JP2001261481A - 炭素質ルツボの内面保護シート - Google Patents

炭素質ルツボの内面保護シート

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JP2001261481A
JP2001261481A JP2000293916A JP2000293916A JP2001261481A JP 2001261481 A JP2001261481 A JP 2001261481A JP 2000293916 A JP2000293916 A JP 2000293916A JP 2000293916 A JP2000293916 A JP 2000293916A JP 2001261481 A JP2001261481 A JP 2001261481A
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crucible
sheet
carbon fiber
carbonaceous
carbonaceous crucible
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JP2000293916A
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Inventor
Naoto Ota
直人 太田
Yuji Tomita
裕二 富田
Masatoshi Yamaji
雅俊 山地
Toshiji Hiraoka
利治 平岡
Hisanori Nishi
久典 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tanso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Tanso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SiOガスとの反応を抑制でき、かつ、単結
晶引き上げ処理後に石英ルツボの取出が容易な石英ルツ
ボを内挿する炭素質ルツボの内面を保護する内面保護シ
ートを提供する。 【解決手段】 炭素繊維からなるシート状の炭素繊維加
工品に樹脂を含浸して炭化してなるC/C材からなるシ
ート状の炭素繊維加工品、また、炭素繊維からなるシー
ト状の炭素繊維加工品に熱分解炭素を含浸若しくは被覆
のいずれか或いはその両方をしてなるC/C材からなる
シート状の炭素繊維加工品で、灰分量が50ppm以下
で、曲率半径50mm以下に湾曲が可能なものを所定の
形状に加工し、炭素質ルツボ内面に沿って介在させて保
護シートとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素質ルツボの内
面保護シートに関し、特に、単結晶引き上げ装置におい
て、石英ルツボが内挿される炭素質ルツボの内面保護シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程における、代表的な単結
晶引き上げ装置として、チョクラルスキー法(以下、
「CZ法」という。)による単結晶引き上げ装置(以
下、「CZ装置」という。)の要部断面概略図を図1に
示す。図に示すように、CZ装置は、石英ルツボ1を支
持する炭素質ルツボ5、ヒーター2、アッパーリング
6、インナーシールド7等によって構成されている。こ
のように、CZ装置では、石英ルツボ1の周囲に配置さ
れたヒーター2で石英ルツボ1内の原料を高温に加熱し
て原料融液3とし、この原料融液3を引き上げながら単
結晶4を得る。
【0003】図に示すように、炭素質ルツボ5は、石英
ルツボ1と直接接触している。そのため、例えば、炭素
質ルツボ5が、黒鉛ルツボの場合は、黒鉛ルツボ5の石
英ルツボ1との接触面は、石英ルツボと黒鉛ルツボとの
反応や、Siより発生するSiOガス等と反応し、炭化
ケイ素(以下、SiC)化し、黒鉛との熱膨張係数の違
いにより割れ等の欠陥が発生する。また、炭素質ルツボ
5が炭素繊維強化炭素複合材(以下、「C/C材」とい
う。)で形成されている場合、石英ルツボ1が溶融する
と、C/Cルツボ5に食い込み、処理後、石英ルツボ1
