JP2001268486A - カメラ及びカメラシステム - Google Patents

カメラ及びカメラシステム

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JP2001268486A
JP2001268486A JP2000078729A JP2000078729A JP2001268486A JP 2001268486 A JP2001268486 A JP 2001268486A JP 2000078729 A JP2000078729 A JP 2000078729A JP 2000078729 A JP2000078729 A JP 2000078729A JP 2001268486 A JP2001268486 A JP 2001268486A
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Osamu Nonaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラのコストアップをもたらすことなく、任
意の文字や絵をユーザの所望とする大きさや字体で写真
画面上に合成可能とする。 【解決手段】本発明は、ユーザが所望とするコメント等
を適宜手書きで入力可能な手書き用シート9を有してお
り、当該手書き用シート9にユーザにより書き込まれた
コメント等の情報を被写体像の対応するコマの画像に重
ねて、印刷或いは再生を行うことを特徴とするカメラ及
びカメラシステムに関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した被写体像
に手書きのメモやメッセージ等の情報を画像合成するカ
メラ及びカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、かつての大量消費文明の見直しが
なされる中、改めて心のゆとり安らぎが求められ、旅行
先で思い出に残る写真を撮影する機会が増えている。ま
た、マルチメディア文化の流れの中で、複数の情報を同
時に体験する事によって、よりリアリティのある状況再
現技術に接する機会も増えている。
【0003】こうした流れの中で、カメラが単に写真撮
影に使われる道具としてではなく、記憶補助のツールと
しての役割を担わされる傾向がある。
【0004】ここで、従来、磁気や光を利用した撮影日
時の写し込み技術は種々開発されており、例えば特開平
5−232636号公報では、より単純に透明なシート
に写し込みしたいものをプリントして、それをフィルム
に重ねて撮影する技術が開示されており(先行技術
1)、特開平8−211477号公報では、別の記憶素
子を有するカメラに関する技術が開示されている(先行
技術2)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のように、磁気記録やドットやセグメント式LE
Dによる光学的な写し込み方式では、限られた字体の単
純な文字しか画面上に合成する事ができない。また、上
記先行技術1のように、フィルム上に透明シートを重ね
る方式では、任意の写し込みには対応することはでき
ず、上記先行技術2のように記憶素子をカメラに内蔵す
るものでは、カメラ自体のコストがアップする上、記憶
操作も煩雑なものとなってしまう。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、カメラのコストアップを
もたらすことなく、任意の文字や絵をユーザの所望とす
る大きさや字体で写真画面上に合成可能とすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の実施の形態では、画像を複数の領域
に記録する画像記録部と、書き込み可能な複数の領域か
らなるシート部材とを有するカメラであって、上記シー
ト部材の各領域が、上記画像記録部の各領域に記録され
た各画像に対応する所定の記録部を有することを特徴と
するカメラが提供される。
【0008】第2の態様では、画像を記録する画像記録
部と書き込み可能な複数の領域からなるシート部材とを
有するカメラと、記録媒体を有し当該記録媒体に記録さ
れた画像を印刷し表示する画像処理装置と、を含むカメ
ラシステムであって、上記画像処理装置は、上記記録媒
体に記録された画像に関連付けて、上記シート部材に書
き込まれた所定の情報を読み取るための読取手段と、上
記読取手段により読み取られた上記所定の情報を上記画
像に重ねて印刷及び再生の少なくともいずれかを実行す
るように制御する制御手段とを有することを特徴とする
カメラシステムが提供される。
【0009】第3の態様では、記録媒体に記録された画
像に関連付けて、所定の情報を書き込み可能なシート部
材を有するカメラと、上記シート部材に書き込まれた情
報を読み取って、上記所定の情報を画像と合成して、印
刷及び再生の少なくともいずれかを実行する画像処理装
置と、を有することを特徴とするカメラシステムが提供
される。
【0010】上記第1乃至第3の態様によれば以下の作
用が奏される。
