JP2001260832A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JP2001260832A
JP2001260832A JP2000072801A JP2000072801A JP2001260832A JP 2001260832 A JP2001260832 A JP 2001260832A JP 2000072801 A JP2000072801 A JP 2000072801A JP 2000072801 A JP2000072801 A JP 2000072801A JP 2001260832 A JP2001260832 A JP 2001260832A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制動力を自動的に制御するブレーキ制御装置
において、ブレーキ液の粘性が高くなった場合でもホイ
ルシリンダにおける残圧を確実に除去してブレーキの引
き摺りが発生するのを確実に防止すること。 【解決手段】 実液圧検出手段で求めた実液圧が目標液
圧算出手段で算出した目標液圧に一致するよう液圧制御
弁4を作動させるコントロールユニット7を備えたブレ
ーキ制御装置において、コントロールユニット7を、目
標液圧が、ホイルシリンダWCで制動力が発生しない圧
力近傍の所定の第1圧力0しきい値となるととともに、
実液圧が、ホイルシリンダWCで制動力が発生しない圧
力近傍の所定の第2圧力0しきい値となったときに、そ
れから所定時間液圧制御弁4を減圧状態とする残圧除去
制御を実行するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車において、
ブレーキ液圧源からホイルシリンダに向けて液圧制御弁
を介してブレーキ液を供給して制動力を発生させるとと
もに、ホイルシリンダから液圧制御弁を介してブレーキ
液を排出させて制動力を減じる制動制御を実行するブレ
ーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制動力を制御するブレーキ制御装
置として種々のものが知られている。このようなブレー
キ制御装置の1つとして、例えば、特開平10−278
764号公報に記載されているものがある。この従来技
術は、ホイルシリンダ圧を、車両走行状態に応じた目標
液圧に制御するブレーキ装置において、ホイルシリンダ
とマスタシリンダや制御用液圧源とを結ぶ管路に設けら
れた液圧制御用の電磁弁の作動頻度およびこの作動に伴
って発生する騒音を低減させることを目的して成された
技術である。この技術を簡単に説明すると、コントロー
ラが算出した目標液圧と、センサなどによって検出され
た実際液圧との間の偏差を求め、この偏差が大きくなる
方向に変化している場合(目標液圧と実際液圧との差が
小さくなる方向に変化している場合)には、偏差の方向
に応じ電磁弁を増圧状態や減圧状態に制御するが、前記
偏差が小さくなる方向に変化している場合には、電磁弁
を液圧保持状態とする待ち制御を実行し、電磁弁の作動
頻度を抑えるものである。
【0003】さらに、この従来技術には、ホイルシリン
ダにおける残圧によるブレーキの引き摺り現象を防止す
る技術が記載されている。すなわち、目標液圧がほぼ0
(大気圧)まで低下した際には、所定時間だけ電磁弁を
減圧状態として、ホイルシリンダのブレーキ液を確実に
排出させて残圧が残るのを防止し、これによりブレーキ
の引き摺りが発生するのを防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブレーキ液
は、低温時には粘性が高くて抵抗が大きく、高温になる
につれて粘性が低下して抵抗が小さくなるという特性を
有している。しかしながら、上述の従来技術にあって
は、ブレーキの引き摺り防止として、目標液圧が0(大
気圧)となったら、所定時間だけ電磁弁を減圧状態とす
る構成であったため、ブレーキ液が低温で粘性抵抗が高
い場合には、ホイルシリンダに供給されたブレーキ液が
この所定時間の間に完全に抜けきらないという問題があ
