバイパスコンデンサ1
をその両端子がコア材10の第1の面と第2の面にそれ
ぞれ向くようにコア材を横切る方向、即ち図中縦型にし
てマウントする(ステップ3)。
【0028】なお、このときバイパスコンデンサ1の両
端子1a,1bは予め高融点型ハンダ3,3´で表面を
覆っておく。或いは、両端子1a,1b表面に高融点ハ
ンダを含むハンダペーストを塗布しておいてもよい。
【0029】次に、図5に示すように、前記コア材10
とは別個に、前記コア材10と同じ大きさの銅箔などの
薄い導体板2,2´を用意し、これらの導体板2,2´
を前記コア材10の各面に1枚ずつ重ねる(ステップ
4)。
【0030】この状態でこれら導体板2,2´をコア材
10の方向に加熱下にプレスする(ステップ5)。
【0031】このプレス時の熱により貫通孔11内にマ
ウントされたバイパスコンデンサ1両端の端子1a,1
bを覆っているハンダ3,3‘が溶けて導体板2,2´
に各端子1a,1bがハンダ付けされる。
【0032】また、プレス時の熱と圧力とによりコア材
10の樹脂が軟化して貫通孔11内壁とバイパスコンデ
ンサ1との間の隙間を埋めこみ、硬化される。その結
果、図6に示したようにコア材10の厚さ方向にコンデ
ンサ1が埋設され、コア材10との隙間が樹脂で埋めら
れ、コンデンサ1と導体板2,2´との隙間がハンダ
3,3´で埋められてしっかりと内部に固定された回路
素板(又は素子内蔵コア材)10´が形成される。な
お、回路素板10´を製品として得る場合にはこのステ
ップ5で終了する。
【0033】一方、この回路素板10´を用いて更に多
層化する場合には、図7に示すように、回路素板10´
両面の導体板2,2´を例えばエッチングなどを用いて
パターニングして(ステップ6)第1のパターン層2a
や第2のパターン層2bを得る。
【0034】回路素板10´の上に更に多層化する場合
には、上記第1のパターン層2aや第2のパターン層2
bの上に更に絶縁層と導体層とを形成する。
【0035】即ち、図8に示すように、銅箔などの薄い
導体板4を用意し、この上に例えば印刷技術により銀ペ
ーストを用いて略円錐形の導体バンプ群5,5,…を形
成する(ステップ7)。
【0036】同様に薄い導体板4´を用意し、この上に
略円錐形の導体バンプ群5´,5´,…を形成する。
【0037】しかる後に前記回路素板10´の両面にプ
リプレグ6,6´をそれぞれ介して前記導体バンプ群
5,5,…や導体バンプ群5´,5´,…を形成した導
体板4,4´をそれぞれ積層する(ステップ8)。
【0038】この状態で加熱下にプレスすると(ステッ
プ9)、図9に示すように、導体バンプ群5,5,…が
絶縁性基板6を貫通し、同様に導体バンプ群5´,5
´,…が絶縁性基板6´を貫通して多層化される。
【0039】次いで図10に示すように、最も外側の導
体板4,4´をパターニングする(ステップ10)。
【0040】更に同様にして、図11に示すように、銅
箔などの薄い導体板7を用意し、この上に略円錐形の導
体バンプ群8,8,…を形成する(ステップ11)。
【0041】同様に薄い導体板7´を用意し、この上に
略円錐形の導体バンプ群8´,8´,…を形成する。
【0042】しかる後にパターン層4a,4a´の両面
にプリプレグ9,9´をそれぞれ介して前記導体バンプ
群8,8,…や導体バンプ群8´,8´,…を形成した
導体板7,7´をそれぞれ積層する(ステップ12)。
【0043】この状態で加熱下にプレスすると(ステッ
プ13)、図12に示すように、導体バンプ群8,8,
…がプリプレグ9を貫通し、同様に導体バンプ群8´,
8´,…がプリプレグ9´を貫通し多層化される。
【0044】こうして得た多層板中間製品の最外層の導
体板7,7´を図13に示すように、それぞれパターニ
ングして(ステップ14)配線層7,7aを得る。
【0045】しかる後に図14に示すように、配線層7
の上に半導体パッケージ12をセットし、この半導体パ
ッケージ12の端子13,13,…を配線層7に例えば
ハンダ付けして半導体素子の実装を行なう(ステップ1
5)。
【0046】このハンダ付けの際に半導体パッケージ1
2の端子13,13,…のうち、電源ラインと接続する
ものをハンダ付けする際に、前記バイパスコンデンサ1
の端子1aと接続するようにハンダ付けする。こうする
ことにより、バイパスコンデンサ1を介して電源ライン
と半導体パッケージ12とが適切に接続される。
【0047】以上説明したように、本実施形態に係る半
導体装置では、コア材10の内部にバイパスコンデンサ
1を埋設し、その上側にあたる基板上に半導体パッケー
ジ12を載置し、前記バイパスコンデンサ1と前記半導
体パッケージ12の端子13,13,…とを接続する際
に、電源ラインと端子13,13,との間にバイパスコ
ンデンサを介して接続するようにハンダ付けする。
