JP3655717B2 - 画像合成装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
この発明は,テンプレート画像に被写体画像を合成し,被写体画像が合成された合成画像を生成する装置および方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
ディジタル画像技術が発達するにつれ,ユーザが撮像した写真をスキャナで読込みディジタル画像データとしてパーソナル・コンピュータに取込み保存することが可能となってきた。複数の画像をパーソナル・コンピュータに取込み,それらの画像をパーソナル・コンピュータを用いてテンプレート画像に合成することも可能である。
【0003】
表示装置の表示画面に所望のテンプレート画像とこのテンプレート画像に合成する対象画像とを表示しながらテンプレート画像と被写体画像との位置関係を定め画像合成を行なうのが一般的である。そして,表示装置の表示画面に表示された合成画像が印刷される。
【0004】
しかしながら,印刷された合成画像におけるテンプレート画像と対象画像との位置関係と,表示装置の表示画面に表示された合成画像におけるテンプレート画像と対象画像との位置関係に相異が生じ,被写体画像の位置ずれが起きることがある。
【0005】
【発明の開示】
この発明は,テンプレート画像に対象画像を合成する場合に,表示装置に表示される合成画像と印刷される合成画像との間で起きる対象画像の位置ずれを防止することを目的とする。
【0006】
この発明による画像合成方法は,複数の画像が記録され,これらの複数の画像のそれぞれに,画像に対応した指標が形成されているフイルムの中から所望の画像を選択し,上記フイルムと撮像素子とを相対的に搬送し,上記搬送により選択された画像に対応した上記指標を,上記搬送により検出したことに応答して,上記撮像素子によって上記選択画像を撮像し,上記選択画像を表わす選択画像データを得,画像を合成する合成エリアを有するテンプレート画像を表示装置に表示し,上記選択画像の大きさが上記合成エリアに合うように上記選択画像データの縮小処理を行ない,編集用選択画像データを得,上記縮小処理によって得られる上記編集用選択画像データにより表わされる編集用選択画像を上記表示装置の表示画面において上記テンプレート画像の上記合成エリアに位置決めして表示用合成画像を得,上記テンプレート画像の上記位置決めされた位置にもとづいて上記選択画像データによって表わされる選択画像を上記テンプレート画像に合成し印刷用合成画像を生成することを特徴とする。
【0007】
この発明は,上記画像合成方法を実施するのに適した画像合成装置も提供している。
【0008】
この画像合成装置は,複数の画像が記録され,これらの複数の画像のそれぞれに,画像に対応した指標が形成されているフイルムの中から所望の画像を選択する選択手段,上記指標を検出する指標検出手段,上記フイルムと撮像素子とを相対的に搬送する搬送手段,上記搬送手段における搬送により,上記指標検出手段が,上記選択手段によって選択された画像に対応した上記指標を検出したことに応答して上記撮像素子によって上記選択画像を撮像し,上記選択画像を表わす選択画像データを得る撮像制御手段,上記選択画像データによって表わされる上記選択画像の大きさが表示装置に表示されるテンプレート画像の合成エリアに合うように,上記選択画像データの縮小処理を行ない,編集用選択画像データを出力する画像縮小手段,上記画像縮小手段から出力される編集用選択画像データにより表わされる編集用選択画像を上記表示装置の表示画面において上記テンプレート画像の上記合成エリアに位置決めして表示用合成画像を得る位置決め手段,および上記テンプレート画像の上記位置決め手段により位置決めされた位置にもとづいて上記選択画像データによって表わされる選択画像を,上記テンプレート画像に合成し,印刷用合成画像を生成する印刷用合成画像生成手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
この発明によると,上記選択処理および上記撮像処理が行なわれることにより上記選択画像を表わす上記選択画像データが得られる。この選択画像データを縮小処理することにより得られる編集用選択画像を用いて上記表示装置の表示画面上において,合成画像を得るための上記位置決めが行なわれる。上記テンプレート画像の上記位置決めされた位置にもとづいて上記選択画像を合成し,印刷用合成画像を得る。
【0010】
上記表示装置の表示画面上における位置決めに用いられる編集用画像データは,上記合成画像の生成処理に用いられる選択画像データを用いて生成しているので,位置決め時に得られる表示用合成画像と生成された印刷用合成画像との間に合成する選択画像の位置ずれが起きることを防止できる。位置決めのときに表示された表示用合成画像と同じ印刷用合成画像が得られる。
【0011】
上記印刷用合成画像を表わす印刷用合成画像データを記録媒体に記録するようにしてもよい。これにより記録媒体に記録された印刷用合成画像データを読出すことによって,必要なときに印刷用合成画像を得ることができる。
【0012】
一実施態様としては,得られた上記選択画像データを画像メモリに一時記憶しておき,上記画像メモリに記憶された上記選択画像データを,上記画像メモリから読出し,上記画像メモリから読出された上記選択画像データによって表わされる選択画像を上記テンプレート画像の上記位置決めされた位置にもとづいて上記印刷用合成画像を生成する。
【0013】
他の実施態様としては,上記搬送後に上記搬送方向と同じ方向に上記フイルムと上記撮像素子とを再び相対的に搬送し,上記選択画像に対応した上記指標を検出することに応答して上記選択画像を撮像し,上記選択画像を表わす印刷用選択画像データを得,上記テンプレート画像の上記位置決めされた位置にもとづいて上記印刷用画像データによって表わされる印刷選択画像を,上記テンプレート画像に合成し印刷用合成画像を生成する。
【0014】
上記選択画像データを記憶しておくことが不要となり,画像メモリを削減できる。
【0015】
上記選択処理はたとえば上記フイルムに記録されている画像を撮像し,画像データを得,撮像によって得られた画像データにより表わされた画像の縮小画像を上記表示装置に一覧表示し,一覧表示された画像から上記所望の画像を選択するものである。実際の画像を見ながら画像選択ができる。
【0016】
また上記フイルムに記録されている画像を撮像し,画像データを得,撮像によって得られた画像データにより表わされた画像の縮小画像を上記表示装置に一覧表示し,一覧表示された画像から上記所望の画像を選択することもできる。縮小画像が表示装置に一覧表示されるので,所望の画像を容易に選択できる。縮小画像の一覧表示は迅速にできるので,印刷用合成画像を得るまでの体感速度が遅れない。
【0017】
【実施例の説明】
(1) 情報記録部付写真フイルム
従来タイプの写真フイルム(いわゆる35mmフイルム)は12駒,24駒または36駒撮りのロール・フイルムである。この写真フイルムは現像後は6駒の長さに切断され,一般にシースに格納されて保存される。従来タイプの写真フイルムには撮影した被写体の画像およびその駒番号が記録されるだけである。被写体の画像に関する情報(たとえば画像を端的に表わす情報,撮影日,シャッタ・スピードなど)は駒番号を除いては記録されない。このため駒番号以外の,被写体の画像に関する情報はシースに書込むか,別の紙などにメモしておかなければならない。従来の写真フイルムには記録できない画像を端的に表わす情報,撮影日,シャッタ・スピード等の被写体の画像に関する情報を記録することのできる新しいタイプの写真フイルムが開発されている。この実施例による画像合成装置ではこの新しいタイプの写真フイルムが用いられる場合について説明する。
【0018】
図1は新しいタイプの写真フイルム,すなわち情報記録部付写真フイルム(新写真フイルムという)を示している。
【0019】
新写真フイルム1は,パトローネ5内に回転自在に設けられたスプール(図示略)にその端末が固定されている。図1は新写真フイルム1がパトローネ5から引出された状態を示している。
【0020】
新写真フイルム1の先端部にはカメラの新写真フイルム巻取軸の一部に係合させるためのいくつかのパーフォレーション2aが形成されている。
【0021】
先端部の適当な長さの部分を除いて,新写真フイルム1の全体には画像を記録する領域4がある(この領域は写真撮影によって形成されるもので,図1では説明の便宜のために鎖線で示されている)。また画像記録領域4の下側に細長い帯状の光学情報記録部6が設けられている(この領域6も露光されることによって形成されるもので,図1では説明の便宜のために鎖線で示されている)。
【0022】
