JPH0684068U - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPH0684068U
JPH0684068U JP031617U JP3161793U JPH0684068U JP H0684068 U JPH0684068 U JP H0684068U JP 031617 U JP031617 U JP 031617U JP 3161793 U JP3161793 U JP 3161793U JP H0684068 U JPH0684068 U JP H0684068U
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JP
Japan
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sealing device
shaft
sound
bellows
present
Prior art date
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Withdrawn
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JP031617U
Other languages
English (en)
Inventor
喜一郎 後藤
一郎 山根
利勝 沼
賢 吉川
直人 末次
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Publication of JPH0684068U publication Critical patent/JPH0684068U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/3224Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip capable of accommodating changes in distances or misalignment between the surfaces, e.g. able to compensate for defaults of eccentricity or angular deviations

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】軸の偏心に対して追随性がよく、さらに、優れ
た防音性をもつ密封装置を提供する。 【構成】軸1およびハウジング10の隙間に装着された
密封装置2は、環状の金属製の芯金と、この芯金と一体
的にゴム状弾性体から成形されたシール部材とからな
り、シール部材は、軸1と当接しシールするシールリッ
プ部と、断面略U字状に形成されたベロー部とを有す
る。このベロー部は軸1の偏心を吸収し、シールリップ
部が軸1に追随できるよう薄肉となっている。また、ベ
ロー部のエンジンルーム側Aの凹部表面に条痕の突起4
を全面に設け、エンジン音を反射しやすくすることで遮
音するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、自動車用ステアリングコラムホールのダストシール等に利 用される密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の密封装置は、例えば、図12のCに示した自動車用ステアリン グコラムホールのステアリングダストシール等に利用されている。
【0003】 この密封装置としては、図10に示したようなものがある。
【0004】 図10において、この密封装置102はシール部材120と、ハウジング11 0に嵌着される嵌着部130とからなり、シール部材120は軸101に当接し シールするシールリップ部121とベロー部122とを有している。
【0005】 そして、軸101がハウジング110に設けてある環状の開口部に対し偏心し てもシール機能を維持できるように、シールリップ部121は軸101の偏心に 対し追随性を要求されているため、このベロー部122は、薄肉となっている。
【0006】 図11に密封装置102の装着状態を示す。
【0007】 図11において、A’はエンジンルーム側、B’は運転席側である。101は 軸であり、エンジンルーム側A’にあるステアリングギアボックス(不図示)と 運転席側B’にあるハンドル(不図示)とを接続しており、この軸101はエン ジンルーム側A’と運転席側B’とを遮断しているハウジング110に設けてあ る環状の開口部を貫通するように構成され、この軸101とハウジング110と の隙間をシールするように密封装置102が装着されている。
【0008】 このハウジング110は、厚肉となっているが、これはエンジンルーム側A’ からのエンジン音を遮音し、運転席側に伝えないようにするためである。
【0009】 近年の自動車では、ドライバーが快適に運転できるよう、運転席の静閑さ等の 快適さが要求されており、ドライバーに不快感を与えるエンジン音は、運転席側 に伝えないようにする必要がある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の密封装置102においては、ベロー部122が 薄肉となっているため、エンジンルームのエンジン音等の騒音がベロー部122 を通って運転席側に伝達してしまい、運転席側がうるさいという問題点がある。