【0048】このように、本実施形態に係る半導体装置
では、バイパスコンデンサのような半導体素子に近接配
置させる必要がある受動素子を半導体素子の真下にあた
る位置の基板内部に埋設した構造を採用しているので、
部品点数を減らすことができ、電子製品の小型化が可能
になる。
【0049】また基板表面に受動素子を配設するスペー
スを確保する必要がなく、プリント配線基板を小型化す
ることができる。
【0050】更に電源ライン等のプレーンの間にコンデ
ンサチップを介在させた場合、電源が安定し、半導体装
置の信頼性が向上する。
【0051】特に現在主流となりつつあるBGA(ボー
ルグリッドアレイ)やCSP(チップサイズパッケー
ジ)では、バイパスコンデンサを半導体素子の電源供給
パッド近くの基板上に配設することは基板表面のスペー
ス上不可能であるが、本発明のように構成すればバイパ
スコンデンサを基板内部に埋設するので、半導体素子の
電源供給パッド近くに配設することが可能となる。
【0052】また、半導体装置を設計する際において
も、従来のようにバイパスコンデンサまで太いパターン
の配線を形成させる必要がなくなるので、設計の自由度
が増して設計し易くなる。
【0053】更に、電源供給部分にバイパスコンデンサ
を配設できるので、半導体装置の特性が大幅に向上す
る。特にBGAやCSP等の狭ピッチSMD(サーフェ
スマウントデバイス)においては改良効果が顕著であ
る。
【0054】また、受動素子と導体板との間をハンダ付
けする場合には、単なる機械的な圧力による接触ではな
く、溶融したハンダにより広い面積で電気的に接続され
ているので、確実な接続が形成され、半導体装置の信頼
性が向上する。
【0055】更に本実施形態で説明した製造方法によれ
ば、従来のプリント配線基板の製造設備を殆どそのまま
利用できるので、容易に製造することができる。
【0056】また、埋設された受動素子が加熱プレスに
より周囲のプリプレグの樹脂が流れてきて受動素子と貫
通孔との間の隙間を埋めて固めるため、しっかりと固定
され、信頼性が向上する。
【0057】更に、本実施形態では、受動素子をコア材
の厚さ方向に向けて両端の端子が導体板と対向するよう
にマウントする。ここで多層板では電源をレイヤで分け
ることが多いので、その電源間にコンデンサ等の受動素
子を埋設することにより電源が安定し、信頼性の高い半
導体装置を得ることができる。
【0058】同様に、受動素子をコア材の厚さ方向にマ
ウントするので、受動素子両端の各端子を無理無く基板
の導体層に接続することができる。また、異なるプレー
ンへの接続が可能となるので、バイパスコンデンサ等に
も非常に有効に適用できるとともに、他の層への接続が
部品を介して行なうことができ、チップ抵抗を用いた終
端の役割をさせることも可能である。
【0059】更に、本実施形態で説明した製造方法によ
れば、従来法のように抵抗体の印刷部分が形成されてい
ないので、市販の受動素子をそのまま利用でき、あらゆ
る種類の抵抗やコンデンサ等のチップ部品を基板内部に
埋設できる。また、その精度も非常に高い特性を発揮さ
せることができる。
【0060】(第2の実施の形態)以下、本発明に係る
第2の実施形態について説明する。本実施形態のうち、
上記第1の実施形態と重複する内容については説明を省
略する。
【0061】本実施形態では、図16に示すように半導
体パッケージ12の下にあたる位置の基板の内部に複数
の受動素子C1,C2,Rを埋設した。
【0062】このように本実施形態では、複数個の受動
素子を基板内部に埋設した構造となっているので、半導
体装置の集積度をより高くすることができ、半導体装置
の小型化に貢献できる。
【0063】なお、本発明は上記実施形態の記載内容に
限定されるものではない、例えば、上記実施形態では受
動素子1の両端子1a,1b上に予め適用したハンダ
3,3´を利用して導体層2,2´にハンダ付けする構
成としたが、導体層2,2´の表面全体或いは受動素子
1の両端子1a,1bと対向する部分の表面にハンダペ
ーストを塗布してから積層、プレスすることによりハン
ダ付けするようにしてもよいし、単に圧接して物理的に
接触させるだけでもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、基板の中心にあたるコ
ア材の中にバイパスコンデンサ等の受動素子を埋設して
いるので、基板表面に配設する部品点数が削減でき、そ
れにより半導体装置、曳いてはこの半導体装置を用いる
電子製品を小型化することができる。
【0065】また、電源ライン等のプレーンの間にコン
デンサチップを介在させた場合、電源が安定し、半導体
装置の信頼性が向上する。
【0066】特に現在主流となりつつあるBGAやCS
Pでは、バイパスコンデンサを半導体素子の電源供給パ
