JP2001260397A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JP2001260397A JP2000402307A JP2000402307A JP2001260397A JP 2001260397 A JP2001260397 A JP 2001260397A JP 2000402307 A JP2000402307 A JP 2000402307A JP 2000402307 A JP2000402307 A JP 2000402307A JP 2001260397 A JP2001260397 A JP 2001260397A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material

Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれの記録ch(書込光とサブヒート光
とによって記録するスポット)を均一な記録特性に維持
することのできる記録装置及び記録方法を提供し、高い
記録画質を高感度且つ高速な記録で可能にする。 【解決手段】 主走査方向に移動されるヒートモード記
録媒体に、主走査方向に対して所定の角度傾斜して一次
元に配列された複数の記録スポットを有する書込光Aを
第一の出射手段によって照射すると共に、加熱用スポッ
トを有するサブヒート光Bを第二の出射手段によって照
射する記録装置において、加熱用スポットを、それぞれ
の記録スポットから主走査方向に略等しい距離Lをもっ
て記録媒体に照射するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に対して
ヒートモードの光を照射して記録を行う記録装置及び記
録方法に関し、更に詳しくは、所定部位に照射された光
により所定部位の温度がしきい値以上になった場合に所
定部位の転写、発色又は濃度の変化が生ずる記録媒体に
画像を記録する記録装置及び記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光熱変換層や色材層等が形成
された色材シートと、受像層が形成された受像シートと
が重ね合わされて構成され、照射された光を光熱変換層
で熱エネルギーに変換し、変換した熱エネルギーにより
色材層の温度がしきい値以上になると、色材層がアブレ
ーションによって受像層に押しつけられて受像層に画像
が形成される記録材料が知られている(特開平8−13
2654号公報参照)。
【0003】ところで、この種の記録材料は、色材層の
温度がしきい値以上に上昇しないと画像が形成されない
ので、銀塩感光材料等と比較して光に対する感度が低
い。このため、前記記録材料に画像を記録する記録装置
は、記録材料を加熱するためにハロゲンランプや赤外線
ランプ等のランプ、又はニクロム線等のヒータから成る
熱源を備えており、熱源としてのランプから射出された
光(サブヒート光)を、ハーフミラーによって記録用光
源から射出された記録用の光ビーム(書込光)と重ね合
わせて記録材料に照射するか(所謂同時ヒート)(特開
昭64−71771号公報等参照)、熱源としてのヒー
タからの輻射熱を記録材料に照射することにより記録材
料を予め加熱するか(所謂プレヒート)、或いは書込光
の照射の後にサブヒート光を照射して追加加熱する(所
謂ポストヒート)構成が一般的であった。
【0004】例えば、書込光1chに対し、サブヒート
光を照射するには、図15(a)に示すように、書込光
Aの照射位置より主走査記録方向下流側でサブヒート光
Bを照射することによりプレヒートが可能となり、図1
5(b)に示すように、書込光Aとサブヒート光Bとを
同じ位置で照射することにより同時ヒートが可能とな
り、図15(c)に示すように、書込光Aの照射位置よ
り記主走査記録方向上流側でサブヒート光Bを照射する
ことによりポストヒートが可能になった。
【0005】また、サブヒート光Bは、弱い加熱量で所
定の効果が得られるようにするため、幅広で照射される
場合がある。このような幅広のサブヒート光Bは、例え
ばプレヒートを例にした場合、図16(a)に示すよう
に、記録部材移動方向に縦長となるものや、図16
(b)に示すように、記録部材移動方向に直交する方向
に横長となるものや、図16(c)に示すように、記録
部材移動方向に対して所定の角度傾斜させたものがあ
る。
【0006】さらに、サブヒート光Bは、1次元で配列
された書込光複数chに対して照射されることがある。
この場合、図17(a)に示すように、記録部材移動方
向に直交する方向に並べられた書込光Aに対し、サブヒ
ート光Bをこれと平行に照射することで、プレヒート
(又はポストヒート)が可能になる(但し、図示の場合
はプレヒート)。図17(b)に示すように、記録部材
移動方向に所定の角度傾けて並べられた書込光Aに対
し、サブヒート光Bを記録部材移動方向に直交する方向
に照射することで、プレヒート、同時ヒート、ポストヒ
ートが可能になる。また、逆に図17(c)に示すよう
に、記録部材移動方向に直交する方向に並べられた書込
光Aに対し、サブヒート光Bを記録部材移動方向に所定
の角度傾斜させて照射しても、プレヒート、同時ヒー
ト、ポストヒートが可能になる。
【0007】このように、記録部材の所定部位への書込
光Aの照射に対し、主走査記録方向の上流側又は下流側
にサブヒート光Bを照射することで、所定部位の色材層
の温度が短時間でしきい値以上となるので、書込光Aに
対する感度を高めることができ、記録材料への画像の記
録を高速化することができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
書込光Aが配列される場合、例えば図17(a)に示す
書込光Aとサブヒート光Bとの相対位置関係では、それ
ぞれの書込光Aとサブヒート光Bとが記録部材移動(回
転)方向である主走査方向に同一の距離となるが、図1
7(b),(c)に示す書込光Aとサブヒート光Bとの
相対位置関係では、それぞれの書込光Aとサブヒート光
Bとが主走査方向に異なる位置(距離)関係となる。
【0009】複数の書込光Aが1次元で配列される場合
には、敢えて図17(b),(c)の相対位置関係を採
らなくとも、図17(a)に示す相対位置関係とすれ
ば、書込光Aとサブヒート光Bとの主走査方向の距離を
上述したように同一とすることも可能になるが、図18
に示すように、隣接する書込光Aの記録間隔を狭めて記
録密度を高めようとした場合には、主走査方向に並べら
れた書込光Aの列が主走査方向に対して所定の角度傾け
られて複数の書込光Aが2次元配列されるため、このよ
うな回避策もとれなくなる。
【0010】このため、図18に示した書込光Aとサブ
ヒート光Bとの相対位置関係では、プレヒート、同時ヒ
