JP2001264621A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP2001264621A
JP2001264621A JP2000072817A JP2000072817A JP2001264621A JP 2001264621 A JP2001264621 A JP 2001264621A JP 2000072817 A JP2000072817 A JP 2000072817A JP 2000072817 A JP2000072817 A JP 2000072817A JP 2001264621 A JP2001264621 A JP 2001264621A
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area
distance measuring
distance
main subject
areas
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JP2000072817A
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English (en)
Inventor
Masataka Ide
昌孝 井出
Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
Koichi Nakada
康一 中田
Osamu Nonaka
修 野中
Takashi Kindaichi
剛史 金田一
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小さい装置規模で、広範囲な測距領域から正確
且つ短時間に主要被写体に対する測距を可能にする。 【解決手段】測距部1は複数の測距エリアで測距を行
う。選択部2は複数のエリアから1又は複数の測距エリ
アを選択し、判別部3は選択されたエリアについて主要
被写体であるか否かを検出する。この検出結果に応じ
て、焦点調節部4が焦点調節を行う。これにより、測距
に要する時間を著しく短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等に利用可
能な測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズシャッタカメラにおいて
は、アクティブ方式のオートフォーカス(以下、AFと
いう)装置を搭載したものがある。ところが、この種の
AFカメラでは、撮影画像中の1点までの距離しか測距
できないものが多く、このポイントに主要被写体が存在
しない場合には、他の被写体又は背景に合焦してしま
い、主要被写体に合焦させることができない。
【0003】そこで、近年、撮像した画像を画像処理し
て主要被写体を検出し、検出した主要被写体について測
距又は焦点検出して自動焦点調節を行う技術が知られて
いる。
【0004】例えば、特開平11−252450号公報
に開示の測距装置では、撮像素子からの画像信号を用い
てニューラルネットワークによって主要被写体の特定パ
ターンを識別し、この識別結果に基づいて自動焦点調節
を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平11−252450号公報に開示の装置において
は、主要被写体を検出するための処理を、撮影画面内の
広範囲に亘って行うので、処理時間が膨大となりタイム
ラグが極めて大きい。従って、カメラ等の機器に搭載し
た場合には、シャッタチャンスを逃がしやすくなってし
まい、著しく使い勝手が悪いという問題点がある。
【0006】また、ニューラルネットワークを使用する
と回路規模が大きくなり、装置の大型化及びコストアッ
プを招来してしまうという問題点もあった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、広範囲な測距領域を有する測距装置であっ
て、タイムラグを大きくすることなく且つ低コストで正
確に主要被写体に対して測距を行い、正確な合焦動作を
可能にすることができる測距装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
測距装置は、複数の測距エリアにおいて測距可能な測距
手段と、上記複数の測距エリアのうちから1個または複
数個の測距エリアを選択する選択手段と、上記選択され
た測距エリアに基づいて、選択された測距エリアが主要
被写体であるか否か判別する判別手段と、上記判別手段
の出力に基づいて上記測距エリアが主要被写体の場合
は、上記測距エリアの測距結果を採用するものであり、
本発明の請求項1において、測距手段は、複数の測距エ
リアにおいて測距を行う。選択手段によって1又は複数
の測距エリアが選択され、判別手段によって、その測距
エリアが主要被写体であるか否かが判別される。主要被
写体であると判別された場合には、選択された測距エリ
アの測距結果が採用される。
【0009】本発明の請求項2に係る測距装置は、複数
の測距エリアにおいて測距可能な測距手段と、上記複数
の測距エリアのうちから1個または複数個の測距エリア
を選択する選択手段と、上記選択された測距エリアに基
づいて、選択された測距エリアが主要被写体であるか否
