JP2001263748A - 省エネルギー型クリーンルーム - Google Patents

省エネルギー型クリーンルーム

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JP2001263748A JP2000084841A JP2000084841A JP2001263748A JP 2001263748 A JP2001263748 A JP 2001263748A JP 2000084841 A JP2000084841 A JP 2000084841A JP 2000084841 A JP2000084841 A JP 2000084841A JP 2001263748 A JP2001263748 A JP 2001263748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーンルームのエネルギー消費量を低減す
る。 【解決手段】 クリーンスペース1には、パーティショ
ン3により囲まれた局所クリーンスペース5が設けられ
ている。スペース5の側壁を構成するパーティション3
の一部は開放されている。スペース5の天井には、スペ
ース1から空気を取り込み、温度調節及び清浄化してス
ペース5へ吹き込むファン/ヒーター/フィルターユニ
ット7が複数個配置されている。ユニット7の作用によ
りスペース5はスペース1に比較して陽圧になる。スペ
ース5の内部には高いクリーン度を必要とする装置11
が配置されている。スペース1及びスペース5の床下に
エアーリターンスペース25が設けられている。スペー
ス1の空気は吸入口17、切替えダンパー19、外調機
21、フィルター23及びスペース25を介して、上昇
流にて循環される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製品や薬品
等を製造する場合に使用するクリーンルームに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のクリーンルームを示す断面
図である。ファン2a、冷却コイル2b及び再熱コイル
2cにより構成される外調機2により、外気取込み口4
から取り込んだ空気を温湿度調節して天井チャンバー6
に供給する。10、12及び14の空間の天井に空気清
浄機能をもつファンフィルターユニット8を設け、ファ
ンフィルターユニット8により天井チャンバー6の空気
を清浄化し、クリーンスペース10、マシーンエリア1
2及びメンテナンスエリア14へ天井から吹き込む。
【0003】マシーンエリア12は、例えば半導体装置
の製造装置16において製品が加工されて流れる空間で
あり、高いクリーン度を必要とする空間であるため、そ
の天井にはファンフィルターユニット8が空間の広さに
対して高密度に配置されている。クリーンスペース10
及びメンテナンスエリア14は、装置16を操作したり
整備したりするために作業者が出入りする空間であり、
製品があまり通らず、高いクリーン度を必要としないの
で、それらの天井にはマシーンエリア12に比べて低密
度にファンフィルターユニット8が配置されている。こ
のように、クリーンルーム内の空間を区分して、各空間
が必要とするクリーン度に応じてファンフィルターユニ
ット8を設置する密度を変えることにより、クリーンル
ーム全体の省エネルギー化を図っている。
【0004】各空間2,9,10の空気は天井から床へ
流れ(ダウンフロー)、床を通って床下のエアーリター
ンスペース18へ吸引され、冷水コイル20を介して天
井チャンバー6へ戻される。また、装置16の発熱によ
る熱エネルギーをもった空気は排気管22を介してクリ
ーンルーム外に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図1に示すク
リーンルームでは、以下に示すような問題があった。 (1)装置16内へのクリーンスペース10及びメンテ
ナンスエリア14からの塵埃の流入が低歩留まりの原因
となっているが、クリーンスペース10及びメンテナン
スエリア14のクリーン度を向上させると、エネルギー
消費量が増加する。 (2)クリーンスペース10やメンテナンスエリア14
による装置16の周辺環境からの熱影響により、マシー
ンエリア12の温度制御に大きなエネルギーを必要とし
ている。 (3)クリーンスペース10、マシーンエリア12及び
メンテナンスエリア14におけるダウンフローは、作業
者や照明、装置16などに起因する発熱による熱上昇流
の影響により、大きなエネルギーを使用している。 (4)装置16の発熱による熱エネルギーをもった空気
