JP2001264099A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JP2001264099A
JP2001264099A JP2000072807A JP2000072807A JP2001264099A JP 2001264099 A JP2001264099 A JP 2001264099A JP 2000072807 A JP2000072807 A JP 2000072807A JP 2000072807 A JP2000072807 A JP 2000072807A JP 2001264099 A JP2001264099 A JP 2001264099A
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Mutsumi Katayama
睦 片山
Hiroyuki Morita
裕之 盛田
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Honda Motor Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の走行状態に応じて適切な情報を表示す
ることができる車両用ナビゲーション装置を提供する。 【解決手段】 車両の車両速度を検出し、移動経路に沿
って延在する延在領域の大きさを車両速度に応じて変更
し、地図情報記憶手段に記憶されている地図情報から延
在領域に対応する地図情報を抽出して、これを車両の現
在位置とともに表示手段に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図情報と現在位
置情報とを表示する車両用ナビゲーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】地図情報と現在位置情報とを表示する車
両用ナビゲーション装置として、特公平5−32681
号公報に開示されている如き装置が知られている。この
装置は、走行距離及び進行方向を検出し、走行距離と進
行方向とから車両の現在位置を得て、得られた現在位置
に対応する地図情報と現在位置とを表示装置に表示する
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来の車
両用ナビゲーション装置は、車両の走行時においても停
止時において表示される表示情報と同一のものを表示す
るものであったが故に、車両を操作する操作者が車両の
走行時において必要とする情報よりも多くの情報が表示
装置に表示されることとなり、表示された情報から車両
の走行時に必要な情報を操作者が的確に読み取るための
時間を要しがちであった。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、車両の走行状態に応
じて適切な情報を表示することができる車両用ナビゲー
ション装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による車両用ナビ
ゲーション装置は、車両の現在位置を検出し現在位置情
報を生成する現在位置情報生成手段と、道路情報を含む
地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、前記現在位置
情報に基づいて前記地図情報記憶手段から所定の領域の
地図情報を読み出し、該読出地図情報から表示地図情報
を生成する表示地図情報生成手段と、前記表示地図情報
と前記現在位置情報とを表示する表示手段と、を有する
車両用ナビゲーション装置であって、前記道路情報に基
づいて車両の移動経路を設定する移動経路設定手段と、
車両の車両速度を検出する車両速度検出手段と、を有
し、前記表示地図情報生成手段は、前記移動経路に沿っ
て延在する延在領域の大きさを前記車両速度に応じて変
更し、前記読出地図情報から前記延在領域に対応する地
図情報を抽出して、これを前記表示地図情報とすること
を特徴とする。
【0006】すなわち、本発明の特徴によれば、車両速
度に応じて移動経路に沿って延在する延在領域の大きさ
を変更し、この延在領域の大きさに応じた地図情報を表
示することとしたので、操作者が走行時に必要とする適
切な情報のみを表示することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面に基づいて説明する。本発明による車両用ナビゲー
ション装置の構成を図1に示す。走行距離センサ11は
車両の移動距離を検出するためのものであり、GPS
(global positioning system)12は緯度及び経度情
報から車両の現在地を検出するためのものであり、地磁
気センサ13は地磁気(地球磁場)に基づいて車両の方
位を検出するためのものであり、角速度センサ14は車
両の角速度を検出するためのものであり、車速センサ1
5は、例えば車両のドライブシャフトの回転角に比例し
て発せられる車速パルスの数に基づいて車両の走行速度
を検出するためのものである。これらのセンサ11〜1
5から発せられる出力信号は、インターフェース回路群
31に供給される。尚、上述したGPS12には、衛星
から発せられる電波を受信するためのGPSアンテナ
(図示せず)が接続されている。
【0008】また、地図情報供給装置21は、不揮発性
の記憶媒体、例えばCD−ROMやDVDに書き込まれ
ている地図情報を読み出す為のCD−ROMドライブや
DVDドライブからなる。このCD−ROMやDVDに
記憶されている地図情報は、インターフェース回路32
に供給される。インターフェース回路群31及びインタ
ーフェース回路32は、制御装置30の入出力バス33
に接続されている。入出力バス33は、中央処理回路
(以下、CPUと称する)34にデータ信号又はアドレ
ス信号が入出力されるようになされている。上述したセ
ンサ11〜15からの出力情報や地図情報供給装置21
からの地図情報は、所定のタイミングで発せられるCP
U34からの指令に応じて読み出されて入出力バス33
に供給されるのである。
【0009】また、入力装置22はインターフェース回
路35に接続されており、インターフェース回路35は
入出力バス33に接続されている。操作者の操作により
入力装置22から発せられる各種の指令はインターフェ
ース回路35を介してCPU34に供給される。入力装
置22は、後述する表示装置51上に示された事項を決
定するための決定キー(図示せず)や表示装置51に表
示された地図上の位置を指定する選択キー(図示せず)
等を含むキーボードからなる。また、入力装置22は、
表示装置51上に表示された地図の位置を指定するため
のマウス等のポインティングデバイスを含むこととして
もよい。更に、入出力バス33には、ROM(リード・
オンリー・メモリ)36及びRAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)37も接続されている。ROM36は、後
述する如き表示装置51に地図情報を表示する為のプロ
グラムや短冊状領域地図情報を生成する為のプログラム
を記憶する。一方、RAM37には、表示装置51に表
示する所定の領域の地図情報や実行されるプログラムの
変数の値が記憶される。このRAM37は、電源の供給
が断たれた場合においても記憶内容が消えないメモリ、
例えば不揮発性メモリからなる。また、図1に示す如く
入出力バス33に補助記憶装置38を接続する構成とし
てもよい。この補助記憶装置38は、例えば不揮発性メ
モリからなるICカード及びこれらのインターフェース
回路(図示せず)からなり、RAM37に収容できない
ような大きい記憶容量の情報を記憶する為のものであ
る。
【0010】更に、入出力バス33には、表示制御回路
39とグラフィックコントローラ40とが接続されてお
り、表示制御回路39には表示装置51が接続されてお
り、グラフィックコントローラ40には表示可能な画像
