JP2900479B2 - レーザー熱転写記録装置 - Google Patents

レーザー熱転写記録装置

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JP2900479B2 JP5336690A JP5336690A JP2900479B2 JP 2900479 B2 JP2900479 B2 JP 2900479B2 JP 5336690 A JP5336690 A JP 5336690A JP 5336690 A JP5336690 A JP 5336690A JP 2900479 B2 JP2900479 B2 JP 2900479B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザー光を熱に変換して転写紙のインク
層を加熱溶融もしくは昇華させ記録紙に転写して、画像
を形成するレーザー熱転写記録装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来より、熱エネルギーによってインクを受容紙上に
転写する方法として、熱転写記録方式が知られている。
第2図は、熱転写記録装置のヘッド部の断面図を示し、
薄膜抵抗体等から構成されるサーマルヘッド10にはパル
ス電力印加回路12が接続されている。また、サーマルヘ
ッド10の左右両端には搬送機構14が設けられており、こ
れらに対向してプラテンロール16が設けられている。転
写を行う際には、サーマルヘッド10とプラテンロール16
の間に、搬送機構14にて転写紙Rと記録紙Pを重ね合わ
せて送り込む。転写紙Rはベース層Raとインク層Rbから
なり、ベース層Raはサーマルヘッド10に接し、インク層
Rbは記録紙Pに接している。プラテンロール16によって
転写紙R及び記録紙Pは、所定圧力でサーマルヘッド10
に押圧されながら矢印x方向に搬送される。同時にパル
ス電力印加回路12から供給されたパルス電力によって、
サーマルヘッド10が発熱する。発生した熱は、サーマル
ヘッド10より転写紙Rのベース層Raを介してインク層Rb
に達し、インクを溶融する。溶融したインクは矢印x方
向に搬送されながら冷却凝固し、記録紙P上に転写され
る。このようにして記録紙P上にインクによる転写画像
が形成される。しかしながら、サーマルヘッド10より発
生した熱は、転写紙Rの厚さ方向だけでなく横方向にも
伝わるため、実際に転写される画像の面積は、サーマル
ヘッド10の発熱体の面積よりも大きくなり、輪郭も不明
瞭な状態になる。また、サーマルヘッド10の発熱体の幅
は、生産上の限界から小さくても40μm程度にしかなら
ない。従って、通常の熱転写記録方式では高解像度、高
画質の転写画像を得ることは困難である。
そこで、近年では第3図に示すようなレーザー熱転写
記録装置が考案されている。ヘッド部は、図示しないレ
ーザー光源と同一光軸上に配置された集光レンズ20、そ
の両端に設けられた搬送機構22及び、集光レンズ20と対
向して設けられたプラテンロール24とから構成されてい
る。転写の際には、搬送機構22によって転写紙Rと記録
紙Pは重ね合わされて、集光レンズ20とプラテンロール
24の間に送り込まれ、矢印x方向に搬送される。転写紙
Rは、光透過性のベース層Raとインク層Rbとから成り、
ベース層Raは集光レンズ20側にあり、インク層Rbは記録
紙Pと重ね合わされている。プラテンロール24によって
転写紙Rと記録紙Pは密に押圧される。一方、図示しな
い光源より出射された光束は、集光レンズ20を通って転
写紙Rのベース層Raを透過し、インク層Rb上に集光され
る。インク層Rbで吸収された光は、熱エネルギーに変換
されてインクを溶融する。溶融したインクは搬送されな
がら冷却凝固し、記録紙Pに転写される。
このようなレーザー熱転写記録方式では、光は転写紙
Rのベース層Raを透過して、インク層Rbで初めて熱エネ
ルギーに変換されるので、横方向への熱の広がりは通常
の熱転写記録と比較して非常に少ない。また、レーザー
光束は、集光レンズ20によって10μm以下まで絞ること
ができる。従って、非常に高解像度、光画質の転写画像
を得ることが可能である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、レーザー熱転写方式の場合には熱を与
える手段として光を用いているため、インク層Rbに与え
られる熱量は、ベース層Ra表面の光反射率や吸収率に大