を利用することなく排気している。 (5)予め温湿度調節された空気をファンフィルターユ
ニット8によりマシーンエリア12に吹き込んでいるの
で、マシーンエリア12の高精度な温湿度管理が難し
く、マシーンエリア12の高精度な温湿度管理には多量
のエネルギー消費量が必要である。 (6)例えばドライポンプなど、装置16に付帯する発
熱源により発生する熱エネルギーの熱負荷処理にエネル
ギーが多量に必要である。 (7)常時外気のみ、又はクリーンルーム内の空気のみ
を利用すると、冷却負荷と再熱負荷にかたよりが生じ、
無駄にエネルギーを消費する。本発明は、このような問
題の少なくとも1つを解決することにより、クリーンル
ームのエネルギー消費量を低減することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、清浄空間から
排気される空気又は室外の空気を取り込んで温度及び湿
度を調節し、フィルターを介して清浄空気として上記清
浄空間に吹き込む空調手段を備えたクリーンルームであ
って、第1の態様は、上記清浄空間内で製造装置を備え
て高いクリーン度を必要とする装置空間の周囲の一部を
隔壁で覆うことにより、上記清浄空間を装置空間と他の
空間とに区分し、上記装置空間と上記他の空間との間に
空気清浄機能をもつファンフィルターユニットを設け、
上記他の空間の空気をそのファンフィルターユニットを
介して上記装置空間内に吹き込んで上記装置空間内を陽
圧にし、上記他の空間を負圧にするようにしたものであ
る。
【0007】本発明の第1の態様において、上記ファン
フィルターユニットは温度制御が可能な温度制御手段を
さらに備えることが好ましい。
【0008】本発明の第2の態様は、上記清浄空間内で
製造装置を備えて高いクリーン度を必要とする装置空間
の周囲の一部を隔壁で覆うことにより、上記清浄空間を
装置空間と他の空間とに区分し、上記装置空間と上記他
の空間との間に空気清浄機能及び温度制御機能をもつフ
ァンフィルターユニットを設け、上記装置空間内を規定
温度に調節し、上記他の空間を上記装置空間よりも低い
温度に調節するようにした省エネルギー型クリーンルー
ムである。
【0009】本発明の第3の態様は、上記清浄空間内で
製造装置を備えて高いクリーン度を必要とする装置空間
の周囲の一部を隔壁で覆うことにより、上記清浄空間を
装置空間と他の空間とに区分し、上記他の空間では床か
ら清浄空気が吹き出し、天井から上記清浄空間の空気を
吸い込む流路構成を備えた省エネルギー型クリーンルー
ムである。
【0010】本発明の第4の態様は、上記清浄空間とは
別に、発熱源となる機器を収容した発熱源空間を設けた
省エネルギー型クリーンルームである。
【0011】本発明の第4の態様において、上記発熱源
空間の空気を上記空調手段の空気取込み口側に供給する
ための発熱源空間流路と、上記発熱源空間流路から上記
空調手段の空気取込み口側への空気の供給及び遮断を切
り替える切替え手段と、をさらに備えることが好まし
い。
【0012】本発明の第4の態様において、上記清浄空
間内に配置された装置の排熱を上記発熱源空間へ導く熱
排気流路をさらに備えることが好ましい。
【0013】本発明の第5の態様は、上記清浄空間から
排気される空気又は室外の空気を上記空調手段へ切り替
えて供給するための切替え手段を備えた省エネルギー型
クリーンルームである。
【0014】
【実施例】図2は一実施例としての省エネルギー型クリ
ーンルームを示す断面図である。クリーンルームのクリ
ーンスペース(清浄空間)1は作業スペースであり、作
業者又は自動搬送機により製品が装置から装置へ搬送さ
れる空間である。クリーンスペース1には、パーティシ
ョン(隔壁)3により囲まれた局所クリーンスペース
(装置空間)5が設けられている。局所クリーンスペー
ス5の側壁を構成するパーティション3の一部は、作業
者が出入できるように開放されている。
【0015】局所クリーンスペース5の天井には、クリ
ーンスペース1から局所クリーンスペース5へ空気を取
り込むためのファン7a、ファン7aから吹き込まれる
空気の温度を上げるためのヒーター7b、及びよりクリ
ーン度を向上させるための高性能フィルター7cからな
るファン/ヒーター/フィルターユニット7が複数個配
置されている。パーティション3の外壁には各ユニット
7のヒーター7bを制御する温度制御装置9が設けられ
ている。
【0016】局所クリーンスペース5の内部には露光装
置やドライエッチング装置などの高いクリーン度を必要
とする半導体製造装置11が配置されている。装置11
には装置11の周辺温度を検知するための温度センサー
13が配置されており、温度制御装置9は温度センサー