か判別する判別手段と、上記判別手段の出力に基づいて
焦点調節を行う焦点調節手段とからなるものであり、本
発明の請求項2において、選択手段は、測距手段によっ
て測距された複数の測距エリアのうち1又は複数の測距
エリアを選択する。選択された測距エリアは、判別手段
によって、主要被写体であるか否かが判別され、主要被
写体であると判別された場合には、焦点調節手段はその
測距エリアの測距結果を用いて焦点調節を行う。
【0010】本発明の請求項3に係る測距装置は、視差
を有する2つの光学系からなる測距光学系と、上記測距
光学系により結像される2像を撮像する撮像素子と、上
記撮像素子の出力に基づいて複数の測距エリアにおいて
測距を行う測距手段と、上記複数の測距エリアのうちか
ら1個または複数個の測距エリアを選択する選択手段
と、上記撮像素子の出力と上記選択された測距エリアに
基づいて、選択された測距エリアが主要被写体であるか
否か判別する判別手段と、上記判別手段の出力に基づい
て焦点調節を行う焦点調節手段とからなるものである。
【0011】本発明の請求項3において、測距光学系は
視差を有する2つの光学系によって2つの被写体像を撮
像素子上に結像させる。測距手段は、撮像素子の出力に
基づいて複数の測距エリアで測距を行う。選択手段は、
測距された複数の測距エリアのうち1又は複数の測距エ
リアを選択する。選択された測距エリアは、判別手段に
よって、主要被写体であるか否かが判別され、主要被写
体であると判別された場合には、焦点調節手段はその測
距エリアの測距結果を用いて焦点調節を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態に係る測距装置を示すブロック図である。
【0013】図1において、測距部1は被写体に対して
複数の測距エリアを設定可能であり、被写体までの距離
を各測距エリアにおいて測距する。測距部1は測距結果
を選択部2に出力するようになっている。選択部2は複
数の測距エリアのうちから1個又は複数個の測距エリア
を選択し、選択した測距エリアの測距結果を判別部3に
出力する。
【0014】本実施の形態においては、選択された測距
エリアが主要被写体についてのものであるか否かを判別
部3によって判別するようになっている。即ち、判別部
3は、選択部2において選択された測距結果に基づいて
測距エリアに主要被写体が存在するか否かを判別する。
判別部3の判別結果は焦点調節部4に供給される。
【0015】焦点調節部4は、判別部3の判別結果によ
って、選択された測距エリアに主要被写体が存在するこ
とが示された場合には、その測距データを用いて、自動
焦点調節を行うようになっている。
【0016】次に、このように構成された実施の形態の
動作について説明する。
【0017】測距部1は、被写体までの距離を複数の測
距エリアについて測距する。各測距エリア毎の測距結果
は選択部2に供給される。選択部2は、測距部1の出力
に基づいて、複数の測距エリアのうちから1個又は複数
個の測距エリアを選択して、選択した測距エリアの測距
結果を判別部3に出力する。例えば、選択部2は、主要
被写体である可能性が比較的高いと考えられる最至近エ
リアから順に選択を行う。
【0018】判別部3は選択された測距エリアの測距デ
ータ(測距結果)に基づいて、選択された測距エリアが
主要被写体であるか否かの判別を行う。例えば、判別部
3は、距離、位置、被写体輝度パターン、移動している
か否か、画面からはみ出した部分があるか否か等を判断
の基準に主要被写体の判定を繰返す。
【0019】更に、具体的には、円検出、首検出、肌色
検出、肩検出、動きの有無、瓶,コップ,人工物等の雑
被写体の検出によって、判別部3は主要被写体の判定を
行う。
【0020】焦点調節部4は、判別部3の判別結果に基
づいて、主要被写体と判別された測距エリアの測距デー
タに基づいて焦点調節を行う。
【0021】このように、本実施の形態においては、測
距部1において複数のエリアで測距した後に、判別部3
が選択されたエリアについて主要被写体であるか否かを
検出するようになっている。これにより、主要被写体に
ついての測距データを得るために要する時間を著しく短
縮することができる。従って、カメラ等の機器に搭載し
た場合には、合焦に要する時間が短縮され、シャッタチ
ャンスを活かすことができる。
【0022】図2は図1の測距部の具体的な構成を示し
たものである。
【0023】測距部9は、測距光学系5、撮像素子6及
び演算部8を有する。撮像素子6は、測距光学系5によ
り撮像素子6上に結像された被写体像を撮像する。撮像
素子6は被写体像に基づく信号を演算部8に供給する。
演算部8は、入力された信号に基づいて、各エリア毎に
測距を行い、測距結果を選択部2に出力する。
【0024】他の構成及び作用は図1と同様である。
【0025】図3乃至図15は本発明の第2の実施の形
態に係り、図3は第2の実施の形態の測距装置を示すブ
ロック図、図4は測距光学系とAFエリアセンサ12と
の配置を示す説明図、図5は図1中のAFエリアセンサ
12の具体的な構成を示す回路図、図6は図5中の画素
50の具体的な構成を示す等価回路図、図7はマイコン
11のメインルーチンを示すフローチャート、図8は補
正処理を説明するための説明図、図9は図1中のAFル
ーチンを示すフローチャート、図10はAF動作を説明