ッド近くの基板上に配設することは基板表面のスペース
上不可能であるが、本発明のように構成すればバイパス
コンデンサを基板内部に埋設するので、半導体素子の電
源供給パッド近くに配設することが可能となる。
【0067】また、半導体装置を設計する際において
も、従来のようにバイパスコンデンサまで太いパターン
の配線を形成させる必要がなくなるので、設計の自由度
が増して設計し易くなる。
【0068】更に、電源供給部分にバイパスコンデンサ
を配設できるので、半導体装置の特性が大幅に向上す
る。特にBGAやCSP等の狭ピッチSMDにおいては
改良効果が顕著である。
【0069】また、受動素子と導体板との間をハンダ付
けする場合には、単なる機械的な圧力による接触ではな
く、溶融したハンダにより広い面積で電気的に接続され
ているので、確実な接続が形成され、半導体装置の信頼
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の製造方法のフローを
示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造工
程を図示した垂直断面図である。
【図3】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造工
程を図示した垂直断面図である。
【図4】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造工
程を図示した垂直断面図である。
【図5】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造工
程を図示した垂直断面図である。
【図6】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造工
程を図示した垂直断面図である。
【図7】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造工
程を図示した垂直断面図である。
【図8】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造工
程を図示した垂直断面図である。
【図9】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造工
程を図示した垂直断面図である。
【図10】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造
工程を図示した垂直断面図である。
【図11】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造
工程を図示した垂直断面図である。
【図12】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造
工程を図示した垂直断面図である。
【図13】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造
工程を図示した垂直断面図である。
【図14】本発明に係る半導体装置の製造方法の各製造
工程を図示した垂直断面図である。
【図15】本発明に係る半導体装置の変形例を図示した
垂直断面図である。
【符号の説明】
10…コア材(コア絶縁層)、 2…導体板、 2´…導体板、 1…バイパスコンデンサ、 6…プリプレグ、 6´…プリプレグ、 4…導体板、 4´…導体板、 5…導体バンプ、 5´…導体バンプ、 7…導体板、 7´…導体板、 8…導体バンプ、 8´…導体バンプ、 9…導体板、 9´…導体板、 12…半導体パッケージ、 13…端子。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア絶縁層と、 前記コア絶縁層の一方の面に積層された第1の導体層
    と、 前記コア絶縁層の他方の面に積層された第2の導体層
    と、 前記第1の導体層と接続された第1の端子と、前記第2
    の導体層と接続された第2の端子とを備え、前記コア絶
    縁層を横切る方向に埋設された受動素子と、 前記第1の導体層の上に積層された第1の外側絶縁層
    と、 前記第1の外側絶縁層の上に積層された第1の外側配線
    層と、 前記第1の導体層と前記第1の外側配線層との間を電気
    的に接続する導通部材と、 前記第2の導体層の上に積層された第2の外側絶縁層
    と、 前記第2の外側絶縁層の上に積層された第2の外側配線
    層と、 前記第2の導体層と前記第2の外側配線層との間を電気
    的に接続する導通部材と、 を具備するプリント配線基板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリント配線基板であ
