JP2001260833A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JP2001260833A
JP2001260833A JP2000073444A JP2000073444A JP2001260833A JP 2001260833 A JP2001260833 A JP 2001260833A JP 2000073444 A JP2000073444 A JP 2000073444A JP 2000073444 A JP2000073444 A JP 2000073444A JP 2001260833 A JP2001260833 A JP 2001260833A
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pressure
deceleration
control
brake
target deceleration
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JP2000073444A
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English (en)
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Katsuya Iwasaki
克也 岩崎
Noriaki Okude
範昭 奥出
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速が必要なときに確実に減速度が得られる
ようにして、減速不足が生じるのを防止し、制御品質の
向上を図ること。 【解決手段】 マスタシリンダ圧が発生していない状態
において、制動制御を実行する際には、モータ8を駆動
させてポンプ4からブレーキ液を供給することによりホ
イルシリンダWCの増圧を行い、この状態でアウト側ゲ
ート弁3を開弁させてホイルシリンダWCのブレーキ液
をマスタシリンダMC側に逃がして減圧を行い、モータ
8の駆動停止ならびにアウト側ゲート弁3の閉弁により
液圧保持を実行可能に構成されたブレーキ制御装置にお
いて、制動制御時に、目標減速度が所定値よりも大きい
ときには、実際減速度が目標減速度となるまで、増圧を
続ける大減速制御を実行するよう構成したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者の操作に応
じて機械的に圧力が発生するマスタシリンダ以外の液圧
源を有し、ホイルシリンダに対して、この液圧源の液圧
を供給して増圧したり、ホイルシリンダの液圧を保持し
たり、ホイルシリンダの液圧を他へ逃がして減圧したり
して、自動的に制動力を制御するブレーキ制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、制動力を制御する種々のブレーキ
制御装置が提案されている。このようなブレーキ制御装
置における制御としては、先行車などの対向する障害物
との車間に応じて自動的に制動を行う自動制動制御や、
旋回時に過アンダステア状態や過オーバステア状態とな
ったときに、旋回外前輪や旋回内後輪のホイルシリンダ
液圧を自動的に制御して制動力を発生させることによっ
て車両をニュートラルステア方向に戻すヨーモーメント
を生じさせて車両の挙動を安定させる車両挙動制御や、
駆動輪がスリップしたときにこの駆動輪に制動力を与え
てスリップを抑制させるトルクスリップ制御や、運転者
による制動操作を検出し、この検出値に基づいて液圧を
発生させるバイワイヤ制御や、さらには運転者による制
動操作により発生したブレーキ液圧に対し、さらに加圧
して制動操作の補助を行うアシスト制御などがある。
【0003】上述の各種制動制御にあっては、運転者が
違和感を抱かないように制御品質の向上が図られてい
る。このように制動制御の制御品質の向上を図る技術と
して、例えば、特開平10−278764号公報に記載
のものが知られている。この従来技術は、ハイブリッド
式の車両において運転者が制動操作を行ったときに、回
生制動と協調させて制動力を発生させるようにしたもの
で、上述のバイワイヤ制御に相当する制動制御を実行す
るものである。この従来技術は、制動操作に応じて目標
液圧(=目標減速度)を算出する一方、実際のホイルシ
リンダ圧である実際液圧(=実際減速度)を検出あるい
は算出し、実際液圧が目標液圧に一致するように液圧調
整手段の作動を制御するとともに、実際液圧と目標液圧
との間に偏差が存在していても、目標液圧が実際液圧に
近づく向きに変化している場合は、液圧調整手段を保持
状態とし、目標液圧が実際液圧から離れる向きに変化し
ている場合に、液圧調整手段により増圧状態あるいは減