った。また、電磁弁を減圧状態とする所定時間を、低温
の粘性が高い状態でも完全に抜けきれるように長くする
と、通電時間が長くなるため、消費電力の増大を招いて
しまう。
【0005】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
成されたもので、制動力を自動的に制御するブレーキ制
御装置において、ブレーキ液の粘性が高くなった場合で
もホイルシリンダにおける残圧を確実に除去してブレー
キの引き摺りが発生するのを確実に防止することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、ブレーキ液圧源とホイルシリンダとを結
ぶ通路の途中に設けられてホイルシリンダの液圧を増圧
・減圧・保持可能な電磁弁と、車両の走行状態を検出す
る走行状態検出手段と、この走行状態検出手段によって
検出された車両の走行状態に基づいて前記ホイルシリン
ダの目標液圧を算出する目標液圧算出手段と、前記ホイ
ルシリンダの実液圧を求める実液圧検出手段と、この実
液圧検出手段で求めた実液圧が目標液圧算出手段で算出
した目標液圧に一致するよう前記電磁弁を作動させる液
圧制御手段と、を備えたブレーキ制御装置において、前
記液圧制御手段は、前記目標液圧が、ホイルシリンダで
制動力が発生しない圧力近傍の所定の第1圧力0しきい
値となるととともに、前記実液圧が、ホイルシリンダで
制動力が発生しない圧力近傍の所定の第2圧力0しきい
値となったときに、それから所定時間前記電磁弁を減圧
状態とする残圧除去制御を実行することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のブレーキ制御装置において、前記液圧制御手段が残圧
除去制御を開始する条件を、前記目標液圧が第1圧力0
しきい値となるとともに実液圧が第2圧力0しきい値と
なることに加えて、目標液圧変化方向が減圧方向である
ことを加えたことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のブレーキ制御装置において、前記走行状態検
出手段に、車輪速を検出する車輪速センサ、車両の加速
度を検出する加速度センサ、スロットル開度を検出する
スロットルセンサが含まれ、前記実液圧検出手段は、前
記走行状態検出手段からの入力に基づいて実液圧を算出
し、かつ、車輪速センサ、加速度センサおよびスロット
ルセンサの検出値が所定の条件を満足した場合に実液圧
が前記第2圧力0しきい値と判断することを特徴とす
る。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載のブレーキ制御装置において、前記電磁弁は、
パルス幅変調制御が可能な電磁弁であり、前記電磁弁を
駆動するコイルと並列に、回生電流を形成する回生電流
形成手段が設けられ、前記回生電流を検出する回生電流
検出手段が設けられ、この回生電流検出手段によって検
出された回生電流の応答波形に基づいて前記電磁弁のバ
ルブ位置を判定するバルブ位置判定手段が設けられ、前
記実液圧検出手段は、前記バルブ位置判定手段が判定し
たバルブ位置に基づいてホイルシリンダの実液圧を算出
するよう構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用および効果】本発明では、液圧制御手段
は、制動力を制御するにあたり、目標液圧算出手段にお
いて目標液圧を算出するとともに、実液圧検出手段によ
りホイルシリンダの実液圧を求め、実液圧が目標液圧に
一致するように電磁弁の作動を制御する。この制動制御
において、ホイルシリンダの減圧を行って制動を解除す
る場合というのは、目標液圧が0(大気圧)などの制動
力が発生しない液圧となるが、このような場合には、本
発明では、残圧除去制御を実行して、ホイルシリンダに
残圧を残さないようにしてブレーキの引き摺りが生じな
いようにする。
【0011】この残圧除去制御を実行するにあたり本発
明では、目標液圧が、制動力が生じない第1圧力0しき