画像記録領域4の両側に細長い帯状の情報記録部3b,3dが設けられている。一方の情報記録部3dは光学情報記録部6と重なっている。また,他方の情報記録部3bの間において,各画像記録領域4の先頭部分と終り部分とにそれぞれ対応して1つずつパーフォレーション2bおよび2cが形成されている。ここでは各画像記録領域4の先頭部分に形成されているパーフォレーション2bを予備パーフォレーション,各画像記録領域4の終りの部分に形成されているパーフォレーション2cをCCDパーフォレーションと呼ぶこととする。予備パーフォレーション2bは新写真フイルム1がパトローネ5から引出されるときに,つづいてCCDパーフォレーション2cが現われることを示すパーフォレーションである。CCDパーフォレーション2cは画像記録領域4をカメラにおける撮像装置に位置決めまたは画像記録領域4に記録された画像の読取りタイミングを規定するパーフォレーションである。
【0023】
新写真フイルム1の先端部分にもまた情報記録部3a,3cがその両側に設けられている。
【0024】
情報記録部3a,3b,3cおよび3dは一般には透明磁性体を塗布することにより形成される磁気記録層である。新写真フイルム1の一側に設けられた情報記録部3aおよび3bは一般にラボラトリィにおいて使用される。新写真フイルム1の他側に設けられた情報記録部3cおよび3dは一般にユーザの入力に応じてまたはカメラが自動的に情報(データ)を記録するために用いられる。光学情報記録部6は一般にメーカが情報を記録するために用いられる。
【0025】
先端部分の情報記録部(リーダ情報記録部)3aおよび3cは1本のフイルム1に関する情報(フイルム情報)の記録のために用いられる。各画像記録領域4に対応して設けられた情報記録部(フレーム情報記録部)3bおよび3dは各領域4に記録された画像に関する情報(フレーム情報)の記録のために用いられる。光学情報記録部6はメーカ・コード等の情報を記録するものである。
【0026】
一例を挙げると,ユーザが利用するリーダ情報記録部3cには,その写真フイルムを用いて撮影された画像全体が関係する包括的な情報が記録される。この情報をIX1と呼ぶ。
【0027】
ユーザが利用するフレーム情報記録部3dに記録される情報には,ユーザがカメラに入力するタイトル情報(タイトルとは,画像を端的に表わすものであり,たとえば「花の写真」,「動物の写真」,「子供達の写真」,「旅行」などである)と,カメラが自動的に記録する情報(たとえばその駒の画像を撮影するときに用いたシャッタ速度など)とが含まれる。これらの情報を情報IX2と呼ぶ。ユーザが入力する情報のみを情報IX2としてもよい。
【0028】
図2は新写真フイルム1の情報記録部3a,3b,3cおよび3dにおけるデータ配置(フォーマット)を示している。このデータ・フォーマットは情報IX1およびIX2の両方に適用され,SS,VER,ID,LNG,DATA,LCRおよびESが含まれる。
【0029】
SSはStart Sentinalの略で,データ列の開始を表わすコードである。VERは記録フォーマット(規格)のバージョンを示す。IDは記録される情報の種類(IX1,IX2など)を表わす。LNGは次に続くデータの長さを示す。DATAは記録したい,または記録すべき情報を表わすデータである。LCRはCRCチェック・コードである。ESはEnd Sentinalの略で,データ列の終了を表わすコードである。
【0030】
このようなフォーマットのデータ列が一つの情報記録部3a,3b,3cまたは3dに1または複数個設けられる。たとえば,フレーム情報記録部3dにはユーザが入力したデータを表わすデータ列と,カメラが書込むべきデータを表わすデータ列とが記録される。必要に応じて,信頼性を高めるために,情報記録部には同一のデータ列が並列に複数個記録される。
【0031】
(2) 新写真フイルム用カメラ
このような新写真フイルムを取扱うことが可能なカメラの構成の一部が図3に示されている。この図では新写真フイルム1の情報記録部3a,3b,3cおよび3dへの記録に関する構成が主に示され,撮像光学系等の構成については図示が省略されている。
【0032】
パトローネ5はカメラ内のフォークに回転自在に支持される。パトローネ5から引出された新写真フイルム1の先端部は写真フイルム巻取軸16に巻付けれる。パーフォレーション2bおよび2cを検出する光電センサ12が設けられており,この検出信号は制御装置10に与えられる。制御装置10はモータ14を駆動して巻取軸16を回転させて新写真フイルム1を順次巻取らせるとともに,光電センサ12の検出信号に基づいて画像記録領域4が結像位置にくるように新写真フイルム1を撮影ごとに位置決めする。
【0033】
ユーザ用の磁気情報記録部3c,3dに情報を記録するために磁気ヘッド11が磁気情報記録部3c,3dの走行路上に設けられている。新写真フイルム1が巻取られる(走行する)過程で,制御装置10の制御の下に,ヘッド駆動回路13を介して,入力装置15から入力された情報または制御装置10が生成した情報が,磁気情報記録部3c,3dに磁気記録されることになる。
【0034】
入力装置15は数字や文字を入力するものである。たとえば,入力装置15は数値キー,アルファベット・キー等を含む。必要に応じて入力装置15は表示装置を含み,キー入力された情報が表示装置に表示される。キーの数を少なくするために,一つのキーを押すごとに表示される文字が変化し,ユーザが表示された文字を選択できる構成とすることもできる。
【0035】
(3) フイルム・スキャナ
図4および図5は新写真フイルム1に記録された画像および情報を読取るフイルム・スキャナの概略構成を示している。図4は平面図,図5は正面図である。
【0036】
新写真フイルム1はパトローネ5から引出され,写真フイルム巻取軸24に巻取られる。新写真フイルム1はフイルム給送機構(図示略)によって所定速度で搬送される。
【0037】
光源21からの光が搬送される新写真フイルム1に照射される。新写真フイルム1の画像記録領域に表わされた画像を表わす光はレンズ系22によってCCDライン・センサ23上に結像する。CCDライン・センサ23は新写真フイルム1の長手方向と直交する方向に配列された多数の(たとえば2048個)の光電変換素子を含む。新写真フイルム1が送られる過程でCCDライン・センサ23から一ライン分ずつの映像信号が画像処理装置26に与えられる。新写真フイルム1が一画像記録領域の長さ送られると,一駒分の画像データが得られることになる(たとえば最も細かいピッチで送られたときに画像記録領域4について2048×3584画素の解像度の画像データが得られる)。
【0038】
画像処理装置26はCCDライン・センサ23から得られる映像信号(またはA/D変換後のディジタル画像データ)を処理する信号処理回路(ホワイト・バランス回路,ガンマ補正回路,ネガ/ポジ反転回路等のうちの必要なものを含む),A/D変換回路等から構成される。新写真フイルム1が最も細かいピッチで送られたときに得られるディジタル画像データをプリント用画像データという。プリント用画像データは後述の画像メモリ35に与えられる。フイルム・スキャナにおいてフイルム1の送りピッチを変えることにより解像度の異なる画像データを得ることもできる。
【0039】
図4および図5に示す読取装置において,新写真フイルム1の搬送路にはその情報記録部3c,3dが通過する位置に磁気ヘッド25が設けられている。磁気ヘッド25は新写真フイルム1が送られる過程で,情報記録部3c,3dに磁気記録されている情報を読取り,その読取信号を磁気読取回路27に送る。磁気読取回路27は読取信号に必要な処理(復調,エンコード等)を加えて後述のMPU30に与える。
【0040】
また図4および図5に示す読取装置において,新写真フイルム1の搬送路にはそのパーフォレーション2bおよび2cが通過する位置に光電センサ28が設けられている。光電センサ28はフイルム1が送られる過程でパーフォレーション2bおよび2cの位置を示す検出信号を出力する。図1(B) に光電センサ28から出力される検出信号が示されている。図1(B) において時刻tb のタイミングが予備パーフォレーション2bの検出タイミングであり,時刻tc のタイミングがCCDパーフォレーション2cの検出タイミングである。
【0041】
(4) 画像合成装置
図6は画像合成装置の電気的構成を示している。
【0042】
この画像合成装置は種々の場所に設置される。たとえば,フイルム現像所(店),写真店,デパート,コンビニエンス・ストア,その他の店舗等である。この画像合成装置は一般的には顧客(ユーザ)によって操作される。フイルム現像所等のオペレータが常駐している場所では画像合成装置をすべてオペレータが操作してもよい。
【0043】