圧状態として実際液圧を目標液圧と同じ向きに変化させ
るようにしたことを特徴とするものである。上記従来技
術は、上述の制御を実行する結果、電磁弁の作動頻度を
低減させ、作動音の発生ならびに消費電力を低減するこ
とができるとともに、耐久性を向上させることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、目標液圧の向きに基づいて増減圧
を行うか保持を行うかを決定していて、目標液圧と実際
液圧との偏差が大きい場合にも保持するため、緩減速か
ら急減速に切り替わった場合などにあっても、目標液圧
の向きが変わらないことから保持状態に維持され、減速
不足により応答遅れが生じるおそれがあるという問題が
あった。このような問題は、例えば、先行車との車間距
離に応じて自動的に制動を行う自動制動制御において、
先行車との車間距離が狭まる変化が、最初は緩くその後
急速に生じたときに発生しやすいものである。
【0005】さらに、上述した従来技術にあっては、バ
イワイヤ制御において以下に述べるような問題があっ
た。すなわち、バイワイヤ制御にあっては、運転者の制
動操作を検出するために、ブレーキペダルやレバーある
いはスイッチなどを設け、そのストローク量などにより
制動操作の要求度合いを判断する。ここで、運転者が緊
急時などにおいて最大減速度を得たいと思って、ブレー
キペダルを最大ストロークさせ、かつその状態を維持さ
せた場合を考える。この場合、ブレーキペダルの位置が
最大踏み込み状態から変化しないため、目標液圧が一定
値となる。このため、制御開始後、実際液圧の上昇勾配
が所定の勾配になると、目標液圧の向きと実際液圧の向
きとが一致し、両者の間に液圧偏差があっても保持状態
に制御することになる。ところが、ここで運転者が制動
力を十分に得られていないと判断してさらに制動操作を
行おうとしても、既にフルストローク状態になっている
ことから、保持状態が解消されず、運転者が減速度不足
を感じるおそれがある。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
成されたもので、減速が必要なときに確実に減速度が得
られるようにして、減速不足が生じるのを防止し、制御
品質の向上を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、ホイルシリンダに対して
増圧・保持・減圧を行ってホイルシリンダ圧を任意に調
整可能であるとともに、少なくともホイルシリンダ圧を
保持する際にホイルシリンダにブレーキ液を閉じこめる
べく閉弁する電磁弁を有した液圧調整手段と、車両の走
行状態を検出する走行状態検出手段と、この走行状態検
出手段によって検出された走行状態に基づいて目標減速
度を求め、実際減速度が目標減速度となるよう液圧調整
手段に向けて増圧・保持・減圧を実行させる制御信号を
出力する制動制御を実行する制動制御手段と、を備えた
ブレーキ制御装置において、前記制動制御手段は、制動
制御時に、目標減速度が所定値よりも大きいときには、
実際減速度が目標減速度となるまで、増圧を続ける大減
速制御を実行することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のブレーキ制御装置において、前記制動制御手段は、制
動制御には、目標減速度および実際減速度に加えて目標
減速度勾配および実際減速度勾配を求め、目標減速度が
所定値以下の小減速制御時には、実際減速度と目標減速
度との差ならびに、実際減速度勾配と目標減速度勾配と
の差に基づいて、これらの差の一方が大きければ増圧を
行うとともに、これらの差の一方が小さくなれば保持を
行うように構成され、一方、前記大減速制御時には、実
際減速度勾配と目標減速度勾配との差に基づく保持と増
圧の判断を禁止して、目標減速度と実際減速度との差の
みに基づいて実際減速度が目標減速度となるまで増圧を
続ける構成であることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のブレーキ制御装置において、前記制動制御手段は、制
動制御時には、目標減速度勾配が所定値よりも大きいと
きには所定の急勾配で増圧を行う急増圧制御を実行する
ことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3に記載のブレーキ制御装置において、前記液圧調整手
段は、液圧源としてホイルシリンダに向けてブレーキ回
路を介してブレーキ液を供給するモータ駆動のポンプ
と、前記ブレーキ回路に接続されてホイルシリンダのブ
レーキ液を相対的に低圧側となる低圧回路に逃がす常開
の電磁弁とを備え、前記制動制御手段は、制動制御時に
は、増圧時には、前記モータをパルス変調制御により駆
