JP2001260879A - 鉄道車両の振動低減装置 - Google Patents

鉄道車両の振動低減装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】台車に取付保持した駆動モータ及び駆動力伝達
経路上の歯車カップリング装置等の回転に起因して発生
した振動が、台車枠から牽引装置を経由して車体に伝達
され、車室内において振動騒音を発生させるのを抑制す
る。 【解決手段】上部が車体40に結合される中心ピン12
と、各端部が台車枠11及び中心ピン12下部にそれぞ
れゴムブッシュ46を介して結合されたリンク44とを
有する牽引装置を介して台車と車体40とを連結し、車
体40を牽引するようになした鉄道車両において、台車
枠11から中心ピン12への振動伝達経路上に、液室
と、液室内の液を通過させるオリフィスとを有し、台車
枠11と中心ピン12との前後方向の相対的な変位に基
づき液室内の液をオリフィスを強制通過させて減衰作用
を行う液封ダンピング装置56を介挿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は鉄道車両の振動低
減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両において、台車に取付保持した
駆動モータの駆動力を駆動軸に出力し、そして駆動軸と
歯車カップリング装置を介して連結した従動軸に伝達し
た上、歯車装置を介して車軸及び車輪に伝達しこれを回
転させる一方、上部が車体に結合された中心ピンと、各
端部が台車枠及び中心ピン下部にそれぞれゴムブッシュ
を介して結合されたリンクとを有する牽引装置を介して
台車と車体とを連結し、車体を牽引するようになしたも
のが従来公知である。
【0003】図7はその牽引装置と周辺部を示したもの
で、図中200は中心ピンであり、上部が車体202に
結合されている。204は台車横梁(台車枠)208と
中心ピン200とを連結すべく前後方向に延びる状態で
設けられたリンク(1本リンク)であり、その一方の端
部がゴムブッシュ206を介して中心ピン200の下部
に結合され、また他方の端部が同じくゴムブッシュ20
6を介して台車横梁208に結合されている。
【0004】上記駆動軸と従動軸とを一体回転状態に連
結するための歯車カップリング装置としては、内歯車と
外歯車とを有するものが用いられている。詳しくは、
(イ)筒形のハウジングの内周側に内歯の形成された内
歯車と、(ロ)円弧形状の外歯を有し内歯に対して傾動
可能に噛み合う、駆動軸と従動軸とにそれぞれ一体回転
状態に固設された第1及び第2の一対の外歯車とを備え
た歯車カップリング装置が用いられている。
【0005】この形態の歯車カップリング装置は、乗客
の増減等によって台車が上下に変位し、これに伴って駆
動軸及び従動軸が相対的に揺動した場合にも、その相対
的な揺動を吸収しつつ確実に駆動軸から従動軸へと駆動
力を伝達することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方でこの歯車カップ
リング装置の場合、歯車におけるバックラッシ、即ち歯
面と歯面との間の遊びに起因して内歯車と外歯車との軸
心位置の相対的なずれが発生し、このことが高周波の振
動騒音の発生要因になるといった問題が生じていた。
【0007】図8は歯車カップリング装置において発生
した振動の周波数と列車速度との関係の測定結果を表し
ている。同図に示しているようにこの歯車カップリング
装置における上記振れ回りに起因する振動騒音は、列車
の走行速度と車輪径つまり駆動モータの回転数に依存し
ており、その回転数の変化に応じて変化している。
【0008】而してこのようにして歯車カップリング装
置で発生した振動による加振力は、後述の実施例の図1
に示す駆動モータ14から、図7に示すように台車横梁
208へと伝達されてこれを前後方向(図中左右方向)
に加振し、次いでリンク204を前後方向に加振し、次
に中心ピン200を前後方向に加振し、その結果車体2
02の枕梁210がねじられて車体202の床板212
が振動し車室内の「ゴー」といった篭り音を発生させ
る。
【0009】以上は車室内の篭り音の原因の大部分とな
るものであるが、この他にも駆動モータや歯車装置、更
には上記歯車カップリング装置における上記以外の様々
な振動が駆動モータの回転数の変化に応じて発生し、こ
れが車体へと伝達されて車室内の振動騒音の原因とな
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の鉄道車両の振動
低減装置はこのような課題を解決するために案出された
ものである。而して請求項1のものは、上部が車体に結
合される中心ピンと、各端部が台車枠及び該中心ピンの
下部にそれぞれゴムブッシュを介して結合されたリンク
とを有する牽引装置を介して台車と車体とを連結し、該
車体を牽引するようになした鉄道車両の振動低減装置で