13からの温度に基づいて適性温度をヒーター7bにフ
ィードバックする。
【0017】クリーンスペース1の天井には吸入スペー
ス15が設けられている。吸入スペース15にはクリー
ンスペース1と連通する吸入口17が設けられている。
吸入口17は、吸入口17につながる流路と後述する切
替えダンパー35につながる流路を切り替えて外調機2
1の吸入側に接続する切替えダンパー19に接続されて
いる。外調機21はファン21a、冷却コイル21b及
びヒーター21cにより構成される。外調機21の吹出
し側は、高性能フィルター23を介して、クリーンスペ
ース1及び局所クリーンスペース5の床下に設けられた
エアーリターンスペース25に接続されている。エアー
リターンスペース25は、クリーンスペース1及び局所
クリーンスペース5と空気の流通が可能である。
【0018】エアーリターンスペース25の下部に、エ
アーリターンスペース25とは遮断された発熱源スペー
ス(発熱源空間)27が設けられている。発熱源スペー
ス27には、ドライポンプなど、装置11の付帯設備
(発熱源)11aが配置されている。付帯設備11aを
クリーンスペース1、局所クリーンスペース5及びエア
ーリターンスペース25の外に配置することにより、そ
れらの空間1,5,25の空調負荷を低減することがで
き、省エネルギー化を図ることができる。付帯設備11
aはエアーリターンスペース25を貫通して装置11に
接続されている。発熱源スペース27には、装置11の
熱排気を排出する排熱管29が導かれている。
【0019】発熱源スペース27の側壁には、開閉可能
な排気バルブ30と発熱源スペース27内の空気を供給
するための発熱源スペース流路(発熱源空間流路)31
が接続されている。発熱源スペース流路31の他端は、
外気取込み口33につながる流路と発熱源スペース流路
31を切り替えて切替えダンパー19に接続する切替え
ダンパー35に接続されている。
【0020】この実施例の空気循環を説明すると、切替
えダンパー19を吸入口17と外調機21を接続する側
に切り替え、外調機21により、吸入口17から取り込
んだ空気を温湿度調節し、高性能フィルター23により
清浄化して、エアーリターンスペース25を介して、ク
リーンスペース1へ供給する。クリーンスペース1にお
ける空気の流れは上昇流になる。作業者や照明、装置に
よる発熱に伴なう上昇流に沿って空気を循環させるの
で、ファン21aのエネルギー消費量を低減することが
できる。ここで、クリーンスペース1のクリーン度はク
ラス100程度でよいが、製品を搬送する場合はSMI
F(Standard Manufacturing Interface)等の密閉型ボ
ックス37に製品を収納して搬送する。
【0021】ファン7aを作動させて、クリーンスペー
ス1の空気をヒーター7b及びフィルター7cにより温
度調節及び清浄化して局所クリーンスペース5に吹き込
む。装置11がステッパなどの露光装置の場合、通常ク
ラス1又はそれより高度なクリーン度を必要とするの
で、フィルター7cによりクリーンスペース1の空気を
清浄化している。局所クリーンスペース5は、クリーン
スペース1及びエアーリターンスペース25と連通して
いるが、ファン7aによる空気の吹込みにより、局所ク
リーンスペース5が陽圧となり、クリーンスペース1及
びエアーリターンスペース25が負圧となるので、クリ
ーンスペース1及びエアーリターンスペース25のクリ
ーン度の低い空気が局所クリーンスペース5に流れ込む
ことはない。局所クリーンスペース5とクリーンスペー
ス1の圧力差は例えば9.8kパスカル以上あればよ
い。
【0022】局所クリーンスペース5の温度は、温度セ
ンサー13からの温度に基づいて温度制御装置9により
ヒーター7bを加熱することにより制御され、装置11
の動作に適当な規定温度、例えば23℃に調節される。
このとき、外調機21から供給する空気の温度を制御し
て、クリーンスペース1の温度を規定温度よりも低く、
例えば22℃に調節しておくことにより、ヒーター7b
を制御して、局所クリーンスペース5の温度を制御性よ
く規定温度に調節することが容易になる。
【0023】装置11を作動させると、付帯設備11a
の発熱及び排熱管29からの排気により発熱源スペース
27の空気の温度が上昇する。発熱源スペース27の空
気を取り込む場合、切替えダンパー35を発熱源スペー
ス流路31側に切り替え、切替えダンパー19を切替え
ダンパー35側に接続する。発熱源スペース27の空気
を空気供給源として利用することにより、例えば冬期に
外気取込み口33から外気を取り込む場合に比べて、空
気を加温するエネルギーを低減することができる。