動させて増圧量を制御し、減圧時には、電磁弁をパルス
変調制御により閉弁させて減圧量を制御し、保持時に
は、ポンプからのブレーキ液の供給を停止させるととも
に、電磁弁を閉弁状態に維持させることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用および効果】本発明では、制動制御手段が
制動制御を実行するときに、制動要求が大きく目標減速
度が所定値よりも大きいときには、実際減速度が目標減
速度となるまで増圧を続ける。このように、制動要求が
大きいときには、保持に移行することがないため、減速
不足により応答遅れが生じたり、あるいは運転者が空走
感を抱いたりするという不具合が生じることが無く、制
御品質を向上させることができるという効果が得られ
る。
【0012】請求項2に記載の発明では、制動制御手段
は、制動制御時において目標減速度が所定値以下の小減
速制御時には、目標減速度と実際減速度およびこれらの
差を求め、さらに、目標減速度勾配と実際減速度勾配お
よびこれらの差を求め、両差の大きさに基づき、両差の
一方が大きければ増圧を行い、両差の一方が小さければ
保持を行う。したがって、目標減速度と実際減速度との
差が大きくても、目標減速度勾配と実際減速度勾配との
差が小さければ保持を行うものであり、増圧過多による
いわゆる「カックンブレーキ」の発生を防止して、高い
制御品質を得ることができる。一方、目標減速度が所定
値よりも大きい大減速制御時には、目標減速度勾配と実
際減速度勾配との差に基づく増圧・保持判断を中止し、
目標減速度と実際減速度との差のみに基づいて目標減速
度が実際減速度となるまで増圧を続ける。したがって、
請求項1に記載の発明と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0013】請求項3に記載の発明では、目標減速度勾
配が所定値よりも大きいときには、所定の急勾配で増圧
を行う急増圧制御を実行するため、減速度の要求が強い
ときには、短時間でこの要求に対応することができ、よ
りいっそうの制御品質の向上を図ることができるという
効果が得られる。
【0014】請求項4に記載の発明では、制動制御時に
は、増圧時には、モータをPWM制御により駆動させ、
ブレーキ回路に対するブレーキ液の供給量を調整するこ
とによりホイルシリンダにおける増圧量を制御し、減圧
時には、電磁弁をPWM制御により開弁させて開度を調
整し、これによりブレーキ回路から低圧側に逃がすブレ
ーキ液量を調整してホイルシリンダにおける減圧量を調
整する。また、保持時には、モータの駆動を停止してポ
ンプからブレーキ回路へのブレーキ液の供給を停止させ
るとともに、電磁弁を閉弁状態に維持させてブレーキ回
路から低圧側へのブレーキ液の逃げを停止させる。以上
により、低い作動音によりホイルシリンダ圧の制御を行
うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)実施の形態1は、請求項1〜4に記載
の発明に対応した例であり、図1は実施の形態1のブレ
ーキ装置を示すブレーキ回路図である。図において、M
CはマスタシリンダでありブレーキペダルBPを踏み込
むとブレーキ回路1,2を介してブレーキ液をホイルシ
リンダWCに向けて供給する周知のものである。なお、
マスタシリンダMCにはブレーキ液を貯留するリザーバ
RESが設けられている。
【0016】前記ブレーキ回路1,2はいわゆるX配管
と呼ばれる接続構造となっている。すなわち、ブレーキ
回路1は、左前輪のホイルシリンダWC(FL)と右後
輪のホイルシリンダWC(RR)とを結び、ブレーキ回
路2は、右前輪のホイルシリンダWC(FR)と左後輪
のホイルシリンダWC(RL)とを結ぶよう構成されて
いる。
【0017】前記ブレーキ回路1,2の途中には、実施
の形態の電磁弁としてのアウト側ゲート弁3が設けられ
ている。このアウト側ゲート弁3は、ブレーキ回路1,
2の連通・遮断を切り替える常開のソレノイド弁であ
る。
【0018】前記アウト側ゲート弁3には、マスタシリ
ンダMC側(以下、これを上流という)からホイルシリ
ンダWC側(以下、これを下流という)へのブレーキ液
の流通のみを許容する一方弁3aが並列に設けられてい
る。また、アウト側ゲート弁3に並列に、下流側が所定
圧を越えたら開弁して圧を上流に逃がすリリーフバルブ
を設けても良い。
【0019】また、前記ブレーキ回路1,2において、
アウト側ゲート弁3の下流にはソレノイド駆動の常開の
ON・OFF弁からなる流入弁5が設けられ、さらに、
この流入弁5よりも下流位置とリザーバ7とを結ぶリタ
ーン回路10の途中にはソレノイド駆動の常閉のON・
OFF弁からなる流出弁6が設けられている。