ート、ポストヒートが混用されることになるが、ch1
とch5の書込光Aはサブヒート光Bから最も遠く、c
h2とch4の書込光Aは次に遠く、ch3の書込光A
は同時ヒートとなる。そして、1ch〜5chまでの主
走査方向の距離が短ければ(100〜200μm)、さ
ほど記録に影響を及ぼすことはないが、例えば、400
μmも離れていると、それぞれの記録chでの記録特性
が異なるものとなる。この結果、感度や記録速度、更に
は記録画質を低下させる虞れがあった。
【0011】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、それぞれの記録chを均一な記録特性に維持するこ
とのできる記録装置及び記録方法を提供し、高い記録画
質を高感度且つ高速な記録で可能にすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1記載の記録装置は、主走査方向
に移動されるヒートモード記録媒体に、主走査方向に対
して所定の角度傾斜して一次元に配列された複数の記録
スポットを有する書込光を第一の出射手段によって照射
すると共に、加熱用スポットを有するサブヒート光を第
二の出射手段によって照射する記録装置において、前記
加熱用スポットが、それぞれの前記記録スポットから主
走査方向に略等しい距離をもって前記記録媒体に照射さ
れることを特徴とする。
【0013】この記録装置では、第二の出射手段によっ
て照射される加熱用スポットが、第一の出射手段によっ
て照射される記録スポットから主走査方向に等しい距離
をもって記録媒体に照射され、広い領域で配列されるそ
れぞれの記録スポットに対して、等時間でサブヒート
(プレヒート、ポストヒート、又は同時ヒート)がなさ
れ、それぞれの記録スポットが均一の記録特性に維持さ
れる。また、これにより、加熱用スポットとの距離が大
きい低感度の記録スポットが排除されることになり、高
感度且つ高速な記録が可能になる。
【0014】請求項2記載の記録装置は、前記傾斜した
記録スポット列が副走査方向に複数配列されると共に、
前記記録スポット列の数と同数の前記加熱用スポット
が、それぞれの前記記録スポットから主走査方向に略等
しい距離をもって前記記録媒体に照射されることを特徴
とする。
【0015】この記録装置では、2次元配列される記録
スポットのうち、列方向に並ぶ記録スポットに対し、加
熱用スポットが主走査方向に等しい距離をもって配置さ
れる。つまり、加熱用スポットは、記録スポットの列と
同数が、列状に並んだ記録スポットと平行に配置され
る。従って、記録媒体が主走査方向に移動されると、そ
れぞれの記録スポットが加熱用スポットによって同一の
条件で加熱され、2次元配列された記録スポットが必要
最小数の加熱用スポットによって均等に加熱されること
になる。
【0016】請求項3記載の記録装置は、前記記録媒体
が、受像層を有する受像シートとトナー層を有する色材
シートからなり、前記受像シートが記録用回転ドラムに
巻装され、この巻装された受像シートの上に色材シート
が巻装されることで、前記受像シートの受像層と色材シ
ートのトナー層とが密着して重ね合わせられることを特
徴とする。
【0017】この記録装置では、密着して重ね合わされ
た色材シートと受像シートとに、書込光とサブヒート光
とが照射されると、色材シートにおいて光エネルギーが
熱エネルギーに変換され、記録スポット部分の温度が上
昇する。この際、書込光の照射前、又は照射後に照射さ
れたサブヒート光が、記録スポット部分の温度上昇に寄
与することになる。これにより、トナー層の記録スポッ
ト部分の温度がしきい値以上になって受像層へ転写さ
れ、受像シートに画像が記録される。
【0018】請求項4記載の記録装置は、前記サブヒー
ト光を前記書込光より先に照射するプレヒート時に、前
記サブヒート光が前記書込光より主走査記録方向下流側
に200μm以下の距離をもって照射されることを特徴
とする。
【0019】この記録装置では、プレヒート時に、書込
光とサブヒート光との主走査方向の距離、即ち、記録ス
ポットと加熱用スポットとの距離が所定以下となること
で、熱伝導による熱損失量が所定以下に抑えられ、サブ
ヒート光の熱が効果的に記録スポットの加熱のために寄
与されることになる。そして、その距離は、200μm
以下、より好ましくは100μm以下で熱の寄与効果が
顕著となる。
【0020】請求項5記載の記録装置は、前記サブヒー
ト光と前記書込光を同時に照射する同時ヒート時に、前
記書込光の照射位置と前記サブヒート光の照射位置とが
主走査方向に対して一致していることを特徴とする。
【0021】この記録装置では、同時ヒート時に、書込
光の照射位置とサブヒート光の照射位置とが主走査方向
に対して一致することで、熱伝導による熱損失量が所定
以下に抑えられ、サブヒート光の熱が効果的に記録スポ
ットの加熱のために寄与されることになる。
【0022】請求項6記載の記録装置は、前記サブヒー
ト光を前記書込光より後に照射するポストヒート時に、
前記サブヒート光が前記書込光より主走査記録方向上流
側に100μm以下の距離をもって照射されることを特
徴とする。
【0023】この記録装置では、ポストヒート時に、書
込光とサブヒート光との主走査方向の距離、即ち、記録
スポットと加熱用スポットとの距離が所定以下となるこ
とで、熱伝導による熱損失量が所定以下に抑えられ、サ
ブヒート光の熱が効果的に記録スポットの加熱のために
寄与されることになる。そして、その距離は、100μ
m以下、より好ましくは50μm以下で熱の寄与効果が
顕著となる。
【0024】請求項7記載の記録装置は、前記サブヒー
ト光を前記書込光より先に前記記録媒体に照射するプレ
ヒート時に、前記サブヒート光が前記書込光より20μ
s以下の時間差をもって先に照射されることを特徴とす
る。
【0025】この記録装置では、プレヒート時に、サブ
ヒート光による加熱用スポットが照射されてから書込光
による記録スポットが照射されるまでの時間差が所定以
下となることで、記録媒体からの放熱による熱損失量が
所定以下に抑えられ、サブヒート光の熱が効果的に記録
スポットの加熱のために寄与されることになる。そし
て、その時間差は、20μs以下、より好ましくは10
μs以下で熱の寄与効果が顕著となる。
【0026】請求項8記載の記録装置は、前記サブヒー
ト光を前記書込光より後に前記記録媒体に照射するポス
トヒート時に、前記サブヒート光が前記書込光より10
μs以下の時間差をもって後に照射されることを特徴と
する。
【0027】この記録装置では、ポストヒート時に、書
込光による記録スポットが照射されてからサブヒート光
による加熱用スポットが照射されるまでの時間差が所定
以下となることで、記録媒体からの放熱による熱損失量
