JP2001269553A - ガス分離膜および分離方法 - Google Patents

ガス分離膜および分離方法

Info

Publication number
JP2001269553A
JP2001269553A JP2000125587A JP2000125587A JP2001269553A JP 2001269553 A JP2001269553 A JP 2001269553A JP 2000125587 A JP2000125587 A JP 2000125587A JP 2000125587 A JP2000125587 A JP 2000125587A JP 2001269553 A JP2001269553 A JP 2001269553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
gas
hollow fiber
polyimide
gas separation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000125587A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunsuke Nakanishi
俊介 中西
Kenji Ito
健次 伊藤
Yoshihiro Kusuki
喜博 楠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2000125587A priority Critical patent/JP2001269553A/ja
Priority to DE60127734T priority patent/DE60127734T2/de
Priority to EP01100017A priority patent/EP1118371B1/en
Priority to US09/766,116 priority patent/US6464755B2/en
Priority to CNB011162392A priority patent/CN1202902C/zh
Publication of JP2001269553A publication Critical patent/JP2001269553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非対称構造を有するガス分離膜に
おいて、ガス透過速度が大きく、かつ、実用レベル以上
の機械的強度を有するガス分離膜を提供すること、およ
び、前記ガス分離膜を用いた高効率の除湿方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 少なくとも1種類のポリイミドを
含む2種類以上のポリマーの混合物によって非対称性構
造を有するガス分離膜を形成することによって、多孔質
層のガス透過抵抗を小さくして膜のガス透過速度を大き
くしながら、かつ、膜の機械的強度を実用レベル以上に
保持することができる。また、前記のガス分離膜を用い
て極めて高効率で除湿をおこなうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキン層と多孔質
層とから構成される非対称構造を有するガス分離膜であ
って、ガスの膜透過成分が多孔質層を透過するときの抵
抗を小さくすることによって膜透過成分の膜透過速度を
大きくしていること、かつ、中空糸ガス分離膜として実
用レベル以上の機械的強度を持っていることを特徴とす
るガス分離膜に関する。また、前記のガス分離膜を用い
た除湿方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種々のガス分離工程においてガス分離膜
が使用されている。これらの多くは、ガス選択透過性が
高いガラス状ポリマーで形成されたガス分離膜である。
概してガラス状ポリマーはガス選択透過性(分離度)は
高いけれども、ガス透過係数が小さいという短所があ
る。このため、多くのガラス状ポリマーで形成されたガ
ス分離膜は、多孔質層(支持層)と薄いスキン層(分離
層)とから構成される非対称構造、すなわちガスの透過
抵抗を生じる分離層を薄くして、ガス透過速度が小さく
なり過ぎないようにして用いられている。
【0003】ガス分離膜は、通常、多数の中空糸膜から
なる中空糸膜束を、少なくとも混合ガスの導入口、透過
ガスの排出口、未透過ガスの排出口とを有する容器内に
収納して構成される中空糸ガス分離膜モジュールとして
用いられる。中空糸ガス分離膜モジュールにおいては、
混合ガスは中空糸膜の内側あるいは外側に接する空間へ
供給され、中空糸膜に接して流れる間に混合ガス中の特
定成分(膜透過成分)が選択的に膜を透過し透過ガスの
排出口から回収され、特定成分(膜透過成分)が除かれ
たガスが非透過ガスの排出口から回収されることによっ
て、ガス分離がおこなわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】非対称構造の膜では、
膜透過成分が膜を透過する透過速度の律速過程は、スキ
ン層を透過する過程である。多孔質層を透過する過程は
透過抵抗が比較的小さいので、膜透過成分が膜を透過す
る透過速度への影響は、多くの場合、実際上は無視でき
る。
【0005】ところが、スキン層を極めて薄くして膜透