この画像合成装置が取扱う媒体には大別して2種類ある。その一は,新写真フイルム,従来の写真フイルム,印画紙にプリントされた写真,印刷物(ポスター,カレンダ等の写真)などの画像を可視的に表わすものである。これらを可視画像媒体という。その二は光ディスク,光磁気ディスク,磁気ディスク,メモリ・カード等の画像を表わすディジタル・データを記録(また記憶)するものである。これらをディジタル媒体という。
【0044】
この画像合成装置は大別して2つの機能をもつ。それはフォトジョイ・プリント・サービス(画像合成処理)とディジタル出力サービス(画像変換処理)である。
【0045】
フォトジョイ・プリント・サービスでは,入力媒体として可視画像媒体およびディジタル媒体のいずれもが用いられる。出力媒体としてプリント,メモリ・カード,光磁気ディスクまたは磁気ディスクが用いられる。フォトジョイ・プリント・サービスでは,画像合成装置にあらかじめ記憶されているテンプレート画像に,ユーザが持参した入力媒体に記録されている画像を合成して出力する。
【0046】
ディジタル出力サービスでは,入力媒体として可視画像媒体が用いられる。出力媒体としてディジタル媒体が用いられる。ディジタル出力サービスでは可視画像媒体に記録されている画像を読取り,読取った画像を表わすディジタル画像データに変換し,ディジタル媒体に記録する。
【0047】
この実施例では主にフォトジョイ・プリント・サービスについて説明する。
【0048】
画像合成装置は,MPU30によって全体の動作が統括される。
【0049】
画像合成装置には,合成した画像その他の情報を表示するための表示装置33,表示装置33のインタフェイス(ビデオ・インタフェイス)34,表示装置33の表示画面上に配置されユーザからの指令を受付けるタッチパネル32,タッチパネル・インタフェイス31,画像データを一旦記憶する画像メモリ35,SCSI(Small Computer System Interface )36,プリンタ37,磁気ディスクを駆動するフロッピー・ディスク・ドライバ39,ハード・ディスクを駆動するハード・ディスク・ドライバ40,光磁気ディスクを駆動する光磁気ディスク・ドライバ46,メモリ・カードを駆動するメモリ・カード・リーダ47が含まれている。また画像合成装置には新写真フイルム,従来タイプの写真フイルムまたは写真に表わされた画像を読取るスキャナ42(新写真フイルムが入力媒体の場合にはスキャナ42は図4および図5に示す構成のものとなろう。),スキャナ・インタフェイス43,画像データによって表わされる画像を拡大および縮小する拡大縮小回路44,およびデータを一時的に記憶するRAM45が含まれている。
【0050】
ユーザは表示装置33の表示にしたがって画像合成処理の操作を行なう。すなわち,表示装置33の表示画面上にはタッチパネル32が形成されている。このタッチパネル32はインタフェイス31を介してMPU30と接続されている。表示装置33の表示面上に,操作を誘導するガイダンス(イラスト,文などよりなる)と,タッチすべき一または複数の区画とが表示される。各区画内にはキーの機能(数値を含む)が表示される。これにより,機能キーおよび数値キーが実現される。オペレータまたはユーザが指でタッチした区画の位置を表わす入力信号がMPU30に与えられる。このタッチパネルを利用してユーザは処理(サービス)の種類の選択(フォトジョイ・プリント・サービスかディジタル出力サービス),入力媒体の指定,出力媒体に記録すべきまたはプリントすべき駒の指定等を行う。
【0051】
スキャナ42は,新写真フイルム,従来の写真フイルムまたは写真,印刷物などの反射原稿に表われている画像を読取り,その画像を表わす画像データを出力するものである。スキャナ42はスキャナ・インタフェイス43を介してMPU30と接続されている。従来の写真フイルムのスキャナであれば光源,撮像光学系,ライン・センサ(または二次元撮像素子),フイルムまたはライン・センサの移送機構,信号処理回路,A/D変換回路等を含むであろうし,反射原稿のスキャナであればフラット・ベッド・スキャナが用いられるであろう。フラット・ベッド・スキャナはフラット・ベッドを備え,このフラット・ベッド上に読取るべき反射原稿が置かれる。光源からの光が反射原稿に投射され,反射原稿からの反射光がライン・センサまたは二次元撮像素子に入力する。ライン・センサまたは撮像素子から出力される映像信号は所定の処理ののちディジタル画像データとして出力される。
【0052】
ハード・ディスク・ドライバ40は,ハード・ディスクへのデータの書込み,ハード・ディスクに記録されているデータの読出しを行なうものである。
【0053】
フロッピー・ディスク・ドライバ39,光磁気ディスク・ドライバ46またはメモリ・カード・リーダ47はそれぞれ入,出力媒体としての磁気ディスク,光磁気ディスクまたはメモリ・カードに画像データを含むデータの書込み,または磁気ディスク,光磁気ディスクまたはメモリ・カードからの読出し,データの書換え等を行なうものである。
【0054】
プリンタ37は,与えられる画像データによって表わされる画像をプリントする。
【0055】
(5) ハード・ディスクのファイル構造
図7から図9は,画像合成装置に含まれるハード・ディスクのファイル構造(データ構造)を示している。このファイル構造は論理的に示すものであり,物理的な構造を示しているものではない。図7から図9に示す各種データはひとかたまりの連続した状態になくとも,分散した状態にあってもよい。また画像合成装置に複数枚のハード・ディスクがある場合には1枚のハード・ディスク上に図7から図9に示すすべてのデータが存在しなくとも,複数枚のハード・ディスク上に分散して記録されていてもよい。
【0056】
ハード・ディスクには,ハード・ディスクに記録されているすべてのデータを管理するディレクトリ管理領域,OS(Operating System)が記録されているOS記録領域,フォトジョイ・プリント・サービスおよびディジタル出力サービスのためのソフトウェアが記録されているアプリケーション・ソフトウェア記録領域,合成すべき被写体画像の背景画像となるテンプレート画像を表わすテンプレート画像データが記録されているテンプレート・データ記録領域,テンプレート画像上に合成すべき被写体画像の合成位置および合成エリアを規定するマスク画像を表わすマスク画像データが記録されているマスク・データ記録領域,画像合成に利用される合成情報を記憶している合成情報記録領域および未使用領域が含まれている。
【0057】
図8にテンプレート・データ記録領域の詳細が示されている。
【0058】
テンプレート画像データには,表示装置33の表示画面に表示される合成画像を生成するときに用いられる画面表示用テンプレート画像データと,プリンタ37を用いて合成画像を印刷するときに用いられ,画面表示用テンプレート画像データよりも高解像度の印刷用テンプレート画像データとがある。このためにテンプレート画像データ記録領域には画面表示用テンプレート画像データ記録領域と印刷用テンプレート画像データ記録領域とが含まれている。画面表示用テンプレート画像データ記録領域および印刷用テンプレート画像データ記録領域に画面表示用テンプレート画像データおよび印刷用テンプレート画像データが記録されている。
【0059】
この実施例による画像合成装置では,複数種類のテンプレート画像のうち一種類のテンプレート画像を選択し,選択されたテンプレート画像に被写体画像を合成することができる。このために画面表示用テンプレート画像データ記録領域および印刷用テンプレート画像データ記録領域はさらにテンプレート画像の種類に応じた記録領域(デコレーション画面表示用テンプレート画像データ記録領域,フォトフレーム画面表示用テンプレート画像データ記録領域など)に分けられ,これらの各領域にテンプレートの種類に対応したテンプレート画像データが記録されている。
【0060】
さらに,このテンプレートの種類には同一の種類の中であっても複数のタイプのテンプレートがある。たとえばデコレーションのテンプレートであっても異なる被写体画像の表示数および表示方向を縦にするか横にするかなどのタイプ(タイプ1,2など)があり,このタイプごとにテンプレート画像データが記憶されている。
【0061】
さらにこの実施例による画像合成装置では同一のテンプレートのタイプの中であってもさらに複数の異なる装飾のタイプをもつテンプレートがある。たとえばデコレーションのテンプレートであって,かつ被写体画像を3駒横に配置する場合でも異なるタイプの装飾がある(たとえば結婚式用の装飾など)。この装飾のタイプごとにテンプレート画像データが記憶されている。
【0062】
したがってテンプレートは種類,タイプおよび装飾のタイプのすべてが定まって初めて1つのものが規定される。
【0063】
図9にマスク画像データ記録領域の詳細が示されている。
【0064】