が所定以下に抑えられ、サブヒート光の熱が効果的に記
録スポットの加熱のために寄与されることになる。そし
て、その時間差は、10μs以下、より好ましくは5μ
s以下で熱の寄与効果が顕著となる。
【0028】請求項9記載の記録方法は、請求項1〜請
求項8のいずれか1項記載の記録装置を用いて、ヒート
モード記録媒体に、書込光とサブヒート光とを照射して
記録を行うことを特徴とする。
【0029】この記録方法では、加熱用スポットをそれ
ぞれの記録スポットから主走査方向に等しい距離で記録
媒体に照射する記録装置が用いられ、複数の記録スポッ
トのそれぞれが同一の状態で加熱され、広い領域のスポ
ット配列においても、それぞれの記録スポットが均一な
記録特性で記録可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記録装置及び
記録方法の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明に係る記録装置の構成図、図2は
図1の記録装置に用いられる色材シート及び受像シート
の層構成を示す断面図、図3は記録装置による記録工程
を概念的に示す説明図、図4は記録ヘッドの概略構成
図、図5はレーザヘッドの光学系を示す概略構成図であ
る。
【0031】この記録装置1は、フルカラー画像を得る
ためのカラー画像形成装置であり、記録媒体供給部3
2、画像形成用の記録用回転ドラム34、この記録用回
転ドラム34上に設けられる記録媒体固定/解除機構3
6、記録用回転ドラム34の外周に沿って配置されるラ
ミネート機構38、記録ヘッド40、剥離機構42、給
紙部44、ラミネート部46、定着部48、剥離部5
0、トレイ部52、コントローラ69、及び記録用回転
ドラム34を駆動するモータ(図示せず)とを備えてい
る。
【0032】この記録装置1の概略的な動作としては、
まず、記録媒体供給部32から記録用回転ドラム34上
に、記録媒体として、受像シート12と、色材シート1
0とを供給し、記録用回転ドラム34上に受像シート1
2を記録媒体固定/解除機構36によって固定する。そ
して、ラミネート機構38によって加圧加熱押圧して受
像シート12上に色材シート10を粘着して積層する。
なお、色材シート及び受像シート12は、レーザ熱転写
材料等を好適に使用できる。
【0033】次いで、コントローラ69によって画像信
号に応じて制御される記録ヘッド40で、色材シート1
0に向けて像様にヒートモードでレーザ露光すること
で、画像が潜像として記録される。
【0034】図2に示すように、色材シート10は、支
持体10aの受像シート側に、光熱変換層10b及びト
ナー層10cを積層して構成される。また、受像シート
12は、支持体12cの色材シート側に、クッション層
12bを介して受像層12aを積層して構成される。
【0035】支持体10aには、PET(ポリエチレン
テレフタレート)ベース、TAC(トリアセチルセルロ
ース)ベース、PEN(ポリエチレンナフタレート)ベ
ース等、レーザビームを透過させるものが用いられる。
光熱変換層10bとしては、カーボン、黒色物質、赤外
線吸収色素、特定波長吸収物質等が挙げられるが、レー
ザエネルギを効率良く熱に変換するものであればよい。
トナー層10cには、K、C、M、Yの各色のほか、
金、銀、茶、灰等の特色と呼ばれるものもある。トナー
層10cは、記録に際して受像シート12の受像層12
aと密着され、記録ヘッド40からのレーザビーム照射
による加熱によって、受像シート12の受像層12aに
転写される。
【0036】また、支持体12cには、色材シート10
の支持体10aと同様のものや、光不透過ベースのもの
が用いられる。受像層12aは、記録に際して色材シー
ト10のトナー層10cと密着され、トナー層10cの
加熱部分が転写される。クッション層12bは、色材シ
ート10が複数重ねられて転写される場合に、それらの
積層されたトナーの段差を吸収する。上記光不透過ベー
スは、例えば、白色や黒色や銀白色など、光透過率50
%以下のものである。
【0037】続いて、剥離機構42によって色材シート
10を記録用回転ドラム34上に固定されている受像シ
ート12から剥離し、記録された色材シート10の画像
を受像シート12に転写し、現像する。これにより、受
像シート12上に画像が形成される。これを他の3〜4
色に対して繰り返し行う。
【0038】このようにして受像シート12上にカラー
画像を形成した後、この受像シート12と給紙部44か
ら供給された本紙14とをラミネート部46で積層・密
着させる。そして、定着部48で受像シート12の受像
層を光硬化させた後、剥離部50で剥離し、フルカラー
画像が形成された本紙14をプルーフトレイ52aに、
使用済みの受像シート12を廃棄トレイ52bに排出す
る。こうして、フルカラー画像をハードコピーとして得
ることができる。なお、上記ラミネート部は、記録装置
1と別体にする場合もある。
【0039】例えば、K、C、M、Y、の4色で受像シ
ート12上にフルカラー画像を形成し、このフルカラー
画像を本紙14へラミネートする場合の記録工程は、図
3に示すとおりとなる。即ち、 1)受像シート12を記録用回転ドラム34の外周面に
巻き付ける。 2)K色の色材シート10を受像シート12上に巻き付
け、必要に応じてラミネ ートする。 3)K色の画像・文字データで書込光を照射し、受像シ
ート12にK色で記録を行う。 4)K色の色材シート10を受像シート12から剥離さ
せる。 5)C色の色材シートを受像シート12上に巻き付け、
必要に応じてラミネートする。 6)C色の画像・文字データで書込光を照射し、受像シ
ート12にC色で記録を行う。 7)C色の色材シートを受像シート12から剥離させ
る。 8)M色の色材シートを受像シート12上に巻き付け、
必要に応じてラミネート する。9)M色の画像・文字データで書込光を照射し、
受像シート12にM色で記録を行う。 10)M色の色材シートを受像シート12から剥離させ
る。 11)Y色の色材シートを受像シート12上に巻き付
け、必要に応じてラミネートする。 12)Y色の画像・文字データで書込光を照射し、受像
シート12にY色で記録を行う。 13)Y色の色材シートを受像シート12から剥離させ
る。 14)上記1)〜13)の工程を経て、受像シート12
上にK、C、M、Y、の 各色が積み重ねたり重ならなかったりして、所望のカラ
ー画像が得られる。 15)得られたカラー画像を本紙14に転写する。
【0040】次に、記録装置1の各構成部を詳述する。
記録媒体供給部32は、ロール状の受像シート12及び
複数の色材シート10、例えばK、C、M、Yの標準色
材シートや印刷分野で用いられる特色シート等のロール
状記録媒体が保持されている記録媒体ステーション53