【0024】外気を取り込む場合は、切替えダンパー3
5により外気取込み口33と切替えダンパー19を接続
し、切替えダンパー19により切替えダンパー35と外
調機21を接続する。例えば夏期にクリーンスペース1
内の温度が下がりすぎた場合、外気を取り込むことによ
り、低エネルギーでクリーンスペース1内の温度を上昇
させることができる。また、例えば冬期にクリーンスペ
ース1内の温度が上がりすぎた場合、外気を取り込むこ
とにより、低エネルギーでクリーンスペース1内の温度
を低下させることができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の省エネルギー型クリーンルー
ムにおいては、清浄空間内で製造装置を備えて高いクリ
ーン度を必要とする装置空間の周囲の一部を隔壁で覆う
ことにより、上記清浄空間を上記装置空間と他の空間と
に区分し、上記装置空間と上記他の空間との間に空気清
浄機能をもつファンフィルターユニットを設け、上記他
の空間の空気をそのファンフィルターユニットを介して
上記装置空間内に吹き込んで上記装置空間内を陽圧に
し、上記他の空間を負圧にするようにしたので、上記装
置空間のみを高クリーン度に維持することにより省エネ
ルギー化を図ることができるとともに、クリーン度の低
い上記他の空間からの塵埃の混入を防ぐことができる。
【0026】請求項2の省エネルギー型クリーンルーム
においては、ファンフィルターユニットに温度制御が可
能な温度制御手段をさらに備えるようにしたので、省エ
ネルギー化を図ることができるとともに、上記装置空間
を高精度に温度制御することができる。
【0027】請求項3の省エネルギー型クリーンルーム
においては、清浄空間内で製造装置を備えて高いクリー
ン度を必要とする装置空間の周囲の一部を隔壁で覆うこ
とにより、上記清浄空間を上記装置空間と他の空間とに
区分し、上記装置空間と上記他の空間との間に空気清浄
機能及び温度制御機能をもつファンフィルターユニット
を設け、上記装置空間内を規定温度に調節し、上記他の
空間を上記装置空間よりも低い温度に調節するようにし
たので、省エネルギー化を図ることができるとともに、
上記装置空間において高精度な温湿度コントロールを行
なうことができる。
【0028】請求項4の省エネルギー型クリーンルーム
においては、清浄空間内で製造装置を備えて高いクリー
ン度を必要とする装置空間の周囲の一部を隔壁で覆うこ
とにより、上記清浄空間を上記装置空間と上記他の空間
とに区分し、上記他の空間では床から清浄空気が吹き出
し、天井から上記他の空間の空気を吸い込み、作業者な
どの発熱に起因する上昇流に沿って他の空間内で空気を
流通させるようにしたので、省エネルギー化を図ること
ができる。
【0029】請求項5の省エネルギー型クリーンルーム
においては、清浄空間とは別に、発熱源となる機器を収
容した発熱源空間を設け、上記清浄空間内の空調負荷を
低減するようにしたので、省エネルギー化を図ることが
できる。
【0030】請求項6の省エネルギー型クリーンルーム
においては、上記発熱源空間の空気を空調手段の空気取
込み口側に供給するための発熱源空間流路と、上記発熱
源空間流路から空調手段の空気取込み口側への空気の供
給及び遮断を切り替える切替え手段とをさらに備え、上
記発熱源空間の空気を冬期に利用して発熱負荷を低減す
るようにしたので、省エネルギー化を図ることができ
る。
【0031】請求項7の省エネルギー型クリーンルーム
においては、上記清浄空間内に配置された装置の排熱を
上記発熱源空間へ導く熱排気流路をさらに備え、上記清
浄空間内の空調負荷を低減するようにしたので、省エネ
ルギー化を図ることができる。
【0032】請求項8の省エネルギー型クリーンルーム
においては、清浄空間から排気される空気又は室外の空
気を空調手段へ切り替えて供給するための切替え手段を
備え、外気と清浄空間空気とを選択することができるよ
うにしたので、省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のクリーンルームを示す断面図である。
【図2】 一実施例としてのクリーンルームを示す断面
図である。
【符号の説明】