い値となるのに加え、実液圧が、同様に制動力が生じな
い第2圧力0しきい値となることで実行を開始し、電磁
弁をその開始時点から所定時間だけ減圧状態とする。ち
なみに、第1圧力0しきい値と第1圧力0しきい値と
は、同じ値にしてもよいし、異ならせてもよい。
【0012】したがって、検出した実液圧が0(大気
圧)近傍まで低下した後、さらに所定時間だけ電磁弁を
減圧状態とするから、ホイルシリンダに残圧があって
も、確実に残圧を除去することができる。すなわち、目
標液圧が第1圧力しきい値となってから電磁弁を所定時
間減圧状態とする作動であると、ホイルシリンダの実液
圧が、その時点の圧力から0(大気圧)となるまでに時
間を要することから、低温などによりブレーキ液の粘性
が高くなっている場合など、残圧除去が十分に成されな
いおそれがあるが、本発明では、実液圧が0(大気圧)
近傍の第2圧力0しきい値となってから、所定時間減圧
状態としているから、短時間で確実に残圧を除去するこ
とができる。さらに、本発明では、残圧除去制御の開始
条件として、単に、実液圧が第2圧力0しきい値となる
だけでなく、目標液圧が第1圧力0しきい値となること
も加えているため、例えば、制御方向としては増圧に向
かっているのに、現在の実液圧が第2圧力0しきい値で
あることから、残圧除去制御を実行して、増圧を実行す
るのが遅れるというような不具合が発生することなく、
残圧除去制御が必要なときだけに、的確に残圧除去制御
を実行することができる。
【0013】請求項2に記載の発明にあっては、残圧除
去制御を実行する条件として、目標液圧変化方向が減圧
方向であることを加えている。このように、増圧方向に
制御が向かうことがないときに限り残圧除去制御を実行
するため、残圧除去制御が上述のように増圧制御の実行
を妨げるというような不具合の発生を、より確実に防止
することができるという効果が得られる。
【0014】請求項3に記載の発明では、実液圧検出手
段は、車輪速センサ、加速度センサおよびスロットルセ
ンサの検出値が所定条件を満足したときに、実液圧が第
2圧力0しきい値と判断する。すなわち、車輪速変化あ
るいは車両の前後加速度変化により車両に制動力が発生
しているか否か判断することができ、その判断した制動
力からホイルシリンダの実液圧を推定することができ
る。つまり、車輪速変化あるいは前後加速度が増加方向
にあるときや、スロットルを開いていない状態で車輪速
変化あるいは前後加速度が±0であるときには、ホイル
シリンダの実液圧が0近傍と判断することができる。
【0015】請求項4に記載の発明では、実液圧検出手
段は、電磁弁のコイルに並列に設けられた回生電流形成
回路に発生した回生電流の波形に基づいてバルブ位置を
判定し、このバルブ位置に基づいてホイルシリンダの実
液圧を算出する。したがって、電磁弁が作動し、それに
応じてホイルシリンダの実液圧が変化するまでに、流路
抵抗などにより遅れが生じるが、本発明では、電磁弁が
作動した時点で実液圧を算出することができる。よっ
て、実液圧の算出タイミングを早くできる分だけ、残圧
除去制御の制御応答性を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は実施の形態のブレーキ制
御装置を示す全体図である。本実施の形態のブレーキ制
御装置は、ブレーキペダルBPとホイルシリンダWCと
が機械的に連携していない、いわゆるブレーキバイワイ
ヤと呼ばれる形式のものである。
【0017】前記ホイルシリンダWCは、ブレーキ液圧
源としてのポンプPならびにポンプPの吐出圧を蓄圧す
るアキュムレータ1に対して主通路2を介して接続され
ている。また、前記ホイルシリンダWCは、吸入回路3
を介してポンプPの吸入側と接続されている。なお、前
記主通路2においてポンプPの近傍位置には、ブレーキ
液をポンプ吐出方向にのみ流しその逆流を防ぐ吐出弁2
1が設けられ、一方、前記吸入回路3においてポンプP
の近傍位置には、ブレーキ液をポンプ吸入方向にのみ流
しその逆流を防ぐ吸入弁31が設けられている。また、
前記ポンプPは、モータMにより駆動される。