の取り出しが困難となる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、石
英ルツボを内挿する炭素質ルツボの内面のSiOガスと
の反応抑制を行い、かつ、単結晶引き上げ処理後に石英
ルツボの取出を容易にする内面保護シートを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の炭素質ルツボの内面保護シートは、半導体単
結晶引き上げ装置において、原料融液を収容する石英ル
ツボと、これが載置される炭素質ルツボの間に、前記炭
素質ルツボに沿うように介在した炭素質ルツボの内面保
護シートであって、前記保護シートが、C/C材からな
るものである。
【0006】本発明におけるC/C材からなる保護シー
トは、炭素繊維からなるシート状の炭素繊維加工品に熱
分解炭素を含浸若しくは被覆のいずれか或いはその両方
をしてなるもの、若しくは炭素繊維からなるシート状の
炭素繊維加工品に樹脂を含浸して炭化してなるもの、或
いは、炭素繊維からなるシート状の炭素繊維加工品に樹
脂を含浸して炭化してなるものにさらに熱分解炭素を含
浸若しくは被覆のいずれか或いはその両方をしてなるも
のが好ましい。また、灰分量が50ppm以下、好まし
くは30ppm以下であるものが好ましい。これにより
半導体単結晶引き上げ装置に使用される炭素質ルツボの
内面保護シートして使用しても、石英ルツボ内に収納さ
れている溶融シリコンの汚染を抑制することができる。
【0007】本発明における炭素質ルツボの内面保護シ
ートは、図1に示すように、石英ルツボ1と炭素質ルツ
ボ5との間に介在させ、炭素質ルツボ5の内面を保護す
るものである。この際の介在の手段は特に限定されず、
炭素質ルツボ5の内面形状に沿うように介在させうる限
り、いかなる手段であってもよい。例えば、図3に示す
ように、各々のルツボの円筒部分と、底部の球状部分そ
れぞれに相応するように2枚のシートA,Bを組み合わ
せて使用したり、また、図2に示すように、一方の下端
に切り目を入れて炭素質ルツボの底面形状に沿わせるよ
うな形状とすることができる。ここで、図2中のDは、
炭素質ルツボの径に併せて適宜決めることができる。ま
た、炭素質ルツボの底部の球状部分のみを保護する場合
は、図3中のBのような円形状のシートに放射線状に切
り込みを入れたシートのみを使用することができる。
【0008】ここで、シート状の炭素繊維加工品とは、
炭素繊維からなる平織り、朱子織り、綾織り等の織布
や、編物、不織布やペーパー等からなるものをいい、こ
れらの中から、適宜選択したものである。
【0009】そして、炭素質ルツボの内面に沿わせて隙
間無く介在させるためには、少なくとも曲率半径50m
m以下に湾曲可能である必要がある。そのため、このシ
ート状の炭素繊維加工品の厚さは、所定の形状への加工
のしやすさ等の取り扱い性を勘案し、0.2mm〜1.
0mmとすることが好ましい。これにより曲率半径50
mm以下に湾曲させることができ、炭素質ルツボ内面へ
の密着性を高めることができる。このように、曲率半径
50mm以下に湾曲させることを可能とするためには、
前述のように厚みを0.2mm〜1.0mmにするとと
もに、シート状の炭素繊維加工品に、樹脂や熱分解炭素
を含浸する際に、シート状炭素繊維加工品を完全に緻密
化せずに、各炭素繊維間に気孔を残しつつ、各炭素繊維
同士を結合させる程度に樹脂や熱分解炭素を含浸若しく
は被覆のいずれか或いはその両方をすることで行うこと
ができる。この場合、炭素質ルツボのSiC化の抑制
は、完全に気孔を塞いだ緻密化させたものに比較して若
干悪くなるが、炭素繊維のみからなるシートに比較する
と、各炭素繊維が熱分解炭素若しくは樹脂が炭化した炭
素質材によって被覆されているため、炭素質ルツボのS
iC化の抑制は格段に優れている。
【0010】また、この炭素繊維加工品に用いられる炭
素繊維は、ピッチ系、レーヨン系、PAN系の炭素繊維
の何れであってもよい。中でも、製造コストの観点等か
ら汎用性のあるPAN系炭素繊維が好ましく、更に、石
英ルツボ1の食い込みを防止するため、及び、炭素質ル
ツボのSiOガス等との反応を抑制するために、目の細
かいシート状の炭素繊維加工品となるように、1K〜3
Kフィラメント又はスパンヤーンの炭素繊維を用いるこ