するためのタイミングチャート、図11は撮影画面11
0内に設定された測距エリア111〜119を示す説明
図、図12は主要被写体検出ルーチンを示すフローチャ
ート、図13は主要被写体検出領域を説明するための説
明図、図14は図12中の形状判定ルーチンを示すフロ
ーチャート、図15は主要被写体検出領域を説明するた
めの説明図である。本実施の形態は本発明をカメラに適
用したものである。
【0026】マイコン11は、カメラのシステムコント
ローラであり、CPU(中央処理装置)11a、ROM
11b,RAM11c,A/Dコンバータ11d、EE
PROM11eによって構成されている。
【0027】CPU11aは、ROM11bに格納され
た-シーケンスプログラムに従って一連の動作を行い、
RAM11cを作業用のメモリとして用いて、各種処理
を行う。EEPROM11eは、AF、測光・露出演
算、等に関する補正データをカメラ毎に記憶している。
また、EEPROM11eは、後述する撮影画面内の主
要被写体を検出するための各種パラメータ等も記憶して
いる。
【0028】A/Dコンバータ11dは、各部から入力
されるアナログ信号をデジタル信号に変換してマイコン
11内に取込むようになっている。
【0029】撮影レンズ130はフォーカスレンズ14
を有している。撮影レンズ130は、被写体からの光学
像を図示しないフィルム上に結像させる。ズームレンズ
駆動部24は、マイコン11の司令により撮影レンズ1
30のズーム動作を行う。また、マイコン11にズーム
動作に伴う撮影レンズ130の焦点距離情報(ズーム情
報)を出力する。
【0030】フォーカスレンズ駆動部13は、マイコン
11に制御されて、フォーカスレンズ14を駆動する。
フォーカスレンズエンコーダ15は、フォーカスレンズ
14の移動量に対応するパルス信号を発生してマイコン
11に出力するようになっている。
【0031】測光部7は、撮影画面に対応し、複数に分
割された測光用受光素子7aが発生する光電流信号を処
理して測光出力をマイコン11に出力する。マイコン1
1のA/Dコンバータ11dは入力された測光出力をデ
ジタル信号に変換する。マイコン11は取込んだ測光出
力に基づいて測光・露出演算を行う。
【0032】シャッタ駆動部16は、マイコン11から
の司令に基づいて、図示しないシャッタを駆動してフィ
ルムに対する露出を行う。フィルム駆動部23は、マイ
コン11の司令により、オートロード、1駒巻き上げ、
巻き戻し等のフィルム駆動動作を行う。
【0033】ストロボ回路部22は、撮影時の補助光源
としてストロボ22aを発光させるようになっている。
マイコン11はストロボ回路部22の充電、発光制御を
行うようになっている。またストロボ回路部22は、測
距動作時のAF補助光としても動作するようになってい
る。
【0034】表示回路部21は、図示しないLCD等の
表示素子を有し、マイコン11によって制御されて、カ
メラ内部の情報を表示素子によって表示する。
【0035】マイコン11はスイッチ17〜20の状態
を検出することができるようになっている。1RSW
(ファーストレリーズスイッチ)17及び2RSW(セ
カンドレリーズスイッチ)18は、図示しないレリーズ
ボタンに連動したスイッチである。レリーズボタンの第
1段階の押し下げにより1RSW17がオンし、引き続
いて第2段階の押し下げで2RSW18がオンするよう
になっている。
【0036】マイコン11は1RSW17のオンでA
F,測光動作を行い、2RSW18のオンで露出動作、
フィルム巻き上げ動作を行う。
【0037】本実施の形態においては、図2の撮像素子
6として、AFエリアセンサ12が設けられている。A
Fエリアセンサ12は、受光領域12a及び受光信号処
理回路12bを有し、受光領域12aにおいて後述する
測距光学系によって形成される被写体像を撮像して、電
気信号であるセンサデータに変換する。受光領域12a
は、水平方向と垂直方向に二次元状に配置された受光素
子(フォトダイオード)群を有し、受光素子への入射光
により発生する電荷を画素毎の画素回路により電圧に変
換すると共に増幅して出力する。
【0038】図4は測距光学系とAFエリアセンサ12
との配置を示している。
【0039】本実施の形態においては、例えば、外光パ
ッシブ方式によって、被写体までの距離を測定する。図
4(a),(b)に示すように、測距光学系を構成する
受光レンズ101,102は基線長Bを隔てて配置さ
れ、被写体103の像を2像に分割してAFエリアセン
サ12の受光領域12aに結像させる。
【0040】図4(b)に示すように、受光領域12a
に結像される2像の相対的な位置差xを求めることによ
り、三角測量の原理によって、受光レンズ101,10
2の焦点距離fと基線長Bとから、被写体距離Lを下記
(1)式によって算出可能である。
【0041】L=(B・f)/x …(1) 上記(1)式に示す測距演算はマイコン11によって行
われる。例えば、マイコン11は、受光領域12aに測
距エリアを設定し、2像に対応するセンサデータを用い
て相関演算(位相差検出)を行い、これにより2像の相
対的な位置差xを検出する。
【0042】図5は図1中のAFエリアセンサ12の具
体的な構成を示す回路図である。また、図6は図5中の
画素50の具体的な構成を示す等価回路図である。