あって、(イ)液室と、(ロ)該液室内の液を通過させる
オリフィスとを有し、前記台車枠と中心ピンとの前後方
向の相対的な変位に基づき該液室内の液を該オリフィス
を強制通過させて減衰作用を行う液封ダンピング装置
を、前記台車枠から前記中心ピンへの振動伝達経路上に
介挿したことを特徴とする。
【0011】請求項2のものは、請求項1において、前
記液封ダンピング装置は前記リンクと並列に介挿してあ
ることを特徴とする。
【0012】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記液封ダンピング装置は前記液室を形成す
る状態で設けられたゴム弾性体を有しており、該ゴム弾
性体の変形を伴って前記液室内の液を流動させるものと
なしてあることを特徴とする。
【0013】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、台車枠
から中心ピンへの振動伝達経路上に、液室とオリフィス
とを有し、その液室内の液をオリフィスを強制通過させ
て減衰作用を行う液封ダンピング装置を介挿したもの
で、本発明によれば、その液封ダンピング装置の共振周
波数を適宜に設定することで、その液封ダンピング装置
による減衰作用により台車枠から中心ピン、更には中心
ピンを経て車体に到る振動伝達を良好に抑制することが
できる。
【0014】尚この液封ダンピング装置は、それ自体を
ゴムブッシュに組み込むなどして上記のリンクと直列に
設けることもできるが、かかる液封ダンピング装置をリ
ンクと並列に介挿しておくことができる(請求項2)。
このようにすれば、従来既存の構造をそのままにして容
易に車両に組み付けることが可能となる。
【0015】更にまたこのように液封ダンピング装置を
リンクと並列に設けることで、リンクを従来と同様に動
作させつつ、併せてこのリンクを介しての台車枠側から
中心ピン側、更には車体側への振動の低減を容易に行う
ことができる。
【0016】上記液封ダンピング装置はまた、液室を形
成する状態で設けられたゴム弾性体を有し、そのゴム弾
性体の変形を伴って液室内の液を流動させるものとなし
ておくことができる(請求項3)。更にこの液封ダンピ
ング装置は、そのゴム弾性体とともに液室を構成するダ
イヤフラムを有するものとなしておくことができる。
【0017】更にまたこの液封ダンピング装置は、単一
種類のオリフィスを設けておくこともできるが、互いに
異った種類のオリフィスを複数設けておくこともでき
る。このようにした場合、互いに種類の異なるオリフィ
スのそれぞれの液の絞り量を異ならせることができ、こ
れによって同一の液封ダンピング装置において互いに周
波数の異なる高周波振動を効果的に吸収,遮断し若しく
は低減することができる。
【0018】本発明においては、単一若しくは種類の異
なる複数のオリフィスを同一の液封ダンピング装置内に
設けることもできるし、或いは複数の液封ダンピング装
置を設けてそれぞれのオリフィスを互いに種類の異なる
ものとなすこともでき、これらの場合においてそのオリ
フィスは、液の通過の際の絞り量を調整又は切替可能な
ものとなしておき、手動により若しくは駆動モータの回
転数を信号出力するなどして、その駆動モータの回転数
に応じて自動的に絞り量を調整若しくは切り替えるよう
になすこともできる。
【0019】前述したように台車枠から中心ピンを含む
牽引装置を経由して車体側に伝達される振動の周波数
は、駆動モータの回転数の変化に応じて変化する。従っ
て単一のオリフィスを設けただけであると、様々な周波
数の振動伝達を良好に吸収,遮断若しくは低減すること
が難しい。しかるに上記のようにしておけば、様々な周
波数の振動、例えば前述した歯車カップリング装置にお
ける歯車の振れ回りに起因する特定周波数の振動やその
他の様々な周波数の振動を全般に亘って良好に吸収で
き、車室内の振動騒音を効果的に低減することができ
る。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は鉄道車両における台車
で、11は台車枠である。台車枠11は側梁11Aと横
梁11Bとを有している。12は中心ピンで、14はそ
の台車10に取付固定された駆動モータである。16は
車軸で、18は車輪であり、これら車輪18がレール上
を回転走行する。
【0021】車軸16は、上記駆動モータ14に対し歯
車カップリング装置20及び歯車装置22を介して作動
的に連結され、駆動モータ14からの駆動力がそれら歯
車カップリング装置20及び歯車装置22を介して車軸
16に、ひいては車輪18に伝えられるようになってい
る。
【0022】図2に示しているように中心ピン12は上
部が車体40における車体台枠に固定されており、また
下部がリンク(1本リンク)44及びゴムブッシュ46
を介して台車枠11、具体的には台車枠11における横
梁11Bに連結されている。
【0023】ここでリンク44は両端部に円筒形状の保
持筒48を有している。一方ゴムブッシュ46は、図3