印刷用テンプレート画像データについても,画面表示用テンプレート画像データと同様にその種類,そのタイプ,その装飾タイプごとに画面表示用テンプレート画像データの数に対応してハード・ディスクの印刷用テンプレート画像データ記録領域に記録されている。
【0065】
テンプレート画像データ記録領域およびマスク画像データ記録領域ではビット・マップ・データの形式でデータ圧縮されてテンプレート画像データおよびマスク画像データが記録されている。
【0066】
再び図7を参照して,ディレクトリ管理領域には,各画面表示用テンプレート画像データへのパス(パスは各データが格納されている記憶場所をコンピュータがアクセスするのに必要な情報である),各印刷用テンプレート画像データへのパス,各画面表示用マスク・データへのパス,各印刷用マスク画像データへのパス,その他のデータが格納されている。ディレクトリ管理領域に格納されているこれらのパスを参照することにより,各データにアクセスすることが可能となる。
【0067】
合成情報記録領域には,画像合成に利用される情報が格納されている。合成情報には,合成画像数,合成画像エリアの位置情報タイトル数,タイトル合成位置,タイトル・フォントのタイプ・フェイス名,タイトル・フォント・サイズ,タイトル・フォント・カラー,タイトル・レイアウトがある。
【0068】
合成画像数は,テンプレートに合成する被写体画像の数を表わす。合成画像エリアの位置情報は,テンプレート画像において合成する被写体画像に必要な大きさを規定する合成規定範囲の位置および大きさを表わす(詳しくは後述する)。タイトル数は後述のようにテンプレート画像にタイトルを付加する場合に,そのタイトルの数を表わす。タイトル合成位置は,タイトルをテンプレート画像上に付加する場合にタイトルの開始位置を示す(詳しくは後述する)。タイトル・フォントのタイプフェイス名は,タイトルがゴシック体か明朝体かを示す。タイトル・フォント・サイズはタイトルのフォント・サイズを表わす。タイトル・フォント・カラーはタイトル色を表わす。タイトル・レイアウトは,そのタイトルを左詰めにするか,センタリングするか,右詰めにするかを表わす。
【0069】
このような合成情報は,テンプレート画像データ記録領域に記録されているテンプレート画像データ(種類,タイプおよび装飾タイプがすべて定まり最終的に規定されたテンプレート画像データ)に対応して合成情報記録領域に,コード・データとして記録されている。
【0070】
図10(A) にテンプレート画像の一例が示されている。図10(B) にマスク画像の一例が示されている。図10(C) に合成情報の一例が示されている。このようなテンプレート画像を表わすテンプレート画像データがテンプレート画像データ記録領域に記録され,マスク画像を表わすマスク画像データがマスク画像データ記録領域に記録され,合成情報を表わすデータが合成情報記録領域に記録される。
【0071】
図11および図12は,合成情報に含まれる合成画像エリアの位置情報およびタイトル合成位置情報を説明するためのものである。合成画像エリアの位置情報およびタイトル合成位置情報にはそれぞれ合成規定範囲Syn(nは合成規定範囲の番号で図11および図12に示す場合では,1〜3である)の開始位置および大きさが含まれる。この開始位置はテンプレート画像の左上隅を原点とした場合の合成画像エリアSynの左上隅の座標(xsf,ysf)(fも合成規定範囲の番号で図10および図11に示す場合では1〜3である)で示される。また合成規定範囲の大きさは,水平方向の大きさをxnfで,垂直方向の大きさをynf(fは合成規定範囲の番号)を表わしている。
【0072】
テンプレート画像に合成すべき被写体画像が,合成規定範囲の大きさよりも小さいと合成された画像に白枠または黒枠などができてしまう。このため,上記被写体画像が上記合成規定範囲の大きさよりも小さい場合にはその旨が報知される。これによりテンプレート画像に合成すべき被写体画像が,上記マスク画像によって規定される合成エリアの大きさよりも小さい場合に,合成された画像に白枠または黒枠などができるのを防止できる。
【0073】
(6) 画像合成
図13は,画像合成処理を説明するためにテンプレート画像,マスク画像,合成すべき被写体画像および合成画像の関係を斜視的に示している。
【0074】
画像合成においては,テンプレート画像が選択され,ハード・ディスクから選択されたテンプレート画像を表わすテンプレート画像データが読出される。また選択されたテンプレート画像データに対応するマスク画像データがハード・ディスクから読出される。つづいて合成すべき被写体画像データがユーザが持参した可視画像媒体またはディジタル媒体から読出される。
【0075】
合成すべき被写体画像と,マスク画像とを重ね合わせたときに,ハッチングで示すマスク部分AM に該当する部分の被写体画像についてはテンプレート画像上に合成されない。これに対して,合成エリア部分AW (マスク部分AM 以外)に該当する部分の被写体画像についてはテンプレート画像上に合成され,合成画像が生成される。マスク画像の合成画像エリア部分AW と合成すべき被写体画像との位置関係は,画像合成装置を操作するユーザによって調整される。画像合成についての詳しい操作は以下の説明によって明らかになるであろう。
【0076】
(7) 画像合成装置における各種処理
図14から図19は画像合成装置におけるフォトジョイ・プリント・サービス等を含む各種処理の処理手順を示すフローチャートである。図20から図34は画像合成装置の表示装置33に表示される画面の一例を示している。表示装置33に画面を表示するためのデータはとくに断わらない限りアプリケーション・ソフト記録領域に記録されている。
【0077】
▲1▼画像合成処理の概要
画像合成装置の表示装置33の表示画面は初期状態においては図20に示す一般サービス画面が表示されている(図15ステップ52)。
【0078】
一般サービス画面には,処理を開始させるときにメンテナンス・マン(またはオペレータ)の指によってタッチされる区画A08と処理を終了させるときにメンテナンス・マン(またはオペレータ)の指によってタッチされる区画A09とが含まれている。メンテナンス・マン(またはオペレータ)の指によって区画A08がタッチされることにより図21に示すようなサービス選択画面が表示される(ステップ53でYES ,57)。
【0079】
このサービス選択画面には枠で囲まれた3つの区画A10,A11およびA12が表示される。これらの区画A10,A11およびA12のうち区画A11上をユーザがタッスすることによりフォトジョイ・プリント・サービスが開始され,表示装置33の画面は図22に示すように入力媒体選択画面に切換わる(ステップ58)。
【0080】
図20に示す一般サービス画面が表示されている場合に,区画A09がタッチされると(ステップ53でNO,ステップ54でYES ),画像合成装置におけるサービス終了処理に移行する。サービス終了処理においては暗証番号の入力が促される(ステップ55)。入力された暗証番号が正しければ(ステップ56でYES ),画像合成装置におけるサービスは終了する。入力された暗証番号が誤りであれば(ステップ56でNO),所定のエラー処理に移行する。画像処理装置にはあらかじめ暗証番号が設定されているのはいうまでもない。
【0081】
図21において区画A12は図6に示す画像合成装置においてディジタル出力サービスを実行する場合にユーザによってタッチされる。区画A10は前画面に戻す場合にユーザによってタッチされる。区画A12がタッチされることによりディジタル出力サービスに適した画面に切換わるが,画像合成処理とは関係ないのでこれ以上の説明を避ける。
【0082】
図22を参照して入力媒体選択画面には枠で囲まれた区画A21,A22,A23,A24,A25およびA26が表示される。区画A21は入力媒体が新写真フイルムのときにユーザによってタッチされる区画であり,区画A22は入力媒体が従来タイプの写真フイルムのときにユーザによってタッチされる区画であり,区画A23は入力媒体が反射原稿のときにユーザによってタッチされる区画であり,区画A24は入力媒体が光磁気ディスクのときにユーザによってタッチされる区画であり,区画A25は入力媒体が磁気ディスクのときにユーザによってタッチされる区画であり,区画A26は入力媒体がメモリ・カードのときにユーザによってタッチされる区画である。区画A21〜A26のうち入力媒体に合った区画がユーザによってタッチされる。スキャナ42,フロッピー・ディスク・ドライバ39,光磁気ディスク・ドライバ46またはメモリ・カード・リーダ47のうち入力媒体に適したものがユーザによって選択され,入力媒体が装着される。
【0083】