きく左右される。むろん、ベース層Raの光吸収や表面反
射はできる限り微量に抑えることが望ましいが、現実に
は各転写紙毎にそれらのバラツキを狭い範囲に抑えるこ
とは困難である。特にレーザー熱転写では記録ドットが
10μm以下の高密度記録になるため、ベース層Ra表面の
微少な汚れや傷も転写画像に大きな影響を及ぼし、良好
な画質を得ることができないという欠点がある。
上述のような現状から本発明は、転写紙ベース層の表
面状態等に関係なく、常に安定して高解像度、高画質な
転写画像を得ることが可能なレーザー熱転写記録装置を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、レーザー光源と、該レーザー光源から出射
される光束を転写紙に照射するための結像光学系と、前
記転写紙を記録紙と密着させて前記結像光学系へ送り込
む搬送機構とからなるレーザー熱転写記録装置におい
て、前記結像光学系は前記転写紙を加熱する記録用光学
系と、前記転写紙からの反射光を検出し該反射光量に応
じてレーザー光源の出力を調整する調整用光学系とを具
備することを特徴とするレーザー熱転写記録装置であ
る。
[作用] 転写紙と記録紙を密着させて、搬送機構にて結像光学
系中に送り込み、まず調整用光学系にて転写紙からの反
射光を検出して、その反射光量に応じてレーザー光源の
出力を調節し、記録用光学系にて転写紙を加熱して記録
紙への画像転写を行う。このように、レーザー光の強度
を調節することにより、転写紙の特性に多少のバラツキ
がある場合にも、常に良好な転写画像を得ることが可能
となる。
[実施例] 本発明を第1図に図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明に係るレーザー熱転写記録装置のブロ
ック構成図であり、光学系としてはレーザーダイオード
共の光源30の光軸に沿って絞り32、コリメータレンズ3
4、ハーフミラー36、光変調素子38、ビームスプリッタ4
0、集光レンズ42が、順次に配置されている。そして、
ハーフミラー36の反射方向光軸上にはミラー44、ビーム
スプリッタ46、集光レンズ48が順次に配置され、ビーム
スプリッタ46の他方光軸上にはフォトディテクタ50が配
置されている。また、ビームスプリッタ40の他方の光軸
上には撮像素子52が配置されている。次に電気及び駆動
系について説明する。上記光学系の左右両端には搬送機
構54が配置され、上記光学系と対向してプラテンロール
56が設けられている。光源30にはドライブ回路58、制御
回路60が順次に接続され、光変調素子38にはドライブ回
路62が接続されている。一方、転写紙Rのベース層Raの
表面付近には温度センサ64が設けられている。そして、
フォトディテクタ50、撮像素子52、ドライブ回路62、温
度センサ64にはインタフェール回路66が接続され、更に
インタフェース回路66は制御回路60に接続されている。
以上のような構成の装置において転写を行う場合に
は、まず転写紙Rのインク層Rbと記録紙Pを重ね合わ
せ、搬送機構54とプラテンロール56の間に送り込む。転
写紙Rのベース層Raは光学系に向い合い、受容紙Pはプ
ラテンロール56に接しながら、矢印x方向に搬送され
る。この時、制御回路60は搬送機構54の駆動と同時にド
ライブ回路58に光源30を点灯させるように信号を送る。
光源30は、ドライブ回路58から電源の供給を受け発光す
る。レーザー光束Lは、絞り32、コリメータレンズ34を
透過してハーフミラー36で一部は反射し、一部は透過す
る。ハーフミラー36で反射された光束L1は、ミラー44で
反射しビームスプリッタ46を透過し、集光レンズ48を介
して転写紙Rのベース層Ra上に集光される。ベース層Ra
表面で反射された光束は、ビームスプリッタ46で反射さ
れてフォトディテクタ50に入射する。ハーフミラー36で
反射される光量は常に一定であるから、フォトディテク
タ50に入射する光量から転写紙Rのベース層Raの反射率
を知ることができる。この反射光量データはインタフェ
ース回路66を経てデジタル信号に変換されて、制御回路
60に取り込まれる。同時に温度センサ64は転写紙Rのベ
ース層Ra表面の温度を検出し、インタフェース回路66を
介してデジタル信号として制御回路60に温度データを送
る。一方、ハーフミラー36を透過した光束L2は光変調素
子38、ビームスプリッタ40を透過し、集光レンズ42を介
して転写紙Rのインク層Rb上に集光される。この時、光