【0018】さらに、前記主通路2には、ホイルシリン
ダWCの液圧を制御する特許請求の範囲における電磁弁
としての液圧制御弁4が設けられている。この液圧制御
弁4は、増圧電磁弁41と減圧電磁弁42とを備えてい
る。前記増圧電磁弁41は、主通路2の途中に設けら
れ、非通電時には主通路2を遮断し、通電時には主通路
2を開いてアキュムレータ1の液圧をホイルシリンダW
Cに向けて供給する。前記減圧電磁弁42は、前記主通
路2と吸入回路3とを結ぶドレン回路5の途中に設けら
れ、非通電時にはドレン回路5を遮断し、通電時にはド
レン回路5を開いてホイルシリンダWCの液圧をポンプ
Pの吸入側に逃がす。なお、これら増圧電磁弁41なら
びに減圧電磁弁42は、パルス幅変調制御(以下、これ
をPWM制御という)を可能な電磁弁が用いられてい
る。
【0019】さらに、ホイルシリンダWCの近傍にはA
BSユニット6が設けられている。すなわち、ABSユ
ニット6は、制動時に車輪がロックしそうになったとき
に、前記液圧制御弁4とは別個にホイルシリンダWCの
液圧を減圧・保持・増圧を行って、車輪がロックしない
範囲で最大の制動力が得られるようにホイルシリンダ圧
を制御するものであって、このABSユニット6は、主
通路2において前記液圧制御弁4よりもホイルシリンダ
WC側の位置(これを下流位置とする)に設けられた常
開のON・OFF弁からなる流入弁61と、この流入弁
61と並列に設けられてホイルシリンダWCのブレーキ
液が上流側に戻る流れのみを許し下流に流れるのは規制
する一方弁62と、前記吸入回路3の途中に設けられた
常閉のON・OFF弁からなる流出弁63と、前記吸入
回路3において流出弁63よりも下流すなわちポンプP
の吸入側に設けられたリザーバ64とから構成されてい
る。したがって、上記ABSユニット6にあっては、流
入弁61を閉弁するとともに流出弁63を閉弁させて減
圧状態とし、流入弁61ならびに流出弁63を閉弁させ
て保持状態とし、流入弁61を開弁するとともに流出弁
63を閉弁させて増圧状態とすることができる。
【0020】前記モータM、液圧制御弁4およびABS
ユニット6の作動は、コントロールユニット7により制
御される。このコントロールユニット7は、入力手段と
して走行状態検出手段としてのセンサ群8と接続されて
いる。このセンサ群8には、ブレーキペダルBPにおけ
る制動操作を検出するブレーキセンサ81が設けられ、
また、車輪速を検出する車輪速センサ82と、車両の前
後加速度および左右加速度を検出する加速度センサ83
と、スロットルバルブの開度を検出するスロットルセン
サ84が設けられている。
【0021】加えて、センサ群8に含まれるセンサとし
て、前記液圧制御弁4の各電磁弁41,42のバルブ位
置を検出するバルブ位置検出手段の一部を構成する回生
電流検出回路504が設けられている。すなわち、図2
に示すように、各電磁弁41,42のそれぞれに設けら
れているソレノイドコイル305に対して並列に、回生
電流形成回路501が接続されている。この回生電流形
成回路501には、電流検出用抵抗502とダイオード
503とが直列に設けられ、ダイオード503は、コイ
ル305に対する通電方向の電流が電流検出用抵抗50
2に流れない向きに設けられている。
【0022】前記電流検出用抵抗502の上流と下流と
には、回生電流I2を検出する回生電流検出回路504
が接続されている。すなわち、各電磁弁41,42のコ
イル305に対して駆動電流I1を通電させると(これ
はコイル305を励磁する通電であり図示の向きに流れ
る)、この通電をカットした時に、回生電流形成回路5
01に駆動電流とは逆向きの回生電流I2が流れるもの
で、これを回生電流検出回路504により検出する。
【0023】図3はこれらの信号の関係を示すもので、
図中(a)はコントロールユニット7の出力信号、図中
(b)はコイル305を流れる駆動電流I1、図中
(c)は回生電流I2を示している。この図に示すよう
に、コントロールユニット7から出力信号が出力される
と(ONの部分がデューティ信号)、コイル305にあ