とが好ましい。
【0011】そして、これら炭素繊維の段階で、ハロゲ
ンガス雰囲気下で、1800〜2200℃で高純度処理
を行う。これによって、灰分量を50ppm以下、好ま
しくは30ppm以下とすることができる。このよう
に、灰分量を50ppm以下、好ましくは30ppm以
下とすることで、CZ装置に使用することが可能とな
る。
【0012】高純度処理後、フェノール、フラン、ポリ
カルボジイミド等の熱硬化性樹脂の中のいずれかの樹
脂、好ましくはフェノール樹脂を含浸し、焼成して、樹
脂を炭化する工程を1〜3回繰り返し、炭素繊維の穴埋
め若しくは炭素繊維間の結合を行うとともに、密度を高
める。樹脂を含浸させる方法は特に限定されず、樹脂中
への浸漬、あるいは、真空下での含浸、加圧下での含浸
等の方法が例示できる。
【0013】また、高純度処理後、炭素繊維からなるシ
ート状の炭素繊維加工品の表面から内部にかけて存在す
る気孔を介してCVI法によって熱分解炭素を含浸若し
くは被覆のいずれか或いはその両方をしたものであって
もよい。
【0014】ここで、熱分解炭素とは、炭化水素類、例
えば、炭素数1〜8、特に炭素数3のプロパンやメタン
ガス等の炭化水素ガスもしくは炭化水素化合物を熱分解
させて得られる高純度で高結晶化度の黒鉛化物である。
【0015】また、ここでいうCVI法とは、化学気相
含浸法のことであり、前述した熱分解炭素を浸透析出さ
せる方法であって、前述した炭化水素類あるいは炭化水
素化合物を用い、炭化水素濃度3〜30%好ましくは5
〜15%とし、全圧を13.3kPa好ましくは6.6
5kPa以下の操作をする。このような操作を行った場
合、炭化水素が基材表面付近で脱水素、熱分解、重合な
どによって巨大炭素化合物を形成し、これが基材上に沈
積、析出し、更に脱水素反応が進み緻密な熱分解炭素層
が形成され、あるいは浸透して含浸される。析出の温度
範囲は一般に800〜2500℃までの広い範囲である
が、できるだけ多く含浸するためには1300℃以下の
比較的低温領域で熱分解炭素を析出させることが望まし
い。また析出時間は10時間好ましくは50時間以上の
長時間にすることが内部にまで熱分解炭素を形成させる
場合には適している。さらにこれによって、各繊維間の
隅々にまで熱分解炭素を形成させることができる。また
含浸の程度を高めるために、等温法、温度勾配法、圧力
勾配法等が使用でき、時間の短縮及び緻密化を可能にす
るパルス法を使用してもよい。
【0016】以上のようにしてなるシート状の炭素繊維
加工品を、図1における炭素質ルツボ5の内面保護シー
トとして使用することができる。これによって、炭素繊
維シートを優先的に以下の反応式に示す反応でSiC化
させるため、炭素質ルツボ5のSiC化を抑制でき、ま
た、石英ルツボの炭素質ルツボへの食い込みも防止する
ことができるので、炭素質ルツボ5の寿命を大幅に延命
させることができる。 SiO2 +C→SiO+CO SiO+2C→SiC+CO
【0017】また、炭素質ルツボ5が、黒鉛材からなる
ルツボの場合、炭素繊維のみからなるシート状の炭素繊
維加工品を使用することで、全く使用しない場合に比べ
て、黒鉛ルツボの内面のSiC化を抑制することができ
る。ところが、C/C材ルツボは、通常CZ装置に用い
られているような緻密な黒鉛ルツボに比べ、SiC化し
やすく、炭素繊維のみからなるシート状の炭素繊維加工
品を用いた場合だと、炭素繊維を通過してくるSiOと
反応してしまい、ルツボの延命効果がそれほど得られな
い。
【0018】そこで、炭素繊維からなるシート状の炭素
繊維加工品に樹脂を含浸して炭化して得られるシート、
若しくは、炭素繊維からなるシート状の炭素繊維加工品
に熱分解炭素を含浸若しくは被覆のいずれか或いはその
両方をしてなるC/C材からなるシートを用いること
で、石英ルツボを載置する炭素質ルツボがC/C材から
なるルツボであっても、また、黒鉛材からなるルツボで
あっても、前記反応式の反応を抑制し、炭素質ルツボの
内面を保護し、炭素質ルツボの寿命の延命が可能とな
る。さらに、これらC/C材からなるシートは、炭素繊
維からなるシートに比べ、SiC化されにくく、また、
各炭素繊維同士が樹脂若しくは熱分解炭素で結合されて