【0020】さらに、前記ブレーキ回路1,2には、マ
スタシリンダMC以外の液圧源としてポンプ4が接続さ
れている。このポンプ4は、運転者が制動操作を行って
いないときのブレーキ液圧源となるとともにABS制御
を実行したときの戻しポンプを兼ねるものである。ま
た、このポンプ4は、モータ8により作動するプランジ
ャポンプであって、2つのプランジャ4p,4pを備え
るとともに、それぞれのプランジャ4p,4pで吸入・
吐出を行うポンプ室4rが、枝分かれされた吸入回路4
a,4bを介して前記ブレーキ回路1,2においてアウ
ト側ゲート弁3よりも上流の位置と、前記リザーバ7と
に接続されている一方、吐出回路4cを介して、前記ブ
レーキ回路1,2において、前記アウト側ゲート弁3と
流入弁5との間の位置に接続されている。また、前記吸
入回路4bには、ブレーキ液がリザーバ7の方向へ流れ
るのを防止する逆止弁4dが設けられている。なお、前
記流入弁5,流出弁6,リザーバ7,リターン回路1
0,吸入回路4bによりABSユニットが構成されてお
り、制動時に車輪ロックが生じそうになったときには、
必要に応じて、流入弁5を閉じるとともに流出弁6を開
弁してホイルシリンダWCの減圧を行ったり、流入弁5
と流出弁6の両方を閉弁させてホイルシリンダWCの液
圧保持を行ったり、流入弁5を開くとともに流出弁6を
閉じて増圧を行ったりすることができる。
【0021】また、前記吸入回路4aには、この吸入回
路4aの連通・遮断を切り替えるイン側ゲート弁9が設
けられている。このイン側ゲート弁9は、常閉のソレノ
イドバルブにより構成されている。
【0022】前記2つのゲート弁3,9、流入弁5、流
出弁6およびモータ8の作動は、制動制御手段としての
コントロールユニット11により制御される。このコン
トロールユニット11は、図2に示すように、車輪速セ
ンサ12を含んで車両の走行状態を検出する走行状態検
出手段13に接続され、この走行状態検出手段13から
の入力に基づいて後述するABS制御、ならびに自動制
動制御およびバイワイヤ制御からなる制動制御を実行す
る。ちなみに、走行状態検出手段13にあっては、運転
者の運転操作、すなわち制動操作や加速操作や操舵など
も検出するものである。
【0023】ABS制御は、周知の制御であり、これを
簡単に説明すると、本実施の形態では、車輪速センサ1
2からの入力に基づいて制動時の車輪ロックを判断し、
車輪がロックしそうな状態になったら、ホイルシリンダ
圧を減圧させて車輪ロックを回避した後、その対象とな
る車輪の車輪速が、車体速よりも所定値だけ低い、制動
に最も有効な速度となるように適宜、減圧・保持・増圧
を行うものである。
【0024】このABS制御における減圧・保持・増圧
は、減圧の場合は、流入弁5を閉弁させるとともに流出
弁6を開弁させ、保持の場合は、両弁5,6を閉弁さ
せ、増圧の場合は、流入弁5を開弁させるとともに流出
弁6を閉弁させることにより行う。また、減圧の際に
は、ホイルシリンダWCのブレーキ液がリザーバ7に逃
がされるが、このリザーバ7に溜まったブレーキ液は、
ポンプ4の作動に基づいて随時ブレーキ回路1,2に戻
される。
【0025】次に、自動制動制御について説明すると、
この自動制動制御は、走行状態検出手段13からの入力
に基づいて走行状態を検出して目標減速度GTを決定
し、この目標減速度GTに応じた制動力を発生させるも
のであり、例えば、先行車との車間距離を検出し、この
車間距離が車速に応じた理想車間距離よりも縮まったと
きに自動的に制動力を発生させて車間を理想車間距離に
保つ制御を含む。
【0026】上述の自動制動制御を実行する際には、イ
ン側ゲート弁9を開弁させるとともにポンプ4を作動さ
せて、ブレーキ液をブレーキ回路1,2に吐出させる。
この時、流入弁5および流出弁6を非作動状態として、
流入弁5を開弁状態に、流出弁6を閉弁状態に維持させ
ていると、ホイルシリンダ圧が増圧される。本実施の形
態では、後述するが、モータ8(ポンプ4)に対してパ
ルス変調制御(以下、これをPWM制御という)するこ
とにより、増圧量を制御する。一方、この状態からアウ
ト側ゲート弁3を開弁すると、ブレーキ回路1,2のブ
レーキ液がマスタシリンダMC側に逃がされて減圧が成
される。本実施の形態では、このアウト側ゲート弁3の
開弁量をPWM制御により行うことで、減圧量を制御す
る。また、他の自動制動制御としては、駆動輪がスリッ
プしたのを検出したときに駆動輪に制動力を発生させて
駆動輪スリップを防止するトルクスリップ制御や、車両
が過オーバステア状態や過アンダステア状態となったと
きに、所望の輪に制動力を発生させて、車両をニュート
ラル状態に戻す方向にヨーモーメントを発生させる車両
運動制御などを実行してもよい。ちなみに、上記自動制
