JP2841674B2 - レーザー熱転写記録装置 - Google Patents

レーザー熱転写記録装置

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JP2841674B2
JP2841674B2 JP8542590A JP8542590A JP2841674B2 JP 2841674 B2 JP2841674 B2 JP 2841674B2 JP 8542590 A JP8542590 A JP 8542590A JP 8542590 A JP8542590 A JP 8542590A JP 2841674 B2 JP2841674 B2 JP 2841674B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザー光を熱に変換して転写紙のインク
層を加熱溶融もしくは昇華させ記録紙に転写して、画像
を形成するレーザー熱転写記録装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来より、光を熱に変換してインクを溶融させ受容紙
上に転写する方法として、レーザー熱転写記録方式が知
られている。第2図は、レーザー熱転写記録装置のヘッ
ド部の断面図を示し、図示しないレーザー光源と同一光
軸上に配置された集光レンズ1、その両端に設けられた
搬送機構2及び、集光レンズ1と対向して設けられたプ
ラテンロール3とから構成されている。転写の際には、
搬送機構2によって転写紙Rと記録紙Pは重ね合わされ
て、集光レンズ1とプラテンロール3の間に送り込ま
れ、矢印x方向に搬送される。転写紙Rは、インク層Ra
と光透過性のベース層Rbとから成り、ベース層Rbは集光
レンズ1側にあり、インク層Raは記録紙Pと重ね合わさ
れている。プラテンロール3によって転写紙Rと記録紙
Pは密に押圧される。一方、図示しない光源より出射さ
れた光束Lは、集光レンズ1を通って転写紙Rのベース
層Rbを透過し、インク層Ra上に集光される。インク層Ra
で吸収された光は、熱エネルギーに変換されてインクを
溶融する。溶融したインクは搬送されながら冷却凝固
し、記録紙Pに転写される。
このようなレーザー熱転写記録方式では、光は転写紙
Rのベース層Rbを透過して、インク層Raで初めて熱エネ
ルギーに変換されるので、横方向への熱の広がりは通常
の熱転写記録と比較して非常に少ない。また、レーザー
光束Lは、集光レンズ1によって10μm程度まで絞るこ
とができる。従って、非常に高解像度、光画質の転写画
像を得ることが可能である。
しかしながら、光から熱への変換効率が良好でないた
め、40mW程度のレーザーダイオードを用いたのでは記録
速度を高速化することができない。例えば、ビーム径を
約10μmとすれば、ビームの走査速度は秒速60mm程度と
なり、A4版の受容紙P全体に転写を行うと数時間もかか
ることになる。従って、高解像度ではあっても記録速度
が極端に遅いという欠点がある。また、高出力のレーザ
ーダイオードは高価であるため、装置の低価格化が難し
いという欠点もある。
そこで、近年では第3図に示すように発熱体4を設け
て、予め転写紙R及び記録紙Pをインクの融点付近まで
昇温させておくという提案がなされている。確かに転写
紙R及び記録紙Pを予熱しておけば、より少ない光出力
でインクを溶融することができるため、記録速度を向上
させることができ、またレーザーダイオードも低出力安
価なものを用いることが可能になる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような予熱手段を単に設けただけ
では、転写紙R及び記録紙Pはかなりの面積を持ってい
るため、熱は面内を横方向に拡散してしまい、レーザー
光束Lにて書き込みを行う時にはすでに温度が下降し
て、予熱の効果が得られないという欠点がある。また、
仮に温度が下降しないで融点付近に保たれたとしても、
転写紙R及び記録紙Pの面内方向に均一な温度場を作る
ことは難しく、温度分布が生じることは避けられない。
面内方向に温度分布が存在すると、レーザー光束Lによ
る記録の際に地汚れや濃度ムラを生じるため、レーザー
熱転写記録方式のメリットであるはずの高解像度、高画
質を実現することができないという問題点がある。
上述のような現状から本発明は、転写記録速度が高速
でありながら、地汚れや濃度ムラが生じず高解像度、高
画質な転写画像を得ることが可能なレーザー熱転写記録
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、レーザー光源と、該レーザー光源から出射
される光束を転写紙に照射するための結像光学系と、前
記転写紙を記録紙と密着させて前記結像光学系へ送り込
む搬送機構とから成るレーザー熱転写記録装置におい
て、前記結像光学系は、前記光束を2分割するビームス
プリッタと、該分割された一方の光束を前記転写紙側か
ら照射するための第1の照射光学系と、前記分割された
他方の光束を前記記録紙側から照射するための第2の照
射光学系とを備えたことを特徴とするレーザー熱転写記
録装置である。
[作用] 転写紙と記録紙を密着させて搬送機構にて結像光学系
中に送り込む。一方、レーザー光源より出射された光束
は、ビームスプリッタによって2光束に分割される。そ
して、一方の光束は第1の照明光学系によって転写紙表
面に集光され、他方の光束は第2の照明光学系によって
記録紙表面に集光される。よって、転写紙のベース層と
記録紙がレーザー光透過性であれば、転写紙のインク層
は表面と裏面の両側から光の照射を受けて、加熱溶融す
る。従って、熱の横方向への拡散は最小限に抑えること
ができ熱の伝達も速くなるので、画質が向上するととも
に記録速度も向上する。
[実施例] 本発明を第1図に図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図(a)は、本発明に係るレーザー熱転写記録装