情報を記憶するV−RAM41が接続されている。グラ
フィックコントローラ40はCPU34の命令に応じて
V−RAM41へのデータの書き込みやV−RAM41
からのデータの読み出しを行う。表示制御回路39は、
グラフィックコントローラ40から出力される画像情報
に応じて表示装置51を制御する。
【0011】本発明の第1の実施例による車両用ナビゲ
ーション装置の構成を図2に示す。表示入力部60は、
表示装置51と入力装置22とからなる。表示装置51
は、現在位置を示す記号、例えば五角形型の記号と、地
図情報と、移動経路と、を表示する。また、入力装置2
2は、表示装置51に表示させる画像を拡大したり縮小
したりする「拡大」キー及び「縮小」キーと、メニュー
を表示装置51に表示させるための「メニュー」キー
と、表示されたメニューから処理を選択するための三角
形状の選択キーと、選択した処理を実行するか否かを選
択する「決定」キー及び「戻る」キーと、からなる。
【0012】操作者が数値を設定する必要があるような
場合には、予め記憶されている数値を表示装置51に表
示して、上述した選択キーを操作することにより表示さ
れた数値を増減させて設定するのである。また、入力装
置22のキー配置に余裕がある場合には、図2に示す如
くテンキーを設けて、テンキーから数値を直接入力する
こととしてもよい。
【0013】表示入力部60は、接続線により制御部4
5に接続されており、制御部45には、GPSアンテナ
70がアンテナ線により接続されている。更に、制御部
45には上述した車速センサ等の各種のセンサ11、1
3、14及び15も接続線により接続されている。上述
した制御部45は、図1に示した制御装置30とGPS
12と地図情報供給装置21とを含むものである。
【0014】この第1の実施例においては、走行距離セ
ンサ11とGPS12と地磁気センサ13と角速度セン
サ14とから現在位置情報生成手段が構成され、地図情
報供給装置21とRAM37とから地図情報記憶手段が
構成され、CPU34、ROM36、RAM37、V−
RAM41及び入出力バス33から表示地図情報生成手
段が構成され、表示制御回路39と表示装置51とから
表示手段が構成される。
【0015】以下の説明においては、車両用ナビゲーシ
ョン装置は、起動されており、CPU34において使用
される変数の初期化等の起動処理を終えて定常動作して
いるものとする。車両用ナビゲーション装置の動作モー
ドを設定するサブルーチンを図3に示す。動作モードの
設定は、所定のキー、例えば、上述したメニューキー等
のキーを操作者が操作してモードを選択することによっ
て設定されるものである。
【0016】最初に、経路を設定するモードにするか、
地図情報を表示するモードにするか否かを操作者に選択
させるべく、操作者に選択を促す旨を表示装置51に表
示する(ステップS11)。経路を設定するモードが選
択された場合には、後述する経路設定のサブルーチンを
実行し(ステップS12)、設定された設定値に基づい
て地図情報を作成し(ステップS13)、本サブルーチ
ンを終了する。一方、ステップS11において、地図情
報を表示するモードが選択された場合には、後述する表
示処理のサブルーチンを実行し(ステップS14)、本
サブルーチンを終了する。
【0017】上述した経路を設定するサブルーチンを図
4に示す。最初に、入力装置22から、出発地、目的地
及び経由地の各々の地点を設定する(ステップS2
1)。この地点の設定は、各々の地点の座標情報、例え
ば緯度や経度の座標データがキーボードやマウスの入力
操作により設定されるものである。入力操作は、例え
ば、予め表示装置51に地図を表示しておき表示装置5
1に地図上の地点を指定する為のポインタ、例えば十字
形状や矢印形状のポインタを地図に重畳するように表示
し、選択キーやマウスを操作することによりこのポイン
タを移動させて各地点を指定するものである。尚、指定
された地点の近傍に該当し得る複数の地名が存在する場
合には、これらの地名を表示装置51に表示して選択キ
ーにより1つの地名を選択することとしてもよい。1つ
の地名が定められることによりその地名に対応した1つ
の座標データを得ることができるのである。更に、入力
操作を容易にしたり表示を見やすくする為に、「拡大」
キー又は「縮小」キーのキー操作により表示装置51に
表示する地図を拡大又は縮小する機能を設けてもよい。
出発地の地点をP1と称し、目的地の地点をPnと称し、
経由地の地点をP2、…(中略)…、Pi、…(中略)
…、Pn-1と称する。また、例えばP1〜P2やPi〜P
i-1の如く2つの連続する地点間の区間を2地点区間と
称する。
【0018】次に、このP1〜Pnにおける座標情報と地
図情報に含まれる道路情報とから移動体が移動しようと
する経路を表示装置51に表示されている地図上で検索
して設定する(ステップS22)。尚、経路の検索は、
周知の方法、例えば特開平7−55481や特開平7−
91971に開示されている如き方法を利用することが
できる。この経路の検索は、2地点区間において選択し
得る経路が複数ある場合には、これらの複数の経路を地
図上に表示し、上述した地名の選択と同様にポインタを
表示装置51に表示して選択キーやマウスの操作により
選択することとしてもよい。以下においては、2地点区
間P1〜P2において設定された経路をr 1、Pi〜Pi-1
において設定された経路をri、Pn-1〜Pnにおいて設
定された経路をrn-1のように、2地点区間の各々にお
いて設定された経路の各々をri(i=1、…中略…、
n−1)と称する。次いで、ステップS21において設
定した出発地、目的地及び経由地と、ステップS22に
おいて検索した経路とをRAM37に記憶し(ステップ
S23)、本サブルーチンを終了する。以下において
は、上述した出発地、目的地、経由地及び経路を設定経
路情報と称する。
【0019】上述した図3のステップS14において地
図情報を表示するモードが選択された場合に実行される
表示処理のサブルーチンを図5に示す。尚、このサブル
ーチンは、CPU34で実行されているメインルーチン
から所定のタイミングで呼び出されて実行されるもので
ある。最初に、上述したGPS12から車両の現在位置
を検出し、現在位置データを得る(ステップS31)。
次いで、車両速度を検出する(ステップS32)。この
車両の速度は、上述した車速センサ15から発せられる
出力信号に基づいて得られるものである。また、ステッ
プS31においてGPS12から順次得られる車両の現
在位置データを演算処理をすることより車両速度を得る
こととしてもよい。
【0020】次に、車両速度が所定速度、例えば時速4
kmより大きいか否かを判断する(ステップS33)。
車両速度が所定速度より大きいと判別した場合には、後
述する如き高速走行時表示処理を実行し(ステップS3
4)、本サブルーチンを終了する。一方、車両速度が所
定速度以下であると判別した場合には、後述する如き低
速走行時表示処理を実行し(ステップS35)、本サブ
ルーチンを終了する。
【0021】尚、上述した所定速度の値は、予めROM
36に記憶されたものを用いることとしても、操作者の
操作により変更できるようにすることとしてもよい。上
述した図5のステップS35において実行される低速走
行時、例えば車両の停止時における表示処理のサブルー
チンを図6に示す。まず、車両の現在位置情報と予め設
定されている縮尺とに応じて所定の領域の地図情報を地
図情報供給装置21から読み出し(ステップS41)、
RAM37に記憶する。この縮尺は、上述した図2に示
す入力装置22の「縮小」キー又は「拡大」キーを操作
者が操作して縮尺レベルを選択することにより定められ
るものである。CD−ROMやDVD等の記憶媒体に
は、複数の縮尺レベルの各々に対応した地図情報が記録
されている。例えば、14段階の縮尺レベルで日本全国
の地図情報を読み出すことができるCD−ROMの場合
には、縮尺レベルが1から14までの各縮尺レベルの各