過成分が膜を透過する透過速度を大きくする場合や、膜
透過成分の膜を透過する透過速度が極めて大きい場合に
は、膜透過成分が膜を透過する透過速度は、膜透過成分
がスキン層を透過する過程のみならず多孔質層を透過す
る過程によっても実際上無視できない影響を受ける。こ
の場合には、非対称構造の膜であっても膜透過成分が膜
を透過する透過速度は改良の余地があり、これを改良し
てより高効率でよりコンパクトな高性能ガス分離膜の開
発が求められていた。特に、膜透過成分が水蒸気の場合
は、水蒸気が膜を透過する透過速度が他の無機ガスに比
べて極めて大きい(数百倍から数千倍に達する)ので、
膜を透過する水蒸気の透過速度は多孔質層の透過抵抗に
よって実際上無視できない影響を受けている。このた
め、水蒸気が多孔質層を透過するときの透過抵抗が小さ
くなるように改良して、水蒸気が膜を透過する透過速度
を大きくした高効率でコンパクトな高性能除湿膜の開発
が求められていた。
【0006】しかしながら、非対称膜において単に多孔
質層の多孔性を高めて膜透過成分が膜を透過するときの
透過抵抗をより小さくすることによって膜透過成分が膜
を透過する透過速度を大きくしようとすると、透過速度
は大きくできるが多孔質層が担うべき膜の支持機能即ち
機械的強度が低下するので、向上された透過速度と実用
レベルの機械的強度の両方を併せ持つ実用的な高性能ガ
ス分離膜を得ることは困難であった。また、高強度材料
の選択によって機械的強度が低下するという課題を解決
しようとする試みもあるが、高強度材料は一般的にガス
透過係数がより小さいのでこの課題の解決に至っていな
かった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、この様な状況
に鑑みてなされたものであり、本発明者らは、少なくと
も1種類のポリイミドを含む2種類以上のポリマーの混
合物で非対称膜を形成することによって、多孔質層の膜
透過成分が膜を透過するときのガス透過抵抗を小さく
(ガス透過速度を大きく)しながら、かつ、膜の機械的
強度を実用レベル以上に保持し得ることを見出して本発
明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、スキン層(分離層)
と多孔質層(支持層)から構成される非対称構造を有
し、水蒸気透過速度(P’H20)が2.5×10-3cm3
(STP)/cm2・sec・cmHg以上で、水蒸気
と窒素の透過速度比(P’H2O/P’N2)が50以上で
ある膜において、前記膜の多孔質層(支持層)のヘリウ
ム透過速度(P’He)が3.0×10-3cm3(ST
P)/cm2・sec・cmHg以上で、中空糸膜での
引張強度が2.5kgf/mm2以上、破断伸度が10
%以上であることを特徴とするガス分離膜に関する。ま
た、少なくとも1種類のポリイミドを含む2種類以上の
ポリマーの混合物で形成された前記のガス分離膜に関す
る。更に、前記のガス分離膜を用いた除湿方法に関す
る。
【0009】前記の膜の水蒸気透過速度(P’H20)と
水蒸気と窒素の透過速度比(P’H2O/P’N2)、膜の
多孔質層(支持層)のヘリウム透過速度(P’He)は、
50℃におけるものである。また、ヘリウム透過速度
(P’He)は膜の多孔質層(支持層)のガス透過抵抗を
示すものとして用いており、次のようにして測定した値
で規定されるものである。即ち、非対称中空糸膜を酸素
プラズマ処理によって表面のスキン層を削り、ヘリウム
ガスと窒素ガスの透過速度比が実質的に均質膜の透過係
数比とは認められない領域に到達したときのヘリウムガ
スの透過速度(P’He)である。具体的には、プラズマ
処理前のヘリウムと窒素の透過速度比(P’He
P’N2)が20以上の膜をプラズマ処理して、前記透過
速度比(P’He/P’N2)が1.2以下になったとき
の、ヘリウムガスの透過速度である。このヘリウム透過
速度(P’ He)の値が大きいとその膜の多孔質層のガス
透過抵抗が小さいことを意味し、ヘリウム透過速度
(P’He)の値が小さいとその膜の多孔質層のガス透過
抵抗が大きいことを意味する。
【0010】また、本発明における機械的強度は膜を中
空糸としたときの引張強度と破断伸度で表している。こ
れらは温度23℃にて引張試験機を用いて試料の有効長
20mm、引張速度10mm/分で測定した値である。
引張強度は中空糸の引張り破断時の応力を中空糸の断面
積で除した値[kgf/mm2]であり、破断伸度は中
空糸の元の長さをL0、引張り破断時の長さをLとした
ときの(L−L0)/L 0×100の値[%]である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の透過ガスの透過速度が改
良された非対称ガス分離膜は、多孔質層のガス透過抵抗
を小さく(ガス透過速度を大きく)した膜であり、しか
も、中空糸膜としての機械的強度を実用レベル以上に保
持したガス分離膜である。即ち、本発明の非対称ガス分
離膜は、多孔質層のガス透過速度がヘリウムガスの透過
速度(P’He)で3.0×10-3cm3(STP)/c
2・sec・cmHg以上となるようにし、かつ、中
空糸膜での引張強度が2.5kgf/mm2以上、破断
伸度が10%以上とすることによって、水蒸気透過速度
(P’H20)が2.5×10-3cm3(STP)/cm2
・sec・cmHg以上の高い透過速度を持ち、かつ、