【0043】受光領域12aは水平及び垂直に配置され
た複数の画素50によって構成される。画素50はAF
撮影画面に対応して配置されている。各画素50の構成
は、図6に示すように、受光素子であるフォトダイオー
ド52と、フォトダイオード52が出力する信号電荷を
蓄積する蓄積容量58と、蓄積容量58に蓄積された蓄
積電圧を検出するための増幅回路51と、定常光成分を
除去する定常光除去回路59とによって構成される。フ
ォトダイオード52には被写体光学像の光量に応じた信
号電荷が発生する。この信号電荷は定常光成分が除去さ
れた後蓄積容量58に蓄積される。蓄積された蓄積電圧
が増幅回路51によって増幅されて、画素50の出力と
して出力される。
【0044】モニタ選択回路57は、マイコン11から
司令が与えられて、司令に基づく所定画素範囲につい
て、その範囲内のピーク(最大)蓄積量を示すモニタ信
号を作成して出力部61を介して出力する。マイコン1
1はモニタ信号に基づいて蓄積動作を制御する。
【0045】読み出しエリア選択部63は、マイコン1
1からの司令により水平シフトレジスタ56、垂直シフ
トレジスタ54を制御してセンサデータを読み出す領域
を設定する。
【0046】固定パターンノイズ除去回路55は、各画
素の信号出力に含まれる固定パターンノイズを除去する
ための回路である。水平シフトレジスタ56、垂直シフ
トレジスタ54は、夫々、Hスイッチ62又はVスイッ
チ53をオン,オフすることで、固定パターンノイズ除
去回路55を介して各画素の信号出力を選択して、出力
部60から出力する。
【0047】マイコン11は、AFエリアセンサ12の
積分動作の制御、センサデータの読み出し制御を行い、
AFエリアセンサ12から出力されたセンサデータを処
理して後述する測距演算及び主要被写体検出等を行な
う。
【0048】マイコン11は測距演算結果に基づいて、
フォーカスレンズ駆動部13に駆動信号を出力し、フォ
ーカスエンコーダ15の出力をモニタしながらフォーカ
スレンズ14の位置制御を行って自動焦点調節を行う。
【0049】また、マイコン11は、AFエリアセンサ
12内の定常光除去回路59を制御して、画素毎に定常
光を除去するか否かを切換える。なお、定常光除去動作
は、後述するように、補助光を投光しながら行うことに
より、投光成分による被写体反射光のみに対応する受光
信号を検出することができる。
【0050】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図7乃至図15を参照して説明する。
【0051】図7はマイコン11のメインルーチンを示
すフローチャートである。
【0052】図示しない電源SWがオンされるか又は電
池が挿入されると、マイコン11は動作を開始し、RO
M11bに格納されたシーケンスプログラムを実行す
る。即ち、マイコン11は、ステップS1 において、カ
メラ内の各ブロックの初期化を行う。マイコン11のC
PU11aは、EEPROM11e内のAF、測光等の
調整・補正データをRAM11cに展開する。
【0053】初期化が終了すると、マイコン11は、ス
テップS2 において、1RSW17の状態を検出する。
マイコン11は1RSW17がオンされるまで待機状態
となる。
【0054】ここで、1RSW17以外の他のスイッチ
操作が行われると、マイコン11は処理をステップS8
に移行して他のスイッチがオンになったか否かを検出す
る。他のスイッチがオンになった場合には、ステップS
9 においてSW入力に応じた処理を行う。例えばズーム
スイッチのアップ、ダウン入力が行われた場合には、ズ
ームアップ、ダウン処理を行う。ステップS9 の処理が
終了すると、ステップS2 に戻り再び待機状態となる。
【0055】1RSW17がオンになると、マイコン1
1はステップS3 でAF動作を開始して測光・露出演算
を行う。この測光・露出演算に先立って、マイコン11
は、撮影画面と受光領域の関係の補正処理を行ってい
る。
【0056】図8はこのような補正処理を説明するため
の説明図である。
【0057】本実施の形態においては外光測距方式を採
用していることから、撮影画面とAFエリアセンサ12
の受光領域12aとにはパララックスが存在する。ま
た、測距光学系はズーム操作に連動していないことか
ら、撮影画面の画角と受光領域の画角とは異なる。
【0058】図8の外枠は受光領域12aを示してい
る。図8に示すように、受光領域12aの画角は、ワイ
ド時の撮影画面相当領域200に対応させて設定されて
いる。これに対し、テレ時の撮影画面相当領域201
は、受光領域12aの一部分でしか受光されない。
【0059】そこで、マイコン11は、ズームレンズ駆
動部24から与えられる撮影レンズ130の焦点距離情
報(ズーム情報)に応じて、測距に使用する領域を限定
する。即ち、マイコン11は、ワイド時には領域200
に設定し、テレ時には領域201に設定する。
【0060】このような焦点距離の変化に応じた測距エ
リア範囲の補正データは、EEPROM11eに予め記
憶されており、マイコン11の初期化とともにRAM1
1dに展開されている。
【0061】マイコン11は、ズーム動作に応じてこの
補正データを参照して、測距動作及び主要被写体検出動
作に使用する受光領域12a内の分割エリアを決定す