動制御の場合は、全輪のホイルシリンダ圧を同圧に制御
あるいは前後輪で所定の液圧差を持たせながら全ホイル
シリンダWCに対して液圧を供給するのに対し、車両運
動制御の場合は、1輪のみに制動力を発生させる場合も
ある。また、トルクスリップ制御に関しては、駆動輪の
ホイルシリンダWCにのみ液圧を供給するものである。
【0027】また、バイワイヤ制御は、運転者がブレー
キペダルBP以外の手段を用いて制動操作を行ったと
き、すなわちマスタシリンダ圧が発生していないとき
に、この制動操作に応じて目標減速度GTを決定して制
動力を発生させるもので、本実施の形態では、走行状態
検出手段13の一部として、ステアリングホイールの近
傍に図示を省略したブレーキレバーあるいはブレーキス
イッチなどの操作手段が設けられている。このバイワイ
ヤ制御にあっても、制動力を発生させるメカニズムは、
上述の自動制動制御と同一であり、操作手段GTの操作
に応じて目標減速度を決定する点だけが異なる。
【0028】次に、上述の自動制動制御あるいはバイワ
イヤ制御による制動制御の詳細について図3のフローチ
ャートにより説明する。まず、ステップ101におい
て、目標減速度GTが、予め設定された保持禁止しきい
値GMAXよりも大きいか否か判定し、目標減速度GT
が保持禁止しきい値GMAXよりも大きい場合(GT>
GMAX)には、常に、ステップ102に進んで、最大
減速度要求フラグF_GMAX=1にセットするととも
に、フィードバックゲインDGAINBを0にリセット
する。一方、ステップ101においてGT≦GMAXの
場合、ステップ102を飛ばしてステップ103に進
む。なお、前記保持禁止しきい値GMAXについては、
図4および図5参照のこと。
【0029】ステップ103では、目標減速度GTが予
め設定されたオフしきい値THOFFよりも大きいか否
かに基づいて目標減速度GTに応じて減圧・保持・増圧
の処理に向けて制動制御を実行するか否かを判定し、G
T>THOFFの場合、目標減速度GTに向けた処理を
実行すべくステップ104に進み、GT≦THOFFの
場合、制動制御が不要であると判定してステップ114
に進み、制動制御を終了するOFF処理を行う。すなわ
ち、目標減速度GTが極めて小さいときにはOFF処理
を行って、ポンプ4(モータ8)を駆動停止状態とし、
アウト側ゲート弁3を開弁状態とし、イン側ゲート弁9
を閉弁状態とするものである。
【0030】ステップ104では、現在の減速度から目
標減速度GTとなるまでの傾きである目標減速度勾配D
GTが、予め設定された急増しきい値THKYU未満で
あるか否かに基づいて急増圧を実行するか否か判定し、
DGT<THKYUの非急増圧判定時にはステップ10
5に進み、DGT≧THKYUの急増圧判定時にはステ
ップ113に進む。このステップ113では、急増圧処
理を行うものであり、この場合、イン側ゲート弁9を開
弁させる出力を行い、かつモータ8に対してデューティ
比100%の出力で最大出力で駆動させるとともに、ア
ウト側ゲート弁3に対してデューティ比60%の出力を
行って閉弁状態を維持させる。このように本実施の形態
では、急増圧が必要なときには、高い制動力を発生させ
て、これに対応することができる。
【0031】ステップ105では、最大減速度要求フラ
グF_GMAXがセットされているか否か判定し、最大
減速度要求フラグF_GMAXがセットされている(=
1)の場合ステップ106を飛ばしてステップ107に
進み、F_GMAX≠1(F_GMAX=0)の場合ス
テップ106に進む。ステップ106では、目標減速度
勾配DGTが、増圧しきい値DBICよりも大きいか否
か判定し、DGT>DBICの場合、増圧か保持かの判
定を行うべくステップ107に進み、また、DGT≦D
BICの場合、減圧か保持かの判定を行うべくステップ
108に進む。
【0032】ステップ107では、制御信号SIGCN
Tが、予め設定された増圧時保持しきい値DBIUより
も大きいか否か判定し、SIGCNT>DBIUの場合
はステップ112に進んで増圧処理を実行し、一方、S
IGCNT≦DBIUの場合はステップ111に進んで
保持処理を実行する。なお、増圧時保持しきい値DBI
Uは、通常の保持領域よりも減圧側の値に設定されてい
る。ここで、前記制御信号SIGCNTは、以下の演算
式より算出する。 SIGCNT=PGAINF×GT+DGAINF×D
GT+PGAINB×(GT−GL)+DGAINB×
(DGT−DGL) なお、PGAINFはフィードフォワードPゲイン、G
Tは目標減速度、DGAINFはフィードフォワードD
ゲイン、DGTは目標減速度勾配、PGAINBはフィ
ードバックPゲイン、GLは車両減速度、DGAINB
フィードバックDゲイン、DGLは車両減速度勾配であ