    って、前記受動素子の第1の端子が前記第1の導体層に
    ハンダ付けされ、第2の端子が前記第2の導体層にハン
    ダ付けされていることを特徴とするプリント配線基板。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプリント配線基板であ
    って、前記受動素子がバイパスコンデンサであることを
    特徴とするプリント配線基板。
  4. 【請求項4】 コア絶縁層と、 前記コア絶縁層の一方の面に積層された第1の導体層
    と、 前記コア絶縁層の他方の面に積層された第2の導体層
    と、 前記第1の導体層と接続された第1の端子と、前記第2
    の導体層と接続された第2の端子とを備え、前記コア絶
    縁層を横切る方向に埋設された受動素子と、 を具備するプリント配線用回路素板。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプリント配線用回路素
    板であって、前記受動素子がバイパスコンデンサである
    ことを特徴とするプリント配線用回路素板。
  6. 【請求項6】 コア絶縁層と、 前記コア絶縁層の一方の面に積層された第1の導体層
    と、 前記コア絶縁層の他方の面に積層された第2の導体層
    と、 前記第1の導体層と接続された第1の端子と、前記第2
    の導体層と接続された第2の端子とを備え、前記コア絶
    縁層を横切る方向に埋設された受動素子と、 前記第1の導体層の上に積層された第1の外側絶縁層
    と、 前記第1の外側絶縁層の上に積層された第1の外側配線
    層と、 前記第1の導体層と前記第1の外側配線層との間を電気
    的に接続する導通部材と、 前記第2の導体層の上に積層された第2の外側絶縁層
    と、 前記第2の外側絶縁層の上に積層された第2の外側配線
    層と、 前記第2の導体層と前記第2の外側配線層との間を電気
    的に接続する導通部材と、 前記第1の導体層上に配設された半導体パッケージと、 前記半導体パッケージの電源端子と前記第1の導体層と
    を電気的に接続する導通部材と、 を具備する半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置であって、
    前記受動素子が前記半導体パッケージの真下に配設され
    ていることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の半導体装置であ
    って、前記受動素子が複数個配設されていることを特徴
    とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 絶縁性素板を積層してコア材を形成する
    工程と、 前記コア材に貫通孔を形成する工程と、 前記貫通孔に、両端に第1の端子と第2の端子を有する
    受動素子を、前記コア材を横切る方向にマウントする工
    程と、 前記コア材の第1の面及び第2の面のそれぞれに、導体
    板を積層して第1の導体層及び第2の導体層を形成する
    工程と、 前記コア材を加熱下に加圧して前記受動素子の各端子と
    前記導体板との間を接続する工程と、 前記第1の導体層及び第2の導体層をパターニングして
    それぞれ第1のコアパターン層及び第2のコアパターン
    層を形成する工程と、 前記第1のコアパターン層と第2のコアパターン層上に
    それぞれ絶縁性基板及び、導体バンプ群を配設した導体
    板を積層する工程と、 前記導体板と導体板との間を押圧して前記導体バンプを
    前記絶縁性基板に貫通させる工程と、 前記導体板をパターニングしてそれぞれ第1の外側パタ
    ーン層及び第2の外側パターン層を形成する工程と、 前記第1の外側パターン層と半導体パッケージの電源ラ
    インとを接続する工程と、 を具備する半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の半導体装置の製造方
    法であって、前記受動素子の第1の端子及び第2の端子
    上にハンダ層又はハンダペースト層が形成されたもので
    あることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の半導体装置の製造方
    法であって、前記導体板が、その表面の少なくとも前記
    受動素子の端子と対向する部分にハンダペースト層を有
    するものであることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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