と、一つの記録媒体を引き出す一対の引き出しローラ5
4と、引き出しローラ54によって記録媒体ステーショ
ン53から所定の長さに引き出された記録媒体をシート
状に切断するカッタ55と、シート状の記録媒体を挟持
搬送する一対のローラ56と、シート状の記録媒体を記
録用回転ドラム34上に案内し、記録媒体の先端を記録
用回転ドラム34上に取り付けられた記録媒体固定/解
除機構36に固定位置まで案内するガイド57とからな
る。
【0041】画像形成用の記録用回転ドラム34には、
まずシート状の受像シート12が供給される。その受像
シート12の先端は、記録媒体固定/解除機構36にク
ランプ等により固定され、記録用回転ドラム34の図中
矢印方向の回転によって記録用回転ドラム34の外周上
に巻き上げられ、後端も記録媒体固定/解除機構36に
より固定される。ここで、記録媒体固定/解除機構36
の先端固定部と後端固定部の少なくとも一方は、色々な
長さのシート状記録媒体の記録用回転ドラム34上への
固定が可能なように、記録用回転ドラム34の外周上を
移動可能であるのが好ましい。
【0042】次いで、記録用回転ドラム34の外周上に
巻き付けられた受像シート12上に、全く同様にして記
録媒体供給部32から搬送されてきた色材シート10を
巻き付ける。受像シート12上への積層は、内部に図示
しないヒータを内蔵するラミネートローラ58と、この
ラミネートローラ58を支点59aを中心に回動し、記
録用回転ドラム34の外周に接離させるアーム59と、
ラミネートローラ58を所定押圧力で記録用回転ドラム
外周に押圧する押圧手段60からなるラミネート機構3
8によって行われる。
【0043】押圧手段60は、バネ等の付勢手段であっ
ても、エアシリンダのマニュピレータであってもよい。
受像シート12の最表層の受像層は粘着性を有している
ため、ラミネートローラ58によって所定押圧力により
押圧しながら色材シート10を巻き付けてラミネートで
きるので、色材シート10にしわ等を発生させないこと
は勿論、均一な粘着力で受像シート12の受像層と色材
シート10の色材層とを接着することができる。ここ
で、受像シート12への色材シート10のラミネート
は、均一に強く接着させるため、加圧ラミネートローラ
58によって行われるが、粘着力の向上を図るためラミ
ネートローラ58を加圧と同時に加熱しながらラミネー
トするのも好ましい。
【0044】図示の例では、色材シート10の受像シー
ト12への押圧積層にラミネートローラ58を用いてい
るが、押圧積層ができれば何れであってもよく、先端が
滑らかな棒状の押し付け部材等も用いることができる。
また、記録用回転ドラム34への受像シート12の巻き
付けの際に、その先端を記録媒体固定/解除機構36に
よって固定し、搬送ローラ56またはラミネートローラ
58もしくはその他の手段で受像シート12の他の部分
を保持し、受像シート12に所定の張力をかけて記録用
回転ドラム34の外周に巻き付けるのが好ましい。この
とき、記録用回転ドラム34の外周に穿孔を設けてお
き、受像シート12を真空吸引装置等の吸着手段を用い
て吸着固定する構成としても良い。この吸着手段と記録
媒体固定/解除機構36とは併用するのが好ましいが、
いずれか一方のみとしてもよい。こうすることによっ
て、しわ等を発生させず、また位置ずれを生じさせるこ
となく、受像シート12を記録用回転ドラム34の外周
に固定することができる。
【0045】さらに、色材シート10の受像シート12
への積層時にも、色材シート10に張力をかけておくの
が好ましい。このとき、受像シート12の巻き付けと同
様に記録媒体固定/解除機構36を用いて、色材シート
10の先端及び/または後端を固定するようにしてもよ
いし、上述の吸着手段を併用するようにしても良い。な
お、積層時に色材シート10にかける張力は、記録用回
転ドラム34への巻き付け時に受像シート12にかける
張力より小さく設定することが好ましい。
【0046】記録ヘッド40は、図4に示すように、変
調手段を含み、レーザビーム等の高密度エネルギ光を出
射するレーザ光源と、レーザ光のスポット径を調整する
結像レンズ等からなるレーザヘッド24と、このレーザ
ヘッド24を記録用回転ドラム34の軸方向に移動して
副走査を行う副走査手段61とを有する。なお、レーザ
光による色材シート10の主走査は、記録用回転ドラム
34の回転によって行う。また、記録ヘッド40に副走
査手段61を設けず、記録用回転ドラム34に軸方向の
移動手段を設け、記録用回転ドラム34を回転主走査し
つつ軸方向に移動させて副走査させてもよい。本発明に
係る記録装置の記録ヘッド40は、詳細は後述するが、
複数のレーザビームを出射可能なマルチスポット構成と
しており、記録素子であるレーザダイオード(LD)素
子を複数個2次元的に配列して形成される。
【0047】レーザ光源としては、ヒートモード露光が
可能な高密度エネルギ光を出射できればよく、例えば、
アルゴンイオンレーザ、ヘリウムネオンレーザ、ヘリウ
ムカドミウムレーザ等のガスレーザ、YAGレーザ等の
固体レーザ、半導体レーザ等の他に、色素レーザ、エキ
シマレーザ等を用いることができる。本発明における画
像記録に用いられるレーザ光は、これらのレーザから直
接出射された光、もしくはこれらの出射光を二次高調波
素子を通して、半分の波長に変換した光等を用いること
ができる。
【0048】色材シート10の感光波長、感度、必要と
される記録速度に応じて、これらのレーザから適宜選択
されるが、これらの中で、半導体レーザが価格、出力、
大きさ、変調の容易性等の点から最も好ましい。画像信
号によるレーザ光の変調は、例えばアルゴンイオンレー
ザの場合には外部変調機にビームを通し、また、半導体
レーザの場合には、レーザに注入する電流を信号により
制御(直接変調)する等、公知の方法により行われる。
光熱変換層上で集光されるレーザスポットの大きさ、及
び走査速度は、画像に必要とされる解像力、材料の記録
感度等に応じて設定される。印刷用途の場合、一般に高
い解像力が必要であり、スポット径は小さい方が画質的
に好ましいが、一方で焦点深度が狭くなり、機械的な制
御が困難になる。
【0049】また、走査速度が小さすぎると、色材シー
ト10の支持体等への熱伝導による熱損失が大きくな
り、エネルギ効率が低下すると共に、記録時間が長くな
り好ましくない。以上から、本発明での記録条件は、光
熱変換層上のビーム径が5〜50μm、特に好ましくは
6〜30μm、走査速度1m/秒以上、好ましくは3m
/秒以上である。画像信号は、本発明の記録装置1の外
部の画像読み取り装置、DTP機能を持つワークステー
ション、(W/S)、電子出版システムや各種の記憶媒