ってはON信号を出力するのに応じて電流値が高まる一
方、出力信号がONからOFFに切り換わると電流値が
低下する駆動電流I1が流れる。それに対して、回生電
流I2は、出力信号がONからOFFに切り換わると駆
動電流I1とは逆向きに流れるものであり、その電流値
は、ONからOFFになった瞬間が高くそれから徐々に
低下するよう変化する。なお、駆動電流I1の電流値
は、コントロールユニット7からの出力信号におけるO
N部分のデューティ比により決定されるものであり、デ
ューティ比を高くすれば電流値も高くなるし、デューテ
ィ比を低くすれば電流値も低くなる。
【0024】また、この回生電流I2は、図示は省略す
るが各電磁弁41,42における弁体とシート面との間
に生じるエアギャップの間隔に応じて変動するインダク
タンス特性により波形が異なるもので、すなわち、イン
ダクタンスLは、図4(b)に示すようにエアギャップ
の寸法の大小に応じて変動している。そして、同図
(a)に示すようにこの寸法の変動に応じて回生電流I
2の値が変動する(図中△I)とともに、回生電流I2
の傾きが変化する。したがって、回生電流検出回路50
4で検出された回生電流I2の値あるいはその傾きによ
り、エアギャップ寸法、すなわち弁体の位置すなわちバ
ルブリフト量を検出することができる。よって、このバ
ルブリフト量、すなわち開口面積と、開口時間すなわち
デューティ比とに基づいて、ブレーキ液の流量を推定す
ることができ、これにより実際のホイルシリンダ圧を推
定することができる。
【0025】次に、コントロールユニット7による制御
内容について説明する。本実施の形態のコントロールユ
ニット7では、センサ群8からの入力に基づいてブレー
キバイワイヤ制御、自動制動制御ならびにABS制御を
実行する。
【0026】前記ブレーキバイワイヤ制御は、運転者に
よるブレーキペダルBPの操作に応じてホイルシリンダ
WCにおいて制動力を発生させる制御である。このブレ
ーキバイワイヤ制御にあっては、まず、ブレーキセンサ
81の検出値に基づいて目標液圧PTを求め、一方、モ
ータMを駆動させてポンプPを作動させ、この状態でホ
イルシリンダ圧が目標液圧PTとなるよう液圧制御弁4
を作動させ、さらに、上述のように回生電流I2に基づ
いて実際のホイルシリンダ圧である実液圧PLを算出
し、実液圧PLが目標液圧PTとなるようにフィードバ
ック制御を行う。
【0027】このブレーキバイワイヤ制御においてホイ
ルシリンダ圧を制御するにあたり、本実施の形態では、
増圧電磁弁41および減圧電磁弁42のそれぞれに対し
てPWM制御を行って、各電磁弁41のバルブ開度を所
望の開度に制御する。この場合、ホイルシリンダ圧は、
減圧電磁弁42を閉弁させた状態で増圧電磁弁41を開
けば瞬時に増圧することができ、一方、増圧電磁弁41
を閉弁させた状態で減圧電磁弁42を開弁させれば瞬時
に減圧させることができる。また、両電磁弁41,42
の開度をPWM制御により調整することで、ホイルシリ
ンダ圧を微妙に増圧させたり減圧させたりすることがで
きる。
【0028】また、本実施の形態では、PWM制御を実
行するにあたり、上述したように回生電流検出回路50
4により各電磁弁41,42のバルブリフト量を検出
し、このバルブリフト量ならびに開弁時間(デューティ
比)に基づいて実液圧PLを算出しているが、圧力セン
サを設けて実液圧PLを検出するようにしてもよいし、
あるいは、加速度センサ83で得られる前後加速度と車
輪速センサ82で得られる車輪速との少なくとも一方、
好ましくは両方に基づいて車両の減速度を求め、この減
速度とスロットルセンサ84で得られるスロットル開度
から実液圧PLを算出するようにしてもよい。
【0029】さらに、本実施の形態では、走行状態に応
じて、運転者が制動操作を行っていなくても、必要に応
じて自動的に制動力を発生させる自動ブレーキ制御を実
行する。この自動ブレーキ制御にあっても、上記と同様
に、ポンプPを作動させるとともに各電磁弁41,42
に対してPWM制御を行ってホイルシリンダ圧を所望の
圧力に制御する。なお、この自動ブレーキ制御の場合に