【0011】即ち、本発明の第1の実施の形態では、シ
ート部材の各領域に、画像記録部の各領域に記録された
各画像に対応する所定の記録部が設けられている。
【0012】第2の態様では、上記画像処理装置におい
て、読取手段により、上記記録媒体に記録された画像に
関連付けて上記シート部材に書き込まれた所定の情報が
読み取られ、制御手段により、上記読取手段により読み
取られた上記所定の情報が上記画像に重ねられて印刷及
び再生の少なくともいずれかが実行される。
【0013】第3の態様では、カメラにおいては、シー
ト部材に、記録媒体に記録された画像に関連付けて所定
の情報が書き込まれ、画像処理装置においては、上記シ
ート部材に書き込まれた情報が読み取られ、上記所定の
情報が画像と合成されて、印刷及び再生の少なくともい
ずれかが実行される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0015】先ず、本発明のカメラ及びカメラシステム
の概要を簡単に説明する。
【0016】例えば、図5(a)に示されるように、ユ
ーザが旅先で風景写真を撮影し、その風景写真を何年も
後に見たとき、当該風景写真が何処の風景に関するもの
であるのか不明となる場合が生じ得る。このような問題
は、図5(c)に示されるように、画面内に適切なコメ
ントが記述されていれば回避し得る。
【0017】また、大量に写真撮影をする人や記憶力に
自信のない人も、写真と一緒に様々なメモが残されてい
ると、写真整理の段階で多くの補助となる。
【0018】本発明は、かかる観点からなされたもの
で、図5(b)に示されるように、写真を撮影すると同
時に当該撮影時の状況を専用シートにユーザがメモする
事で、図5(c)に示されるようなメモ入り合成写真を
得ることができるカメラ及びカメラシステムを提供する
ものである。以下、その内容を詳述する。
【0019】先ず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0020】図1(a)は第1の実施の形態に係るカメ
ラシステムにおけるカメラの構成を示すブロック図であ
る。
【0021】図1(a)に示されるように、全体の制御
を司るCPU1は、表示部3、ピント制御部4a、シャ
ッタ制御部4b、フィルム制御部6、写込み制御部7、
スイッチ1aに電気的に接続されている。そして、上記
ピント制御部4aは撮影レンズ2、上記シャッタ制御部
4bはシャッタ、上記フィルム制御部6はフィルム5及
び手書き用シート9の各制御を司るものである。
【0022】このような構成において、上記CPU1
は、ユーザによるスイッチ1aの操作を検出して、ピン
ト制御部4aやシャッタ制御部4bを制御して、撮影レ
ンズ2を駆動し、フィルム5上に被写体像を結像させ
る。また、撮影後においては、CPU1はフィルム制御
部6を介してフィルム5の巻き上げを行うと共に、磁気
ヘッドやドットLED等からなる写込み制御部7を制御
して、フィルム5上の所定領域に日付等の情報を記録す
る。このとき、CPU1は、ユーザがフィルム5のコマ
数を認識できるように、表示部3を制御する。
【0023】ここで、図1(b)に示されるように、本
カメラには、手書き用シート9が配設されている。これ
は、例えばカメラの裏面を下敷きの如く利用して、ユー
ザ11が、ペンでメモやコメント、場合によっては画等
を手書きで書き込み可能なエリアに相当する。この手書
き用シート9は、1コマ毎にメモができるように、コマ
数を指定するコマ数指定領域9aが設けられている。ま
た、手書きメモコメントが画面上のどの部分に書き込め
るかを指定する合成位置指定領域9bが設けられてい
る。従って、かかる構成の下、ユーザは、これらの領域
に手書きでコマ数や書き込み位置を指定でき、この結果
によって、所望とするコマの所望とする位置に好きなコ
メントを合成することができる。このとき、カメラが表
示するコマ数とフィルム上のコマ数とを一致させるため
に、写込み制御部7が、フィルム画面外に対応情報を書
き込むことになる。
【0024】上記手書き用シート9は、図1(c)に示
されるように、カメラ10の裏面に日めくりカレンダの
ような構成で配設するようにしてもよいし、図1
(d),(e)に示されるように、カメラの裏蓋部10
aにロール状にして巻き取り部8によって手動で巻き上
げながら使用できるような構成としてもよい。
【0025】尚、図1(e)において、符号13,14
は、電池と、ストロボ用のメインコンデンサを示してい
る。
【0026】図2(a),(b)は、上記手書き用シー
ト9を介して入力された日付け21と手書きメモコメン
ト22が画面20内に写し込まれ被写体像と合成された
結果得られた写真プリントの一例を示している。尚、図
2(c)に示されるように、手書き用シート9に、上記
コマ指定領域9aや合成位置指定領域9bの他、電子メ
ール用アドレス領域9cを設けて、この合成画像を電子
メールに添付して送信できるようにしてもよいことは勿
論である。
【0027】次に、図3は上記フィルム5等の画像記録
媒体と手書き用シート9を有するカメラによって得られ