中空糸膜としての優れた耐圧性と工業的に分離膜モジュ
ールへの加工が可能な実用レベルの機械的強度を持つ非
対称構造を有するガス分離膜である。
【0012】膜の多孔質層のガス透過速度が、ヘリウム
ガスの透過速度(P’He)で3.0×10-3cm3(S
TP)/cm2・sec・cmHg以上、好ましくは
3.5×10-3cm3(STP)/cm2・sec・cm
Hg以上であれば、多孔質層のガス透過抵抗が小さいの
で、膜の透過速度への影響が少なくなるか実質的に無視
できるようになり、膜の水蒸気透過速度(P’H20)が
2.5×10-3cm3(STP)/cm2・sec・cm
Hg以上のものが得られる。逆に多孔質層のガス透過速
度がヘリウムガスの透過速度(P’He)で3.0×10
-3cm3(STP)/cm2・sec・cmHg以下であ
ると、多孔質層のガス透過抵抗が大きいので、膜のガス
透過速度が小さくなり、改良された水蒸気透過速度を持
つ高性能ガス分離膜を得ることは出来ない。
【0013】また、中空糸膜での引張強度が2.5kg
f/mm2以上、好ましくは3.0kgf/mm2以上で
あり、且つ、破断伸度が10%以上あれば、中空糸膜を
モジュール化するときに容易に破断することなく取扱い
が可能になり、工業的に加工することが出来きる。更
に、前記の引張強度があれば中空糸膜モジュールとして
優れた耐圧性を有するので有用なガス分離膜になる。一
方、引張強度が2.5kgf/mm2以下、あるいは、
破断伸度が10%以下であると、加工時に中空糸膜が破
断し易くなるので工業的に分離膜モジュールへ加工する
ことが困難になり、更に、中空糸膜モジュールとしても
耐圧性が低くなり用途や使用条件が限定されるので有用
なガス分離膜モジュールではなくなる。
【0014】水蒸気と窒素の透過速度比(P’H2O
P’N2)が50以上のガス分離膜は、ガスの選択透過性
が実用レベル以上にあることを意味し、特に水蒸気を選
択的に除去して−15℃以下の露点を持つ乾燥空気を容
易に得ることが出来るので除湿膜として有用である。
【0015】本発明のガス分離膜は、少なくとも1種類
のポリイミドを含む2種類以上のポリマーの混合物で膜
を形成することで得ることが可能であり、好ましくは、
2種類以上のポリイミドの混合物で膜を形成することで
得ることが可能である。1種類のポリイミドで多孔質層
の多孔性を高めるとガス透過速度は改良出来るが機械的
強度が低下するので、本発明のガス分離膜を得ることは
出来ない。尚、前記の1種類のポリイミドとは、同一の
モノマー組成が繰り返し単位として化学結合(重合)し
ているポリイミドである。従って、複数種のモノマー組
成が繰り返し単位として化学結合(共重合)したポリイ
ミドも、1種類のポリイミドである。また、本発明にお
いて、ポリイミド以外のポリマーは特に限定されない
が、芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミドイミド、芳香
族ポリスルホン、芳香族ポリカーボネートなどを挙げる
ことができる。
【0016】本発明で用いるポリマー混合物は、少なく
とも1種類の高いガス選択透過性を持つポリイミドと、
少なくとも1種類のガス分離特性を持ち優れた機械的強
度を持つポリイミドあるいはポリイミド以外のポリマー
を含む混合物である。これらのポリマー混合物は同一の
溶媒に均一に溶解し得るものである。本発明のガス分離
膜は、前記のポリマー混合物の溶液を用いて、Loeb
らが提案(例えば、米国特許3,133,132号)し
た方法、即ち、ポリマー溶液をノズルから押し出して目
的形状物とし空気または窒素浴空間を通過させた後で凝
固浴に浸漬する、いわゆる乾湿式法により製造すること
が出来る。乾湿式法では凝固過程においてノズルから目
的形状に押し出されたポリマー溶液から溶媒が除去され
て多孔質構造が形成されるが、本発明のポリマー混合物
溶液の場合には、少なくとも1種類のポリイミドを含む
2種類以上のポリマーの混合物間で少なくとも分子鎖レ
ベルで不均一化或いは相分離が進行して、より多孔性が
高められながら機械的強度の低下は抑制されると推定さ
れる。ポリマー混合物でなくポリマー混合物と同一のモ
ノマー組成からなる1種類の共重合ポリマーを用いて膜
を形成しても、改良されたガス透過速度と実用レベルの
機械的強度の両方を併せ持つガス分離膜を得ることは出
来ない。
【0017】本特許のガス分離膜の製造方法は、より詳
しくは次のとおりである。即ち、1種類のポリイミドを
含む2種類以上のポリマーを同一溶媒に溶解したポリマ
ー混合物溶液を調製し、これをノズルから中空糸状など
の目的とする形状に吐出させ、吐出直後に空気あるいは
窒素雰囲気中を通したあと、ポリマー混合物を実質的に
は溶解せず、しかも、ポリマー混合物溶液の溶媒と相溶
性を有する凝固液に浸漬して、非対称構造を形成し、そ
の後乾燥、加熱工程を経て分離膜を製造する。ポリマー
混合物溶液は、1種類のポリイミドを含む2種類以上の
ポリマーの溶液を別々に調製後それらを混合しても良い
し、1種類のポリイミドを含む2種類以上のポリマーを
順次同一溶液に溶解しても良い。ポリマー混合物溶液の
濃度は10〜20重量%が製膜上好ましい。また、ノズ
ルから吐出させるポリマー混合物溶液の溶液粘度(回転
粘度)は、吐出温度で50〜15000ポイズ、特に1
00〜10000ポイズが中空糸状などの吐出後の形状