ここではユーザによって区画A21がタッチされ,入力媒体として新写真フイルムが選ばれたものとする。新写真フイルムが入力媒体として選ばれると,新写真フイルムを画像合成装置に装着するためのガイドが表示装置33上に表示され,新写真フイルムを装着するためにスキャナ42のドアが開く(ステップ59,60)。スキャナ42に新写真フイルムが装着されると再び新写真フイルムを画像合成装置に完全に装着するためのガイドが表示装置33上に表示され,この表示にしたがってユーザによってスキャナ42のドアが閉じられる。
【0084】
画像合成装置への新写真フイルムの装着が終ると,図23に示すテンプレート種類選択画面に切換わる(ステップ61)。テンプレート種類選択画面では区画A30,A31,A32,A33,A34,A35,A36,A37,A38およびA39が表示される。区画A30はラージ・インデックス(ラージ・インデックスとは入力媒体に記録されている複数の画像を一覧表示するものである)でプリントする場合にユーザによってタッチされる区画である。区画A31はフォトフレーム(フォトフレームは,写真立てに飾られる写真のように入力媒体に記録される画像を表わすものである)でプリントする場合にユーザによってタッチされる区画である。区画A32は表紙ポスター(表紙ポスターは,雑誌の表紙やポスターなどのようにして入力媒体に記録される画像を表わすものである)でプリントする場合にユーザによってタッチされる区画である。区画A33はカレンダー(カレンダーは,入力媒体に記録される画像をカレンダーの一部に表わすものである)でプリントする場合にユーザによってタッチされる区画である。区画A34はデコレーション(デコレーションは入力媒体に記録される画像の一部または全部を抽出し,抽出した画像を飾り付けした画像を表わすものである)でプリントする場合にユーザによってタッチされる区画である。区画A35は大伸し(大伸しは入力媒体に記録されている画像を拡大するものである)でプリントする場合にユーザによってタッチされる区画である。区画A36は,アート(アートは入力媒体に記録されている画像を装飾するものである)でプリントする場合にユーザによってタッチされる区画である。区画A37はマルチ・サイズ(マルチ・サイズは大きさが異なる複数の同一の被写体画像を表わす)でプリントするときにユーザによってタッチされる区画である。区画A38はディジタル・ダイレクト(ディジタル・ダイレクトは入力媒体がディジタル媒体であるときにディジタル媒体から読出した画像データによって表わされる画像を表わす)でプリントするときにユーザによってタッチされる区画である。区画A39はテンプレートの種類の説明が必要なときにユーザによってタッチされる区画である。
【0085】
この実施例では,ユーザによって区画A34がタッチされ,デコレーションが選択されたものとする(ステップ62でYES )。区画A34以外の区画がユーザによってタッチされたときにはタッチされた区画に応じて表示装置33の表示が切換わる。
【0086】
区画A34がユーザによってタッチされると,表示装置33の表示画面は図24に示すメニュー説明画面に切換わる(ステップ63)。メニュー説明画面には,領域A41,区画A42,A43およびA44が表示される。領域A41に,ユーザが選択したテンプレートがどのようなものかどのような被写体画像を合成するのに適しているかを示す説明文が表示される。説明文が多いときには,選択したテンプレートのすべての説明文を領域A41に表示することができない。このために画面をスクロールさせて説明文を読むためにタッチされるのが区画43またはA44である。また区画A42をユーザがタッチすることにより図23に示すテンプレート種類画面に戻る。メニュー説明文の最後のページになると新たな区画(図示略)が表示される。この区画をユーザがタッチすることにより表示装置33の表示画面には図25に示すテンプレート・タイプ選択画面に切換わる(ステップ64)。
【0087】
テンプレートには,デコレーション,カレンダー,表紙ポスターなどの多くの種類があるが,そのうちの1種類のテンプレートの中にさらにテンプレートのタイプがある。このテンプレートのタイプを選択するときに表示装置33に表示されるのが図25に示すテンプレート・タイプ選択画面である。
【0088】
テンプレート・タイプ選択画面には区画A51,A52,A53,A54,A55およびA56ならびにA42が表示される。区画A51は,3駒の画像をテンプレートに縦に配置して画像合成するときにユーザによってタッチされる区画である。区画A52は5駒の画像をテンプレートに縦に配置して画像合成するときにユーザによってタッチされる区画である。区画A53は8駒の画像をテンプレートに縦に配置して画像合成するときにユーザによってタッチされる区画である。区画A54は3駒の画像をテンプレートに横に配置して画像合成するときにユーザによってタッチされる区画である。区画A55は5駒の画像をテンプレートに横に配置して画像合成するときにユーザによってタッチされる区画である。区画A56は8駒の画像をテンプレートに横に配置して画像合成するときにユーザによってタッチされる区画である。区画51〜A56のうちいずれかの区画がユーザによってタッチされると(ステップ65),表示装置33の表示画面は図26に示すテンプレート装飾タイプ選択画面に切換わる(ステップ66)。
【0089】
選択されたテンプレートのタイプ(テンプレートに合成する画像の駒数および配置方向)には多くのタイプがあるがそのうちの1つのタイプの中にさらにテンプレートの装飾のタイプがある。この装飾のタイプを選択するときに表示装置33に表示されるのが図26に示す装飾選択画面である(ステップ66)。
【0090】
装飾選択画面には領域A60ならびに区画A10およびA13が表示される。領域A60にはテンプレートの装飾を選択するための区画が複数ある。ユーザは,領域A60内にある区画のうち所望の装飾を表わす区画をタッチする(ステップ67)。
【0091】
このようにテンプレートの種類,タイプおよび装飾タイプすべてを選択することにより,画像合成に用いられるテンプレートが特定される。
【0092】
テンプレートが特定されると,テンプレート画像データのデータ伸長,テンプレートに合成すべき被写体画像の選択,テンプレート画像への被写体画像の合成,印刷用合成画像データの生成処理が行なわれる(ステップ68,図27〜図32)。これらの各処理については詳しくは後述する。
【0093】
表示装置33の表示画面上で画像合成が終了すると(ステップ68の処理が終了すると),表示装置33の表示画面は図33に示す印刷中表示画面に切換わり(ステップ69),印刷が行なわれる(ステップ70)。この印刷について詳しくは後述する。
【0094】
印刷中表示画面には領域A86に加えて区画A83,A84およびA85が表示される。領域A86には,印刷の間簡単なアニメーションが表示される。印刷を中止するときには,ユーザによって区画A83がタッチされ,テンプレートを変えて別の印刷を行うときにはユーザによって区画A84がタッチされる。印刷が終了するとユーザによって区画A85がタッチされる。区画A85がユーザによってタッチされると表示装置33の表示画面は図34に示す印刷終了画面になる(ステップ71)。
【0095】
印刷終了画面には区画A76およびA77が表示される。区画A76は印刷を終了する場合にユーザによってタッチされる区画であり,区画A77は印刷を続行する場合にユーザによってタッチされる区画である。区画A76がタッチされることにより(ステップ72でNO),表示装置33の表示画面は画像合成装置に装着した新写真フイルムを取出す旨のガイド画面に切換わる(ステップ73)。画像合成装置から新写真フイルムを取出すと表示装置33の表示画面は図20に示す一般サービス画面に切換わる(図14ステップ52)。区画A77がタッチされることにより(ステップ72でYES ),表示装置33の表示画面は図23に示すテンプレート種類選択画面に切換わる(図15ステップ61)。これによりユーザは再びテンプレートを選択し,印刷することができる。
【0096】
この実施例ではテンプレートに合成した合成画像を印刷しているのみであるが,合成画像を表わす画像データをディジタル媒体に記録してもよい。この場合には,入力媒体としてユーザがディジタル媒体を持参したときにはその持参したディジタル媒体に記録してもよいし,異なるディジタル媒体であってもよい。
【0097】
▲2▼画像合成処理の詳細
図17から図19は画像合成処理の詳細な処理手順を示すフローチャートであり,図16ステップ68の処理に対応している。
【0098】