々に対応した日本全土の地図情報の各々がCD−ROM
に記憶されているのである。上述したステップS41の
操作によって縮尺レベルが選択されたときには、その選
択された縮尺レベルに対応する地図情報をCD−ROM
から読み出し、読み出した地図情報を表示装置51に表
示するのである。
【0022】ステップS41の処理の後、道路情報を地
図情報供給装置21から読み出す(ステップS42)。
この道路情報は、CD−ROMやDVD等の記憶媒体に
は、ベクトルデータとして記憶されており、読み出され
た道路情報は表示装置51に表示する表示用のデータと
して変換されるべく、ステップS41において選択され
た縮尺レベルに応じて演算処理される(ステップS4
3)。
【0023】次に、上述した図4のステップS23にお
いて設定された設定経路情報をRAM37から読み出し
(ステップS44)、読み出した地図情報と変換された
道路情報と設定経路情報とを表示装置51に表示し(ス
テップS45)、本サブルーチンを終了する。上述した
図5に示したサブルーチンのステップS33において車
両速度が所定速度より大きいと判別された場合には、図
7に示す如き高速走行時表示処理が実行される。
【0024】最初に、上述した図4のステップS23に
おいて設定された設定経路情報をRAM37から読み出
し(ステップS51)、表示装置51に表示する(ステ
ップS52)。次に、道路情報を表示する設定がされて
いるか否かを判断する(ステップS53)。道路情報を
表示するか否かの設定は、予め操作者により設定される
ものであり、例えば、図2に示した入力装置22の「メ
ニュー」キーを操作者が操作することにより設定画面を
表示装置51に表示し、道路情報を表示するか否かを選
択するのである。ステップS53において道路情報を表
示すると判別した場合には、道路情報を地図情報供給装
置21から読み出す(ステップS54)。この道路情報
は、上述した如くベクトルデータとしてCD−ROMや
DVD等の記憶媒体に記憶されており、読み出された道
路情報は予め設定されている縮尺レベルに応じて表示用
のデータに変換される(ステップS55)。その後、変
換された道路情報を設定経路に沿って所定の領域幅ΔW
RUN、例えば3km分だけ表示装置51に表示する(ス
テップS56)。一方、ステップS53において、道路
情報を表示しないと判別した場合には、道路情報を表示
することなく後述するステップS57に処理を移す。
【0025】次いで、地図情報を表示する設定がされて
いるか否かを判断する(ステップS57)。地図情報を
表示するか否かの設定は、上述した道路情報の表示の設
定と同様に、予め操作者の操作により選択されるもので
ある。地図情報を表示すると判別した場合には、車両の
現在位置情報と予め設定されている縮尺レベルとに応じ
て所定の領域に対応する地図情報を地図情報供給装置2
1から読み出し(ステップS58)、RAM37に記憶
する。次いで、読み出した地図情報のうちの設定経路に
沿って延在する短冊状領域に含まれる地図情報を領域幅
ΔWRUN、例えば3km分だけ表示装置51に表示し
(ステップS59)、車両の現在位置を表示し(ステッ
プS60)、本サブルーチンを終了する。
【0026】尚、上述したステップS56及びS58に
おいて用いた領域幅ΔWRUNの値は、一定の値としてR
OM36に予め記憶された値を常に用いることとして
も、また、操作者の操作により設定された値を用いるこ
ととしてもよい。また、上述したステップS41やS5
8において地図情報供給装置21から地図情報を読み出
す際に、新たに地図情報を読み出す必要がないと判別し
た場合、例えば上述したステップS31で検出された現
在位置から得られる車両の移動距離が小さい値で、RA
M37において既に記憶されている地図情報を更新する
必要がないと判別した場合においては、RAM37に現
在記憶されている地図情報を用いて短冊状領域地図情報
を生成することとしてもよく、また、V−RAM41に
現在記憶されている表示用情報を操作して短冊状領域以
外の領域に対応するデータを消去することとしてもよ
い。
【0027】更にまた、上述した実施例においては、ス
テップS33にて車両速度が1つの所定速度より大きい
か否かを判別して低速走行時表示処理と高速走行時表示
処理との2つの処理に分岐して地図情報等の表示情報を
表示する場合を示したが、2つ以上の所定速度で車両速
度を判別して処理を分岐させて表示情報を表示すること
としてもよい。
【0028】更に、上述したステップS56において表
示する道路情報の領域幅ΔWRUN又はステップS59に
おいて表示する地図情報の領域幅ΔWRUNを車両の速度
に応じて変更することとしてもよい。例えば、領域幅Δ
RUNを車両の速度に比例するように変更したり、所定
の関数に従って演算することにより車両の速度から領域
幅ΔWRUNを得ることとしてもよい。
【0029】また、上述した実施例においては、ステッ
プS53において道路情報を表示するか否かを判別し、
更にステップS57において地図情報を表示するか否か
を判別して処理する場合を示したが、このような判別を
することなく車両の高速走行時においては、道路情報を
表示しないとする構成としても、道路情報と地図情報と
の両者とも表示しないとする構成としてもよい。
【0030】上述した図6のステップS45において表
示される地図情報、道路情報、設定経路情報及び車両の
現在位置の一例を図8に示す。図8に示す如く、学校を
示す「文」記号や郵便局を示す「〒」記号や地名等の地
図情報と、道路を示す道路情報と、黒い五角形の記号で
示す車両の現在位置と、を表示装置51に表示する。ま
た、実線太線で示す設定経路と、画面左上の白丸で示す
出発地と、画面右上の黒い三角形で示す2つの経由地
と、画面左下の黒丸で示す目的地とからなる設定経路情
報も表示装置51に表示する。上述した図6のステップ
S45の処理を実行することにより、車両の低速走行時
においてはこれらの各種の情報が表示装置51に表示さ
れるのである。
【0031】一方、車両の高速走行時において表示装置
51に表示される表示情報の1つの例を図9に示す。こ
の図9は、高速走行時には車両の現在位置と設定経路情
報のみを表示するとした場合、即ち、上述した図7のス
テップS53において道路情報を表示しないと判別し、
かつステップS57において地図情報を表示しないと判
別した場合において表示装置51に表示される表示情報
である。上述した場合においては、図9に示す如く、黒
い五角形の記号で示す車両の現在位置と、設定経路や目
的地等の設定経路情報と、のみが表示装置51に表示さ
れる。
【0032】更に、車両の高速走行時において表示装置
51に表示される表示情報の第2の例を図10に示す。
この図10は、高速走行時には車両の現在位置と設定経
路情報と道路情報とを表示するとした場合、即ち、上述
した図7のステップS53において道路情報を表示する
と判別し、かつステップS57において地図情報を表示
しないと判別した場合において表示装置51に表示され
る表示情報である。図10に示す如く、黒い五角形の記
号で示す車両の現在位置と、設定経路や目的地等の設定
経路情報とが表示され、更に、設定経路に沿った領域幅
ΔWRUNだけの道路情報が表示装置51に表示される。
図10に示すように、領域幅ΔWRUNだけ道路情報を表
示するとしたことにより、交差点の位置情報を表示する
ことができるのである。
【0033】更にまた、車両の高速走行時において表示
装置51に表示される表示情報の第3の例を図11に示
す。この図10は、高速走行時に車両の現在位置と設定
経路情報と道路情報と地図情報とを表示するとした場
合、即ち、上述した図7のステップS53において道路
情報を表示すると判別し、かつステップS57において
地図情報を表示すると判別した場合において表示装置5
1に表示される表示情報である。図10に示す如く、設
定経路に沿って領域幅ΔWRUNだけ地名や施設等の地図