は、コントロールユニット7は、センサ群8から得られ
る走行状態、例えば車輪速の変化などに基づいて目標液
圧PTを算出するものである。なお、自動ブレーキ制御
としては、前者との車間を最適に保つ車間制御において
制動力が必要なときに自動的に制動力を発生させる自動
制動制御や、旋回中に車両が過オーバステアや過アンダ
ステア状態となったときに、所望輪に制動力を発生させ
て車両をニュートラルステア方向に戻すヨーモーメント
を発生させる車両運動制御や、駆動輪がスリップしたと
きにこのスリップを抑制させるべく駆動輪に制動力を発
生させるトルクスリップ制御などがある。
【0030】また、前記ABS制御は、周知の制御であ
り、これを簡単に説明すると、車輪速センサ82からの
入力に基づいて制動時の車輪ロックを判断し、車輪がロ
ックしそうな状態になったら、ホイルシリンダ圧を減圧
させて車輪ロックを回避した後、その対象となる車輪の
車輪速が、車体速よりも所定値だけ低い、制動に最も有
効な速度となるように適宜、減圧・保持・増圧を行うも
のである。
【0031】このABS制御における減圧・保持・増圧
は、減圧の場合は、流入弁61を閉弁させるとともに流
出弁63を開弁させ、保持の場合は、両弁61,63を
閉弁させ、増圧の場合は、流入弁61を開弁させるとと
もに流出弁63を閉弁させることにより行う。また、減
圧の際には、ホイルシリンダWCのブレーキ液がリザー
バ64逃がされるが、このリザーバ64に溜まったブレ
ーキ液は、随時ポンプPに吸入される。
【0032】さらに、本実施の形態にあっては、コント
ロールユニット7は、各電磁弁41,42に対してPW
M制御を実行するブレーキバイワイヤ制御ならびに自動
制動制御を行うにあたり、ホイルシリンダ圧を0(大気
圧)に制御した後には、以下に説明する残圧除去制御を
実行する。
【0033】図5は残圧除去制御の流れを示すフローチ
ャートであり、まず、ステップ101において、目標液
圧PTが目標液圧0判断しきい値(第1圧力0しきい
値)PZT未満となったか否か、すなわちPT<PZT
であるか否か判断し、PT<PZTの場合はステップ1
02に進み、PT≧PZTの場合は、ステップ110に
進んで通常時制御を実行する。なお、このステップ10
1にあっては、目標液圧PTが制動力を生じない0(大
気圧)となったか否かを判断するものであるが、実際に
は制御応答性を確保するために、目標液圧PTが0(大
気圧)となる前に判断を行うべく、0に極めて近い目標
液圧0判断しきい値PZTと比較している。また、ステ
ップ110の通常時制御とは、上述したように目標液圧
PTならびに実液圧PLを算出し、実液圧PLが目標液
圧PTと一致するように液圧制御弁4を作動させる制御
である。
【0034】次に、ステップ102では、目標液圧勾配
DELTPTが、OFFしきい値PZTD未満であるか
否かを判断し、YESすなわちDELTPT<PZTD
の場合にはステップ103に進み、NOの場合にはステ
ップ110に進む。すなわち、このステップ102で
は、増圧を行おうとしている減圧を行おうとしているか
を判断しているもので、目標液圧勾配DELTPTと
は、目標液圧PTの変化率(勾配)を示しており、この
目標液圧勾配DELTPTがOFFしきい値PZTDよ
りも低ければ、変化率が下向きであり減圧に向けて制御
している判断してステップ103に進むものである。
【0035】ステップ103では、算出した実液圧PL
が、実液圧0判断しきい値(第2圧力0しきい値)PZ
TL以下であるか否か判断し、PL≦PZTLであれば
ステップ104に進んでタイマカウントTHを1だけ加
算し、PL>PZTLであればステップ108に進ん
で、タイマカウントTHを0にリセットする。ステップ
105では、タイマカウントTHが所定のホールド時間
THmaxを越えたか否か判定し、ホールド時間THm
axを越えない範囲ではステップ109に進み、ホール
ド時間THmaxを越えたらステップ106に進んで、
タイマカウントTHをリセットする。
【0036】ステップ106に続くステップ107で