に示しているように外筒50と心棒52とを有してお
り、それらの間に円筒形状のゴム弾性体54が加硫接着
されている。而してこのゴムブッシュ46は、外筒50
がリンク44における保持筒48内部に圧入され、その
保持筒48においてリンク44に固定状態とされてい
る。
【0024】このリンク44の両端部に圧入固定された
一対のゴムブッシュ46の内、一方は心棒52に横梁1
1Bが結合され、また他方においては心棒52に中心ピ
ン12の下部が結合されている。尚、図2において42
は車体台枠上に設けられた床板である。
【0025】本例においては、リンク44と並列に液封
ダンピング装置56が設けられている。58はその液封
ダンピング装置56におけるダンピング本体で、このダ
ンピング本体58からはアーム60が延び出しており、
それぞれの端部が連結バー61によって上記ゴムブッシ
ュ46における心棒52に結合されている。
【0026】尚アーム60と連結バー61とはボールジ
ョイント47によって相対回転可能に結合されている。
中心ピン12と台車枠11とは、これらアーム60と連
結バー61とがボールジョイント47で結合されている
ことで、液封ダンピング装置56の付設にも拘らず相対
変位することができる。
【0027】図4及び図5はそのダンピング本体58の
構造を詳しく示したものである。同図に示しているよう
にダンピング本体58は、円筒金具62と、その軸端の
一方の開放部を閉鎖する端部金具64と、他方の開放部
を閉鎖するゴム弾性体66とを有している。それら端部
金具64とゴム弾性体66からはねじ軸68が突き出し
ており、それらねじ軸68において上記アーム60がね
じ結合されている。
【0028】端部金具64の内部にはダイヤフラム70
が設けられており、そのダイヤフラム70と端部金具6
4との間に空気室72が形成されている。またこのダイ
ヤフラム70と上記ゴム弾性体66との間には液室74
が形成されている。
【0029】液室74の内部には、それぞれ異なったハ
ット形状をなす2枚のプレート76,78が配設されて
いる。これらプレート76と78との間には環状通路8
2が形成されており、更にその環状通路82に沿って周
方向に大きく隔たった2位置において、プレート76と
78とに貫通孔80が環状通路82に連通する状態で形
成されている(図6(A)参照)。
【0030】これら貫通孔80は第1のオリフィスAを
形成するもので、ゴム弾性体66が図5中左方向に圧縮
弾性変形したとき、液室74内の液はプレート76の貫
通孔80を通じて環状通路82内部に流入し、更にその
長い環状通路82を流通した後、プレート78の貫通孔
80より環状通路82の外部に流出する。そしてその際
の流動抵抗に基づいて減衰作用を行う。
【0031】プレート76と78との間にはまた、小液
室104が形成されている。この小液室104内部には
可動板106が配設されており、更にこの小液室104
に連通する状態でプレート76と78とのそれぞれに貫
通孔108が形成されている。
【0032】ここで貫通孔108は第2のオリフィスB
を形成するものである。この第2のオリフィスBは次の
ように作用する。即ち上記のようにゴム弾性体66が圧
縮弾性変形すると、液室74内の液は先ずプレート76
の貫通孔108を通じて小液室104内部に流入し、続
いてプレート78の貫通孔108より小液室104外部
に流出する。そしてその際の流動抵抗に基づいて減衰作
用を行う。
【0033】但しこの第2のオリフィスBの場合、大振
幅時には可動板106が図6(C)に示しているように
移動して、プレート78の貫通孔108を塞いだ状態と
なって液の流動を生ぜしめない。即ち第2のオリフィス
Bは小振幅時のみ液を流動させて減衰作用を行う。
【0034】上記ゴム弾性体66には、円筒金具62の
内面に沿って延び、液室74の内壁を形成する円筒形状
の延長部84が一体に形成されている。
【0035】前記ゴム弾性体66に固定のねじ軸68に
は芯体軸部86が一体に設けられており、この芯体軸部
86の端部に対し、液室74内において段付皿形状のプ
レート88がナット90により締結固定されている。
【0036】このプレート88は、その周壁部とゴム弾
性体66に一体に形成された延長部84との間に微細な
環状隙間98を形成しており、その環状隙間98によっ
て第3のオリフィスCが形成されている。この第3のオ
リフィスCの場合、ゴム弾性体66が圧縮弾性変形した
とき、液室74内の液が環状の第3のオリフィスCを通
過してプレート88の裏側に向う流れを生じ、その際の
流動抵抗に基づいて減衰作用を行う。
【0037】ここでプレート88は小径の第1の皿状部
92と大径の第2の皿状部94とを有しており、その第
1の皿状部92の底部に貫通孔96が形成されている。
そしてその貫通孔96によって第4のオリフィスDが形
成されている。この第4のオリフィスDの場合、ゴム弾
性体66が圧縮弾性変形したとき、液室74内の液が貫
通孔96を流通して流れを生じ、その際の流動抵抗に基