情報をも表示することにより、図9や図10に示した表
示情報よりも詳細な情報を表示することができるのであ
る。
【0034】上述した図8、図9、図10及び図11に
示したように、車両の低速走行時においては、全ての情
報を表示し、車両の高速走行時においては、操作者が必
要とする情報のみを表示することとしたことにより、操
作者は車両の走行状態に応じた適切な情報を得ることが
できるのである。尚、上述した例においては、車両の高
速走行時には設定経路に沿った領域幅ΔWRUNの道路情
報を表示する場合を示したが、道路情報に基づいて車両
の高速走行時には主要道路、例えば国道や高速道路のみ
を表示することとしてもよい。
【0035】また、各種のセンサから得られた車両の現
在位置情報と道路情報との整合性を図り車両の現在位置
を補正する手法、いわゆるマップマッチングを行う場合
においては、表示装置に表示されている経路の道路情報
についてのみマップマッチングを行うとすることによ
り、迅速かつ容易に車両の現在位置を補正することがで
きるのである。
【0036】上述した第1の実施例においては、図2に
示した如く、CD−ROMやDVD等の記憶媒体から地
図情報を読み出して表示する場合を示したが、所定の領
域の地図情報を補助記憶装置、例えば図1に示す如き補
助記憶装置38であるICカード等の補助メモリに予め
記憶させておき、その補助メモリから地図情報を読み出
す構成としてもよい。尚、装置に内蔵されている内部メ
モリ、例えば図1に示すRAM37の容量が大きく、記
憶すべき地図情報の必要容量が内部メモリの容量よりも
小さくなるような場合には、内部メモリに地図情報を記
憶することとしてもよい。また、このような場合におけ
る補助メモリや内部メモリは不揮発性RAM等の電源の
供給が断たれた場合においても記憶内容が消えないメモ
リからなるものが好ましい。以下においては、地図情報
を補助メモリや内部メモリに予め記憶させて地図情報を
表示する場合を示す。
【0037】メモリに記憶する地図情報を短冊状領域に
対応する地図情報としたときにおける短冊状領域を設定
するサブルーチンを図12に示す。尚、本サブルーチン
は、例えば、図4に示したサブルーチンのステップS2
3の処理の後に呼び出されて実行されるものである。最
初に、補助記憶装置38のメモリの空き容量を検出する
(ステップS81)。メモリの空き容量を検出するとし
たことにより、補助記憶装置38が、着脱可能なメモ
リ、例えばICカードのようなメモリを装着するような
装置である場合には、記憶容量の異なるメモリが装着さ
れたときであっても、記憶容量に応じて地図情報を生成
することができ、装着されているメモリを有効に活用す
ることができるのである。
【0038】次に、短冊状領域の抽出幅を操作者が設定
するか否かを操作者に選択せしめるべく、選択を促す旨
を表示装置51に表示する(ステップS82)。操作者
自身で設定をする選択がされた場合には、初期値を使用
するか否かの旨を表示装置51に表示し操作者にキー入
力を促す(ステップS83)。この初期値は、所定の
値、例えば4kmであり、ROM36に予め記憶されて
いる値である。
【0039】初期値を使用しない選択がされた場合に
は、後述する図13に示す短冊状領域設定のサブルーチ
ンを呼び出して実行し、短冊状領域の抽出幅を設定し
(ステップS84)、本サブルーチンを終了する。ま
た、上述したステップS83において、初期値を使用す
る選択がされた場合には、ROM36に予め記憶されて
いる初期値を読み出し、抽出幅を初期値に設定し(ステ
ップS85)、本サブルーチンを終了する。
【0040】更に、上述したステップS82において、
短冊状領域の抽出幅を操作者が設定しない選択がされた
場合には、後述する如き図14の自動設定ルーチンを呼
び出して実行し(ステップS86)、本サブルーチンを
終了する。図13は、短冊状領域の抽出幅を設定するサ
ブルーチンを示す。上述した如く、本サブルーチンは、
図12のステップS84において呼び出されて実行され
るものである。
【0041】最初に、操作者が入力装置22のテンキー
から経路ri(i=1、…中略…、n−1)を示す1か
らn−1までの数値を入力することにより、抽出幅を設
定する経路が選択される(ステップS91)。尚、この
経路の選択は、同時に複数の経路を選択できることとし
てもよい。次いで、選択された経路の抽出幅を設定すべ
く、操作者は入力装置22に設けられたテンキーからキ
ロメートルを単位とした数値で抽出幅を入力する(ステ
ップS92)。また、この抽出幅の設定は、表示装置5
1に地図を重畳して表示し、選択キーやマウスを操作す
ることにより抽出幅を増減させて設定することとしても
よい。尚、抽出幅をゼロに設定することもでき、この場
合には短冊状領域に対応する地図情報は抽出されず道路
情報のみが抽出されることとなる。分岐路のない道路や
高速道路を経路riに選択したときには、短冊状地図情
報を必要とする場合が少ないが故に、抽出幅をゼロに設
定することにより生成される地図情報の必要記憶容量を
小さくすることができるのである。以下においては、経
路r1の抽出幅をΔw1、経路rn-1の抽出幅をΔwn -1
如く、経路ri(i=1、…中略…、n−1)の各々に
おける抽出幅をΔwi(i=1、…中略…、n−1)と
称する。
【0042】次に、上述した設定内容から図15に示す
如き短冊状地図情報テーブルをRAM37に生成する
(ステップS93)。図15は、設定された経路r
i(i=1、…中略…、n−1)を第1列目に示し、そ
の経路riの各々における区間距離Li(i=1、…中略
…、n−1)を第2列目に示し、経路riの各々におけ
る抽出幅Δwi(i=1、…中略…、n−1)を第3列
目に示し、経路riの各々における区間距離Liと抽出幅
Δwiとを乗じて算出した必要記憶容量Li×Δwi(i
=1、…中略…、n−1)を第4列目に示す。尚、上述
した区間距離は、地図情報に含まれる道路情報から得ら
れるものである。また、地図情報の大きさは、その領域
の面積に応じて定まるものであり、領域の面積を算出す
ることにより地図情報の必要記憶容量を得ることがで
き、短冊状地図情報の必要記憶容量は、図15の第4列
目に示した必要記憶容量の総和を算出することにより得
られるのである。
【0043】次に、上述したステップS93において生
成された短冊状地図情報テーブルから、現在の設定内容
における必要記憶容量の総和を算出し(ステップS9
4)、その結果を表示装置51に表示する(ステップS
95)。この表示は、例えば、表示装置51の画面の下
に、補助記憶装置38に装着されているメモリの全記憶
容量や、現時点における必要記憶容量や、現時点におけ
る空き容量や、全記憶容量と現時点における空き容量と
の比率を、表示するものである。このような情報を表示
装置51に表示することとしたことにより、設定の途中
においても地図情報の大きさが適切なものであるか否か
を操作者は判断することができるのである。
【0044】次に、設定を続けて行うか否かの旨を表示
装置51に表示し操作者にキー入力を促す(ステップS
96)。設定を続けて行う場合には、ステップS91に
戻り上述した如き設定を繰り返す。設定を終了する場合
には、本サブルーチンを終了する。上述したように、抽
出幅等の設定内容を設定している途中における必要記憶
容量や空き容量を表示することとし、さらに設定の途中
において設定内容を変更することができることとしたこ
とにより、短冊状領域に対応する地図情報の大きさが適
切でないと操作者が判別したような場合、例えば、短冊
状領域の地図情報の大きさが操作者の予想以上に大きい
場合には、直ちに設定内容を修正することができるので
ある。
【0045】図14は、短冊状領域の抽出幅を、空き容
量、全経路長及び全地点数から算出するサブルーチンを
示す。尚、このサブルーチンは、上述した如く、図12
に示したサブルーチンのステップS86において呼び出
されて実行されるものである。最初に、経路の全長L