【0011】 この問題点を解決するためにベロー部122の肉厚を厚くし、遮音性および吸 音性をよくする方法があるが、ベロー部122の肉厚を厚くすると軸の振れに対 し、シールリップ部121の追随性が悪くなってしまうという問題点を生ずる。
【0012】 本考案は上記従来技術の問題を解決するためになされたもので、その目的とす るところは、軸の動きに対して追随性がよく、かつ、優れた防音性をもつ密封装 置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案にあっては、互いに同心的に相対移動可能に 設けられる2部材間の隙間をシールする環状の装置本体を有する密封装置におい て、前記装置本体に防音手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】
上記のように構成された密封装置では、防音手段を設けたので、密封装置によ り遮られる2つの空間のそれぞれで発生する音が防音手段により遮音または吸音 される。
【0015】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
【0016】 (第1実施例) 図1は、本考案の第1実施例に係る密封装置の装着状態を示す斜視(一部断面 )図である。
【0017】 図1において、Aはエンジンルーム側、Bは運転席側を示し、密封装置2は、 軸1およびハウジング10の隙間に装着されている。
【0018】 図2は、本考案の第1実施例に係る密封装置の断面図である。
【0019】 図2において、軸1およびハウジング10に装着された密封装置2は、環状の 金属製の芯金3と、この芯金3と一体的にゴム状弾性体から成形されたシール部 材20とからなる。
【0020】 このシール部材20は、軸1と当接しシールするシールリップ部21と、断面 略U字状に形成されたベロー部22と、密封装置2の外周側を形成する芯金3と 芯金3の内周面にて密着接合する接合部23とからなる。
【0021】 芯金3は、筒部31と、その筒部31のエンジンルーム側A端部から内径側、 円板状に延びる内向フランジ部32と、筒部31の運転席側B端部から外径側、 円板状に延びるフランジ部33とを備えている。
【0022】 ここで軸1が偏心した場合、断面略U字状に形成されたベロー部22にてこの 軸1の偏心を吸収し、シールリップ部21が軸1に追随できるように、このベロ ー部22は薄肉となっている。
【0023】 そして、この実施例では、略U字状に形成されたベロー部22のエンジンルー ム側Aの凹部表面24に条痕の突起4を全面に設けて表面積を大きくし、エンジ ン音を反射しやすくすることで遮音するものである。なお、この条痕はどんな方 向のものでも良い。
【0024】 これは、音波が物体表面に入射する時、その物体表面に対して垂直に入射する 場合は伝わりやすいが、入射角度が大きくなるほど入射しにくく、反射してしま うという性質によるものである。
【0025】 (第2実施例) 図3(a)は、本考案の第2実施例に係る密封装置を示している。
【0026】 この第2実施例は、略U字状に形成されたベロー部22のエンジンルーム側A の凹部表面24に放電加工を施し、凹部表面24を粗くし、表面積を大きくさせ たものである。
【0027】 図3(b)に第2実施例に係る密封装置2の装着状態を示す。
【0028】 なお、この第2実施例も第1実施例と同様に、凹部表面24に入射しようとす る音波に対して、その入射角度を大きくして反射させ遮音することで防音効果を 得るものである。
【0029】 また、そのほかにも例えば、溝を形成する等、音波に対して、その入射角度を 大きくして反射させる構成のものであればよい。
【0030】 (第3実施例) 図4は、本考案の第3実施例に係る密封装置を示している。
【0031】 この第3実施例は、略U字状に形成されたベロー部22のエンジンルーム側A の凹部空間25に発泡ウレタン5を充填し、吸音性を高め、防音効果を得るもの である。この発泡ウレタン5は極めて柔軟であり、ベロー部22の、軸1の偏心 に対する追随性にほとんど影響を与えないものである。
【0032】 凹部空間25に充填される充填物質は発泡ウレタン5に限らず多孔質材料、穴 あき材料、柔軟材料、膜状材料等、吸音性を有する物質であればよい。
【0033】 (第4実施例) 図5は、本考案の第4実施例に係る密封装置を示している。
【0034】 この第4実施例は、シール部材20のシールリップ部21を除く部分、つまり 、ベロー部22および接合部23を発泡ゴム7にて、シールリップ部21と同時 成形したものである。
【0035】 この発泡ゴム7は、図6に示したように表面および内部に無数の微小空隙を有 することから、多孔質材料、穴あき材料であり、優れた吸音性をもち、防音効果 がある。
【0036】 (第5実施例) 図7は、本考案の第5実施例に係る密封装置を示している。
【0037】 この第5実施例は、略U字状に形成されたベロー部22の凹部の底部26(運 転席側B)のみを発泡ゴム7にて第4実施例のように同時成形したものである。
【0038】 このように、特に必要な部分を発泡ゴム7にて同時成形することも可能であり 、第4実施例と比較して強度が大きくなる。