を安定に得ることが出来るので好ましい。凝固液への浸
漬は、一次凝固液に浸漬して中空糸状などの膜の形状が
保持できる程度に凝固した後、案内ロールに巻き取ら
れ、次いで二次凝固液に浸漬して膜全体を十分に凝固さ
せることが好ましい。凝固液の乾燥は置換溶媒を用いて
凝固液と置換した後乾燥する方法が効率的である。熱処
理は用いられている1種類のポリイミドを含む2種類以
上のポリマーの軟化点又は二次転移点よりも低い温度で
実施されることが好ましい。
【0018】本発明のガス分離膜のスキン層の厚さは1
0〜200nmであり、好ましくは20〜100nmで
ある。また、本発明のガス分離膜の多孔質層の厚さは2
0〜200μmであり、好ましくは30〜100μmで
ある。スキン層の厚さが10nm以下は製造が困難であ
り、200nm以上にするとガス透過速度が小さくな
る。また、多孔質層が20μm以下では機械的強度が小
さくなって支持機能が果たせなくなり、200μm以上
になると多孔質層のガスの透過抵抗が大きくなり改良さ
れたガス透過速度を得られなくなる。
【0019】本発明のガス分離膜は、中空糸膜として好
適に用いられるが、中空糸膜の内径は30〜500μm
のものが好適である。また、本発明の中空糸膜は通常の
分離膜モジュールとして好適に用いることが出来る。例
えば、中空糸膜は適当な長さに切断したものが100〜
200000本程度束ねられ、中空糸の端部が開口状態
を保持した状態で両端部を熱硬化性樹脂などからなる管
板で固着され、少なくとも混合ガス導入口と透過ガス排
出口と未透過ガス排出口とを備える容器内に収納され、
管板は容器内の空間を隔絶するようにO−リングや接着
剤などによって容器に密閉して取り付けられる。供給さ
れる混合ガスは、中空糸膜の内側あるいは外側に接する
空間へ供給され、中空糸膜に接して流れる間に混合ガス
中の特定成分が選択的に膜を透過し、ガス分離が行われ
る。
【0020】本発明のガス分離膜を用いて水蒸気を分離
する場合、即ち、除湿をおこなう場合、前記のガス分離
膜モジュールに、水蒸気を含有する混合ガスを中空糸膜
の内側あるいは外側に接する空間へ供給し、水蒸気を選
択的に膜の透過側へ透過し、未透過ガスとして除湿され
たガスを極めて効率よく得ることが出来る。
【0021】
【実施例】次に、本発明における中空糸ガス分離膜の製
造とその特性について具体的に説明する。尚、本発明は
実施例に限定されるものではない。
【0022】(ポリマー濃度が12重量%のポリイミド
A溶液の調製)3,3’,4,4’−ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物(以下、s−BPDA)29.42
2gと、2,2’−ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン二無水物(以下、6FD
A)44.202gと、ジメチル−3,7−ジアミノ−
−ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド(以下、T
SN)54.868gを、溶媒のパラクロロフェノール
(以下、PCP)889.42gと共にセパラブルフラ
スコ中にて重合温度180℃で4時間重合し、回転粘度
が1500ポイズ、ポリマー濃度が12重量%のポリイ
ミドA溶液を得た。
【0023】(ポリマー濃度13重量%のポリイミドB
溶液の調製)s−BPDA28.245gと、TSN2
4.691gと、4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル(以下、4,4’DADE)2.002gを、溶媒の
PCP343.54gと共にセパラブルフラスコ中にて
重合温度180℃で4時間重合し、回転粘度が1500
ポイズ、ポリマー濃度が13重量%のポリイミドB溶液
を得た。
【0024】(ポリマー濃度10重量%のポリイミドB
溶液の調製)s−BPDA28.245gと、TSN2
4.691gと、4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル(以下、4,4’DADE)2.002gを、溶媒の
PCP463.34gと共にセパラブルフラスコ中にて
重合温度180℃で20時間重合し、回転粘度が100
0ポイズ、ポリマー濃度が10重量%のポリイミドB溶
液を得た。
【0025】(ポリマー濃度12重量%のポリイミドC
溶液の調製)S−BPDA29.422gと、6FDA
44.202gと、TSN27.434gと、2,
2’,5,5’−テトラクロロ−4,4’−ジアミノビ
フェニル(TCB)32.220gを、溶媒のPCP9
24.57gと共にセパラブルフラスコ中にて重合温度
180℃で8時間重合し、回転粘度が1200ポイズ、
ポリマー濃度12重量%のポリイミドC溶液を得た。
【0026】(ポリマー濃度12.3重量%のポリイミ
ドD溶液の調製)s−BPDA19.124gと、6F
DA15.315gと、TSN26.611gとDAD
E0.601gとを、溶媒のPCP413.88gと共
にセパラブルフラスコ中に加えて、180℃で攪拌しな
がら4時間重合し、回転粘度1300ポイズ、ポリマー
濃度12.3重量%のポリイミドD溶液を得た。このポ
リイミドDのモノマー成分の組成はポリイミドAとポリ
イミドBを等量混合した混合物のモノマー成分の組成と
ほぼ同一のものである。
【0027】(非対称中空糸膜の製造方法)ポリイミド