TOTALを道路情報から算出する(ステップS101)。
尚、この経路の全長LTOTALは、図15の第2列目に示
した区間距離Li(i=1、…中略…、n−1)の総和
に等しいものである。
【0046】次に、図12のステップS81において検
出した補助記憶装置38の空き容量を経路の全長L
TOTALで除算した量を短冊状領域の抽出幅とする(ステ
ップS102)。次いで、図13に示したステップS9
4と同様に、図15に示す如き短冊状地図情報テーブル
を生成し(ステップS103)、本サブルーチンを終了
する。
【0047】尚、上述したサブルーチンにおいては、短
冊状領域地図情報は、短冊状領域の抽出幅を全ての経路
に亘って同一の抽出幅として生成される。即ち、図15
に示した短冊状地図情報テーブルを、Δw1=…中略…
=Δwi=…中略…=Δwn-1として生成し、短冊状領域
地図情報を生成する場合を示したが、短冊状領域の抽出
幅を同一の抽出幅とせずに変化するようにして短冊状領
域地図情報を生成することとしてもよい。
【0048】図16は、上述した短冊状領域設定ルーチ
ンにより生成された短冊状領域地図情報の1つの例を示
す図である。尚、図8〜図11に示した各種の地図情報
と対応する地図情報には同一の記号を付した。また、図
16に示した短冊状領域地図情報は、短冊状領域の抽出
幅を一定の幅ΔWとして生成したものである。このよう
に、メモリに記憶させる地図情報を短冊状領域地図情報
として生成することとしたことにより、必要記憶容量を
小さくすることができるのである。
【0049】上述した如く、抽出した短冊状領域地図情
報を予め補助記憶装置等のメモリに記憶させる構成とし
た場合には、車両の低速走行時においては、図16に示
した如き幅ΔWの短冊状領域地図情報を補助記憶装置3
8から読み出し、読み出した短冊状領域地図情報と設定
経路情報と道路情報と車両の現在位置情報とを表示装置
51に表示し、車両の高速走行時には、図9、図10又
は図11に示した如き経路情報等の表示情報を表示する
こととすることにより、CD−ROM等の記憶媒体から
地図情報を読み出すことなく地図情報を表示することが
できるのである。
【0050】尚、上述した例においては、設定経路に沿
って延在する延在領域の形状を短冊状の形状として地図
情報を抽出する場合を示したが、延在領域の形状を他の
形状として地図情報を抽出して補助記憶装置に記憶させ
ることとしてもよい。また、上述した図2〜図11に示
した第1の実施例においては、CD−ROM等の記憶媒
体やRAM37から地図情報を読み出し、読み出す毎に
高速走行時において表示する地図情報として、領域幅Δ
RUNの短冊状領域地図情報を生成する場合を示した。
この第1の実施例においても、図12〜14に示した如
きサブルーチンを実行することにより領域幅ΔWRUN
短冊状領域地図情報を予め生成して補助記憶装置38に
記憶させておくこととしてもよい。この場合には、車両
の高速走行時において地図情報を表示する際、即ち図7
のステップS59において地図情報を表示する際におい
ては、補助記憶装置38に記憶されている領域幅ΔW
RUNの短冊状領域地図情報を読み出して、読み出した地
図情報を表示装置51に表示することとすればよいので
ある。
【0051】更に、設定経路から外れた位置に車両が移
動したときにおいて、表示装置51に表示される地図情
報等の表示情報の例を図17及び図18に示す。尚、図
17は設定経路の全体を示すものであり、表示装置51
には図17に示した四角の枠線で囲まれた領域の情報が
表示されるものとする。また、図18は、図17に示し
た四角の枠線の領域の情報を拡大したものである。
【0052】図17及び図18において、黒い五角形は
車両の現在位置を示す記号であり、黒丸は車両の軌跡を
示す記号である。また、破線及び一点鎖線は、各々後述
する如き復帰線と目標方向線とを示す線である。復帰線
は、車両の現在位置から設定経路に至るまでの直線距離
が最も短くなる設定経路上の位置(以下、最短距離位置
と称する)を示す線である。図18においては、この最
短距離位置は、PMINとして示した位置である。また、
目標方向線は、車両の現在位置から目標地に至るまでの
直線である。
【0053】上述した復帰線を表示するサブルーチンを
図19に示す。最初に、上述した如き最短距離位置P
MINを車両の現在位置データと設定経路情報とから算出
する(ステップS111)。以下においては、車両の現
在位置から最短距離位置PMINまでの直線距離を復帰距
離と称する。次いで、車両の現在位置から見たときの最
短距離位置PMINの方向を算出する(ステップS11
2)。次に、復帰距離が所定距離より大きいか否かを判
断する(ステップS113)。この所定距離は、予め設
定された一定の値、例えば50mとしても、表示装置5
1に地図情報を表示する際における縮尺レベルに応じて
変化させることとしてもよい。
【0054】ステップS113において、復帰距離が所
定距離以下であると判別したときには、直ちにサブルー
チンを終了する。また、復帰距離が所定距離より大きい
と判別したときには、表示装置51に復帰線を表示する
(ステップS114)。上述した如く、図18に示した
例においては、車両の現在位置から最短距離位置PMI N
に至るまでの破線で示した線が復帰線である。尚、この
例においては、復帰線の方向は、設定経路に対して略垂
直な方向となる。次に、復帰距離を表示装置51の所定
の位置、例えば復帰線の側部近傍に表示した後(ステッ
プS115)、車両の現在地から見た目標地の方向を算
出して目標地を示す矢印を表示装置51の端部の近傍に
表示し(ステップS116)、本サブルーチンを終了す
る。図18に示した例においては、復帰線の側部近傍に
表示した「114m」なる表示が復帰距離である。ま
た、目標地を示す矢印は、図18に示した例において
は、図18の下辺中央部に示した白抜きの矢印である。
この目標地を示す白抜きの矢印は、目標地のおよその方
向を示すものであり、表示装置51の辺部や4角に表示
される。例えば、白抜きの矢印を8方位で表示する構成
とした場合には、白抜きの矢印が表示される位置は、表
示装置51の上辺中央部、下辺中央部、右辺中央部若し
くは左辺中央部又は右上角、右下角、左上角若しくは左
下角の8箇所であり、目標地の方向に応じていずれか1
つの位置の白抜きの矢印が選択されて表示される。この
ような構成とした場合に、上述したステップS116に
おいては、車両の現在地から見た目標地の方向を算出し
た後、得られた目標地の方向に最も近い方向を示す白抜
きの矢印を選択して表示する。例えば、図18に示した
例においては、目標方向線が示す目標地の方向は略南南
西の方向であるので、この方向に最も近い下辺中央部に
位置する白抜きの矢印を選択しこの白抜きの矢印を表示
装置51に表示するのである。
【0055】また、復帰線及び目標方向線を表示するサ
ブルーチンを図20に示す。最初に、図19に示したサ
ブルーチンと同様に最短距離位置PMINを算出し(ステ
ップS121)、最短距離位置PMINの方向を算出する
(ステップS122)。次に、現在の車両位置から目標
地までの距離と方向とを算出し(ステップS123)、
次に、復帰距離が所定距離より大きいか否かを判断する
(ステップS124)。尚、この所定距離は、上述した
如く、一定の値としても縮尺に応じて変化する値として
もよい。
【0056】ステップS124において、復帰距離が所
定距離以下であると判別したときには、直ちにサブルー
チンを終了する。また、復帰距離が所定距離より大きい
と判別したときには、表示装置51に復帰線を表示し
(ステップS125)、復帰距離を表示装置51の所定
の位置に表示する(ステップS126)。次に、ステッ
プS123において算出した目標地までの方向から表示
装置51に目標方向線を表示し(ステップS127)、
本サブルーチンを終了する。尚、上述した図18に示し
た例においては、車両の現在位置から目標地までに至る