る。マイコン11は、AFエリアセンサ12内の読み出
しエリア選択部63に指示して、決定された分割エリア
範囲内のセンサデータだけを出力するようにする。そし
てこの分割エリア範囲内のセンサデータを用いて測距演
算及び主要被写体検出を行う。これにより、測距及び主
要被写体検出が、撮影画面外の被写体の影響を受けない
ようにしている。
【0062】また、マイコン11はAFエリアセンサ1
2のモニタエリア選択部57に対して、この分割エリア
内に対応するモニタ信号を発生するように制御信号を出
力する。そして、AFエリアセンサ12は、指定された
分割エリアの範囲内のモニタ信号をマイコン11に出力
する。マイコン11はこのモニタ信号を参照して積分量
が所定のレベルとなるように制御する。
【0063】図9は図1中のAFルーチンを示すフロー
チャートである。また、図10はAF動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【0064】図9のステップS11において、マイコン1
1は、AFエリアセンサ12に信号電荷の蓄積を開始さ
せる積分スタート信号を出力して、積分動作を行わせる
(図10(a)参照)。AFエリアセンサ12は、上述
したように、受光量を適正なものとするために、所定範
囲内のピーク(最も明るい画素)出力に対応するモニタ
信号(図10(b))を出力する。
【0065】マイコン11は、モニタ信号を参照しなが
ら、AFエリアセンサ12の受光領域12aの受光量が
適正となるように積分時間を制御し、図10(c)に示
す積分終了信号を出力する。
【0066】次いで、マイコン11はステップS12にお
いて、AFエリアセンサ12に読み出しクロック(図1
0(d))を出力して、センサデータ(画素データ)
(図10(e))を出力させる。センサデータはマイコ
ン11のA/Dコンバータ(ADC)11dにおいてデ
ジタル信号に変換されて、RAM11cに格納される。
【0067】次に、マイコン11は、ステップS13にお
いて、予め設定されている複数の測距エリアについて夫
々測距演算を行う。図11は撮影画面110(ズーム動
作に応じて設定された撮影画面相当領域)内に設定され
た測距エリア111〜119を示している。図11の例
では、全エリア中の略均等に配置された9つの領域を測
距エリアに設定している。
【0068】マイコン11は測距演算として例えば公知
の位相差検出法を採用して、各測距エリア111〜11
9についての測距データを取得する。マイコン11は、
複数の測距エリア111〜119から得られた測距デー
タについて、所定の条件(信頼性の有無)を満足するか
判定する。例えば、マイコン11は、他の測距結果より
も著しく相違する値の測距データについては、所定の条
件を満足しないものとして排除し、以後の処理に使用し
ない。
【0069】次に、ステップS14において、マイコン1
1は、信頼性が高いと判定した複数の測距データのうち
から、所定のアルゴリズムに基づいて、主要被写体検出
に用いる1個又は複数個の測距データを選択する。例え
ば、マイコン11は、最至近側の被写体が主要被写体で
ある可能性が高いことを考慮して、最も至近側の測距デ
ータを選択する最至近選択アルゴリズムを採用する。な
お、選択のためのアルゴリズムは種々考えられる。
【0070】これにより、1又は複数の測距エリアが選
択される。
【0071】次に、マイコン11は、ステップS15にお
いて、選択された測距データに対応する測距エリアを含
む主要被写体検出領域を、AFエリアセンサ12の受光
領域12a上に設定して主要被写体検出処理を行う。
【0072】図12は主要被写体検出ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【0073】主要被写体検出ルーチンでは、特に主要被
写体として人物を想定して、検出処理を行う。AFエリ
アセンサ12の受光領域12aでは2個の画像が得られ
るが、主要被写体検出に使用する画像データ(センサデ
ータ)はいずれか一方の画像でもよいし、両方の画像を
使用してもよい。
【0074】上述したように、AFエリアセンサ12か
らのセンサデータは、マイコン11内のRAM11cに
格納されており、マイコン11は記憶されているセンサ
データに基づいて処理を行う。即ち、先ず、ステップS
31において、選択された測距エリアについて夫々主要被
写体検出領域を設定する。
【0075】図13は主要被写体検出領域を説明するた
めの説明図である。
【0076】図13(a)の例において、図9のステッ
プS14では、例えば、図11の測距エリア112,11
3,115が選択されているものとする。図13(a)
において、主要被写体検出領域302,303は、例え
ば最至近選択による測距エリア(斜線部)112,11
3を含む領域である。先ず、マイコン11は主要被写体
検出領域303について、ステップS32で平滑化処理を
行う。平滑化処理は、フィルタ処理やフーリエ変換によ
って実行され、これにより、マイコン11は画像中のラ
ンダムノイズを除去する。
【0077】次に、マイコン11はステップS33におい
て、画像信号に対して所定の閾値以上の部分を抽出する
ことで、2値画像を求める。次に、ステップS34ではラ
ベリング処理が行われる。即ち、マイコン11は、2値
画像の輝度値が0又は1のいずれであるかを検出し、同