1 クリーンスペース(清浄空間) 3 パーティション 5 局所クリーンスペース(装置空間) 7 ファン/ヒーター/フィルターユニット 7a,21a ファン 7b,21c ヒーター 7c,23 高性能フィルター 9 温度制御装置 11 半導体製造装置 13 温度センサー 15 吸入スペース 17 吸入口 19,35 切替えダンパー 21 外調機 21b 冷却コイル 25 エアーリターンスペース 27 発熱源スペース(発熱源空間) 29 排熱管 30 排気バルブ 31 発熱源スペース流路(発熱源空間流路) 33 外気取込み口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 好雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 西村 匡史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 3L058 BD06 BE02 BF03 BG03 BG04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清浄空間から排気される空気又は室外の
    空気を取り込んで温度及び湿度を調節し、フィルターを
    介して清浄空気として前記清浄空間に吹き込む空調手段
    を備えたクリーンルームにおいて、 前記清浄空間内で製造装置を備えて高いクリーン度を必
    要とする装置空間の周囲の一部を隔壁で覆うことによ
    り、前記清浄空間を装置空間と他の空間とに区分し、前
    記装置空間と前記他の空間との間に空気清浄機能をもつ
    ファンフィルターユニットを設け、前記他の空間の空気
    をそのファンフィルターユニットを介して前記装置空間
    内に吹き込んで前記装置空間内を陽圧にし、前記他の空
    間を負圧にすることを特徴とする省エネルギー型クリー
    ンルーム。
  2. 【請求項2】 前記ファンフィルターユニットは温度制
    御が可能な温度制御手段をさらに備えた請求項1に記載
    の省エネルギー型クリーンルーム。
  3. 【請求項3】 清浄空間から排気される空気又は室外の
    空気を取り込んで温度及び湿度を調節し、フィルターを
    介して清浄空気として前記清浄空間に吹き込む空調手段
    を備えたクリーンルームにおいて、 前記清浄空間内で製造装置を備えて高いクリーン度を必
    要とする装置空間の周囲の一部を隔壁で覆うことによ
    り、前記清浄空間を装置空間と他の空間とに区分し、前
    記装置空間と前記他の空間との間に空気清浄機能及び温
    度制御機能をもつファンフィルターユニットを設け、前
    記装置空間内を規定温度に調節し、前記他の空間を前記
    装置空間よりも低い温度に調節することを特徴とする省
    エネルギー型クリーンルーム。
  4. 【請求項4】 清浄空間から排気される空気又は室外の
    空気を取り込んで温度及び湿度を調節し、フィルターを
    介して清浄空気として前記清浄空間に吹き込む空調手段
    を備えたクリーンルームにおいて、 前記清浄空間内で製造装置を備えて高いクリーン度を必
    要とする装置空間の周囲の一部を隔壁で覆うことによ
    り、前記清浄空間を装置空間と他の空間とに区分し、前
    記他の空間では床から清浄空気が吹き出し、天井から前
    記清浄空間の空気を吸い込む流路構成を備えたことを特
    徴とする省エネルギー型クリーンルーム。
  5. 【請求項5】 清浄空間から排気される空気又は室外の
    空気を取り込んで温度及び湿度を調節し、フィルターを
    介して清浄空気として前記清浄空間に吹き込む空調手段
    を備えたクリーンルームにおいて、 前記清浄空間とは別に、発熱源となる機器を収容した発
    熱源空間を設けたことを特徴とする省エネルギー型クリ
    ーンルーム。
  6. 【請求項6】 前記発熱源空間の空気を前記空調手段の
    空気取込み口側に供給するための発熱源空間流路と、前
    記発熱源空間流路から前記空調手段の空気取込み口側へ
    の空気の供給及び遮断を切り替える切替え手段と、をさ
    らに備えた請求項5に記載の省エネルギー型クリーンル
    ーム。
  7. 【請求項7】 前記清浄空間内に配置された装置の排熱
    を前記発熱源空間へ導く熱排気流路をさらに備えた請求
    項5又は6に記載の省エネルギー型クリーンルーム。
  8. 【請求項8】 清浄空間から排気される空気又は室外の
    空気を取り込んで温度及び湿度を調節し、フィルターを
    介して清浄空気として前記清浄空間に吹き込む空調手段
    を備えたクリーンルームにおいて、 前記清浄空間から排気される空気又は室外の空気を前記
    空調手段へ切り替えて供給するための切替え手段を備え
    たことを特徴とする省エネルギー型クリーンルーム。
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