溶液、または、ポリイミド混合物溶液を、400メッシ
ュの金網で濾過したあと、中空糸紡糸ノズル(円形開口
部外径1000μm、円形開口部スリット幅200μ
m、芯部開口部外径400μm)から吐出させ、吐出し
た中空糸状体を窒素雰囲気中に通した後、0℃の72重
量%エタノール水溶液からなる凝固液に浸漬し湿潤糸と
した。これを50℃のエタノール中に2時間浸漬し脱溶
媒処理を完了し、更に、70℃のイソオクタン中に3時
間浸漬洗浄して溶媒を置換後、100℃絶乾状態まで乾
燥し、その後250℃で1時間の熱処理を行った。更
に、中空糸膜の表面の滑りを整えるためにシリコンオイ
ルでオイリング処理を施し中空糸膜を製造した。得られ
た中空糸膜はいずれも、外径寸法470μm、内径寸法
320μm、膜厚75μmのものであった。
【0028】(中空糸膜の水蒸気透過性能の測定方法)
約10本の中空糸膜と、ステンレスパイプと、エポキシ
樹脂系接着剤とを使用して有効長が20mmの透過性能
評価用のエレメントを作成し、これをステンレス容器に
装着してペンシルモジュールとした。このペンシルモジ
ュールの中空糸の外側へ水蒸気量1500ppmの窒素
ガスを一定量供給し、透過側へは一定量のキャリアガス
(Arガス)を流しながら水蒸気分離をおこない、未透
過ガス及び透過ガスの水蒸気量を鏡面式の露点計で検出
した。測定した水蒸気量(水蒸気分圧)と供給ガス量及
び有効膜面積から膜の水蒸気透過速度を算出した。尚、
これらの測定は50℃でおこなった。
【0029】(中空糸膜の窒素ガス透過性能の測定方
法)約15本の中空糸膜と、ステンレスパイプと、エポ
キシ樹脂系接着剤とを使用して有効長が10cmの透過
性能評価用のエレメントを作成し、これをステンレス容
器に装着してペンシルモジュールとした。それに一定圧
力の窒素純ガスを供給して透過流量を測定した。測定し
た透過窒素ガス量と供給圧力及び有効膜面積から窒素ガ
スの透過速度を算出した。尚、これらの測定は50℃で
おこなった。
【0030】(中空糸膜の多孔質層のヘリウムガス透過
性能の測定方法)プラズマ処理装置に多数本の中空糸膜
を均一にひろげて設置し、印加電圧20Vで酸素プラズ
マ処理をおこなった。酸素プラズマ処理を5分間おこな
う毎に中空糸の一部(数本)を取り出して、プラスマ処
理時間の異なった中空糸膜を得た。これらの中空糸膜を
用いて前記と同様の方法でガス透過測定用ペンシルモジ
ュール(有効長10mm)を作成し、これに窒素純ガス
あるいはヘリウム純ガスを一定量圧力で供給してそれぞ
れの透過流量を測定し、測定した透過流量と供給圧力及
び有効膜面積から窒素あるいはヘリウムの透過速度を算
出した。20分間以上プラズマ処理した中空糸膜のこれ
らの値の比即ちP’He/P’N2は1.2以下になったの
で、20分間処理した中空糸膜のヘリウムの透過速度
(P’He)を、本発明で用いる膜の多孔質層のヘリウム
の透過速度とした。尚、これらの測定は50℃でおこな
った。
【0031】(中空糸膜の引張強度と破断伸度の測定)
引張試験機を用いて有効長20mm、引張速度10mm
/分で測定した。破断面積は破断面を光学顕微鏡を用い
て寸法を測定して算出した。
【0032】〔実施例1〕前記ポリマー濃度12.0重
量%のポリイミドA溶液の583.3gと、前記ポリマ
ー濃度13.0重量%のポリイミド溶液Bの250gと
を、セパラブルフラスコにて130℃で3時間攪拌して
ポリイミド混合物溶液を調製した。この混合物溶液のポ
リマー濃度は12.3重量%であり、回転粘度は150
0ポイズであった。このポリイミド混合物溶液を用い
て、前記の非対称中空糸膜の製造方法に基づいて、中空
糸膜を製造した。この中空糸膜のガス透過性能と機械的
特性を前記の方法によって測定した。結果は表−1のと
おりであった。
【0033】〔実施例2〕前記ポリマー濃度12.0重
量%のポリイミドC溶液350gと前記のポリマー濃度
13.0重量%のポリイミドB溶液150gとを実施例
1と同様の混合方法に従って混合し、混合物溶液を調整
した。この混合物溶液のポリマー濃度は12.3重量%
であった。このポリイミド混合物溶液を用いて、前記の
非対称中空糸膜の製造方法に基づいて、中空糸膜を製造
した。この中空糸膜のガス透過性能と機械的特性を前記
の方法によって測定した。結果は表−1のとおりであっ
た。
【0034】〔実施例3〕前記ポリマー濃度12.0重
量%のポリイミドA溶液400gと前記のポリマー濃度
13.0重量%のポリイミドB溶液400gとを実施例
1と同様の混合方法に従って混合し、混合溶液を調整し
た。この混合物溶液のポリマー濃度は12.5重量%で
あった。このポリイミド混合物溶液を用いて、前記の非
対称中空糸膜の製造方法に基づいて、中空糸膜を製造し
た。この中空糸膜のガス透過性能と機械的特性を前記の
方法によって測定した。結果は表−1のとおりであっ
た。
【0035】〔比較例1〕前記ポリイミドA溶液を用い
て、前記の非対称中空糸膜の製造方法に基づいて、中空
糸膜を製造した。この中空糸膜のガス透過性能と機械的
特性を前記の方法によって測定した。結果は表−1のと
おりであった。
【0036】〔比較例2〕前記ポリマー濃度13.0重
量%のポリイミドB溶液を用いて、前記の非対称中空糸
膜の製造方法に基づいて、中空糸膜を製造した。この中
空糸膜のガス透過性能と機械的特性を前記の方法によっ