置の一実施例を示す説明図であり、第1図(b)は、矢
印X方向からの部分説明図である。光学系としてはレー
ザーダイオード等の光源10の光軸に沿って絞り12、コリ
メータレンズ14、ハーフミラー16、集光レンズ18が、順
次に配置されている。そして、ハーフミラー16の反射方
向光軸上にはミラー20、22、24、集光レンズ26が、順次
に配置されている。次に電気及び駆動系について説明す
る。集光レンズ18と集光レンズ26の間には搬送機構28と
光透過性の部材からなるプラテンロール30が設けられて
いる。また、光源10にはドライブ回路32が接続されてい
る。
以上のような構成の装置において、転写を行う場合に
は、まず転写紙Rのインク層Rbと記録紙Pを重ね合わ
せ、搬送機構28とプラテンロール30の間に送り込む。転
写紙Rは搬送機構28に押さえられ、記録紙Pはプラテン
ロール30に押さえられて、矢印Y方向に搬送される。こ
の時、転写紙Rのベース層Raは集光レンズ18に対向し、
記録紙Pは集光レンズ26に対向している。一方、光源10
はドライブ回路32からの変調信号に応じて出力を変化さ
せながら発光する。変調信号は、例えば画像信号等に対
応して図示しないD/A変換装置等を通してドライブ回路3
2に転送される。光源10から出射されたレーザー光束L
は、絞り12、コリメータレンズ14を透過してハーフミラ
ー36で一部は反射し、一部は透過する。ハーフミラー16
を透過した光束L1は、集光レンズ18によって転写紙Rの
ベース層Raとインク層Rbの境界面上に集光される。一
方、ハーフミラー16で反射された光束L2は、ミラー20、
22、24で反射され集光レンズ26を介しプラテンロール30
を透過して記録紙Pに達する。プラテンロール30は光透
過性であるので、記録紙Pが光透過性のフィルムであれ
ば、光束L2は転写紙Rのインク層Rbと記録紙Pの境界面
に集光される。
このようにして、インク層Rbの上下両境界面から光束
を照射しインクを加熱すると、片面のみから加熱する場
合と比較して、インク層Rbの厚さ方向により均一な温度
場を形成させることができる。また、熱の伝達時間も見
かけ上インク層Rbの膜厚が半分になった場合と同様に考
えることができるので、大幅に短縮される。更に熱の横
方向への拡散も防止できることから、同じ光強度であっ
ても、両面から加熱する方がより効率的な加熱を行うこ
とができる。従って、従来と比較して記録速度は高速化
され、転写画質も向上する。
特にカラー転写や階層記録を一つの転写紙Rで行う場
合には、インク層Rbの膜厚は厚くなることが避けられな
いので、両面から光束を照射する方が有利である。例え
ば、階調記録をする場合には、光束L1の光強度を一定に
しておき、光束L2の光強度を調節すれば、その光強度に
応じた厚さのインク層Rbが溶融転写される。光束L2の強
度を調節する方法としては、ハーフミラー16で分割され
た光束L2の光路中に光変調素子を挿入すればよい。
なお、光束L1と光束L2の照射される時間を光路長等に
より微妙にずらすことによって、転写画質を更に向上さ
せることも可能である。例えば、光束L1の照射されるタ
イミングを光束L2が照射されるタイミングより若干遅ら
せれば、インク層Rbは、記録紙Pに近い方から固化して
いき、以下順次ベース層Raにより近い方が固化していく
ので、高画質な転写画像を得ることができる。
[発明の効果] 以上に説明したように本発明に係るレーザー熱転写記
録装置では、レーザー光束を2分割し、一方を転写紙側
から照射し、他方を記録紙側から照射しているので、転
写紙のインク層は表面及び裏面の両側から加熱溶融され
る。従って、熱のインク層に伝達するのにかかる時間は
短縮され、横方向への拡散も抑えることができるので、
記録速度を高速化しかつ画質を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明に係るレーザー熱転写記録装置
の一実施例を示す説明図であり、第1図(b)は、第1
図(a)のX方向からみた説明図である。 また、第2図および第3図は、従来の技術を説明するも
のであって、第2図は熱転写記録装置のヘッド部の断面
図、第3図はレーザー熱転写記録装置のヘッド部の断面
図である。 P……記録紙、R……転写紙、 Ra……ベース層、Rb……インク層、 10……光源、12……絞り、 14……コリメータレンズ、 16……ハーフミラー、 18、26……集光レンズ、 20、22、24……ミラー、 28……搬送機構、30……プラテン、 32……ドライブ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー光源と、該レーザー光源から出射
    される光束を転写紙に照射するための結像光学系と、前
    記転写紙を記録紙と密着させて前記結像光学系へ送り込
    む搬送機構とから成るレーザー熱転写記録装置におい
    て、前記結像光学系は、前記光束を2分割するビームス
    プリッタと、該分割された一方の光束を前記転写紙側か
    ら照射するための第一の照射光学系と、前記分割された
    他方の光束を前記記録紙側から照射するための第二の照
    射光学系とを備えたことを特徴とするレーザー熱転写記
    録装置。
JP8542590A 1990-03-30 1990-03-30 レーザー熱転写記録装置 Expired - Lifetime JP2841674B2 (ja)

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JPH03281358A JPH03281358A (ja) 1991-12-12
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