【0039】 この発泡ゴム7においても多孔質材料、穴あき材料、柔軟材料であり、吸音性 がよく防音効果がある。
【0040】 (第6実施例) 図8は、本考案の第6実施例に係る密封装置を示している。
【0041】 この第6実施例は、シール部材20にある、芯金3と内周面にて密着接合する 接合部23の運転席側Bの端部から、軸1に向かって円板状、全周的に、防音部 材6を装着してある。
【0042】 この防音部材6は、共に円板状で同径の厚肉の発泡ウレタン61と薄肉のゴム 62とを重ね合わせ一体物とし、厚肉の発泡ウレタン61がエンジンルーム側A を向く方向で、防音部材6の外周面が接合部23の運転席側Bの端部と密着する ように装着してある。
【0043】 このように厚肉の発泡ウレタン61で吸音すると共に、質量や剛性の異なる材 質を使用して共鳴周波数をずらして遮音の効果をも有している。
【0044】 (第7実施例) 図9は、本考案の第7実施例に係る密封装置を示している。
【0045】 第1〜第5実施例がベロー部22に防音手段を設けているのに対し、前述の第 6実施例は、接合部23に防音手段を設けているので、第1〜第5実施例と組合 せることも可能となる。
【0046】 図9は、この組合せによる密封装置の一例を示したもので、第3実施例の凹部 空間25に発泡ウレタン5を充填したものに、さらに防音部材6を装着したもの で、より優れた防音効果をもつものとなる。
【0047】 なお、その他の組合せについても、優れた防音効果をもつことは言うまでもな い。
【0048】
【考案の効果】
本考案は以上の構成および作用を有するもので、防音手段を設けたので、密封 装置により遮られる2つの空間のそれぞれで発生する音が防音手段により防音さ れ、一方の空間から他方の空間へ音が伝達されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の第1実施例である密封装置の装
着状態を示す斜視(一部断面)図である。
【図2】図2は本考案の第1実施例である密封装置の断
面図である。
【図3】図3(a),(b)はそれぞれ本考案の第2実
施例である密封装置の断面図,装着状態を示す斜視(一
部断面)図である。
【図4】図4は本考案の第3実施例である密封装置の断
面図である。
【図5】図5は本考案の第4実施例である密封装置の断
面図である。
【図6】図6は本考案の密封装置に使用される発泡ゴム
の概略図である。
【図7】図7は本考案の第5実施例である密封装置の断
面図である。
【図8】図8は本考案の第6実施例である密封装置の断
面図である。
【図9】図9は本考案の第7実施例である密封装置の断
面図である。
【図10】図10は従来の密封装置の断面図である。
【図11】図11は密封装置の装着状態を示す斜視(一
部断面)図である。
【図12】図12は密封装置が適用されるステアリング
ダストシール装着箇所を示す斜視図である。
【符号の説明】
A,A’ エンジンルーム側 B,B’ 運転席側 C 自動車用ステアリングコラムホール 1,101 軸 2,102 密封装置 3 芯金 4 突起 5 発泡ウレタン 6 防音部材 7 発泡ゴム 10,110 ハウジング 20,120 シール部材 21,121 シールリップ部 22,122 ベロー部 23 接合部 24 表面 25 凹部空間 26 底部 31 筒部 32 内向フランジ部 33 フランジ部 61 発泡ウレタン 62 ゴム
フロントページの続き (72)考案者 吉川 賢 福島県福島市永井川字続堀8番地エヌオー ケー株式会社内 (72)考案者 末次 直人 福島県福島市永井川字続堀8番地エヌオー ケー株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同心的に相対移動可能に設けられ
    る2部材間の隙間をシールする環状の装置本体を有する
    密封装置において、 前記装置本体に防音手段を設けたことを特徴とする密封
    装置。
JP031617U 1993-05-20 1993-05-20 密封装置 Withdrawn JPH0684068U (ja)

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JP031617U JPH0684068U (ja) 1993-05-20 1993-05-20 密封装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP031617U JPH0684068U (ja) 1993-05-20 1993-05-20 密封装置

Publications (1)

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JPH0684068U true JPH0684068U (ja) 1994-12-02

Family

ID=12336178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP031617U Withdrawn JPH0684068U (ja) 1993-05-20 1993-05-20 密封装置

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Effective date: 19971106