いるため、炭素繊維からなるシートに比べ、加工しやす
く、また、炭素質ルツボ内へ取り付けも容易に行えると
ともに、炭素質ルツボとの密着性も向上する。
【0019】また、目の細かい炭素繊維からなるシート
であって、更には、樹脂や熱分解炭素で気孔が塞がれた
C/C材からなるシートを用いると、石英ルツボが軟化
した場合であっても、処理後、石英ルツボが炭素質ルツ
ボに食い込むことがなくなり、石英ルツボの取り外しが
容易に行え、炭素質ルツボの寿命のより一層の延命効果
が得られる。
【0020】なお、これら内面保護シートは、炭素質ル
ツボの内面の全部に沿って設けることが好ましいが、炭
素質ルツボは、SiC化しやすい部分が決まっており、
例えば、保護シートを内面の全部に沿って設けた場合で
あっても、保護シートのこれらSiC化しやすい部分に
相応する部分が局所的に損耗しやすい。このため、これ
ら炭素質ルツボのSiC化しやすい部分にのみ保護シー
トを設けるようにしてもよい。
【0021】例えば、炭素質ルツボが黒鉛材からなるル
ツボの場合は、図4にその平面図を示すように、2分割
若しくは3分割等の分割されたルツボを各々突き合わせ
て、ルツボとしている。そのため、これら突き合わせ部
20をSiOガス等が通過するため、これら突き合わせ
部20が選択的にSiC化されることが知られている。
そこで、図4(a)に示すように、これら突き合わせ部
20に沿うようにして短冊状に形成した保護シート15
を設ける。また、図4(b)に示すように、突き合わせ
部20のルツボ底部に円形状に形成した保護シート16
を設け、各突き合わせ部20に短冊状の保護シート15
を設ける。このように、突き合わせ部20に沿って保護
シート15,16を設けることで、黒鉛材からなる炭素
質ルツボ5のSiC化を抑制でき、炭素質ルツボ5の寿
命の延命効果を得ることができる。
【0022】また、炭素質ルツボがC/C材からなるル
ツボの場合は、図5に示すように、SiOガス濃度の高
くなるルツボのR部を含めた底部に保護シート17を設
けることで、C/C材からなる炭素質ルツボ5の寿命の
延命効果を得ることができる。
【0023】このように、炭素質ルツボの内面の一部、
特にSiC化しやすい部分に保護シートを設けるだけ
で、全部に設ける場合と同程度のルツボ寿命の延命効果
を得ることが可能となるため、半導体製造工程における
製造コストの大幅な低減が可能となる。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明する。 (実施例1)高純度化処理をされたPAN系炭素繊維の
スパンヤーンからなるシート状の炭素繊維加工品を、フ
ェノール樹脂中に浸漬し、該フェノール樹脂を含浸し、
1000℃で焼成して、樹脂を炭化し、更に高純度化処
理した後に図3Bに示す形状に加工し、これをCZ装置
内の石英ルツボとC/C材からなる16”(406m
m)ルツボの間に図5に示すように介在させ、CZ装置
において実機試験を行い、C/C材からなるルツボの耐
久性を測定した。
【0025】(実施例2)22”(559mm)の黒鉛
ルツボを使用し、以下、実施例1と同様にしてCZ装置
において実機試験を行い、黒鉛ルツボの耐久性を測定し
た。
【0026】(実施例3)実施例1と同質の高純度化処
理されたPAN系炭素繊維のスパンヤーンからなるシー
ト状の炭素繊維加工品を、1100℃でCVI法により
熱分解炭素を含浸、被覆し、実施例1と同様に図3Bに
示す形状に加工し、これをCZ装置内の石英ルツボとC
/C材からなる16”(406mm)のルツボの間に図
5に示すように介在させ、CZ装置において実機試験を
行い、C/C材からなるルツボの耐久性を測定した。
【0027】(実施例4)22”(559mm)の黒鉛
ルツボを使用し、以下、実施例3と同様にしてCZ装置
において実機試験を行い、黒鉛ルツボの耐久性を測定し
た。
【0028】(実施例5)実施例1と同質の高純度化処
理されたPAN系炭素繊維のスパンヤーンからなるシー
ト状の炭素繊維加工品を、実施例3と同様にCVI処理
した後に短冊状に切断し、これをCZ装置内の石英ルツ
ボと22”(559mm)の黒鉛ルツボの間に図4
(a)に示すように黒鉛ルツボの底部面にのみ介在さ
せ、CZ装置において実機試験を行い、黒鉛ルツボの耐
久性を測定した。