一輝度値の画素が互いに連結している連結部分(連結領
域)の塊に対してラベリングを行う。つまり異なる連結
部分に対して異なるラベルを割り当てて区別して、連結
領域を分離する。
【0078】次に、マイコン11は、ステップS35にお
いて、形状判定処理を行う。マイコン11は、画像の形
状を判別して主要被写体を抽出するのである。
【0079】図14は図12中の形状判定ルーチンを示
すフローチャートである。
【0080】マイコン11は、先ず、ステップS41にお
いて抽出領域があるか否かを判別する。抽出領域は、連
結領域によってある形状が抽出された場合のその領域を
言う。主要被写体領域303だけでは抽出領域は形成さ
れない。この段階では、まだ、抽出領域は存在しておら
ず、ステップS49から処理を図12のステップS36に戻
す。
【0081】ステップS36では、設定された全ての主要
被写体検出領域に対する処理が終了しているか否かが判
断される。この時点では終了していないので、処理をス
テップS32に戻し、次に、主要被写体検出領域302に
ついて、ステップS32乃至S35の処理を繰返す。
【0082】こうして、ステップS34のラベリング処理
が行われ、2つの連結領域によって、図13(b)の抽
出領域304(非斜線部)が抽出される。これにより、
図14のステップS41から処理がステップS42に移行す
る。
【0083】マイコン11は、ステップS42において、
抽出領域の面積Sを求め、所定範囲内であるか否かを判
別する。撮像画像中の主要被写体である人物の顔の大き
さは、画角に応じて決定される。ステップS42では、抽
出領域の面積Sと主要被写体として考えている人物の顔
の大きさとの比較によって、抽出領域が主要被写体であ
るか否かを判定している。
【0084】抽出領域の面積はその抽出領域に属する画
素の個数である。また、その周囲長は抽出領域のまわり
の境界に位置する画素の個数である。ただし、斜め方向
は水平、垂直方向に対して(2の平方根)倍に補正す
る。
【0085】撮像面上における主要被写体である人物の
顔の大きさは距離及び焦点距離で変化するので、抽出領
域の面積が所定範囲内であるか否かの判定は、測距結果
である被写体距離Lと撮影レンズの焦点距離とによって
変化させている。
【0086】即ち、マイコン11は、測距結果の被写体
距離Lとズーム駆動部22からのズーム情報に基づい
て、基準人物被写体の顔の面積SLを計算する。このよ
うにして求めた面積SLに対して所定の幅を持たせて所
定範囲を設定する。
【0087】抽出領域の面積Sが所定の範囲内でない場
合には、ステップS49によって人物でないものと判断し
て、処理を図12のステップS36に戻す。抽出領域の面
積Sが所定の範囲内である場合には、次にステップS45
において、画像の形状を判定する。
【0088】画像の形状を判定するために、下記(2)
式に示す係数e(形状判定値)が使用される。
【0089】e=(周囲長)2/(面積) …(2) 係数eは、形状が円形の時に最小値を示し、形状が複雑
になるほど大きい値を示す。
【0090】次に、マイコン11は、ステップS45にお
いて、係数eが所定範囲内にあるか否かを判定する。人
物の顔はほぼ円形に近いと考えられるので、係数eと所
定値とを比較して対象画像が人物の顔か否かを判定する
ことができる。なお所定値は、個人差や年齢を含めて統
計的に求めた数値を採用する。
【0091】マイコン11は、ステップS43,S45によ
って、抽出領域が人物の撮像画像であるか否かを判定す
る。この場合には、抽出領域は人物ではなく、面積S,
係数eはいずれも各所定値よりも大きいので、処理をス
テップS43又はステップS45からステップS49に移行
し、図12のステップS36に戻す。
【0092】次に、図13の主要被写体401を含む主
要被写体検出領域305(図15参照)が処理されるも
のとする。主要被写体検出領域305は測距エリア11
5を含む。
【0093】この場合には、ステップS34のラベリング
処理によって、図15の非斜線部分で示す抽出領域(顔
領域)が抽出される。この抽出領域は人物の顔の部分の
撮像画像であり、ステップS43,S45による判定はいず
れも所定範囲内となり、ステップS46において、この抽
出領域は人物の顔である主要被写体401と判定され
る。この判定結果はRAM11cに記憶される。
【0094】ステップS42乃至S46の処理は、ステップ
S47,S48によって全ての抽出領域について行われる。
全ての抽出領域についての処理が終了すると、処理を図
12のステップS36に移行して、1個又は複数の設定さ
れた主要被写体検出領域の全てについて、処理を行った
か否かが判別され、終了の場合はリターン、終了してな
い場合にはステップS32に戻り別の領域について処理を
行う。
【0095】このようにして、図9のステップS15にお
いて、マイコン11は、主要被写体の検出を行い、次の
ステップS16において、得られた主要被写体検出結果が
所定の条件(信頼性の有無)を満足するか否かを判別す
る。
【0096】マイコン11は、RAM11cに格納され
た判定結果によって、ステップS14で選択された測距エ
リアを含んで設定された主要被写体検出領域(ステップ
S31)中に主要被写体が含まれないことが示された場合