たシート9aとの各データから合成画像を得るための写
真ラボ機の構成を示すブロック図である。以下では、上
記画像記録媒体としてフィルム5を採用する場合を例に
挙げて説明する。
【0028】上記フィルム5とシート9aがラボに預け
られると以下の処理がなされる。
【0029】即ち、フィルム5はフィルム現像器31で
現像された後、スキャナ機能も有する画像合成部33に
よって当該フィルム5上に現れた像が読み取られ、デジ
タル画像情報に変換される。この画像合成部33のスキ
ャナによって、フィルム5のコマ数情報等も読み取られ
る。シート9aの手書き内容は、データ読取部37内の
手書き部スキャナ38によって読み取られた後、そのコ
メント部は、デジタルデータ化部39によってデジタル
データに変換される。
【0030】更に、コマ数・合成位置検出部40によっ
て、所定のフォーマットの位置(図2(c)の領域9
a、9b、9c等)から、コマ数や合成位置が検出され
る。制御部30では、これらの情報に基づいて、どのコ
マの画面内のどの位置に、どのような手書きコメントを
合成するかが判断される。
【0031】上記手書き部スキャナ38により読み取ら
れた情報から、メールアドレスとして記入された情報
は、メールアドレス判定部41により識別され、制御部
30へと送られる。従って、ユーザがメールアドレスを
書いたコマについては、画面合成部33によって合成さ
れた結果が、電子メール送信部35を介して、各ユーザ
のパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)40
に送信される。ユーザは、送られた画像情報を見なが
ら、コメントの位置を修正したり、プリント枚数を決定
したり、画像転送をしたりして楽しむことができる。
【0032】ここで、図6は、パソコン60のマウス6
1を使って、ユーザが画面上のコメントの位置を修正し
ている様子を示している。こうして修正した画像を再
度、ラボの装置に戻してプリントできるようにしてもよ
い。この時、ユーザのパソコン60の画面上で図6のよ
うに示した送信ボタン62をクリックすればよい。ラボ
の制御部30は、この修正データをプリント20上に再
生焼付け部34によって画像焼付けをし、プリント部3
6において写真プリントに加工し、当該写真プリント2
0をユーザに手わたすようにする。
【0033】また、図7に示されるような態様で、プリ
ントと同時にフィルム63や手書き用シート65をユー
ザに返却する。これらは同じビニールパッケージ64に
入れてユーザに渡す。この時、フィルム63と同じ幅H
に手書き用シート65の幅Hを合わせておけば、同じビ
ニールパッケージ64に入れて返却できるし、図3の画
像合成部におけるスキャナ33を用いて、シート上の情
報を読み出すことができるというメリットがある。
【0034】以下、図4のフローチャートを参照して、
図3に示される構成の写真ラボ機の動作を詳細に説明す
る。
【0035】写真ラボ機では、手書き用シート9a上の
情報をデータ読取部37の手書き部スキャナ38で読み
取り(ステップS1)、コマ数・合成位置検出部40に
てコマ数nを判定する(ステップS2)。同様に、コマ
数・合成位置検出部40にて合成位置pを判定する(ス
テップS3)。さらに、デジタルデータ化部39では、
上記手書きしたコメントやメモ等をデジタル画像データ
とする(ステップS5)。このデジタルデータは上記コ
マ数nに対応した形で記憶される。
【0036】以上の動作を、ステップS5にて終了判定
されるまでシートを自動送りしながら繰り返し(ステッ
プS6)、フィルム1本分の手書き用シート9aのデジ
タルデータ化を行なう。この後、コマ判定部32にてフ
ィルムのコマ(mコマ)判定を行ないながら、画像合成
部33のスキャナにて、各画面の像をデジタルデータに
変換していく(ステップS7,S8)。
【0037】次いで、上記ステップS4で記憶しておい
た手書きデータW(m)のデータをpに従ってコマ
(m)の画像の上に合成し(ステップS9)、プリント
制御をコマ送りをしながら繰り返す(ステップS10,
S11,S12)。
【0038】こうして全てのコマについて画像合成及び
プリントを終了すると、全ての動作を終了することにな
る(ステップS13)。
【0039】以上説明したように、このような写真ラボ
機を用いることによって、カメラに設けられたメモ部は
単なる紙のシートでよくなるので、普通のメモと同じ感
覚で使えて実質的に写真上にメモができることになり、
尚且つカメラのコストアップも抑えることができること
になる。また、フィルム上の画像も、手書き情報もデジ
タル化されてからプリントされるので、プリント前に、
その効果をパソコンのモニタ上で確認することができ、
更にはフィルム現像の間にユーザが家に帰った場合でも
自宅に送信された画像を参照しつつ上記メモの位置等を
修正することもできる。また、同様の操作によって、メ
モの字の大きさを微調整し、色や角度を変えることもで
きる。これによって、ユーザは、メモを参照しつつ写真
を見ることで、撮影場所や建物等の名称、建築年等を認
識できる。
【0040】また、図2(b)に示されるようなメッセ