体(磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、RAMカード等々)から、カラーマネー
ジメントシステム(色画像再現システム)等により、色
空間等のマッチングが行われた後、SCSIインターフ
ェース等を介してディジタル信号として、コントローラ
69に伝送され、必要な処理が施された後、記録ヘッド
40に伝送され、レーザヘッド24のヒートモード露光
の制御が行われる。
【0050】コントローラ69は、記録ヘッド40の副
走査手段61による副走査及び記録用回転ドラム34の
回転主走査の制御を始めとして、本発明の記録装置1の
各部の制御及び全体シーケンスの制御等を行う。剥離機
構42は、記録ヘッド40によるヒートモード露光によ
って潜像として画像が形成された色材シート10を受像
シート12から剥離すると同時に色材シート10の潜像
を受像シート12に剥離転写して現像するためのもの
で、剥離ローラ62と、剥離ローラ62に当接する2個
の分割ローラ63、64と、剥離ローラ62に沿って分
割ローラ63、64間に設けられる櫛刃ガイド板65、
これらを一体として取り付けるブラケット(図示せず)
とを有する。
【0051】剥離ローラ62はアーム67に軸支され、
支点67aを中心に回動し、記録用回転ドラム34上を
接離可能に構成される。またアーム67を介して剥離ロ
ーラ62を記録用回転ドラム34上の受像シート12と
色材シート10との積層体を押圧するための押圧手段6
8が設けられる。ヒートモード露光によって熱エネルギ
が像様に印加され、色材層の接着力が低下することで潜
像として画像が形成され色材シート10と、これが接着
された受像層を持つ受像シート12との積層体に対し、
支点67aを中心にアーム67がそれぞれ回動して、ブ
ラケットを近づけ、積層体の受像シート12の受像層と
色材シート10の色材層との間に櫛刃ガイド板65を挿
入すると共に積層体を色材シート10側から剥離ローラ
62によって押圧する。
【0052】ここで、色材シート10と受像シート12
のいずれかの接合長さを変えておけば櫛刃ガイド板65
を両者間に容易に挿入できる。この後、記録用回転ドラ
ム34を回転すると共に剥離ローラ62、分割ローラ6
3、64を回転させ、色材シート10の先端を櫛刃ガイ
ド板65に沿って移動させて剥離ローラ62と分割ロー
ラ63の間に挟持させる。こうして、色材シート10を
剥離ローラ62で押圧しながら、剥離ローラ62と分割
ローラ63、64との間で挟持搬送して、受像シート1
2から剥離する。これにより、色材シート10は剥離ロ
ーラ62で押圧した部分で、一定の剥離速度で剥離する
ことができるので、剥離力も一定とすることができ、ス
ティックスリップ等振動現象が発生することがなく、剥
離ムラを生じることがない。また、剥離の際に、受像シ
ート12に加わる剥離力が変動しないので、受像シート
12の記録用回転ドラム34上の固定位置がずれること
もない。したがって、位置精度の低下を招くこともな
い。そして、剥離ムラや位置ずれ等のない1色の高画
質、高解像度、高階調網点画像を得ることができる。
【0053】このようにして、C,M,Y及びKの4色
の画像が正確に位置合わせされて剥離・転写・現像され
た受像シート12は、ガイド部材70、70に案内され
つつ、搬送ローラ対71によって搬送されて、ラミネー
ト部46に搬送される。ラミネート部46においては、
受像シート12の搬送にタイミングを合わせて、本紙供
給ロール72が本紙カセット73から本紙14を送り出
し、ガイド部材70によって案内しつつ図中右方向に搬
送する。また、本紙14を手差し供給口44aから本紙
供給ロール72に供給しても良い。次いで、受像シート
12及び本紙14は、レジストローラ対75によって位
置合わせされつつ積層され、定着部48に搬送される。
【0054】定着部48において、ラミネート部46で
積層された受像シート12と本紙14は、圧着ローラ7
6a及び加熱ローラ76bより構成される加熱定着ロー
ラ対によって加熱定着されつつ挟持搬送され、さらに紫
外線ランプ等の後露光ランプ77によってさらに受像シ
ート12の受像層が剥離しやすいように硬化する。次い
で、剥離部50において、剥離ローラ対78及び剥離ガ
イド79によって、硬化して剥離しやすい受像層が受像
シート12より剥離され、受像層が本紙14に貼着され
て画像が転写され、画像が転写された本紙14はハード
コピーとしてトレイ部52のプルーフトレイ52aに排
出され、受像層が剥離された受像シート12は、廃棄ト
レイ52bに廃棄される。
【0055】記録ヘッド40は、記録に際して、出射し
たレーザビームを記録データ通りにON/OFF変調さ
せ、副走査方向に移動しつつ記録用回転ドラム34上の
色材シート10を加熱する。
【0056】レーザヘッド24は、図5に示すように、
書込光を射出する半導体レーザ81を備えている。一般
に、半導体レーザから射出されるレーザ光の発散角度は
光軸回りに一定ではなく、より詳しくはpn接合面に直
交する方向に沿った発散角度が大きく(例えば30〜4
0°)、pn接合面に沿う方向に沿った発散角度が小さ
く(例えば10°前後)なっている。
【0057】半導体レーザ81としては、例えば単一の
発光面(又は発光点)を備え、射出するレーザ光の波長
が830nm、パワーが140mW、半値幅が0.4n
mでシングルモードの半導体レーザを用いることができ
る。上記でレーザ光の波長として具体的に挙げている数
値は、本実施形態で用いている色材シート10の光熱変
換層10bにおける光熱変換効率が最大となる波長であ
り、半導体レーザ81から射出されるレーザ光の波長を
上記数値に一致させることにより、半導体レーザ81か
ら射出されたレーザ光(書込光)のパワーを画像記録に
有効に利用することができる。
【0058】なお、書込光は、色材シート10へのドッ
トの記録密度に対応して、色材シート10上での光スポ
ットを小さく絞り込む(例えば直径10μm以下) 必要
があるので、本実施形態では記録用レーザを射出する半
導体レーザ81として、シングルモードの半導体レーザ
を用いている。シングルモードの半導体レーザは、射出
するレーザ光のパワーのワット当りの単価が非常に高い
(射出するレーザ光のパワーが高くなるに従って価格が
急激に高くなる)が、本実施形態では、パワーが140
mWと比較的低い半導体レーザを用いているので、記録
装置1のコストを抑制することができる。また、ここで
使用する半導体レーザは、シングルモードに限らず、マ
ルチモードの半導体レーザを使用しても良く、光学系に
開口制限を設けることで、小さいスポットが形成可能と
なる。
【0059】また、書込光の波長は上述の数値に限定さ
れるものではなく、記録部材の波長感度特性に合った値
であればよい。また、書込光のパワーは記録部材の感度
や記録装置の画像記録時間によって異なるが、実用の範
