JP2888091B2 - 制振ホイール構造 - Google Patents

制振ホイール構造

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JP2888091B2
JP2888091B2 JP13206693A JP13206693A JP2888091B2 JP 2888091 B2 JP2888091 B2 JP 2888091B2 JP 13206693 A JP13206693 A JP 13206693A JP 13206693 A JP13206693 A JP 13206693A JP 2888091 B2 JP2888091 B2 JP 2888091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のホイール構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】実開平4−1002号公報には、リムの
内周面のうち、少なくともディスクとの嵌合部よりも車
体内方側に位置する部位に防振体を設けて、車室内の騒
音を低減するようにしたホイール構造が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したホイール構造
においては、リムの内周面に防振体を設けただけの二層
構造であるため、十分な制振性能を得るためには防振体
の厚みを大きくする必要があり、リムによって形成され
る空間が小さくなって内側に配設される部材と干渉する
おそれがあるばかりか、重量が大幅に増加するおそれが
ある。本発明は、上記した問題に対処すべくなされたも
のであり、その目的はコンパクトでありながら十分な制
振性能を得ることが可能な制振ホイール構造を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、ディスクの外周に形成した
円筒部とリムの内周を嵌合するとともに結合手段によっ
て複数箇所にて結合するようにしたホイールにおいて、
前記ディスクとリムの嵌合部における非結合部位にアス
ファルト,ゴム等の粘弾性物質を介在させた。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明による制振ホイール構造に
おいては、車両走行中にリムとディスクに弾性共振が発
生したとき、リムとディスク間に介在する粘弾性物質の
ずり変形により振動のエネルギーが吸収されて減衰され
る。ところで、本発明による制振ホイール構造は、ディ
スクとリムの嵌合部における非結合部位にアスファル
ト,ゴム等の粘弾性物質を介在させたものであり、ディ
スクとリムの嵌合部を有効に活用して三層構造としたも
のであるため、粘弾性物質が薄い場合にも十分な制振性
能を得ることが可能であり、コンパクトに構成できて、
スペースの増加及び重量の増加を抑えることができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2は本発明による制振ホイール構造
を採用してなるホイール10を示していて、このホイー
ル10は略同一板厚の鉄或いはアルミ合金製のディスク
11及びリム12と、これらディスク11及びリム12
間に介在させたアスファルト,ゴム等の粘弾性物質13
によって構成されている。ディスク11は、外周に円筒
部11aを有していて、円筒部11aには中心に向けて
窪んだ凹部11bが6個周方向にて等間隔に形成されて
いる。リム12は、従来のものと全く同じ形状に形成さ
れていて、外周にタイヤ(図示省略)が取付けられるよ
うになっており、図1の×で示した部位(周方向にて等
間隔の6ヶ所)にてスポット溶接によりディスク11の
円筒部11aと結合されている。
【0007】粘弾性物質13は、ディスク11における
円筒部11aの各凹部11bとリム12の内周面間に形
成される各空所内に隙間なく充填されていて、ディスク
11とリム12の各振動(一次の振動モードの場合と高
次の振動モードの場合がある)によりディスク11とリ
ム12が反対方向に伸び縮み変形(一次の振動モードの
場合、楕円形状となる変形)したときずり変形して振動
のエネルギーを吸収するようになっている。
【0008】上記のように構成した本実施例のホイール
10においては、車両走行中にリム12とディスク11
に弾性共振が発生したとき、リム12とディスク11間
に介在する粘弾性物質13のずり変形により振動のエネ
ルギーが吸収されて減衰される。ところで、本実施例の
ホイール10は、ディスク11とリム12の嵌合部にお
ける非結合部位に形成した凹部11bにアスファルト,
ゴム等の粘弾性物質13を介在させるようにしたもので
あり、板厚の略等しいディスク11とリム12の嵌合部
を有効に活用して三層構造としたものであるため、粘弾
性物質13が図示した場合に比して薄く0.1mm 以下と薄
い場合にも十分な制振性能を得ることが可能であり、コ
ンパクトに構成できて、スペースの増加及び重量の増加
を抑えることができる。このように、粘弾性物質が薄い
場合には凹部11bを設けなくとも、ディスクとリムの
間に粘弾性物質を挟むだけで制振ホイールを実現でき
る。この場合には、ディスクとリムを任意のポイントで
スポット溶接にて結合することが可能となる。
【0009】上記実施例においては、ホイール10に一
次の振動モードが生じているとき、振動の生じないニュ
ートラルラインが十字状に生じてずり変形がゼロとなる
点が4点存在することを考慮して、減衰性能に余り影響
がないようにスポット溶接箇所を周方向において6ヶ所
としたが、スポット溶接箇所を4ヶ所または5ヶ所とし
て本発明を実施することも可能である。また、上記実施
例においては、ディスク11の円筒部11aに粘弾性物
質13を介在させるための凹部11bを形成して本発明
を実施したが、リム12の内周側に粘弾性物質13を介
在させるための凹部を形成した本発明を実施することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による制振ホイール構造を実施したホ
イールの部分側面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10…ホイール、11…ディスク、11a…円筒部、1
1b…凹部、12…リム、13…粘弾性物質。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60B 23/00,9/10 B60B 3/00 - 3/04 F16F 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの外周に形成した円筒部とリム
    の内周を嵌合するとともに結合手段によって複数箇所に
    て結合するようにしたホイールにおいて、前記ディスク
    とリムの嵌合部における非結合部位にアスファルト,ゴ
    ム等の粘弾性物質を介在させたことを特徴とする制振ホ
    イール構造。
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