て測定した。結果は表−1のとおりであった。
【0037】〔比較例3〕前記ポリマー濃度10.0重
量%のポリイミドB溶液を用いて、前記の非対称中空糸
膜の製造方法に基づいて、中空糸膜を製造した。この中
空糸膜のガス透過性能と機械的特性を前記の方法によっ
て測定した。結果は表−1のとおりであった。
【0038】〔比較例4〕前記のポリマー濃度12.3
重量%のポリイミドD溶液を用いて、前記の非対称中空
糸膜の製造方法に基づいて、中空糸膜を製造した。この
中空糸膜のガス透過性能と機械的特性を前記の方法によ
って測定した。結果は表−1のとおりであった。
【0039】実施例と比較例に示した中空糸膜の、水蒸
気透過速度、水蒸気と窒素の透過速度比、中空糸膜の機
械的強度、多孔質層のヘリウム透過速度の測定結果は表
−1に示すとおりであった。実施例1〜3の膜は、水蒸
気透過速度(P’H2O)が2.5×10-3cm3(ST
P)/cm2・sec・cmHg以上であり、水蒸気と
窒素の透過速度比(P’H2O/P’He)が50以上であ
り、多孔質層のヘリウム透過速度(P’He)が3.0×
10-3cm3(STP)/cm2・sec・cmHg以上
であり、中空糸膜での引張強度が2.5Kgf/mm2
以上であり、破断伸度が10%以上である。これらの分
離膜は、改良された優れた水蒸気透過速度を持ち、か
つ、実用レベルの機械的強度を持つので分離膜モジュー
ルへの加工が容易におこなうことが出来る高性能中空糸
ガス分離膜である。しかしながら、比較例1の膜は多孔
質層のヘリウム透過速度や膜の水蒸気透過速度は優れて
いるが中空糸膜の引張強度が2.5Kgf/mm2以下
で破断伸度が10%以下であり、実用レベルの機械的強
度がなく分離膜モジュールへの加工が工業的に困難なも
のである。また、比較例2、3は、中空糸膜としての機
械的強度は実用レベル以上であるが、多孔質層のヘリウ
ム透過速度や膜の水蒸気透過速度が低いものである。更
に、比較例4は、ポリイミドAとポリイミドBを等量混
合した混合物のモノマーの成分組成とほぼ同一のモノマ
ー成分組成を共重合した1種類のポリイミドDからなる
中空糸膜であるが、得られた中空糸膜の破断伸度は10
%以下であり実用レベルの機械的強度がなく分離膜モジ
ュールへの加工が工業的には困難なものである。また、
比較例4の中空糸膜はポリイミドAとポリイミドBの混
合物で形成した中空糸膜(実施例3)に比べると水蒸気
透過速度が低いものである。
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようなものであ
るから、以下に記載されるような効果を有する。
【0041】本発明のガス分離膜は、ガス透過速度をよ
り向上させた非対称膜であり、しかも、実用レベルの機
械的強度を有する。このため、本発明のガス分離膜を用
いれば、ガス分離速度が向上したより高効率でよりコン
パクトな高性能中空糸ガス分離膜モジュールを提供で
き、高効率のガス分離を実現できる。また、本発明のガ
ス分離膜は、少なくとも1種類のポリイミドを含む2種
類以上のポリマーの混合物で非対称構造を有する膜を形
成することで得ることが出来る。
【0042】特に、水蒸気を含む混合ガスから水蒸気を
除去する(除湿する)場合には、極めて高効率に、除湿
を実施することが可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA41 HA01 MA01 MA09 MB03 MC58X NA05 NA17 NA18 NA62 NA64 PB63 PB65 PC72 4D052 AA08 EA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スキン層(分離層)と多孔質層(支持層)
    とから構成される非対称構造を有し、水蒸気透過速度
    (P’H20)が2.5×10-3cm3(STP)/cm2
    ・sec・cmHg以上であり、水蒸気と窒素の透過速
    度比(P’H2O/P’N2)が50以上である膜におい
    て、前記膜の多孔質層(支持層)のヘリウムガスの透過
    速度(P’He)が3.0×10-3cm3(STP)/c
    2・sec・cmHg以上であり、中空糸膜での引張
    強度が2.5kgf/mm2以上、破断伸度が10%以
    上であることを特徴とするガス分離膜。
  2. 【請求項2】少なくとも1種類のポリイミドを含む2種
    類以上のポリマーの混合物で形成された前記請求項1に
    記載のガス分離膜。
  3. 【請求項3】前記請求項1〜2のいずれかに記載のガス
    分離膜を用いることを特徴とする除湿方法。
JP2000125587A 2000-01-19 2000-04-26 ガス分離膜および分離方法 Pending JP2001269553A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000125587A JP2001269553A (ja) 2000-01-19 2000-04-26 ガス分離膜および分離方法
DE60127734T DE60127734T2 (de) 2000-01-19 2001-01-04 Gastrennungsmembran und seine Verwendung