一点鎖線で示した線が目標方向線である。
【0057】推奨進行方向を決定するサブルーチンを図
21に示す。最初に上述した図19又は図20のサブル
ーチンを実行して得られた復帰線方向と目標地方向とか
ら復帰線と目標方向線とのなす角度を算出し、この角度
が90度未満であるか否かを判断する(ステップS13
1)。復帰線と目標方向線とのなす角度が90度未満で
あると判別した場合には、車両の進行方向と目標地方向
とから車両の進行方向に対して平行に延出する進行方向
線と目標方向線とのなす角度を算出し、この角度が45
度以上であるか否かを判断する(ステップS132)。
進行方向線と目標方向線とのなす角度が45度以上であ
ると判別したときには、復帰線方向に沿うような方向に
車両を進行させたほうがよい旨を表示装置51に表示し
(ステップS133)、本サブルーチンを終了する。ス
テップS132において、進行方向線と目標方向線との
なす角度が45度未満であると判別したときには、直ち
に本サブルーチンを終了する。
【0058】また、ステップS131において復帰線と
目標方向線とのなす角度が90度以上であると判別した
場合には、進行方向線と目標方向線とのなす角度が45
度未満であるか否かを判断する(ステップS134)。
進行方向線と目標方向線とのなす角度が45度未満であ
ると判別した場合には、目標地方向に沿うような方向に
車両を進行させたほうがよい旨を表示装置51に表示し
(ステップS135)、本サブルーチンを終了する。ま
た、ステップS134において進行方向線と目標方向線
とのなす角度が45度以上であると判別した場合には、
直ちに本サブルーチンを終了する。
【0059】上述した図21に示したサブルーチンにお
いては、復帰線方向と目標地方向と車両の進行方向とか
ら推奨進行方向を定める場合を示したが、車両の現在位
置から目標地に至るまでの距離と復帰距離とを判断に加
えることとしてもよい。復帰線に沿うように車両を進行
させた方がよい場合と、目標地方向に沿うように車両を
進行させた方がよい場合の例を図22に示す。尚、設定
経路を太実線で示し、目標地を大きい黒丸で示し、車両
の現在位置を黒い五角形で示し、車両が移動した軌跡を
小さい黒丸で示した。また、復帰線を破線で示し、目標
方向線を一点鎖線で示し、車両の進行方向を破線の矢印
で示した。
【0060】図22(a)に示すように、車両が目標地
に対して遠ざかるような方向に進行している場合には、
復帰線と目標方向線とがなす角度θは、90度より小さ
い値となる。また、車両の進行方向線と目標方向線とが
なす角度Θは、45度よりも大きい値となる。このよう
な場合には、復帰線に沿うような方向に車両を進行させ
ると、設定経路に戻りやすくなるのである。
【0061】また、図22(b)に示すように、車両が
目標地に対して近づくような方向に進行している場合に
は、復帰線と目標方向線とがなす角度θは、90度より
大きい値となる。また、車両の進行方向線と目標方向線
とがなす角度Θは、45度よりも小さい値となる。この
ような場合には、目標方向線に沿うような方向に車両を
進行させると、遠回りをすることなく目標地に到達する
ことができるのである。
【0062】上述した図12〜図14に示したサブルー
チンを実行することにより短冊状領域地図情報を生成
し、生成した短冊状領域地図情報を補助メモリや内部メ
モリに予め記憶させて地図情報を表示する場合における
本発明の第2〜第6の実施例を図23及び図24に示
す。上述した本発明の第2の実施例である車両用ナビゲ
ーション装置を図23(a)に示す。この第2の実施例
においては、車両用ナビゲーション装置は、図23
(a)に示す如きナビゲーション装置80であり、ナビ
ゲーション装置80は、図1に示した制御装置30、入
力装置22及び表示装置51からなる。また、車両の現
在位置情報を表示する際には、ナビゲーション装置80
には図1に示した如き各種のセンサ11〜15が接続さ
れる(図示せず)。更に、ナビゲーション装置80は、
図1に示した如き地図情報供給装置21であるCD−R
OMドライブやDVDドライブ等の外部記憶装置90と
の接続をなすべく、所定のインタフェース回路、例えば
IDE規格やSCSI規格等のインタフェース回路と外
部記憶装置接続用のコネクタとを有する(図示せず)。
【0063】短冊状領域に対応する地図情報を生成して
補助記憶装置38に記憶させる処理は、外部記憶装置9
0がナビゲーション装置80に接続され、地図情報が記
憶された記録媒体、例えばCD−ROMが外部記憶装置
90に搭載された状態で行われる。ナビゲーション装置
80に設けられた入力装置22を操作者が操作すること
により上述した処理が開始され、図12〜図14に示し
た如きサブルーチンが実行されるのである。サブルーチ
ンが実行されることにより、CD−ROM等の記憶媒体
から所定の領域に対応する地図情報が読み出されてナビ
ゲーション装置80において短冊状領域地図情報が生成
され、生成された短冊状領域地図情報はナビゲーション
装置80内に設けられた補助記憶装置38に記憶される
のである。
【0064】ナビゲーション装置80を車両に搭載して
車両を移動させる際においては、例えばオートバイによ
るツーリングをする際においては、ナビゲーション装置
80と外部記憶装置90との接続を解除し、短冊状領域
地図情報を記憶したナビゲーション装置80にGPS等
のセンサ11〜15を接続することにより、車両の移動
時において短冊状領域地図情報や車両の現在位置等の情
報をナビゲーション装置80に表示することができるの
である。
【0065】本発明の第3の実施例である車両用ナビゲ
ーション装置を図23(b)に示す。この第3の実施例
においては、図1に示した如き地図情報供給装置21
は、地図情報が収められたサーバ100、例えばインタ
ーネット上の地図情報を提供するサーバである。また、
ナビゲーション装置80は、第2の実施例と同様に、図
1に示した制御装置30、入力装置22及び表示装置5
1からなる。更に、ナビゲーション装置80は、サーバ
100との接続をなすべく、通信回線、例えばローカル
エリアネットワーク(以下、LANと称する)や電話回
線を介してサーバと通信する為の通信用インターフェー
ス回路(図示せず)を有する。また、車両の現在位置情
報を表示する際においては、ナビゲーション装置80に
は図1に示した如き各種のセンサ11〜15が接続され
る(図示せず)。
【0066】尚、この第3の実施例においては、上述し
た図12〜図14に示した如きサブルーチンは、他の処
理装置、例えばパーソナルコンピュータ(図示せず)に
おいて予め実行されており、この処理により生成された
短冊状領域地図情報がサーバ100に予め記憶されてい
るのである。生成された短冊状領域地図情報をナビゲー
ション装置80の補助記憶装置38に記憶させる処理
は、サーバ100がナビゲーション装置80に通信回線
により接続された状態で行われる。ナビゲーション装置
80に設けられた入力装置22を操作者が操作すること
により所定の命令がサーバ100に発せられ、この命令
に応じてサーバ100は遠隔操作されて、サーバ100
は予め生成された短冊状領域地図情報をナビゲーション
装置80に供給する。ナビゲーション装置80は、供給
された短冊状領域地図情報を補助記憶装置38に記憶す
るのである。
【0067】ナビゲーション装置80を車両に搭載して
車両を移動させる際においては、第2の実施例と同様
に、ナビゲーション装置80とサーバ100との接続を
解除し、短冊状領域地図情報を記憶したナビゲーション
装置80にGPS等のセンサ11〜15を接続すること
により、車両の移動時において短冊状領域地図情報や車
両の現在位置等の情報をナビゲーション装置80に表示
することができるのである。
【0068】本発明の第4の実施例である車両用ナビゲ
ーション装置を図24(a)に示す。この第4の実施例
においては、図1に示した如き地図情報供給装置21
は、CD−ROMドライブやDVDドライブ等が内蔵又