【0029】(比較例1)石英ルツボとC/C材からな
る16”(406mm)のルツボの間に、保護シートを
介在させずにCZ装置において実機試験を行い、C/C
材からなるルツボの耐久性を測定した。
【0030】(比較例2)石英ルツボと22”(559
mm)の黒鉛ルツボの間に、保護シートを介在させずに
CZ装置において実機試験を行い、黒鉛ルツボの耐久性
を測定した。
【0031】(比較例3)実施例1と同質の高純度化処
理されたPAN系炭素繊維のスパンヤーンからなるシー
ト状の炭素繊維加工品を、図3Bに示す形状に加工し、
これをCZ装置内の石英ルツボとC/C材からなる1
6”(406mm)のルツボの間に図5に示すように介
在させ、CZ装置において実機試験を行い、C/C材か
らなるルツボの耐久性を測定した。
【0032】(比較例4)22”(559mm)の黒鉛
ルツボを使用し、以下、比較例3と同様にしてCZ装置
において実機試験を行い、黒鉛ルツボの耐久性を測定し
た。表1に、その結果をまとめて示す。
【0033】
【表1】
【0034】実施例1、3のC/Cルツボは、石英ルツ
ボの食い込みもなく、また、保護シートを用いなかった
比較例1や、C/C材ではない炭素繊維加工品からなる
保護シートを用いた比較例3の場合に比べて1.3〜
1.6倍の寿命とすることができるのが表1よりわか
る。また、黒鉛ルツボは、実施例2、4、5及び比較例
2、4の結果より、1.3〜1.6倍の寿命とすること
ができた。
【0035】
【発明の効果】CZ装置における石英ルツボとそれを載
置する炭素質ルツボの間に、炭素繊維からなるシート状
の炭素繊維加工品に樹脂を含浸し炭化してなるシート状
の炭素繊維加工品、または、炭素繊維からなるシート状
の炭素繊維加工品に熱分解炭素を含浸若しくは被覆のい
ずれか或いはその両方をしてなるシート状の炭素繊維加
工品を保護シートとして介在させることで、石英ルツボ
の炭素質ルツボへの食い込みを防止することができると
ともに、炭素質ルツボのSiC化を抑制することがで
き、炭素質ルツボの寿命を延命することができる。
【0036】また、炭素質ルツボの内面の一部のSiC
化しやすい部分のみに保護シートを設けることで、内面
全部に設けた場合と同程度の寿命の延命効果を得ること
が可能となる。これによって、半導体製造工程における
製造コストの大幅な低減化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CZ装置の要部断面概略図である。
【図2】本発明における保護シートの形状の一形態例を
示す図である。
【図3】本発明における保護シートの形状の一形態例を
示す図である。
【図4】黒鉛材からなる炭素質ルツボの内面の一部に保
護シートを設けた場合の一例を示す平面図である。
【図5】C/C材からなる炭素質ルツボの内面の一部に
保護シートを設けた場合の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 石英ルツボ 2 ヒータ 4 単結晶 5 炭素質ルツボ 15,16,17 保護シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月29日(2001.1.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記保護シートは、灰分量が50ppm
以下である請求項1乃至のいずれかに記載の炭素質ル
ツボの内面保護シート。
【請求項】 前記保護シートは、前記炭素繊維加工品
の段階で高純度化処理されたものである請求項1乃至
のいずれかに記載の炭素質ルツボの内面保護シート。
【請求項】 前記保護シートが、前記炭素質ルツボの
内面の全部又は一部を保護するものである請求項1乃至
のいずれかに記載の炭素質ルツボの内面保護シート。
【請求項】 前記炭素質ルツボが、炭素繊維強化炭素
複合材からなるものである請求項1乃至のいずれかに
記載の炭素質ルツボの内面保護シート。
【請求項】 前記炭素質ルツボが、黒鉛材からなるも
のである請求項1乃至のいずれかに記載の炭素質ルツ
ボの内面保護シート。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図に示すように、炭素質ルツボ5は、石英