は、残圧除去処理を終了して両電磁弁41,42をデュ
ーティ比0%として閉弁させる。一方、ステップ105
あるいはステップ108から進むステップ109にあっ
ては、残圧除去処理を実行すべく、増圧電磁弁41をデ
ューティ比0%として完全に閉じる一方で、減圧電磁弁
42をデューティ比100%として全開にする。この場
合、ホイルシリンダWCのブレーキ液はポンプPにより
吸入される。
【0037】以上説明した残圧除去制御は、算出した目
標液圧PTがほぼ0(大気圧)となるとともに減圧を実
行しており、さらに算出した実液圧PLがほぼ0(大気
圧)となったら、この時点からホールド時間THmax
が経過するまでの間、増圧電磁弁41を全閉とするとと
もに減圧電磁弁42を全開とするものである。
【0038】図6はこの残圧除去制御の実行例を示すタ
イムチャートである。このタイムチャートは、目標液圧
PTが0となり、その後、目標液圧PTが上昇したとこ
ろを示しており、目標液圧PTが目標液圧0判断しきい
値PZTを下回った時点T1で、図5のフローチャート
においてステップ101→102に進むことになり(こ
れを図6では残除去制御フラグONと表現している)、
さらに、実液圧PLが実液圧0判断しきい値PZTLを
下回った時点T2で、図5のフローチャートにおいてス
テップ103→104と進むことになってタイマカウン
トTHがカウントされ始めるとともに、さらにステップ
105→109の流れとなって、増圧電磁弁41が閉弁
されて減圧電磁弁42が開弁される状態が形成される。
したがって、この時点で、目標液圧PTが0になってい
るにもかかわらずホイルシリンダWCに残圧があったと
しても、この残圧は確実にポンプPに吸入される。
【0039】その後、タイマカウントTHがホールド時
間THmaxとなった時点T3で、ステップ105→1
06→107の流れとなり両電磁弁41,42を閉弁さ
せ、次の制動制御を待機する状態となる。なお、本実施
の形態では、この時(T3とT4の間)ステップ101
→102→103→104→105→106→107の
流れとなっており、残圧除去制御フラグがONの状態と
なっている。その後、目標液圧PTが立ち上がった時点
T4で、図5のフローチャートにおいてステップ101
→110の流れとなって、通常時制御に復帰し、増圧電
磁弁41を開弁させてホイルシリンダ圧を立ち上げてい
る。
【0040】以上のように、本実施の形態では、目標液
圧PTが0近傍になり、しかも目標液圧PTの向きが減
圧の方向であり、さらに算出したホイルシリンダWCの
実液圧PLが0となってから、所定のホールド時間TH
maxだけ減圧状態を形成するようにしたため、ホイル
シリンダWCにおける残圧を短時間に確実に抜くことが
できる。したがって、ブレーキ液の粘性抵抗が高くなっ
ている状態でも、ホールド時間THmaxを長く設定す
ることなしに確実に残圧を除去してブレーキの引き摺り
が発生するのを防止することができるという効果が得ら
れる。
【0041】以上図面により実施の形態について説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態の構成に限定される
ものではない。例えば、実施の形態では、電磁弁4の他
にABSユニット6を設けた例を示した。これは、AB
S制御時の応答性を高くするためであるが、電磁弁4を
用いてABS制御を実施することは可能であり、この場
合、ABSユニット6を廃止して構成の簡略化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のブレーキ制御装置を示す全体図で
ある。
【図2】実施の形態における回生電流検出回路を示す回
路図である。
【図3】実施の形態における回生電流の発生状態を示す
タイムチャートである。
【図4】実施の形態における回生電流の説明図である。
【図5】実施の形態における残圧除去制御の流れを示す
フローチャートである。