上述したようにしてユーザによってテンプレート画像が特定されると(図15ステップ61〜図16ステップ67),特定されたテンプレート画像を表わす画面表示用テンプレート画像データおよびこの画面表示用テンプレート画像データに対応する印刷用テンプレート画像データがハード・ディスクからそれぞれ読出される。読出された画面表示用テンプレート画像データおよび印刷用テンプレート画像データは画像メモリ35に与えられ一旦記憶される。印刷用テンプレート画像データは画像メモリ35から読出され拡大縮小回路44に与えられる。ハード・ディスクに記憶されている印刷用テンプレート画像データはデータ圧縮されているので,拡大縮小回路44においてデータ伸長が行なわれる(ステップ81)。データ伸長された印刷用テンプレート画像データは再び画像メモリ35に与えられ記憶される。
【0099】
ハード・ディスクから読出された画面表示用テンプレート画像データおよび印刷用テンプレート画像データに対応した,画面表示用マスク画像データおよび印刷用マスク画像データがハード・ディスクから読出される。印刷用マスク画像データもデータ圧縮されているので拡大縮小回路44においてデータ伸長される(ステップ82)。データ伸長された印刷用マスク画像データも画像メモリ35に与えられ一旦記憶される。
【0100】
さらにユーザによって特定されたテンプレート画像に対応する合成情報もハード・ディスクから読出され,RAM45に一旦記憶される(ステップ83)。
【0101】
画面表示用テンプレート画像データおよび印刷用テンプレート画像データのデータ伸長処理(ステップ81),画面表示用マスク画像データおよび印刷用マスク画像データのデータ伸長処理(ステップ82)ならびに合成情報の読出処理と並行して,新写真フイルム1の磁気情報読取り処理(ステップ110 ),インデックス用画像読取り処理(ステップ111 )およびインデックス画像生成処理(ステップ112 )が行なわれる。磁気情報読取り処理においては新写真フイルム1は順方向に高速に送られながら(たとえば120mm /sの速度),磁気記録領域3a,3b,3cおよび3dに記録された磁気情報が磁気ヘッド25によって読取られる(ステップ110 )。インデックス画像読取り処理においては新写真フイルム1は巻戻し方向に高速に巻戻されながら(たとえば74mm/sの速度),新写真フイルム1の画像記録領域4に記録された画像がインデックス画像用として読取られる(ステップ111 )。インデックス画像とは図27に示すように新写真フイルム1に記録されているすべての画像を縮小して一覧表示するための画像である。インデックス用画像読取り処理においては新写真フイルム1が高速で巻戻されながら画像が読取られるから,たとえば水平方向(新写真フイルム1の長手方向)224 画素垂直方向2048画素の画像データが得られる。
【0102】
インデックス用画像読取り処理の読取り開始タイミングは新写真フイルム1のCCDパーフォレーション2cにもとづいて行なわれる。すなわち,光電センサによって新写真フイルム1のCCDパーフォレーション2cが検出され,CCDパーフォレーション2cの位置を示す光電センサの出力信号の立下りを表わす時刻tc のタイミングから一定期間後に画像記録領域4に記録されている画像の読取りが開始する。
【0103】
つづいてインデックス画像生成処理が行なわれる(ステップ112 )。インデックス画像生成処理は拡大縮小回路44を用いて水平方向224 画素垂直方向2048画素の画像データから,水平方向224 画素垂直方向128 画素のインデックス画像データを生成する処理である。これにより図27に示す表示画面の領域A62に表示される1駒分の縮小画像が得られる。インデックス画像データは画像メモリ35に記憶される。
【0104】
インデックス画像データが画像メモリ35に記憶されると,表示装置33の表示画面には図27に示す画像選択画面が表示される(ステップ84)。この画像選択画面には領域A62およびA63ならびに区画A10,A13,A14,A15,A16,A61およびA64が表示される。
【0105】
領域A62には,ユーザが持参した新写真フイルムから読出された画像のインデックス画像データ(上述のようにすでに画像メモリに記憶されている)によって表わされる縮小画像が一覧表示される。領域A62に表示されている縮小画像のうち所望の縮小画像上をユーザがタッチすることによりテンプレート画像上に合成すべき画像の選択が行なわれる。ユーザによって選択された画像は領域A63の区画に表示されていく(ステップ85〜87)。
【0106】
テンプレート画像に合成できる対象画像数はテンプレートのタイプにより定まっている(図25参照)ので,このタイプに対応した数だけユーザは対象画像を選択できる。ユーザが選択可能な駒数が区画A64に表示される。
【0107】
区画A15およびA16は,画像数が多いため領域A62に新写真フイルムに記録されている画像をすべて表示できないときにユーザによってタッチされる区画である。区画A15またはA16がタッチされることにより領域A62に表示される縮小画像が変わる。テンプレート画像に表示すべき画像(この実施例では3駒)がユーザによって選択されるとユーザによって区画A13がタッチされる(ステップ88)。これによりテンプレート画像に合成すべき対象画像が決定される。所望の画像がスキャナ42に装着されている新写真フイルム以外の他の新写真フイルムのパトローネに入っているときにはユーザによって区画A14がタッチされる。
【0108】
テンプレート画像に合成する対象画像がユーザによって選択されると(ステップ85〜87),選択された画像が記録されている画像記録領域4の位置が検出される。選択された画像が記録されている画像記録領域4の位置までは新写真フイルム1が高速で順方向に送られる(たとえば120mm /sの速度)。選択された画像が記録されている画像記録領域4に対応するCCDパーフォレーション2cが検出されると,CCDパーフォレーション2cの位置を表わす光電センサの出力信号の立下りの時刻tc から一定期間経過後からプリント用の画像データの読取りが開始される。新写真フイルム1が標準速度(たとえば4.63mm/sの速度)で順方向に送られながらプリント用の画像データが読取られる。これにより水平方向3584画素垂直方向2048画素のプリント用の画像データが得られる。プリント用画像データの読取り処理はユーザによって選択されたすべての画像について行なわれ,画像メモリ35に記憶される。プリント用の画像データは画像メモリ35に一時記憶される(ステップ114 )。
【0109】
またプリント用画像データから編集用画像データが生成される(ステップ115 )。編集用画像データは後述のようにはめ込み画面(図28参照)の領域A75に表示されるテンプレート画像にはめ込む画像を表わす画像データである。生成された編集用画像データも画像メモリ35に記憶される(ステップ115 )。
【0110】
ユーザによって画像選択画面の区画A13がタッチされると表示装置33の表示画面は図28に示すようにはめ込み画面に切換わる(ステップ89)。はめ込み画面には領域A71,A72,A73,A74およびA75に加えて区画A10,A13およびA61が表示される。
【0111】
領域A71にはテンプレート画像に合成すべき対象画像の大きさを調整するための区画が表示される。ユーザが領域A71の区画をタッチすることにより対象画像の大きさが大きく,または小さくなる。領域A72にはテンプレート画像に合成すべき対象画像とテンプレート画像との角度位置関係を規定する区画が表示される。ユーザが領域A72の区画をタッチすることにより,対象画像が所望の角度回転する。領域A73にはテンプレート画像に合成すべき対象画像とテンプレート画像の合成エリアとの位置を調整するための区画が表示される。ユーザが領域A73内の区画をタッチすることにより対象画像が上,下,左または右に動く。領域A74には図27(ステップ85〜87)において選択した縮小画像が表示される。領域A75にはユーザが選択したテンプレート画像が表示される。領域A75に表示されるテンプレート画像には画像メモリ35に記憶されている画面表示用のテンプレート画像データが用いられる。画面表示用のテンプレート画像データおよび画面表示用マスク画像データは画面表示用にあらかじめ解像度が規定されているので,表示装置に表示するために画像の縮小または拡大処理が不要である。したがって迅速な表示が可能となる。もっとも拡大または縮小処理を行なってもよいのはいうまでもない。
【0112】
領域A74に表示されている対象画像のうちテンプレート画像に合成する1駒目の対象画像がユーザによって選択される。この選択は,領域A74に表示されている画像上をユーザがタッチすることにより行なわれる(ステップ90)。1駒目の画像の選択が終ると図29に示すように画面に表示されているメッセージが変更され,その選択された対象画像を合成するエリアの位置指定が行なわれる。この位置指定はユーザがテンプレート画像の所望の合成エリア上をタッチすることにより行なわれる。位置指定が行なわれると,ユーザによって選択された対象画像に対応する編集用画像データが画像メモリ35から読出される,ユーザによりタッチされた,テンプレート画像の合成エリアに編集用画像データによって表わされる画像が表示される。