る。また、車両減速度GLは、図6に示すように、4輪
からの車輪速信号を平均化処理部aにより平均化して、
微分部bにより微分し、増幅部cにより増幅させた後
に、ローパスフィルタdによりバンドパス処理を行っ
て、求めることができる。さらに、本実施の形態では、
この車両減速度GLにゲイン処理部eにより所定のゲイ
ンを与えることにより、実ホイルシリンダ圧を示す液圧
信号を形成し、本フローチャートにおける処理に使用し
ている。
【0033】ステップ108では、目標減速度勾配DG
Tが減圧時保持しきい値DBDCよりも小さいか否か判
定し、DGT<DBDCの場合、さらにステップ109
に進んで、制御信号SIGCNTが減圧時保持しきい値
DBDCよりも小さいか否か判定し、ステップ108な
らびにステップ109の両方でYESの判定が成された
場合ステップ110に進んで減圧処理を行い、一方、ス
テップ108とステップ109のいずれかでNOと判定
された場合、ステップ111に進んで保持処理を行う。
なお、減圧時保持しきい値DBDCは、通常の保持領域
よりも増圧側の値に設定されている。
【0034】ステップ110において減圧処理を実行す
る場合、イン側ゲート弁9を閉弁させるとともにモータ
8(ポンプ4)への出力デューティ比を0%とし、さら
にアウト側ゲート弁3への出力ディーティ比DUTY_
Vは、図7に示す制御信号SIGCNTに応じたマップ
に基づいて設定する。
【0035】ステップ111において保持処理を実行す
る場合、本実施の形態では、モータ8(ポンプ4)の駆
動を停止させるとともにイン側ゲート弁9を閉弁させ、
さらにアウト側ゲート弁3に対しては、60%のデュー
ティ比の出力を行う。
【0036】また、ステップ112において増圧処理を
実行する場合、モータ8(ポンプ4)に対して出力デュ
ーティ比DUTY_Pを、図8に示す制御信号SIGC
NTに対応したデューティ特性マップに基づいて設定
し、かつ、イン側ゲート弁9を開弁状態に維持する。ま
た、この時、アウト側ゲート弁3は、60%のデューテ
ィ比を出力して閉弁状態に維持させる。
【0037】次に、実施の形態において、バイワイヤ制
御あるいは自動制動制御を行った場合の作動例について
説明する。
【0038】イ)小減速制御時 図4に示すように、目標減速度GTが保持禁止しきい値
GMAXを越えない緩い制動要求が発生した場合、ステ
ップ102の処理が成されないことから、最大減速度要
求フラグF_GMAXが0にリセットされている一方、
フィードバックDゲインDGAINBは0にリセットさ
れていない。そこで、図3のフローチャートにおいて、
ステップ101→102→103→104→106の流
れとなって、目標減速度勾配DGTに基づいて保持を含
む増圧を実行するか、保持を含む減圧を実行するかを判
断することになる。この場合、制動要求が発生している
ことから、保持を含む増圧を制御するステップ107の
方向に進んで、制御信号SIGCNTと増圧保持しきい
値DBIUに基づいて保持か増圧かを判断する。ここ
で、制御信号SIGCNTを形成するにあたり、目標減
速度GTが保持禁止しきい値GMAXを越えない緩い制
動時にあっては、フィードバックDゲインDGAINB
が0にリセットされていないため、目標減速度勾配DG
Tと車両減速度勾配DGLとの差に基づくフィードバッ
ク項が機能している。したがって、目標減速度勾配DG
Tと車両減速度勾配DGLとの差が大きければ制御信号
SIGCNTが大きくなって増圧判定傾向が強くなり、
一方、目標減速度勾配DGTと車両減速度勾配DGLと
の差が小さければ制御信号SIGCNTが小さくなって
保持判定傾向が強くなる。
【0039】この判定に基づき、図4に示す例では、制
動要求の発生当初であるT1の時点から極短時間だけ保
持判定が成された後、T2の時点で増圧判定が成され、
その後、T3の時点で保持判定が成されている。また、
T4の時点では制動要求が減少して減圧判定が成されて
いる。ここで、アウト側ゲート弁3は、T1の時点から
T4の時点までは、保持あるいは増圧判定が成されてい
ることから、閉弁している。ちなみに、図ではこの閉弁
時には、デューティ比100%で示しているが、実際に
は、ステップ111,112の処理に基づいて目標液圧
によりデューティ比を上下させる。その後、減圧判定が
成されると、制御信号SIGCNTに応じたデューティ
比に低減させ、これにより所望の開弁量としている。一
方、モータ8に対しては、増圧判定時にデューティ比を
高めているが、保持判定時には実際に液圧を発生させな
いアイドリング駆動を行っている。
【0040】ロ)大減速制御時 図5に示すように、目標減速度GTが保持禁止しきい値
GMAXを越える急制動要求が発生した場合、ステップ