は接続された処理装置110、例えばコンピュータであ
る。また、ナビゲーション装置80は、第2又は第3の
実施例と同様に、図1に示した制御装置30、入力装置
22及び表示装置51からなる。更に、ナビゲーション
装置80は、処理装置110との接続をなすべく、通信
回線、例えばLANや電話回線を介してサーバと通信す
る為の通信用インターフェース回路(図示せず)を有す
る。また、車両の現在位置情報を表示する際には、ナビ
ゲーション装置80には図1に示した如き各種のセンサ
11〜15が接続される(図示せず)。
【0069】この第4の実施例においては、短冊状領域
地図情報を生成する処理は、地図情報が記憶された記録
媒体、例えばCD−ROMが処理装置110のCD−R
OMドライブ等の駆動装置に搭載された状態で行われ
る。処理装置110に接続されているディスプレイ上に
地図情報を表示させた後、処理装置110のキーボード
やマウスを操作して、上述した図12〜図14に示した
如きサブルーチンが処理装置110において実行される
ことにより行われる。この処理により生成された短冊状
領域地図情報は、処理装置110のメモリやハードディ
スク等の記憶装置に記憶される。生成された短冊状領域
地図情報をナビゲーション装置80の補助記憶装置38
に記憶させる処理は、処理装置110がナビゲーション
装置80に通信回線により接続された状態で行われる。
ナビゲーション装置80に設けられた入力装置22を操
作者が操作することにより所定の命令が処理装置110
に発せられ、この命令に応じて処理装置110は遠隔操
作されて、処理装置110は生成された短冊状領域地図
情報をナビゲーション装置80に供給する。ナビゲーシ
ョン装置80は、供給された短冊状領域地図情報を補助
記憶装置38に記憶するのである。また、ナビゲーショ
ン装置80の補助記憶装置38に短冊状領域地図情報を
記憶させる処理は、操作者が処理装置110のキーボー
ドやマウスを操作することによりナビゲーション装置8
0に短冊状領域地図情報を供給することとしてもよい。
【0070】ナビゲーション装置80を車両に搭載して
車両を移動させる際においては、第2又は第3の実施例
と同様に、ナビゲーション装置80と処理装置110と
の接続を解除し、短冊状領域地図情報を記憶したナビゲ
ーション装置80にGPS等のセンサ11〜15を接続
することにより、車両の移動時において短冊状領域地図
情報や車両の現在位置等の情報をナビゲーション装置8
0に表示することができるのである。
【0071】本発明の第5の実施例である車両用ナビゲ
ーション装置を図24(b)に示す。この第5の実施例
においては、地図情報供給装置21は、処理装置12
0、例えばコンピュータとサーバ130、例えばインタ
ーネットのサーバとである。短冊状領域地図情報を生成
する為の地図情報はサーバ130に収められている。処
理装置120は、通信回線、例えばLANや電話回線を
介してサーバ130に接続されている。操作者が処理装
置120のキーボードやマウスを操作することにより、
上述した図12〜図14に示した如きサブルーチンが処
理装置120において実行される。処理装置120は、
サーバ130から所定の領域の地図情報を読み出し、処
理装置120に接続されているディスプレイ上に読み出
した地図情報を表示する。処理装置120において所望
の短冊状領域地図情報が生成された後、生成された短冊
状領域地図情報は、処理装置120のメモリやハードデ
ィスク等の記憶装置に記憶される。ナビゲーション装置
80の補助記憶装置38に生成された短冊状領域地図情
報を記憶させる処理は、処理装置120がナビゲーショ
ン装置80に通信回線により接続された状態で行われ
る。ナビゲーション装置80に設けられた入力装置22
を操作者が操作することにより所定の命令が処理装置1
20に発せられ、この命令に応じて処理装置120は遠
隔操作されて、処理装置120は生成された短冊状領域
地図情報をナビゲーション装置80に供給する。ナビゲ
ーション装置80は、供給された短冊状領域地図情報を
補助記憶装置38に記憶するのである。また、ナビゲー
ション装置80の補助記憶装置38に短冊状領域地図情
報を記憶させる処理は、操作者が処理装置120のキー
ボードやマウスを操作することによりナビゲーション装
置80に短冊状領域地図情報を供給することとしてもよ
い。
【0072】この第5の実施例においても、ナビゲーシ
ョン装置80を車両に搭載して車両を移動させる際に
は、第2、第3又は第4の実施例と同様に、ナビゲーシ
ョン装置80と処理装置120との接続を解除し、短冊
状領域地図情報を記憶したナビゲーション装置80にG
PS等のセンサ11〜15を接続することにより、車両
の移動時において短冊状領域地図情報や車両の現在位置
等の情報をナビゲーション装置80に表示することがで
きるのである。
【0073】本発明の第6の実施例である車両用ナビゲ
ーション装置を図24(c)に示す。尚、この図24
(c)は、図24(b)に示した構成要素と対応する構
成要素には同一の符号及び名称を付した。この第6の実
施例においては、第5の実施例と同様に、図1に示した
如き地図情報供給装置21は、CD−ROMドライブや
DVDドライブ等が内蔵又は接続された処理装置12
0、例えばコンピュータとサーバ130、例えばインタ
ーネットのサーバとである。第6の実施例においては、
第5の実施例と同様に処理装置120において短冊状地
図情報を生成し、処理装置120は生成した短冊状地図
情報をサーバ130に供給して、サーバ130は短冊状
地図情報を記憶する。ナビゲーション装置80の補助記
憶装置38に生成された短冊状領域地図情報を記憶させ
る処理は、サーバ130がナビゲーション装置80に通
信回線により接続された状態で行われる。ナビゲーショ
ン装置80に設けられた入力装置22を操作者が操作す
ることにより短冊状領域地図情報がナビゲーション装置
80に供給される。ナビゲーション装置80は、供給さ
れた短冊状領域地図情報を補助記憶装置38に記憶する
のである。
【0074】第6の実施例の如き構成とした場合には、
ナビゲーション装置80を電話回線等の通信回線を介し
てサーバ130に接続することにより、操作者はサーバ
130上の短冊状領域地図情報を移動先又は移動中にお
いても得ることができるのである。尚、上述した第2〜
第6の実施例において、短冊状領域地図情報をサーバか
ら読み出す構成とした場合には、短冊状領域地図情報の
全てを車載ナビゲーション装置に記憶させる必要はな
く、移動の際の時点において必要とする領域のみの短冊
状領域地図情報をサーバから得て表示することとしても
よい。このような構成とした場合には、車載ナビゲーシ
ョン装置のRAM等の記憶装置の記憶容量を更に小さく
することができるのである。
【0075】また、上述した第1〜第6の実施例におい
ては、移動体用地図情報表示装置として、車載ナビゲー
ション装置の場合を示したが、車載用のものに限られる
ものではなく移動体の現在位置を検出することができる
ならば徒歩で移動するような場合において用いられる装
置であってもよい。上述した第2〜第6の実施例におい
ても、GSP等の各種のセンサから検出された車両の現
在位置が、設定された経路から外れた位置にあると判別
された場合には、設定された経路に戻る経路や目的地の
方向に応じて新たに検索した経路を表示することとして
もよい。
【0076】尚、本明細書中において「短冊状領域」な
る用語は、経路に沿った長手領域を意味するものであっ
て、例えば領域の両端は、矩形状でなくとも半円形や半
楕円形など種々の形状であり得る。
【0077】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明による車両用
ナビゲーション装置によれば、車両の走行状態に応じた
適切な情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用ナビゲーション装置を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す概略図である。