【0113】
必要ならば領域A71,A72およびA73の区画を利用してテンプレート画像に合成すべき対象画像の大きさの調整,角度(回転)調整および位置合わせが行なわれる(ステップ91,92)。これらの処理が終ると表示装置33の表示画面は図29に示すようにユーザによって選択された対象画像が,テンプレート画像の所望の合成エリアに表示される。さらにこのときに行なわれた,位置指定,大きさの調整,角度(回転)調整および位置合わせの情報は選択された画像に対応してRAM45に記憶される。
【0114】
1駒目に選択された画像のテンプレート画像への合成と同様にして2駒目および3駒目の画像選択およびテンプレート画像への合成が行なわれる(ステップ93〜97,図30,31)。2駒目および3駒目についても1駒目と同様に,位置指定,大きさの調整,角度(回転)調整および位置合わせの情報が,選択された画像に対応してRAM45に記憶される。
【0115】
以上のようにして表示装置33の表示画面上における画像合成が終了する(図32)。
【0116】
つづいて印刷のための画像合成について説明する。
【0117】
図35は,ユーザが持参した新写真フイルムに記録されている画像の一例を示している。図36(A) ,(B) および(C) は印刷のための画像合成において用いられる画像の一例を示している。図37は印刷された合成画像の一例を示している。
【0118】
印刷のための画像合成においては画像メモリ35に記憶されているプリント用画像データのうちユーザによって選択された画像を表わすプリント用画像データが画像メモリ35から読出される。
【0119】
画像メモリ35に記憶されたプリント用画像データによって表わされる対象画像の大きさは,印刷用テンプレート画像データによって表わされるテンプレート画像の大きさと合わないのが普通である。このために対象画像の大きさが印刷用のテンプレート画像の大きさと合うように,表示装置33の表示画面上における画像合成において得られた大きさの調整および角度(回転)調整情報からリサイズされる(ステップ99)。このリサイズ後の対象画像が図36(A) に示されている。
【0120】
つづいて,テンプレート画像に合成すべき画像の範囲が,表示装置33の表示画面上における画像合成において得られた大きさの調整および角度(回転)調整情報または合成規定範囲Sy を参照して定められる。合成すべき画像の範囲が図36(B) に示す画像について破線で示されている。この範囲がマスク画像によって規定される合成規定範囲Sy の大きさよりも小さいと合成された画像に白枠または黒枠などができてしまうので,この範囲が規定範囲Sy の大きさとなるように定められる(図36(B) および(C) の例では一致している)。これにより合成された画像に白枠または黒枠などができるのを防止できる。
【0121】
破線で示された対象画像の合成範囲(合成規定範囲Sy )部分が図36(C) に示すように抽出される(ステップ100 )。表示装置33の表示画面上における画像合成において得られた位置指定および位置情報にもとづいて画像合成処理が行なわれる(ステップ101 )。
【0122】
このような印刷における画像合成処理が1駒目〜3駒目まで行なわれることにより図37に示すような合成画像が印刷される。印刷時には,高解像度の印刷用のテンプレート画像データおよび印刷用マスク画像データを用いているので高品質の合成画像を印刷できる。合成画像を表わすデータは,ハード・ディスク,フロッピィ・ディスクなどに記録しておいてもよい。これにより合成画像を表わすデータを再び読出し,再び合成画像を比較的簡単に得ることができる。記録する合成画像を表わすデータは印刷用の合成画像データおよび表示用の合成画像データのいずれか一方であってもよいし,両方であってもよい。
【0123】
またテンプレート画像にタイトルを加えることもできる。このときにはタイトルを入力してもよいし,あらかじめ定められたタイトルであってもよい。いずれにしてもテンプレート画像にタイトルを加えるときには合成情報に含まれる情報を利用してタイトル表示位置,フォントなどが定められる。
【0124】
図28から図32に示すはめ込み画面におけるテンプレート画像の合成エリアに表示される画像は編集用画像データによって表わされるものであり,この編集用画像データはプリント用画像データを間引くことによって得られるデータである。したがって合成画像の合成エリアに印刷された画像と合成画像の合成エリアに表示された画像とは同じタイミングで新写真フイルム1から読取られたものである。このために合成画像の合成エリアに印刷された画像と合成画像の合成エリアに表示された画像とは位置ずれすることなく一致する。
【0125】
図38および図39は他の実施例を示すもので画像合成処理の詳細を示す一部のフローチャートである。図38は図17に相当する処理を示すフローチャートであり,図39は図19に相当する処理を示すフローチャートである。これらの図において図17または図19に示す処理と同一の処理には同一符号を付して説明を省略する。
【0126】
図17においてはプリント用画像データと編集用画像データとの両方の画像データを画像メモリ35に格納し,印刷時には画像メモリ35に格納されたプリント用画像データを読出している。これに対して図38に示す処理ではプリント用画像データから編集用画像データが生成され,画像メモリ35に格納されるが,プリント用画像データは画像メモリ35に格納されない。このため画像メモリ35は比較的小容量のメモリを用いることができる。
【0127】
図39を参照して,合成画像を印刷するときにはユーザによって選択された画像が再び高速で順方向に送られて検索される。ユーザによって選択された画像が記録されている画像記録領域4に対応するCCDパーフォレーション2cを検出すると,標準速度で新写真フイルム1が送られプリント用画像データが読取られる(ステップ120 )。読取られたプリント用画像データを用いて合成画像が印刷される(ステップ99〜101 )。
【0128】
上述の実施例においてはインデックス画像を得るときには高速で新写真フイルムを順方向に送っているので迅速にインデックス画像を一覧表示でき,合成画像印刷までの体感速度は遅れることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A) は新写真フイルムを示し,(B) はパーフォレーションの位置を示す光電センサの出力信号である。
【図2】情報記録部に記録されるデータのフォーマットを示す。
【図3】新写真フイルムを取扱うことが可能なカメラの一部を示す。
【図4】フイルム・スキャナの構成を示す。
【図5】フイルム・スキャナの構成を示す。
【図6】画像合成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】画像合成装置に含まれるハード・ディスクのファイル構造を示す。
【図8】テンプレート画像データ記録領域の内容を示す。
【図9】マスク画像データ記録領域の内容を示す。
【図10】 (A) はテンプレート画像の一例を示し,(B) はマスク画像の一例を示し,(C) は合成情報の一例を示す。
【図11】合成規定範囲の位置およびタイトル合成位置とテンプレート画像との関係を示している。
【図12】合成規定範囲の位置およびタイトル合成位置とテンプレート画像との関係を示している。
【図13】画像合成を説明するための斜視図である。