変調素子38は、制御回路60よりインタフェース回路66、
ドライブ回路62を介して画像データに対応した変調信号
を受け取り、光束L2の光強度を変調する。また、インク
層Rbからの反射光は撮像素子52に入射する。よって、撮
像素子52から得られるデータによって光束L2の集光状
態、ビーム径等を知ることができる。これらデータは、
インタフェース回路66を介して制御回路60に送られる。
以上のようにして、制御回路60には転写紙Rのベース層
Raの反射率、表面温度、そして記録用の光束L2の集光状
態等が、データとして取り込まれる。制御回路60はこれ
らのデータと印字すべき画像データに基づいて光変調素
子38に送るべき光強度変調信号を決定し、インタフェー
ス回路66を介してドライブ回路62に送る。光変調素子38
は上記各種データを考慮した光変調を行い、インク層Rb
に光を照射する。インク層Rbは加熱溶融し、記録紙P上
に転写画像を得る。
例えば光束L2の強度調節方法としては、フォトディテ
クタ50からの信号が大きい場合、即ち転写紙Pのベース
層Raにおける反射光が多い場合には、インク層Rbに届く
光量が不十分となるので、光束L2が光変調素子38を透過
する光量を増加させて、転写が良好に行えるようにす
る。温度センサ64からの検出信号が大きい場合、即ち転
写紙Rの表面温度が高いときには、全体的に熱が横方向
に広がっていると考えられるので、光変調素子38にて光
束L2の透過光量を減少させると共に、撮像素子52から得
られるデータに基づいてビーム径を小さくする。
このようにして、記録に使用するレーザー光束の強度
及びビーム径等を調節することにより、解像度の安定し
た濃度ムラや地汚れの少ない転写画像を得ることができ
る。
なお、以上の実施例では1個の光源を2光束に分解し
て使用しているが、光源を2個にしても同様の効果を得
ることができる。また、光源としてレーザーダイオード
を用いているので、光変調素子を用いなくてもドライブ
回路のほうで変調が可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上に説明したように本発明に係るレーザー熱転写記
録装置は、転写紙からの反射光を検出して、その光量に
基づいて記録時のレーザー光強度を調整しているので、
転写紙毎に光学的な特性が異なっている場合にも、常に
画質の良好な転写画像を得ることが可能である。特に濃
度ムラを低減させることができるので、階調記録を行う
場合に有効である。また、転写紙の光学的な特性に多少
のバラツキがあってもよいことになるため、転写紙を安
価かつ容易な方法で作製することができるという利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るレーザー熱転写記録装置の一実
施例を示す説明図である。 また、第2図および第3図は、従来技術を説明するもの
であって、第2図は熱転写記録装置のヘッド部の一例を
示す説明図、第3図はレーザー熱転写記録装置のヘッド
部の他の例を示す説明図である。 P……記録紙、R……転写紙 Ra……ベース層、Rb……インク層 30……光源、32……シャッタ 34……コリメータレンズ 36……ハーフミラー 38……光変調素子 40……ビームスプリッタ 42……集光レンズ、44……ミラー 46……ビームスプリッタ 48……集光レンズ 50……フォトディテクタ 52……撮像素子、54…搬送機構 56……プラテンロール 58……ドライブ回路、60……制御回路 62……ドライブ回路 64……温度センサ 66……インタフェース回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー光源と、該レーザー光源から出射
    される光束を転写紙に照射するための結像光学系と、前
    記転写紙を記録紙と密着させて前記結像光学系へ送り込
    む搬送機構とからなるレーザー熱転写記録装置におい
    て、前記結像光学系は前記転写紙を加熱する記録用光学
    系と、前記転写紙からの反射光を検出し該反射光量に応
    じてレーザー光源の出力を調整する調整用光学系とを具
    備することを特徴とするレーザー熱転写記録装置。
JP5336690A 1990-03-05 1990-03-05 レーザー熱転写記録装置 Expired - Lifetime JP2900479B2 (ja)

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