ージ等を書き込んだ写真に係る画像を、ラボからインタ
ーネットを介して電子メールのファイルとして、知人や
友人に送信することができるので、新しいコミュニケー
ション体系を構築することにも寄与する。また、上記図
4のシーケンスでは、手書きメモのスキャナ入力のタイ
ミング(ステップS1)と、フィルム上の像のスキャナ
読み込みタイミング(ステップS8)とが別のタイミン
グになるので、同一のスキャナ(図5の画像合成部33
内のスキャナ)を用いて、先ず手書き用シート9aを読
み、その後、フィルム5の画像を読み取る如く兼用し
て、上記手書き部スキャナ38を配設しないような構成
とすることもできる。この場合、フィルム幅とシート幅
とを整合させておけば、同じ搬送装置を流用できる等、
種々のメリットが生まれる。
【0041】ここで、上記実施の形態では、銀塩カメラ
への適用例を中心に説明したが、これに限定されること
なく、デジタルカメラのデータに手書き情報を合成する
応用例も考えられる。この場合は、図3のデジタル画像
読取部50を介して、フロッピー(登録商標)ディスク
やMO又は電子的な記録媒体からデジタル画像をラボの
機械が読み取り、手書き部スキャナ38の情報と合成す
ればよい。つまり、フィルム現像器31と、画像合成部
33のスキャナを配設しない構成の下で、上記銀塩カメ
ラの場合と同様の処理を行うことになる。
【0042】また、上記実施の形態では、フィルム5の
コマ数をユーザが手書き用シート9上に書き写すような
手法を採用していたが、これなら、メモやメッセージの
不要なコマへの写し込み、即ち画像合成は、ユーザが当
該コマの番号を書かなければ行なわれないので、シート
の無駄使いを防止できる。しかし、全てのコマについて
メモすることを所望とするときは、図1(a)のフィル
ム制御と同期させて、手書き用シート9を巻き上げるよ
うにしてもよい。
【0043】以上説明したように、本発明は、カメラ側
の消費電流を抑え、カメラの電池フリー化や、構成の単
純化が押し進められた技術となっている。従って、近年
市場に出回っているレンズ付きフィルムへの適用や、消
費電流を極力抑えた設計、更には太陽電池式のカメラ等
への応用も考えられる。
【0044】即ち、図8に示されるように、レンズ付き
フィルムでは、巻き上げやシャッタチャージ動作が手動
で行なわれるので、基本的に電池不要のカメラとなる。
フィルムが収められたケース100にレンズ102とフ
ァインダ103が配設されているだけの構成なので、本
発明によって、単に日付等を写し込むだけでも大きな効
果を発揮する。この場合、ユーザは、コマ数計104を
見ながら、手書き用シート101に日付やメッセージを
書き込んで、このままラボに出せばよいことになる。そ
して、レンズ付きフィルムを受け取ったラボでは、図1
0に示されるように、分解部201でフィルム202と
手書き用シート203を分解し、フィルム202を現像
部204で現像し、手書き用シート203の画像をスキ
ャナ205で読み取り、合成部206でこれらを合成し
た後、プリンタ207で印刷し、プリント208をユー
ザに手渡すことになる。
【0045】また、図9に示されるように、太陽電池1
05のエネルギーによって駆動するカメラへ適用した場
合、当該カメラでは、カメラの外装に設けられる太陽電
池やパネルの大きさの制約から、消費電流を抑えた設計
が要求される。そこで、デート機能等で必要となるエネ
ルギーを節約した設計にすべく、同機能を本発明に係る
手書き用シートによる文字入力で代替することは有効で
ある。この場合も、図10に示されるようなラボ機によ
って、フィルム202と撮影の場で記録された手書き用
シート203から、被写体画像と文字画像が合成され
て、図5(c)に示されるような日付やコメント入りの
写真が提供される。
【0046】以上説明したように、本発明によれば、写
真画面上に、ユーザが簡単に任意の文字や図形を合成で
き、画像と共にコメントやメモを楽しめるカメラ及びカ
メラシステムを提供することができる。また、カメラ自
体は高価な専用素子を必要とせず、単純に廉価で構成で
きる。
【0047】尚、本発明の上記実施の形態には以下の発
明が含まれる。
【0048】(1)画像を複数の領域に記録する画像記
録部と、書き込み可能な複数の領域からなるシート部材
とを有するカメラであって、上記シート部材の各領域
が、上記画像記録部の各領域に記録された各画像に対応
する所定の記録部を有することを特徴とするカメラ。
【0049】(2)上記シート部材の各領域が、上記画
像記録部の画面内の位置を示す、画面内位置記録部を更
に有することを特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0050】(3)画像を記録する画像記録部と書き込
み可能な複数の領域からなるシート部材とを有するカメ
ラと、記録媒体を有し当該記録媒体に記録された画像を
印刷し表示する画像処理装置と、を含むカメラシステム
であって、上記画像処理装置は、上記記録媒体に記録さ
れた画像に関連付けて、上記シート部材に書き込まれた