【図14】画像合成装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図15】画像合成装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図16】画像合成装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図17】画像合成装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図18】画像合成装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図19】画像合成装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図20】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図21】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図22】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図23】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図24】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図25】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図26】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図27】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図28】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図29】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図30】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図31】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図32】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図33】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図34】画像合成装置の表示装置の表示画面の一例を示す。
【図35】ユーザが持参した写真フイルムに記録されている画像の一例を示す。
【図36】 (A) ,(B) および(C) は印刷処理における画像合成処理の様子を示している。
【図37】印刷される合成画像の一例を示している。
【図38】画像合成処理における処理手順を示すフローチャートの一部である。
【図39】画像合成処理における処理手順を示すフローチャートの一部である。
【符号の説明】
1 新写真フイルム
2b,2c パーフォレーション
25 光電センサ
30 MPU
32 タッチパネル
33 表示装置
35 画像メモリ
37 プリンタ
39 フロッピィ・ディスク・ドライバ
40 ハード・ディスク・ドライバ
42 スキャナ
45 RAM
46 光磁気ディスク・ドライバ

Claims (10)

  1. 複数の画像が記録され,これらの複数の画像のそれぞれに,画像に対応した指標が形成されているフイルムの中から所望の画像を選択し,
    上記フイルムと撮像素子とを相対的に搬送し,
    選択された画像に対応した上記指標を,上記搬送により検出したことに応答して,上記撮像素子によって上記選択画像を撮像し,上記選択画像を表わす選択画像データを得,
    得られた上記選択画像データを画像メモリに一時記憶しておき,
    画像を合成する合成エリアを有するテンプレート画像を表示装置に表示し,
    上記選択画像の大きさが上記合成エリアに合うように上記選択画像データの縮小処理を行ない,編集用選択画像データを得,
    上記縮小処理によって得られる上記編集用選択画像データにより表わされる編集用選択画像を上記表示装置の表示画面において上記テンプレート画像の上記合成エリアに位置決めして表示用合成画像を得,
    上記画像メモリに記憶された上記選択画像データを上記画像メモリから読出し,上記画像メモリから読出された上記選択画像データによって表わされる選択画像を,上記テンプレート画像の上記位置決めされた位置にもとづいて上記テンプレート画像に合成し印刷用合成画像を生成する,
    画像合成方法。
  2. 上記印刷用合成画像を印刷する,請求項1に記載の画像合成方法。
  3. 上記印刷用合成画像を表わす印刷用合成画像データを記録媒体に記録する,請求項1に記載の画像合成方法。
  4. フィルムに記録された複数の画像を撮像し画像データを得,
    撮像により得られた複数の画像の画像データを画像メモリに記憶し,
    撮像によ得られた複数の画像の画像データにより表わされる複数の画像を表示装置に表示し,
    上記表示装置に表示された複数の画像から選択された所望の画像を表わす選択画像データを得,
    画像を合成する合成エリアを有するテンプレート画像を表示装置に表示し,
    上記選択画像の大きさが上記合成エリアに合うように上記選択画像データの縮小処理を行ない,編集用選択画像データを得,
    上記縮小処理によって得られる上記編集用選択画像データにより表わされる編集用選択画像を上記表示装置の表示画面において上記テンプレート画像の上記合成エリアに位置決めして表示用合成画像を得,
    上記画像メモリに記憶された上記選択画像データを上記画像メモリから読出し,上記画像メモリから読出された上記選択画像データによって表わされる選択画像を,上記テンプレート画像の上記位置決めされた位置にもとづいて上記テンプレート画像に合成し印刷用合成画像を生成する,
    画像合成方法。
  5. 撮像によ得られた上記画像データにより表わされる複数の画像の縮小画像を上記表示装置に一覧表示し,一覧表示された複数の縮小画像から上記所望の画像を選択するものである,請求項に記載の画像合成方法。
  6. 複数の画像が記録され,これらの複数の画像のそれぞれに,画像に対応した指標が形成されているフイルムの中から所望の画像を選択する選択手段,
    上記指標を検出する指標検出手段,
    上記フイルムと撮像素子とを相対的に搬送する搬送手段,
    上記搬送手段における搬送により,上記指標検出手段が,上記選択手段によって選択された画像に対応した上記指標を検出したことに応答して上記撮像素子によって上記選択画像を撮像し,上記選択画像を表わす選択画像データを得る撮像制御手段,
    上記撮像制御手段による制御のもとに上記撮像素子から得られる上記選択画像データを一時記憶する画像メモリ,
    上記選択画像データによって表わされる上記選択画像の大きさが表示装置に表示されるテンプレート画像の合成エリアに合うように,上記選択画像データの縮小処理を行ない編集用選択画像データを出力する画像縮小手段,
    上記画像縮小手段から出力される編集用選択画像データにより表わされる編集用選択画像を上記表示装置の表示画面において上記テンプレート画像の上記合成エリアに位置決めして表示用合成画像を得る位置決め手段,および
    上記画像メモリに記憶された上記選択画像データを,上記画像メモリから読出し,上記画像メモリから読出された上記選択画像データによって表わされる選択画像を,上記テンプレート画像の上記位置決め手段により位置決めされた位置にもとづいて上記テンプレート画像に合成し,印刷用合成画像を生成する印刷用合成画像生成手段,
    を備えた画像合成装置。
  7. 上記印刷用合成画像生成手段によって生成された印刷用合成画像を印刷する印刷装置をさらに備えた請求項に記載の画像合成装置。
  8. 上記印刷用合成画像生成手段によって生成された印刷用合成画像を表わす印刷用合成画像データを記録媒体に記録する記録制御手段をさらに備えた請求項に記載の画像合成装置。
  9. フィルムに記録された複数の画像を撮像素子により撮像して画像データを得る撮像制御手段,
    撮像により得られた複数の画像の画像データを記憶する画像メモリ,
    撮像より得られた複数の画像の画像データによ表わされる複数の画像を表示装置に表示する表示制御手段,
    上記表示装置に表示された複数の画像の中から選択された所望の画像を表わす選択画像データを得る選択手段,
    テンプレート画像の合成エリアに合うように,上記選択画像データの縮小処理を行ない編集用選択画像データを出力する画像縮小手段,
    上記画像縮小手段から出力される編集用選択画像データにより表わされる編集用選択画像を上記表示装置の表示画面において上記テンプレート画像の上記合成エリアに位置決めして表示用合成画像を得る位置決め手段,および
    上記画像メモリに記憶された上記選択画像データを,上記画像メモリから読出し,上記画像メモリから読出された上記選択画像データによって表わされる選択画像を,上記テンプレート画像の上記位置決め手段により位置決めされた位置にもとづいて上記テンプレート画像に合成し,印刷用合成画像を生成する印刷用合成画像生成手段,
    を備えた画像合成装置。
  10. 上記選択手段は,
    上記画像データによって表わされる複数の画像の縮小画像を上記表示装置に一覧表示する画像一覧表示制御手段を備え,
    上記表示装置に一覧表示された複数の縮小画像を指定することにより上記所望の画像を選択するものである,
    請求項に記載の画像合成装置。
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