囲であればよい。また複数の発光面(又は発光点)を備
えた半導体レーザ(リニアアレイタイプ)を適用するこ
とも可能である。また複数個の半導体レーザによって半
導体レーザ81を構成することも可能である。また半導
体レーザ以外に、YAGやYFL等の固体レーザ、或い
はアルゴンや炭酸ガス等のガスレーザを用いることも可
能である。
【0060】半導体レーザ81のレーザ光射出側には第
1aレンズ85が配置されている。第1aレンズ85
は、半導体レーザ81の発光面から第1aレンズ85の
焦点距離だけ隔てた位置に配置されている。半導体レー
ザ81から射出されて第1aレンズ85に入射された書
込光は、第1aレンズ85により、発散光から、平行光
とされる。
【0061】第1aレンズ85のレーザ光射出側には第
1偏光板87が配置され、第1偏光板87は半導体レー
ザ81からの光の偏光方向を所定方向に沿って回転さ
せ、後述する偏光ビームスプリッタ89での書込光の透
過率が最大になるように、透過偏光方向に調整する。第
1偏光板87と偏光ビームスプリッタ89との間には第
2レンズ91が配置され、第2レンズ91は半導体レー
ザ81からの光を所定の位置に集光する。
【0062】一方、半導体レーザ81から偏光ビームス
プリッタ89に至るレーザ光の光軸に対し、偏光ビーム
スプリッタ89上で直交する軸上には、偏光ビームスプ
リッタ89から離れている側から順に、サブヒート光を
射出する半導体レーザ93、第1aレンズ85と同様の
第1bレンズ95、第2偏光板97が配置されている。
第1bレンズ95は、半導体レーザ93からの発散光を
所定の位置に集光する。第2偏光板97は、半導体レー
ザ93からの光の偏光方向を所定方向に沿って回転さ
せ、偏光ビームスプリッタ89でのサブヒート光の透過
率が最大になるように、反射偏光方向に調整する。偏光
ビームスプリッタ89は、半導体レーザ81と、半導体
レーザ93とからの光を合波する。
【0063】偏光ビームスプリッタ89のレーザ光射出
側には偏光ビームスプリッタ89に近い側から第3レン
ズ99、第4レンズ101が配置されている。第3レン
ズ99は、半導体レーザ81と半導体レーザ93からの
光、即ち、書込光とサブヒート光とを所定の位置に集光
する。第4レンズ101は、半導体レーザ81と半導体
レーザ93からの書込光とサブヒート光とを、記録用回
転ドラム34上の色材シート10上に集光する。
【0064】第1偏光板87からは偏光方向が略0°の
書込光が射出されるが、偏光ビームスプリッタ89は第
1偏光板87から射出される書込光の光軸に対し0°の
向きに配置されており、かつ書込光は、偏光ビームスプ
リッタ89での書込光の透過率が最大になるように、偏
光方向が第1偏光板87によって微調整されているの
で、偏光方向が略0°の書込光は、その殆ど(例えば9
5%以上)が 偏光ビームスプリッタ89を透過して第
3レンズ99側へ射出される。
【0065】なお、半導体レーザ81、第1偏光板8
7、第2レンズ91、偏光ビームスプリッタ89、第3
レンズ99、第4レンズ101は、本発明の第1の射出
手段に対応し、半導体レーザ93、第1bレンズ95、
偏光ビームスプリッタ89、第3レンズ99、第4レン
ズ101は、本発明の第2の射出手段に対応する。
【0066】半導体レーザ93としては、例えば単一の
発光面(又は発光点)を備え、射出するレーザ光の波長
が830nm(色材シート10の光熱変換層10bにお
ける光熱変換効率が最大となる波長)、パワーが1Wで
マルチモードの半導体レーザを用いることができる。半
導体レーザ93から射出されるレーザ光の波長を光熱変
換層10bの光熱変換効率が最大となる波長に一致させ
ることにより、半導体レーザ93から射出されたレーザ
光のパワーを画像記録に有効に利用することができる。
【0067】なお、サブヒート光は、色材シート10上
での光スポットを小さく絞り込む必要はなく、色材シー
ト10へのドットの記録密度と比較して前記光スポット
の大きさを大きくしても支障はない。このため本実施形
態では、加熱用レーザを射出する半導体レーザ93とし
てマルチモードの半導体レーザを用いている。マルチモ
ードの半導体レーザは、射出するレーザ光のパワーのワ
ット当りの単価が低い(射出するレーザ光のパワーが高
くなっても価格はあまり高くならない)ので、同程度の
パワーのシングルモードの半導体レーザを用いる場合と
比較して記録装置1のコストを大幅に抑制することがで
きる。
【0068】また半導体レーザ93についても、複数の
発光面(又は発光点)を備えたリニアアレイタイプの半
導体レーザを適用したり、複数個の半導体レーザによっ
て半導体レーザ93を構成することも可能である。また
半導体レーザ以外に、YAGやYFL等の固体レーザ、
或いはアルゴンや炭酸ガス等のガスレーザを用いること
も可能である。
【0069】半導体レーザ93から射出されたレーザ光
は、第1bレンズ95により、平行光束とされて第2偏
光板97に入射され、第2偏光板97により偏光方向が
回転されて偏光ビームスプリッタ89に入射される。偏
光ビームスプリッタ89に入射されたサブヒート光は、
その殆ど(例えば95%以上)が偏光ビームスプリッタ
89の反射面で反射され、半導体レーザ81から射出さ
れて偏光ビームスプリッタ89を透過した書込光と合波
されて第3レンズ99側に射出される。
【0070】偏光ビームスプリッタ89で合波されて第
3レンズ99側へ射出され、第3レンズ99、第4レン
ズ101を透過した書込光及びサブヒート光は、レーザ
ヘッド24の筐体に設けられた図示しない開口を通過し
て筐体外へ射出される。第4レンズ101の焦点位置に
対応する位置には、記録用回転ドラム34の周面に保持
された色材シート10が配置されており、第4レンズ1
01から射出されてレーザヘッド24の筐体外へ射出さ
れた書込光及びサブヒート光は色材シート10に照射さ
れる。
【0071】図6は図1の記録装置から出射される書込
光及びサブヒート光の配列を示す説明図、図7は書込光
及びサブヒート光の配列の変形例を示す説明図である。
レーザヘッド24からの書込光Aは、記録スポットの配
列を、例えば図6に示す配列で行う。即ち、主走査方向
に沿って3列、副走査方向に沿って5行で、第1スポッ
トから第15スポットまでの計15スポットの配列とな
っている。従って、複数の記録スポットは、主走査方向
に並ぶ列と、この主走査方向に直交する方向に並ぶ行と
に2次元配列され、列方向の記録スポットが、主走査方
向に対して所定の角度傾斜して一次元に配列される。
【0072】一方、レーザヘッド24からのサブヒート
光Bは、加熱用スポットの配列を、例えば図6に示す配
列で行う。即ち、記録スポットの列数(図示の例では3
列)と同数(図示の例では3本)のライン状の加熱用ス