には、処理をステップS18に移行し、含まれることが示
された場合には、処理をステップS17に移行する。
【0097】ステップS18では、ステップS14で選択さ
れた測距エリア以外の他の測距エリアを選択し、ステッ
プS15の主要被写体検出処理を繰返す。全ての測距エリ
アについて主要被写体検出を行っても、主要被写体が検
出されない場合には、ステップS19からステップS20に
処理を移行して、全画面について主要被写体検出を行
う。
【0098】ステップS20においては、ステップS15と
異なり、主要被写体検出領域を測距エリア毎に限定せ
ず、撮影画面内の全ての画像について主要被写体検出を
行う。この場合には、マイコン11は、検出された主要
被写体領域に対して、新たな測距エリアを設定して測距
演算を行う(ステップS21)。
【0099】なお、測距エリアから主要被写体領域を求
められなかった場合の処理であるステップS21では、撮
影画面に対応する受光領域全体のセンサデータについて
主要被写体検出を行う。そしてその結果得られた主要被
写体領域内に複数の測距エリアを設定する。これら複数
の測距エリアの測距結果は、ステップS21において、平
均処理や最至近選択等の処理により一個の測距データに
まとめられる。
【0100】一方、図15の主要被写体検出領域305
のように、検出結果が主要被写体であるものと判定され
ると、主要被写体検出結果の信頼性が高い測距エリアの
内で、同一のグループに属するものをまとめてグループ
化を行い主要被写体を確定する。
【0101】次に、マイコン11は、ステップS17又は
ステップS21から処理をステップS17に移行して、確定
した主要被写体に対応する測距データに基づいて、フォ
ーカスレンズを駆動する。
【0102】このようにして、図7のステップS3 のA
F処理が行われると、次にステップS4 で測光が行わ
れ、次に、マイコン11は、2RSW18のオン操作の
待機状態となる(ステップS5 )。
【0103】2RSW18がオンされると、シャッタ動
作によりフィルムに露出が行われ(ステップS6 )、次
の撮影のためにフィルムが1駒分巻き上げられる(ステ
ップS7 )。
【0104】このように、本実施の形態においては、予
め決められた複数の測距エリアについて測距を行い、所
定の選択アルゴリズムにより測距エリア(測距データ)
を選択し、選択された測距エリアが主要被写体であるか
否か判定しており、全画面についての膨大な画像処理等
による主要被写体検出を行わないので、最終的に主要被
写体についての測距データを得るために要する時間を短
縮することができる。
【0105】なお、上記主要被写体検出では円形画像を
人物の顔として検出しているが、これは一例を示してい
るだけで、これに限定されず種々の方法が考えられる。
【0106】例えば、予め用意されている人物形状の形
状データと取得画像とについて、公知のテンプレートマ
ッチング法により主要被写体検出を行ってもよい。例え
ば、円形(顔)以外に首や肩の形状と比較することが考
えられる。あるいは、AFエリアセンサ12としてフル
カラータイプの撮像素子を使用して、センサデータを色
処理することにより人物に相当する肌色領域を検出する
ことによって、人物を検出してもよい。また、異なる時
間の複数画像より被写体の移動を検出して、移動物体を
主要被写体として検出することも考えられる。あるい
は、逆に近距離雑被写体になりやすいビンやコップ等の
人工物の形状と比較して一致する場合は、雑被写体とし
て排除してもよい。
【0107】図16は本発明の第3の実施の形態を説明
するためのタイミングチャートである。本実施の形態の
ハードウェア構成は図3に示す第2の実施の形態と同様
である。本実施の形態はAF補助光であるストロボ22
aを投光して定常光除去積分を行う場合に適用したもの
である。
【0108】積分制御信号により積分を開始すると(図
16(a))、ストロボ22aを間欠的に複数回発光さ
せ(図16(c))つつ、定常光除去回路59により定
常光を除去しながら積分を行う。
【0109】積分モニタ信号が所定レベルになると(図
16(b))、積分動作及びストロボ22aの発光を停
止させ(図16(d))、センサデータを読み出す(図
16(e)、(f))。
【0110】このようにしてストロボ22aの投光によ
る被写体からの反射光成分のみを検出することができる
ので、近距離側の被写体についてより効果的に測距及び
主要被写体検出を行うことが可能である。
【0111】なお、上記各実施の形態においては、外光
パッシブ方式の測距装置に適用した例を説明したが、他
の方式にも適用可能であり、例えばTTLパッシブ方式
の測距装置に適用しても同様な効果が得られる。
【0112】[付記] (1) 複数の測距エリアにおいて測距可能な測距手段
と、上記複数の測距エリアのうちから1個または複数個
の測距エリアを選択する選択手段と、上記選択された測
距エリアに基づいて、選択された測距エリアが主要被写
体であるか否か判別する判別手段と、上記判別手段の出
力に基づいて上記測距エリアが主要被写体の場合は、上
記測距エリアの測距結果を採用することを特徴とする測
距装置。
【0113】(2) 複数の測距エリアにおいて測距可
能な測距手段と、上記複数の測距エリアのうちから1個
または複数個の測距エリアを選択する選択手段と、上記