EP01100017A EP1118371B1 (en) 2000-01-19 2001-01-04 Gas separation membrane and its use
US09/766,116 US6464755B2 (en) 2000-01-19 2001-01-19 Gas separation membrane and method for its use
CNB011162392A CN1202902C (zh) 2000-01-19 2001-01-19 气体分离膜及其用法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000009877 2000-01-19
JP2000-9877 2000-01-19
JP2000125587A JP2001269553A (ja) 2000-01-19 2000-04-26 ガス分離膜および分離方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006348691A Division JP4702277B2 (ja) 2000-01-19 2006-12-25 ガス分離膜および分離方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001269553A true JP2001269553A (ja) 2001-10-02

Family

ID=26583738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000125587A Pending JP2001269553A (ja) 2000-01-19 2000-04-26 ガス分離膜および分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001269553A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1519437A1 (en) * 2002-05-31 2005-03-30 Ube Industries, Ltd. Fuel cell-use humidifier
JP2006297335A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Ube Ind Ltd 非対称中空糸ガス分離膜、及びガス分離方法
JP2006297334A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Ube Ind Ltd 非対称中空糸ガス分離膜、及びガス分離方法
JP2006297184A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Ube Ind Ltd 非対称中空糸ガス分離膜、及びガス分離方法
JP2008043945A (ja) * 2006-07-21 2008-02-28 Ube Ind Ltd 非対称中空糸ガス分離膜、ガス分離方法、及びガス分離膜モジュール
WO2009107840A1 (ja) * 2008-02-29 2009-09-03 宇部興産株式会社 醗酵アルコールの精製処理方法
JP2010501065A (ja) * 2006-08-14 2010-01-14 ナノキャップ テクノロジーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 汎用的な除湿プロセスおよび装置
WO2012133744A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 イビデン株式会社 複合中空糸膜
WO2012133743A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 イビデン株式会社 ポリイミド系非対称中空糸膜
JP2019076866A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 宇部興産株式会社 ガス分離膜
JP2019193918A (ja) * 2018-05-01 2019-11-07 宇部興産株式会社 ガス分離用複合膜

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1519437A1 (en) * 2002-05-31 2005-03-30 Ube Industries, Ltd. Fuel cell-use humidifier
EP1519437A4 (en) * 2002-05-31 2008-07-02 Ube Industries HUMIDIFIER FOR USE IN FUEL CELL
JP2006297184A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Ube Ind Ltd 非対称中空糸ガス分離膜、及びガス分離方法
JP2006297335A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Ube Ind Ltd 非対称中空糸ガス分離膜、及びガス分離方法
JP2006297334A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Ube Ind Ltd 非対称中空糸ガス分離膜、及びガス分離方法