ポットが、記録スポット列と同じ所定角度傾けられて、
平行に配置されている。そして、それぞれの加熱用スポ
ットの始端部と、終端部とは、近接する記録スポット列
の始端のもの(例えば第11スポット)と、終端のもの
(例えば第15スポット)とから、主走査方向に等しい
距離Lとなっている。つまり、加熱用スポットは、それ
ぞれの記録スポットから主走査方向に略等しい距離Lで
色材シート10に照射されるようになっている。
【0073】このようにして、第二の出射手段によって
照射される加熱用スポットが、記録スポットから主走査
方向に略等しい距離Lで色材シート10に照射されるこ
とで、広い領域で配列されるそれぞれの記録スポット
は、等時間でサブヒート(プレヒート、ポストヒート、
又は同時ヒート)がなされ、それぞれの記録スポットが
均一の記録特性に維持されることになる。
【0074】従って、密着して重ね合わされた色材シー
ト10と受像シート12とに、書込光Aとサブヒート光
Bとが照射されると、色材シート10の光熱変換層10
bにおいて光エネルギーが熱エネルギーに変換され、記
録スポット部分の温度が上昇する。この際、書込光Aの
照射前、照射と同時又は照射後に照射されたサブヒート
光Bが、記録スポット部分の温度上昇に寄与することに
なる。そして、その際の寄与率は、全ての記録スポット
において均一となる。これにより、色材シート10の記
録スポット部分の温度がしきい値以上になって受像シー
ト12へ転写され、受像シート12に均質な画像が記録
されることになる。また、これにより、加熱用スポット
との距離が大きい低感度の記録スポットが排除されるこ
とになり、高感度且つ高速な記録が可能になる。
【0075】また、2次元配列される記録スポットのう
ち、列方向に並ぶ記録スポットに対し、加熱用スポット
が平行に配置され、2次元配列された記録スポットが必
要最小数の加熱用スポットによって均等に加熱されるこ
とになる。なお、記録スポットと加熱用スポットとの配
列は、上述の5行3列以外の2次元配列でも良く、ま
た、図7に示すように、傾斜して配置される1次元の記
録スポットに対して、平行に1本の加熱用スポットを配
置しても、上述の5行3列の2次元配列の場合と同様の
作用・効果を得ることができる。
【0076】
【実施例】次に、書込光Aとサブヒート光Bとの距離を
種々に変えて記録を行い、その記録の状態を評価し、書
込光Aとサブヒート光Bとの最適な距離を求めた実施例
を、図8〜図14、表1、表2を参照して説明する。図
8は書込光Aとサブヒート光Bとの距離が大きい場合に
プレヒートを行った時の温度と昇温時間の相関図、図9
は距離が中の場合にプレヒートを行った時の同相関図、
図10は同時ヒートを行った時の同相関図、図11は距
離が中の場合にポストヒートを行った時の同相関図、図
12は距離が大の場合にポストヒートを行った時の同相
関図、図13は記録に必要な熱量を説明する同相関図、
図14は好適な距離をもってポストヒートを行った時の
同相関図である。
【0077】なお、記録の状態は、図18に示した書込
光A及びサブヒート光Bの配列パターンに基づき、サブ
ヒート光Bからそれぞれ異なる距離で配置される1ch
〜5chを対象に評価を行った。即ち、1ch,2ch
はサブヒート光Bより主走査記録方向上流側に位置し、
3chはサブヒート光Bと同位置で、4ch,5chは
主走査記録方向下流側に位置している。
【0078】
【表1】
【0079】表1から分かるように、図12に示すポス
トヒート距離大の場合(5chの場合)では、書込光A
とサブヒート光Bとの距離が離れすぎ、加熱が不十分と
なって、記録の状態は良好とならなかった(×)。図1
1に示すポストヒート距離中の場合(4chの場合)
と、図8に示すプレヒート距離大の場合(1chの場
合)では、加熱がやや不十分であり、十分な記録の状態
にはならなかった(△)。図10に示す同時ヒートの場
合(3chの場合)、図9に示すプレヒート距離中の場
合(2chの場合)では、加熱が十分となり、記録の状
態も良好となった(○)。
【0080】この実施例における色材シートには、ヒー
トモード記録媒体を用いた。このヒートモード記録媒体
では、例えば図13に示す相対温度(記録中の温度−周
囲環境温度)で300deg(周囲環境温度23℃のと
きで323℃に相当)以上の温度と所定時間の積が所定
の値を越えたときに、記録が行われる。つまり、300
deg以上の温度と時間との積は図13に示す斜線部分
の面積となり、この面積が所定値を越えた場合に、記録
が可能になる。
【0081】このことから、例えば表1の場合では、良
好なポストヒートを行うための書込光Aとサブヒート光
Bとの距離が見受けられないが、このことから、所定の
面積となることを必要条件に、その距離を求めれば、図
14に示すようにポストヒートの場合の距離は50μm
(5μs、10m/s)以下とすることの好ましいこと
が特定できる。この値の評価を、表1に準じて示せば、
以下の表2のとおりとなり、サブヒート光Bからの距離
は、3.5chの距離に相当することになる。
【0082】
【表2】
【0083】以上の実施例から、書込光Aとサブヒート
光Bとの主走査方向の距離は、サブヒート光Bを書込光
Aより先に照射するプレヒート時には、サブヒート光B
が書込光Aより主走査記録方向上流側に200μm以
下、より好ましくは100μm以下の距離をもって照射
し、サブヒート光Bを書込光Aより後に照射するポスト
ヒート時には、サブヒート光Bが書込光Aより主走査記
録方向下流側に100μm以下、より好ましくは50μ
m以下の距離をもって照射すれば、良好な記録の行える
ことが分かった。即ち、書込光Aとサブヒート光Bとの
距離がこのような値をとることで、熱伝導による熱損失
量が所定以下に抑えられ、サブヒート光Bの熱が効果的
に記録スポットの加熱のために寄与されることになる。
【0084】また、記録媒体上における書込光Aの照射
とサブヒート光Bの照射との時間差は、サブヒート光B
を書込光Aより先に照射するプレヒート時には、20μ
s以下、より好ましくは10μs以下の時間差をもって
先にサブヒート光Bを照射し、サブヒート光Bを書込光
Aより後に照射するポストヒート時には、10μs以
下、より好ましくは5μs以下の時間差をもって後にサ
ブヒート光Bを照射すれば、良好な記録の行えることが
分かった。即ち、書込光Aとサブヒート光Bとの照射の
時間差がこのような値をとることで、記録媒体からの放
熱による熱損失量が所定以下に抑えられ、サブヒート光
Bの熱が効果的に記録スポットの加熱のために寄与され
ることになる。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る記録装置は、第二の出射手段によって照射される加熱