選択された測距エリアに基づいて、選択された測距エリ
アが主要被写体であるか否か判別する判別手段と、上記
判別手段の出力に基づいて焦点調節を行う焦点調節手段
とからなることを特徴とする測距装置。
【0114】(3) 視差を有する2つの光学系からな
る測距光学系と、上記測距光学系により結像される2像
を撮像する撮像素子と、上記撮像素子の出力に基づいて
複数の測距エリアにおいて測距を行う測距手段と、上記
複数の測距エリアのうちから1個または複数個の測距エ
リアを選択する選択手段と、上記撮像素子の出力と上記
選択された測距エリアに基づいて、選択された測距エリ
アが主要被写体であるか否か判別する判別手段と、上記
判別手段の出力に基づいて焦点調節を行う焦点調節手段
とからなることを特徴とする測距装置。
【0115】(4) 被写体に投光する投光手段と、上
記撮像素子の出力より定常光成分を除去する定常光除去
手段と、を有し、上記投光手段と定常光除去手段を動作
させて上記撮像素子の蓄積動作を行うことを特徴とする
付記項(1)〜(3)に記載の測距装置。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、広
範囲な測距領域を有する測距装置であって、タイムラグ
を大きくすることなく且つ低コストで正確に主要被写体
に対して測距を行い、正確な合焦動作を可能にすること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る測距装置を示
すブロック図。
【図2】測距部の具体例を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の測距装置を示すブ
ロック図。
【図4】測距光学系とAFエリアセンサ12との配置を
示す説明図。
【図5】図1中のAFエリアセンサ12の具体的な構成
を示す回路図。
【図6】図5中の画素50の具体的な構成を示す等価回
路図。
【図7】マイコン11のメインルーチンを示すフローチ
ャート。
【図8】補正処理を説明するための説明図。
【図9】図1中のAFルーチンを示すフローチャート。
【図10】AF動作を説明するためのタイミングチャー
ト。
【図11】撮影画面110内に設定された測距エリア1
11〜119を示す説明図。
【図12】主要被写体検出ルーチンを示すフローチャー
ト。
【図13】主要被写体検出領域を説明するための説明
図。
【図14】図12中の形状判定ルーチンを示すフローチ
ャート。
【図15】主要被写体検出領域を説明するための説明
図。
【図16】本発明の第3の実施の形態を説明するための
タイミングチャート。
【符号の説明】
1…測距部、2…選択部、3…判別部、4…焦点調節
部。
フロントページの続き (72)発明者 中田 康一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 野中 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 金田一 剛史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2F112 AC02 AC06 BA06 CA02 CA12 DA28 FA03 FA07 FA21 FA29 FA32 FA33 FA39 2H051 BB07 CB22 CE08 CE28 DA03 DA08 DA10 DA17 DA19 DA21 DA22 DA28 DA31 DA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の測距エリアにおいて測距可能な測
    距手段と、 上記複数の測距エリアのうちから1個または複数個の測
    距エリアを選択する選択手段と、 上記選択された測距エリアに基づいて、選択された測距
    エリアが主要被写体であるか否か判別する判別手段と、 上記判別手段の出力に基づいて上記測距エリアが主要被
    写体の場合は、上記測距エリアの測距結果を採用するこ
    とを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 複数の測距エリアにおいて測距可能な測
    距手段と、 上記複数の測距エリアのうちから1個または複数個の測
    距エリアを選択する選択手段と、 上記選択された測距エリアに基づいて、選択された測距
    エリアが主要被写体であるか否か判別する判別手段と、 上記判別手段の出力に基づいて焦点調節を行う焦点調節
    手段とからなることを特徴とする測距装置。
  3. 【請求項3】 視差を有する2つの光学系からなる測距
    光学系と、 上記測距光学系により結像される2像を撮像する撮像素
    子と、 上記撮像素子の出力に基づいて複数の測距エリアにおい
    て測距を行う測距手段と、 上記複数の測距エリアのうちから1個または複数個の測
    距エリアを選択する選択手段と、 上記撮像素子の出力と上記選択された測距エリアに基づ
    いて、選択された測距エリアが主要被写体であるか否か
    判別する判別手段と、 上記判別手段の出力に基づいて焦点調節を行う焦点調節
    手段とからなることを特徴とする測距装置。
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