102の処理が成されることから、最大減速度要求フラ
グF_GMAXが1にセットされる一方、フィードバッ
クDゲインDGAINBは0にリセットされる。すなわ
ち、本実施の形態1では、急制動とは、最大減速度要求
フラグF_GMAXが1にセットされる制動と適宜する
こともできる。この場合、図3のフローチャートにおい
て、ステップ103→104に進み、目標減速度勾配D
GTに基づいて急増圧を行うかどうか判定する。この図
5に示す例では、目標減速度勾配DGTは、急増圧処理
を実行するほど急な勾配ではないため、ステップ104
→105に進む。ここで、最大減速度要求フラグF_G
MAXが1にセットされているため、ステップ106に
おける増圧・減圧判定を行うことなくステップ107に
進んで、増圧か保持かの判定を行う。このステップ10
7の判定は、上述したように、制御信号SIGCNTと
増圧保持しきい値DBIUに基づいて保持か増圧かを判
断するものであるが、この目標減速度GTが保持禁止し
きい値GMAXを越えない急制動時には、フィードバッ
クDゲインDGAINBが0にリセットされているた
め、目標減速度勾配DGTと車両減速度勾配DGLとの
差に基づくフィードバック項が機能しない。したがっ
て、目標減速度勾配DGTと車両減速度勾配DGLとの
差がとの差が小さくなってもこれが制御信号SIGCN
Tに反映されることが無く、制御信号SIGCNTに反
映されるのは、目標減速度GTと車両減速度GLとの差
ということになる。したがって、図5に示すように、車
両減速度GLが目標減速度GTに達し(T11の時
点)、その後、ステップ107においてNOと判定され
るまで(T12の時点まで)増圧と判定され、早期に保
持判定されることがない。
【0041】以上説明したように、本実施の形態では、
制動要求があるのに早期に保持が成されることが無く、
確実に減速度を得ることができる。したがって、バイワ
イヤ制御において運転者が最大で制動力を発生させよう
という操作を行っているのに保持状態となって運転者が
空走感を抱くというような不具合や、先行車のとの車間
距離を制御する自動制動制御において、車間距離が急に
縮まったときに減速度が不足して所望の車間距離が得ら
れなくなるというような不具合が発生するのを防止する
ことが可能となり、制御品質の向上を図ることができる
という効果が得られる。
【0042】(実施の形態2)次に、実施の形態2のブ
レーキ装置について説明する。実施の形態2のブレーキ
装置は、マスタシリンダMCを設けずに、通常の制動時
もポンプの液圧を液圧源としてホイルシリンダ圧を制御
する、いわゆるブレーキバイワイヤ式のブレーキ装置で
ある。なお、アウト側ゲート弁3としては実施の形態1
と同じ、構造のものを使用しているもので、また、他の
構成についても、実施の形態1と同じ構成については実
施の形態1と同じ符号を付けて説明を省略する。
【0043】すなわち、図9は実施の形態2のブレーキ
装置における1系統部分だけを示すブレーキ回路図であ
って、主たる構成は実施の形態1と共通している。実施
の形態1との相違点は、アウト側ゲート弁3は、低圧回
路201を介してポンプ4の吸入側に接続されている。
したがって、アウト側ゲート弁3を開弁するとブレーキ
回路1の液圧が減圧される。なお、各弁3,5,6なら
びにモータ8の作動を制御する図外のコントロールユニ
ットには、ブレーキペダルあるいは手動ブレーキスイッ
チの操作を検出する制動操作検出手段が接続されてい
る。運転者が制動操作を行ったときには、この制動操作
検出手段の検出値に基づいて目標液圧ならびに制御信号
SIGCNTを求め、これらの値に基づいてアウト側ゲ
ート弁3ならびにモータ8をPWM制御する。また、実
施の形態1と同様に、ABS制御時には、流入弁5,流
出弁6およびモータ8に対して制御を実行するものであ
る。
【0044】以上図面により実施の形態について説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態の構成に限定される
ものではない。例えば、本発明を適用可能なブレーキ制
御装置としては、実施の形態で示したものに限られな
い。また、実施の形態では、増圧時において、増圧量を
モータ8(ポンプ4)の駆動により制御するものを示し
たが、液圧源とホイルシリンダを結ぶ回路の途中に設け
られた電磁弁の開閉により制御するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のブレーキ装置を示すブレーキ回
路図である。
【図2】実施の形態1における制御手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】実施の形態1のブレーキ装置を示すブレーキ回
路図である。