【図3】車両用ナビゲーション装置の動作モードを設定
するサブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】車両の移動経路を設定するサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図5】車両の速度に応じて表示を変更する表示処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】車両の低速走行時における表示処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図7】車両の高速走行時における表示処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図8】車両の低速走行時において表示される地図情報
の例を示す図である。
【図9】車両の高速走行時において表示される経路情報
の例を示す図である。
【図10】車両の高速走行時において表示される経路情
報と道路情報との例を示す図である。
【図11】車両の高速走行時において表示される経路情
報と道路情報と地図情報との例を示す図である。
【図12】短冊状領域地図情報を生成するサブルーチン
を示すフローチャートである。
【図13】図12のステップS84において実行される
短冊状領域を設定するサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図14】図12のステップS86において実行される
短冊状領域を空き容量と全経路長とから設定するサブル
ーチンを示すフローチャートである。
【図15】図12に示したサブルーチンを実行すること
により生成される短冊状地図情報テーブルを示す表であ
る。
【図16】図12に示したサブルーチンを実行すること
により生成され、車両の高速走行時において表示される
経路情報と道路情報と短冊状領域地図情報との例を示す
図である。
【図17】設定経路から外れた位置に車両が移動したと
きの例を示す概略図である。
【図18】図17に示した四角の枠線で囲まれた領域を
拡大して示した概略図である。
【図19】復帰線を表示するサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図20】復帰線及び目標方向線を表示するサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図21】推奨進行方向を決定するサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図22】復帰線に沿うように車両を進行させた方がよ
い場合と、目標地方向線に沿うように車両を進行させた
方がよい場合との例を示す概略図である。
【図23】本発明の第2及び第3の実施例を示す概略図
である。
【図24】本発明の第4、第5及び第6の実施例を示す
概略図である。
【符号の説明】
11 走行距離センサ(現在位置情報生成手段) 12 GPS(現在位置情報生成手段) 13 地磁気センサ(現在位置情報生成手段) 14 角速度センサ(現在位置情報生成手段) 15 車速センサ(車両速度検出手段) 21 地図情報供給装置(地図情報記憶手段) 34 CPU(表示地図情報生成手段、移動経路設定手
段、車両速度判別手段) 35 ROM(表示地図情報生成手段、移動経路設定手
段、車両速度判別手段) 37 RAM(地図情報記憶手段、表示地図情報生成手
段、移動経路設定手段、車両速度判別手段) 38 補助記憶装置(地図情報記憶手段) 41 V−RAM(表示地図情報生成手段) 51 表示装置(表示手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB22 HC05 HC24 HD03 HD04 HD07 HD16 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC09 AC16 AD07 5H180 AA01 BB13 CC12 FF04 FF05 FF22 FF32 9A001 JJ11 JJ77 JJ78

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置を検出し現在位置情報を
    生成する現在位置情報生成手段と、道路情報を含む地図
    情報を記憶する地図情報記憶手段と、前記現在位置情報
    に基づいて前記地図情報記憶手段から所定の領域の地図
    情報を読み出し、該読出地図情報から表示地図情報を生
    成する表示地図情報生成手段と、前記表示地図情報と前
    記現在位置情報とを表示する表示手段と、を有する車両
    用ナビゲーション装置であって、 前記道路情報に基づいて車両の移動経路を設定する移動
    経路設定手段と、 車両の車両速度を検出する車両速度検出手段と、を有
    し、 前記表示地図情報生成手段は、前記移動経路に沿って延
    在する延在領域の大きさを前記車両速度に応じて変更
    し、前記読出地図情報から前記延在領域に対応する地図
    情報を抽出して、これを前記表示地図情報とすることを
    特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記表示地図情報生成手段は、前記車両
    速度が所定速度以上であることを判別する車両速度判別
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の車両用ナ
    ビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記延在領域は、前記移動経路に沿って
    延在する短冊状領域であり、前記表示地図情報生成手段
    は、前記短冊状領域の領域幅を前記車両速度に応じて変
    更し、前記読出地図情報から前記短冊状領域に対応する
    地図情報を抽出して、これを前記表示地図情報とするこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ナビゲーシ
    ョン装置。
  4. 【請求項4】 前記車両速度が前記所定速度未満である
    と前記車両速度判別手段が判別したときには、前記表示
    地図情報生成手段は前記読出地図情報を前記表示地図情
    報とし、前記表示手段は前記表示地図情報と前記現在位
    置情報と前記移動経路とを表示することを特徴とする請
    求項2記載の車両用ナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記車両速度が所定速度以上であると前
    記車両速度判別手段が判別したときには、前記表示地図
    情報生成手段は前記延在領域の大きさをゼロとし、前記
    表示手段は前記現在位置情報と前記移動経路とを表示す
    ることを特徴とする請求項2記載の車両用ナビゲーショ
    ン装置。
  6. 【請求項6】 前記車両速度が所定速度以上であると前
    記車両速度判別手段が判別したときには、前記表示地図
    情報生成手段は、所定の幅を前記領域幅として抽出した
    短冊状領域地図情報を前記表示地図情報とすることを特
    徴とする請求項3記載の車両用ナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 前記地図情報記憶手段に記憶されている
    地図情報の領域は、前記移動経路に沿って延在しかつ前
    記領域幅よりも大きい幅の略短冊状の形状を呈する領域
    であることを特徴とする請求項3記載の車両用ナビゲー
    ション装置。
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