ルツボ1と直接接触している。そのため、例えば、炭素
質ルツボ5が、黒鉛ルツボの場合は、黒鉛ルツボ5の石
英ルツボ1との接触面は、石英ルツボと黒鉛ルツボとの
反応や、Siより発生するSiOガス等と反応、炭
化ケイ素(以下、SiC)化し、黒鉛との熱膨張係数の
違いにより割れ等の欠陥が発生する。また、炭素質ルツ
ボ5が炭素繊維強化炭素複合材(以下、「C/C材」と
いう。)で形成されている場合、石英ルツボ1が溶融す
ると、C/Cルツボ5に食い込み、処理後、石英ルツボ
1の取り出しが困難となる問題があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明におけるC/C材からなる保護シー
トは、炭素繊維からなるシート状の炭素繊維加工品に熱
分解炭素を含浸若しくは被覆のいずれか或いはその両方
をしてなるもの、若しくは炭素繊維からなるシート状の
炭素繊維加工品に樹脂を含浸して炭化してなるもの、或
いは、炭素繊維からなるシート状の炭素繊維加工品に樹
脂を含浸して炭化してなるものにさらに熱分解炭素を含
浸若しくは被覆のいずれか或いはその両方をしてなるも
のが好ましい。また、灰分量が50ppm以下、好まし
くは30ppm以下であるものが好ましい。これにより
半導体単結晶引き上げ装置に使用される炭素質ルツボの
内面保護シートして使用しても、石英ルツボ内に収納
されている溶融シリコンの汚染を抑制することができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明における炭素質ルツボの内面保護シ
ートは、図1に示す、石英ルツボ1と炭素質ルツボ5と
の間に介在させ、炭素質ルツボ5の内面を保護するもの
である。この際の介在の手段は特に限定されず、炭素質
ルツボ5の内面形状に沿うように介在させうる限り、い
かなる手段であってもよい。例えば、図3に示すよう
に、各々のルツボの円筒部分と、底部の球状部分それぞ
れに相応するように2枚のシートA,Bを組み合わせて
使用したり、また、図2に示すように、一方の下端に切
り目を入れて炭素質ルツボの底面形状に沿わせるような
形状とすることができる。ここで、図2中のDは、炭素
質ルツボの径に併せて適宜決めることができる。また、
炭素質ルツボの底部の球状部分のみを保護する場合は、
図3中のBのような円形状のシートに放射線状に切り込
みを入れたシートのみを使用することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】そして、これら炭素繊維の段階で、ハロゲ
ンガス雰囲気下で、1800〜2200℃で高純度
理を行う。これによって、灰分量を50ppm以下、好
ましくは30ppm以下とすることができる。このよう
に、灰分量を50ppm以下、好ましくは30ppm以
下とすることで、CZ装置に使用することが可能とな
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】高純度処理後、フェノール、フラン、ポ
リカルボジイミド等の熱硬化性樹脂の中のいずれかの樹
脂、好ましくはフェノール樹脂を含浸し、焼成して、樹
脂を炭化する工程を1〜3回繰り返し、炭素繊維の穴埋
め若しくは炭素繊維間の結合を行うとともに、密度を高
める。樹脂を含浸させる方法は特に限定されず、樹脂中
への浸漬、あるいは、真空下での含浸、加圧下での含浸
等の方法が例示できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、高純度処理後、炭素繊維からなる
シート状の炭素繊維加工品の表面から内部にかけて存在
する気孔を介してCVI法によって熱分解炭素を含浸若
しくは被覆のいずれか或いはその両方をしたものであっ
てもよい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】ここで、熱分解炭素とは、炭化水素類、例
えば、炭素数1〜8、特に炭素数3のプロパンや炭素数
1のメタンガス等の炭化水素ガスもしくは炭化水素化合
物を熱分解させて得られる高純度で高結晶化度の黒鉛化
物である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、ここでいうCVI法とは、化学気相