JP2008043945A (ja) * 2006-07-21 2008-02-28 Ube Ind Ltd 非対称中空糸ガス分離膜、ガス分離方法、及びガス分離膜モジュール
JP2010501065A (ja) * 2006-08-14 2010-01-14 ナノキャップ テクノロジーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 汎用的な除湿プロセスおよび装置
JP2009263335A (ja) * 2008-02-29 2009-11-12 Ube Ind Ltd 醗酵アルコールの精製処理方法
WO2009107840A1 (ja) * 2008-02-29 2009-09-03 宇部興産株式会社 醗酵アルコールの精製処理方法
US8129573B2 (en) 2008-02-29 2012-03-06 Ube Industries, Ltd. Method for purifying fermentation alcohol
WO2012133744A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 イビデン株式会社 複合中空糸膜
WO2012133743A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 イビデン株式会社 ポリイミド系非対称中空糸膜
JP2012210607A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Ibiden Co Ltd ポリイミド系非対称中空糸膜
JP2012210608A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Ibiden Co Ltd 複合中空糸膜
JP2019076866A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 宇部興産株式会社 ガス分離膜
JP7135296B2 (ja) 2017-10-27 2022-09-13 Ube株式会社 ガス分離膜
JP2019193918A (ja) * 2018-05-01 2019-11-07 宇部興産株式会社 ガス分離用複合膜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6464755B2 (en) Gas separation membrane and method for its use
JP2571841B2 (ja) ガス脱水方法
JPH0673616B2 (ja) ポリイミド二層中空糸膜の製造法
JPH0568859A (ja) ガス分離中空糸膜及びその製法
US6156381A (en) Ozone treatment of surface of membrane to improve permselectivity
JP2001269553A (ja) ガス分離膜および分離方法
JP2874741B2 (ja) 非対称性中空糸ポリイミド気体分離膜
US5490931A (en) Fabrication of a fluoropolymer hollow fiber having a defect-free separation layer
JP3698078B2 (ja) 非対称中空糸ガス分離膜の製造方法
JP4858160B2 (ja) ガス分離膜およびその使用方法
JP5359957B2 (ja) ポリイミドガス分離膜、及びガス分離方法
JP4671493B2 (ja) ガス分離膜およびその使用方法
JP5983405B2 (ja) 非対称ガス分離中空糸膜
JP4702277B2 (ja) ガス分離膜および分離方法
JP6623600B2 (ja) 非対称ガス分離膜、及びガスを分離回収する方法
JP5358903B2 (ja) 非対称中空糸ガス分離膜、ガス分離方法、及びガス分離膜モジュール
JP5114912B2 (ja) Si原子含有ポリイミドによって形成された非対称膜、ガス分離膜、及びガス分離方法
WO2015147103A1 (ja) 非対称ガス分離膜、及びガスを分離回収する方法
JPH0693988B2 (ja) ポリイミド二層中空糸膜およびその製法
JP3878188B2 (ja) ガス分離膜
JPH0763579B2 (ja) 脱湿方法
JPH0693985B2 (ja) ポリイミド二層中空糸膜の製法
JP5240152B2 (ja) ポリイミドガス分離膜、及びガス分離方法
JP2001000843A (ja) 複合半透膜および複合半透膜モジュ−ル
Nardella et al. Spinning of modified poly (2, 6-dimethyl-1, 4-oxyphenylene) into gas separation hollow fibers and assembling of prototype separators

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080124

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080131

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080222