所定の情報を読み取るための読取手段と、上記読取手段
により読み取られた上記所定の情報を上記画像に重ねて
印刷及び再生の少なくともいずれかを実行するように制
御する制御手段と、を有することを特徴とするカメラシ
ステム。
【0051】(4)上記シート部材上に記録された、所
定情報には画面位置情報が含まれており、当該画面位置
情報に基づいて、上記再生する画面内の位置を決定する
決定手段を有することを特徴とする上記(3)に記載の
カメラシステム。
【0052】(5)記録媒体に記録された画像に関連付
けて、所定の情報を書き込み可能なシート部材を有する
カメラと、上記シート部材に書き込まれた情報を読み取
って、上記所定の情報を画像と合成して、印刷及び表示
の少なくともいずれかを実行する画像処理装置と、を有
することを特徴とするカメラシステム。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、カメラのコストアップ
をもたらすことなく、任意の文字や絵をユーザの所望と
する大きさや字体で写真画面上に合成可能としたカメラ
及びカメラシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るカメラシステムに適用される
カメラの構成図である。
【図2】(a)は左下にコメントが写し込まれた写真プ
リントの例を示す図であり、(b)は右上にコメントが
写し込まれた写真プリントの例を示す図であり、(c)
は手書き用シート9の構成例を示す図である。
【図3】実施の形態に係るカメラシステムに適用される
写真ラボ機の構成を示すブロック図である。
【図4】写真ラボ機の動作を詳細に説明するフローチャ
ートである。
【図5】(a)は撮影の様子を示す図であり、(b)は
コメント入力時の様子を示す図であり、(c)はコメン
トが写し込まれたプリントの様子を示す図である。
【図6】パソコン40のマウス41を使って、ユーザが
画面上のコメントの位置を修正している様子を示す図で
ある。
【図7】プリントと同時にフィルムや手書き用シートを
ユーザに返却する形態を示す図である。
【図8】本発明をレンズ付きフィルムに適用した例を示
す図である。
【図9】本発明を太陽電池105のエネルギーによって
駆動するカメラへ適用した例を示す図である。
【図10】写真ラボ機の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 撮影レンズ 3 表示部 4 シャッタ制御部 5 フィルム 6 フィルム制御部 7 写込み制御部 8 巻き取り部 9 手書き用シート 10 カメラ本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 H 5C076 Fターム(参考) 2H054 AA01 2H106 AB04 BA55 BA72 BH00 2H109 BA03 BA11 5C052 FA02 FA03 FA08 FB06 FB07 FC06 FD09 FE01 5C053 FA04 FA08 HA40 JA16 LA03 5C076 AA15 CA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を複数の領域に記録する画像記録部
    と、書き込み可能な複数の領域からなるシート部材とを
    有するカメラであって、 上記シート部材の各領域が、上記画像記録部の各領域に
    記録された各画像に対応する所定の記録部を有すること
    を特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 画像を記録する画像記録部と書き込み可
    能な複数の領域からなるシート部材とを有するカメラ
    と、記録媒体を有し当該記録媒体に記録された画像を印
    刷し表示する画像処理装置と、を含むカメラシステムで
    あって、 上記画像処理装置は、 上記記録媒体に記録された画像に関連付けて、上記シー
    ト部材に書き込まれた所定の情報を読み取るための読取
    手段と、 上記読取手段により読み取られた上記所定の情報を上記
    画像に重ねて印刷及び再生の少なくともいずれかを実行
    するように制御する制御手段と、を有することを特徴と
    するカメラシステム。
  3. 【請求項3】 記録媒体に記録された画像に関連付け
    て、所定の情報を書き込み可能なシート部材を有するカ
    メラと、 上記シート部材に書き込まれた情報を読み取って、上記
    所定の情報を画像と合成して、印刷及び再生の少なくと
    もいずれかを実行する画像処理装置と、を有することを
    特徴とするカメラシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007336428A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Canon Inc 画像処理システムおよびその制御方法
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