【図6】実施の形態における残圧除去制御の実行例を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 アキュムレータ 2 主通路 3 吸入回路 4 液圧制御弁 5 ドレン回路 6 ABSユニット 7 コントロールユニット 8 センサ群 21 吐出弁 31 吸入弁 41 増圧電磁弁 42 減圧電磁弁 61 流入弁 62 一方弁 63 流出弁 64 リザーバ 81 ブレーキセンサ 82 車輪速センサ 83 加速度センサ 84 スロットルセンサ 305 ソレノイドコイル 501 回生電流形成回路 502 電流検出用抵抗 503 ダイオード 504 回生電流検出回路 BP ブレーキペダル M モータ P ポンプ WC ホイルシリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ液圧源とホイルシリンダとを結
    ぶ通路の途中に設けられてホイルシリンダの液圧を増圧
    ・減圧・保持可能な電磁弁と、 車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、 この走行状態検出手段によって検出された車両の走行状
    態に基づいて前記ホイルシリンダの目標液圧を算出する
    目標液圧算出手段と、 前記ホイルシリンダの実液圧を求める実液圧検出手段
    と、 この実液圧検出手段で求めた実液圧が目標液圧算出手段
    で算出した目標液圧に一致するよう前記電磁弁を作動さ
    せる液圧制御手段と、を備えたブレーキ制御装置におい
    て、 前記液圧制御手段は、前記目標液圧が、ホイルシリンダ
    で制動力が発生しない圧力近傍の所定の第1圧力0しき
    い値となるととともに、前記実液圧が、ホイルシリンダ
    で制動力が発生しない圧力近傍の所定の第2圧力0しき
    い値となったときに、それから所定時間前記電磁弁を減
    圧状態とする残圧除去制御を実行することを特徴とする
    ブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記液圧制御手段が残圧除去制御を開始
    する条件を、前記目標液圧が第1圧力0しきい値となる
    とともに実液圧が第2圧力0しきい値となることに加え
    て、目標液圧変化方向が減圧方向であることを加えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記走行状態検出手段に、車輪速を検出
    する車輪速センサ、車両の加速度を検出する加速度セン
    サ、スロットル開度を検出するスロットルセンサが含ま
    れ、 前記実液圧検出手段は、前記走行状態検出手段からの入
    力に基づいて実液圧を算出し、かつ、車輪速センサ、加
    速度センサおよびスロットルセンサの検出値が所定の条
    件を満足した場合に実液圧が前記第2圧力0しきい値と
    判断することを特徴とする請求項1または2に記載のブ
    レーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記電磁弁は、パルス幅変調制御が可能
    な電磁弁であり、 前記電磁弁を駆動するコイルと並列に、回生電流を形成
    する回生電流形成手段が設けられ、 前記回生電流を検出する回生電流検出手段が設けられ、 この回生電流検出手段によって検出された回生電流の応
    答波形に基づいて前記電磁弁のバルブ位置を判定するバ
    ルブ位置判定手段が設けられ、 前記実液圧検出手段は、前記バルブ位置判定手段が判定
    したバルブ位置に基づいてホイルシリンダの実液圧を算
    出するよう構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のブレーキ制御装置。
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CN113874262A (zh) * 2019-05-24 2021-12-31 株式会社爱德克斯 制动控制装置

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