づいて減衰作用を行う。
【0038】尚ゴム弾性体66には、上記貫通孔96の
外周側においてプレート88の底面に当接する環状の突
起100が形成されており、また第2の皿状部94の底
面に当接するストッパ部102が形成されている。
【0039】本例において第1のオリフィスA,第2の
オリフィスB,第3のオリフィスC,第4のオリフィス
Dの関係は次のような関係となっている。即ち、本例に
おいては第1のオリフィスA→第2のオリフィスB→第
3のオリフィスC→第4のオリフィスDの順に流動抵抗
が大きく、従って大振幅時においては主として第4のオ
リフィスDが減衰作用を発揮し、また小振幅時には第1
のオリフィスAが主として減衰作用を発揮する。そして
それらの中間の振幅時において第2のオリフィスB,第
3のオリフィスCが主として減衰作用を発揮する。つま
り本例では互いに異なった周波数の振動に対して種類の
異なったオリフィスA,B,C,Dが有効に働くように
なされている。
【0040】以上のように本例の液封ダンピング装置5
6において、ダンピング本体58は減衰特性の異なる4
種類のオリフィスA,B,C,Dを備えており、従って
それぞれの共振周波数を目標とする振動周波数に合せて
適宜に設定しておくことで、台車枠11から中心ピン1
2を含む牽引装置を経由して車体40へと伝達される振
動を、その液封ダンピング装置56の部分で良好に遮断
ないし抑制することができ、車室内の振動騒音を良好に
低減することができる。
【0041】本例では液封ダンピング装置56をリンク
44と並列に介挿しており、これにより従来既存の構造
をそのままにして容易に液封ダンピング装置56を車両
に組み付けることができる。
【0042】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において他の様々な形態で構成することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の適用対象である鉄道車両の
台車と牽引装置とを示す平面図である。
【図2】同じ実施例の液封ダンピング装置を含む牽引装
置とその周辺部を示す図である。
【図3】図2のゴムブッシュの構成を示す図である。
【図4】図2のダンピング本体の構成を示す図である。
【図5】図4のダンピング本体を更に拡大して示した図
である。
【図6】図4及び図5のダンピング本体のオリフィスの
作用説明図である。
【図7】従来の鉄道車両における牽引装置とその周辺部
を示す図である。
【図8】従来の鉄道車両における歯車カップリング装置
において発生していた振動の周波数と列車速度との関係
を示した図である。
【符号の説明】
10 台車 11 台車枠 12 中心ピン 40 車体 44 リンク 46 ゴムブッシュ 56 液封ダンピング装置 66 ゴム弾性体 74 液室 A 第1のオリフィス B 第2のオリフィス C 第3のオリフィス D 第4のオリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 修 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 (72)発明者 三石 雄介 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 Fターム(参考) 3J047 AA03 CA06 CA17 FA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が車体に結合される中心ピンと、各
    端部が台車枠及び該中心ピンの下部にそれぞれゴムブッ
    シュを介して結合されたリンクとを有する牽引装置を介
    して台車と車体とを連結し、該車体を牽引するようにな
    した鉄道車両の振動低減装置であって、 (イ)液室と、(ロ)該液室内の液を通過させるオリフィ
    スとを有し、前記台車枠と中心ピンとの前後方向の相対
    的な変位に基づき該液室内の液を該オリフィスを強制通
    過させて減衰作用を行う液封ダンピング装置を、前記台
    車枠から前記中心ピンへの振動伝達経路上に介挿したこ
    とを特徴とする鉄道車両の振動低減装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記液封ダンピング
    装置は前記リンクと並列に介挿してあることを特徴とす
    る鉄道車両の振動低減装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記液
    封ダンピング装置は前記液室を形成する状態で設けられ
    たゴム弾性体を有しており、該ゴム弾性体の変形を伴っ
    て前記液室内の液を流動させるものとなしてあることを
    特徴とする鉄道車両の振動低減装置。
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