【図4】実施の形態1における小減速制御時の作動例を
示すタイムチャートである。
【図5】実施の形態1における大減速制御時の作動例を
示すタイムチャートである。
【図6】実施の形態1の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】実施の形態1におけるアウト側ゲート弁のデュ
ーティ特性図である。
【図8】実施の形態1におけるモータのデューティ特性
図である。
【図9】実施の形態2のブレーキ制御装置の要部を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 ブレーキ回路 2 ブレーキ回路 3 アウト側ゲート弁 3a 一方弁 4 ポンプ 4a 吸入回路 4b 吸入回路 4c 吐出回路 4d 逆止弁 4p プランジャ 4r ポンプ室 5 流入弁 6 流出弁 7 リザーバ 8 モータ 9 イン側ゲート弁 10 リターン回路 11 コントロールユニット 12 車輪速センサ 13 走行状態検出手段 WC ホイルシリンダ BP ブレーキペダル MC マスタシリンダ RES リザーバ a 平均化部 b 微分部 c 増幅部 d ローパスフィルタ e ゲイン処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB03 BB07 BB17 BB28 CC02 CC04 DD04 HH02 HH08 HH26 HH36 JJ01 JJ14 JJ19 LL23 LL37 LL47 LL50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイルシリンダに対して増圧・保持・減
    圧を行ってホイルシリンダ圧を任意に調整可能であると
    ともに、少なくともホイルシリンダ圧を保持する際にホ
    イルシリンダにブレーキ液を閉じこめるべく閉弁する電
    磁弁を有した液圧調整手段と、 車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、 この走行状態検出手段によって検出された走行状態に基
    づいて目標減速度を求め、実際減速度が目標減速度とな
    るよう液圧調整手段に向けて増圧・保持・減圧を実行さ
    せる制御信号を出力する制動制御を実行する制動制御手
    段と、を備えたブレーキ制御装置において、 前記制動制御手段は、制動制御時に、目標減速度が所定
    値よりも大きいときには、実際減速度が目標減速度とな
    るまで、増圧を続ける大減速制御を実行することを特徴
    とするブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制動制御手段は、制動制御には、目
    標減速度および実際減速度に加えて目標減速度勾配およ
    び実際減速度勾配を求め、目標減速度が所定値以下の小
    減速制御時には、実際減速度と目標減速度との差ならび
    に、実際減速度勾配と目標減速度勾配との差に基づい
    て、これらの差の一方が大きければ増圧を行うととも
    に、これらの差の一方が小さくなれば保持を行うように
    構成され、一方、前記大減速制御時には、実際減速度勾
    配と目標減速度勾配との差に基づく保持と増圧の判断を
    禁止して、目標減速度と実際減速度との差のみに基づい
    て実際減速度が目標減速度となるまで増圧を続ける構成
    であることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制動制御手段は、制動制御時には、
    目標減速度勾配が所定値よりも大きいときには所定の急
    勾配で増圧を行う急増圧制御を実行することを特徴とす
    る請求項2に記載のブレーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記液圧調整手段は、液圧源としてホイ
    ルシリンダに向けてブレーキ回路を介してブレーキ液を
    供給するモータ駆動のポンプと、前記ブレーキ回路に接
    続されてホイルシリンダのブレーキ液を相対的に低圧側
    となる低圧回路に逃がす常開の電磁弁とを備え、 前記制動制御手段は、制動制御時には、増圧時には、前
    記モータをパルス変調制御により駆動させて増圧量を制
    御し、減圧時には、電磁弁をパルス変調制御により閉弁
    させて減圧量を制御し、保持時には、ポンプからのブレ
    ーキ液の供給を停止させるとともに、電磁弁を閉弁状態
    に維持させることを特徴とする請求項1ないし3に記載
    のブレーキ制御装置。
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