含浸法のことであり、前述した熱分解炭素を浸透析出さ
せる方法であって、前述した炭化水素類あるいは炭化水
素化合物を用い、炭化水素濃度3〜30%好ましくは5
〜15%とし、全圧を13.3kPa好ましくは6.6
5kPa以下の操作をする。このような操作を行った場
合、炭化水素が基材表面付近で脱水素、熱分解、重合な
どによって巨大炭素化合物を形成し、これが基材上に沈
積、析出し、更に脱水素反応が進み緻密な熱分解炭素層
が形成され、あるいは浸透して含浸される。析出の温度
範囲は一般に800〜2500℃までの広い範囲である
が、できるだけ多く含浸するためには1300℃以下の
比較的低温領域で熱分解炭素を析出させることが望まし
い。また析出時間は10時間以上好ましくは50時間以
上の長時間にすることが内部にまで熱分解炭素を形成さ
せる場合には適している。さらにこれによって、各繊維
間の隅々にまで熱分解炭素を形成させることができる。
また含浸の程度を高めるために、等温法、温度勾配法、
圧力勾配法等が使用でき、時間の短縮及び緻密化を可能
にするパルス法を使用してもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明する。 (実施例1)高純度化処理されたPAN系炭素繊維のス
パンヤーンからなるシート状の炭素繊維加工品を、フェ
ノール樹脂中に浸漬し、該フェノール樹脂を含浸し、1
000℃で焼成して、樹脂を炭化し、更に高純度化処理
した後に図3Bに示す形状に加工し、これをCZ装置内
の石英ルツボとC/C材からなる16”(406mm)
ルツボの間に図5に示すように介在させ、CZ装置にお
いて実機試験を行い、C/C材からなるルツボの耐久性
を測定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山地 雅俊 香川県三豊郡大野原町中姫2181−2 東洋 炭素株式会社内 (72)発明者 平岡 利治 香川県三豊郡大野原町中姫2181−2 東洋 炭素株式会社内 (72)発明者 西 久典 香川県三豊郡大野原町中姫2181−2 東洋 炭素株式会社内 Fターム(参考) 4G077 CF10 EG02 PD11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体単結晶引き上げ装置において、原
    料融液を収容する石英ルツボと、これが載置される炭素
    質ルツボの間に、前記炭素質ルツボに沿うように介在し
    た炭素質ルツボの内面保護シートであって、前記保護シ
    ートが、炭素繊維強化炭素複合材からなる炭素質ルツボ
    の内面保護シート。
  2. 【請求項2】 前記炭素繊維強化炭素複合材が、炭素繊
    維からなるシート状の炭素繊維加工品に熱分解炭素を含
    浸若しくは被覆のいずれか或いはその両方をしてなるも
    のである請求項1に記載の炭素質ルツボの内面保護シー
    ト。
  3. 【請求項3】 前記炭素繊維強化炭素複合材が、炭素繊
    維からなるシート状の炭素繊維加工品に樹脂を含浸して
    炭化してなるものである請求項1に記載の炭素質ルツボ
    の内面保護シート。
  4. 【請求項4】 前記保護シートは、灰分量が50ppm
    以下である請求項1乃至3のいずれかに記載の炭素質ル
    ツボの内面保護シート。
  5. 【請求項5】 前記保護シートは、前記炭素繊維加工品
    の段階で高純度化処理されたものである請求項1乃至4
    のいずれかに記載の炭素質ルツボの内面保護シート。
  6. 【請求項6】 前記保護シートが、前記炭素質ルツボの
    内面の全部又は一部を保護するものである請求項1乃至
    5のいずれかに記載の炭素質ルツボの内面保護シート。
  7. 【請求項7】 前記炭素質ルツボが、炭素繊維強化炭素
    複合材からなるものである請求項1乃至6のいずれかに
    記載の炭素質ルツボの内面保護シート。
  8. 【請求項8】 前記炭素質ルツボが、黒鉛材からなるも
    のである請求項1乃至6のいずれかに記載の炭素質ルツ
    ボの内面保護シート。
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