用スポットを、第一の出射手段によって照射される記録
スポットから主走査方向に等しい距離をもって記録媒体
に照射するようにしたので、広い領域で配列されるそれ
ぞれの記録スポットに対して、等時間でサブヒートする
ことができ、それぞれの記録スポットを均一な記録特性
に維持したまま、高い記録画質を高感度且つ高速な記録
で可能にすることができる。
【0086】本発明に係る記録方法は、加熱用スポット
を、記録スポットから主走査方向に等しい距離をもって
記録媒体に照射する記録装置を用いて、記録媒体に記録
を行うので、広い領域に配列された複数の記録スポット
のそれぞれが同一の加熱状態になり、広い領域のスポッ
ト配列において、それぞれの記録スポットを均一な記録
特性にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の構成図である。
【図2】図1の記録装置に用いられる記録媒体である色
材シート及び受像シートの層構成を示す断面図である。
【図3】記録装置による記録工程を概念的に示す説明図
である。
【図4】記録ヘッドの概略構成図である。
【図5】レーザヘッドの光学系を示す概略構成図であ
る。
【図6】図1の記録装置から出射される書込光及びサブ
ヒート光の配列を示す説明図である。
【図7】書込光及びサブヒート光の配列の変形例を示す
説明図である。
【図8】書込光とサブヒート光との距離が大きい場合に
プレヒートを行った時の温度と昇温時間の相関図であ
る。
【図9】距離が中の場合にプレヒートを行った時の同相
関図である。
【図10】同時ヒートを行った時の同相関図である。
【図11】距離が中の場合にポストヒートを行った時の
同相関図である。
【図12】距離が大の場合にポストヒートを行った時の
同相関図である。
【図13】記録に必要な熱量を説明する同相関図であ
る。
【図14】好適な距離をもってポストヒートを行った時
の同相関図である。
【図15】従来の書込光とサブヒート光との照射位置関
係の例を(a)〜(c)で示した説明図である。
【図16】従来のライン状のサブヒート光の照射例を
(a)〜(c)で示した説明図である。
【図17】1次元に配列された書込光に対する従来のサ
ブヒート光の照射例を(a)〜(c)で示した説明図で
ある。
【図18】2次元に配列された書込光に対する従来のサ
ブヒート光の照射例を示した説明図である。
【符号の説明】
1 記録装置 10 色材シート(記録媒体) 10c トナー層 12 受像シート(記録媒体) 12a 受像層12a 34 記録用回転ドラム A 書込光 B サブヒート光

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に移動されるヒートモード記
    録媒体に、主走査方向に対して所定の角度傾斜して一次
    元に配列された複数の記録スポットを有する書込光を第
    一の出射手段によって照射すると共に、加熱用スポット
    を有するサブヒート光を第二の出射手段によって照射す
    る記録装置において、 前記加熱用スポットが、それぞれの前記記録スポットか
    ら主走査方向に略等しい距離をもって前記記録媒体に照
    射されることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜した記録スポット列が副走査方
    向に複数配列されると共に、前記記録スポット列の数と
    同数の前記加熱用スポットが、それぞれの前記記録スポ
    ットから主走査方向に略等しい距離をもって前記記録媒
    体に照射されることを特徴とする請求項1記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体が、受像層を有する受像シ
    ートとトナー層を有する色材シートからなり、 前記受像シートが記録用回転ドラムに巻装され、この巻
    装された受像シートの上に色材シートが巻装されること
    で、前記受像シートの受像層と色材シートのトナー層と
    が密着して重ね合わせられることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記サブヒート光を前記書込光より先に
    照射するプレヒート時に、前記サブヒート光が前記書込
    光より主走査記録方向下流側に200μm以下の距離を
    もって照射されることを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれか1項記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記サブヒート光と前記書込光を同時に
    照射する同時ヒート時に、前記書込光の照射位置と前記
    サブヒート光の照射位置とが主走査方向に対して一致し
    ていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
    1項記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記サブヒート光を前記書込光より後に
    照射するポストヒート時に、前記サブヒート光が前記書
    込光より主走査記録方向上流側に100μm以下の距離
    をもって照射されることを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれか1項記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記サブヒート光を前記書込光より先に
    前記記録媒体に照射するプレヒート時に、前記サブヒー
    ト光が前記書込光より20μs以下の時間差をもって先
    に照射されることを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれか1項記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記サブヒート光を前記書込光より後に
    前記記録媒体に照射するポストヒート時に、前記サブヒ
    ート光が前記書込光より10μs以下の時間差をもって
    後に照射されることを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれか1項記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれか1項記載
    の記録装置を用いて、ヒートモード記録媒体に書込光と
    サブヒート光とを照射して記録を行うことを特徴とする
    記録方法。
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